JPH0760820A - 熱可塑性ノルボルネン系樹脂の成形方法 - Google Patents
熱可塑性ノルボルネン系樹脂の成形方法Info
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- JPH0760820A JPH0760820A JP5237494A JP23749493A JPH0760820A JP H0760820 A JPH0760820 A JP H0760820A JP 5237494 A JP5237494 A JP 5237494A JP 23749493 A JP23749493 A JP 23749493A JP H0760820 A JPH0760820 A JP H0760820A
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C48/00—Extrusion moulding, i.e. expressing the moulding material through a die or nozzle which imparts the desired form; Apparatus therefor
- B29C48/25—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29C48/78—Thermal treatment of the extrusion moulding material or of preformed parts or layers, e.g. by heating or cooling
- B29C48/80—Thermal treatment of the extrusion moulding material or of preformed parts or layers, e.g. by heating or cooling at the plasticising zone, e.g. by heating cylinders
- B29C48/83—Heating or cooling the cylinders
- B29C48/832—Heating
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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- B29C48/865—Heating
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- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 着色や凝固物の発生、さらにはシルバースト
リークのない成形体を得る。 【構成】 ノルボルサン構造を有するノルボルネン系熱
可塑性樹脂を溶融して成形する方法において、溶融温度
230〜360℃、溶融時間0.5〜0.6分とする成
形方法。
リークのない成形体を得る。 【構成】 ノルボルサン構造を有するノルボルネン系熱
可塑性樹脂を溶融して成形する方法において、溶融温度
230〜360℃、溶融時間0.5〜0.6分とする成
形方法。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ノルボルナン構造を有
する熱可塑性ノルボルネン系樹脂の成形法に関し、さら
に詳しくは、着色がなく、焼けによる凝固物がなく、シ
ルバーストリークのない光学材料として適する成形体の
製造方法に関する。
する熱可塑性ノルボルネン系樹脂の成形法に関し、さら
に詳しくは、着色がなく、焼けによる凝固物がなく、シ
ルバーストリークのない光学材料として適する成形体の
製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ノルボルナン構造を有する熱可塑性ノル
ボルネン系樹脂は、ノルボルナン構造のバルキー性に由
来して、非晶性でかつ透明性に優れたものであり、かつ
複屈折が小さい特長を有しているため、光ディスク、レ
ンズ、フィルム、シートなどの光学用途に用いられてい
る。また、ノルボルナン構造は環構造であるため、熱変
形温度に優れ、吸水性が小さい特長も持ち併せている。
ボルネン系樹脂は、ノルボルナン構造のバルキー性に由
来して、非晶性でかつ透明性に優れたものであり、かつ
複屈折が小さい特長を有しているため、光ディスク、レ
