JPH075882Y2 - 軟鋼製塗装治具 - Google Patents
軟鋼製塗装治具Info
- Publication number
- JPH075882Y2 JPH075882Y2 JP5534290U JP5534290U JPH075882Y2 JP H075882 Y2 JPH075882 Y2 JP H075882Y2 JP 5534290 U JP5534290 U JP 5534290U JP 5534290 U JP5534290 U JP 5534290U JP H075882 Y2 JPH075882 Y2 JP H075882Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- jig
- mild steel
- locking
- masking
- welding
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Spray Control Apparatus (AREA)
- Coating Apparatus (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は自動車の塗装ライン等に用いられる塗装治具に
関する。
関する。
〈従来の技術〉 自動車の塗装ラインではボデーパネル等をコンベアによ
り搬送することにより下塗り,中塗り,上塗りを順次行
う。塗装法としては電着塗装法や吹付塗装法が一般で、
それぞれに後工程として焼付乾燥が行われる。
り搬送することにより下塗り,中塗り,上塗りを順次行
う。塗装法としては電着塗装法や吹付塗装法が一般で、
それぞれに後工程として焼付乾燥が行われる。
第7図にはボンネットフードを搬送するための搬送治具
たるフックを示してある。フック101は軟鋼製の一本の
丸棒を折り曲げて形成したもので、搬送アーム102先端
の係止穴102aに係合する基端101aとボンネットフード10
3の抜穴103aに係合するハンガー部101bとを有してい
る。ボンネットフード103はこのフック101に吊り下げら
れた状態で移動し、塗装・焼付ラインを移動する。
たるフックを示してある。フック101は軟鋼製の一本の
丸棒を折り曲げて形成したもので、搬送アーム102先端
の係止穴102aに係合する基端101aとボンネットフード10
3の抜穴103aに係合するハンガー部101bとを有してい
る。ボンネットフード103はこのフック101に吊り下げら
れた状態で移動し、塗装・焼付ラインを移動する。
一方、第8図にはマスキング治具の一例を示してある。
このマスキング治具104はフロントサスペンション用の
ストラットタワー105下面へのアンダコートの付着を防
止するものであり、マスキングディスク106およびこれ
と一体のT型ハンドル107の他、ストラットタワー105の
ストラット取付穴105aに嵌まり込み係止を行うばね鋼製
のストッパ108から成っている。109はストッパ108をマ
スキングディスク106およびT型ハンドル107に固定する
ためのクリップである。作業者はアンダコート吹付けに
先立ち、このマスキング治具104を下から差し込むこと
により固定し、吹付終了後に引き抜いて取り外す。
このマスキング治具104はフロントサスペンション用の
ストラットタワー105下面へのアンダコートの付着を防
止するものであり、マスキングディスク106およびこれ
と一体のT型ハンドル107の他、ストラットタワー105の
ストラット取付穴105aに嵌まり込み係止を行うばね鋼製
のストッパ108から成っている。109はストッパ108をマ
スキングディスク106およびT型ハンドル107に固定する
ためのクリップである。作業者はアンダコート吹付けに
先立ち、このマスキング治具104を下から差し込むこと
により固定し、吹付終了後に引き抜いて取り外す。
〈考案が解決しようとする課題〉 上述した搬送治具やマスキング治具等には以下に述べる
不具合があった。
不具合があった。
例えば、第7図に示したフック101はボンネットフード1
02を係止するための確実な係止手段が具えられていない
ため、前処理用ディップ槽や吹付ゾーン等でボンネット
フード103が脱落したり、あるいは搬送中の振れ等によ
りハンガー部101bがボンネットフード103に食い込んで
外面に凸部が生じてしまうようなことがあった。一方、
第8図のマスキング治具104では塗装時に付着したアン
ダコートを落とすために、一般に焼き落とし(火であぶ
り、アンダコートを燃やす)が行われるが、その際にば
ね鋼製のストッパ108が焼き鈍されてしまい、使用不能
