JPH076318A - 浮上型磁気ヘッド - Google Patents
浮上型磁気ヘッドInfo
- Publication number
- JPH076318A JPH076318A JP16962493A JP16962493A JPH076318A JP H076318 A JPH076318 A JP H076318A JP 16962493 A JP16962493 A JP 16962493A JP 16962493 A JP16962493 A JP 16962493A JP H076318 A JPH076318 A JP H076318A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- thin film
- metal thin
- soft magnetic
- magnetic
- head
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
- 239000010409 thin film Substances 0.000 claims abstract description 147
- 239000010408 film Substances 0.000 claims abstract description 55
- 230000000694 effects Effects 0.000 claims abstract description 26
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 claims description 120
- 239000002184 metal Substances 0.000 claims description 120
- 238000005498 polishing Methods 0.000 claims description 24
- 239000000758 substrate Substances 0.000 claims description 9
- 238000005339 levitation Methods 0.000 claims description 3
- 230000006698 induction Effects 0.000 abstract description 8
- 239000010410 layer Substances 0.000 description 47
- 239000000463 material Substances 0.000 description 15
- 238000000034 method Methods 0.000 description 14
- 229910018072 Al 2 O 3 Inorganic materials 0.000 description 8
- 238000004544 sputter deposition Methods 0.000 description 8
- 229910045601 alloy Inorganic materials 0.000 description 5
- 239000000956 alloy Substances 0.000 description 5
- 239000000919 ceramic Substances 0.000 description 5
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 5
- 229910000859 α-Fe Inorganic materials 0.000 description 5
- 229910004298 SiO 2 Inorganic materials 0.000 description 4
- 229910010413 TiO 2 Inorganic materials 0.000 description 4
- 238000005530 etching Methods 0.000 description 4
- 229910000889 permalloy Inorganic materials 0.000 description 4
- VYPSYNLAJGMNEJ-UHFFFAOYSA-N Silicium dioxide Chemical compound O=[Si]=O VYPSYNLAJGMNEJ-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 3
- 239000006061 abrasive grain Substances 0.000 description 3
- 229910000808 amorphous metal alloy Inorganic materials 0.000 description 3
- 239000002131 composite material Substances 0.000 description 3
- 239000011521 glass Substances 0.000 description 3
- 238000000227 grinding Methods 0.000 description 3
- 238000003825 pressing Methods 0.000 description 3
- 229910052814 silicon oxide Inorganic materials 0.000 description 3
- 229910003271 Ni-Fe Inorganic materials 0.000 description 2
- 229910002796 Si–Al Inorganic materials 0.000 description 2
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 2
- 229910003460 diamond Inorganic materials 0.000 description 2
- 239000010432 diamond Substances 0.000 description 2
- 230000009977 dual effect Effects 0.000 description 2
- 230000004907 flux Effects 0.000 description 2
- 230000001939 inductive effect Effects 0.000 description 2
- 239000000203 mixture Substances 0.000 description 2
- 239000002245 particle Substances 0.000 description 2
- 239000011241 protective layer Substances 0.000 description 2
- 239000002002 slurry Substances 0.000 description 2
- 238000000992 sputter etching Methods 0.000 description 2
- 238000007740 vapor deposition Methods 0.000 description 2
- 229910020630 Co Ni Inorganic materials 0.000 description 1
- 229910002440 Co–Ni Inorganic materials 0.000 description 1
- 229910017082 Fe-Si Inorganic materials 0.000 description 1
- 229910017112 Fe—C Inorganic materials 0.000 description 1
- 229910017133 Fe—Si Inorganic materials 0.000 description 1
- 229910001030 Iron–nickel alloy Inorganic materials 0.000 description 1
- 229910017709 Ni Co Inorganic materials 0.000 description 1
- 229910003267 Ni-Co Inorganic materials 0.000 description 1
- 229910003262 Ni‐Co Inorganic materials 0.000 description 1
- 229910018605 Ni—Zn Inorganic materials 0.000 description 1
