JPH076351A - 磁気記録媒体 - Google Patents
磁気記録媒体Info
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- JPH076351A JPH076351A JP14960193A JP14960193A JPH076351A JP H076351 A JPH076351 A JP H076351A JP 14960193 A JP14960193 A JP 14960193A JP 14960193 A JP14960193 A JP 14960193A JP H076351 A JPH076351 A JP H076351A
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- JP
- Japan
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- magnetic
- tape
- film
- polyethylene
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- Pending
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- Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Magnetic Record Carriers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 磁気記録媒体の非磁性支持体として、ポリエ
ステル数平均分子量が8000〜16000のポリエチ
レン2,6−ナフタレートを主体とするポリエステルフ
ィルムを用いる。 【効果】 薄膜化した場合でも十分な強靱性が確保で
き、しかも切断加工したときに切り口がハイエッジにな
ることのない切断加工性に優れた磁気記録媒体を得るこ
とが可能である。したがって、このような磁気記録媒体
について、膜厚を薄く設定してテープ幅に切断すれば耐
久性,テープ特性に優れた長時間記録用カセットテープ
を得ることが可能である。
ステル数平均分子量が8000〜16000のポリエチ
レン2,6−ナフタレートを主体とするポリエステルフ
ィルムを用いる。 【効果】 薄膜化した場合でも十分な強靱性が確保で
き、しかも切断加工したときに切り口がハイエッジにな
ることのない切断加工性に優れた磁気記録媒体を得るこ
とが可能である。したがって、このような磁気記録媒体
について、膜厚を薄く設定してテープ幅に切断すれば耐
久性,テープ特性に優れた長時間記録用カセットテープ
を得ることが可能である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は長時間記録用テープカセ
ットに適用して好適な磁気記録媒体に関する。
ットに適用して好適な磁気記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】ビデオテープレコーダ等において使用さ
れるテープカセットにおいては、記録時間の延長を図る
ために、磁気テープの長尺化が進められ、長尺とした場
合でもテープカセットの限られたスペース内に収まるべ
く磁気テープは益々薄膜化する傾向にある。
れるテープカセットにおいては、記録時間の延長を図る
ために、磁気テープの長尺化が進められ、長尺とした場
合でもテープカセットの限られたスペース内に収まるべ
く磁気テープは益々薄膜化する傾向にある。
【0003】磁気テープを薄膜化する場合には、先ず記
録再生特性に関与せず、磁気テープの厚さの大部分を占
める非磁性支持体の厚さが調整されるが、このとき問題
となるのはテープの強靱性である。従来より非磁性支持
体として汎用されているポリエチレンテレフタレートフ
ィルムでは、弾性率が低く、薄膜化した場合に、磁気テ
