JPH10265384A - 心肥大抑制剤 - Google Patents

心肥大抑制剤

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JPH10265384A
JPH10265384A JP7547297A JP7547297A JPH10265384A JP H10265384 A JPH10265384 A JP H10265384A JP 7547297 A JP7547297 A JP 7547297A JP 7547297 A JP7547297 A JP 7547297A JP H10265384 A JPH10265384 A JP H10265384A
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JP
Japan
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alkyl
cardiac hypertrophy
compound
cycloalkyl
pyridyl
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Application number
JP7547297A
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English (en)
Inventor
Hideaki Kido
秀明 木戸
Kazutaka Hayashi
一孝 林
Yoshifumi Kubo
佳史 久保
Masakuni Nishikawa
昌邦 西川
Hajime Ebisu
一 戎
Yasuharu Egi
康陽 江木
Norifumi Nakamura
憲史 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tanabe Pharma Corp
GC Biopharma Corp
Original Assignee
Green Cross Corp Japan
Green Cross Corp Korea
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 式: 【化1】 の化合物、塩を有効成分とする心肥大抑制剤。 R1 、R2 、R3 :アルキル、シクロアルキル等、
4 、R5 :H、ハロゲン、ニトロ等を(R4 、R5
同時にHではない)、X:ビニレン、アゾメチン、A:
アルキレン、B:−N(R6 ) (R7 ) または基 【化2】 (R6 、R7 、R8 :H、アルキル等、Ar:アリー
ル、ピリジル、n:0、1、2の整数) 【効果】 当該化合物およびその塩は極めて低毒性であ
り、心肥大、特に高血圧性心肥大の治療ならびに予防に
有用である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、後述の特定構造を
有するジヒドロピリジン誘導体またはその酸付加塩を有
効成分とする心肥大抑制剤に関する。
【0002】
【従来技術・発明が解決しようとする課題】後記ジヒド
ロピリジン誘導体(I)はカルシウムチャンネル拮抗作
用を有するものとして知られている。
【0003】高血圧は心臓における負荷を増大させ、心
肥大をもたらすことが非臨床ならびに臨床試験において
報告されている〔Schmieder REら, Cardiovasc Pharmac
ol.,16 (Suppl. 6), S16-S22 (1990)、Chevalier B ら,
Circulation, 92, pp. 1947-1953 (1995) 〕。心肥大
は高血圧に対抗して心拍出量を維持するための代償機転