- 238000005299 abrasion Methods 0.000 description 1
- 230000002411 adverse Effects 0.000 description 1
- 229910000420 cerium oxide Inorganic materials 0.000 description 1
- 229910052802 copper Inorganic materials 0.000 description 1
- 238000000151 deposition Methods 0.000 description 1
- 230000008021 deposition Effects 0.000 description 1
- 238000001312 dry etching Methods 0.000 description 1
- 238000007373 indentation Methods 0.000 description 1
- 150000002500 ions Chemical class 0.000 description 1
- 229910052742 iron Inorganic materials 0.000 description 1
- 238000010030 laminating Methods 0.000 description 1
- 239000000696 magnetic material Substances 0.000 description 1
- 229910052759 nickel Inorganic materials 0.000 description 1
- BMMGVYCKOGBVEV-UHFFFAOYSA-N oxo(oxoceriooxy)cerium Chemical compound [Ce]=O.O=[Ce]=O BMMGVYCKOGBVEV-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- RVTZCBVAJQQJTK-UHFFFAOYSA-N oxygen(2-);zirconium(4+) Chemical compound [O-2].[O-2].[Zr+4] RVTZCBVAJQQJTK-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 238000000059 patterning Methods 0.000 description 1
- 238000007747 plating Methods 0.000 description 1
- 238000007517 polishing process Methods 0.000 description 1
- 230000007261 regionalization Effects 0.000 description 1
- 239000011347 resin Substances 0.000 description 1
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 1
- 238000007788 roughening Methods 0.000 description 1
- 229910000702 sendust Inorganic materials 0.000 description 1
- 230000035945 sensitivity Effects 0.000 description 1
- 230000003746 surface roughness Effects 0.000 description 1
- 229910001928 zirconium oxide Inorganic materials 0.000 description 1
Landscapes
- Magnetic Heads (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 浮上型磁気ヘッドを用いるHDDにおいて、
使用に伴なう経時的な再生出力の低下を防ぐ。 【構成】 MIGヘッド、積層ヘッド、薄膜ヘッド等の
軟磁性金属薄膜を有する誘導型磁気ヘッドの媒体対向面
において、コア4表面またはスライダ表面に対して軟磁
性金属薄膜2表面を5〜30nm凹ませておく。磁気抵抗
効果型ヘッドでは、媒体対向面において、磁気抵抗効果
膜や磁気シールド膜の表面をスライダ表面に対して凹ま
せておく。
使用に伴なう経時的な再生出力の低下を防ぐ。 【構成】 MIGヘッド、積層ヘッド、薄膜ヘッド等の
軟磁性金属薄膜を有する誘導型磁気ヘッドの媒体対向面
において、コア4表面またはスライダ表面に対して軟磁
性金属薄膜2表面を5〜30nm凹ませておく。磁気抵抗
効果型ヘッドでは、媒体対向面において、磁気抵抗効果
膜や磁気シールド膜の表面をスライダ表面に対して凹ま
せておく。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、誘導型の電磁変換部を
有する浮上型磁気ヘッドおよび磁気抵抗効果型の電磁変
換部を有する浮上型磁気ヘッドに関する。
有する浮上型磁気ヘッドおよび磁気抵抗効果型の電磁変
換部を有する浮上型磁気ヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術】浮上型磁気ヘッドを用いるハードディス
クドライブ(HDD)では記録密度が著しく向上してい
る。
クドライブ(HDD)では記録密度が著しく向上してい
る。
【0003】高記録密度化が進むにつれ、フェライトコ
アのヘッドギャップ対向面に高飽和磁束密度の軟磁性金
属薄膜を設けたメタル・イン・ギャップ(MIG)型ヘ
ッドや、軟磁性金属薄膜と非磁性絶縁薄膜とを積層して
コアを形成した積層型ヘッド、軟磁性金属薄膜の磁極や
コイルをスパッタ法などで形成した薄膜型ヘッドなどが
利用されるようになってきている。コンタクト・スター
ト・ストップ(CSS)方式で使用される浮上型磁気ヘ
ッドでは、磁気ディスクの回転開始時および停止時に磁
気ヘッドが磁気ディスク表面と接触する。上記したMI
G型や積層型、薄膜型の磁気ヘッドでは、耐摩耗性の低
い軟磁性金属の薄膜が媒体対向面に露出しているので、
長期間使用した場合には軟磁性金属薄膜の摩耗が生じる
ことがある。
アのヘッドギャップ対向面に高飽和磁束密度の軟磁性金
属薄膜を設けたメタル・イン・ギャップ(MIG)型ヘ
ッドや、軟磁性金属薄膜と非磁性絶縁薄膜とを積層して
コアを形成した積層型ヘッド、軟磁性金属薄膜の磁極や
コイルをスパッタ法などで形成した薄膜型ヘッドなどが
利用されるようになってきている。コンタクト・スター
ト・ストップ(CSS)方式で使用される浮上型磁気ヘ
ッドでは、磁気ディスクの回転開始時および停止時に磁
気ヘッドが磁気ディスク表面と接触する。上記したMI
G型や積層型、薄膜型の磁気ヘッドでは、耐摩耗性の低
い軟磁性金属の薄膜が媒体対向面に露出しているので、
長期間使用した場合には軟磁性金属薄膜の摩耗が生じる
ことがある。
【0004】従来、HDD用磁気ヘッドの軟磁性金属薄
膜の摩耗は問題とされていなかったが、高記録密度化に
伴なって浮上型磁気ヘッドと磁気ディスクとの距離(フ
ライングハイト)が著しく小さくなっているため、摩耗
の進行が著しく速くなっている。すなわち、フライング
ハイトが著しく小さい場合には、磁気ディスクの回転開
始時および停止時以外でも、磁気ヘッドの媒体対向面が
磁気ディスク表面の微小な凹凸と頻繁に接触することに
なり、摩耗が進行してしまう。軟磁性金属薄膜が摩耗す
るとスペーシングロスが増大して再生出力が低下するた
め、フライングハイトが小さいと短期間の使用で再生出
力が低下してしまうことになる。
膜の摩耗は問題とされていなかったが、高記録密度化に
伴なって浮上型磁気ヘッドと磁気ディスクとの距離(フ
ライングハイト)が著しく小さくなっているため、摩耗
の進行が著しく速くなっている。すなわち、フライング
ハイトが著しく小さい場合には、磁気ディスクの回転開
始時および停止時以外でも、磁気ヘッドの媒体対向面が
磁気ディスク表面の微小な凹凸と頻繁に接触することに
なり、摩耗が進行してしまう。軟磁性金属薄膜が摩耗す
るとスペーシングロスが増大して再生出力が低下するた
め、フライングハイトが小さいと短期間の使用で再生出
力が低下してしまうことになる。
【0005】このような問題は、誘導型磁気ヘッドに限
らず磁気抵抗効果を利用する浮上型の再生ヘッドにおい
ても生じる。このヘッドでは、磁気抵抗効果膜としてパ
ーマロイ等の軟磁性金属薄膜を用いるので、上記と同様
にして摩耗が生じる。磁気抵抗効果膜が摩耗した場合も
スペーシングロスにより再生感度が低下してしまう。ま