ープに十分な強靱性を付与することができず、耐久性に
問題が生じる。
録再生特性に関与せず、磁気テープの厚さの大部分を占
める非磁性支持体の厚さが調整されるが、このとき問題
となるのはテープの強靱性である。従来より非磁性支持
体として汎用されているポリエチレンテレフタレートフ
ィルムでは、弾性率が低く、薄膜化した場合に、磁気テ
ープに十分な強靱性を付与することができず、耐久性に
問題が生じる。
【0004】そこで、長時間記録用テープカセットに用
いられる磁気テープにおいては、このポリエチレンテレ
フタレートフィルムに代わって分子量が20000程度
のポリエチレン2,6−ナフタレートフィルムが非磁性
支持体として汎用されるようになっている。ポリエチレ
ン2,6−ナフタレートフィルムは、弾性率が高く、薄
膜化した場合でも磁気テープに十分な強靱性を与えるこ
とができるからである。
いられる磁気テープにおいては、このポリエチレンテレ
フタレートフィルムに代わって分子量が20000程度
のポリエチレン2,6−ナフタレートフィルムが非磁性
支持体として汎用されるようになっている。ポリエチレ
ン2,6−ナフタレートフィルムは、弾性率が高く、薄
膜化した場合でも磁気テープに十分な強靱性を与えるこ
とができるからである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、現状で
用いられているポリエチレン2,6−ナフタレートフィ
ルムは、強靱度が逆に高過ぎることから、切断加工した
場合に切り口が盛り上がり(ハイエッジになり)、切断
加工性に問題がある。例えば、原反状態の磁気記録媒体
をテープ幅に切断加工したときに切り口がハイエッジに
なると、これがヘッドと磁気テープの接触状態を不良に
する原因となり、例えばVTRに適用した場合にはオー
ディオ信号の出力減衰が引き起こる。
用いられているポリエチレン2,6−ナフタレートフィ
ルムは、強靱度が逆に高過ぎることから、切断加工した
場合に切り口が盛り上がり(ハイエッジになり)、切断
加工性に問題がある。例えば、原反状態の磁気記録媒体
をテープ幅に切断加工したときに切り口がハイエッジに
なると、これがヘッドと磁気テープの接触状態を不良に
する原因となり、例えばVTRに適用した場合にはオー
ディオ信号の出力減衰が引き起こる。
【0006】そこで、本発明はこのような従来の実情に
鑑みて提案されたものであり、切断加工性に優れ、しか
も薄膜化した場合でも十分な強靱性が得られる長時間記
録用カセットテープとして好適な磁気記録媒体を提供す
ることを目的とする。
鑑みて提案されたものであり、切断加工性に優れ、しか
も薄膜化した場合でも十分な強靱性が得られる長時間記
録用カセットテープとして好適な磁気記録媒体を提供す
ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明者等が鋭意検討を重ねた結果、ポリエチレ
ン2,6−ナフタレートフィルムのポリエステル数平均
分子量を適度に下げることにより、弾性率を維持したま
ま、切断加工性が向上し、長時間記録用カセットテープ
に用いて好適な非磁性支持体が得られるとの知見を得る
に至った。
めに、本発明者等が鋭意検討を重ねた結果、ポリエチレ
ン2,6−ナフタレートフィルムのポリエステル数平均
分子量を適度に下げることにより、弾性率を維持したま
ま、切断加工性が向上し、長時間記録用カセットテープ
に用いて好適な非磁性支持体が得られるとの知見を得る
に至った。
【0008】本発明の磁気記録媒体は、このような知見
に基づいて完成されたものであって、非磁性支持体上に
少なくとも磁性層を有する磁気記録媒体において、上記
非磁性支持体がポリエチレン2,6−ナフタレートを主
成分とするポリエステルフィルムであって、且つこの非
磁性支持体を構成するポリエチレン2,6−ナフタレー
トのポリエステル数平均分子量が8000〜16000
であることを特徴とするものである。
