JPH0760691A - ノルボルネンポリマーシートの加工方法 - Google Patents
ノルボルネンポリマーシートの加工方法Info
- Publication number
- JPH0760691A JPH0760691A JP5237496A JP23749693A JPH0760691A JP H0760691 A JPH0760691 A JP H0760691A JP 5237496 A JP5237496 A JP 5237496A JP 23749693 A JP23749693 A JP 23749693A JP H0760691 A JPH0760691 A JP H0760691A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sheet
- norbornene polymer
- film
- glass transition
- transition temperature
- Prior art date
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- Pending
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- Treatments Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
- Moulding By Coating Moulds (AREA)
- Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 クラックを生じさせることなく熱可塑性ノル
ボルネンポリマーを切断する。 【構成】 ガラス転移温度が100℃以上の熱可塑性ノ
ルボルネンポリマーからなるフィルムまたはシート状成
形品を40℃以上ガラス転移温度以下で切断することを
特徴とするノルボルネンポリマーシートの加工方法
ボルネンポリマーを切断する。 【構成】 ガラス転移温度が100℃以上の熱可塑性ノ
ルボルネンポリマーからなるフィルムまたはシート状成
形品を40℃以上ガラス転移温度以下で切断することを
特徴とするノルボルネンポリマーシートの加工方法
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は熱可塑性ノルボルネンポ
リマーのシート状成形品の加工性に関し、さらに詳しく
はフィルムまたはシートを成形した後にクラックが入ら
ないようにフィルムまたはシートの端を切断する方法に
関する。
リマーのシート状成形品の加工性に関し、さらに詳しく
はフィルムまたはシートを成形した後にクラックが入ら
ないようにフィルムまたはシートの端を切断する方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】熱可塑性ノルボルネンポリマーは、透明
性に優れ、低吸水性、低複屈折率と耐熱性を合わせもつ
ため、フィルムまたはシート形状の光学材料として注目
されている。熱可塑性ノルボルネンポリマーは溶融押し
出し法や、溶媒に溶解して基板に塗布後、溶媒を飛散さ
せるキャスト法でフィルムやシートを容易に製造するこ
とができるが、熱可塑性ノルボルネンポリマーは機械強
度面、特に引張り強度が小さくてかつ衝撃強度が小さい
という欠点を有しているため、これらのフィルムやシー
トを製造したのちに両端をカットする際に、微小なクラ
ックが入ってしまうという欠点を有していた。
性に優れ、低吸水性、低複屈折率と耐熱性を合わせもつ
ため、フィルムまたはシート形状の光学材料として注目
されている。熱可塑性ノルボルネンポリマーは溶融押し
出し法や、溶媒に溶解して基板に塗布後、溶媒を飛散さ
せるキャスト法でフィルムやシートを容易に製造するこ
とができるが、熱可塑性ノルボルネンポリマーは機械強
度面、特に引張り強度が小さくてかつ衝撃強度が小さい
という欠点を有しているため、これらのフィルムやシー
トを製造したのちに両端をカットする際に、微小なクラ
ックが入ってしまうという欠点を有していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記従来技
術の課題を背景になされたもので、微小なクラックが生
じることなく熱可塑性ノルボルネンシートを切断するも
のである。
術の課題を背景になされたもので、微小なクラックが生
じることなく熱可塑性ノルボルネンシートを切断するも
