JPH0761123A - クッション性バッキング層を有する光熱変換型ヒートモード記録材料及び受像材料 - Google Patents

クッション性バッキング層を有する光熱変換型ヒートモード記録材料及び受像材料

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JPH0761123A
JPH0761123A JP5207982A JP20798293A JPH0761123A JP H0761123 A JPH0761123 A JP H0761123A JP 5207982 A JP5207982 A JP 5207982A JP 20798293 A JP20798293 A JP 20798293A JP H0761123 A JPH0761123 A JP H0761123A
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JP5207982A
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Shinji Matsumoto
晋治 松本
Ai Katsuta
愛 勝田
Atsushi Nakajima
厚志 仲島
Sota Kawakami
壮太 川上
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Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 材料シートと基体との間に付着したゴミ等の
異物の影響を緩和して高精細画像が得られる、柔軟な中
間層を有する光熱変換型ヒートモード記録材料及び受像
材料を提供する。 【構成】 光熱変換型ヒートモード記録材料の色材層面
と光熱変換型ヒートモード受像材料の受像面を対面する
ように重ね合わせ、像状に走査露光することにより該色
材層又は色材を該受像面に転写するヒートモード記録に
用いられる光熱変換型ヒートモード記録材料及び/又は
受像材料が、針入度10以上のクッション性バッキング層
を有する光熱変換型ヒートモード記録材料及び受像材
料。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は光熱変換型ヒートモード
記録材料及び受像材料に関し、詳しくは高精細画像が得
られ、カラープルーフ等に適用される、柔軟な中間層を
有する光熱変換型ヒートモード記録材料及び受像材料に
関する。
【0002】
【従来の技術】光熱変換型ヒートモード記録において
は、記録材料から受像材料へインク層を転写し、又、受
像材料から最終被記録媒体へインク層を再転写すること
により画像を得るが、記録材料と受像材料の密着は重要
な意味を持つ。特に、画像が高精細な場合は、これらの
材料シートに付着したゴミや繊維状粉末等の異物が画像
に大きな影響を及ぼす。
【0003】網点を再現するカラープルーフは、少なく
とも数μm〜十数μmの解像度が必要であり、同レベルの
大きさの異物が無視できない。
【0004】記録材料と受像材料の密着性を向上させる
手段として、中間層に柔軟な素材を設けると有効なこと
が特願平4-228778号に記載されている。これにより記録
材料と受像材料の間に付着した異物の影響を緩和するこ
とができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、記録材料と受
像材料の密着性が良好であっても、転写時にこれら材料
シートを支えるドラム等の基体に異物が付着している場
合には、前記材料の支持体が柔軟性を持たないため異物
の部分だけ盛り上がってしまい、記録材料と受像材料の
密着不良を引き起こしたり、その部分だけ光源からの距
離に差が生じて転写不良となるという問題があった。
【0006】従って本発明の目的は、材料シートと基体
との間に付着したゴミ等の異物の影響を緩和して高精細
画像が得られる、柔軟な中間層を有する光熱変換型ヒー
トモード記録材料及び受像材料を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、光