となってしまうことがあった。また、ばね鋼を固定する
際に溶接ができないため、部品点数が多くなったり、製
作コストが高くなってしまうという問題点もあった。
02を係止するための確実な係止手段が具えられていない
ため、前処理用ディップ槽や吹付ゾーン等でボンネット
フード103が脱落したり、あるいは搬送中の振れ等によ
りハンガー部101bがボンネットフード103に食い込んで
外面に凸部が生じてしまうようなことがあった。一方、
第8図のマスキング治具104では塗装時に付着したアン
ダコートを落とすために、一般に焼き落とし(火であぶ
り、アンダコートを燃やす)が行われるが、その際にば
ね鋼製のストッパ108が焼き鈍されてしまい、使用不能
となってしまうことがあった。また、ばね鋼を固定する
際に溶接ができないため、部品点数が多くなったり、製
作コストが高くなってしまうという問題点もあった。
本考案は上記状況に鑑みなされたもので、軟鋼を用いな
がら、ばね力による被塗装物の係止を確実に行うことの
できる塗装治具を提供することを目的とする。
がら、ばね力による被塗装物の係止を確実に行うことの
できる塗装治具を提供することを目的とする。
〈課題を解決するための手段〉 そこで、本考案ではこの課題を解決するために、それぞ
れの先端に係止部が形成された2本の軟鋼製の丸棒の基
端同士の接合部位を溶接することにより製作され、当該
係止部が被塗装物の係止穴に挿入された後に互いに離反
することにより係止を行う軟鋼製塗装治具であって、当
該接合部位の一方の面の溶接長が他方の面の溶接長と異
なっていることを特徴とする軟鋼製塗装治具を提案する
ものである。
れの先端に係止部が形成された2本の軟鋼製の丸棒の基
端同士の接合部位を溶接することにより製作され、当該
係止部が被塗装物の係止穴に挿入された後に互いに離反
することにより係止を行う軟鋼製塗装治具であって、当
該接合部位の一方の面の溶接長が他方の面の溶接長と異
なっていることを特徴とする軟鋼製塗装治具を提案する
ものである。
〈作用〉 接合部位における溶接長の相違によって両丸棒間に捩り
ばね力が生じるため、焼き鈍りがなく且つ安価な軟鋼を
素材としながら、ばね鋼を用いた場合と同様の係止が行
える。
ばね力が生じるため、焼き鈍りがなく且つ安価な軟鋼を
素材としながら、ばね鋼を用いた場合と同様の係止が行
える。
〈実施例〉 本考案の一実施例を図面に基づき具体的に説明する。
第1図には本考案に係る搬送治具の一実施例を斜視によ
り示し、第2図には第1図中拡大A矢視を示し、第3図
には第2図中B矢視を示してある。
り示し、第2図には第1図中拡大A矢視を示し、第3図
には第2図中B矢視を示してある。
第1図中、1は搬送治具であり、軟鋼製(本実施例にお
いては、一般構造用圧延鋼材のSS41D)丸棒からなる2
本のフック2,3をそれぞれの基端2a,3aで溶接接合するこ
とにより製作されている。フック2,3の下端部は各々左
右に曲げられて係止部2b,3bを形成している。図中、2c,
3cは円環状に形成されたグリップ部である。
いては、一般構造用圧延鋼材のSS41D)丸棒からなる2
本のフック2,3をそれぞれの基端2a,3aで溶接接合するこ
とにより製作されている。フック2,3の下端部は各々左
右に曲げられて係止部2b,3bを形成している。図中、2c,
3cは円環状に形成されたグリップ部である。
第2図,第3図に示すように、基端2a,3aでの溶接は上
下で行われ、且つ上面の溶接長Lが下面の溶接長1の約
2倍となっている。尚、下面の溶接長1は素材直径dの
約2倍である。
下で行われ、且つ上面の溶接長Lが下面の溶接長1の約
2倍となっている。尚、下面の溶接長1は素材直径dの
約2倍である。
本実施例では従来のものと同様に、搬送治具1を搬送ア
ーム102に取り付けた後、両フック2,3の係止部2b,3bを
ボンネットフード103の係止穴103aに挿入する。この
際、作業者はグリップ部を2c,3cを手で握ることによっ
て係止部2b,3b間の距離を一旦縮めて挿入を行う。フッ
ク2,3は、接合部位上下の溶接長L,1の相違による捩りば
ね力により、軟鋼製でありながらばね鋼の如く弾性変形
する。その後、手を放すとフック2,3の形状が復元する
ことにより、係止部2b,3bが係止穴103a内部で左右に拡
がり、ボンネットフード103と搬送治具1とが一体化さ
れる。
ーム102に取り付けた後、両フック2,3の係止部2b,3bを
ボンネットフード103の係止穴103aに挿入する。この
際、作業者はグリップ部を2c,3cを手で握ることによっ
て係止部2b,3b間の距離を一旦縮めて挿入を行う。フッ
