JPH0761444A - 開口容易缶蓋への樹脂チップ固着方法 - Google Patents

開口容易缶蓋への樹脂チップ固着方法

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JPH0761444A
JPH0761444A JP20961693A JP20961693A JPH0761444A JP H0761444 A JPH0761444 A JP H0761444A JP 20961693 A JP20961693 A JP 20961693A JP 20961693 A JP20961693 A JP 20961693A JP H0761444 A JPH0761444 A JP H0761444A
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JP
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lid
resin
tab
resin chip
chip
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JP20961693A
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English (en)
Inventor
Takayuki Kuwano
堯行 久和野
Kimio Horikane
公雄 堀金
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Daiwa Can Co Ltd
Original Assignee
Daiwa Can Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 樹脂材料の無駄をなくし、かつ、装置及び工
数の簡略化を図りながらステイオンタブタイプの開口容
易缶蓋へ樹脂チップを固着する方法を提供すること。 【構成】 タブ2の向きが一定の方向で間欠搬送される
開口容易缶蓋Aに対し、第1の停止位置でタブ2の持ち
上げリング部22の中央孔部26に熔融した樹脂を所定
量吐出して蓋板上面に熔融樹脂27’を盛り付け、続く
第2の停止作業位置で盛り付けられた樹脂27’の上面
を押圧し、開口容易缶蓋Aの蓋板上面と持ち上げリング
部22の内周カール部25下側との隙間に樹脂27’を
押し込んでチップ状に成形し、成形した樹脂チップ27
がタブ2の持ち上げリング部22から脱落しないように
固化せることで固着させる方法とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ステイオンタブタイプ
の開口容易缶蓋へ商品キャンペーンを目的として懸賞応
募あるいは景品交換用としての樹脂チップを設ける開口
容易缶蓋の樹脂チップ固着方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ステイオンタブタイプの開口容易
缶蓋への樹脂チップ(トークン)の固着方法としては、
例えば、米国特許3958354号公報(従来例1)や
特開平5−147648号公報(従来例2)に記載のも
のが知られている。
【0003】上記従来例1には、タブに例えば景品引換
用のトークンを確実且つ容易に着脱可能とする目的で、
予めタブのリング部の形状に合うトークンを成形してお
き、このトークンをタブのリング部に挿入して係合させ
る方法によるものが示されている。
【0004】上記従来例2には、タブに例えば景品引換
用のトークンを確実且つ容易に着脱可能とする目的で、
帯状に成形されたトークン部材をタブのリング部の形状
に合わせて打ち抜き、このトークンをタブのリング部に
挿入後、カール部を潰してトークンのリブをかしめる方
