JPH0761929A - 末梢循環改善剤 - Google Patents
末梢循環改善剤Info
- Publication number
- JPH0761929A JPH0761929A JP21066893A JP21066893A JPH0761929A JP H0761929 A JPH0761929 A JP H0761929A JP 21066893 A JP21066893 A JP 21066893A JP 21066893 A JP21066893 A JP 21066893A JP H0761929 A JPH0761929 A JP H0761929A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- alkyl
- dihydropyridine derivative
- aryl
- same
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- Pending
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- Plural Heterocyclic Compounds (AREA)
- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 式
【化1】
で表されるジヒドロピリジン誘導体の塩酸塩を有効成分
とする末梢循環改善剤。 【効果】 上記ジヒドロピリジン誘導体の塩酸塩は極め
て低毒性で、血液流動性、赤血球変形能および微小循環
を改善する作用を有するので、末梢循環の不全により誘
導される疾患、例えばレイノー症候群、閉塞性動脈硬化
症、閉塞性血栓性血管炎、バージャー病、糖尿病性微小
血管障害または糖尿病性壊疽などの末梢動脈閉塞疾患の
予防または治療に有用である。
とする末梢循環改善剤。 【効果】 上記ジヒドロピリジン誘導体の塩酸塩は極め
て低毒性で、血液流動性、赤血球変形能および微小循環
を改善する作用を有するので、末梢循環の不全により誘
導される疾患、例えばレイノー症候群、閉塞性動脈硬化
症、閉塞性血栓性血管炎、バージャー病、糖尿病性微小
血管障害または糖尿病性壊疽などの末梢動脈閉塞疾患の
予防または治療に有用である。
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、後述の特定構造を有す
るジヒドロピリジン誘導体またはその酸付加塩を有効成
分とする末梢循環改善剤に関する。
るジヒドロピリジン誘導体またはその酸付加塩を有効成
分とする末梢循環改善剤に関する。
【0002】
【従来技術・発明が解決しようとする課題】後記ジヒド
ロピリジン誘導体(I)はカルシウムチャンネル拮抗作
用を有しており、抗高血圧剤、および脳の血管拡張剤、
冠動脈治療剤(狭心症治療剤)として有用であることは
既に知られている(特開昭63−225356号公
報)。
ロピリジン誘導体(I)はカルシウムチャンネル拮抗作
用を有しており、抗高血圧剤、および脳の血管拡張剤、
冠動脈治療剤(狭心症治療剤)として有用であることは
既に知られている(特開昭63−225356号公
報)。
【0003】本発明者らはこのジヒドロピリジン誘導体
(I)について各種研究を進めてきたところ、該化合物
は、さらに脳血流増加剤(特開平2−62824号公
報)、血管攣縮治療剤(特開平2−180826号公
報)、強心薬(特開平4−235168号公報)として
も極めて有用であることを見出している。
(I)について各種研究を進めてきたところ、該化合物
は、さらに脳血流増加剤(特開平2−62824号公
報)、血管攣縮治療剤(特開平2−180826号公
報)、強心薬(特開平4−235168号公報)として
も極めて有用であることを見出している。
【0004】更に、本発明者らが鋭意研究を行った結
果、当該ジヒドロピリジン誘導体(I)およびその酸付
加塩が、これまで見出されていた上記作用とは異なった
予想外の作用、すなわち血液流動性、赤血球変形能およ
び微小循環を改善する作用を有し、末梢循環改善剤とし
て有用であることを見出した。
果、当該ジヒドロピリジン誘導体(I)およびその酸付
加塩が、これまで見出されていた上記作用とは異なった
予想外の作用、すなわち血液流動性、赤血球変形能およ
び微小循環を改善する作用を有し、末梢循環改善剤とし
て有用であることを見出した。
【0005】本発明の目的は、ジヒドロピリジン誘導体
を有効成分とする末梢循環改善剤を提供することであ
る。
を有効成分とする末梢循環改善剤を提供することであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、一般式
【0007】
【化3】
【0008】〔式中、R1 、R2 およびR3 は同一また
は異なってアルキル、シクロアルキルまたはアルコキシ
アルキルを、R4 およびR5 は同一または異なって水素
原子、ハロゲン、ニトロ、ハロゲン化アルキル、アルキ
ルスルホニル、ハロゲン化アルコキシ、アルキルスルフ
ィニル、アルキル、シクロアルキル、アルコキシ、シア
ノ、アルコキシカルボニルまたはアルキルチオを(ただ
し、R4 およびR5 は同時に水素原子ではない)、Xは
ビニレンまたはアゾメチンで表される基を、Aはアルキ
レンを、Bは−N(R6 ) (R7 ) または
は異なってアルキル、シクロアルキルまたはアルコキシ
アルキルを、R4 およびR5 は同一または異なって水素
原子、ハロゲン、ニトロ、ハロゲン化アルキル、アルキ
ルスルホニル、ハロゲン化アルコキシ、アルキルスルフ
ィニル、アルキル、シクロアルキル、アルコキシ、シア
ノ、アルコキシカルボニルまたはアルキルチオを(ただ
し、R4 およびR5 は同時に水素原子ではない)、Xは
ビニレンまたはアゾメチンで表される基を、Aはアルキ
レンを、Bは−N(R6 ) (R7 ) または