た、記録密度が高い場合には、分解能を上げ良好な高周
波特性を得るために磁気抵抗効果膜の両側に磁気シール
ド膜を設けるが、軟磁性金属薄膜からなる磁気シールド
膜では上記と同様に摩耗が生じて磁気シールド効果が減
少するため、再生出力が経時的に低下してしまう。
らず磁気抵抗効果を利用する浮上型の再生ヘッドにおい
ても生じる。このヘッドでは、磁気抵抗効果膜としてパ
ーマロイ等の軟磁性金属薄膜を用いるので、上記と同様
にして摩耗が生じる。磁気抵抗効果膜が摩耗した場合も
スペーシングロスにより再生感度が低下してしまう。ま
た、記録密度が高い場合には、分解能を上げ良好な高周
波特性を得るために磁気抵抗効果膜の両側に磁気シール
ド膜を設けるが、軟磁性金属薄膜からなる磁気シールド
膜では上記と同様に摩耗が生じて磁気シールド効果が減
少するため、再生出力が経時的に低下してしまう。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、浮上型磁気
ヘッドを用いるHDDにおいて、使用に伴なう経時的な
再生出力の低下を防ぐことを主な目的とする。
ヘッドを用いるHDDにおいて、使用に伴なう経時的な
再生出力の低下を防ぐことを主な目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】このような目的は、下記
(1)〜(12)の本発明により達成される。 (1)ヘッドギャップに隣接して軟磁性金属薄膜を少な
くとも一つ有し、媒体対向面において、少なくとも一つ
の軟磁性金属薄膜の表面がスライダ表面またはコア表面
に対し凹んでおり、スライダ表面またはコア表面に対す
る軟磁性金属薄膜表面の最大凹み量が5〜30nmである
ことを特徴とする浮上型磁気ヘッド。 (2)ヘッドギャップを挟んで一対のコアを有し、少な
くとも一方のコアとヘッドギャップとの間に軟磁性金属
薄膜を有するメタル・イン・ギャップ型磁気ヘッドであ
る上記(1)の浮上型磁気ヘッド。 (3)軟磁性金属薄膜と非磁性絶縁薄膜との積層体およ
びこの積層体を挟む一対の非磁性絶縁基体をコアとして
有し、軟磁性金属薄膜にほぼ垂直なヘッドギャップを有
する積層型磁気ヘッドである上記(1)の浮上型磁気ヘ
ッド。 (4)ヘッドギャップを挟む一対の軟磁性金属薄膜を磁
極として有する薄膜型磁気ヘッドである上記(1)の浮
上型磁気ヘッド。 (5)軟磁性金属薄膜表面のスライダ表面またはコア表
面に対する凹みが、媒体対向面の研磨により形成された
ものである上記(1)ないし(4)のいずれかの浮上型
磁気ヘッド。 (6)媒体対向面に少なくとも一つの軟磁性金属薄膜と
非磁性絶縁層とが露出している磁気抵抗効果型の浮上型
磁気ヘッドであって、媒体対向面において、少なくとも
一つの軟磁性金属薄膜表面がスライダ表面に対し凹んで
おり、スライダ表面に対する軟磁性金属薄膜表面の最大
凹み量が5〜30nmであることを特徴とする浮上型磁気
ヘッド。 (7)軟磁性金属薄膜からなる磁気抵抗効果膜が媒体対
向面に露出している上記(6)の浮上型磁気ヘッド。 (8)それぞれ軟磁性金属薄膜からなる磁気抵抗効果膜
とリーディング側の磁気シールド膜とトレーリング側の
磁気シールド膜とが媒体対向面に露出している上記
(6)の浮上型磁気ヘッド。 (9)それぞれ軟磁性金属薄膜からなり、それぞれ磁気
抵抗効果膜に接続されているリーディング側のヨーク層
とトレーリング側のヨーク層とが媒体対向面に露出して
いる上記(6)の浮上型磁気ヘッド。 (10)それぞれ軟磁性金属薄膜からなるリーディング
側の磁気シールド膜とトレーリング側の磁気シールド膜
と、それぞれ軟磁性金属薄膜からなり、それぞれ磁気抵
抗効果膜に接続されているリーディング側のヨーク層と
トレーリング側のヨーク層とが媒体対向面に露出してい
る上記(6)の浮上型磁気ヘッド。 (11)軟磁性金属薄膜表面のスライダ表面に対する凹
みが媒体対向面の研磨により形成されたものである上記
(6)ないし(10)のいずれかの浮上型磁気ヘッド。 (12)フライングハイト0.04〜0.1μm で使用
される上記(1)ないし(11)のいずれかの浮上型磁
気ヘッド。
(1)〜(12)の本発明により達成される。 (1)ヘッドギャップに隣接して軟磁性金属薄膜を少な
くとも一つ有し、媒体対向面において、少なくとも一つ
の軟磁性金属薄膜の表面がスライダ表面またはコア表面
に対し凹んでおり、スライダ表面またはコア表面に対す
る軟磁性金属薄膜表面の最大凹み量が5〜30nmである
ことを特徴とする浮上型磁気ヘッド。 (2)ヘッドギャップを挟んで一対のコアを有し、少な
くとも一方のコアとヘッドギャップとの間に軟磁性金属
薄膜を有するメタル・イン・ギャップ型磁気ヘッドであ
る上記(1)の浮上型磁気ヘッド。 (3)軟磁性金属薄膜と非磁性絶縁薄膜との積層体およ
びこの積層体を挟む一対の非磁性絶縁基体をコアとして
有し、軟磁性金属薄膜にほぼ垂直なヘッドギャップを有
する積層型磁気ヘッドである上記(1)の浮上型磁気ヘ
ッド。 (4)ヘッドギャップを挟む一対の軟磁性金属薄膜を磁
極として有する薄膜型磁気ヘッドである上記(1)の浮
上型磁気ヘッド。 (5)軟磁性金属薄膜表面のスライダ表面またはコア表
面に対する凹みが、媒体対向面の研磨により形成された
ものである上記(1)ないし(4)のいずれかの浮上型
磁気ヘッド。 (6)媒体対向面に少なくとも一つの軟磁性金属薄膜と
非磁性絶縁層とが露出している磁気抵抗効果型の浮上型
磁気ヘッドであって、媒体対向面において、少なくとも
一つの軟磁性金属薄膜表面がスライダ表面に対し凹んで
おり、スライダ表面に対する軟磁性金属薄膜表面の最大
凹み量が5〜30nmであることを特徴とする浮上型磁気
ヘッド。 (7)軟磁性金属薄膜からなる磁気抵抗効果膜が媒体対
向面に露出している上記(6)の浮上型磁気ヘッド。 (8)それぞれ軟磁性金属薄膜からなる磁気抵抗効果膜
とリーディング側の磁気シールド膜とトレーリング側の
磁気シールド膜とが媒体対向面に露出している上記
(6)の浮上型磁気ヘッド。 (9)それぞれ軟磁性金属薄膜からなり、それぞれ磁気
抵抗効果膜に接続されているリーディング側のヨーク層
とトレーリング側のヨーク層とが媒体対向面に露出して
いる上記(6)の浮上型磁気ヘッド。 (10)それぞれ軟磁性金属薄膜からなるリーディング
側の磁気シールド膜とトレーリング側の磁気シールド膜
と、それぞれ軟磁性金属薄膜からなり、それぞれ磁気抵
抗効果膜に接続されているリーディング側のヨーク層と
トレーリング側のヨーク層とが媒体対向面に露出してい
る上記(6)の浮上型磁気ヘッド。 (11)軟磁性金属薄膜表面のスライダ表面に対する凹
みが媒体対向面の研磨により形成されたものである上記
(6)ないし(10)のいずれかの浮上型磁気ヘッド。 (12)フライングハイト0.04〜0.1μm で使用
される上記(1)ないし(11)のいずれかの浮上型磁
気ヘッド。
【0008】
【作用および効果】本発明が適用される誘導型磁気ヘッ
ドの代表例は、図1に示されるようなメタル・イン・ギ
ャップ(MIG)型磁気ヘッド、図2に示されるような
積層型磁気ヘッド、図3に示されるような薄膜型磁気ヘ
ッドである。
ドの代表例は、図1に示されるようなメタル・イン・ギ
ャップ(MIG)型磁気ヘッド、図2に示されるような
積層型磁気ヘッド、図3に示されるような薄膜型磁気ヘ
ッドである。
【0009】本発明の磁気ヘッドでは、媒体対向面に露
出している軟磁性金属薄膜2表面をコア4表面またはス
ライダ6表面に対し予め凹ませてある。このため、磁気
ディスクとの接触による軟磁性金属薄膜2表面の摩耗は
殆ど認められず、再生出力の低下が殆どない。しかも、
軟磁性金属薄膜2の断面形状はヘッドギャップ3表面と
滑らかに連続する凹状となっているため、ヘッドギャッ
プ3近傍では軟磁性金属薄膜2表面と磁気ディスクとの
距離がヘッドギャップ表面と磁気ディスクとの距離とほ
ぼ同じとなり、凹みを設けたことによるスペーシングロ
スの影響は少ない。
出している軟磁性金属薄膜2表面をコア4表面またはス
ライダ6表面に対し予め凹ませてある。このため、磁気
ディスクとの接触による軟磁性金属薄膜2表面の摩耗は
殆ど認められず、再生出力の低下が殆どない。しかも、
軟磁性金属薄膜2の断面形状はヘッドギャップ3表面と
滑らかに連続する凹状となっているため、ヘッドギャッ
プ3近傍では軟磁性金属薄膜2表面と磁気ディスクとの
距離がヘッドギャップ表面と磁気ディスクとの距離とほ
ぼ同じとなり、凹みを設けたことによるスペーシングロ
スの影響は少ない。
【0010】軟磁性薄膜表面のこのような凹みは、磁気
ヘッドの媒体対向面を研磨することにより形成すること
ができる。すなわち、フェライト製のコア4や、セラミ
ックス製のスライダ6、酸化ケイ素などからなるヘッド
ギャップ3は軟磁性金属薄膜2よりも硬いため、研磨に