と言える。ところが、高血圧が長期にわたり持続する
と、冠血管抵抗の上昇、冠血流予備能の低下および冠血
流自動調節下限域の上昇などの冠血流調節異常をもたら
し、上記の代償機転に限界が生じて心収縮力が徐々に低
下し、虚血性心疾患あるいは心不全などの心血管病に陥
ることがある〔Marcus ML ら, Circulation, 75 (Supp
l. 1), I19-I25 (1987)〕。
【0004】本発明の課題は、後記ジヒドロピリジン誘
導体(I)の新規医薬用途、即ち、心肥大抑制剤として
の用途を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、鋭意研究
を行った結果、当該ジヒドロピリジン誘導体またはその
酸付加塩が心肥大抑制作用を有することを見出し、本発
明を完成するに到った。
【0006】本発明は、一般式
【0007】
【化3】
【0008】〔式中、R1 、R2 およびR3 は同一また
は異なってアルキル、シクロアルキルまたはアルコキシ
アルキルを、R4 およびR5 は同一または異なって水素
原子、ハロゲン、ニトロ、ハロゲン化アルキル、アルキ
ルスルホニル、ハロゲン化アルコキシ、アルキルスルフ
ィニル、アルキル、シクロアルキル、アルコキシ、シア
ノ、アルコキシカルボニルまたはアルキルチオを(ただ
し、R4 およびR5 は同時に水素原子ではない)、Xは
ビニレンまたはアゾメチンで表される基を、Aはアルキ
レンを、Bは−N(R6 ) (R7 ) または
【0009】
【化4】
【0010】(R6 、R7 およびR8 は同一または異な
って水素原子、アルキル、シクロアルキル、アラルキ
ル、アリールまたはピリジルを、Arはアリールまたは
ピリジルを、nは0または1、2の整数をそれぞれ示
す)で表される基を示す〕で表されるジヒドロピリジン
誘導体〔以下、ジヒドロピリジン誘導体(I)という〕
またはその酸付加塩(通常は、薬理学的に許容される酸
付加塩)を有効成分とする心肥大抑制剤に関する。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明のジヒドロピリジン誘導体
(I)において、R1 、R2 およびR3 は同一または異
なってアルキル、R4 は水素原子、R5 はニトロ、ハロ
ゲン化アルキルまたはシアノ、R6 およびR7 は同一ま
たは異なってアルキル、アラルキルまたはアリール、R
8 はアリール、Arはアリール、nは1であるものが特
に好ましい。
【0012】本発明で使用されるジヒドロピリジン誘導
体(I)およびその酸付加塩は、特に緩やかな作用発現
と長い持続時間を有し、しかもその毒性が極めて低いの
で、有効かつ安全性の極めて高いものである点に大きな
特徴を有している。
【0013】本明細書中で用いられている記号について
以下に説明する。R1 、R2 およびR3 で示されるアル
キルとしては、直鎖状、分岐状のいずれでもよく、炭素
数1〜6の低級アルキルが好ましく、例えばメチル、エ
チル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、
sec-ブチル、t-ブチル、ペンチル、イソペンチル、ネオ
ペンチル、ヘキシルなどが挙げられ、とりわけ炭素数1
〜4のものが好ましい。これらアルキルの末端にさらに
炭素数3〜6の低級シクロアルキルアルキル(例えば、
シクロプロピルメチル、シクロブチルエチル、シクロペ
ンチルメチルなど)を有してもよい。
【0014】R1 、R2 およびR3 で示されるシクロア
ルキルとしては、炭素数3〜6の低級シクロアルキルが
好ましく、例えばシクロプロピル、シクロブチル、シク
ロペンチル、シクロヘキシルなどが挙げられる。
【0015】またR1 、R2 およびR3 で示されるアル