法によるものが示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例にあっては、いずれもトークンを予め独立に成形す
る必要があるため、トークン成形装置が必要となる。
【0006】また、従来例1では、成形したトークンを
1個づつタブのリング部に嵌着し、さらに、トークンが
嵌着されたタブを缶蓋にかしめて開口容易缶蓋とする方
法が採られるし、従来例2では、帯状のトークン部材か
らトークン1個分を打ち抜き、タブのリング部に挿入
し、カール部を潰してトークンのリブをかしめて開口容
易缶蓋とする方法が採られる。したがって、トークンの
タブへの嵌着には多大な工数を要する。さらに、従来例
2では、帯状のトークン部材から打ち抜きによりトーク
ンが作られるため、スクラップが発生し、材料の無駄が
生じてしまう。
【0007】本発明は、上記課題に着目してなされたも
ので、その目的とするところは、樹脂材料の無駄をなく
し、かつ、装置及び工数の簡略化を図りながらステイオ
ンタブタイプの開口容易缶蓋へ樹脂チップを固着する方
法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明の開口容易缶蓋への樹脂チップ固着方法では、不
連続部を持つスコア線を刻設することにより蓋板の一部
に破断部が形成され、前端の押え部と後端の持ち上げリ
ング部と中間の取付部とからなるタブが蓋板に固着して
設けられ、開口後でも前記破断部及びタブが蓋板から切
り離されないタイプの開口容易缶蓋を、1個づつ外面を
上にして水平方向へ順次間欠的に連続して搬送し、タブ
の向きが一定の方向となるように方位を合わせて第1の
作業停止位置まで搬送させる缶蓋搬送工程と、第1の停
止位置でタブの持ち上げリング部の中央部に熔融した樹
脂を所定量吐出して蓋板上面に熔融樹脂を盛り付ける熔
融樹脂吐出工程と、続く第2の停止作業位置で盛り付け
られた樹脂の上面を押圧し、開口容易缶蓋の蓋板上面と
持ち上げリング部の内周のカール部下側との隙間に樹脂
を押し込んでチップ状に成形する樹脂チップ成形工程
と、成形した樹脂チップがタブの持ち上げリング部から
脱落しないように冷却固化させる樹脂チップ固化工程
と、を備えていることを特徴とする。
【0009】なお、前記樹脂チップ成形工程において、
下面に模様や記号等を刻設した押圧ポンチを用いて樹脂
の上面押圧がなされ、缶蓋に固着される樹脂チップの上
面に刻印を施すようにしても良い。
【0010】
【作用】開口後でも破断部及びタブが蓋板から切り離さ
れないステイオンタイプの開口容易缶蓋へ樹脂チップを
固着する時には、開口容易缶蓋が1個づつ外面を上にし
て水平方向へ順次間欠的に連続して搬送され、タブの向
きが一定の方向となるように方位を合わせて第1の作業
停止位置まで搬送されると(缶蓋搬送工程)、第1の停
止位置でタブの持ち上げリング部の中央部に熔融した樹
脂が所定量吐出されて蓋板上面に熔融樹脂が盛り付けら
れ(熔融樹脂吐出工程)、次に第1の作業停止位置から
第2の作業停止位置まで搬送されると、この第2の停止
作業位置で盛り付けられた樹脂の上面が押圧され、開口
容易缶蓋の蓋板上面と持ち上げリング部の内周のカール
部下側との隙間に樹脂を押し込んでチップ状に成形され
る(樹脂チップ成形工程)。そして、成形した樹脂チッ
プがタブの持ち上げリング部から脱落しないように樹脂
チップを冷風吹付けや自然冷却等により冷却固化させる
(樹脂チップ固化工程)。
【0011】したがって、樹脂チップを予め成形する方
法としていないことで、樹脂チップ成形装置が不要とな
り装置の簡略化が図られる。
【0012】また、タブの持ち上げリング部の中央部に
熔融した樹脂を所定量吐出させ、盛り付けられた樹脂の
上面を押圧するだけの方法としているため、複雑な動作
を要さず短時間にてタブに樹脂チップを固着させること
ができる。
【0013】さらに、樹脂チップとなる熔融樹脂は吐出