熱変換型ヒートモード記録材料の色材層面と光熱変換型
ヒートモード受像材料の受像面を対面するように重ね合
わせ、像状に走査露光することにより該色材層又は色材
を該受像面に転写するヒートモード記録に用いられる光
熱変換型ヒートモード記録材料及び/又は受像材料が、
針入度10以上のクッション性バッキング層を有する光熱
変換型ヒートモード記録材料及び受像材料によって達成
される。
【0008】ここで言う針入度は、JIS K2530-1976の標
準試験条件下の測定値(単位mm)を指し、高い値ほどゴ
ミ等異物の影響を受け難い。
【0009】なお、バッキング層中に該層のブロッキン
グを防止するための添加剤を添加すること、バッキング
層上にブロッキング防止層を設けること、表面に高さ10
μm以上、1mm2当たり10〜3000個の凸部を有するバッキ
ング層を設けること、バッキング層又はブロッキング防
止層に帯電防止剤を添加することは、本発明の効果をよ
り発揮するので好ましい。
【0010】以下、本発明をより詳細に説明する。
【0011】まず本発明の記録材料及び受像材料の構成
例を示す。
【0012】<記録材料>柔軟性を有するバッキング層
/支持体/中間層/光熱変換層/インク層 ブロッキング防止層/柔軟性を有するバッキング層/支
持体/中間層/光熱変換層/インク層 凸部を有するバッキング層/支持体/中間層/光熱変換
層/インク層 その他、剥離層及び/又は接着層を設けてもよい。ただ
し、記録材料がドラム等と接しない場合には、記録材料
にバッキング層、ブロッキング防止層を設ける必要はな
い。
【0013】<受像材料>柔軟性を有するバッキング層
/支持体/中間層/受像層 ブロッキング防止層/柔軟性を有するバッキング層/支
持体/中間層/受像層 凸部を有するバッキング層/支持体/中間層/受像層 その他、剥離層及び/又は接着層を設けてもよい。ただ
し、受像材料がドラム等と接しない場合には、受像材料
にバッキング層、ブロッキング防止層を設ける必要はな
い。
【0014】まず、バッキング層がクッション性を有す
る場合について説明する。
【0015】本発明のバッキング層の素材としては、柔
軟性の高い(例えば20℃における弾性率が100kg/cm2
下、針入度が10以上)ものが好ましい。例えばSBR、
EVA、SIS、SEBS、ポリブタジエン等が挙げら
れる。又、低弾性率を有する材料、具体的には天然ゴ
ム、アクリレートゴム、ブチルゴム、ニトリルゴム、ブ
タジエンゴム、イソプレンゴム、スチレン・ブタジエン
ゴム、クロロプレンゴム、ウレタンゴム、シリコーンゴ
ム、アクリルゴム、弗素ゴム、ネオプレンゴム、クロロ
スルホン化ポリエチレン、エピクロルヒドリン、EPD
M(エチレン・プロピレン・ジエンゴム)、ウレタンエ
ラストマー等のエラストマー、ポリエチレン、ポリプロ
ピレン、ポリブタジエン、ポリブテン、耐衝撃性ABS
樹脂、ポリウレタン、ABS樹脂、アセテート、セルロ
ースアセテート、アミド樹脂、ポリテトラフルオロエチ
レン、ニトロセルロース、ポリスチレン、エポキシ樹
脂、フェノール・ホルムアルデヒド樹脂、ポリエステ
ル、耐衝撃性アクリル樹脂、スチレン・ブタジエン共重
合体、エチレン・酢酸ビニル共重合体、アクリロニトリ
ル・ブタジエン共重合体、塩化ビニル・酢酸ビニル共重
合体、ポリ酢酸ビニル、可塑剤入り塩化ビニル樹脂、塩
化ビニリデン樹脂、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデ
ン等の内、弾性率の小さな樹脂が挙げられる。
【0016】バッキング層の膜厚は、付着可能な異物の
大きさにも依存するが、通常5〜50μmの範囲が好まし
い。バッキング層の塗工方法としては、リバースコータ
ー、エクストルージョンコーター、スライドホッパーコ
ーター、グラビヤコーター、コンマドクター、カーテン
コーター、ワイヤーバーなど周知の方法が用いられる。
【0017】又、バッキング層の表面性は転写性を左右
するため、表面粗さ、「うねり」が小さい方が好まし
く、基準長さが2.5mm、カットオフ値が0.38mmの時、表面
粗さRaが0.5μm以下であり、かつ基準長さ2.5mm、カッ