より図示例のような断面形状を有する凹みを形成するこ
とができる。
ヘッドの媒体対向面を研磨することにより形成すること
ができる。すなわち、フェライト製のコア4や、セラミ
ックス製のスライダ6、酸化ケイ素などからなるヘッド
ギャップ3は軟磁性金属薄膜2よりも硬いため、研磨に
より図示例のような断面形状を有する凹みを形成するこ
とができる。
【0011】これらの誘導型の磁気ヘッドの他、本発明
は図4〜図7にそれぞれ示されるような磁気抵抗効果型
の浮上型磁気ヘッドに適用することもできる。これらの
磁気ヘッドでは、それぞれ軟磁性金属薄膜からなる磁気
抵抗効果膜8や磁気シールド膜9、ヨーク層10の表面
を、スライダ6の媒体対向面に対して予め凹んだ状態と
することにより、磁気ディスクとの接触による軟磁性金
属薄膜の摩耗を防ぐことができ、再生出力の低下を抑え
ることができる。
は図4〜図7にそれぞれ示されるような磁気抵抗効果型
の浮上型磁気ヘッドに適用することもできる。これらの
磁気ヘッドでは、それぞれ軟磁性金属薄膜からなる磁気
抵抗効果膜8や磁気シールド膜9、ヨーク層10の表面
を、スライダ6の媒体対向面に対して予め凹んだ状態と
することにより、磁気ディスクとの接触による軟磁性金
属薄膜の摩耗を防ぐことができ、再生出力の低下を抑え
ることができる。
【0012】
【具体的構成】以下、本発明の具体的構成について詳細
に説明する。
に説明する。
【0013】本発明が適用される誘導型の浮上型磁気ヘ
ッドは、ヘッドギャップに隣接して軟磁性金属薄膜を少
なくとも一つ有し、媒体対向面において、少なくとも一
つの軟磁性金属薄膜の表面がコア表面またはスライダ表
面に対し凹んでいる。本発明が適用される誘導型の浮上
型磁気ヘッドの具体例を、図1〜図3に示す。
ッドは、ヘッドギャップに隣接して軟磁性金属薄膜を少
なくとも一つ有し、媒体対向面において、少なくとも一
つの軟磁性金属薄膜の表面がコア表面またはスライダ表
面に対し凹んでいる。本発明が適用される誘導型の浮上
型磁気ヘッドの具体例を、図1〜図3に示す。
【0014】図1のMIG型磁気ヘッドは、ヘッドギャ
ップ3を挟んで一対のコア4を有し、コア4とヘッドギ
ャップ3との間に軟磁性金属薄膜2を有する。図示例で
は軟磁性金属薄膜2を各コアとヘッドギャップとの間に
設けているが、一方のコアとヘッドギャップとの間にだ
け軟磁性金属薄膜を設けた構成であってもよい。
ップ3を挟んで一対のコア4を有し、コア4とヘッドギ
ャップ3との間に軟磁性金属薄膜2を有する。図示例で
は軟磁性金属薄膜2を各コアとヘッドギャップとの間に
設けているが、一方のコアとヘッドギャップとの間にだ
け軟磁性金属薄膜を設けた構成であってもよい。
【0015】MIG型磁気ヘッドにおいてヘッドギャッ
プの両側に軟磁性金属薄膜を設ける場合、両方の軟磁性
金属薄膜をコアよりも飽和磁束密度(BS )の高い材質
で構成してもよく、一方をコアよりもBS の高い材質で
構成し、他方をコアよりもBS の低い材質で構成して、
いわゆるエンハンスト・デュアル・ギャップ・レングス
(EDG)型の磁気ヘッドとしてもよい。また、ヘッド
ギャップの一方の側にだけ軟磁性金属薄膜を設ける場
合、コアよりもBS の低い材質を用いて、いわゆるデュ
アル・ギャップ・レングス(DGL)型の磁気ヘッドと
してもよく、コアよりもBS の高い材質を用いてもよ
い。軟磁性金属薄膜の組成は特に限定されないが、通
常、Fe、CoおよびNiから選ばれる1種以上を含有
する結晶質や非晶質の合金、例えば、Fe系、Fe−C
o系、Fe−Co−Ni系、Fe−Ni系、Fe−Si
−Al系等の各種合金から適宜選択される。軟磁性金属
薄膜は単一組成の膜であってもよく、組成の相異なる2
種以上の膜を積層した多層構成であってもよい。多層構
成とする場合、軟磁性の金属薄膜と非磁性絶縁薄膜との
積層構造としてもよい。軟磁性金属薄膜の厚さは、一般
に0.2〜10μm 、好ましくは0.5〜5μm であ
る。軟磁性金属薄膜は、通常、スパッタ法や蒸着法など
により形成する。MIG型磁気ヘッドのコアは、Mn−
Zn系やNi−Zn系の軟磁性フェライトから構成され
ることが好ましい。フェライトは軟磁性金属薄膜よりも
硬度が高いため、後述するように媒体対向面を研磨する
ことにより、軟磁性金属薄膜だけを選択的に多く取り除
いて凹みを形成することが可能となる。ヘッドギャップ
の材質は特に限定されないが、媒体対向面の研磨により
軟磁性金属薄膜を選択的に取り除くためには、軟磁性金
属薄膜よりも硬度の高い材質、例えば酸化ケイ素などを
用いることが好ましい。ヘッドギャップの形成方法は特
に限定されないが、通常、スパッタ法により形成する。
ギャップ長は、記録や再生の条件を考慮して適宜決定す
ればよいが、通常、0.2〜2.0μm 程度とする。M
IG型磁気ヘッドは、モノリシック型としてもコンポジ
ット型としてもよい。モノリシック型は、一方のコアが
ヘッドスライダを兼ねる構造であり、コンポジット型
は、非磁性セラミックスなどから構成されるヘッドスラ
イダとコアとを接着した構造である。
プの両側に軟磁性金属薄膜を設ける場合、両方の軟磁性
金属薄膜をコアよりも飽和磁束密度(BS )の高い材質
で構成してもよく、一方をコアよりもBS の高い材質で
構成し、他方をコアよりもBS の低い材質で構成して、
いわゆるエンハンスト・デュアル・ギャップ・レングス
(EDG)型の磁気ヘッドとしてもよい。また、ヘッド
ギャップの一方の側にだけ軟磁性金属薄膜を設ける場
合、コアよりもBS の低い材質を用いて、いわゆるデュ
アル・ギャップ・レングス(DGL)型の磁気ヘッドと
してもよく、コアよりもBS の高い材質を用いてもよ
い。軟磁性金属薄膜の組成は特に限定されないが、通
常、Fe、CoおよびNiから選ばれる1種以上を含有
する結晶質や非晶質の合金、例えば、Fe系、Fe−C
o系、Fe−Co−Ni系、Fe−Ni系、Fe−Si
−Al系等の各種合金から適宜選択される。軟磁性金属
薄膜は単一組成の膜であってもよく、組成の相異なる2
種以上の膜を積層した多層構成であってもよい。多層構
成とする場合、軟磁性の金属薄膜と非磁性絶縁薄膜との
積層構造としてもよい。軟磁性金属薄膜の厚さは、一般
に0.2〜10μm 、好ましくは0.5〜5μm であ
る。軟磁性金属薄膜は、通常、スパッタ法や蒸着法など
により形成する。MIG型磁気ヘッドのコアは、Mn−
Zn系やNi−Zn系の軟磁性フェライトから構成され
ることが好ましい。フェライトは軟磁性金属薄膜よりも
硬度が高いため、後述するように媒体対向面を研磨する
ことにより、軟磁性金属薄膜だけを選択的に多く取り除
いて凹みを形成することが可能となる。ヘッドギャップ
の材質は特に限定されないが、媒体対向面の研磨により
軟磁性金属薄膜を選択的に取り除くためには、軟磁性金
属薄膜よりも硬度の高い材質、例えば酸化ケイ素などを
用いることが好ましい。ヘッドギャップの形成方法は特
に限定されないが、通常、スパッタ法により形成する。
ギャップ長は、記録や再生の条件を考慮して適宜決定す
ればよいが、通常、0.2〜2.0μm 程度とする。M
IG型磁気ヘッドは、モノリシック型としてもコンポジ
ット型としてもよい。モノリシック型は、一方のコアが
ヘッドスライダを兼ねる構造であり、コンポジット型
は、非磁性セラミックスなどから構成されるヘッドスラ
イダとコアとを接着した構造である。
【0016】図2の積層型磁気ヘッドは、軟磁性金属薄
膜2と非磁性絶縁薄膜5との積層体およびこの積層体を
挟む一対の非磁性絶縁基体をコアとして有し、軟磁性金
属薄膜にほぼ垂直なヘッドギャップ3を有する。軟磁性
金属薄膜およびヘッドギャップには、例えばMIG型磁
気ヘッドの説明において挙げた各種材質を適宜選択して
用いればよい。非磁性絶縁薄膜には、酸化ケイ素等の各
種非磁性材質を用いればよい。非磁性絶縁基体には、C
aO−TiO2 等の非磁性セラミックスを用いればよ
い。一般に、軟磁性金属薄膜1層の厚さは1〜10μm
程度、非磁性絶縁薄膜1層の厚さは0.05〜0.5μ
m 程度とし、軟磁性金属薄膜の積層数は2〜30程度と
する。軟磁性金属薄膜および非磁性絶縁薄膜は、スパッ
タ法などの薄膜形成法により積層される。このような構
成の積層型磁気ヘッドは、コンポジット型であってもモ
ノリシック型であってもよい。このような積層型磁気ヘ
ッドの媒体対向面を研磨すると、非磁性絶縁基体、ヘッ
ドギャップ3および非磁性絶縁薄膜5に対し軟磁性金属
薄膜2の研削量が相対的に多くなり、図示例のような凹
みを形成することができる。ただし、ヘッドギャップ3
や非磁性絶縁薄膜5の厚さや材質、あるいは研磨方法に
よっては、これらの研削量が非磁性絶縁基体に比べて多
くなることがある。その場合、コア表面に対する軟磁性
金属薄膜2の凹み量は、非磁性絶縁基体の媒体対向面か