【0009】
【化4】
【0010】(R6 、R7 およびR8 は同一または異な
って水素原子、アルキル、シクロアルキル、アラルキ
ル、アリールまたはピリジルを、Arはアリールまたは
ピリジルを、nは0または1、2の整数をそれぞれ示
す)で表される基を示す〕
って水素原子、アルキル、シクロアルキル、アラルキ
ル、アリールまたはピリジルを、Arはアリールまたは
ピリジルを、nは0または1、2の整数をそれぞれ示
す)で表される基を示す〕
【0011】で表されるジヒドロピリジン誘導体〔以
下、ジヒドロピリジン誘導体(I)という〕またはその
酸付加塩(通常は、薬理学的に許容される酸付加塩)を
有効成分とする末梢循環改善剤に関する。
下、ジヒドロピリジン誘導体(I)という〕またはその
酸付加塩(通常は、薬理学的に許容される酸付加塩)を
有効成分とする末梢循環改善剤に関する。
【0012】特に、上記において、R1 、R2 およびR
3 は同一または異なってアルキル、R4 は水素原子、R
5 はニトロ、ハロゲン化アルキルまたはシアノ、R6 お
よびR7 は同一または異なってアルキル、アラルキルま
たはアリール、R8 はアリール、Arはアリール、nは
1であるものが特に好ましい。
3 は同一または異なってアルキル、R4 は水素原子、R
5 はニトロ、ハロゲン化アルキルまたはシアノ、R6 お
よびR7 は同一または異なってアルキル、アラルキルま
たはアリール、R8 はアリール、Arはアリール、nは
1であるものが特に好ましい。
【0013】本発明で使用されるジヒドロピリジン誘導
体(I)およびその酸付加塩は、特に緩やかな作用発現
と長い持続時間を有し、しかもその毒性が極めて低いの
で、有効かつ安全性の極めて高いものである点に大きな
特徴を有している。
体(I)およびその酸付加塩は、特に緩やかな作用発現
と長い持続時間を有し、しかもその毒性が極めて低いの
で、有効かつ安全性の極めて高いものである点に大きな
特徴を有している。
【0014】本明細書中で用いられている記号について
以下に説明する。R1 、R2 およびR3 で示されるアル
キルとしては、直鎖状、分岐状のいずれでもよく、炭素
数1〜6の低級アルキルが好ましく、例えばメチル、エ
チル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、
sec-ブチル、t-ブチル、ペンチル、イソペンチル、ネオ
ペンチル、ヘキシルなどが挙げられ、とりわけ炭素数1
〜4のものが好ましい。これらアルキルの末端にさらに
炭素数3〜6の低級シクロアルキルアルキル(例えば、
シクロプロピルメチル、シクロブチルエチル、シクロペ
ンチルメチルなど)を有してもよい。
以下に説明する。R1 、R2 およびR3 で示されるアル
キルとしては、直鎖状、分岐状のいずれでもよく、炭素
数1〜6の低級アルキルが好ましく、例えばメチル、エ
チル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、
sec-ブチル、t-ブチル、ペンチル、イソペンチル、ネオ
ペンチル、ヘキシルなどが挙げられ、とりわけ炭素数1
〜4のものが好ましい。これらアルキルの末端にさらに
炭素数3〜6の低級シクロアルキルアルキル(例えば、
シクロプロピルメチル、シクロブチルエチル、シクロペ
ンチルメチルなど)を有してもよい。
【0015】R1 、R2 およびR3 で示されるシクロア
ルキルとしては、炭素数3〜6の低級シクロアルキルが
好ましく、例えばシクロプロピル、シクロブチル、シク
ロペンチル、シクロヘキシルなどが挙げられる。
ルキルとしては、炭素数3〜6の低級シクロアルキルが
好ましく、例えばシクロプロピル、シクロブチル、シク
ロペンチル、シクロヘキシルなどが挙げられる。
【0016】またR1 、R2 およびR3 で示されるアル
コキシアルキルとしては、炭素数の合計が3〜7のもの
が好ましく、例えばメトキシエチル、エトキシエチル、
プロポキシエチル、イソプロポキシエチル、ブトキシエ
チル、メトキシプロピル、2−メトキシ−1−メチルエ
チル、2−エトキシ−1−メチルエチルなどが挙げられ
る。
コキシアルキルとしては、炭素数の合計が3〜7のもの
が好ましく、例えばメトキシエチル、エトキシエチル、
プロポキシエチル、イソプロポキシエチル、ブトキシエ
チル、メトキシプロピル、2−メトキシ−1−メチルエ
チル、2−エトキシ−1−メチルエチルなどが挙げられ
る。
【0017】R4 およびR5 で示される置換基は同一で
も異なっていてもよく、また環上のいずれの位置に置換
されていてもよいが、特にジヒドロピリジン環との結合
位置に対して2位または/および3位であるものが好ま
しい。
も異なっていてもよく、また環上のいずれの位置に置換
されていてもよいが、特にジヒドロピリジン環との結合
位置に対して2位または/および3位であるものが好ま
しい。
【0018】R4 およびR5 で示されるハロゲンとして
は、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素の各原子が挙げられ、
とりわけフッ素原子または塩素原子が好ましい。R4 お
よびR5 で示されるアルキル、シクロアルキルとして
は、前記R1 〜R3 で例示されたものが挙げられる。
は、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素の各原子が挙げられ、
とりわけフッ素原子または塩素原子が好ましい。R4 お
よびR5 で示されるアルキル、シクロアルキルとして
は、前記R1 〜R3 で例示されたものが挙げられる。
【0019】R4 およびR5 で示されるアルコキシとし
ては、炭素数1〜3の低級アルコキシが好ましく、例え
ばメトキシ、エトキシ、プロポキシ、イソプロポキシな
どが挙げられる。
ては、炭素数1〜3の低級アルコキシが好ましく、例え