量が全てチップとなり、予め樹脂チップを帯状部材から
打ち抜いて作る場合のようにスクラップの発生がなく、
樹脂材料の無駄がない。
【0014】加えて、開口容易缶蓋が1個づつ外面を上
にして水平方向へ順次間欠的に連続して搬送される開口
容易缶蓋成形装置をそのまま用いて本発明の方法を適用
することが可能であり、この場合、大幅な装置の簡略化
及びチップ固着の工数の簡略化を図ることができる。
【0015】この樹脂チップの固着方法での樹脂チップ
成形工程において、下面に模様や記号等を刻設した押圧
ポンチを用いて樹脂の上面押圧を行なう様にした場合に
は、缶蓋に固着される樹脂チップの上面に刻印が施され
ることになり、工程数を何ら増やすことなく樹脂チップ
の刻印要求に応えることができる。また、この工程の際
に使用する押圧ポンチを冷却しておくことにより樹脂チ
ップの冷却固化に要する時間を短縮させることができ
る。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0017】まず、本発明実施例の樹脂チップ固着方法
を適用した開口容易缶蓋の構成を図2の平面図により説
明する。
【0018】図2において、開口容易缶蓋Aは、図示し
ない缶胴の上面開口部に巻き締められる蓋板1と、該蓋
板1に固着されるタブ2とにより構成されている。
【0019】前記蓋板1には、始端と終端とが隔置され
ている不連続部15を持つスコア線10によって囲まれ
た破断部11と、該破断部11を補強するビート12
と、タブ2を固着するべく蓋板1のほぼ中央位置に形成
された固着リベット部13と、固着リベット13を挟ん
で破断部11とは反対位置に形成された指差し込み凹部
14とが設けられている。なお、前記スコア線10は、
内側スコア線と外側スコア線による二重スコア線となっ
ていて、このうち外側スコア線が深く刻設されていて、
開口時にはこの部分が破断される。
【0020】前記タブ2は、一枚のアルミニューム合金
板から成形加工されており、外周に外周カール部20を
有すると共に、前端の押え部21と後端の持ち上げリン
グ部22と中間の取付部23とからなり、破断部11上
に押え部21を載置し、破断部の外側の蓋板1上に持ち
上げリング部22を含む大部分を載置した状態で、取付
部23において蓋板1の固着リベット部13に固着され
ている。なお、取付部23には、タブ2の押え部21の
近くで破断部11の外側スコア線10に接近した位置に
配置され、押え部21側が開いているC字状の切込線2
4によって囲まれている。さらに、前記持ち上げリング
部22には、縁曲げされた内周カール部25に囲まれる
中央孔部26が設けられていて、この中央孔部26に後
述する樹脂チップ固着方法による樹脂チップ27が嵌着
されている。
【0021】次に、本発明実施例の樹脂チップ固着方法
を図1により説明する。
【0022】この樹脂チップ固着方法は、缶蓋搬送工程
と熔融樹脂吐出工程と樹脂チップ成形工程と樹脂チップ
固化工程とからなる。
【0023】缶蓋搬送工程は、前記開口容易缶蓋Aを1
個づつ外面を上にして水平方向へ順次間欠的に連続して
搬送し、タブ2の向きが一定の方向となるように方位を
合わせて第1の作業停止位置まで搬送させる工程であ
る。
【0024】熔融樹脂吐出工程は、ホットメルトアプリ
ケータまたは樹脂押出機(図示せず)により第1の停止
位置でタブ2の持ち上げリング部22の中央孔部26に
熔融した樹脂を所定量吐出し、図1(イ) に示すように、
蓋板1の上面に熔融樹脂27’を盛り付ける工程であ
る。
【0025】ここで、使用する樹脂としては、ポリエチ
レン,ポリプロピレン,エチレン・酢酸ビニル共重合
体,エチレン・エチルアクリレート共重合体,ポリアミ
ド,スチレン・イソブチレン・スチレンブロックポリマ
ー,スチレン・ブタジエン・スチレンブロックコポリマ