らの凹み量となる。
膜2と非磁性絶縁薄膜5との積層体およびこの積層体を
挟む一対の非磁性絶縁基体をコアとして有し、軟磁性金
属薄膜にほぼ垂直なヘッドギャップ3を有する。軟磁性
金属薄膜およびヘッドギャップには、例えばMIG型磁
気ヘッドの説明において挙げた各種材質を適宜選択して
用いればよい。非磁性絶縁薄膜には、酸化ケイ素等の各
種非磁性材質を用いればよい。非磁性絶縁基体には、C
aO−TiO2 等の非磁性セラミックスを用いればよ
い。一般に、軟磁性金属薄膜1層の厚さは1〜10μm
程度、非磁性絶縁薄膜1層の厚さは0.05〜0.5μ
m 程度とし、軟磁性金属薄膜の積層数は2〜30程度と
する。軟磁性金属薄膜および非磁性絶縁薄膜は、スパッ
タ法などの薄膜形成法により積層される。このような構
成の積層型磁気ヘッドは、コンポジット型であってもモ
ノリシック型であってもよい。このような積層型磁気ヘ
ッドの媒体対向面を研磨すると、非磁性絶縁基体、ヘッ
ドギャップ3および非磁性絶縁薄膜5に対し軟磁性金属
薄膜2の研削量が相対的に多くなり、図示例のような凹
みを形成することができる。ただし、ヘッドギャップ3
や非磁性絶縁薄膜5の厚さや材質、あるいは研磨方法に
よっては、これらの研削量が非磁性絶縁基体に比べて多
くなることがある。その場合、コア表面に対する軟磁性
金属薄膜2の凹み量は、非磁性絶縁基体の媒体対向面か
らの凹み量となる。
【0017】図3の薄膜型磁気ヘッドは、スライダ6の
トレーリング側に、ヘッドギャップ3を挟んで一対の軟
磁性金属薄膜2を有する。ヘッドギャップ3とトレーリ
ング側の軟磁性金属薄膜2との間には、非磁性絶縁層7
を介してコイル層11が設けられており、リーディング
側の軟磁性金属薄膜2とスライダ6との間およびトレー
リング側の軟磁性金属薄膜2のトレーリング側には、非
磁性絶縁層7が設けられている。媒体対向面においてヘ
ッドギャップ3を挟んでいる一対の軟磁性金属薄膜2
は、磁極としてはたらく。軟磁性金属薄膜およびヘッド
ギャップの材質は、上記したMIG型磁気ヘッドと同様
である。軟磁性金属薄膜の厚さは、一般に1〜5μm 程
度とする。スライダは各種のセラミックスなどから構成
される。スライダの形状やサイズ等は特に限定されず、
用途に応じ適宜選択される。非磁性絶縁層には、通常、
SiO2 、ガラス、Al2 O3 などが用いられる。非磁
性絶縁層の厚さは、一般に5〜40μm 程度とする。コ
イル層には、通常、Al、Cu等の金属が用いられる。
トレーリング側最外層の非磁性絶縁層は保護層としては
たらき、これにはAl2 O3 などが用いられる。保護層
の厚さは、一般に10〜50μm 程度とする。これらの
膜や層は、真空蒸着法、スパッタ法、めっき法等により
形成される。また、これらのパターニングには、選択エ
ッチングや選択デポジションが用いられる。このような
薄膜型磁気ヘッドの媒体対向面を研磨すると、軟磁性金
属薄膜2の研削量がスライダ6や他の各層に比べ相対的
に多くなり、図示例のような凹みを形成することができ
る。なお、ヘッドギャップ3や非磁性絶縁層7は、厚さ
や材質、あるいは研磨方法によってはスライダ6よりも
研削量が多くなることがある。
トレーリング側に、ヘッドギャップ3を挟んで一対の軟
磁性金属薄膜2を有する。ヘッドギャップ3とトレーリ
ング側の軟磁性金属薄膜2との間には、非磁性絶縁層7
を介してコイル層11が設けられており、リーディング
側の軟磁性金属薄膜2とスライダ6との間およびトレー
リング側の軟磁性金属薄膜2のトレーリング側には、非
磁性絶縁層7が設けられている。媒体対向面においてヘ
ッドギャップ3を挟んでいる一対の軟磁性金属薄膜2
は、磁極としてはたらく。軟磁性金属薄膜およびヘッド
ギャップの材質は、上記したMIG型磁気ヘッドと同様
である。軟磁性金属薄膜の厚さは、一般に1〜5μm 程
度とする。スライダは各種のセラミックスなどから構成
される。スライダの形状やサイズ等は特に限定されず、
用途に応じ適宜選択される。非磁性絶縁層には、通常、
SiO2 、ガラス、Al2 O3 などが用いられる。非磁
性絶縁層の厚さは、一般に5〜40μm 程度とする。コ
イル層には、通常、Al、Cu等の金属が用いられる。
トレーリング側最外層の非磁性絶縁層は保護層としては
たらき、これにはAl2 O3 などが用いられる。保護層
の厚さは、一般に10〜50μm 程度とする。これらの
膜や層は、真空蒸着法、スパッタ法、めっき法等により
形成される。また、これらのパターニングには、選択エ
ッチングや選択デポジションが用いられる。このような
薄膜型磁気ヘッドの媒体対向面を研磨すると、軟磁性金
属薄膜2の研削量がスライダ6や他の各層に比べ相対的
に多くなり、図示例のような凹みを形成することができ
る。なお、ヘッドギャップ3や非磁性絶縁層7は、厚さ
や材質、あるいは研磨方法によってはスライダ6よりも
研削量が多くなることがある。
【0018】本発明が適用される磁気抵抗効果型の浮上
型磁気ヘッドでは、媒体対向面に少なくとも一つの軟磁
性金属薄膜と非磁性絶縁層とが露出しており、媒体対向
面において、軟磁性金属薄膜表面がスライダ表面に対し
凹んでいる。図4〜図7に、磁気抵抗効果を利用した再
生用の浮上型磁気ヘッドを示す。
型磁気ヘッドでは、媒体対向面に少なくとも一つの軟磁
性金属薄膜と非磁性絶縁層とが露出しており、媒体対向
面において、軟磁性金属薄膜表面がスライダ表面に対し
凹んでいる。図4〜図7に、磁気抵抗効果を利用した再
生用の浮上型磁気ヘッドを示す。
【0019】図4の磁気ヘッドでは、スライダ6のトレ
ーリング側に、軟磁性金属薄膜からなる磁気抵抗効果膜
8が媒体対向面に露出して設けられており、その両側に
非磁性絶縁層7が設けられている。
ーリング側に、軟磁性金属薄膜からなる磁気抵抗効果膜
8が媒体対向面に露出して設けられており、その両側に
非磁性絶縁層7が設けられている。
【0020】図5の磁気ヘッドでは、スライダ6のトレ
ーリング側に、それぞれ軟磁性金属薄膜からなるリーデ
ィング側の磁気シールド膜9とトレーリング側の磁気シ
ールド膜9とが媒体対向面に露出して設けられており、
これらの間に、軟磁性金属薄膜からなる磁気抵抗効果膜
8が媒体対向面に露出して設けられている。各膜の両側
には非磁性絶縁層7が設けられている。
ーリング側に、それぞれ軟磁性金属薄膜からなるリーデ
ィング側の磁気シールド膜9とトレーリング側の磁気シ
ールド膜9とが媒体対向面に露出して設けられており、
これらの間に、軟磁性金属薄膜からなる磁気抵抗効果膜
8が媒体対向面に露出して設けられている。各膜の両側
には非磁性絶縁層7が設けられている。
【0021】図6の磁気ヘッドでは、スライダ6のトレ
ーリング側に、それぞれ軟磁性金属薄膜からなるリーデ
ィング側のヨーク層10およびトレーリング側のヨーク
層10が媒体対向面に露出して設けられている。両ヨー
ク層は磁気抵抗効果膜8に接続されており、各ヨーク層
の両側には非磁性絶縁層7が設けられている。
ーリング側に、それぞれ軟磁性金属薄膜からなるリーデ
ィング側のヨーク層10およびトレーリング側のヨーク
層10が媒体対向面に露出して設けられている。両ヨー
ク層は磁気抵抗効果膜8に接続されており、各ヨーク層
の両側には非磁性絶縁層7が設けられている。
【0022】図7の磁気ヘッドでは、スライダ6のトレ
ーリング側に、それぞれ軟磁性金属薄膜からなるリーデ
ィング側のヨーク層10およびトレーリング側のヨーク
層10が媒体対向面に露出して設けられている。両ヨー
ク層は磁気抵抗効果膜8に接続されており、それぞれ軟
磁性金属薄膜からなるリーディング側の磁気シールド膜
9およびトレーリング側の磁気シールド膜9が両ヨーク
層を挟むように媒体対向面に露出して設けられている。
各膜の両側および各ヨーク層の両側には、非磁性絶縁層
7が設けられている。
ーリング側に、それぞれ軟磁性金属薄膜からなるリーデ
ィング側のヨーク層10およびトレーリング側のヨーク
層10が媒体対向面に露出して設けられている。両ヨー
ク層は磁気抵抗効果膜8に接続されており、それぞれ軟
磁性金属薄膜からなるリーディング側の磁気シールド膜
9およびトレーリング側の磁気シールド膜9が両ヨーク
層を挟むように媒体対向面に露出して設けられている。
各膜の両側および各ヨーク層の両側には、非磁性絶縁層
7が設けられている。
【0023】これらの磁気抵抗効果型の浮上型磁気ヘッ
ドにおいて各部に用いる材質は特に限定されず、従来か
ら用いられているものから適宜選択することができる。
例えば、磁気抵抗効果膜にはNi−Fe合金(パーマロ
イ)やNi−Co合金等を用いることができる。磁気シ
ールド膜やヨーク層には、Ni−Fe合金(パーマロ
イ)、Fe−Si−Al合金(センダスト)、Co系ア
モルファス合金などを用いることができる。非磁性絶縁