トオフ値8mmの時、Rmaxが3μm以下の「うねり」であ
ることが好ましい。
【0018】上記バッキング層の素材が粘着性を有する
ため巻取り時のブロッキングや搬送性に問題を生じる場
合には、ブロッキング防止剤を添加したり、ブロッキン
グ防止層を最外層に設けることが好ましい。
【0019】ブロッキング防止剤としては、シリコーン
オイル(シリコーン樹脂と称されるものも含む);ポリ
エチレンワックス、アルキドワックス、テフロンパウダ
ー等の固型ワックス類;弗素系、燐酸系の界面活性剤;
脂肪族アミド等が挙げられる。あるいは下記のフィラー
を添加してもよい。
【0020】フィラーとしては無機又は有機微粒子を挙
げることができ、無機微粒子としてシリカゲル、炭酸カ
ルシウム、酸化チタン、酸性白土、活性白土、アルミナ
等が挙げられ、有機微粒子として弗素樹脂粒子、グアナ
ミン樹脂粒子、アクリル樹脂粒子、シリコン樹脂粒子な
どの樹脂粒子が挙げられる。
【0021】これらの無機、有機微粒子は、比重により
異なるが0.1〜70重量%の添加が好ましい。
【0022】又、ブロッキング防止層を前記バッキング
層の上に設けることもできる。この層の素材としては、
室温で粘着性を有しないような樹脂で、ガラス転移温度
(Tg)が30℃以上のものが好ましい。例えばポリエステ
ル、ポリ塩化ビニル、ポリアミド、ポリスチレン、ポリ
カーボネート、ポリビニルアルコール、メチルセルロー
ス、エチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロー
ス、ゼラチン、ポリビニルピロリドン、ポリビニルアセ
タール、ポリアセタール等が挙げられるが、これらに限
らない。
【0023】ブロッキング防止層はバッキング層の上に
設けるか、又は特願平5-1237号に記載の方法でバッキン
グ層と貼り合わせたりして作成することができる。ブロ
ッキング防止層の膜厚は0.1〜3μm程度が好ましい。
【0024】本発明の他の態様のバッキング層として
は、均一な高さの凸部を均一に設けたものが挙げられ
る。具体的には、マット剤を添加したり、バッキング層
を設けた後エンボス加工等の方法が可能である。
【0025】設けられる凸部の高さはできる限り均一な
ことが好ましい。具体的には、バッキング層の任意に選
んだ40mm×40mm四方の表面性を表面粗さ計や電子顕微鏡
等で観察した時に、凸部の内の95%以上について、その
高さが全凸部の高さの平均値±50%以内に含まれている
ことが好ましい。又、最大の高さが全凸部の高さの平均
値の2倍以下であることが好ましい。
【0026】上記条件で測定した時に全凸部の高さの平
均値は、付着可能な異物の大きさにもよるが20〜80μm
が好ましい。又、全凸部の高さの平均値の±50%以内に
含まれる高さの凸部の個数が1mm2当たり10〜3000個存
在することが好ましい。凸部と凸部の間隔は少なくとも
10μm以上あることが好ましい。
【0027】ここで凸部とはバッキング層の表面を基準
にした高さで5μm以上突出している部分を言い、凸部
と凸部の間隔とは各凸部の最も近い距離を言う。
【0028】バッキング層に凸部を設けるためには、マ
ット剤とバインダーを混合したものを塗工することがで
きる。マット剤の種類は特に限定されないが、例えば特
開平4-127142号に記載の無機、有機マット剤を用いるこ
とができる。
【0029】即ち、無機マット剤としては、酸化物(二
酸化珪素、酸化チタン、酸化マグネシウム等)、アルカ
リ土類金属(硫酸バリウム、炭酸カルシウム、硫酸マグ
ネシウム等)、非感光性ハロゲン化銀粒子(未熟成粒
子、ロジウム減感粒子等)、ガラスなどが挙げられる。
又、有機マット剤としては、セルロースエステル(セル
ロースアセテートプロピオネート)、セルロースエーテ
ル(エチルセルロース)、ゼラチン、合成樹脂(メチル
メタクリレート、グリシジルアクリレート、エポキシ樹
脂、ナイロン、ポリカーボネート、フェノール樹脂、ポ
リ塩化ビニリデン等)などが挙げられる。
【0030】マット剤としては平均粒径10μm以上のも
のが好ましく、より好ましくは30〜70μmである。
【0031】このバッキング層のバインダーとしては、