ばメトキシ、エトキシ、プロポキシ、イソプロポキシな
どが挙げられる。
【0020】R4 およびR5 で示されるアルキルチオと
しては、炭素数1〜3のものが好ましく、例えばメチル
チオ、エチルチオ、プロピルチオ、イソプロピルチオな
どが挙げられる。
しては、炭素数1〜3のものが好ましく、例えばメチル
チオ、エチルチオ、プロピルチオ、イソプロピルチオな
どが挙げられる。
【0021】R4 およびR5 で示されるアルコキシカル
ボニルとしては、炭素数2〜4のものが好ましく、例え
ばメトキシカルボニル、エトキシカルボニル、プロポキ
シカルボニルなどが挙げられる。
ボニルとしては、炭素数2〜4のものが好ましく、例え
ばメトキシカルボニル、エトキシカルボニル、プロポキ
シカルボニルなどが挙げられる。
【0022】ハロゲン化物のハロゲンも上記と同様のも
のが示され、R4 およびR5 で示されるハロゲン化アル
キルとは、その一部の水素原子がハロゲン化されたもの
〔例えば(CF3 )2 CHCH2 −、CF3 CH2 −な
ど〕であっても、全部の水素原子がハロゲン化されたも
の(トリフルオロメチルなど)であってもよい。また、
ハロゲン化アルコキシもその一部の水素原子がハロゲン
化されたものであっても、全部の水素原子がハロゲン化
されたものであってもよい。ハロゲン化アルキルおよび
ハロゲン化アルコキシの炭素数は各々1〜6、好ましく
は1〜4である。
のが示され、R4 およびR5 で示されるハロゲン化アル
キルとは、その一部の水素原子がハロゲン化されたもの
〔例えば(CF3 )2 CHCH2 −、CF3 CH2 −な
ど〕であっても、全部の水素原子がハロゲン化されたも
の(トリフルオロメチルなど)であってもよい。また、
ハロゲン化アルコキシもその一部の水素原子がハロゲン
化されたものであっても、全部の水素原子がハロゲン化
されたものであってもよい。ハロゲン化アルキルおよび
ハロゲン化アルコキシの炭素数は各々1〜6、好ましく
は1〜4である。
【0023】R4 およびR5 で示されるアルキルスルホ
ニルおよびアルキルスルフィニルにおけるアルキルとし
ては、前記R1 〜R3 で例示したもの、即ち炭素数1〜
6(好ましくは炭素数1〜4)のものが挙げられる。
ニルおよびアルキルスルフィニルにおけるアルキルとし
ては、前記R1 〜R3 で例示したもの、即ち炭素数1〜
6(好ましくは炭素数1〜4)のものが挙げられる。
【0024】R4 としては水素原子が、R5 としてはシ
アノ、ニトロ、ハロゲン化アルキル(特に、トリフルオ
ロメチル)が好ましい。
アノ、ニトロ、ハロゲン化アルキル(特に、トリフルオ
ロメチル)が好ましい。
【0025】R6 、R7 およびR8 で示されるアルキ
ル、シクロアルキルとしては、前記R 1 〜R3 で例示さ
れたものが挙げられる。
ル、シクロアルキルとしては、前記R 1 〜R3 で例示さ
れたものが挙げられる。
【0026】アラルキルとしては、ベンジル、α−フェ
ニルエチル、β−フェニルエチル、γ−フェニルプロピ
ルなどのフェニルC1-3 アルキルなどが挙げられる。ア
リールとしてはフェニル、ナフチルなどが挙げられる。
ニルエチル、β−フェニルエチル、γ−フェニルプロピ
ルなどのフェニルC1-3 アルキルなどが挙げられる。ア
リールとしてはフェニル、ナフチルなどが挙げられる。
【0027】これらの芳香環は任意の位置に同一または
異なる置換基を有していてもよく、この置換基として
は、例えば前記R4 およびR5 として例示されたものな
どが挙げられる。
異なる置換基を有していてもよく、この置換基として
は、例えば前記R4 およびR5 として例示されたものな
どが挙げられる。
【0028】ピリジルとしては2−ピリジル、3−ピリ
ジル、4−ピリジルが挙げられ、これらは前記R4 およ
びR5 として例示された置換基を有していてもよい。
ジル、4−ピリジルが挙げられ、これらは前記R4 およ
びR5 として例示された置換基を有していてもよい。
【0029】Aで示されるアルキレンとしては、直鎖状
または分岐状の炭素数2〜4のものが好ましく、具体的
にはエチレン、トリメチレン、テトラメチレン、1,2
−ジメチルエチレンなどが挙げられる。
または分岐状の炭素数2〜4のものが好ましく、具体的
にはエチレン、トリメチレン、テトラメチレン、1,2
−ジメチルエチレンなどが挙げられる。
【0030】Arで示されるアリールおよびピリジルと
しては、前記R6 、R7 およびR8で例示されたものが
挙げられ、同様の置換基を有していてもよい。
しては、前記R6 、R7 およびR8で例示されたものが
挙げられ、同様の置換基を有していてもよい。
【0031】ジヒドロピリジンの4位置換基である
【0032】
【化5】
【0033】で表される環としては、Xがビニレン(−
CH=CH−)である場合はベンゼン環を、アゾメチン
(−CH=N−)の時はピリジンをそれぞれ意味し、こ
れらはその任意の位置でジヒドロピリジンの4位と結合
していてもよい。
CH=CH−)である場合はベンゼン環を、アゾメチン
(−CH=N−)の時はピリジンをそれぞれ意味し、こ
れらはその任意の位置でジヒドロピリジンの4位と結合
していてもよい。
【0034】置換基R4 およびR5 は、ジヒドロピリジ
ンの4位に結合する炭素原子に対してオルト、メタ、パ
ラ位のいずれの位置で置換されてもよく、好ましくはオ
ルト位または/およびメタ位で置換される。
ンの4位に結合する炭素原子に対してオルト、メタ、パ
ラ位のいずれの位置で置換されてもよく、好ましくはオ
ルト位または/およびメタ位で置換される。
【0035】ジヒドロピリジン誘導体(I)およびその
酸付加塩としては、具体的には以下の表1に挙げたよう
な化合物およびその酸付加塩などが例示される。
酸付加塩としては、具体的には以下の表1に挙げたよう
な化合物およびその酸付加塩などが例示される。