層には、上記した誘導型磁気ヘッドのヘッドギャップと
同様に軟磁性金属薄膜よりも耐摩耗性の良好な材質を用
いることが好ましく、例えばAl2 O3 等を用いればよ
い。スライダも、誘導型磁気ヘッドのものと同様であ
る。一般に、磁気シールド膜は厚さ1〜5μm 、幅30
〜200μm、磁気抵抗効果膜は厚さ100〜600A
、幅2〜10μm 、磁気シールド膜と磁気抵抗効果膜
との距離は0.1〜1.0μm である。
ドにおいて各部に用いる材質は特に限定されず、従来か
ら用いられているものから適宜選択することができる。
例えば、磁気抵抗効果膜にはNi−Fe合金(パーマロ
イ)やNi−Co合金等を用いることができる。磁気シ
ールド膜やヨーク層には、Ni−Fe合金(パーマロ
イ)、Fe−Si−Al合金(センダスト)、Co系ア
モルファス合金などを用いることができる。非磁性絶縁
層には、上記した誘導型磁気ヘッドのヘッドギャップと
同様に軟磁性金属薄膜よりも耐摩耗性の良好な材質を用
いることが好ましく、例えばAl2 O3 等を用いればよ
い。スライダも、誘導型磁気ヘッドのものと同様であ
る。一般に、磁気シールド膜は厚さ1〜5μm 、幅30
〜200μm、磁気抵抗効果膜は厚さ100〜600A
、幅2〜10μm 、磁気シールド膜と磁気抵抗効果膜
との距離は0.1〜1.0μm である。
【0024】図1〜図3に示される誘導型磁気ヘッドで
は、媒体対向面においてコア4表面またはスライダ6表
面に対し軟磁性金属薄膜2表面が凹んでおり、図4〜図
7に示される磁気抵抗効果型磁気ヘッドでは、媒体対向
面において、スライダ6表面に対し磁気抵抗効果膜8、
磁気シールド膜9、ヨーク層10それぞれの表面が凹ん
でいる。これらの磁気ヘッドにおいて凹み量の最大値d
が小さすぎると再生出力の経時的な減少が大きくなるの
で、dは5nm以上、好ましくは7nm以上とする。一方、
dが大きすぎるとスペーシングロスの増大により初期の
再生出力が大幅に低下してしまうので、dは30nm以
下、好ましくは25nm以下とする。なお、dは、コア表
面の軟磁性金属薄膜近傍あるいはスライダ表面のトレー
リング側エッジ近傍を基準にして測定する。本発明の磁
気ヘッドのフライングハイトは、高密度記録のために、
通常、0.1μm 以下、好ましくは0.08μm 以下、
より好ましくは0.06μm 以下とされるが、このよう
な低フライングハイトで使用された場合でも、上記の凹
みを設けることにより、再生出力の経時的な低下を極め
て小さく抑えることができる。なお、フライングハイト
は、通常、0.04μm 以上である。
は、媒体対向面においてコア4表面またはスライダ6表
面に対し軟磁性金属薄膜2表面が凹んでおり、図4〜図
7に示される磁気抵抗効果型磁気ヘッドでは、媒体対向
面において、スライダ6表面に対し磁気抵抗効果膜8、
磁気シールド膜9、ヨーク層10それぞれの表面が凹ん
でいる。これらの磁気ヘッドにおいて凹み量の最大値d
が小さすぎると再生出力の経時的な減少が大きくなるの
で、dは5nm以上、好ましくは7nm以上とする。一方、
dが大きすぎるとスペーシングロスの増大により初期の
再生出力が大幅に低下してしまうので、dは30nm以
下、好ましくは25nm以下とする。なお、dは、コア表
面の軟磁性金属薄膜近傍あるいはスライダ表面のトレー
リング側エッジ近傍を基準にして測定する。本発明の磁
気ヘッドのフライングハイトは、高密度記録のために、
通常、0.1μm 以下、好ましくは0.08μm 以下、
より好ましくは0.06μm 以下とされるが、このよう
な低フライングハイトで使用された場合でも、上記の凹
みを設けることにより、再生出力の経時的な低下を極め
て小さく抑えることができる。なお、フライングハイト
は、通常、0.04μm 以上である。
【0025】図示例の磁気ヘッドでは、図4のものを除
き、媒体対向面に露出している軟磁性金属薄膜が二つ以
上存在するが、このような場合、凹みは少なくとも一つ
の軟磁性金属薄膜表面、好ましくは全ての軟磁性金属薄
膜表面に設ける。複数の軟磁性金属薄膜表面に凹みを設
ける場合、少なくとも一つの軟磁性金属薄膜表面の最大
凹み量dが上記範囲であればよい。
き、媒体対向面に露出している軟磁性金属薄膜が二つ以
上存在するが、このような場合、凹みは少なくとも一つ
の軟磁性金属薄膜表面、好ましくは全ての軟磁性金属薄
膜表面に設ける。複数の軟磁性金属薄膜表面に凹みを設
ける場合、少なくとも一つの軟磁性金属薄膜表面の最大
凹み量dが上記範囲であればよい。
【0026】軟磁性金属薄膜表面の凹みの形成方法は特
に限定されないが、図示例のような滑らかな断面形状の
凹みが容易に形成可能で、しかも軟磁性金属薄膜の特性
への悪影響が少ないことから、媒体対向面を研磨する方
法を用いることが好ましい。浮上型磁気ヘッドでは、磁
気ディスク表面への吸着を防ぐためにスライダの摺動面
を粗面化することが好ましいが、この粗面化を研磨によ
り行ない、その際にヘッドギャップ付近や磁気抵抗効果
膜付近なども同時に研磨することにより、上記のような
凹みを設けることができる。
に限定されないが、図示例のような滑らかな断面形状の
凹みが容易に形成可能で、しかも軟磁性金属薄膜の特性
への悪影響が少ないことから、媒体対向面を研磨する方
法を用いることが好ましい。浮上型磁気ヘッドでは、磁
気ディスク表面への吸着を防ぐためにスライダの摺動面
を粗面化することが好ましいが、この粗面化を研磨によ
り行ない、その際にヘッドギャップ付近や磁気抵抗効果
膜付近なども同時に研磨することにより、上記のような
凹みを設けることができる。
【0027】研磨法としては、ラッピング研磨が好まし
い。ラッピング研磨では、砥石定盤と被研磨面との間に
研磨剤を供給して研磨を行なう。砥石定盤は、通常、デ
ィスク状であり、その主面には、スパイラル状等のパタ
ーンの溝が形成されている。砥石定盤の材質は特に限定
されず、樹脂、セラミックス、金属等から適宜選択すれ
ばよい。ラッピング研磨は、必要に応じて被研磨面を鏡
面研磨した後に、以下の手順で行なうことが好ましい。
まず、砥石定盤に対向して、加圧シリンダー等によって
押圧でき、しかもそれ自体回転可能なリングを設ける。
そして、複数のスライダを治具にとりつけ、その被研摩
面が砥石定盤の主面と対向するように、砥石定盤上に載
置する。スライダを取り付けた治具は、リング内に収納
する。そして、押圧部材によりスライダを押圧し、スラ
イダと砥石定盤との間にスラリー状の研摩剤を供給して
ラッピング研摩を行なう。この際、スライダは、砥石定
盤の回転に従い、それ自体も回転する。研磨剤には、通
常、平均粒径0.05〜1μm 程度のダイヤモンドや酸
化セリウム、酸化ジルコニウム等の研磨砥粒を含有する
スラリーを用いる。研磨砥粒のモース硬度は、7以上、
特に8〜10が適当である。
い。ラッピング研磨では、砥石定盤と被研磨面との間に
研磨剤を供給して研磨を行なう。砥石定盤は、通常、デ
ィスク状であり、その主面には、スパイラル状等のパタ
ーンの溝が形成されている。砥石定盤の材質は特に限定
されず、樹脂、セラミックス、金属等から適宜選択すれ
ばよい。ラッピング研磨は、必要に応じて被研磨面を鏡
面研磨した後に、以下の手順で行なうことが好ましい。
まず、砥石定盤に対向して、加圧シリンダー等によって
押圧でき、しかもそれ自体回転可能なリングを設ける。
そして、複数のスライダを治具にとりつけ、その被研摩
面が砥石定盤の主面と対向するように、砥石定盤上に載
置する。スライダを取り付けた治具は、リング内に収納
する。そして、押圧部材によりスライダを押圧し、スラ
イダと砥石定盤との間にスラリー状の研摩剤を供給して
ラッピング研摩を行なう。この際、スライダは、砥石定
盤の回転に従い、それ自体も回転する。研磨剤には、通
常、平均粒径0.05〜1μm 程度のダイヤモンドや酸
化セリウム、酸化ジルコニウム等の研磨砥粒を含有する
スラリーを用いる。研磨砥粒のモース硬度は、7以上、
特に8〜10が適当である。
【0028】ラッピング研摩の条件は、上記したような
凹みが形成できるように、目的とする凹み量、軟磁性金
属薄膜やヘッドギャップ、非磁性絶縁層等の材質、これ
らの間の硬度の差などに応じて適宜決定する必要があ
る。具体的には、砥石定盤の回転数、スライダの回転
数、押圧力、平均研摩レートなどの条件を適宜決定すれ
ばよい。
凹みが形成できるように、目的とする凹み量、軟磁性金
属薄膜やヘッドギャップ、非磁性絶縁層等の材質、これ
らの間の硬度の差などに応じて適宜決定する必要があ
る。具体的には、砥石定盤の回転数、スライダの回転
数、押圧力、平均研摩レートなどの条件を適宜決定すれ
ばよい。
【0029】なお、軟磁性金属薄膜の凹みの形成は、ス
ライダの粗面化と別個に行なってもよい。また、スライ