コキシアルキルとしては、炭素数の合計が3〜7のもの
が好ましく、例えばメトキシエチル、エトキシエチル、
プロポキシエチル、イソプロポキシエチル、ブトキシエ
チル、メトキシプロピル、2−メトキシ−1−メチルエ
チル、2−エトキシ−1−メチルエチルなどが挙げられ
る。
【0016】R4 およびR5 で示される置換基は同一で
も異なっていてもよく、また環上のいずれの位置に置換
されていてもよいが、特にジヒドロピリジン環との結合
位置に対して2位または/および3位であるものが好ま
しい。
【0017】R4 およびR5 で示されるハロゲンとして
は、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素の各原子が挙げられ、
とりわけフッ素原子または塩素原子が好ましい。R4
よびR5 で示されるアルキル、シクロアルキルとして
は、前記R1 〜R3 で例示されたものが挙げられる。
【0018】R4 およびR5 で示されるアルコキシとし
ては、炭素数1〜3の低級アルコキシが好ましく、例え
ばメトキシ、エトキシ、プロポキシ、イソプロポキシな
どが挙げられる。
【0019】R4 およびR5 で示されるアルキルチオと
しては、炭素数1〜3のものが好ましく、例えばメチル
チオ、エチルチオ、プロピルチオ、イソプロピルチオな
どが挙げられる。
【0020】R4 およびR5 で示されるアルコキシカル
ボニルとしては、炭素数2〜4のものが好ましく、例え
ばメトキシカルボニル、エトキシカルボニル、プロポキ
シカルボニルなどが挙げられる。
【0021】ハロゲン化物のハロゲンも上記と同様のも
のが示され、R4 およびR5 で示されるハロゲン化アル
キルとは、その一部の水素原子がハロゲン化されたもの
〔例えば(CF3 2 CHCH2 −、CF3 CH2 −な
ど〕であっても、全部の水素原子がハロゲン化されたも
の(トリフルオロメチルなど)であってもよい。また、
ハロゲン化アルコキシもその一部の水素原子がハロゲン
化されたものであっても、全部の水素原子がハロゲン化
されたものであってもよい。ハロゲン化アルキルおよび
ハロゲン化アルコキシの炭素数は各々1〜6、好ましく
は1〜4である。
【0022】R4 およびR5 で示されるアルキルスルホ
ニルおよびアルキルスルフィニルにおけるアルキルとし
ては、前記R1 〜R3 で例示したもの、即ち炭素数1〜
6(好ましくは炭素数1〜4)のものが挙げられる。
【0023】R4 としては水素原子が、R5 としてはシ
アノ、ニトロ、ハロゲン化アルキル(特に、トリフルオ
ロメチル)が好ましい。
【0024】R6 、R7 およびR8 で示されるアルキ
ル、シクロアルキルとしては、前記R 1 〜R3 で例示さ
れたものが挙げられる。
【0025】アラルキルとしては、ベンジル、α−フェ
ニルエチル、β−フェニルエチル、γ−フェニルプロピ
ルなどのフェニルC1-3 アルキルなどが挙げられる。ア
リールとしてはフェニル、ナフチルなどが挙げられる。
【0026】これらの芳香環は任意の位置に同一または
異なる置換基を有していてもよく、この置換基として
は、例えば前記R4 およびR5 として例示されたものな
どが挙げられる。
【0027】ピリジルとしては2−ピリジル、3−ピリ
ジル、4−ピリジルが挙げられ、これらは前記R4 およ
びR5 として例示された置換基を有していてもよい。
【0028】Aで示されるアルキレンとしては、直鎖状
または分岐状の炭素数2〜4のものが好ましく、具体的
にはエチレン、トリメチレン、テトラメチレン、1,2
−ジメチルエチレンなどが挙げられる。
【0029】Arで示されるアリールおよびピリジルと
しては、前記R6 、R7 およびR8で例示されたものが