ンズ、フィルム、シートなどの光学用途に用いられてい
る。また、ノルボルナン構造は環構造であるため、熱変
形温度に優れ、吸水性が小さい特長も持ち併せている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ノルボ
ルナン構造は3級炭素を数多くもち、そこに結合した3
級水素の反応性が高いことによって、高温で酸素と接触
すると過酸化物が生成したり、酸素ラジカルが生成して
着色したり、架橋物が生成して異物が発生したり、分解
してガスを発生し成形体にシルバーストリークが生成
し、光学材料として満足する成形体が得られないという
問題があった。また、上記ノルボルナン構造に由来する
問題を改善するために老化防止剤が種々添加される。老
化防止剤としては、フェノール系の酸化防止剤やリン系
の酸化防止剤などが添加されているが、これらの安定剤
のみでは上記問題点は軽減するが、消滅する訳ではな
い。むしろ、これらの種々の添加剤は高温で大部分が飛
散してしまうため、多量添加すると、この添加剤の揮発
や分解によって逆にシルバーストリークなどが増加した
り、着色したりする問題があった。一方、このノルボル
ナン構造を有する熱可塑性樹脂は熱変形温度が優れてい
るのが特徴であるが、一方ではこの熱変形温度のために
成形温度を高くする必要が生じ、ノルボルナン構造と種
々の目的で添加された添加剤が、成形時の高温で悪作用
し、成形時に着色したり、シルバーストリークが発生し
たりして、歩どまりよく満足する成形体が得られないと
いう問題点を有していた。
ルナン構造は3級炭素を数多くもち、そこに結合した3
級水素の反応性が高いことによって、高温で酸素と接触
すると過酸化物が生成したり、酸素ラジカルが生成して
着色したり、架橋物が生成して異物が発生したり、分解
してガスを発生し成形体にシルバーストリークが生成
し、光学材料として満足する成形体が得られないという
問題があった。また、上記ノルボルナン構造に由来する
問題を改善するために老化防止剤が種々添加される。老
化防止剤としては、フェノール系の酸化防止剤やリン系
の酸化防止剤などが添加されているが、これらの安定剤
のみでは上記問題点は軽減するが、消滅する訳ではな
い。むしろ、これらの種々の添加剤は高温で大部分が飛
散してしまうため、多量添加すると、この添加剤の揮発
や分解によって逆にシルバーストリークなどが増加した
り、着色したりする問題があった。一方、このノルボル
ナン構造を有する熱可塑性樹脂は熱変形温度が優れてい
るのが特徴であるが、一方ではこの熱変形温度のために
成形温度を高くする必要が生じ、ノルボルナン構造と種
々の目的で添加された添加剤が、成形時の高温で悪作用
し、成形時に着色したり、シルバーストリークが発生し
たりして、歩どまりよく満足する成形体が得られないと
いう問題点を有していた。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、ノルボルナン
構造を有する熱可塑性ノルボルネン系樹脂を溶融して成
形する方法において、溶融温度230〜360℃、溶融
時間0.5〜60分とする成形方法を提供するものであ
る。本発明に用いられる熱可塑性ノルボルネン系樹脂
は、その繰り返し単位中にノルボルナン骨格を有するも
のである。例えば、この熱可塑性樹脂としては、一般式
(I)〜(IV) で表されるノルボルナン骨格を含むもの
である。
構造を有する熱可塑性ノルボルネン系樹脂を溶融して成
形する方法において、溶融温度230〜360℃、溶融
時間0.5〜60分とする成形方法を提供するものであ
る。本発明に用いられる熱可塑性ノルボルネン系樹脂
は、その繰り返し単位中にノルボルナン骨格を有するも
のである。例えば、この熱可塑性樹脂としては、一般式
(I)〜(IV) で表されるノルボルナン骨格を含むもの
である。
【0005】
【化1】
【0006】
【化2】
【0007】
【化3】
【0008】
【化4】
【0009】(式中、A、B、CおよびDは、水素原子
または1価の有機基を示す。)本発明で使用されるノル
ボルナン骨格を有する熱可塑性樹脂は、充分な強度を得
るために、その重量平均分子量は5,000〜100
万、好ましくは8,000〜20万である。
または1価の有機基を示す。)本発明で使用されるノル
ボルナン骨格を有する熱可塑性樹脂は、充分な強度を得
るために、その重量平均分子量は5,000〜100
万、好ましくは8,000〜20万である。