上記マット剤を良好に分散できるような樹脂が好まし
く、具体的にはエチレン系共重合体、ポリアミド系樹
脂、ポリエステル系樹脂、ポリウレタン系樹脂、ポリオ
レフィン系樹脂、アクリル系樹脂、塩化ビニル系樹脂、
セルロース系樹脂、ロジン系樹脂、ポリビニルアルコー
ル系樹脂、ポリビニルアセタール系樹脂、アイオノマー
樹脂、石油系樹脂等の樹脂類;天然ゴム、スチレンブタ
ジエンゴム、イソプレンゴム、クロロプレンゴム、ジエ
ン系共重合体等のエラストマー類;エステルガム、ロジ
ンマレイン酸樹脂、ロジンフェノール樹脂、水添ロジン
等のロジン誘導体;並びにフェノール樹脂、テルペン樹
脂、シクロペンタジエン樹脂、芳香族系炭化水素樹脂な
ど高分子化合物を挙げることができる。
【0032】又、転写不良の原因となる埃や紙粉等は、
材料シート同士の摩擦又は剥離による帯電のためシート
に付着し易くなるので、これを避けるためには材料シー
トが帯電するのを防ぐ方が良い。
【0033】本発明のバッキング層やブロッキング防止
層に帯電防止剤を添加することにより、異物がシートに
付着するのを大幅に減らすことができる。帯電防止剤と
しては、弗素系ノニオン、アニオン、カチオン型の界面
活性剤;酸化亜鉛、酸化チタン、酸化錫等の金属酸化
物;有機半導体等の半導体類などが挙げられる。
【0034】帯電防止剤の添加方法としては、金属酸化
物等についてはバッキング層又はブロッキング防止層バ
インダーの溶液中に、これら帯電防止剤を添加した後、
サンドグラインダーや超音波分散などの方法で分散する
ことができる。溶解可能なものについては、特に分散す
る必要はない。
【0035】帯電防止剤とバインダーの重量比は5/95
〜80/20が好ましい。
【0036】記録材料の光熱変換層は光熱変換材とバイ
ンダーから成る。光熱変換材としては、特願平4-94422
号に記載のものを用いることができ、バインダーとして
は、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ゼ
ラチン、ポリカーボネート、ポリスチレン、メチルセル
ロース、エチルセルロース、カルボキシメチルセルロー
ス、ヒドロキシエチルセルロース、ニトロセルロース等
のセルロース誘導体;ポリ塩化ビニル、ポリアミド、ポ
リイミド、ポリエーテルイミド、ポリスルホン、ポリエ
ーテルスルホン、アラミド等の樹脂が挙げられる。
【0037】又、剥離層のバインダー素材としては、上
記光熱変換層素材の他に、シリコーン樹脂、ワックス
類、イソシアナート硬化樹脂等が、接着層用としては、
ポリエステル系樹脂、塩化ビニル-酢酸ビニル系樹脂、
ポリウレタン系樹脂、アクリル系樹脂、受像層用バイン
ダー素材としては、塩化ビニル系樹脂が、更に受像層用
としては、塩化ビニル系樹脂、ポリビニルアセタール系
樹脂、スチレン系樹脂、アクリル系樹脂、エチレン-酢
酸ビニル系樹脂、アイオノマー樹脂などが挙げられる。
【0038】その他、記録材料及び受像材料の構成、素
材に関しては、特願平4-82251号、同4-94422号、同4-13
0915号、同4-149472号、同4-209197号、同4-228778号、
同4-228779号、同4-234901号等に記載される技術が適用
できる。
【0039】
【実施例】以下、実施例により本発明をより詳細に説明
するが、本発明はこれらに限定されない。なお、実施例
における「部」は「重量部」を表す。
【0040】比較例1 以下のようにして、記録材料及び受像材料を作成した
後、レーザー露光を行った。
【0041】<記録材料の作成>記録材料は中間層、光
熱変換層及び色材含有層からなり、層毎に下記組成で調
液した。
【0042】まず、支持体(T-100,38μm:ダイヤホ
イル)上に、光熱変換層をグラビヤ塗布し、乾燥後、巻
き取った。
【0043】次に、帯電防止コートをバッキング面に施
した支持体(T-100G,100μm ダイヤホイル)上に、中
間層をアプリケーターを用いて塗布・乾燥後、上記塗布
済み光熱変換層と塗布面同士を加圧(3kg/cm)して貼
り合わせた後、巻き取った。
【0044】支持体(T-100)を剥離し、露出した光熱
変換層上にインク層をグラビヤ塗布し、乾燥した。