挙げられ、同様の置換基を有していてもよい。
【0030】ジヒドロピリジンの4位置換基である
【0031】
【化5】
【0032】で表される環としては、Xがビニレン(−
CH=CH−)である場合はベンゼン環を、アゾメチン
(−CH=N−)の時はピリジンをそれぞれ意味し、こ
れらはその任意の位置でジヒドロピリジンの4位と結合
していてもよい。
【0033】置換基R4 およびR5 は、ジヒドロピリジ
ンの4位に結合する炭素原子に対してオルト、メタ、パ
ラ位のいずれの位置で置換されてもよく、好ましくはオ
ルト位または/およびメタ位で置換される。
【0034】ジヒドロピリジン誘導体(I)およびその
酸付加塩としては、具体的には以下の表1に挙げたよう
な化合物およびその酸付加塩などが例示される。
【0035】
【表1】
【0036】ジヒドロピリジン誘導体(I)およびその
酸付加塩として、より好ましくは2−〔p−(4−ベン
ズヒドリルピペラジノ)フェニル〕エチル メチル
2,6−ジメチル−4−(3−ニトロフェニル)−1,
4−ジヒドロピリジン−3,5−ジカルボキシレート、
2−〔p−(4−ベンズヒドリルピペラジノ)フェニ
ル〕エチル メチル 2,6−ジメチル−4−(4−シ
アノ−2−ピリジル)−1,4−ジヒドロピリジン−
3,5−ジカルボキシレートおよびそれらの酸付加塩な
どが例示される。
【0037】ジヒドロピリジン誘導体(I)は、当該ジ
ヒドロピリジン誘導体(I)を構成する任意の部分と残
余部分とを自体公知の手段、特に脱水閉環反応に付すこ
とにより製造することができる。
【0038】具体的には、特開昭63−107975号
公報、特開昭63−112560号公報、特開昭63−
225356号公報、特開昭58−201765号公
報、特開昭63−99042号公報、特開昭63−15
2351号公報、特開昭61−260064号公報に記
載された製法を用いて製造される。
【0039】かくして製造されるジヒドロピリジン誘導
体(I)は公知の分離精製手段、例えば濃縮、抽出、ク
ロマトグラフィー、再沈澱、再結晶などを適宜用いるこ
とにより任意の純度のものとして採取できる。
【0040】ジヒドロピリジン誘導体(I)は塩基性基
を有するので、公知の手段により酸付加塩とすることも
できる。かかる塩としては薬理学的に許容され得るもの
であれば特に制限されず、例えば無機酸との塩(塩酸
塩、臭化水素酸塩、リン酸塩、硫酸塩など)、有機酸と
の塩(酢酸塩、コハク酸塩、マレイン酸塩、フマール酸
塩、リンゴ酸塩、酒石酸塩)などが挙げられる。
【0041】
【作用・効果】本発明によれば、ジヒドロピリジン誘導
体(I)およびその酸付加塩は極めて低毒性であり、し
かも心肥大、特に高血圧性心肥大等の治療ならびに予防
に有用である。
【0042】ジヒドロピリジン誘導体(I)およびその
酸付加塩を上記の医薬品として用いる場合、薬理的に許
容される添加剤(例えば、担体、賦形剤、希釈剤など)
などを、製薬上必要な成分と適宜混合し、粉末、顆粒、
錠剤、カプセル剤、シロップ剤、注射剤などの態様で医
薬組成物とし、経口的または非経口的に投与することが
できる。
【0043】上記製剤中には、ジヒドロピリジン誘導体
(I)およびその酸付加塩の有効量が配合される。投与
量は、投与ルート、症状、患者の体重あるいは年令など
によっても異なるが、たとえば成人患者に経口投与する
場合は、0.1〜100 mg/ヒト/日、特に1〜20mg/ヒト
/日を1日1〜数回に分けて投与するのが望ましい。ま
た、静脈内投与の場合は、0.1〜300 μg/ヒト/日、
特に5〜100 μg/ヒト/日を1日1〜数回に分けて投
与するのが望ましい。
【0044】
【実施例】本発明をより詳細に説明するために、実施例