ー,スチレン・エチレン・スチレンブロックコポリマー
及びウレタン系等の熱可塑性樹脂をベースとし、ロジン
系樹脂,テルペン系樹脂,石油樹脂,アルキルフェノー
ル樹脂,キシレン樹脂,クマロンインデン樹脂等の粘着
付与剤、パラフィンワックス,マイクロクリスタンワッ
クス,ポリエチレンワックス等のワックス等から構成さ
れるホットメルト系材料が用いられる。
【0026】樹脂チップ成形工程は、第1の作業停止位
置に続く第2の停止作業位置で盛り付けられた樹脂2
7’の上面を、図1(ロ) に示すように、下面に模様28
aを刻設した押圧ポンチ28を用いて押圧し、開口容易
缶蓋Aの蓋板上面と持ち上げリング部22の内周カール
部25下側との隙間に樹脂27’を押し込んでチップ状
に成形する工程である。
【0027】樹脂チップ固化工程は、図1(ハ) に示すよ
うに、成形した樹脂チップ27がタブ2の持ち上げリン
グ部22から脱落しないように冷却固化させる工程であ
り、缶蓋1の上面又は下面の少なくとも一方に冷風を吹
付ける方法,冷却したポンプを樹脂チップと接触させる
方法,自然冷却させる方法等の適宜手段が採用できる。
その結果、缶蓋1に固着される樹脂チップ27の上面に
は刻印27aが施される。
【0028】次に、樹脂チップ固着方法を缶蓋成形装置
に組み込んで採用した実施例の樹脂チップ固着装置につ
いて図3〜図5により説明する。
【0029】図3は缶蓋成形及び樹脂チップ固着装置の
平面図、図4(イ) は缶蓋積み重ね部を示す図3のB−B
線断面図、図4(ロ) は缶蓋の移送バーを示す部分斜視
図、図5(イ) はダイセットオープン状態を示す装置側面
図、図5(ロ) は移送バーによる缶蓋の作業位置移送状態
を示す装置側面図、図5(ハ) は作業位置を移送してのダ
イセットシャット状態を示す装置側面図である。
【0030】図において、30は缶蓋積み重ね部、31
は底板、32はポスト、33はナイフ、34はバキュー
ムの吸引パイプ、35は移送バー、36は固定の上側ダ
イ、37は上下に往復動する下側ダイ、38は上型、3
9は下型、40は樹脂吐出ノズル、28は押圧ポンチで
ある。
【0031】前記ナイフ33は、図4(イ) に示すよう
に、移送バー35の1番目のポケット35aの上側に固
定され、移送バー35が前後に1往復する毎に積み重ね
られた1番下の缶蓋と2番目の缶蓋のカール部を仕切
り、1番下の缶蓋を下方に設けた吸引パイプ34によっ
て移送バー35のポケット35aに嵌合させ、下から2
番目の缶蓋より上の缶蓋を保持する(実公昭57−39
359号公報参照)。
【0032】前記移送バー35には、図4(ロ) に示すよ
うに、缶蓋のカール部を保持させる半月形の切り欠き部
であるポケット35aが形成され、このポケット35a
にはスプリングを装着した小さな爪35bが組み込まれ
ている。
【0033】この移送バー35の前後往復動は、移送バ
ー35に取り付けられた従動ロールが円筒カムの波状リ
ブに接触しており、円筒カムの1回転で前後に1往復す
る(実公昭59−8877号公報参照)。
【0034】[缶蓋成形及び樹脂チップ固着時]缶蓋成
形及び樹脂チップ固着時には、図5(イ) に示すように、
ダイセットがオープン状態で、図5(ロ) に示すように、
移送バー35のポケット35aに缶蓋を収納し、1工程
前進する。そして、移送バー35が前進位置にある間に
下側ダイ37が上昇し、缶蓋は下型39で押し上げら
れ、移送バー35のポケット35aから外される。缶蓋
が移送バー35から外されてから、図5(ハ) に示すよう
に、移送バー35は後退を開始し、下側ダイ37が下降
し、下型39上の缶蓋が再び移送バー35に接するまで
に移送バー35は後退位置に戻り、缶蓋は移送バー35
の次のポケット35aに収納される。このように作業位
置毎の間欠送りが達成される。
【0035】そして、各作業位置では、図3に示すよう