【0010】本発明において使用することのできるノル
ボルナン骨格を有する熱可塑性樹脂としては、例えば特
開昭60−168708号公報、特開昭62−2524
06号公報、特開昭62−252407号公報、特開平
2−133413号公報、特開昭63−145324号
公報、特開昭63−264626号公報、特開平1−2
40517号公報、特公昭57−8815号公報などに
記載されている樹脂などを挙げることができる。この熱
可塑性樹脂の具体例としては、下記一般式(V)で表さ
れる少なくとも1種のテトラシクロドデセン誘導体また
は該テトラシクロドデセンと共重合可能な不飽和環状化
合物とをメタセシス重合して得られる重合体を水素添加
して得られる水添重合体を挙げることができる。
ボルナン骨格を有する熱可塑性樹脂としては、例えば特
開昭60−168708号公報、特開昭62−2524
06号公報、特開昭62−252407号公報、特開平
2−133413号公報、特開昭63−145324号
公報、特開昭63−264626号公報、特開平1−2
40517号公報、特公昭57−8815号公報などに
記載されている樹脂などを挙げることができる。この熱
可塑性樹脂の具体例としては、下記一般式(V)で表さ
れる少なくとも1種のテトラシクロドデセン誘導体また
は該テトラシクロドデセンと共重合可能な不飽和環状化
合物とをメタセシス重合して得られる重合体を水素添加
して得られる水添重合体を挙げることができる。
【0011】
【化5】
【0012】(式中、A〜Dは、前記に同じ。)前記一
般式(V)で表されるテトラシクロドデセン誘導体にお
いて、A、B、CおよびDのうちに極性基を含むこと
が、密着性、耐熱性の点から好ましい。さらに、この極
性基が−(CH2 )n COOR1 (ここで、R1 は炭素
数1〜20の炭化水素基、nは0〜10の整数を示す)
で表される基であることが、得られる水添重合体が高い
ガラス転移温度を有するものとなるので好ましい。
般式(V)で表されるテトラシクロドデセン誘導体にお
いて、A、B、CおよびDのうちに極性基を含むこと
が、密着性、耐熱性の点から好ましい。さらに、この極
性基が−(CH2 )n COOR1 (ここで、R1 は炭素
数1〜20の炭化水素基、nは0〜10の整数を示す)
で表される基であることが、得られる水添重合体が高い
ガラス転移温度を有するものとなるので好ましい。
【0013】特に、この−(CH2 )n COOR1 で表
される極性置換基は、一般式(V)のテトラシクロドデ
セン誘導体の1分子あたりに1個含有されることが好ま
しい。前記一般式において、R1 は炭素数1〜20の炭
化水素基であるが、炭素数が多くなるほど得られる水添
重合体の吸湿性が小さくなる点では好ましいが、得られ
る水添重合体のガラス転移温度とのバランスの点から、
炭素数1〜4の鎖状アルキル基または炭素数5以上の
(多)環状アルキル基であることが好ましく、特にメチ
ル基、エチル基、シクロヘキシル基であることが好まし
い。
される極性置換基は、一般式(V)のテトラシクロドデ
セン誘導体の1分子あたりに1個含有されることが好ま
しい。前記一般式において、R1 は炭素数1〜20の炭
化水素基であるが、炭素数が多くなるほど得られる水添
重合体の吸湿性が小さくなる点では好ましいが、得られ
る水添重合体のガラス転移温度とのバランスの点から、
炭素数1〜4の鎖状アルキル基または炭素数5以上の
(多)環状アルキル基であることが好ましく、特にメチ
ル基、エチル基、シクロヘキシル基であることが好まし
い。
【0014】さらに、−(CH2 )n COOR1 で表さ
れる極性置換基が結合した炭素原子に、同時に炭素数1
〜10の炭化水素基が置換基として結合されている一般
式(V)のテトラシクロドデセン誘導体は、吸湿性を低
下させるので好ましい。特に、この置換基がメチル基ま
たはエチル基である一般式(V)のテトラシクロドデセ
ン誘導体は、その合成が容易な点で好ましい。具体的に
は、8−メチル−8−メトキシカルボニルテトラシクロ
〔4.4.0.12,5 17,10〕ドデカ−8−エンが好ま
しい。これらのテトラシクロドデセン誘導体、あるいは
これと共重合可能な不飽和環状化合物の混合物は、例え
ば特開平4−77520号公報第4頁右上欄第12行〜
第6頁右下欄第6行に記載された方法によって、メタセ
シス重合、水素添加され、本発明に使用される熱可塑性
樹脂とすることができる。
