JPH0763287B2 - 釣 糸 - Google Patents
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- JPH0763287B2 JPH0763287B2 JP61101492A JP10149286A JPH0763287B2 JP H0763287 B2 JPH0763287 B2 JP H0763287B2 JP 61101492 A JP61101492 A JP 61101492A JP 10149286 A JP10149286 A JP 10149286A JP H0763287 B2 JPH0763287 B2 JP H0763287B2
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Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は,魚釣用の釣糸に関するもので,特に高強度を
有する金属繊維からなる釣糸に関するものである。
有する金属繊維からなる釣糸に関するものである。
(従来の技術) 従来から,一般に知られている魚釣用の釣糸としては,
近年においてはポリアミド,ポリエステル,ポリフッ化
ビニリデン樹脂等からなる合成繊維製釣糸や,ステンレ
ス,タングステン金属等からなる金属繊維製釣糸などが
知られている。
近年においてはポリアミド,ポリエステル,ポリフッ化
ビニリデン樹脂等からなる合成繊維製釣糸や,ステンレ
ス,タングステン金属等からなる金属繊維製釣糸などが
知られている。
釣糸には、釣る魚の種類や釣方によって種々の特性が要
求されているが,一般的には,細くて高強度であるもの
が望ましい。
求されているが,一般的には,細くて高強度であるもの
が望ましい。
合成樹脂製釣糸と金属繊維製釣糸とを比較すると,前者
は柔軟で透明性においては優れているが,引張強度にお
いては一般に低く,かつ伸び易い点が劣るのが通常であ
り,後者は伸び難く,引張強度においては優れてはいる
が,剛硬で不透明な点が劣っている。
は柔軟で透明性においては優れているが,引張強度にお
いては一般に低く,かつ伸び易い点が劣るのが通常であ
り,後者は伸び難く,引張強度においては優れてはいる
が,剛硬で不透明な点が劣っている。
この様に,合成繊維製釣糸や金属繊維製釣糸は,それぞ
れ特有の性質を保持しているので,これらの特性を生か
すために,両者を組み合わせて用いられているのが現状
である。
れ特有の性質を保持しているので,これらの特性を生か
すために,両者を組み合わせて用いられているのが現状
である。
上記のごとく,金属繊維製釣糸は,伸度が低いために,
魚のアタリを敏感にキャッチする必要のある釣の場合に
は好んで使用され,また,引張強度が高いから,合成繊
維製釣糸よりも細い釣糸での釣仕掛をつくることが可能
である。釣糸において細いのが使用できるという点は,
急流の河川における釣や,潮流の速い海洋での釣には最
も好ましいことである。すなわち,釣糸が太いと,水中
での水流抵抗力が大きくなるので,釣仕掛が流され易
く,かつ釣仕掛を希望するポイントに投入することも困
難である。また,釣糸が細いということは,金属繊維製
釣糸の欠点であるところの不透明性であることによる釣
仕掛が視え易いという点をカバーし得るという利点もあ
る。
魚のアタリを敏感にキャッチする必要のある釣の場合に
は好んで使用され,また,引張強度が高いから,合成繊
維製釣糸よりも細い釣糸での釣仕掛をつくることが可能
である。釣糸において細いのが使用できるという点は,
急流の河川における釣や,潮流の速い海洋での釣には最
も好ましいことである。すなわち,釣糸が太いと,水中
での水流抵抗力が大きくなるので,釣仕掛が流され易