および実験例を挙げるが、本発明はこれらにより何ら限
定されるものではない。なお、 1H−NMR測定につい
て、特に記載のないものはCDCl3 を使用した。
【0045】ジヒドロピリジン誘導体(I)またはその
酸付加塩の心肥大抑制作用を以下の実験例で試験した。
【0046】実験例1 薬物は本発明化合物2をエタノールおよびトゥイーン8
0にて溶解し、蒸留水で希釈して調整した。なお、溶媒
を対照とした。動物は高血圧自然発症ラット(SHR)
11週齢の雄を用いた。また、比較対照のため同週齢の
正常血圧Wistar Kyoto(WKY)ラットを用いた。薬物
を10ml/kg体重の用量で1日1回、8週間にわた
り反復経口投与した。投与量は本発明化合物2として
0.3、1および3mg/kg体重とした。投与試験終
了後にペントバルビタールナトリウム50mg/kg体
重による腹腔内麻酔下に供試動物の心臓を摘出し、左心
室重量を測定し、単位体重当たりの重量に換算した。得
られた結果は平均±標準誤差で示した。対照群と本発明
化合物投与群との比較には一元配置分散分析(ANOV
A)の後に、Dunnettの多重比較検定を行った。
また、高血圧心肥大の判定については、SHR対照群と
WKY群との間で対応のないt検定を行った。いずれも
危険率が5%未満の場合は統計学的に有意とみなした。
結果を表2に示す。
【0047】
【表2】
【0048】SHR対照群はWKY群に比較して、左心
室重量は有意に重く、高血圧性の心肥大が生じることが
確認された。本発明化合物は0.3mg/kg体重から
3mg/kg体重までの投与量において、左心室重量を
有意に減少させた。すなわち、用量依存的に心肥大の抑
制(退縮)効果が認められた。
【0049】実験例2 10〜11週齢の雄性マウス(体重15g前後、一群3
〜5匹)を使用して、急性毒性試験を行ったところ、本
発明化合物のLD50は1400mg/kg体重以上であ
った。
【0050】参考例 2−〔p−(4−ベンズヒドリルピペラジノ)フェニ
ル〕エチル メチル 2,6−ジメチル−4−(3−ニ
トロフェニル)−1,4−ジヒドロピリジン−3,5−
ジカルボキシレート(化合物1)およびその塩酸塩(化
合物2)の合成:
【0051】100 mlのナスフラスコに、3−ニトロベン
ズアルデヒド(1.144 g、7.57 mmol)、アセト酢酸〔p
−(4−ベンズヒドリルピペラジノ)フェニル〕エチル
(3.464 g、7.59 mmol)およびメチル 3−アミノクロ
トネート(873 mg、7.58 mmol)を入れ、イソプロパノー
ル(12 ml)を加え、ジムロート冷却器を装着し、16時間
加熱還流した。反応溶媒を減圧留去し、残渣をカラムク
ロマトグラフィー〔シリカゲル、クロロホルム:メタノ
ール(45:1)〕およびカラムクロマトグラフィー〔シ
リカゲル、酢酸エチル:n−ヘキサン(2:3)〕によ
り分離して得られた粗生成物を、高速液体クロマトグラ
フィーにより精製し、標記化合物1を2.503 g得た(収
率48%)。
【0052】IRνmax KBr cm-1:1680, 15201 H−NMRδ:8.06 (1H, t, J=2Hz), 7.97 (1H, ddd,
J=8; 2; 1Hz), 7.1-7.6 (12H), 7.03 (2H, d, J=8.6H
z), 6.80 (2H, d, J=8.6Hz), 6.02 (1H, s), 5.07 (1H,
s), 4.26 (1H, s), 4.22 (2H, t, J=7Hz), 3.64 (3H,
s), 3.15 (4H, dd, J=5; 4.7Hz), 2.81 (2H, t, J=7H
z), 2.55 (4H, dd, J=5; 4.7Hz), 2.33, 2.28 (それぞ
れ 3H, s)