に基づいて完成されたものであって、非磁性支持体上に
少なくとも磁性層を有する磁気記録媒体において、上記
非磁性支持体がポリエチレン2,6−ナフタレートを主
成分とするポリエステルフィルムであって、且つこの非
磁性支持体を構成するポリエチレン2,6−ナフタレー
トのポリエステル数平均分子量が8000〜16000
であることを特徴とするものである。
【0009】また、ポリエステルフィルム中のポリエチ
レン2,6−ナフタレートの含有率が70mol%以上
であることを特徴とするものである。
レン2,6−ナフタレートの含有率が70mol%以上
であることを特徴とするものである。
【0010】本発明が適用される磁気記録媒体は、高分
子可撓性フィルムよりなる非磁性支持体上に磁性層が形
成されてなるものである。
子可撓性フィルムよりなる非磁性支持体上に磁性層が形
成されてなるものである。
【0011】本発明では、このような磁気記録媒体にお
いて、薄膜化した場合でも十分な強靱性が確保でき、且
つ切断加工の切り口がハイエッジになることのない切断
加工性に優れたものとするために、非磁性支持体として
ポリエステル数平均分子量が8000〜16000であ
るポリエチレン2,6−ナフタレートを主成分とするポ
リエステルフィルムを用いることとする。
いて、薄膜化した場合でも十分な強靱性が確保でき、且
つ切断加工の切り口がハイエッジになることのない切断
加工性に優れたものとするために、非磁性支持体として
ポリエステル数平均分子量が8000〜16000であ
るポリエチレン2,6−ナフタレートを主成分とするポ
リエステルフィルムを用いることとする。
【0012】上記ポリエステルフィルムの主成分となる
ポリエチレン2,6−ナフタレートは弾性率の高い高分
子であり強靱性付与効果に優れている。しかし、良好な
切断加工性を得るためには、ポリエステル数平均分子量
が8000〜16000であることが重要である。
ポリエチレン2,6−ナフタレートは弾性率の高い高分
子であり強靱性付与効果に優れている。しかし、良好な
切断加工性を得るためには、ポリエステル数平均分子量
が8000〜16000であることが重要である。
【0013】すなわち、ポリエチレン2,6−ナフタレ
ートフィルムは、ポリエステル数平均分子量が8000
未満になると、急激にテープ強度が劣化するので、例え
ばフィルム製膜に際する延伸工程においてフィルム破れ
が生じ、生産自体困難である。したがって、非磁性支持
体にするにはポリエステル数平均分子量が8000以上
である必要がある。
ートフィルムは、ポリエステル数平均分子量が8000
未満になると、急激にテープ強度が劣化するので、例え
ばフィルム製膜に際する延伸工程においてフィルム破れ
が生じ、生産自体困難である。したがって、非磁性支持
体にするにはポリエステル数平均分子量が8000以上
である必要がある。
【0014】一方、ポリエステル数平均分子量が160
00を越えるポリエチレン2,6−ナフタレートフィル
ムは、テープ幅に切断加工したときに切り口がハイエッ
ジになり、切断加工性に問題がある。
00を越えるポリエチレン2,6−ナフタレートフィル
ムは、テープ幅に切断加工したときに切り口がハイエッ
ジになり、切断加工性に問題がある。
【0015】上記ポリエステルフィルムは、ポリエステ
ル数平均分子量がテープ強度,切断加工性が共に良好と
なる8000〜16000とされたポリエチレン2,6
−ナフタレートを主体としている。したがって、このよ
うなポリエステルフィルムを非磁性支持体として用いる
ことにより、薄膜化した場合でも十分な強靱性が確保で
き、且つ切断加工の切り口がハイエッジになることのな
い切断加工性に優れた磁気記録媒体が獲得される。そし
て、このような磁気記録媒体について、膜厚を薄く設定
してテープ幅に切断すれば、耐久性,テープ特性に優れ
た長時間記録用磁気テープが得られることになる。
ル数平均分子量がテープ強度,切断加工性が共に良好と