のである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、ガラス転移温
度が100℃以上の熱可塑性ノルボルネンポリマーから
なるフィルムまたはシート状成形品を40℃以上ガラス
転移温度以下で切断することを特徴とするノルボルネン
ポリマーシートの加工方法を提供するものである。
度が100℃以上の熱可塑性ノルボルネンポリマーから
なるフィルムまたはシート状成形品を40℃以上ガラス
転移温度以下で切断することを特徴とするノルボルネン
ポリマーシートの加工方法を提供するものである。
【0005】本発明に用いられる熱可塑性樹脂は、その
繰り返し単位中にノルボルナン骨格を有するものであ
る。例えば、この熱可塑性樹脂としては、一般式(I)
〜(IV) で表されるノルボルナン骨格を含むものであ
る。
繰り返し単位中にノルボルナン骨格を有するものであ
る。例えば、この熱可塑性樹脂としては、一般式(I)
〜(IV) で表されるノルボルナン骨格を含むものであ
る。
【0006】
【化1】
【0007】
【化2】
【0008】
【化3】
【0009】
【化4】
【0010】(式中、A、B、CおよびDは、水素原子
または1価の有機基を示す。)本発明で使用されるノル
ボルナン骨格を有する熱可塑性樹脂は、充分な強度を得
るために、その重量平均分子量は5,000〜100
万、好ましくは8,000〜20万である。
または1価の有機基を示す。)本発明で使用されるノル
ボルナン骨格を有する熱可塑性樹脂は、充分な強度を得
るために、その重量平均分子量は5,000〜100
万、好ましくは8,000〜20万である。
【0011】本発明において使用することのできるノル
ボルナン骨格を有する熱可塑性樹脂としては、例えば特
開昭60−168708号公報、特開昭62−2524
06号公報、特開昭62−252407号公報、特開平
2−133413号公報、特開昭63−145324号
公報、特開昭63−264626号公報、特開平1−2
40517号公報、特公昭57−8815号公報などに
記載されている樹脂などを挙げることができる。この熱
可塑性樹脂の具体例としては、下記一般式(V)で表さ
れる少なくとも1種のテトラシクロドデセン誘導体また
は該テトラシクロドデセンと共重合可能な不飽和環状化
合物とをメタセシス重合して得られる重合体を水素添加
して得られる水添重合体を挙げることができる。
ボルナン骨格を有する熱可塑性樹脂としては、例えば特
開昭60−168708号公報、特開昭62−2524
06号公報、特開昭62−252407号公報、特開平
2−133413号公報、特開昭63−145324号
公報、特開昭63−264626号公報、特開平1−2
40517号公報、特公昭57−8815号公報などに
記載されている樹脂などを挙げることができる。この熱
可塑性樹脂の具体例としては、下記一般式(V)で表さ
れる少なくとも1種のテトラシクロドデセン誘導体また
は該テトラシクロドデセンと共重合可能な不飽和環状化
合物とをメタセシス重合して得られる重合体を水素添加
して得られる水添重合体を挙げることができる。
【0012】
【化5】
【0013】(式中、A〜Dは、前記に同じ。)前記一
般式(V)で表されるテトラシクロドデセン誘導体にお
いて、A、B、CおよびDのうちに極性基を含むこと
が、密着性、耐熱性の点から好ましい。さらに、この極
性基が−(CH2 )n COOR1 (ここで、R1 は炭素
数1〜20の炭化水素基、nは0〜10の整数を示す)
で表される基であることが、得られる水添重合体が高い
ガラス転移温度を有するものとなるので好ましい。
般式(V)で表されるテトラシクロドデセン誘導体にお
いて、A、B、CおよびDのうちに極性基を含むこと
が、密着性、耐熱性の点から好ましい。さらに、この極
性基が−(CH2 )n COOR1 (ここで、R1 は炭素
数1〜20の炭化水素基、nは0〜10の整数を示す)
で表される基であることが、得られる水添重合体が高い
ガラス転移温度を有するものとなるので好ましい。
【0014】特に、この−(CH2 )n COOR1 で表
される極性置換基は、一般式(V)のテトラシクロドデ
セン誘導体の1分子あたりに1個含有されることが好ま
しい。前記一般式において、R1 は炭素数1〜20の炭
化水素基であるが、炭素数が多くなるほど得られる水添
重合体の吸湿性が小さくなる点では好ましいが、得られ
る水添重合体のガラス転移温度とのバランスの点から、
炭素数1〜4の鎖状アルキル基または炭素数5以上の