【0045】中間層 クレイトンD1117 30部 (スチレン-イソプレン-スチレン共重合体:シェルジャパン社) トルエン 63部 メチルエチルケトン 7部 乾燥膜厚は30μmとした。
【0046】光熱変換層 SM-15(メチルセルロース:信越化学工業社) 2.76部 アニオン界面活性剤(化合物1) 0.04部 水溶性赤外吸収色素(化合物2) 1.20部 水 96.00部 830nmの吸光度が約1.0になるような膜厚とした。
【0047】インク層 SBM73F(スチレン-アクリル系樹脂:三洋化成社) 3.24部 マゼンタ顔料(リオノールレッド6BFG-4219X:東洋インキ社) 2.4部 EV40Y(エチレン-酢酸ビニル共重合体,酢酸ビニル含有量40%: 三井デュポン社) 0.3部 S382(弗素系界面活性剤:旭硝子) 0.06部 メチルエチルケトン 84.6部 シクロヘキサノン 9.4部 乾燥膜厚は0.7μmとした。
【0048】
【化1】
【0049】<受像材料の作成>受像材料は中間層、剥
離層及び受像層からなり、層毎に下記組成で調液した。
【0050】まず、支持体(T-100,38μm:前出)上
に、下記剥離層をグラビヤ塗布し、乾燥後、巻き取っ
た。
【0051】次に、帯電防止コートをバッキング面に施
した支持体(T-100G,100μm ダイヤホイル)上に、中
間層をアプリケーターを用いて塗布・乾燥後、上記塗布
済み剥離層と塗布面同士を加圧(3kg/cm)して貼り合
わせた後、巻き取った。
【0052】支持体(T-100)を剥離し、露出した剥離
層上に受像層をグラビヤ塗布し、乾燥した。
【0053】中間層 EV40Y(エチレン-酢酸ビニル共重合体:前出) 30部 トルエン 70部剥離層 HPC-L(ヒドロキシプロピルセルロース) 4.0部 水 86.4部 エチルアルコール 9.6部 乾燥膜厚は1.3μmとした。
【0054】受像層 TB1000(スチレン-アクリル系樹脂:三洋化成) 6.76部 ペスレジンS250(ポリエステル樹脂:高松油脂) 1.24部 トルエン 73.60部 メチルイソブチルケトン 18.40部 乾燥膜厚は1.0μmとした。
【0055】<露光・印字方法>上記受像材料のバッキ
ング層を平板基体に接触するように設置し、受像材料の
受像層側と記録材料のインク層側を重ね合わせ、減圧す
ることによって2枚の材料を密着させる。この時、受像
材料の大きさは記録材料の大きさよりある程度小さくし
て、記録材料が受像材料を押さえ付けるようにする。
又、受像材料に平均粒径20μmのマット剤を1m2当たり4
0個になるよう均一に撒き、受像材料と記録材料の間に
挟み込んだ。
【0056】材料が焦点位置に来るようにセッティング
して、市販の100mW半導体レーザーを用いて露光した。
又、レーザーの位置を移動させて、ベタ印字ができるよ
うにした。
【0057】印字終了後、受像材料をそのままにして記
録材料を剥離した。印字試料の印字面とアート紙(三菱
特両アート紙)とを重ね合わせ、ラミネーター(ヒート
ロール温度は約150℃)を通して紙に転写した。
【0058】比較例2 比較例1の受像材料のバッキング層として、下記組成液
を調液してワイヤーバーを用いて塗布・乾燥した。
【0059】バッキング層 バイロン200(線状ポリエステル樹脂:東洋紡) 30部 メチルエチルケトン 56部 トルエン 14部 バッキング層の乾燥膜厚は約20μmとした。他の層は比
較例1で用いたものと同じである。又、記録材料も比較
例1と同じものを用い、同様に露光、ラミネートを行っ
た。
【0060】比較例3 比較例1の受像材料のバッキング層として、下記組成液
を調液して、ワイヤーバーを用いて塗布・乾燥した。
【0061】バッキング層 TK600(ポリ塩化ビニル:信越化学) 30部 メチルエチルケトン 70部 バッキング層の乾燥膜厚は約20μmとした。他の層は比
較例1で用いたものと同じである。又、記録材料も比較
例1と同じものを用い、同様に露光、ラミネートを行っ
た。
【0062】比較例4 比較例1の受像材料のバッキング層として、下記組成液
を調液して、ワイヤーバーを用いて塗布・乾燥した。
