JPH07614U - スローアウェイチップ及びこれを備えたボールエンドミル - Google Patents

スローアウェイチップ及びこれを備えたボールエンドミル

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JPH07614U JP3080093U JP3080093U JPH07614U JP H07614 U JPH07614 U JP H07614U JP 3080093 U JP3080093 U JP 3080093U JP 3080093 U JP3080093 U JP 3080093U JP H07614 U JPH07614 U JP H07614U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 チップの剛性を高め、切れ味を良くして、ボ
ールエンドミルの刃数を多くすることである。 【構成】 ボールエンドミル8に中心切刃チップ12,
中間切刃チップ13及び外周切刃チップ14を縦置き配
置する。回転軸線近傍に位置する中心切刃チップ12は
略三角板状で、各辺が平面視凸曲線状の切刃部22と直
線部23とからなる。上面19には、境界部20及び断
付穴17端部からコーナー部12a,12b,12cに
向けて上下面間距離が次第に小さくなるよう平面状の傾
斜面21a,21b,21cを、それぞれ設ける。その
ため、切刃部22と直線部23は側面視で境界部20と
の接続部を境に屋根型形状をなす。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、スローアウェイチップを取り付けてなるスローアウェイ式ボールエ ンドミルに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ボールエンドミルとして、工具本体の先端がボール状に形成され、その 先端の回転中心付近から円柱部にかけて複数種類のスローアウェイチップが着脱 自在に取り付けられたものが知られている。 その一例を図7により説明する。工具本体1の先端部には、工具本体の回転中 心部分を切削する略三角形板状の中心切刃チップ2が、チップポケット3に横置 き状態に取り付けられている。又、中心切刃チップ2よりもボール状部分の外周 側には、中心切刃チップ2よりも外周側の被削材を切削する中間切刃チップ4が 横置きに取り付けられ、更にその外側の工具本体1の円柱部分には、外周切刃5 が同じく横置きに配置されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、このような切刃チップにおいては、横置きの場合、中心部に位置す る中心切刃チップ2はボールエンドミルの回転により欠損しやすく、剛性が低い という欠点がある。欠損を抑えるために中心切刃チップ2を回転中心から離れる 方向にその装着位置をずらすと、装着できる切刃チップの刃数が減少するという 欠点が生じる。 又、特に中心切刃チップ2の刃は側面視で直線状であると共に着座面をなす下 面と対向する上面が平面に形成されているから、ボールエンドミルに装着する際 、このチップを縦置きにすると、そのすくい面のすくい角がネガ角になるが、ネ ガ角度が大きく、そのために、回転中心付近の切れ味が悪いという問題がある。 又、図7に示す横置きの切刃チップの場合、そのボール状部分の中央から外周 方向に向けてすくい面をその厚みが減じる方向に曲面を形成する必要があるが、 このような形状は、モールド加工では困難であり、モールド加工後に別加工して 、切刃を形成する必要があり、煩雑である。
【0004】 本考案は、このような課題に鑑みて、剛性が高く、切れ味の向上したスローア ウェイチップ及びこれを備えたボールエンドミルを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案によるスローアウェイチップは、立て刃として用いられる略三角形板状 のスローアウェイチップにおいて、着座面をなす平面状の下面と対向する上面の 各辺が、それぞれ平面視で外側に突出する曲線からなる切刃部と直線部とからな ると共に、各辺の切刃部と直線部との境界に至る上面中央領域から各コーナー部 にかけて、その上下面間距離が次第に小さくなるようそれぞれ平面状の傾斜面が 形成されていることを特徴とするものである。