ク2,3は、接合部位上下の溶接長L,1の相違による捩りば
ね力により、軟鋼製でありながらばね鋼の如く弾性変形
する。その後、手を放すとフック2,3の形状が復元する
ことにより、係止部2b,3bが係止穴103a内部で左右に拡
がり、ボンネットフード103と搬送治具1とが一体化さ
れる。
その結果、搬送中におけるボンネットフード103の脱落
がなくなった。一方、フック2,3の係止部2b,3bは左右方
向に拡がった形状となっているため、搬送中に揺動して
も、ボンネットフード103の外板に接触して傷を付ける
ことがなくなった。
がなくなった。一方、フック2,3の係止部2b,3bは左右方
向に拡がった形状となっているため、搬送中に揺動して
も、ボンネットフード103の外板に接触して傷を付ける
ことがなくなった。
第4図には本考案に係るマスキング治具の一実施例を斜
視により示し、第5図には第4図中拡大C矢視を示し、
第6図には第5図中D矢視を示してある。
視により示し、第5図には第4図中拡大C矢視を示し、
第6図には第5図中D矢視を示してある。
第4図中、4はマスキング治具であり、軟鋼製のマスキ
ングディスク5と軟鋼(SS41D)丸棒製の2本の係止バ
ー6,7とを主たる構成部材としている。両係止バー6,7は
略V字形状となるように基端(下端)6a,7aで溶接接合
されている。図中、8は両係止バー6,7の係止部6b,7bに
溶接された丸棒製の係止片である。一方の係止バー6は
マスキングディスク5に対して溶接接合されており、他
方の係止バー7はマスキングディスク5に形成された長
穴5aに遊嵌している。
ングディスク5と軟鋼(SS41D)丸棒製の2本の係止バ
ー6,7とを主たる構成部材としている。両係止バー6,7は
略V字形状となるように基端(下端)6a,7aで溶接接合
されている。図中、8は両係止バー6,7の係止部6b,7bに
溶接された丸棒製の係止片である。一方の係止バー6は
マスキングディスク5に対して溶接接合されており、他
方の係止バー7はマスキングディスク5に形成された長
穴5aに遊嵌している。
第5図,第6図に示すように、このマスキング治具4で
も基端6a,7aでの溶接は上述した搬送治具1と同様に上
下で行われているが、上面の溶接長Lが搬送治具1とは
逆に下面の溶接長1の約1/2となっている。尚、上面の
溶接長Lは素材直径dの約2倍である。
も基端6a,7aでの溶接は上述した搬送治具1と同様に上
下で行われているが、上面の溶接長Lが搬送治具1とは
逆に下面の溶接長1の約1/2となっている。尚、上面の
溶接長Lは素材直径dの約2倍である。
本実施例では、マスキング治具4をストラットタワー10
5に取り付ける際に両係止バー6,7を手で握り締める。す
ると、搬送治具1の場合と同様に、接合部位上下の溶接
長L,1の相違による捩りばね力により接合部位が弾性変
形し、マスキングディスク5に対して係止バー7が揺動
する。すると、両係止バー6,7間の挾角θが小さくなる
ことにより、両係止部6b,7bおよび係止片8をストラッ
プ取付穴105aに挿入することが可能になる。その後、手
を放すと両係止バー6,7の形状が復元して係止部6b,7bが
ストラット取付穴105aの上部で左右に拡がり、ストラッ
トタワー105とマスキング治具4とが一体化される。
5に取り付ける際に両係止バー6,7を手で握り締める。す
ると、搬送治具1の場合と同様に、接合部位上下の溶接
長L,1の相違による捩りばね力により接合部位が弾性変
形し、マスキングディスク5に対して係止バー7が揺動
する。すると、両係止バー6,7間の挾角θが小さくなる
ことにより、両係止部6b,7bおよび係止片8をストラッ
プ取付穴105aに挿入することが可能になる。その後、手
を放すと両係止バー6,7の形状が復元して係止部6b,7bが
ストラット取付穴105aの上部で左右に拡がり、ストラッ
トタワー105とマスキング治具4とが一体化される。
本実施例では、このようにマスキング治具4をばね鋼を
用いず、全て軟鋼で製作したため、抜き落としを行って
も焼き鈍りが発生しなった。また、素材が低廉であるこ
とに、溶接構造としたことも相俟って、製作コストを大
幅に低減することができた。
用いず、全て軟鋼で製作したため、抜き落としを行って
も焼き鈍りが発生しなった。また、素材が低廉であるこ
とに、溶接構造としたことも相俟って、製作コストを大
幅に低減することができた。
以上で具体的実施例の説明を終えるが、本考案の態様は
これらの実施例に限るものではない。例えば、上記実施
例では素材たる軟鋼丸棒として一般構造用圧延鋼材(SS
材)を用いたが、溶接構造用圧延鋼材(SM材)等を用い