【0036】
【表1】
【0037】ジヒドロピリジン誘導体(I)およびその
酸付加塩として、より好ましくは2−〔p−(4−ベン
ズヒドリルピペラジノ)フェニル〕エチル メチル
2,6−ジメチル−4−(3−ニトロフェニル)−1,
4−ジヒドロピリジン−3,5−ジカルボキシレート、
2−〔p−(4−ベンズヒドリルピペラジノ)フェニ
ル〕エチル メチル 2,6−ジメチル−4−(4−シ
アノ−2−ピリジル)−1,4−ジヒドロピリジン−
3,5−ジカルボキシレートおよびそれらの酸付加塩な
どが例示される。
酸付加塩として、より好ましくは2−〔p−(4−ベン
ズヒドリルピペラジノ)フェニル〕エチル メチル
2,6−ジメチル−4−(3−ニトロフェニル)−1,
4−ジヒドロピリジン−3,5−ジカルボキシレート、
2−〔p−(4−ベンズヒドリルピペラジノ)フェニ
ル〕エチル メチル 2,6−ジメチル−4−(4−シ
アノ−2−ピリジル)−1,4−ジヒドロピリジン−
3,5−ジカルボキシレートおよびそれらの酸付加塩な
どが例示される。
【0038】ジヒドロピリジン誘導体(I)は、当該ジ
ヒドロピリジン誘導体(I)を構成する任意の部分と残
余部分とを自体公知の手段、特に脱水閉環反応に付すこ
とにより製造することができる。
ヒドロピリジン誘導体(I)を構成する任意の部分と残
余部分とを自体公知の手段、特に脱水閉環反応に付すこ
とにより製造することができる。
【0039】具体的には、特開昭63−107975号
公報、特開昭63−112560号公報、特開昭63−
225356号公報、特開昭58−201765号公
報、特開昭63−99042号公報、特開昭63−15
2351号公報、特開昭61−260064号公報に記
載された製法を用いて製造される。
公報、特開昭63−112560号公報、特開昭63−
225356号公報、特開昭58−201765号公
報、特開昭63−99042号公報、特開昭63−15
2351号公報、特開昭61−260064号公報に記
載された製法を用いて製造される。
【0040】かくして製造されるジヒドロピリジン誘導
体(I)は公知の分離精製手段、例えば濃縮、抽出、ク
ロマトグラフィー、再沈澱、再結晶などを適宜用いるこ
とにより任意の純度のものとして採取できる。
体(I)は公知の分離精製手段、例えば濃縮、抽出、ク
ロマトグラフィー、再沈澱、再結晶などを適宜用いるこ
とにより任意の純度のものとして採取できる。
【0041】ジヒドロピリジン誘導体(I)は塩基性基
を有するので、公知の手段により酸付加塩とすることも
できる。かかる塩としては薬理学的に許容され得るもの
であれば特に制限されず、例えば無機酸との塩(塩酸
塩、臭化水素酸塩、リン酸塩、硫酸塩など)、有機酸と
の塩(酢酸塩、コハク酸塩、マレイン酸塩、フマール酸
塩、リンゴ酸塩、酒石酸塩)などが挙げられる。
を有するので、公知の手段により酸付加塩とすることも
できる。かかる塩としては薬理学的に許容され得るもの
であれば特に制限されず、例えば無機酸との塩(塩酸
塩、臭化水素酸塩、リン酸塩、硫酸塩など)、有機酸と
の塩(酢酸塩、コハク酸塩、マレイン酸塩、フマール酸
塩、リンゴ酸塩、酒石酸塩)などが挙げられる。
【0042】
【作用・効果】本発明の有効成分であるジヒドロピリジ
ン誘導体(I)およびその酸付加塩は極めて低毒性で、
血液流動性、赤血球変形能および微小循環を改善する作
用を有するため、哺乳動物(例えば、マウス、ラット、
ウサギ、イヌ、ネコ、ヒトなど)における末梢循環の不
全により誘導される疾患、例えばレイノー症候群、閉塞
性動脈硬化症、閉塞性血栓性血管炎、バージャー病、糖
尿病性微小血管障害または糖尿病性壊疽などの末梢動脈
閉塞疾患の予防または治療に有用である。また、高血圧
性、臓器循環障害の予防または治療をはじめ、脳血管障
害の急性期および慢性期の治療にも有用である。
ン誘導体(I)およびその酸付加塩は極めて低毒性で、
血液流動性、赤血球変形能および微小循環を改善する作
用を有するため、哺乳動物(例えば、マウス、ラット、
ウサギ、イヌ、ネコ、ヒトなど)における末梢循環の不
全により誘導される疾患、例えばレイノー症候群、閉塞
性動脈硬化症、閉塞性血栓性血管炎、バージャー病、糖
尿病性微小血管障害または糖尿病性壊疽などの末梢動脈
閉塞疾患の予防または治療に有用である。また、高血圧
性、臓器循環障害の予防または治療をはじめ、脳血管障
害の急性期および慢性期の治療にも有用である。
【0043】ジヒドロピリジン誘導体(I)およびその
酸付加塩を上記の医薬品として用いる場合、薬理的に許
容される添加剤(例えば、担体、賦形剤、希釈剤など)
などを、製薬上必要な成分と適宜混合し、粉末、顆粒、
錠剤、カプセル剤、シロップ剤、注射剤などの態様で医
薬組成物とし、経口的または非経口的に投与することが
できる。
酸付加塩を上記の医薬品として用いる場合、薬理的に許
容される添加剤(例えば、担体、賦形剤、希釈剤など)
などを、製薬上必要な成分と適宜混合し、粉末、顆粒、
錠剤、カプセル剤、シロップ剤、注射剤などの態様で医
薬組成物とし、経口的または非経口的に投与することが
できる。
【0044】上記製剤中には、ジヒドロピリジン誘導体
(I)およびその酸付加塩の有効量が配合される。投与
量は、投与ルート、症状、患者の体重あるいは年令など
によっても異なるが、たとえば成人患者に経口投与する
場合は、0.1〜100 mg/ヒト/日、特に1〜20mg/ヒト
/日を1日1〜数回に分けて投与するのが望ましい。ま
た、静脈内投与の場合は、0.1〜300 μg/ヒト/日、
特に5〜100 μg/ヒト/日を1日1〜数回に分けて投
与するのが望ましい。
(I)およびその酸付加塩の有効量が配合される。投与
量は、投与ルート、症状、患者の体重あるいは年令など
によっても異なるが、たとえば成人患者に経口投与する
場合は、0.1〜100 mg/ヒト/日、特に1〜20mg/ヒト