【0006】 又、本考案によるスローアウェイチップは、立て刃として用いられる略三角形 板状のスローアウェイチップにおいて、着座面をなす平面状の下面と対向する上 面の各辺が、それぞれ平面視で外側に突出する曲線部と直線部とからなる切刃を 構成すると共に、各辺の曲線部と直線部との境界に至る上面中央領域から各コー ナー部にかけてその上下面間距離が次第に小さくなるようそれぞれ傾斜面が形成 され、該各傾斜面は、上面中央領域から各コーナー部に向けてそれぞれ延びる境 界線によって、曲線部に至る第一傾斜面と直線部に至る第二傾斜面とにそれぞれ 分けられていて、該第一傾斜面は平面をなし、第二傾斜面は凸曲面をなすと共に 、直線部は側面視円弧状に形成されていることを特徴とするものである。
【0007】 又、本考案によるボールエンドミルは、複数種類のスローアウェイチップが取 り付けられたボールエンドミルにおいて、先端ボール状部分の回転軸線付近に上 述したいずれかのスローアウェイチップが縦置きされ、そして切刃が側面視円弧 状の中間スローアウェイチップ及び切刃が側面視直線又は円弧状の外周スローア ウェイチップが、順次縦置き又は横置きされて固定されていることを特徴とする ものである。
【0008】
【作用】
このスローアウェイチップは、切刃が平面視外側に突出する凸曲面として構成 されているから、その加工が容易であり、モールド加工することもでき、又、立 て刃として取り付けた場合、上面が下面方向の傾斜面に構成されているので、す くい面をなす側面をポジティブの角度で装着することができ、切れ味がよい上に チップの剛性が高い。又、傾斜面が平面であり、直線部に仕切られた傾斜面が切 刃部の逃がし面を構成するから、隣接する辺の切刃部先端が切削に関与すること を防止でき、切削の際に隣接する切刃部が損傷することがない。
【0009】 又、本考案によるスローアウェイチップは、上面の各辺全体が切刃を構成する から、切削時の能率が高い。
【0010】 又、本考案によるボールエンドミルでは、回転軸線付近に縦置きされるスロー アウェイチップは、すくい角がポジ角度であるか又は比較的小さいネガ角度にな り、その分切れ味が向上し、しかも、剛性が高いので、回転軸線上に切刃を配置 でき、全体に取り付けられ得る切刃チップの数が多くなり、刃数を多くとれる。
【0011】
【実施例】
以下、本考案の好適な一実施例を図1乃至図5により説明する。 図1は本実施例によるボールエンドミルの要部側面図、図2は図1におけるボ ールエンドミルの底面図、図3(A)は中心切刃チップの平面図、(B)は同図 (A)の右側面図、図4(A)は中間切刃チップの平面図、(B)は同図(A) の右側面図、図5(A)は外周切刃チップの平面図、(B)は同図(A)の右側 面図である。 図1及び図2において、ボールエンドミル8の工具本体9は本体部分9aが略 円柱形状をなすと共に、その先端は半球状のボール状部分9bに形成されている 。又、ボール状部分9bから本体部分9aにかけて複数の長円凹溝状のチップポ ケット10a,10b,10c,10dが形成されている。
【0012】 そして、工具本体9の回転軸線に到達する1のチップポケット10aには、そ の1のコーナー部が回転軸線付近に位置する中心切刃チップ12が着脱自在に取 り付けられており、そして、外周方向から後方(ボールエンドミル基部側)に向 けて中間切刃チップ13、13と外周切刃チップ14,14が同様に順次着脱自 在に取り付けられている。尚、中心切刃チップ12は右勝手である。 他のポケットチップ10b,10c,1odには、それぞれ中間切刃チップ1 3と外周切刃チップ14が同様に順次着脱自在に取り付けられている。 本実施例においては、各切刃チップは工具本体9に対して縦置きされている。
【0013】 中心切刃チップ12は、図3に示すように、3つのコーナー部12a,12b ,12cと周側面16を有する略三角形板状を呈しており、その中央部には固定 ボルト嵌合用の段付穴17が穿設されている。又、工具本体9への着座面をなす 平面状の下面18と対向する上面19には、段付穴17から各辺の中央付近にか けて下面と略平行の平面視略三角形の平面状境界部20,20,20が形成され 、各境界部20,20,20及び断付穴17の周端からそれぞれコーナー部12 a,12b,12cにかけて、上下面間の厚みが次第に減少するよう傾斜面21 a,21b,21cがそれぞれ平面状に形成されている。各傾斜面21a,21 b,21cは下面18と平行な面に対して例えば7度程度傾斜している(図3( B)参照)。又、周側面16は下面18に垂直な面に対して、例えば11度程度 外側に傾斜している。 しかも、チップ12の周側面16と各傾斜面21a,21b,21cとの境を なす上面19の各辺は、境界部20との接続点を境に、平面視円弧状の凸曲線を なす切刃22と、直線部23とがそれぞれ形成されている(同図(A)参照)。