【0063】 バイロン103(線状ポリエステル樹脂:東洋紡) 7.5部 マット剤(シリコーン樹脂:東芝シリコーン) 2.5部 トルエン 90,0部 他の層は比較例1で用いたものと同じである。又、記録
材料も比較例1と同じものを用い、同様に露光、ラミネ
ートを行った。
【0064】表面粗さ計(小坂製器)を用いてバッキン
グ層表面の三次元の凹凸を測定したところ、凸部の高さ
の平均値が8.5μmで、凸部が1mm2当たり915個存在し、
凸部の高さの最小値が7.4μm、最大値が9.8μmであっ
た。
【0065】実施例1 比較例1の受像材料のバッキング層として、下記組成の
クッション層を調液して、ワイヤーバーを用いて塗布・
乾燥した。
【0066】バッキング層 EV40Y(エチレン-酢酸ビニル共重合体:前出) 35部 トルエン 65部 バッキング層の乾燥膜厚は約30μmとした。他の層は比
較例1で用いたものと同じである。又、記録材料も比較
例1と同じものを用い、同様に露光、ラミネートを行っ
た。
【0067】実施例2 比較例1の受像材料のバッキング層として、下記組成の
クッション層を調液して、ワイヤーバーを用いて塗布・
乾燥した。
【0068】バッキング層 EV40Y(エチレン-酢酸ビニル共重合体:前出) 34.965部 脂肪酸アミド 0.035部 トルエン 65.000部 バッキング層の乾燥膜厚は約30μmとした。他の層は比
較例1で用いたものと同じである。又、記録材料も比較
例1と同じものを用い、同様に露光、ラミネートを行っ
た。
【0069】実施例3 比較例1の受像材料のバッキング層として、下記組成の
クッション層を調液して、ワイヤーバーを用いて塗布・
乾燥した。
【0070】バッキング層 クレイトンDX1117(スチレン-イソプレン-スチレン共重合体) 24.975部 脂肪酸アミド 0.025部 トルエン 75.000部 バッキング層の乾燥膜厚は約30μmとした。他の層は比
較例1で用いたものと同じである。又、記録材料も比較
例1と同じものを用い、同様に露光、ラミネートを行っ
た。
【0071】実施例4 予め剥離性のシリコーンが塗布されている支持体(MRH
25μm:ダイヤホイル)上に下記ブロッキング防止層を
塗布・乾燥した後、巻き取った。
【0072】次に、比較例1の受像材料のバッキング側
に、下記組成のバッキング層を塗布・乾燥後、ブロッキ
ング防止層表面と貼り合わせた。
【0073】バッキング層 EV40Y(エチレン-酢酸ビニル共重合体:前出) 30部 トルエン 70部 バッキング層の乾燥膜厚は約30μmとした。
【0074】ブロッキング防止層 バイロン103(線状ポリエステル樹脂:東洋紡) 10部 トルエン 90部 ブロッキング防止層の膜厚は0.5μmとした。
【0075】他の層は比較例1で用いたものと同じであ
る。又、記録材料も比較例1と同じものを用い、同様に
露光、ラミネートを行った。
【0076】実施例5 比較例1の受像材料のバッキング層として、下記組成の
クッション層を調液して、ワイヤーバーを用いて塗布・
乾燥した。
【0077】バッキング層 バイロン103(線状ポリエステル樹脂:前出) 7.5部 マット剤(シリコーン樹脂:総研化学) 2.5部 トルエン 90.0部 マット剤の平均粒径は30μmのものを用いた。
【0078】他の層は比較例1で用いたものと同じであ
る。又、記録材料も比較例1と同じものを用い、同様に
露光、ラミネートを行った。
【0079】表面粗さ計(小坂製器)を用いてバッキン
グ層表面の三次元の凹凸を測定したところ、凸部の高さ
の平均値が24.5μmで、凸部が1mm2当たり102個存在し、
凸部の高さの最小値が17.4μm、最大値が30μmであっ
た。
【0080】実施例6 比較例1の受像材料のバッキング層として、下記組成の
クッション層を調液して、ワイヤーバーを用いて塗布・
乾燥した。
【0081】バッキング層 バイロン103(線状ポリエステル樹脂:前出) 10部 トルエン 90部 乾燥後、バッキング層の表面をエンボス加工して凹凸を
設けた。
【0082】他の層は比較例1で用いたものと同じであ
る。又、記録材料も比較例1と同じものを用い、同様に
露光、ラミネートを行った。