に、まず、缶蓋成形工程として、缶蓋ブランクの有無を
確認する工程と、リベットの1st成形工程と、リベッ
トの2nd成形とエンボス成形工程と、リベットの3r
d成形工程と、スコア成形とスコア内側ビート成形の工
程と、パネル成形とビード成形とバブル成形工程と、タ
ブの仮カシメ工程と、タブの本ガシメとレタリング刻印
工程が行なわれ、樹脂チップ固着工程として、熔融樹脂
の吐出工程と樹脂を押圧する成形工程が行なわれる。
【0036】[樹脂チップの固着]実施例の樹脂チップ
固着方法は、缶蓋成形装置においてなされるため、開口
容易缶蓋Aを1個づつ外面を上にして水平方向へ順次間
欠的に連続して搬送し、タブ2の向きが一定の方向とな
るように方位を合わせて第1の作業停止位置まで搬送さ
せる缶蓋搬送工程は、缶蓋成形装置自体の間欠搬送にて
達成される。
【0037】そして、第1の停止位置でタブ2の持ち上
げリング部22の中央孔部26に熔融した樹脂を所定量
吐出し、蓋板1の上面に熔融樹脂27’を盛り付ける熔
融樹脂吐出工程は、固定の上側ダイ36にホットメルト
アプリケータの樹脂吐出ノズル40を付加するだけで達
成される。
【0038】続く第2の停止作業位置で盛り付けられた
樹脂27’の上面を、下面に模様28aを刻設した押圧
ポンチ28を用いて押圧し、開口容易缶蓋Aの蓋板上面
と持ち上げリング部22の内周カール部25下側との隙
間に樹脂27’を押し込んでチップ状に成形する樹脂チ
ップ成形工程は、固定の上側ダイ36に押圧ポンチ28
を付加するだけで達成される。
【0039】さらに、成形した樹脂チップ27がタブ2
の持ち上げリング部22から脱落しないように冷却固化
させる樹脂チップ固化工程は、樹脂チップ成形が済んだ
開口容易缶蓋Aを放置することによる自然冷却により達
成される。
【0040】このようにして、上面には刻印27aが施
された樹脂チップ27が缶蓋1に固着される。
【0041】[樹脂チップの取り外し動作]上記開口容
易缶蓋Aを有する缶の開口前には、樹脂チップ27が図
1(ハ) に示す状態にあり、樹脂チップ27は蓋板上面と
持ち上げリング部22の内周カール部25下側とに囲ま
れる部分にチップ上面径よりチップ下面径が大きい状態
で嵌合しているため、運搬時に外力が加わったとして
も、また、指等により上から多少の外力を加えたとして
も樹脂チップ27が脱落することはない。
【0042】そして、缶の内容物を飲食するにあたって
は、消費者がタブ2の持ち上げリング部22の下に指を
入れ後端を起こすと、タブ2の押え部21を支点とし、
取付部23付近を作用点とするテコ作用によりタブ2の
押え部21と取付部23との間のスコア線が最初に破断
する。その後、タブ2の取付部23付近を支点とし、押
え部21を作用点とするテコ作用により、残りのスコア
線10が破断すると共に破断部11に押え部21からの
押圧力が作用し続けるので、破断部11はスコア線10
の不連続部15をヒンジ部として蓋板1から缶内に垂れ
下がったままとなる。
【0043】この開口動作によりタブ2の持ち上げリン
グ部22が押し上げられる。したがって、樹脂チップ2
7が持ち上げリング部22の中央孔部26に嵌着されて
いる場合には、樹脂チップ27を中央孔部26表側から
指で押すことにより裏側から取り外すことができるし、
また、樹脂チップ27が蓋板1の上面に接着状態である
場合には、樹脂チップ27を蓋板1の上面から剥離させ
ることで取り外すことができる。
【0044】次に、効果を説明する。
【0045】(1)樹脂チップ27を予め成形する方法
としていないことで、樹脂チップ成形装置が不要となり
装置の簡略化を図ることができる。
【0046】(2)タブ2の持ち上げリング部22の中
央孔部26に熔融した樹脂27’を所定量吐出させ、盛
り付けられた樹脂27’の上面を押圧するだけの方法と
しているため、複雑な動作を要さず短時間にてタブ2に