く,かつ釣仕掛を希望するポイントに投入することも困
難である。また,釣糸が細いということは,金属繊維製
釣糸の欠点であるところの不透明性であることによる釣
仕掛が視え易いという点をカバーし得るという利点もあ
る。
釣糸の究極は,細くて柔軟で強い糸であるが,現用の金
属繊維製釣糸の引張強度は,ステンレス金属繊維製釣糸
で140〜150kg/mm2,タングステン金属繊維製釣糸で135〜
145kg/mm2程度であり,合成繊維製釣糸の代表的釣糸で
あるナイロン6釣糸の引張強度は70〜100kg/mm2程度で
あるから,約1.5倍の強度を有してはいるものの,釣人
としてはさらに高強度の釣糸の出現を渇望している。
属繊維製釣糸の引張強度は,ステンレス金属繊維製釣糸
で140〜150kg/mm2,タングステン金属繊維製釣糸で135〜
145kg/mm2程度であり,合成繊維製釣糸の代表的釣糸で
あるナイロン6釣糸の引張強度は70〜100kg/mm2程度で
あるから,約1.5倍の強度を有してはいるものの,釣人
としてはさらに高強度の釣糸の出現を渇望している。
一方,実開昭60−116872号公報には,アモルファス合金
の細線もしくは細帯からなる釣糸が提案されている。
の細線もしくは細帯からなる釣糸が提案されている。
(発明が解決しようとする問題点) しかし,上述のアモルファス合金の細線もしくは細帯か
らなる釣糸は,高強度ではあるが,この釣糸はモノフィ
ラメントからなっており,曲げ硬さ(応力)が大きいた
め,手触りがしなやかでなく,柔軟性に乏しいものであ
った。
らなる釣糸は,高強度ではあるが,この釣糸はモノフィ
ラメントからなっており,曲げ硬さ(応力)が大きいた
め,手触りがしなやかでなく,柔軟性に乏しいものであ
った。
(問題点を解決するための手段) 本発明者らは,手触りがしなやかで,柔軟で細くて強い
釣糸を提供することを目的として鋭意検討の結果,高強
度なアモルファス金属フィラメントを複数本束ねて加工
することによって上記の目的が達成されることを見出
し,本発明に到達したのである。
釣糸を提供することを目的として鋭意検討の結果,高強
度なアモルファス金属フィラメントを複数本束ねて加工
することによって上記の目的が達成されることを見出
し,本発明に到達したのである。
すなわち,本発明はアモルファス金属フィラメントから
なり,該フィラメントの3本以上で構成するとともに加
撚され,かつ合成樹脂で被覆されてなることを特徴とす
るアモルファス金属マルチフィラメント釣糸を要旨とす
るものである。
なり,該フィラメントの3本以上で構成するとともに加
撚され,かつ合成樹脂で被覆されてなることを特徴とす
るアモルファス金属マルチフィラメント釣糸を要旨とす
るものである。
アモルファス金属とは,溶融金属を急冷固化させて,そ
の材料を構成する原子を無秩序な状態にした非結晶構造
の金属であり,その金属の特長は,耐腐食性,強靭性等
に優れたものを得ることができるもので,その点,釣糸
は水中または海水中で使用するものであるので,耐腐食
性と強靭性に優れたアモルファス金属を使用することは
最適であるといえる。
の材料を構成する原子を無秩序な状態にした非結晶構造
の金属であり,その金属の特長は,耐腐食性,強靭性等
に優れたものを得ることができるもので,その点,釣糸
は水中または海水中で使用するものであるので,耐腐食
性と強靭性に優れたアモルファス金属を使用することは
最適であるといえる。
本発明において,耐腐食性と強靭性に優れた釣糸に適し
たアモルファス金属の組成は,Fe,Coの1種以上を主成分
として,これとCr,Nb,Moの1種以上と,Si,B,C,P,N,Al,G
eの1種以上とで構成され,Fe,Co,Cr,Nb,Moの量は65〜90
原子%の範囲で,これとCr,Nb,Moの量を,前記Fe,Co,C