/日を1日1〜数回に分けて投与するのが望ましい。ま
た、静脈内投与の場合は、0.1〜300 μg/ヒト/日、
特に5〜100 μg/ヒト/日を1日1〜数回に分けて投
与するのが望ましい。
【0045】
【実験例・実施例・参考例】以下、実験例、実施例、参
考例を以て本発明をさらに詳しく説明するが、これらは
本発明を限定するものではない。なお、 1H−NMR測
定について、特に記載のないものはCDCl3 を使用し
た。
考例を以て本発明をさらに詳しく説明するが、これらは
本発明を限定するものではない。なお、 1H−NMR測
定について、特に記載のないものはCDCl3 を使用し
た。
【0046】ジヒドロピリジン誘導体(I)またはその
酸付加塩の血液レオロジー学的改善作用を以下の実験例
で試験した。
酸付加塩の血液レオロジー学的改善作用を以下の実験例
で試験した。
【0047】〔被検薬剤〕後記化合物2(本発明化合
物)、ニルバジピン(対照薬剤)およびペントキシフィ
リン(対照薬剤)を用いた。
物)、ニルバジピン(対照薬剤)およびペントキシフィ
リン(対照薬剤)を用いた。
【0048】〔被験動物〕脳卒中易発症雄性ラット(S
HRSP)およびWistar-Kyoto雄性ラット(WKY)を
用いた。
HRSP)およびWistar-Kyoto雄性ラット(WKY)を
用いた。
【0049】実験例1:血液粘度および血漿粘度への影
響 〔実験方法〕SHRSPおよびWKYへの被験薬剤ある
いはビヒクル(溶媒)の連日経口投与は9週齢より開始
し、3週間行った。薬剤投与前および投与2時間後に非
観血式血圧測定装置(BP-98,ソフトロン)を用いて、収
縮期血圧および心拍数を1週間毎に測定した。
響 〔実験方法〕SHRSPおよびWKYへの被験薬剤ある
いはビヒクル(溶媒)の連日経口投与は9週齢より開始
し、3週間行った。薬剤投与前および投与2時間後に非
観血式血圧測定装置(BP-98,ソフトロン)を用いて、収
縮期血圧および心拍数を1週間毎に測定した。
【0050】血液粘度の測定 投与終了後、ペントバルビタール40mg/kg体重の腹腔内
投与により、下行大動脈よりヘパリン採血した。全血
は、採血後直ちのものを用い、血漿は、全血を速やかに
2,000rpmで10分間遠心後、再度3,000rpmで10分間の遠心
を行って分離したものを検体とした。全血および血漿の
粘度は、回転粘度計(E型粘度計、東京計器)を用いて
測定した。なお、測定時のずり速度は、全血および血漿
ともに3.84〜192.0 sec -1にて行った。
投与により、下行大動脈よりヘパリン採血した。全血
は、採血後直ちのものを用い、血漿は、全血を速やかに
2,000rpmで10分間遠心後、再度3,000rpmで10分間の遠心
を行って分離したものを検体とした。全血および血漿の
粘度は、回転粘度計(E型粘度計、東京計器)を用いて
測定した。なお、測定時のずり速度は、全血および血漿
ともに3.84〜192.0 sec -1にて行った。
【0051】フィブリノーゲン濃度の測定 下行大動脈より採血した新鮮な血液9容と3.8 %クエン
酸ナトリウム1容を混和した。速やかに、3,000rpmで10
分間の遠心分離して得られた血漿を検体として、トロン
ビン時間法により測定した。測定にはフィブリノーゲン
測定用試薬・Bを用いた。
酸ナトリウム1容を混和した。速やかに、3,000rpmで10
分間の遠心分離して得られた血漿を検体として、トロン
ビン時間法により測定した。測定にはフィブリノーゲン
測定用試薬・Bを用いた。
【0052】〔結果〕SHRSPを用いて、化合物2の
3週間連日投与後の血液粘度への影響をニルバジピン
(NIL)およびペントキシフィリン(PXF)の場合
と比較検討した。また、正常血圧ラット(WKY)との
比較についても同様に行い、表2にそれらの結果をまと
めた。
3週間連日投与後の血液粘度への影響をニルバジピン
(NIL)およびペントキシフィリン(PXF)の場合
と比較検討した。また、正常血圧ラット(WKY)との
比較についても同様に行い、表2にそれらの結果をまと
めた。
【0053】
【表2】
【0054】血液粘度への影響 動脈血採取時のヘマトクリット(Ht)値には、SHR
SPにおいて薬剤による影響は認められなかった。一
方、WKYでは、化合物2の3mg/kg体重投与群におい
てビヒクル群に比し、有意なHt値の減少が認められ
た。採血後直ちに測定した全血粘度は、SHRSPのビ
ヒクル群においてWKYの場合と比較してやや高い値を
示した。
SPにおいて薬剤による影響は認められなかった。一
方、WKYでは、化合物2の3mg/kg体重投与群におい
てビヒクル群に比し、有意なHt値の減少が認められ
た。採血後直ちに測定した全血粘度は、SHRSPのビ
ヒクル群においてWKYの場合と比較してやや高い値を
示した。
【0055】これに対し、化合物2の投与により各ずり
速度での粘度は用量依存的に低下し、特に3mg/kg体重
投与群での値は、WKYビヒクル群の場合とほぼ同じで
あった。同様に、NIL投与群においても全血粘度は低
下する傾向を示した。一方、PXFの投与による全血粘
度の低下は認められなかった。
速度での粘度は用量依存的に低下し、特に3mg/kg体重
投与群での値は、WKYビヒクル群の場合とほぼ同じで
あった。同様に、NIL投与群においても全血粘度は低
下する傾向を示した。一方、PXFの投与による全血粘
度の低下は認められなかった。
【0056】血漿粘度についても同様に、SHRSPの
ビヒクル群において、WKYの場合と比較してやや高い
値を示したが、各薬剤投与による影響は認められなかっ
た。
ビヒクル群において、WKYの場合と比較してやや高い
値を示したが、各薬剤投与による影響は認められなかっ
た。
【0057】フィブリノーゲン濃度への影響 血漿側の因子として最も血液粘度に影響するフィブリノ
ーゲン濃度を測定した。ビヒクル群でのフィブリノーゲ