樹脂チップ27を固着させることができる。
【0047】(3)樹脂チップ27となる熔融樹脂は吐
出量が全てチップとなり、予め樹脂チップを帯状部材か
ら打ち抜いて作る場合のようにスクラップの発生がな
く、樹脂材料の無駄がない。
【0048】(4)開口容易缶蓋Aが1個づつ外面を上
にして水平方向へ順次間欠的に連続して搬送される開口
容易缶蓋成形装置をそのまま用いて樹脂チップ固着方法
を適用したため、既存設備の利用による大幅な装置の簡
略化及びチップ固着の工数の簡略化を図ることができ
る。
【0049】(5)樹脂チップ27の固着方法での樹脂
チップ成形工程において、下面に模様28aを刻設した
押圧ポンチ28を用いて樹脂27’の上面押圧を行なう
様にしたため、缶蓋1に固着される樹脂チップ27の上
面に刻印27aが施されることになり、工程数を何ら増
やすことなく樹脂チップ27の刻印要求に応えることが
できる。
【0050】以上、実施例を図面により説明してきた
が、具体的な構成は実施例に限られるものではなく、本
発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加等があ
っても本発明に含まれる。
【0051】例えば、実施例では、押圧ポンチで樹脂チ
ップの上面に刻印を施したが、この刻印は施されなくて
も良く、又、本発明の樹脂チップ固着方法を開口容易缶
蓋Aが1個づつ外面を上にして水平方向へ順次間欠的に
連続して搬送される開口容易缶蓋成形装置に適用する例
を示したが、開口容易缶蓋成形装置とは離れた場所に設
置されている独立の樹脂チップ固着専用装置に対して製
造済みの開口容易缶蓋を供給し、タブの向きを揃えて間
欠搬送しながら樹脂の吐出及び成形を行なうことにより
本発明方法を実施するようにしても良い。
【0052】樹脂チップに施される印は、成形時の凹凸
による印に限られず、この凹凸とインキや塗料による着
色を併用させたり、インキジェットプリンタによりイン
キで文字,数字,図形及びこれらの組合せにより符号を
樹脂チップの表面に描いたり、インキや塗料による着色
又は、樹脂中に混入した着色剤による着色のみで印を施
すようにしても良い。
【0053】
【発明の効果】以上説明してきたように本発明にあって
は、ステイオンタブタイプの開口容易缶蓋へ商品キャン
ペーンを目的として懸賞応募あるいは景品交換用として
の樹脂チップを、タブの向きが一定の方向で間欠搬送さ
れる開口容易缶蓋に対し、第1の停止位置でタブの持ち
上げリング部の中央部に熔融した樹脂を所定量吐出して
蓋板上面に熔融樹脂を盛り付け、続く第2の停止作業位
置で盛り付けられた樹脂の上面を押圧し、開口容易缶蓋
の蓋板上面と持ち上げリング部の内周のカール部下側と
の隙間に樹脂を押し込んでチップ状に成形し、成形した
樹脂チップがタブの持ち上げリング部から脱落しないよ
うに固化させることで固着させる方法としたため、樹脂
材料の無駄をなくし、かつ、装置及び工数の簡略化を図
ることができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例での開口容易缶蓋への樹脂チップ固着方
法の熔融樹脂吐出工程と樹脂チップ成形工程と樹脂チッ
プ固化工程を示す各工程説明図である。
【図2】実施例の樹脂チップ固着方法により樹脂チップ
が固着された開口容易缶蓋を示す平面図である。
【図3】実施例方法を適用した開口容易缶蓋成形装置を
示す平面図である。
【図4】図4(イ) は缶蓋積み重ね部を示す図3のB−B
線断面図、図4(ロ) は缶蓋の移送バーを示す部分斜視図
である。
【図5】図5(イ) はダイセットオープン状態を示す装置
側面図、図5(ロ) は移送バーによる缶蓋の作業位置移送
状態を示す装置側面図、図5(ハ) は作業位置を移送して
のダイセットシャット状態を示す装置側面図である。
【符号の説明】