【0053】この化合物1(2.124 g、3.16 mmol)を20
0 mlのナスフラスコに入れ、セプタムラバーを装着し
た。フラスコ中に塩化メチレン(100 ml)を加え、内容
物を溶解後、塩化水素のガスを導入しながら、室温下、
30分間攪拌した。析出結晶を濾取し、標記化合物2を約
2.22g得た。
【0054】IRνmax KBr cm-1:2450, 1680, 1525,
1350.1 H−NMRδ: 13.72 (1H, brs), 8.05-7.9 (6H), 7.
82, 7.26 (4H, A2 B q,J=8.6Hz), 7.6-7.3 (8H), 6.28
(1H, s), 5.2-5.05 (2H), 5.01 (2H, s), 4.27(2H, t,
J=6.5Hz), 4.3-4.1 (2H), 3.66 (3H, s), 3.65-3.45 (4
H), 2.95 (2H,t, J=6.5Hz), 2.36, 2.33(それぞれ3H,
s)
【0055】実施例1:錠剤 (1) 化合物2 10g (2) 直打用微粒No.209(富士化学社製) 110g メタケイ酸アルミン酸マグネシウム 20% トウモロコシデンプン 30% 乳糖 50% (3) 結晶セルロース 60g (4) CMCカルシウム 18g (5) ステアリン酸マグネシウム 2g
【0056】(1) 、(3) および(4) はいずれも予め100
メッシュの篩に通す。この(1) 、(3) 、(4) と(2) をそ
れぞれ乾燥して一定含水率にまで下げた後、上記の重量
割合で混合機を用いて混合する。全質均等にした混合末
に(5) を添加して短時間(30秒間)混合し、混合末を
打錠して、1錠200 mgの錠剤とした。
【0057】この錠剤は、必要に応じて通常用いられる
胃溶性フィルムコーティング剤(例えば、ポリビニルア
セタールジエチルアミノアセテート)や食用性着色剤で
コーティングしてもよい。
【0058】実施例2:カプセル剤 (1) 化合物2 50g (2) 乳糖 930g (3) ステアリン酸マグネシウム 20g 上記成分をそれぞれ秤量した後、均一に混合し、混合粉
体をハードゼラチンカプセルに200 mgずつ充填した。
【0059】実施例3:注射剤 (1) 化合物2 5mg (2) ブドウ糖 100mg (3) 生理食塩水 10ml 上記の混合液をメンブランフィルターで濾過後、再び除
菌濾過を行い、その濾過液を無菌的にバイアルに分注
し、窒素ガスを充填した後、密封して静脈内注射剤とし
た。
【0060】実施例4 化合物2 20.1gを不飽和脂肪酸モノグリセリド(花王社
製「エキセルO−95R」)とポリオキシエチレンソル
ビタンモノオレート(日光ケミカル社製「TO−10
M」)の混合物(1:1)650gに加え、40℃にて溶解、
攪拌し、非ミセル型溶液を得た。かくして得られた溶液
600g とメタケイ酸アルミン酸マグネシウム(富士化学
産業社製「ノイシリンUS2 」)370gを攪拌造粒機にて
混合した。さらにクロスカルメロースナトリウムA型 3
0gを混合攪拌し、精製水 250mlを添加して造粒した。そ
の後、通風乾燥機にて40℃、17時間乾燥し、42〜200 me
shにて篩過し、カプセル充填用細粒 550g を調製した。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西川 昌邦 大阪府枚方市招提大谷2−25−1 株式会 社ミドリ十字中央研究所内 (72)発明者 戎 一 大阪府枚方市招提大谷2−25−1 株式会 社ミドリ十字中央研究所内 (72)発明者 江木 康陽 大阪府枚方市招提大谷2−25−1 株式会 社ミドリ十字中央研究所内 (72)発明者 中村 憲史 大阪府枚方市招提大谷2−25−1 株式会 社ミドリ十字中央研究所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式 【化1】 〔式中、R1 、R2 およびR3 は同一または異なってア
    ルキル、シクロアルキルまたはアルコキシアルキルを、
    4 およびR5 は同一または異なって水素原子、ハロゲ
    ン、ニトロ、ハロゲン化アルキル、アルキルスルホニ
    ル、ハロゲン化アルコキシ、アルキルスルフィニル、ア
    ルキル、シクロアルキル、アルコキシ、シアノ、アルコ
    キシカルボニルまたはアルキルチオを(ただし、R4
    よびR5 は同時に水素原子ではない)、Xはビニレンま
    たはアゾメチンで表される基を、Aはアルキレンを、B
    は−N(R6 ) (R7 ) または 【化2】 (R6 、R7 およびR8 は同一または異なって水素原
    子、アルキル、シクロアルキル、アラルキル、アリール
    またはピリジルを、Arはアリールまたはピリジルを、
    nは0または1、2の整数をそれぞれ示す)で表される
    基を示す〕で表されるジヒドロピリジン誘導体またはそ
    の酸付加塩を有効成分とする心肥大抑制剤。
JP7547297A 1997-03-27 1997-03-27 心肥大抑制剤 Pending JPH10265384A (ja)

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JP7547297A JPH10265384A (ja) 1997-03-27 1997-03-27 心肥大抑制剤

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