れる極性置換基が結合した炭素原子に、同時に炭素数1
〜10の炭化水素基が置換基として結合されている一般
式(V)のテトラシクロドデセン誘導体は、吸湿性を低
下させるので好ましい。特に、この置換基がメチル基ま
たはエチル基である一般式(V)のテトラシクロドデセ
ン誘導体は、その合成が容易な点で好ましい。具体的に
は、8−メチル−8−メトキシカルボニルテトラシクロ
〔4.4.0.12,5 17,10〕ドデカ−8−エンが好ま
しい。これらのテトラシクロドデセン誘導体、あるいは
これと共重合可能な不飽和環状化合物の混合物は、例え
ば特開平4−77520号公報第4頁右上欄第12行〜
第6頁右下欄第6行に記載された方法によって、メタセ
シス重合、水素添加され、本発明に使用される熱可塑性
樹脂とすることができる。
【0015】本発明において、熱可塑性樹脂として使用
される前記水添重合体は、クロロホルム中、30℃で測
定される固有粘度(ηinh )が、0.2〜1.5dl/
gである。固有粘度(ηinh )が0.2dl/g未満で
は、機械的特性に劣り、耐衝撃性が低下し、一方1.5
dl/gを超えると、加工性、射出成形性が劣る。ま
た、水添重合体の水素添加率は、60MHz、 1H−N
MRで測定した値が50%以上、好ましくは90%以
上、さらに好ましくは98%以上である。水素添加率が
高いほど、熱や光に対する安定性が優れる。このように
して得られたもののなかには、一般に水分や溶媒や低沸
分が残存しているケースが多く、そのような場合、本法
はより効果がある。ノルボルナン構造を有する熱可塑性
樹脂は、優れた透明性、低複屈率、耐熱性、低吸水性な
どの特性を持ち併せているために、光学用の多くの用途
に用いられている。また、これらの特性を生かし、さら
に機能を付与したり、特性の熱による劣化を防ぐため
に、多くの添加剤がこの熱可塑性樹脂100部に対し、
0.01〜30部添加される。本成形法は、これらの添
加剤が成形温度でほとんど飛散する場合に、さらに有効
な成形方法である。
される前記水添重合体は、クロロホルム中、30℃で測
定される固有粘度(ηinh )が、0.2〜1.5dl/
gである。固有粘度(ηinh )が0.2dl/g未満で
は、機械的特性に劣り、耐衝撃性が低下し、一方1.5
dl/gを超えると、加工性、射出成形性が劣る。ま
た、水添重合体の水素添加率は、60MHz、 1H−N
MRで測定した値が50%以上、好ましくは90%以
上、さらに好ましくは98%以上である。水素添加率が
高いほど、熱や光に対する安定性が優れる。このように
して得られたもののなかには、一般に水分や溶媒や低沸
分が残存しているケースが多く、そのような場合、本法
はより効果がある。ノルボルナン構造を有する熱可塑性
樹脂は、優れた透明性、低複屈率、耐熱性、低吸水性な
どの特性を持ち併せているために、光学用の多くの用途
に用いられている。また、これらの特性を生かし、さら
に機能を付与したり、特性の熱による劣化を防ぐため
に、多くの添加剤がこの熱可塑性樹脂100部に対し、
0.01〜30部添加される。本成形法は、これらの添
加剤が成形温度でほとんど飛散する場合に、さらに有効
な成形方法である。
【0016】添加剤としては、着色するための染料、紫
外線をカットするための紫外線吸収剤、導電性を与えた
り帯電を防止するための導電性の添加物、黄色度を隠す
ためのブルーイング剤、耐熱性を維持し着色性を防ぐた
めの酸化防止剤、成形時の離型性を改良するための離型
剤、溶融時の流れ性を改善するための炭化水素樹脂など
の低分子添加物などが添加される。これらの添加剤が成
形温度において飛散する場合に効果を有する成形方法を
提供するのであり、これらの添加剤は例示にすぎず、3
60℃おいて1分間大気中に保持したときに20%以上
が飛散する添加剤であれば、特に限定されない。
外線をカットするための紫外線吸収剤、導電性を与えた
り帯電を防止するための導電性の添加物、黄色度を隠す
ためのブルーイング剤、耐熱性を維持し着色性を防ぐた
めの酸化防止剤、成形時の離型性を改良するための離型
剤、溶融時の流れ性を改善するための炭化水素樹脂など
の低分子添加物などが添加される。これらの添加剤が成
形温度において飛散する場合に効果を有する成形方法を
提供するのであり、これらの添加剤は例示にすぎず、3
60℃おいて1分間大気中に保持したときに20%以上
が飛散する添加剤であれば、特に限定されない。
【0017】本発明のにおいては熱可塑性ノルボルネン