r,Nb,Moの総量の0.5〜15原子%と,さらにSi,B,C,P,N,A
l,Ge量の10〜35原子%とからなるものである。本発明に
おいて,これらの金属原子の組成範囲外になると,得ら
れるアモルファス金属の耐腐食性が劣るとともに,結晶
化を生じ易く,紡糸の際にフィラメント切れを生じて,
紡糸が非常に困難となる傾向がある。別発明のアモルフ
ァス金属フィラメントの製造方法としては,特開昭57−
52550号公報,特開昭57−79052号公報が知られている。
たアモルファス金属の組成は,Fe,Coの1種以上を主成分
として,これとCr,Nb,Moの1種以上と,Si,B,C,P,N,Al,G
eの1種以上とで構成され,Fe,Co,Cr,Nb,Moの量は65〜90
原子%の範囲で,これとCr,Nb,Moの量を,前記Fe,Co,C
r,Nb,Moの総量の0.5〜15原子%と,さらにSi,B,C,P,N,A
l,Ge量の10〜35原子%とからなるものである。本発明に
おいて,これらの金属原子の組成範囲外になると,得ら
れるアモルファス金属の耐腐食性が劣るとともに,結晶
化を生じ易く,紡糸の際にフィラメント切れを生じて,
紡糸が非常に困難となる傾向がある。別発明のアモルフ
ァス金属フィラメントの製造方法としては,特開昭57−
52550号公報,特開昭57−79052号公報が知られている。
本発明のアモルファス金属マルチフィラメント釣糸の構
成フィラメント数は,3本以上を撚合わせたものである。
撚合わせる理由は,アモルファス金属は非常に硬い金属
で,そのビッカース硬さは900〜1100DPNであり,一般に
硬いといわれているピアノ線のビッカース硬さ700〜800
DPNよりも大きい。従って,釣糸としてアモルファス金
属フィラメントをモノフィラメントのままで使用する
と,しなやかさに欠ける。釣糸にはある程度の腰が必要
であるが,ある程度の腰とは釣仕掛が絡まない程度であ
り,腰が強過ぎると魚のかかりが悪くなり,好ましくな
い。細いアモルファス金属フィラメントを撚合わせる
と,非常にしなやかな釣糸になる。撚合わせるモノフィ
ラメントは3本以上で,特に7本以上が好ましく,49本
が最充填密度であり,断面もほぼ円形で,得られた釣糸
の外観も綺麗である。フィラメント数が2本の場合は,
得られた釣糸の断面が偏平状となるので,水中での水流
抵抗が大きくなり,糸揺れを生じて扱い難いものであ
る。
成フィラメント数は,3本以上を撚合わせたものである。
撚合わせる理由は,アモルファス金属は非常に硬い金属
で,そのビッカース硬さは900〜1100DPNであり,一般に
硬いといわれているピアノ線のビッカース硬さ700〜800
DPNよりも大きい。従って,釣糸としてアモルファス金
属フィラメントをモノフィラメントのままで使用する
と,しなやかさに欠ける。釣糸にはある程度の腰が必要
であるが,ある程度の腰とは釣仕掛が絡まない程度であ
り,腰が強過ぎると魚のかかりが悪くなり,好ましくな
い。細いアモルファス金属フィラメントを撚合わせる
と,非常にしなやかな釣糸になる。撚合わせるモノフィ
ラメントは3本以上で,特に7本以上が好ましく,49本
が最充填密度であり,断面もほぼ円形で,得られた釣糸
の外観も綺麗である。フィラメント数が2本の場合は,
得られた釣糸の断面が偏平状となるので,水中での水流
抵抗が大きくなり,糸揺れを生じて扱い難いものであ
る。
最適撚数は,7本撚の場合の撚数をNとすると, N=(74÷P)×1.1〜(74÷P)×0.9(T/M) ただし,Pは撚線仕上り直径(mmφ) の式から求めることができる。その場合に,撚数が(74
÷P)×1.1より大きくなると,キンクを発生し易くな
り,撚合わせコストも高くなる。また,(74÷P)×0.