A 開口容易缶蓋 1 蓋板 10 スコア線 11 破断部 15 不連続部 2 タブ 21 押え部 22 持ち上げリング部 23 取付部 25 内周カール部 26 中央孔部 27 樹脂チップ
【手続補正書】
【提出日】平成5年8月27日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0025
【補正方法】変更
【補正内容】
【0025】ここで、使用する樹脂としては、ポリエチ
レン,ポリプロピレン,エチレン・酢酸ビニル共重合
体,エチレン・エチルアクリレート共重合体,ポリアミ
ド,ポリエステル,スチレン・イソブチレン・スチレン
ブロックポリマー,スチレン・ブタジエン・スチレンブ
ロックコポリマー,スチレン・エチレン・ブチレン・
チレンブロックコポリマー及びウレタン系等の熱可塑性
樹脂をベースとし、ロジン系樹脂,テルペン系樹脂,石
油樹脂,アルキルフェノール樹脂,キシレン樹脂,クマ
ロンインデン樹脂等の粘着付与剤、パラフィンワック
ス,マイクロクリスタンワックス,ポリエチレンワック
ス等のワックス等から構成されるホットメルト系材料が
好適であるが、熱可塑性樹脂単独,熱可塑性樹脂と粘着
付与剤又は熱可塑性樹脂とワックスとの組合せでも良
い。尚、これらの樹脂には顔料又は染料を混入して使用
することができる。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0027
【補正方法】変更
【補正内容】
【0027】樹脂チップ固化工程は、図1(ハ) に示すよ
うに、成形した樹脂チップ27がタブ2の持ち上げリン
グ部22から脱落しないように冷却固化させる工程であ
り、缶蓋1の上面又は下面の少なくとも一方に冷風を吹
付ける方法,冷却したポンを樹脂チップと接触させる
方法,自然冷却させる方法等の適宜手段が採用できる。
その結果、缶蓋1に固着される樹脂チップ27の上面に
は刻印27aが施される。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 不連続部を持つスコア線を刻設すること
    により蓋板の一部に破断部が形成され、前端の押え部と
    後端の持ち上げリング部と中間の取付部とからなるタブ
    が蓋板に固着して設けられ、開口後でも前記破断部及び
    タブが蓋板から切り離されないタイプの開口容易缶蓋の
    持ち上げリング部内に樹脂チップを固着する方法であっ
    て、 前記開口容易缶蓋を1個づつ外面を上にして水平方向へ
    順次間欠的に連続して搬送し、タブの向きが一定の方向
    となるように方位を合わせて第1の作業停止位置まで搬
    送させる缶蓋搬送工程と、 第1の停止位置でタブの持ち上げリング部の中央部に熔
    融した樹脂を所定量吐出して蓋板上面に熔融樹脂を盛り
    付ける熔融樹脂吐出工程と、 続く第2の停止作業位置で盛り付けられた樹脂の上面を
    押圧し、開口容易缶蓋の蓋板上面と持ち上げリング部の
    内周のカール部下側との隙間に樹脂を押し込んでチップ
    状に成形する樹脂チップ成形工程と、 成形した樹脂チップがタブの持ち上げリング部から脱落
    しないように冷却固化させる樹脂チップ固化工程と、 を備えていることを特徴とする開口容易缶蓋への樹脂チ
    ップ固着方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の開口容易缶蓋への樹脂チ
    ップ固着方法において、 前記樹脂チップ成形工程は、下面に模様や記号等を刻設
    した押圧ポンチを用いて樹脂の上面押圧がなされ、缶蓋
    に固着される樹脂チップの上面に刻印を施すことを特徴
    とする開口容易缶蓋への樹脂チップ固着方法。
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