系樹脂は、溶融後押出法や射出成形法などで成形するこ
とができる。一般に成形体は光学用の種々の用途で用い
られるために歪があってはならず、そのため230〜3
60℃で成形される。230℃以下では歪が生じやす
く、かつ流動性が不十分であり、360℃以上では主鎖
の切断により分解が生じ始める。
系樹脂は、溶融後押出法や射出成形法などで成形するこ
とができる。一般に成形体は光学用の種々の用途で用い
られるために歪があってはならず、そのため230〜3
60℃で成形される。230℃以下では歪が生じやす
く、かつ流動性が不十分であり、360℃以上では主鎖
の切断により分解が生じ始める。
【0018】さらに、本発明においては、230〜36
0℃の溶融温度の保持時間を0.5〜60分、好ましく
は2〜40分保持することが必要である。この保持時間
が0.5分未満であると溶融が不十分であり、この高温
保持時間が60分より長いと徐々に成形品が着色した
り、シルバーストリークが発生するが傾向が強く、光学
部品には成形体のイエロインデックス(YI)値が2以
下の透明部品が要求されるが、それを満たさないケース
が多くなる。このシルバーストリークは高温保持時間が
長いほど発生するが、60分以内では光学レンズやコン
パクトディスクにおいて歩どまり70%以上が達成され
る。
0℃の溶融温度の保持時間を0.5〜60分、好ましく
は2〜40分保持することが必要である。この保持時間
が0.5分未満であると溶融が不十分であり、この高温
保持時間が60分より長いと徐々に成形品が着色した
り、シルバーストリークが発生するが傾向が強く、光学
部品には成形体のイエロインデックス(YI)値が2以
下の透明部品が要求されるが、それを満たさないケース
が多くなる。このシルバーストリークは高温保持時間が
長いほど発生するが、60分以内では光学レンズやコン
パクトディスクにおいて歩どまり70%以上が達成され
る。
【0019】また、温度についても230〜360℃で
成形できるが、流動性、着色性やシルバーストリークの
発生などを考慮すると、250℃〜340℃が好ましい
範囲となる。また、熱可塑性ノルボルネン系樹脂はシア
レートをかけると流動性が著しく向上することもあり、
温度をできるだけ下げ、溶融時間を小さくし、シアレー
トを103 sec-1以上、さらに好ましくは104 se
c-1以上として成形すると、歪が小さく、着色が小さ
く、シルバストリークのない成形品が得らえる。
成形できるが、流動性、着色性やシルバーストリークの
発生などを考慮すると、250℃〜340℃が好ましい
範囲となる。また、熱可塑性ノルボルネン系樹脂はシア
レートをかけると流動性が著しく向上することもあり、
温度をできるだけ下げ、溶融時間を小さくし、シアレー
トを103 sec-1以上、さらに好ましくは104 se
c-1以上として成形すると、歪が小さく、着色が小さ
く、シルバストリークのない成形品が得らえる。
【0020】溶融時間のコントロールは、溶融押出法や
射出成形法におけるシリンダー内の保持時間でコントロ
ールすることができ、シリンダー内径、シリンダーシヤ
フト外径、シリンダー長、射出スピード、サイクルタイ
ムなどで決めることができる。
射出成形法におけるシリンダー内の保持時間でコントロ
ールすることができ、シリンダー内径、シリンダーシヤ
フト外径、シリンダー長、射出スピード、サイクルタイ
ムなどで決めることができる。
【0021】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明をさらに具体的
に説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるもの
ではない。なお、実施例中、部および%は、特に断らな
いかぎり重量基準である。また、実施例中の各種の測定
は、次のとおりである。
に説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるもの
ではない。なお、実施例中、部および%は、特に断らな
いかぎり重量基準である。また、実施例中の各種の測定
は、次のとおりである。
【0022】参考例1 8−メチル−8−メトキシカルボニルテトラシクロ
〔4.4.0.12,5 .17,10〕ドデカ−3−エン10
0g、1,2−ジメトキシエタン60g、シクロヘキサ
ン240g、1−ヘキセン9g、およびジエチルアルミ
ニウムクロライド0.96モル/lのトルエン溶液3.