9より小さくなると,単糸間に隙間を生じて釣糸の品位
が悪くなり,切断部の単糸がバラケ易くなる。
÷P)×1.1より大きくなると,キンクを発生し易くな
り,撚合わせコストも高くなる。また,(74÷P)×0.
9より小さくなると,単糸間に隙間を生じて釣糸の品位
が悪くなり,切断部の単糸がバラケ易くなる。
アモルファス金属フィラメントは細い程しなやかではあ
るが,溶融紡糸で直径100μm以下のフィラメントを得
ることは非常に困難である。しかしながら,安定して溶
融紡糸可能な直径(120〜130μm)のフィラメントを得
た後,冷間ダイス延伸すれば直径15μm程度のものは容
易に得ることができる。また,フィラメントは非常に硬
いので,撚加工した後の撚線はキンクが入り易い。この
キンク防止としては,撚線をアモルファス金属の結晶化
温度よりも50〜150℃低い温度で熱セットすればキンク
は容易に防止し得る。逆に,結晶化温度以上で熱セット
すると,強度低下を生ずる恐れがあり,好ましくない。
また,熱セットしたアモルファス金属撚線でも,ハサミ
等で切断すると切り口の単糸がバラケ易いので,本発明
においては合成樹脂で被覆する。
るが,溶融紡糸で直径100μm以下のフィラメントを得
ることは非常に困難である。しかしながら,安定して溶
融紡糸可能な直径(120〜130μm)のフィラメントを得
た後,冷間ダイス延伸すれば直径15μm程度のものは容
易に得ることができる。また,フィラメントは非常に硬
いので,撚加工した後の撚線はキンクが入り易い。この
キンク防止としては,撚線をアモルファス金属の結晶化
温度よりも50〜150℃低い温度で熱セットすればキンク
は容易に防止し得る。逆に,結晶化温度以上で熱セット
すると,強度低下を生ずる恐れがあり,好ましくない。
また,熱セットしたアモルファス金属撚線でも,ハサミ
等で切断すると切り口の単糸がバラケ易いので,本発明
においては合成樹脂で被覆する。
被覆に用いる合成樹脂としては,例えば,ポリアミド,
ポリエステル,ポリウレタン,ポリ塩化ビニリデン等が
あげられ,特にポリアミドとポリウレタン樹脂は,アモ
ルファス金属との接着が良いので好ましい。合成樹脂を
アモルファス金属撚線の表面に被覆する方法としては,
合成樹脂のエマルジョン溶液または有機溶剤溶解浴に浸
漬後熱処理するディプコート方法や,合成樹脂を熱溶融
させて被覆する電線被覆方法等で実施することができ
る。
ポリエステル,ポリウレタン,ポリ塩化ビニリデン等が
あげられ,特にポリアミドとポリウレタン樹脂は,アモ
ルファス金属との接着が良いので好ましい。合成樹脂を
アモルファス金属撚線の表面に被覆する方法としては,
合成樹脂のエマルジョン溶液または有機溶剤溶解浴に浸
漬後熱処理するディプコート方法や,合成樹脂を熱溶融
させて被覆する電線被覆方法等で実施することができ
る。
第1図は,本発明釣糸の切断面の斜視図で,アモルファ
ス金属フィラメント1を7本撚合わせて,表面が合成樹
脂膜で被覆された状態を示す。合成樹脂層2は,アモル
ファス金属フィラメント1がバラケないようにするのが
目的で実施するので,薄く均一に被覆するのが望まし
い。この場合に,必要によっては合成樹脂に着色剤を混
練して着色することもある。第2図は,撚合わせ上りの
ままのもので,切り口がバラケた状態を示すもので,こ
の様な状態であれば,釣針の針穴,サルカンやスィーベ
ル等のよりもどしのリング穴,浮き止めチューブ等のよ
うな小有孔部への糸通しが至難であるので,バラケ防止
の実施は重要である。
ス金属フィラメント1を7本撚合わせて,表面が合成樹
脂膜で被覆された状態を示す。合成樹脂層2は,アモル
ファス金属フィラメント1がバラケないようにするのが
目的で実施するので,薄く均一に被覆するのが望まし
い。この場合に,必要によっては合成樹脂に着色剤を混
練して着色することもある。第2図は,撚合わせ上りの
ままのもので,切り口がバラケた状態を示すもので,こ
の様な状態であれば,釣針の針穴,サルカンやスィーベ
ル等のよりもどしのリング穴,浮き止めチューブ等のよ