るようにしてもよい。また、基端の接合部位における溶
接長の比を上記実施例では1:2としたが、これ以上の比
率を用いるようにしてもよいし、溶接長の相違を上記実
施例と上下面逆に設定するようにしてもよい。
これらの実施例に限るものではない。例えば、上記実施
例では素材たる軟鋼丸棒として一般構造用圧延鋼材(SS
材)を用いたが、溶接構造用圧延鋼材(SM材)等を用い
るようにしてもよい。また、基端の接合部位における溶
接長の比を上記実施例では1:2としたが、これ以上の比
率を用いるようにしてもよいし、溶接長の相違を上記実
施例と上下面逆に設定するようにしてもよい。
〈考案の効果〉 本考案によれば軟鋼丸棒間の接合部位における溶接長の
相違により生じる捩りばね力を利用し、塗装治具と被塗
装物との係止を行うようにしたため、安価で且つ溶接可
能な軟鋼を素材に用いることによる製作コストの低減が
可能になる一方、焼き落とし時等にも焼き鈍りが発生す
ることがなくなるという効果を奏する。
相違により生じる捩りばね力を利用し、塗装治具と被塗
装物との係止を行うようにしたため、安価で且つ溶接可
能な軟鋼を素材に用いることによる製作コストの低減が
可能になる一方、焼き落とし時等にも焼き鈍りが発生す
ることがなくなるという効果を奏する。
第1図は本考案に係る搬送治具の一実施例を示す斜視図
であり、第2図は第1図中拡大A矢視図であり、第3図
は第2図中B矢視図である。第4図は本考案に係るマス
キング治具の一実施例を示す斜視図であり、第5図は第
4図中拡大C矢視図であり、第6図は第5図中D矢視図
である。第7図は従来の搬送治具を示す斜視図であり、
第8図は従来のマスキング治具を示す斜視図である。 図面中、 1は搬送治具、2,3はフック、2a,3aは基部、2b,3bは係
止部、4はマスキング治具、5はマスキングディスク、
6,7は係止バー、8は係止片である。
であり、第2図は第1図中拡大A矢視図であり、第3図
は第2図中B矢視図である。第4図は本考案に係るマス
キング治具の一実施例を示す斜視図であり、第5図は第
4図中拡大C矢視図であり、第6図は第5図中D矢視図
である。第7図は従来の搬送治具を示す斜視図であり、
第8図は従来のマスキング治具を示す斜視図である。 図面中、 1は搬送治具、2,3はフック、2a,3aは基部、2b,3bは係
止部、4はマスキング治具、5はマスキングディスク、
6,7は係止バー、8は係止片である。
Claims (1)
- 【請求項1】それぞれの先端に係止部が形成された2本
の軟鋼製の丸棒の基端同士の接合部位を溶接することに
より製作され、当該係止部が被塗装物の係止穴に挿入さ
れた後に互いに離反することにより係止を行う軟鋼製塗
装治具であって、当該接合部位の一方の面の溶接長が他
方の面の溶接長と異なっていることを特徴とする軟鋼製
塗装治具。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5534290U JPH075882Y2 (ja) | 1990-05-29 | 1990-05-29 | 軟鋼製塗装治具 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5534290U JPH075882Y2 (ja) | 1990-05-29 | 1990-05-29 | 軟鋼製塗装治具 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0414168U JPH0414168U (ja) | 1992-02-05 |
| JPH075882Y2 true JPH075882Y2 (ja) | 1995-02-15 |
Family
ID=31578210
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5534290U Expired - Lifetime JPH075882Y2 (ja) | 1990-05-29 | 1990-05-29 | 軟鋼製塗装治具 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH075882Y2 (ja) |
-
1990
- 1990-05-29 JP JP5534290U patent/JPH075882Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0414168U (ja) | 1992-02-05 |
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