4mlを、内容積1リットルのオートクレーブに加え
た。一方、別のフラスコに、六塩化タングステンの0.
05モル/lの1,2−ジメトキシエタン溶液20ml
とパラアルデヒドの0.1モル/lの1,2−ジメトキ
シエタン溶液10mlを混合した。この混合溶液4.9
mlを、前記オートクレーブ中の混合物に添加した。密
栓後、混合物を80℃に加熱して2時間攪拌を行った。
得られた重合体溶液に、1,2−ジメトキシエタンとシ
クロヘキサンの2/8(重量比)の混合溶媒を加えて重
合体/溶媒が1/10(重量比)にしたのち、トリエタ
ノールアミン20gを加えて10分間攪拌した。
〔4.4.0.12,5 .17,10〕ドデカ−3−エン10
0g、1,2−ジメトキシエタン60g、シクロヘキサ
ン240g、1−ヘキセン9g、およびジエチルアルミ
ニウムクロライド0.96モル/lのトルエン溶液3.
4mlを、内容積1リットルのオートクレーブに加え
た。一方、別のフラスコに、六塩化タングステンの0.
05モル/lの1,2−ジメトキシエタン溶液20ml
とパラアルデヒドの0.1モル/lの1,2−ジメトキ
シエタン溶液10mlを混合した。この混合溶液4.9
mlを、前記オートクレーブ中の混合物に添加した。密
栓後、混合物を80℃に加熱して2時間攪拌を行った。
得られた重合体溶液に、1,2−ジメトキシエタンとシ
クロヘキサンの2/8(重量比)の混合溶媒を加えて重
合体/溶媒が1/10(重量比)にしたのち、トリエタ
ノールアミン20gを加えて10分間攪拌した。
【0023】この重合溶液に、メタノール500gを加
えて30分間攪拌して静置した。2層に分離した上層を
除き、再びメタノールを加えて攪拌、静置後、上層を除
いた。同様の操作をさらに2回行い、得られた下層をシ
クロヘキサン、1,2−ジメトキシエタンで適宜希釈
し、重合体濃度が10%のシクロヘキサン−1,2−ジ
メトキシエタン溶液を得た。この溶液に20gのパラジ
ウム/シリカマグネシア〔日揮化学(株)製、パラジウ
ム量=5%〕を加えて、オートクレーブ中で水素圧40
kg/cm2 として165℃で4時間反応させたのち、
水添触媒をろ過によって取り除き、水添重合体溶液を得
た。また、この水添重合体溶液に、酸化防止剤であるペ
ンタエリスリチル−テトラキス〔3−(3,5−ジ−t
−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート〕
を、水添重合体に対して0.1%加えてから、380℃
で減圧下に脱溶媒を行った。次いで、溶融した樹脂を、
チッ素雰囲気下で押し出し機によりペレット化し、固有
粘度0.45dl/g(30℃、クロロホルム中)、水
添率99.5%、ガラス転移温度170℃、数平均分子
量35,000、重量平均分子量/数平均分子量=3.
5の熱可塑性樹脂Aを得た。
えて30分間攪拌して静置した。2層に分離した上層を
除き、再びメタノールを加えて攪拌、静置後、上層を除
いた。同様の操作をさらに2回行い、得られた下層をシ
クロヘキサン、1,2−ジメトキシエタンで適宜希釈
し、重合体濃度が10%のシクロヘキサン−1,2−ジ
メトキシエタン溶液を得た。この溶液に20gのパラジ
ウム/シリカマグネシア〔日揮化学(株)製、パラジウ
ム量=5%〕を加えて、オートクレーブ中で水素圧40
kg/cm2 として165℃で4時間反応させたのち、
水添触媒をろ過によって取り除き、水添重合体溶液を得
た。また、この水添重合体溶液に、酸化防止剤であるペ
ンタエリスリチル−テトラキス〔3−(3,5−ジ−t
−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート〕
を、水添重合体に対して0.1%加えてから、380℃
で減圧下に脱溶媒を行った。次いで、溶融した樹脂を、
チッ素雰囲気下で押し出し機によりペレット化し、固有
粘度0.45dl/g(30℃、クロロホルム中)、水
添率99.5%、ガラス転移温度170℃、数平均分子
量35,000、重量平均分子量/数平均分子量=3.