ン濃度は、SHRSPにおいてWKYの場合と比較して
高値を示したが、各薬剤投与による影響は認められなか
った。
ーゲン濃度を測定した。ビヒクル群でのフィブリノーゲ
ン濃度は、SHRSPにおいてWKYの場合と比較して
高値を示したが、各薬剤投与による影響は認められなか
った。
【0058】以上の結果から、化合物2を3週間連日投
与することにより、SHRSPのビヒクル群において認
められる全血粘度の上昇をほぼ正常レベルにまで抑制す
ることが示され、本薬剤は血液流動性改善作用を有する
ことが示された。
与することにより、SHRSPのビヒクル群において認
められる全血粘度の上昇をほぼ正常レベルにまで抑制す
ることが示され、本薬剤は血液流動性改善作用を有する
ことが示された。
【0059】実験例2:赤血球変形能に対する影響 〔実験方法〕SHRSPおよびWKYを被験薬剤または
ビヒクル(溶媒)を10ml/kg体重の容量で9週齢より連
日強制経口投与した。実験開始日および実験開始3週間
後に非観血式血圧測定装置(BP-98,ソフトロン)を用い
て、収縮期血圧および心拍数を測定した。赤血球変形能
は、薬剤の投与開始3週間後に測定した。
ビヒクル(溶媒)を10ml/kg体重の容量で9週齢より連
日強制経口投与した。実験開始日および実験開始3週間
後に非観血式血圧測定装置(BP-98,ソフトロン)を用い
て、収縮期血圧および心拍数を測定した。赤血球変形能
は、薬剤の投与開始3週間後に測定した。
【0060】動物をペントバルビタールNaにて麻酔し、
腹部大動脈よりヘパリン採血した。このヘパリン加血を
用い、Reidらの方法〔Reid HL et al., J. Clin.Patho
l., 29, 855-858 (1976) 〕に準じて赤血球変形能を直
ちに測定した。すなわち、20cm水柱の陰圧下に小孔サイ
ズ(pore size )5μmのメンブランフィルター〔Nucl
eopore(登録商標)社〕を生理食塩液(対照液)および
血液0.5 mlが通過する時間を測定した。血液のフィルタ
ー通過時間を生理食塩液のフィルター通過時間で補正し
た後(式1)、1分間に通過する血液量として算出した
(式2)。その通過量を各々のHt値で補正し(式
3)、その結果を赤血球の膜透過速度として全血中の赤
血球変形能の指標とした。なお、測定は全て2回行っ
た。
腹部大動脈よりヘパリン採血した。このヘパリン加血を
用い、Reidらの方法〔Reid HL et al., J. Clin.Patho
l., 29, 855-858 (1976) 〕に準じて赤血球変形能を直
ちに測定した。すなわち、20cm水柱の陰圧下に小孔サイ
ズ(pore size )5μmのメンブランフィルター〔Nucl
eopore(登録商標)社〕を生理食塩液(対照液)および
血液0.5 mlが通過する時間を測定した。血液のフィルタ
ー通過時間を生理食塩液のフィルター通過時間で補正し
た後(式1)、1分間に通過する血液量として算出した
(式2)。その通過量を各々のHt値で補正し(式
3)、その結果を赤血球の膜透過速度として全血中の赤
血球変形能の指標とした。なお、測定は全て2回行っ
た。
【0061】
【数1】
【0062】C1 およびC2 はそれぞれ2回測定による
値から算出した式2の結果である。
値から算出した式2の結果である。
【0063】〔結果〕化合物2の3週間連日投与後の赤
血球変形能に対する影響をReidらの方法に従いNILお
よびPXFを対照薬剤として比較検討し、表3にそれら
の結果をまとめた。
血球変形能に対する影響をReidらの方法に従いNILお
よびPXFを対照薬剤として比較検討し、表3にそれら
の結果をまとめた。
【0064】
【表3】
【0065】ヘマトクリット値 SHRSPはWKYに比較して、ヘマトクリット値が高
い傾向を示した。SHRSPのPXF100 mg/kg体重投
与群は、SHRSPのビヒクル投与群に比べHt値が有
意に上昇した。他の薬剤の投与によっては、Ht値に明
らかな変化は認められなかった。
い傾向を示した。SHRSPのPXF100 mg/kg体重投
与群は、SHRSPのビヒクル投与群に比べHt値が有
意に上昇した。他の薬剤の投与によっては、Ht値に明
らかな変化は認められなかった。
【0066】赤血球変形能 採血直後の赤血球の膜透過能は、SHRSPのビヒクル
投与群において、WKYのビヒクル投与群に比して有意
に低下していた。SHRSPにおける赤血球の膜透過能
は、化合物2の投与により用量依存的に改善され、化合
物2の3mg/kg体重投与群ではビヒクル投与群に比して
有意な改善効果が認められた。NILの30mg/kg体重投
与群においても赤血球の膜透過能の改善が認められ、そ
の効果は化合物2投与群とほぼ同等であった。PXF10
0 mg/kg体重投与群でも、赤血球の膜透過能が、WKY
のビヒクル投与群とほぼ同程度にまで有意に改善され
た。WKYにおける赤血球の膜透過能は、ビヒクル投与
群および化合物2の3mg/kg体重投与群においてともに
SHRSPに比して有意に高かった。
投与群において、WKYのビヒクル投与群に比して有意
に低下していた。SHRSPにおける赤血球の膜透過能
は、化合物2の投与により用量依存的に改善され、化合
物2の3mg/kg体重投与群ではビヒクル投与群に比して
有意な改善効果が認められた。NILの30mg/kg体重投
与群においても赤血球の膜透過能の改善が認められ、そ
の効果は化合物2投与群とほぼ同等であった。PXF10
0 mg/kg体重投与群でも、赤血球の膜透過能が、WKY
のビヒクル投与群とほぼ同程度にまで有意に改善され
た。WKYにおける赤血球の膜透過能は、ビヒクル投与
群および化合物2の3mg/kg体重投与群においてともに
SHRSPに比して有意に高かった。
【0067】以上の結果から、化合物2の1mg/kg体重
または3mg/kg体重を3週間連続投与することにより、