なる8000〜16000とされたポリエチレン2,6
−ナフタレートを主体としている。したがって、このよ
うなポリエステルフィルムを非磁性支持体として用いる
ことにより、薄膜化した場合でも十分な強靱性が確保で
き、且つ切断加工の切り口がハイエッジになることのな
い切断加工性に優れた磁気記録媒体が獲得される。そし
て、このような磁気記録媒体について、膜厚を薄く設定
してテープ幅に切断すれば、耐久性,テープ特性に優れ
た長時間記録用磁気テープが得られることになる。
【0016】なお、ここで言うポリエチレン2,6−ナ
フタレートを主体とするポリエステルフィルムとは、ポ
リエチレン2,6−ナフタレートが少なくとも70mo
l%以上含有されているフィルムである。70mol%
以上のポリエチレン2,6−ナフタレートで構成するこ
とにより、上記効果を奏する非磁性支持体が実現する。
フタレートを主体とするポリエステルフィルムとは、ポ
リエチレン2,6−ナフタレートが少なくとも70mo
l%以上含有されているフィルムである。70mol%
以上のポリエチレン2,6−ナフタレートで構成するこ
とにより、上記効果を奏する非磁性支持体が実現する。
【0017】また、本発明で規制したポリエチレン2,
6−ナフタレートフィルムのポリエステル数平均分子量
は、ポリエチレン2,6−ナフタレートの固有粘度から
換算したものである。ポリエチレン2,6−ナフタレー
トフィルムのポリエステル数平均分子量は、例えば原料
モノマーを重合させる際の反応時間,反応温度,圧力,
原料モノマー濃度,触媒等を制御することによって調整
できる。
6−ナフタレートフィルムのポリエステル数平均分子量
は、ポリエチレン2,6−ナフタレートの固有粘度から
換算したものである。ポリエチレン2,6−ナフタレー
トフィルムのポリエステル数平均分子量は、例えば原料
モノマーを重合させる際の反応時間,反応温度,圧力,
原料モノマー濃度,触媒等を制御することによって調整
できる。
【0018】以上のような非磁性支持体上に設けられる
記録磁性層は、磁性粉末、樹脂結合剤等よりなる磁性塗
料を非磁性支持体表面に塗布することにより形成される
磁性塗膜、あるいは非磁性支持体上に被着形成された強
磁性金属薄膜である。
記録磁性層は、磁性粉末、樹脂結合剤等よりなる磁性塗
料を非磁性支持体表面に塗布することにより形成される
磁性塗膜、あるいは非磁性支持体上に被着形成された強
磁性金属薄膜である。
【0019】記録磁性層を磁性塗膜とする場合、磁性粉
末、樹脂結合剤等は従来公知のものがいずれも使用可能
で、何等限定されるものではない。磁性粉末としては、
γ−Fe2 O3 、コバルト被着γ−Fe2 O3 等の強磁
性酸化鉄系粒子、強磁性二酸化クロム系粒子、Fe、C
o、Ni等の金属やこれらを含んだ合金からなる強磁性
金属系粒子、六角板状の六方晶フェライト微粒子等が例
示される。
末、樹脂結合剤等は従来公知のものがいずれも使用可能
で、何等限定されるものではない。磁性粉末としては、
γ−Fe2 O3 、コバルト被着γ−Fe2 O3 等の強磁
性酸化鉄系粒子、強磁性二酸化クロム系粒子、Fe、C
o、Ni等の金属やこれらを含んだ合金からなる強磁性
金属系粒子、六角板状の六方晶フェライト微粒子等が例
示される。
【0020】樹脂結合剤としては、塩化ビニル、酢酸ビ
ニル、ビニルアルコール、塩化ビニリデン、アクリル酸
エステル、メタクリル酸エステル、スチレン、ブタジエ
ン、アクリロニトリル等の重合体、あるいはこれらの二
種以上を組み合わせた共重合体、ポリウレタン樹脂、ポ
リエステル樹脂、エポキシ樹脂等が例示される。これら
の結合剤には、磁性粉末の分散性を改善するために、ス
ルホン酸基やカルボキシル基、リン酸基等の親水性基が
導入されてもよい。
ニル、ビニルアルコール、塩化ビニリデン、アクリル酸
エステル、メタクリル酸エステル、スチレン、ブタジエ
ン、アクリロニトリル等の重合体、あるいはこれらの二