(多)環状アルキル基であることが好ましく、特にメチ
ル基、エチル基、シクロヘキシル基であることが好まし
い。
される極性置換基は、一般式(V)のテトラシクロドデ
セン誘導体の1分子あたりに1個含有されることが好ま
しい。前記一般式において、R1 は炭素数1〜20の炭
化水素基であるが、炭素数が多くなるほど得られる水添
重合体の吸湿性が小さくなる点では好ましいが、得られ
る水添重合体のガラス転移温度とのバランスの点から、
炭素数1〜4の鎖状アルキル基または炭素数5以上の
(多)環状アルキル基であることが好ましく、特にメチ
ル基、エチル基、シクロヘキシル基であることが好まし
い。
【0015】さらに、−(CH2 )n COOR1 で表さ
れる極性置換基が結合した炭素原子に、同時に炭素数1
〜10の炭化水素基が置換基として結合されている一般
式(V)のテトラシクロドデセン誘導体は、吸湿性を低
下させるので好ましい。特に、この置換基がメチル基ま
たはエチル基である一般式(V)のテトラシクロドデセ
ン誘導体は、その合成が容易な点で好ましい。具体的に
は、8−メチル−8−メトキシカルボニルテトラシクロ
〔4.4.0.12,5 17,10〕ドデカ−8−エンが好ま
しい。これらのテトラシクロドデセン誘導体、あるいは
これと共重合可能な不飽和環状化合物の混合物は、例え
ば特開平4−77520号公報第4頁右上欄第12行〜
第6頁右下欄第6行に記載された方法によって、メタセ
シス重合、水素添加され、本発明に使用される熱可塑性
樹脂とすることができる。
れる極性置換基が結合した炭素原子に、同時に炭素数1
〜10の炭化水素基が置換基として結合されている一般
式(V)のテトラシクロドデセン誘導体は、吸湿性を低
下させるので好ましい。特に、この置換基がメチル基ま
たはエチル基である一般式(V)のテトラシクロドデセ
ン誘導体は、その合成が容易な点で好ましい。具体的に
は、8−メチル−8−メトキシカルボニルテトラシクロ
〔4.4.0.12,5 17,10〕ドデカ−8−エンが好ま
しい。これらのテトラシクロドデセン誘導体、あるいは
これと共重合可能な不飽和環状化合物の混合物は、例え
ば特開平4−77520号公報第4頁右上欄第12行〜
第6頁右下欄第6行に記載された方法によって、メタセ
シス重合、水素添加され、本発明に使用される熱可塑性
樹脂とすることができる。
【0016】本発明において、熱可塑性樹脂として使用
される前記水添重合体は、クロロホルム中、30℃で測
定される固有粘度(ηinh )が、0.2〜1.5dl/
g、好ましくは0.4〜1.2dl/gである。固有粘
度(ηinh )が0.2dl/g未満では、機械的特性に
劣り、耐衝撃性が低下し、一方1.5dl/gを超える
と、加工性、射出成形性が劣る。また、水添重合体の水
素添加率は、60MHz、 1H−NMRで測定した値が
50%以上、好ましくは90%以上、さらに好ましくは
98%以上である。水素添加率が高いほど、熱や光に対
する安定性が優れる。
される前記水添重合体は、クロロホルム中、30℃で測
定される固有粘度(ηinh )が、0.2〜1.5dl/
g、好ましくは0.4〜1.2dl/gである。固有粘
度(ηinh )が0.2dl/g未満では、機械的特性に
劣り、耐衝撃性が低下し、一方1.5dl/gを超える
と、加工性、射出成形性が劣る。また、水添重合体の水
素添加率は、60MHz、 1H−NMRで測定した値が
50%以上、好ましくは90%以上、さらに好ましくは
98%以上である。水素添加率が高いほど、熱や光に対
する安定性が優れる。
【0017】なお、本発明の熱可塑性樹脂として使用さ
れる水添重合体は、フィルムまたはシート成形における
シルバーストリークなどの不良発生防止の面から該水添
重合体中に含まれるゲル含有量が5重量%以下であるこ
とが好ましく、さらに1重量%以下であることが特に好
ましい。
れる水添重合体は、フィルムまたはシート成形における
シルバーストリークなどの不良発生防止の面から該水添
重合体中に含まれるゲル含有量が5重量%以下であるこ
とが好ましく、さらに1重量%以下であることが特に好
ましい。
【0018】本発明に使用されるノルボルナン骨格を有
する熱可塑性樹脂には、必要に応じてその耐候性および
耐光性を向上させるために、例えばベンゾトリアゾール
系、ベンゾフェノン系、サリチル酸系、シアノアクリレ
ート系などの紫外線吸収剤をはじめ、ヒンダードアミン
系、ニッケル錯塩系、ベンゾエート系などの紫外線安定