5の熱可塑性樹脂Aを得た。
【0024】参考例2 6−エチリデン−2−テトラシクロドデセンを、参考例
1と同様にメタセシス開環重合したのち、水添し、ペレ
ット化して、固有粘度0.45dl/g(30℃、クロロ
ホルム中)、水添率99%、ガラス転移温度140℃の
熱可塑性樹脂を得た。
1と同様にメタセシス開環重合したのち、水添し、ペレ
ット化して、固有粘度0.45dl/g(30℃、クロロ
ホルム中)、水添率99%、ガラス転移温度140℃の
熱可塑性樹脂を得た。
【0025】実施例1〜4および比較例1〜2 参考例1で得られた熱可塑性樹脂Aを用い、シリンダー
内容量300ccの成形機を用い、サイクルタイムとシ
リンダー温度を表1に示す温度で、縦10cm、横10
cm、厚み3mmの板を成形し、着色度、シルバー発生
の度合を100個成形して調べた。その結果を表1に示
した。
内容量300ccの成形機を用い、サイクルタイムとシ
リンダー温度を表1に示す温度で、縦10cm、横10
cm、厚み3mmの板を成形し、着色度、シルバー発生
の度合を100個成形して調べた。その結果を表1に示
した。
【0026】
【表1】
【0027】実施例5〜8 参考例1で得られた熱可塑性樹脂にそれぞれ表2に示す
添加物を加えてた以外は実施例1と同様にして成形し
た。
添加物を加えてた以外は実施例1と同様にして成形し
た。
【0028】
【表2】
【0029】実施例9 参考例2で得られた熱可塑性樹脂をシリンダー温度28
0℃、サイクルタイム1分、溶融時間10分で成形し
た。YI値1.7、シルバストリーク発生率4%の成形
体が得られた。
0℃、サイクルタイム1分、溶融時間10分で成形し
た。YI値1.7、シルバストリーク発生率4%の成形
体が得られた。
【0030】
【発明の効果】本発明によると、熱可塑性ノルボルネン
系樹脂の着色がなく、シルバーストリークの発生がな
く、歪の小さな光学用に最適な成形品を提供することが
できる。
系樹脂の着色がなく、シルバーストリークの発生がな
く、歪の小さな光学用に最適な成形品を提供することが
できる。
Claims (1)
- 【請求項1】 ノルボルナン構造を有する熱可塑性ノル
ボルネン系樹脂を溶融して成形する方法において、溶融
温度230〜360℃、溶融時間0.5〜60分とする
成形方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5237494A JPH0760820A (ja) | 1993-08-30 | 1993-08-30 | 熱可塑性ノルボルネン系樹脂の成形方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5237494A JPH0760820A (ja) | 1993-08-30 | 1993-08-30 | 熱可塑性ノルボルネン系樹脂の成形方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0760820A true JPH0760820A (ja) | 1995-03-07 |
Family
ID=17016157
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5237494A Pending JPH0760820A (ja) | 1993-08-30 | 1993-08-30 | 熱可塑性ノルボルネン系樹脂の成形方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0760820A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2001057115A1 (fr) * | 2000-01-31 | 2001-08-09 | Zeon Corporation | Article moule dans un polymere a structure alicyclique et son procede de production |
| JP2007138044A (ja) * | 2005-11-18 | 2007-06-07 | Konica Minolta Opto Inc | 光学素子用樹脂組成物、光学素子、集光装置及び光ピックアップ装置 |
-
1993
- 1993-08-30 JP JP5237494A patent/JPH0760820A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2001057115A1 (fr) * | 2000-01-31 | 2001-08-09 | Zeon Corporation | Article moule dans un polymere a structure alicyclique et son procede de production |
| JP2007138044A (ja) * | 2005-11-18 | 2007-06-07 | Konica Minolta Opto Inc | 光学素子用樹脂組成物、光学素子、集光装置及び光ピックアップ装置 |
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