ダの粗面化を行なわなくてもよい。
ライダの粗面化と別個に行なってもよい。また、スライ
ダの粗面化を行なわなくてもよい。
【0030】このようなラッピング研磨の他、研磨テー
プを用いる方法を利用することもできる。
プを用いる方法を利用することもできる。
【0031】また、研磨法の他、エッチング法を用いる
こともできる。エッチング法としては、Arイオンなど
を用いるイオンエッチングが好ましい。スライダや、ヘ
ッドギャップ、非磁性絶縁層などは軟磁性金属薄膜より
もエッチングレートが低いため、軟磁性金属薄膜表面を
相対的に凹ませることができる。しかも、図示例のよう
に、軟磁性金属薄膜表面を滑らかな凹状にすることが可
能である。
こともできる。エッチング法としては、Arイオンなど
を用いるイオンエッチングが好ましい。スライダや、ヘ
ッドギャップ、非磁性絶縁層などは軟磁性金属薄膜より
もエッチングレートが低いため、軟磁性金属薄膜表面を
相対的に凹ませることができる。しかも、図示例のよう
に、軟磁性金属薄膜表面を滑らかな凹状にすることが可
能である。
【0032】
【実施例】以下、本発明の具体的実施例を示し、本発明
をさらに詳細に説明する。
をさらに詳細に説明する。
【0033】<実施例1>図3に示される構成を有する
薄膜型磁気ヘッドを作製した。スライダ6にはAl2 O
3 −TiCを用いた。各層の形成にはスパッタ法を用
い、パターン形成はドライエッチングにより行なった。
各非磁性絶縁層はAl2 O3 で、軟磁性金属薄膜2はN
i−Feで、ヘッドギャップ3はAl2 O3 で、コイル
層11はCuで構成した。軟磁性金属薄膜2の厚さは3
μm 、ヘッドギャップ3の厚さは0.3μm とした。
薄膜型磁気ヘッドを作製した。スライダ6にはAl2 O
3 −TiCを用いた。各層の形成にはスパッタ法を用
い、パターン形成はドライエッチングにより行なった。
各非磁性絶縁層はAl2 O3 で、軟磁性金属薄膜2はN
i−Feで、ヘッドギャップ3はAl2 O3 で、コイル
層11はCuで構成した。軟磁性金属薄膜2の厚さは3
μm 、ヘッドギャップ3の厚さは0.3μm とした。
【0034】次いで、前述した構成のラッピング研磨装
置により、磁気ヘッドの媒体対向面を研磨した。研磨の
際に砥石定盤の回転数および押圧力を制御することによ
り、磁気ディスク対向面における軟磁性薄膜表面の凹み
量を変更した。研摩剤には、平均粒径0.1μm のダイ
ヤモンド砥粒を含有するスラリーを用いた。
置により、磁気ヘッドの媒体対向面を研磨した。研磨の
際に砥石定盤の回転数および押圧力を制御することによ
り、磁気ディスク対向面における軟磁性薄膜表面の凹み
量を変更した。研摩剤には、平均粒径0.1μm のダイ
ヤモンド砥粒を含有するスラリーを用いた。
【0035】このようにして得られた薄膜型の浮上型磁
気ヘッドを3.5インチHDD(Hc 1600 Oe 、3
600rpm )に組み込み、フライングハイト(F/H)
0.1μm 、0.075μm 、0.05μm にて2MHz
で記録を行なった。軟磁性金属薄膜の凹み量と再生出力
との関係を図8に示す。軟磁性金属薄膜の凹みは、触針
式表面粗さ計DEKTAK3030(DEKTAK社
製)により測定した。図8に示す凹み量は、両軟磁性金
属薄膜の凹み量の最大値である。なお、凹みの断面形状
は、図3に示されるように滑らかであった。
気ヘッドを3.5インチHDD(Hc 1600 Oe 、3
600rpm )に組み込み、フライングハイト(F/H)
0.1μm 、0.075μm 、0.05μm にて2MHz
で記録を行なった。軟磁性金属薄膜の凹み量と再生出力
との関係を図8に示す。軟磁性金属薄膜の凹みは、触針
式表面粗さ計DEKTAK3030(DEKTAK社
製)により測定した。図8に示す凹み量は、両軟磁性金
属薄膜の凹み量の最大値である。なお、凹みの断面形状
は、図3に示されるように滑らかであった。
【0036】図8から、凹み量が30nm以下であれば、
凹みを設けないときの80%以上の再生出力が得られる
ことがわかる。
凹みを設けないときの80%以上の再生出力が得られる
ことがわかる。
【0037】次に、軟磁性金属薄膜の凹み量とCSS後
の再生出力との関係を調べた。結果を表1に示す。この
結果は、フライングハイト0.075μm のときのもの
である。
の再生出力との関係を調べた。結果を表1に示す。この
結果は、フライングハイト0.075μm のときのもの
である。
【0038】
【表1】
【0039】表1から、軟磁性金属薄膜に予め5nm以上
の凹みを設けておけば、2×104回ものCSSを繰り
返した後でも、再生出力の低下を5%以下に抑えられる
ことがわかる。
の凹みを設けておけば、2×104回ものCSSを繰り
返した後でも、再生出力の低下を5%以下に抑えられる
ことがわかる。
【0040】<実施例2>図1に示される構成を有する
MIG型の浮上型磁気ヘッドを作製した。コア4にはM
n−Znフェライトを用いた。軟磁性金属薄膜2は厚さ
2μm のFe−Al−Si膜とし、ヘッドギャップ3は
厚さ0.3μm のSiO2 膜とし、これらはいずれもス
パッタ法により形成した。一対のコアを溶着ガラスによ
り接着した後、コアをスライダと一体化した。スライダ
には、CaO−TiO2 を用いた。
MIG型の浮上型磁気ヘッドを作製した。コア4にはM
n−Znフェライトを用いた。軟磁性金属薄膜2は厚さ
2μm のFe−Al−Si膜とし、ヘッドギャップ3は
厚さ0.3μm のSiO2 膜とし、これらはいずれもス
パッタ法により形成した。一対のコアを溶着ガラスによ
り接着した後、コアをスライダと一体化した。スライダ
には、CaO−TiO2 を用いた。
【0041】次いで、実施例1と同様にして磁気ヘッド
の媒体対向面をラッピング研磨した。この磁気ヘッドを
用い、実施例1と同様にして記録および再生を行なった
ところ、軟磁性金属薄膜の凹み量とCSS後の再生出力
との関係は、実施例1の結果と同様であった。
の媒体対向面をラッピング研磨した。この磁気ヘッドを
用い、実施例1と同様にして記録および再生を行なった
ところ、軟磁性金属薄膜の凹み量とCSS後の再生出力
との関係は、実施例1の結果と同様であった。
【0042】<実施例3>図2に示される構成を有する
積層型の浮上型磁気ヘッドを作製した。まず、非磁性絶
縁基板(CaO−TiO2 )上に、厚さ2μm の軟磁性
金属薄膜(Co系アモルファス合金膜)と厚さ0.1μ
m の非磁性絶縁薄膜(SiO2 )とを交互に積層した。
軟磁性金属薄膜の積層数は10層とした。さらに、この
上に非磁性基板(CaO−TiO2 )を結晶化ガラスに
より接着した。これを分割して一方に舟溝加工を施し、
CコアおよびIコアとした。次いで、一方のコアにヘッ
ドギャップ(SiO2 )を形成し、コア同士を溶着した
後、スライダに固定して磁気ヘッドとした。この磁気ヘ
ッドの媒体対向面を実施例1と同様にしてラッピング研
磨した。この磁気ヘッドを用い、実施例1と同様にして
記録および再生を行なったところ、軟磁性金属薄膜の凹
み量とCSS後の再生出力との関係は、実施例1の結果
と同様であった。
積層型の浮上型磁気ヘッドを作製した。まず、非磁性絶
縁基板(CaO−TiO2 )上に、厚さ2μm の軟磁性
金属薄膜(Co系アモルファス合金膜)と厚さ0.1μ
m の非磁性絶縁薄膜(SiO2 )とを交互に積層した。
軟磁性金属薄膜の積層数は10層とした。さらに、この
上に非磁性基板(CaO−TiO2 )を結晶化ガラスに
より接着した。これを分割して一方に舟溝加工を施し、
CコアおよびIコアとした。次いで、一方のコアにヘッ
ドギャップ(SiO2 )を形成し、コア同士を溶着した
後、スライダに固定して磁気ヘッドとした。この磁気ヘ
ッドの媒体対向面を実施例1と同様にしてラッピング研
磨した。この磁気ヘッドを用い、実施例1と同様にして
記録および再生を行なったところ、軟磁性金属薄膜の凹
み量とCSS後の再生出力との関係は、実施例1の結果
と同様であった。
【0043】<実施例4>図5に示される構成を有する
磁気抵抗効果型の磁気ヘッドを作製した。スライダ(A
l2 O3 −TiC)上に、非磁性絶縁層(Al2 O3 :
厚さ10μm )、リーディング側磁気シールド膜(Fe
−Si−Al:厚さ3μm )、非磁性絶縁層(Al2 O
3 :厚さ0.5μm )、磁気抵抗効果膜(パーマロイ:
厚さ300A )、リード(Ta:厚さ0.2μm )、非
磁性絶縁層(Al2 O3 :厚さ0.5μm )、トレーリ
ング側磁気シールド膜(厚さ3μm )および非磁性絶縁
層(Al2 O3 :厚さ30μm )をそれぞれスパッタ法
により形成し、磁気ヘッドとした。なお、パターン形成
にはイオンミリングを用いた。次いで、実施例1と同様
にして媒体対向面をラッピング研磨した。この磁気ヘッ