【0083】表面粗さ計(小坂精器)を用いて、バッキ
ング層の表面の3次元の凹凸を測定したところ、凸部の
高さの平均値が20.0μm、凸部が1mm2当たり560個存在
し、凸部の高さの最小値が16.4μm、最大値が25.1μmで
あることを確認した。
【0084】実施例7 実施例4のバッキング層に下記組成のブロッキング帯電
防止層を塗布・乾燥後、ブロッキング帯電防止層表面と
貼り合わせた。
【0085】ブロッキング帯電防止層 バイロン103(線状ポリエステル樹脂:前出) 8.0部 酸化チタン 2.0部 トルエン 90.0部 乾燥膜厚みは0.5μmとした。
【0086】他の層は比較例1で用いたものと同じであ
る。又、記録材料も比較例1と同じものを用い、同様に
露光、ラミネートを行った。
【0087】実施例8 以下のようにして、記録材料を作成した。
【0088】予め剥離性のシリコーンが塗布されている
支持体(MRH,25μm:ダイヤホイル)上に、下記ブロッ
キング防止層を塗布・乾燥後、巻き取った。
【0089】次に、比較例1の記録材料のバッキング側
に、下記組成のバッキング層を塗布・乾燥後、ブロッキ
ング防止層表面と貼り合わせた。
【0090】バッキング層 EV40Y(エチレン-酢酸ビニル共重合体:前出) 30部 トルエン 70部 バッキング層の乾燥膜厚は約30μmとした。
【0091】ブロッキング防止層 バイロン103(線状ポリエステル樹脂:前出) 10部 トルエン 90部 ブロッキング防止層の膜厚は0.5μmとした。他の層は比
較例1で用いたものと同じである。
【0092】この記録材料と、比較例1と同じ受像材料
を用いてレーザー露光を行った。
【0093】記録材料のバッキング層を平板基体に接触
するように設置し、記録材料のインク層側と受像材料の
受像層側を重ね合わせ、減圧することによって2枚の材
料を密着させる。この時、記録材料の大きさは受像材料
の大きさよりある程度小さくして、受像材料が記録材料
を押さえ付けるようする。又、記録材料に平均粒径20μ
mのマット剤を1m2当たり40個になるよう均一に撒き、
記録材料と受像材料の間に挟み込んだ。
【0094】以下の露光・印字は比較例1に記載の方法
に従った。
【0095】比較例1〜3、実施例1〜8の異物による
転写ムラ及び搬送性について、以下の評価基準により評
価した。
【0096】≪転写ムラ≫各転写試料の1mm2中に存在
する100μm2以上の転写ヌケの数を測定した。
【0097】○…転写ヌケが0〜1個 △…転写ヌケが10個以下 ×…転写ヌケが30個未満 ××…転写ヌケが30個以上 ≪搬送性≫ ○…問題なし △…多少搬送性に難あり ×…搬送トラブルが発生 結果を以下に示す。
【0098】 凸部平均高さ 針入度 ブロッキング 転写ムラ 搬送性 (μm) 防止剤 ○ 比較例1 − − 無 ×× ○ 比較例2 − <5 無 × ○ 比較例3 − 4.9 無 × ○ 比較例4 8.5 − − × ○ 実施例1 20.0 40.0 − ○ △ 実施例2 − 40.0 脂肪酸アミド ○ ○ 実施例3 − 41.0 脂肪酸アミド ○ ○ 実施例4 − 40.0 バイロン103 ○ ○ 実施例5 24.5 − − ○ ○ 実施例6 20.0 − − ○ ○ 実施例7 − 40.0 103/ANS* ○ ○ 実施例8 − 40.0 バイロン103 ○ ○ *バイロン103+帯電防止剤
【0099】
【発明の効果】上記結果からも明らかな如く、本発明に
よればシートと基体との間にゴミ等の異物が付着して
も、転写ムラのない高精細画像が得られ、かつ搬送性に
も優れている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光熱変換型ヒートモード受像材料及び
記録材料をドラム状減圧器に巻き付けることを示す斜視
【図2】受像材料及び記録材料をドラム状減圧器に巻き
付けた場合の断面図
【図3】受像材料及び記録材料を平板状減圧器に設置し
た場合の断面図
【図4】ドラム状減圧器及び減圧器の周辺を示す全体構
成図
【符号の説明】 1 圧力ロール 2 減圧孔(2−1は開いた状態、2−2は閉じた状態