剤を配合することができる。また、酸化防止剤、黄変防
止剤、内部離型剤、帯電防止剤、レベリング剤などのい
わゆる添加剤を加えることも可能である。
する熱可塑性樹脂には、必要に応じてその耐候性および
耐光性を向上させるために、例えばベンゾトリアゾール
系、ベンゾフェノン系、サリチル酸系、シアノアクリレ
ート系などの紫外線吸収剤をはじめ、ヒンダードアミン
系、ニッケル錯塩系、ベンゾエート系などの紫外線安定
剤を配合することができる。また、酸化防止剤、黄変防
止剤、内部離型剤、帯電防止剤、レベリング剤などのい
わゆる添加剤を加えることも可能である。
【0019】本発明においてフィルムまたはシート状成
形品は、熱可塑性ノルボルネンポリマーを溶融押し出し
法で製造する方法、適当な溶媒に熱可塑性ノルボルネン
ポリマーを溶解し、溶媒を飛散させるキャスト法で製造
する方法などにより製造することができる。フィルムま
たはシート状成形物の厚さは通常10μm〜10mmで
あるが、10mm以上のものも製造することができる。
通常、成形されたフィルムまたはシート状成形物は厚み
が不均一になったり、表面状態が好ましくないので、適
当な位置で切断され、一定の形状にして商品化される。
形品は、熱可塑性ノルボルネンポリマーを溶融押し出し
法で製造する方法、適当な溶媒に熱可塑性ノルボルネン
ポリマーを溶解し、溶媒を飛散させるキャスト法で製造
する方法などにより製造することができる。フィルムま
たはシート状成形物の厚さは通常10μm〜10mmで
あるが、10mm以上のものも製造することができる。
通常、成形されたフィルムまたはシート状成形物は厚み
が不均一になったり、表面状態が好ましくないので、適
当な位置で切断され、一定の形状にして商品化される。
【0020】ここで、フィルムまたはシート状成形品の
切断は一般的に使用されているカッター、例えば、カミ
ソリタイプの超硬カッター、スリットリングカッターあ
るいははさみタイプのカッター、のこぎりタイプのカッ
ターなどを用いて行うことができる。本発明においては
上記のようなカッターを用いて切断するときの熱可塑性
ノルボルネンポリマーの樹脂温度は、通常、40℃以上
使用する熱可塑ノルボルネンポリマーのガラス転移温度
以下、好ましくは60℃以上(ガラス転移温度−10)
℃以下である。この樹脂温度が40℃未満であるとフィ
ルムまたはシートにクラックが入りやすく、ガラス転移
温度を超えるとシートが変形するので好ましくない。
切断は一般的に使用されているカッター、例えば、カミ
ソリタイプの超硬カッター、スリットリングカッターあ
るいははさみタイプのカッター、のこぎりタイプのカッ
ターなどを用いて行うことができる。本発明においては
上記のようなカッターを用いて切断するときの熱可塑性
ノルボルネンポリマーの樹脂温度は、通常、40℃以上
使用する熱可塑ノルボルネンポリマーのガラス転移温度
以下、好ましくは60℃以上(ガラス転移温度−10)
℃以下である。この樹脂温度が40℃未満であるとフィ
ルムまたはシートにクラックが入りやすく、ガラス転移
温度を超えるとシートが変形するので好ましくない。
【0021】本発明においてフィルムまたはシート状成
形品を成形後、冷却せずにそのまま切断することもでき
るが、一度冷却し、室温に戻った後に再度加温してから
切断することもできる。
形品を成形後、冷却せずにそのまま切断することもでき
るが、一度冷却し、室温に戻った後に再度加温してから
切断することもできる。
【0022】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明をさらに具体的
に説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるもの
ではない。なお、実施例中、部および%は、特に断らな
いかぎり重量基準である。また、実施例中の各種の測定
は、次のとおりである。
に説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるもの
ではない。なお、実施例中、部および%は、特に断らな
いかぎり重量基準である。また、実施例中の各種の測定
は、次のとおりである。
【0023】参考例1 8−メチル−8−メトキシカルボニルテトラシクロ
〔4.4.0.12,5 .17,10〕ドデカ−3−エン10
0g、1,2−ジメトキシエタン60g、シクロヘキサ
ン240g、1−ヘキセン9g、およびジエチルアルミ
ニウムクロライド0.96モル/lのトルエン溶液3.