ドを用い、実施例1と同様な条件で再生を行なったとこ
ろ、表2に示される結果が得られた。
磁気抵抗効果型の磁気ヘッドを作製した。スライダ(A
l2 O3 −TiC)上に、非磁性絶縁層(Al2 O3 :
厚さ10μm )、リーディング側磁気シールド膜(Fe
−Si−Al:厚さ3μm )、非磁性絶縁層(Al2 O
3 :厚さ0.5μm )、磁気抵抗効果膜(パーマロイ:
厚さ300A )、リード(Ta:厚さ0.2μm )、非
磁性絶縁層(Al2 O3 :厚さ0.5μm )、トレーリ
ング側磁気シールド膜(厚さ3μm )および非磁性絶縁
層(Al2 O3 :厚さ30μm )をそれぞれスパッタ法
により形成し、磁気ヘッドとした。なお、パターン形成
にはイオンミリングを用いた。次いで、実施例1と同様
にして媒体対向面をラッピング研磨した。この磁気ヘッ
ドを用い、実施例1と同様な条件で再生を行なったとこ
ろ、表2に示される結果が得られた。
【0044】
【表2】
【0045】以上の実施例の結果から、本発明の効果が
明らかである。
明らかである。
【図1】MIG型磁気ヘッドの一部を示す断面図であ
る。
る。
【図2】積層型磁気ヘッドの一部を示す断面図である。
【図3】薄膜型磁気ヘッドの一部を示す断面図である。
【図4】磁気抵抗効果型磁気ヘッドの一部を示す断面図
である。
である。
【図5】磁気シールド膜を有する磁気抵抗効果型磁気ヘ
ッドの一部を示す断面図である。
ッドの一部を示す断面図である。
【図6】ヨーク型の磁気抵抗効果型磁気ヘッドの一部を
示す断面図である。
示す断面図である。
【図7】磁気シールド膜を有するヨーク型の磁気抵抗効
果型磁気ヘッドの一部を示す断面図である。
果型磁気ヘッドの一部を示す断面図である。
【図8】軟磁性金属薄膜の凹み量と再生出力との関係を
示すグラフである。
示すグラフである。
2 軟磁性金属薄膜 3 ヘッドギャップ 4 コア 5 非磁性絶縁薄膜 6 スライダ 7 非磁性絶縁層 8 磁気抵抗効果膜 9 磁気シールド膜 10 ヨーク層 11 コイル層
Claims (12)
- 【請求項1】 ヘッドギャップに隣接して軟磁性金属薄
膜を少なくとも一つ有し、媒体対向面において、少なく
とも一つの軟磁性金属薄膜の表面がスライダ表面または
コア表面に対し凹んでおり、スライダ表面またはコア表
面に対する軟磁性金属薄膜表面の最大凹み量が5〜30
nmであることを特徴とする浮上型磁気ヘッド。 - 【請求項2】 ヘッドギャップを挟んで一対のコアを有
し、少なくとも一方のコアとヘッドギャップとの間に軟
磁性金属薄膜を有するメタル・イン・ギャップ型磁気ヘ
ッドである請求項1の浮上型磁気ヘッド。 - 【請求項3】 軟磁性金属薄膜と非磁性絶縁薄膜との積
層体およびこの積層体を挟む一対の非磁性絶縁基体をコ
アとして有し、軟磁性金属薄膜にほぼ垂直なヘッドギャ
ップを有する積層型磁気ヘッドである請求項1の浮上型
磁気ヘッド。 - 【請求項4】 ヘッドギャップを挟む一対の軟磁性金属
薄膜を磁極として有する薄膜型磁気ヘッドである請求項
1の浮上型磁気ヘッド。 - 【請求項5】 軟磁性金属薄膜表面のスライダ表面また
はコア表面に対する凹みが、媒体対向面の研磨により形
成されたものである請求項1ないし4のいずれかの浮上
型磁気ヘッド。 - 【請求項6】 媒体対向面に少なくとも一つの軟磁性金
属薄膜と非磁性絶縁層とが露出している磁気抵抗効果型
の浮上型磁気ヘッドであって、 媒体対向面において、少なくとも一つの軟磁性金属薄膜
表面がスライダ表面に対し凹んでおり、スライダ表面に
対する軟磁性金属薄膜表面の最大凹み量が5〜30nmで
あることを特徴とする浮上型磁気ヘッド。 - 【請求項7】 軟磁性金属薄膜からなる磁気抵抗効果膜
が媒体対向面に露出している請求項6の浮上型磁気ヘッ
ド。 - 【請求項8】 それぞれ軟磁性金属薄膜からなる磁気抵
抗効果膜とリーディング側の磁気シールド膜とトレーリ
ング側の磁気シールド膜とが媒体対向面に露出している
請求項6の浮上型磁気ヘッド。 - 【請求項9】 それぞれ軟磁性金属薄膜からなり、それ
ぞれ磁気抵抗効果膜に接続されているリーディング側の
ヨーク層とトレーリング側のヨーク層とが媒体対向面に
露出している請求項6の浮上型磁気ヘッド。 - 【請求項10】 それぞれ軟磁性金属薄膜からなるリー
ディング側の磁気シールド膜とトレーリング側の磁気シ
ールド膜と、それぞれ軟磁性金属薄膜からなり、それぞ
れ磁気抵抗効果膜に接続されているリーディング側のヨ
ーク層とトレーリング側のヨーク層とが媒体対向面に露
出している請求項6の浮上型磁気ヘッド。 - 【請求項11】 軟磁性金属薄膜表面のスライダ表面に
対する凹みが媒体対向面の研磨により形成されたもので
ある請求項6ないし10のいずれかの浮上型磁気ヘッ
ド。 - 【請求項12】 フライングハイト0.04〜0.1μ
m で使用される請求項1ないし11のいずれかの浮上型
磁気ヘッド。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16962493A JPH076318A (ja) | 1993-06-16 | 1993-06-16 | 浮上型磁気ヘッド |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16962493A JPH076318A (ja) | 1993-06-16 | 1993-06-16 | 浮上型磁気ヘッド |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH076318A true JPH076318A (ja) | 1995-01-10 |
Family
ID=15889959
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16962493A Withdrawn JPH076318A (ja) | 1993-06-16 | 1993-06-16 | 浮上型磁気ヘッド |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH076318A (ja) |
-
1993
- 1993-06-16 JP JP16962493A patent/JPH076318A/ja not_active Withdrawn
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP2603433B2 (ja) | 磁性積層構造体及びその製造方法 | |
| JPH0922512A (ja) | 複合型薄膜磁気ヘッド及びその製造方法 | |
| JPH02168408A (ja) | 記録再生用磁気ヘッドおよびその製造方法 | |
| JP3564707B2 (ja) | 磁気記録媒体 | |
| JPH076318A (ja) | 浮上型磁気ヘッド | |
| JPS63279404A (ja) | 複合型磁気ヘッド | |
| JPS6238518A (ja) | 複合型磁気ヘツド | |
| JP2002140803A (ja) | 磁気ヘッドおよび磁気ヘッドの製造方法およびこれを用いた磁気ディスク装置 | |
| JPH08115516A (ja) | 磁気記録媒体及び磁気記録装置 | |
| JP3807713B2 (ja) | 磁気ヘッドの製造方法 | |
| JPS62205507A (ja) | 磁気ヘツド | |
| JPS61117714A (ja) | 薄膜磁気ヘツド | |
| JP3565103B2 (ja) | 磁気記録装置 | |
| JPH08138228A (ja) | 磁気記録媒体、磁気記録媒体の製造方法および磁気記録装置 | |
| JPH0737237A (ja) | 磁気記録媒体、その製造方法及び磁気記録装置 | |
| JPS63311611A (ja) | 複合型磁気ヘッド | |
| JPH0157411B2 (ja) | ||
| JPH08111006A (ja) | 磁気ヘッド | |
| WO2004019319A1 (ja) | 磁気ヘッドおよび磁気記録再生装置 | |
| JPH05242424A (ja) | 薄膜磁気ヘッド | |
| JPH04221408A (ja) | 積層型磁気ヘッドおよびその製造方法 | |
| JP2004014001A (ja) | 磁気抵抗効果型ヘッド | |
| JPS63173214A (ja) | 磁気ヘツド | |
| JPH04182906A (ja) | 磁気ヘッド及びその製造方法 | |
| JP2000048358A (ja) | 磁気記録媒体の製造方法 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20000905 |