赤血球変形能が改善されることが示された。したがっ
て、血管拡張作用に加えて血液レオロジー的な改善によ
り微小循環改善作用を奏することが判った。
または3mg/kg体重を3週間連続投与することにより、
赤血球変形能が改善されることが示された。したがっ
て、血管拡張作用に加えて血液レオロジー的な改善によ
り微小循環改善作用を奏することが判った。
【0068】一方、NILの投与によっても同様の効果
が認められたが、化合物2の用量の10倍以上(30mg/kg
体重)を必要としたことから、化合物2の赤血球変形能
に比べてその作用は弱いと考えられる。
が認められたが、化合物2の用量の10倍以上(30mg/kg
体重)を必要としたことから、化合物2の赤血球変形能
に比べてその作用は弱いと考えられる。
【0069】以上の実験例の結果より、ジヒドロピリジ
ン誘導体(I)またはその酸付加塩は、血液流動性、赤
血球変形能を改善することにより微小循環を改善する作
用を有し、末梢循環改善剤として有用であることが判
る。
ン誘導体(I)またはその酸付加塩は、血液流動性、赤
血球変形能を改善することにより微小循環を改善する作
用を有し、末梢循環改善剤として有用であることが判
る。
【0070】参考例 2−〔p−(4−ベンズヒドリルピペラジノ)フェニ
ル〕エチルメチル−2,6−ジメチル−4−(3−ニト
ロフェニル)−1,4−ジヒドロピリジン−3,5−ジ
カルボキシレート(化合物1)およびその塩酸塩(化合
物2)の合成:
ル〕エチルメチル−2,6−ジメチル−4−(3−ニト
ロフェニル)−1,4−ジヒドロピリジン−3,5−ジ
カルボキシレート(化合物1)およびその塩酸塩(化合
物2)の合成:
【0071】100 mlのナスフラスコに、3−ニトロベン
ズアルデヒド(1.144 g、7.57m mol)、アセト酢酸〔p
−(4−ベンズヒドリルピペラジノ)フェニル〕エチル
(3.464 g、7.59m mol)およびメチル 3−アミノクロ
トネート(873 mg、7.58m mol)を入れ、イソプロパノー
ル(12ml)を加え、ジムロート冷却器を装着し、16時間
加熱還流した。反応溶媒を減圧留去し、残渣をカラムク
ロマトグラフィー〔シリカゲル、クロロホルム:メタノ
ール(45:1)〕およびカラムクロマトグラフィー〔シ
リカゲル、酢酸エチル:n−ヘキサン(2:3)〕によ
り分離して得られた粗生成物を、高速液体クロマトグラ
フィーにより精製し、標記化合物1を2.503 g得た(収
率48%)。
ズアルデヒド(1.144 g、7.57m mol)、アセト酢酸〔p
−(4−ベンズヒドリルピペラジノ)フェニル〕エチル
(3.464 g、7.59m mol)およびメチル 3−アミノクロ
トネート(873 mg、7.58m mol)を入れ、イソプロパノー
ル(12ml)を加え、ジムロート冷却器を装着し、16時間
加熱還流した。反応溶媒を減圧留去し、残渣をカラムク
ロマトグラフィー〔シリカゲル、クロロホルム:メタノ
ール(45:1)〕およびカラムクロマトグラフィー〔シ
リカゲル、酢酸エチル:n−ヘキサン(2:3)〕によ
り分離して得られた粗生成物を、高速液体クロマトグラ
フィーにより精製し、標記化合物1を2.503 g得た(収
率48%)。
【0072】IRνmax KBr cm-1:1680, 15201 H−NMRδ:8.06 (1H, t, J=2Hz), 7.97 (1H, ddd,
J=8; 2; 1Hz), 7.1-7.6 (12H), 7.03 (2H, d, J=8.6H
z), 6.80 (2H, d, J=8.6Hz), 6.02 (1H, s), 5.07 (1H,
s), 4.26 (1H, s), 4.22 (2H, t, J=7Hz), 3.64 (3H,
s), 3.15 (4H, dd, J=5; 4.7Hz), 2.81 (2H, t, J=7H
z), 2.55 (4H, dd, J=5; 4.7Hz), 2.33, 2.28 (それぞ
れ 3H, s)
J=8; 2; 1Hz), 7.1-7.6 (12H), 7.03 (2H, d, J=8.6H
z), 6.80 (2H, d, J=8.6Hz), 6.02 (1H, s), 5.07 (1H,
s), 4.26 (1H, s), 4.22 (2H, t, J=7Hz), 3.64 (3H,
s), 3.15 (4H, dd, J=5; 4.7Hz), 2.81 (2H, t, J=7H
z), 2.55 (4H, dd, J=5; 4.7Hz), 2.33, 2.28 (それぞ
れ 3H, s)
【0073】この化合物1(2.124 g、3.16 m mol)を
200 mlのナスフラスコに入れ、セプタムラバーを装着し
た。フラスコ中に塩化メチレン(100 ml)を加え、内容
物を溶解後、塩化水素のガスを導入しながら、室温下、
30分間攪拌した。析出結晶を濾取し、標記化合物2を約
2.22g得た。
200 mlのナスフラスコに入れ、セプタムラバーを装着し
た。フラスコ中に塩化メチレン(100 ml)を加え、内容
物を溶解後、塩化水素のガスを導入しながら、室温下、
30分間攪拌した。析出結晶を濾取し、標記化合物2を約
2.22g得た。
【0074】IRνmax KBr cm-1:2450, 1680, 1525,
1350.1 H−NMRδ: 13.72 (1H, brs), 8.05-7.9 (6H), 7.
82, 7.26 (4H, A2B,J=8.6Hz), 7.6-7.3 (8H), 6.28 (1
H, s), 5.2-5.05 (2H), 5.01 (2H, s), 4.27 (2H, t, J
=6.5Hz), 4.3-4.1 (2H), 3.66 (3H, s), 3.65-3.45 (4
H), 2.95 (2H, t,J=6.5Hz), 2.36, 2.33(それぞれ3H,
s)