【0014】 そのため、中心切刃チップ12をボールエンドミル8の工具本体9に縦置きし て取り付ける際、コーナー部12aを回転軸線付近に位置させて、下面18を着 座面としてボール状部9bに固定すると、切刃22の周側面16側はすくい面を 構成し、傾斜面21a(21b,21c)側は逃げ面を構成することになる。又 、この中心切刃チップ12は、図3(B)に示す側面視で、上面19の各辺が境 界部20との接続点を境に屋根型に傾斜している。 そのため、直線部23で仕切られる傾斜面21c(21a,21b)が、切刃 22に対する逃がし面を構成することになる。これにより、切刃22で切削を行 う際にその切刃22を含む辺の直線部23に隣接する隣りの切刃22は、切削に 関与することを免れ、損傷されない。しかも、中心切刃チップ12の取付時に、 逃げ面を構成する傾斜面21aが下面18方向に傾斜しているために、上面が着 座面と平行な平面に形成されているチップと比較して、すくい面をなす周側面1 6はネガ角度でなく、ポジ角に設定できる。そのために、中心切刃チップ12の 切れ味が向上することになる。
【0015】 又、中間切刃チップ13は、図4に示すように、それぞれ面取り状の面をなす 3つのコーナー部13a,13b,13cと周側面25とを有する略三角形板状 を呈しており、その中央部には固定ボルト嵌合用の段付穴26が穿設されている 。又、工具本体9への着座面をなす平面状の下面27と対向する上面28には、 下面27と平行な略リング状平面29が設けられており、この平面29は、段付 穴26の周囲の三つの交点がそれぞれチップ13のコーナー部13a,13b, 13c方向に突出した三つの円弧状辺で仕切られている。又、この略リング状平 面29の各円弧状辺は、平面視で上面28の三辺にそれぞれ接している。 又、略リング状平面29の各交点から各コーナー部13a,13b,13cの 平面視中間点に向けて次第に下面27との距離が小さくなる曲線状(図4(B) 参照)の境界線30a,30b,30cが延びており、しかも、略リング状平面 29及び各境界線30a,30b,30cから上面28の各辺に向けて、下面2 7との距離が次第に小さくなるように対向する一対の凸曲面状傾斜面31a及び 凸曲面状傾斜面31bがそれぞれ形成されている。 そのため、上面28の各辺は平面視で大径の円弧状(図4(A)参照)である と共に、側面視でも円弧状(図4(B)参照)に形成され、それぞれ切刃32を 構成する。 そして、中間切刃チップ13は、下面27を着座面として工具本体9に縦置き に固定されると、上面28が逃げ面となり、周側面25がすくい面をなすことに なる。
【0016】 又、外周切刃チップ14は、図5に示すように、それぞれ面取り状の面をなす 3つのコーナー部14a,14b,14cと周側面34とを有する略三角形板状 を呈しており、その中央部には固定ボルト嵌合用の段付穴35が穿設されている 。又、工具本体9への着座面をなす下面36と対向する上面37は、下面36と 平行な平面をなし、上面37の各辺はそれぞれ切刃38を構成する。 そして、外周切刃チップ14は、下面36を着座面として工具本体9に縦置き に固定されると、上面37が逃げ面となり、周側面34がすくい面をなすことに なる。
【0017】 本実施例は上述のように構成されているから、図1に示すように、中心切刃チ ップ12,中間切刃チップ13,及び外周切刃チップ14がそれぞれ取り付けら れたボールエンドミル8によって被削材の切削を行なう場合、各チップの切刃に よって切削が行なわれる。 特に、中心切刃チップ12においては、凸曲線状の切刃22によって切削が行 なわれ、切屑は周側面16からなるすくい面にガイドされて二段に形成されたチ ップポケット10aの内壁面でカールされ、ボールエンドミル8の長手方向基部 側(外側)に運ばれ、切断されるなどして排出される。この場合、中心切刃チッ プ12は縦刃として配置されているから、上面19の幅が中心切刃チップ12の 厚みとなり、その剛性が増す。 このことは、一般に切刃先端がボールエンドミルの回転軸線付近に位置する中 心切刃チップにおいては、切刃が破損しやすいために、特に有用である。 しかも、傾斜面21aによって、切刃22のすくい角がポジティブになるよう 装着できるから、チップ上面を平面に形成したチップと比較して、切れ味が向上 する。
【0018】 又、切刃22で切削する際、その切刃22を含む辺の直線部23で仕切られる 傾斜面21c(21b,21a)は逃がし面を構成するから、この直線部23に 隣接する隣りの切刃22は、切削に関与することを免れ、損傷されない。そのた め、コーナーチェンジをした場合、新たに切削に供される(傾斜面21c(21 b,21a)の稜線をなす)隣りの切刃22が、切削開始前にチッピング等が生 じていることはない。 又、中間切刃チップ13や外周切刃チップ14も同様に縦置きされているから 、その剛性が高い。