うな小有孔部への糸通しが至難であるので,バラケ防止
の実施は重要である。
本発明の釣糸は,強靭で耐腐食性に優れたアモルファス
金属フィラメントを3本以上で撚合わせてしなやかさを
与え,撚線の表面を合成樹脂で被覆してフィラメントが
バラケないようにしたアモルファス金属マルチフィラメ
ント釣糸で,引張強度は350〜380kg/mm2を有し,ステン
レスやタングステン金属繊維製釣糸の2倍以上,ナイロ
ン6合成樹脂繊維製釣糸の3倍以上という非常に強い釣
糸を提供することができる。
金属フィラメントを3本以上で撚合わせてしなやかさを
与え,撚線の表面を合成樹脂で被覆してフィラメントが
バラケないようにしたアモルファス金属マルチフィラメ
ント釣糸で,引張強度は350〜380kg/mm2を有し,ステン
レスやタングステン金属繊維製釣糸の2倍以上,ナイロ
ン6合成樹脂繊維製釣糸の3倍以上という非常に強い釣
糸を提供することができる。
(実施例) 以下に,本発明の実施例をあげて具体的に説明する。
なお,釣糸の引張強度,切断伸度,耐腐食性及び曲げ硬
さは,次のようにして測定した。
さは,次のようにして測定した。
測定方法; 引張強力……オートグラフDSC−2000 (島津製作所製) 耐腐食性……海水に7日間浸漬した後の強力保持率で示
す。
す。
曲げ硬さ……直径2mmの金属針金を10mm幅に設けて,そ
の上に30mm長さの釣糸を乗せて,釣糸の中央部を押さえ
て曲げたときの最大応力値で示す。
の上に30mm長さの釣糸を乗せて,釣糸の中央部を押さえ
て曲げたときの最大応力値で示す。
実施例1 原子組成が(Co92.7%,Fe6.3%,Nb1%)72.5%,Si12.5
%,B15%の金属を溶融し,断面円形な直径125μmのフ
ィラメントを回転液中紡糸法で得て,次いでダイスで冷
間延伸して,直径35μmのアモルファス金属フィラメン
トを得た。このフィラメントを7本引揃え,撚数705T/M
で撚合わせた後,425℃の温度雰囲気中で20秒間処理し
た。さらに,固形分35%のポリウレタンエマルジョン樹
脂液を30%(ウェット%)付与した後,160℃の温度雰囲
気中で30秒間処理して,直径105μmの釣糸を得た。
%,B15%の金属を溶融し,断面円形な直径125μmのフ
ィラメントを回転液中紡糸法で得て,次いでダイスで冷
間延伸して,直径35μmのアモルファス金属フィラメン
トを得た。このフィラメントを7本引揃え,撚数705T/M
で撚合わせた後,425℃の温度雰囲気中で20秒間処理し
た。さらに,固形分35%のポリウレタンエマルジョン樹
脂液を30%(ウェット%)付与した後,160℃の温度雰囲
気中で30秒間処理して,直径105μmの釣糸を得た。
上記で得た釣糸の引張強度,切断伸度,耐腐食性及び曲
げ硬さの測定値を表1に示す。
げ硬さの測定値を表1に示す。
実施例2 原子組成が(Co87%,Fe5.5%,Cr7.5%)72.5%,Si12.5
%,B15%の金属を用いた以外は実施例1と同様に加工し
て直径105μm釣糸を得た。
%,B15%の金属を用いた以外は実施例1と同様に加工し
て直径105μm釣糸を得た。
この釣糸の物性値を表1に示す。
比較例1 原子組成がFe81%,Si4%,B14%,C1%の金属を溶融し,
実施例1と同じ回転液中紡糸法で直径125μmのフィラ
メントを得て,次いでダイスで冷間延伸して,直径105
μmのアモルファス金属フィラメントを得た。このフィ
ラメントを425℃の温度雰囲気中で20秒間処理して,ア
モルファス金属モノフィラメントからなる釣糸を得た。
実施例1と同じ回転液中紡糸法で直径125μmのフィラ
メントを得て,次いでダイスで冷間延伸して,直径105
μmのアモルファス金属フィラメントを得た。このフィ
ラメントを425℃の温度雰囲気中で20秒間処理して,ア
モルファス金属モノフィラメントからなる釣糸を得た。
この釣糸の物性値も表1に示す。
比較例2 直径35μmのタングステンフィラメントを,実施例1の
撚合わせ工程以後同様に加工して,直径105μmの釣糸
を得た。
撚合わせ工程以後同様に加工して,直径105μmの釣糸