を示す) 3 ヒートモード記録材料(3−1はイエロー、3−2
はマゼンタ、3−3はシアン、3−4はブラック記録材
料を示す) 4 ヒートモード受像材料 5 ヒートモード記録材料補給手段 6 ヒートモード受像材料補給手段 7 減圧器保持部分 8 光学的書込み手段 9 筐体 10 減圧孔弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川上 壮太 東京都日野市さくら町1番地コニカ株式会 社内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光熱変換型ヒートモード記録材料の色材
    層面と光熱変換型ヒートモード受像材料の受像面を対面
    するように重ね合わせ、像状に走査露光することにより
    該色材層又は色材を該受像面に転写するヒートモード記
    録に用いられる光熱変換型ヒートモード記録材料が、針
    入度10以上のクッション性バッキング層を有することを
    特徴とする光熱変換型ヒートモード記録材料。
  2. 【請求項2】 バッキング層中に該層のブロッキングを
    防止するための添加剤を添加することを特徴とする請求
    項1記載の光熱変換型ヒートモード記録材料。
  3. 【請求項3】 バッキング層上にブロッキング防止層を
    設けることを特徴とする請求項1記載の光熱変換型ヒー
    トモード記録材料。
  4. 【請求項4】 表面に高さ10μm以上、1mm2当たり10〜
    3000個の凸部を有するバッキング層を設けることを特徴
    とする光熱変換型ヒートモード記録材料。
  5. 【請求項5】 バッキング層又はブロッキング防止層に
    帯電防止剤を添加することを特徴とする請求項1〜4の
    いずれかに記載の光熱変換型ヒートモード記録材料。
  6. 【請求項6】 光熱変換型ヒートモード記録材料の色材
    層面と光熱変換型ヒートモード受像材料の受像面を対面
    するように重ね合わせ、像状に走査露光することにより
    該色材層又は色材を該受像面に転写するヒートモード記
    録に用いられる光熱変換型ヒートモード受像材料が、針
    入度10以上のクッション性バッキング層を有することを
    特徴とする光熱変換型ヒートモード受像材料。
  7. 【請求項7】 バッキング層中に該層のブロッキングを
    防止するための添加剤を添加することを特徴とする請求
    項6記載の光熱変換型ヒートモード受像材料。
  8. 【請求項8】 バッキング層上にブロッキング防止層を
    設けることを特徴とする請求項6記載の光熱変換型ヒー
    トモード受像材料。
  9. 【請求項9】 表面に高さ10μm以上、1mm2当たり10〜
    3000個の凸部を有するバッキング層を設けることを特徴
    とする光熱変換型ヒートモード受像材料。
  10. 【請求項10】 バッキング層又はブロッキング防止層
    に帯電防止剤を添加することを特徴とする請求項6〜9
    のいずれかに記載の光熱変換型ヒートモード受像材料。
JP5207982A 1993-08-23 1993-08-23 クッション性バッキング層を有する光熱変換型ヒートモード記録材料及び受像材料 Pending JPH0761123A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08112970A (ja) * 1994-10-17 1996-05-07 Fuji Photo Film Co Ltd 感熱転写記録材料
CN108749384A (zh) * 2018-05-10 2018-11-06 深圳市志凌伟业技术股份有限公司 一种可改善大尺寸印刷工艺公差的设计方法

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JPH08112970A (ja) * 1994-10-17 1996-05-07 Fuji Photo Film Co Ltd 感熱転写記録材料
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