【0019】 以上のように本実施例によれば、中心切刃チップ12は、切刃22が平面視凸 曲線として構成されているから、その加工が容易であり、モールド加工すること もできる。又、立て刃として用いた場合、各切刃22に続く直線部23及びその 傾斜面21c,21b,21aが、各切刃22の逃がし面を構成するから、一の 切刃22による切削時に直線部23に隣接する辺の切刃22が切屑に関与せず、 損傷しないという利点がある。その上、チップの剛性が増すという利点もある。
【0020】 更に、本実施例によるボールエンドミル8は、各切刃チップ12,13,14 が縦置きされて立て刃として取付けられているから、各切刃12,13,14の の剛性が高いという利点がある。又、中心切刃チップ12では、それぞれ逃げ面 をなす傾斜面21c,21a,21bが、中心切刃チップ12の側面視で屋根型 に傾斜しているので、立て刃として取り付けた時に、すくい角をポジ角度に設定 でき、その分切れ味が向上するという利点もあり、更に隣りの辺の切刃22が切 削に関与せず、使用前に損傷することを防止できる。 しかも、中心切刃チップ12をボールエンドミル8の回転軸線付近に取り付け ることができるから、全体に取り付けられ得る切刃チップの数が多くなり、刃数 を多くとれる利点がある。
【0021】 又、図6は、本考案による中心切刃チップ12の第二実施例を示すものである 。 本実施例による中心切刃チップ40も右勝手に構成されており、上面19の三辺 はそれぞれ曲線部41aと直線部41b全体が切刃41を構成する。又、各傾斜 面21a′,21b′,21c′は、断付穴17から各コーナー部12d,12 e,12fに向けて曲線状の境界線42a,42b,42cが設けられることで 、曲線部41aで仕切られる第一傾斜面43aと、直線部42bで仕切られる第 二傾斜面43bとに、それぞれ区分けされる。第一傾斜面43aは上下面間距離 が次第に小さくなる平面をなし、第二傾斜面43bは上下面間距離が次第に小さ くなる凸曲面をなす。 そして、各直線部41bは、図6(B)及び(C)に示すように、側面視で円 弧を形成する。 又、各コーナー部12d,12e,12fを構成する曲線部41aと直線部4 1bとの各交差部は、上下面間距離が小さくなるよう下面18側に、曲面状に傾 斜して形成されている(同図(B),(C)参照)。これにより、各切刃41に よる切削時に各コーナー部12d,12e,12fが切削に関与しないことにな るので、切削時に隣りの切刃41の曲線部41aが損傷することを防止できる。
【0022】 本実施例による中心切刃チップ40の場合、第一実施例と異なって直線部41 bを稜線とする第二傾斜面43bは凸曲面をなすので逃がし面にならない。しか しながら、各コーナー部12d,12e,12fが曲面状に傾斜しているので、 隣りの切刃41の曲線部41aが損傷することを防止できる。その上、上面19 の各辺全体が切刃41を構成するから、切削能率が高くなる利点を有する。又、 スローアウェイチップを立て刃として用いた場合、その上面をなす傾斜面によっ て、すくい面のネガ角度を比較的小さく設定できるから、その分切れ味が向上す るという利点もある。
【0023】 尚、上述の中心切刃チップ12,40において、上面19上の境界部20は必 ずしも三角形の平面である必要ではなく、隣接する二つの傾斜面を仕切る境界線 としてもよい。又、中心切刃チップ12,40は第一実施例及び第二実施例では 右勝手としたが、これに限定されることなく、左勝手、或いは勝手なしでもよい 。 又、このような中心切刃チップ12,40は、ボールエンドミルに限らず、他 の切削工具例えばラジアスエンドミル等にも採用できる。 又、上述の実施例では、中間切刃チップ13及び外周切刃チップ14は、ボー ルエンドミル8に縦置きしたが、これに代えて一方又は両方のチップを横刃とし て横置き配置してもよい。 又、外周切刃チップ14は、切刃38が側面視直線状に形成されているが、こ れに代えて側面視凸曲線状に形成してもよい。
【0024】
【考案の効果】
上述のように、本考案に係るスローアウェイチップでは、上面の各辺が、平面 視で外側に突出する曲線からなる切刃部と直線部とからなると共に、各辺の切刃 部と直線部との境界に至る上面中央領域から各コーナー部にかけてその上下面間 距離が次第に小さくなるようそれぞれ傾斜面が形成されているから、その加工が 容易であり、モールド加工することもできる。又、スローアウェイチップを立て 刃として用いた場合、各切刃の逃げ面をなす傾斜面にそれぞれ隣接する傾斜面が 、逃がし面を構成するから、切削時に切削に関与しない隣接する切刃部の損傷を 防止できる。しかも、その上面をなす傾斜面によって、すくい面をポジ角に設定 できるから、その分切れ味が向上する。 