4mlを、内容積1リットルのオートクレーブに加え
た。一方、別のフラスコに、六塩化タングステンの0.
05モル/lの1,2−ジメトキシエタン溶液20ml
とパラアルデヒドの0.1モル/lの1,2−ジメトキ
シエタン溶液10mlを混合した。この混合溶液4.9
mlを、前記オートクレーブ中の混合物に添加した。密
栓後、混合物を80℃に加熱して4時間攪拌を行った。
得られた重合体溶液に、1,2−ジメトキシエタンとシ
クロヘキサンの2/8(重量比)の混合溶媒を加えて重
合体/溶媒が1/10(重量比)にしたのち、トリエタ
ノールアミン20gを加えて10分間攪拌した。
〔4.4.0.12,5 .17,10〕ドデカ−3−エン10
0g、1,2−ジメトキシエタン60g、シクロヘキサ
ン240g、1−ヘキセン9g、およびジエチルアルミ
ニウムクロライド0.96モル/lのトルエン溶液3.
4mlを、内容積1リットルのオートクレーブに加え
た。一方、別のフラスコに、六塩化タングステンの0.
05モル/lの1,2−ジメトキシエタン溶液20ml
とパラアルデヒドの0.1モル/lの1,2−ジメトキ
シエタン溶液10mlを混合した。この混合溶液4.9
mlを、前記オートクレーブ中の混合物に添加した。密
栓後、混合物を80℃に加熱して4時間攪拌を行った。
得られた重合体溶液に、1,2−ジメトキシエタンとシ
クロヘキサンの2/8(重量比)の混合溶媒を加えて重
合体/溶媒が1/10(重量比)にしたのち、トリエタ
ノールアミン20gを加えて10分間攪拌した。
【0024】この重合溶液に、メタノール500gを加
えて30分間攪拌して静置した。2層に分離した上層を
除き、再びメタノールを加えて攪拌、静置後、上層を除
いた。同様の操作をさらに2回行い、得られた下層をシ
クロヘキサン、1,2−ジメトキシエタンで適宜希釈
し、重合体濃度が10%のシクロヘキサン−1,2−ジ
メトキシエタン溶液を得た。この溶液に20gのパラジ
ウム/シリカマグネシア〔日揮化学(株)製、パラジウ
ム量=5%〕を加えて、オートクレーブ中で水素圧40
kg/cm2 として165℃で4時間反応させたのち、
水添触媒をろ過によって取り除き、水添重合体溶液を得
た。また、この水添重合体溶液に、酸化防止剤であるペ
ンタエリスリチル−テトラキス〔3−(3,5−ジ−t
−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート〕
を、水添重合体に対して0.1%加えてから、380℃
で減圧下に脱溶媒を行った。次いで、溶融した樹脂を、
チッ素雰囲気下で押し出し機によりペレット化し、固有
粘度0.70dl/g(30℃、クロロホルム中)、水
添率99.5%、ガラス転移温度170℃、数平均分子
量35,000、重量平均分子量/数平均分子量=3.