1350.1 H−NMRδ: 13.72 (1H, brs), 8.05-7.9 (6H), 7.
82, 7.26 (4H, A2B,J=8.6Hz), 7.6-7.3 (8H), 6.28 (1
H, s), 5.2-5.05 (2H), 5.01 (2H, s), 4.27 (2H, t, J
=6.5Hz), 4.3-4.1 (2H), 3.66 (3H, s), 3.65-3.45 (4
H), 2.95 (2H, t,J=6.5Hz), 2.36, 2.33(それぞれ3H,
s)
【0075】実施例1:錠剤 (1) 化合物2 10g (2) 直打用微粒No.209(富士化学社製) 110g メタケイ酸アルミン酸マグネシウム 20% トウモロコシデンプン 30% 乳糖 50% (3) 結晶セルロース 60g (4) CMCカルシウム 18g (5) ステアリン酸マグネシウム 2g
【0076】(1) 、(3) および(4) はいずれも予め100
メッシュの篩に通す。この(1) 、(3) 、(4) と(2) をそ
れぞれ乾燥して一定含水率にまで下げた後、上記の重量
割合で混合機を用いて混合する。全質均等にした混合末
に(5) を添加して短時間(30秒間)混合し、混合末を
打錠して、1錠200 mgの錠剤とした。
メッシュの篩に通す。この(1) 、(3) 、(4) と(2) をそ
れぞれ乾燥して一定含水率にまで下げた後、上記の重量
割合で混合機を用いて混合する。全質均等にした混合末
に(5) を添加して短時間(30秒間)混合し、混合末を
打錠して、1錠200 mgの錠剤とした。
【0077】この錠剤は、必要に応じて通常用いられる
胃溶性フィルムコーティング剤(例えば、ポリビニルア
セタールジエチルアミノアセテート)や食用性着色剤で
コーティングしてもよい。
胃溶性フィルムコーティング剤(例えば、ポリビニルア
セタールジエチルアミノアセテート)や食用性着色剤で
コーティングしてもよい。
【0078】実施例2:カプセル剤 (1) 化合物2 50g (2) 乳糖 930g (3) ステアリン酸マグネシウム 20g 上記成分をそれぞれ秤量した後、均一に混合し、混合粉
体をハードゼラチンカプセルに200 mgずつ充填した。
体をハードゼラチンカプセルに200 mgずつ充填した。
【0079】実施例3:注射剤 (1) 化合物2 5mg (2) ブドウ糖 100mg (3) 生理食塩水 10ml 上記の混合液をメンブランフィルターで濾過後、再び除
菌濾過を行い、その濾過液を無菌的にバイアルに分注
し、窒素ガスを充填した後、密封して静脈内注射剤とし
た。
菌濾過を行い、その濾過液を無菌的にバイアルに分注
し、窒素ガスを充填した後、密封して静脈内注射剤とし
た。
【0080】実施例4 化合物2 20.1gを不飽和脂肪酸モノグリセリド(花王社
製「エキセルO−95R」)とポリオキシエチレンソル
ビタンモノオレート(日光ケミカル社製「TO−10
M」)の混合物(1:1)650gに加え、40℃にて溶解、
攪拌し、非ミセル型溶液を得た。かくして得られた溶液
600g とメタケイ酸アルミン酸マグネシウム(富士化学
産業社製「ノイシリンUS2 」)370gを攪拌造粒機にて
混合した。さらにクロスカルメロースナトリウムA型 3
0gを混合攪拌し、精製水 250mlを添加して造粒した。そ
の後、通風乾燥機にて40℃、17時間乾燥し、42〜200 me
shにて篩過し、カプセル充填用細粒 550g を調製した。
製「エキセルO−95R」)とポリオキシエチレンソル
ビタンモノオレート(日光ケミカル社製「TO−10
M」)の混合物(1:1)650gに加え、40℃にて溶解、
攪拌し、非ミセル型溶液を得た。かくして得られた溶液
600g とメタケイ酸アルミン酸マグネシウム(富士化学
産業社製「ノイシリンUS2 」)370gを攪拌造粒機にて
混合した。さらにクロスカルメロースナトリウムA型 3
0gを混合攪拌し、精製水 250mlを添加して造粒した。そ
の後、通風乾燥機にて40℃、17時間乾燥し、42〜200 me
shにて篩過し、カプセル充填用細粒 550g を調製した。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61K 31/495 ABU 9454−4C C07D 211/90 401/04 211 401/12 211 401/14 211 //(C07D 401/04 211:00 213:00) (C07D 401/12 211:00 213:00) (C07D 401/14 211:00 213:00) (72)発明者 内田 武 大阪府枚方市招提大谷2丁目25番1号 株 式会社ミドリ十字中央研究所内 (72)発明者 渡辺 正弘 大阪府枚方市招提大谷2丁目25番1号 株 式会社ミドリ十字中央研究所内
Claims (2)
- 【請求項1】 一般式 【化1】 〔式中、R1 、R2 およびR3 は同一または異なってア
ルキル、シクロアルキルまたはアルコキシアルキルを、
R4 およびR5 は同一または異なって水素原子、ハロゲ
ン、ニトロ、ハロゲン化アルキル、アルキルスルホニ
ル、ハロゲン化アルコキシ、アルキルスルフィニル、ア
ルキル、シクロアルキル、アルコキシ、シアノ、アルコ
キシカルボニルまたはアルキルチオを(ただし、R4 お
よびR5 は同時に水素原子ではない)、Xはビニレンま
たはアゾメチンで表される基を、Aはアルキレンを、B
は−N(R6 ) (R7 ) または 【化2】 (R6 、R7 およびR8 は同一または異なって水素原
子、アルキル、シクロアルキル、アラルキル、アリール
またはピリジルを、Arはアリールまたはピリジルを、
nは0または1、2の整数をそれぞれ示す)で表される
基を示す〕で表されるジヒドロピリジン誘導体またはそ
の酸付加塩を有効成分とする末梢循環改善剤。 - 【請求項2】 ジヒドロピリジン誘導体またはその酸付
加塩が、一般式(I)において、R1 、R2 およびR3
は同一または異なってアルキル、R4 は水素原子、R5
はニトロ、ハロゲン化アルキルまたはシアノ、R6 およ
びR7 は同一または異なってアルキル、アラルキルまた
はアリール、R8 はアリール、Arはアリール、nは1
である請求項1記載の末梢循環改善剤。
Priority Applications (7)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21066893A JPH0761929A (ja) | 1993-08-25 | 1993-08-25 | 末梢循環改善剤 |
| CA002147762A CA2147762A1 (en) | 1993-08-25 | 1994-08-25 | Circulatory disorder improving agent |
| KR1019950701597A KR100329254B1 (ko) | 1993-08-25 | 1994-08-25 | 순환장해개선제 |
| PCT/JP1994/001412 WO1995005825A1 (en) | 1993-08-25 | 1994-08-25 | Circulatory disturbance ameliorant |
| US08/424,282 US5691339A (en) | 1993-08-25 | 1994-08-25 | Circulatory disorder improving agent |
| EP94925010A EP0667157A4 (en) | 1993-08-25 | 1994-08-25 | AGENT FOR TREATING CYCLING COMPLAINTS. |
| US08/915,114 US5856328A (en) | 1993-08-25 | 1997-08-20 | Circulatory disorder improving agent |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21066893A JPH0761929A (ja) | 1993-08-25 | 1993-08-25 | 末梢循環改善剤 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0761929A true JPH0761929A (ja) | 1995-03-07 |
Family
ID=16593138
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP21066893A Pending JPH0761929A (ja) | 1993-08-25 | 1993-08-25 | 末梢循環改善剤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0761929A (ja) |
-
1993
- 1993-08-25 JP JP21066893A patent/JPH0761929A/ja active Pending
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