又、本考案に係るスローアウェイチップは、上面の各辺が、平面視で外側に突 出する曲線部と直線部とで切刃部を形成するようにしたから、各辺全体を切刃と して用いることができ、切削能率の高いチップを得ることができる。更に、その 加工が容易であり、モールド加工することもでき、又、スローアウェイチップを 立て刃として用いた場合、その上面をなす傾斜面によって、すくい面のネガ角度 を比較的小さく設定できるから、その分切れ味が向上するという利点もある。 又、本考案に係るボールエンドミルは、先端ボール状部分の回転軸線付近に、 各辺の一部又は全体が切刃をなすと共に上面に傾斜面が形成されているスローア ウェイチップが縦置き配置されているから、そのスローアウェイチップの剛性が 高いという利点がある。しかも、このスローアウェイチップをボールエンドミル の回転軸線付近に取り付けることができるから、全体に取り付けられ得る切刃チ ップの数が多くなり、刃数を多くとれる利点がある。又、立て刃として取り付け た時に、すくい角をポジ角又は比較的小さいネガ角に設定でき、その分切れ味が 向上するという利点もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例によるボールエンドミルの先端
側面図である。
【図2】図1のボールエンドミルの底面図である。
【図3】(A)は中心切刃チップの第一実施例による平
面図、(B)は側面図である。
【図4】(A)は中間切刃チップの一実施例による平面
図、(B)は側面図である。
【図5】(A)は外周切刃チップの一実施例による平面
図、(B)は側面図である。
【図6】(A)は中心切刃チップの第二実施例による平
面図、(B),(C)はそれぞれ側面図である。
【図7】従来のボールエンドミルの側面図である。
【符号の説明】
8 ボールエンドミル 9 工具本体 12,40 中心切刃チップ 13 中間切刃チップ 14 外周切刃チップ 12a,12b,12c コーナー部 12d,12e,12f コーナー部 18 下面 19 上面 20 境界部 21a,21b,21c,21a′,21b′,21
c′ 傾斜面 22 切刃部 23 直線部 42a,42b,42c 境界線 43a 第一傾斜面 43b 第二傾斜面

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】立て刃として用いられる略三角形板状のス
    ローアウェイチップにおいて、着座面をなす平面状の下
    面と対向する上面の各辺が、それぞれ平面視で外側に突
    出する曲線からなる切刃部と直線部とからなると共に、
    前記各辺の切刃部と直線部との境界に至る上面中央領域
    から各コーナー部にかけて、その上下面間距離が次第に
    小さくなるようそれぞれ平面状の傾斜面がそれぞれ形成
    されていることを特徴とするスローアウェイチップ。
  2. 【請求項2】立て刃として用いられる略三角形板状のス
    ローアウェイチップにおいて、着座面をなす平面状の下
    面と対向する上面の各辺が、それぞれ平面視で外側に突
    出する曲線部と直線部とからなる切刃を構成すると共
    に、前記各辺の曲線部と直線部との境界に至る上面中央
    領域から各コーナー部にかけてその上下面間距離が次第
    に小さくなるようそれぞれ傾斜面が形成され、該各傾斜
    面は、上面中央領域から各コーナー部に向けてそれぞれ
    延びる境界線によって、前記曲線部に至る第一傾斜面と
    直線部に至る第二傾斜面とにそれぞれ分けられていて、
    該第一傾斜面は平面をなし、第二傾斜面は凸曲面をなす
    と共に、前記直線部は側面視円弧状に形成されているこ
    とを特徴とするスローアウェイチップ。
  3. 【請求項3】複数種類のスローアウェイチップが取り付
    けられたボールエンドミルにおいて、先端ボール状部分
    の回転軸線付近に請求項1又は2に記載のスローアウェ
    イチップが縦置きされ、そして切刃が側面視円弧状のス
    ローアウェイチップ及び切刃が側面視直線又は円弧状の
    スローアウェイチップが、順次縦置き又は横置きされて
    固定されていることを特徴とするボールエンドミル。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0612670U (ja) * 1992-07-23 1994-02-18 パイオニア工業株式会社 錠の取付構造
JP2000516153A (ja) * 1996-08-22 2000-12-05 イスカー・リミテツド 切削用差込み工具

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