5の熱可塑性樹脂Aを得た。
えて30分間攪拌して静置した。2層に分離した上層を
除き、再びメタノールを加えて攪拌、静置後、上層を除
いた。同様の操作をさらに2回行い、得られた下層をシ
クロヘキサン、1,2−ジメトキシエタンで適宜希釈
し、重合体濃度が10%のシクロヘキサン−1,2−ジ
メトキシエタン溶液を得た。この溶液に20gのパラジ
ウム/シリカマグネシア〔日揮化学(株)製、パラジウ
ム量=5%〕を加えて、オートクレーブ中で水素圧40
kg/cm2 として165℃で4時間反応させたのち、
水添触媒をろ過によって取り除き、水添重合体溶液を得
た。また、この水添重合体溶液に、酸化防止剤であるペ
ンタエリスリチル−テトラキス〔3−(3,5−ジ−t
−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート〕
を、水添重合体に対して0.1%加えてから、380℃
で減圧下に脱溶媒を行った。次いで、溶融した樹脂を、
チッ素雰囲気下で押し出し機によりペレット化し、固有
粘度0.70dl/g(30℃、クロロホルム中)、水
添率99.5%、ガラス転移温度170℃、数平均分子
量35,000、重量平均分子量/数平均分子量=3.
5の熱可塑性樹脂Aを得た。
【0025】実施例1〜5および比較例1〜2 参考例1で得られた熱可塑性樹脂Aのペレットを300
℃に加熱し、溶融押し出し機を用いて幅1m、厚さ10
0μmのフィルムを成形した。表1に示す各温度になる
ようにフィルムを設定し、カミソリタイプの超薄カッタ
ーで両端を各5cm切りおとした。その時のフィルムへ
のクラックの入り方を、1mにわたり顕微鏡で観察し、
クラックの個数と最大の長さを測定した。結果を表1お
よび2に示す。
℃に加熱し、溶融押し出し機を用いて幅1m、厚さ10
0μmのフィルムを成形した。表1に示す各温度になる
ようにフィルムを設定し、カミソリタイプの超薄カッタ
ーで両端を各5cm切りおとした。その時のフィルムへ
のクラックの入り方を、1mにわたり顕微鏡で観察し、
クラックの個数と最大の長さを測定した。結果を表1お
よび2に示す。
【0026】
【表1】
【0027】
【表2】
【0028】
【発明の効果】本発明の方法によれば熱可塑性ノルボル
ネンポリマーからなるフィルムまたはシート状成形品
を、クラックを生じさせることなく切断することができ
る。
ネンポリマーからなるフィルムまたはシート状成形品
を、クラックを生じさせることなく切断することができ
る。
Claims (2)
- 【請求項1】 ガラス転移温度が100℃以上の熱可塑
性ノルボルネンポリマーからなるフィルムまたはシート
状成形品を40℃以上ガラス転移温度以下で切断するこ
とを特徴とするノルボルネンポリマーシートの加工方
法。 - 【請求項2】 シート状成形品が溶融押し出しまたは溶
液キャスト法で製造した厚さ5mm以下のフィルムまた
はシート状成形品であることを特徴とする請求項1のノ
ルボルネンポリマーシートの加工方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5237496A JPH0760691A (ja) | 1993-08-30 | 1993-08-30 | ノルボルネンポリマーシートの加工方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5237496A JPH0760691A (ja) | 1993-08-30 | 1993-08-30 | ノルボルネンポリマーシートの加工方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0760691A true JPH0760691A (ja) | 1995-03-07 |
Family
ID=17016183
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5237496A Pending JPH0760691A (ja) | 1993-08-30 | 1993-08-30 | ノルボルネンポリマーシートの加工方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0760691A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006272616A (ja) * | 2005-03-28 | 2006-10-12 | Konica Minolta Opto Inc | 光学フィルム、及びその製造装置 |
-
1993
- 1993-08-30 JP JP5237496A patent/JPH0760691A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006272616A (ja) * | 2005-03-28 | 2006-10-12 | Konica Minolta Opto Inc | 光学フィルム、及びその製造装置 |
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