を得た。
この釣糸の物性値も表1に示す。
表1から明らかなように,本発明の釣糸は,比較例1の
釣糸に比べて海水中での耐腐食性も良好で,しなやかな
手触りを有していた。
釣糸に比べて海水中での耐腐食性も良好で,しなやかな
手触りを有していた。
(発明の効果) 本発明の釣糸は,引張強度が高く,海水中での耐腐食性
も良好であり,しなやかな手触りを有し,キンクは皆無
という著しく優れた釣糸である。
も良好であり,しなやかな手触りを有し,キンクは皆無
という著しく優れた釣糸である。
第1図は本発明釣糸の断面斜視図,第2図は樹脂被覆前
の切り口斜視図をそれぞれ示すものである。 1……アモルファス金属フィラメント 2……合成樹脂被覆層
の切り口斜視図をそれぞれ示すものである。 1……アモルファス金属フィラメント 2……合成樹脂被覆層
Claims (2)
- 【請求項1】アモルファス金属フィラメントからなり,
該フィラメントの3本以上で構成するとともに加撚さ
れ,かつ合成樹脂で被覆されてなることを特徴とするア
モルファス金属マルチフィラメント釣糸。 - 【請求項2】アモルファス金属フィラメントの組成が, (T100-xMx)aZb である特許請求の範囲第1項記載の釣糸。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61101492A JPH0763287B2 (ja) | 1986-04-30 | 1986-04-30 | 釣 糸 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61101492A JPH0763287B2 (ja) | 1986-04-30 | 1986-04-30 | 釣 糸 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62257331A JPS62257331A (ja) | 1987-11-09 |
| JPH0763287B2 true JPH0763287B2 (ja) | 1995-07-12 |
Family
ID=14302169
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP61101492A Expired - Lifetime JPH0763287B2 (ja) | 1986-04-30 | 1986-04-30 | 釣 糸 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0763287B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH01146868U (ja) * | 1988-03-31 | 1989-10-11 | ||
| JPH0684594B2 (ja) * | 1989-02-02 | 1994-10-26 | 株式会社神戸製鋼所 | 釣 糸 |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS415186Y1 (ja) * | 1964-01-17 | 1966-03-22 | ||
| JPS5752550A (en) * | 1980-09-16 | 1982-03-29 | Takeshi Masumoto | Production of amorphous metallic filament |
| JPS60116872U (ja) * | 1984-01-14 | 1985-08-07 | 久井 宗裕 | 釣糸の成形材料 |
-
1986
- 1986-04-30 JP JP61101492A patent/JPH0763287B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS62257331A (ja) | 1987-11-09 |
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