種以上を組み合わせた共重合体、ポリウレタン樹脂、ポ
リエステル樹脂、エポキシ樹脂等が例示される。これら
の結合剤には、磁性粉末の分散性を改善するために、ス
ルホン酸基やカルボキシル基、リン酸基等の親水性基が
導入されてもよい。
【0021】磁性塗膜には、前記磁性粉末、樹脂結合剤
の他、添加剤として分散剤、研磨剤、帯電防止剤、防錆
剤等が加えられてもよい。
の他、添加剤として分散剤、研磨剤、帯電防止剤、防錆
剤等が加えられてもよい。
【0022】一方、記録磁性層を強磁性金属薄膜とする
場合、強磁性金属薄膜は、真空蒸着法やイオンプレーテ
ィング法,スパッタリング法等の真空薄膜形成技術によ
り連続膜として形成される。
場合、強磁性金属薄膜は、真空蒸着法やイオンプレーテ
ィング法,スパッタリング法等の真空薄膜形成技術によ
り連続膜として形成される。
【0023】上記真空蒸着法は、10-4〜10-8Tor
rの真空下で強磁性金属材料を抵抗加熱,高周波加熱,
電子ビーム加熱等により蒸発させ、ディスク基板上に蒸
発金属(強磁性金属材料)を沈着するというものであ
り、一般に高い抗磁力を得るため基板に対して上記強磁
性金属材料を斜めに蒸着する斜方蒸着法が採用される。
あるいは、より高抗磁力を得るために酸素雰囲気中で上
記蒸着を行うものも含まれる。
rの真空下で強磁性金属材料を抵抗加熱,高周波加熱,
電子ビーム加熱等により蒸発させ、ディスク基板上に蒸
発金属(強磁性金属材料)を沈着するというものであ
り、一般に高い抗磁力を得るため基板に対して上記強磁
性金属材料を斜めに蒸着する斜方蒸着法が採用される。
あるいは、より高抗磁力を得るために酸素雰囲気中で上
記蒸着を行うものも含まれる。
【0024】上記イオンプレーティング法も真空蒸着法
の一種であり、10-4〜10-3Torrの不活性ガス雰
囲気中でDCグロー放電,RFグロー放電を起こして、
放電中で上記強磁性金属材料を蒸発させるというもので
ある。
の一種であり、10-4〜10-3Torrの不活性ガス雰
囲気中でDCグロー放電,RFグロー放電を起こして、
放電中で上記強磁性金属材料を蒸発させるというもので
ある。
【0025】上記スパッタリング法は、10-3〜10-1
Torrのアルゴンガスを主成分とする雰囲気中でグロ
ー放電を起こし、生じたアルゴンガスイオンでターゲッ
ト表面の原子をたたき出すというものであり、グロー放
電の方法により直流2極,3極スパッタ法や、高周波ス
パッタ法、またはマグネトロン放電を利用したマグネト
ロンスパッタ法等がある。このスパッタリング法による
場合には、CrやW,V等の下地膜を形成しておいても
よい。
Torrのアルゴンガスを主成分とする雰囲気中でグロ
ー放電を起こし、生じたアルゴンガスイオンでターゲッ
ト表面の原子をたたき出すというものであり、グロー放
電の方法により直流2極,3極スパッタ法や、高周波ス
パッタ法、またはマグネトロン放電を利用したマグネト
ロンスパッタ法等がある。このスパッタリング法による
場合には、CrやW,V等の下地膜を形成しておいても
よい。
【0026】なお、上記いずれの方法による場合にも、
予め非磁性支持体上にBi,Sb,Pb,Sn,Ga,
In,Cd,Ge,Si,Tl等の非磁性金属の下地膜
を形成しておき、上記強磁性金属材料を垂直方向から蒸
着あるいはスパッタし、強磁性金属薄膜中にこれら非磁
性金属を拡散せしめ、配向性を解消するとともに、抗磁
力を確保するようにしてもよい。
予め非磁性支持体上にBi,Sb,Pb,Sn,Ga,
In,Cd,Ge,Si,Tl等の非磁性金属の下地膜
を形成しておき、上記強磁性金属材料を垂直方向から蒸
着あるいはスパッタし、強磁性金属薄膜中にこれら非磁
性金属を拡散せしめ、配向性を解消するとともに、抗磁
力を確保するようにしてもよい。
【0027】このような真空薄膜形成技術により金属磁
性薄膜を形成する際に、使用される強磁性金属材料とし
ては、Fe,Co,Ni等の金属の他に、Co−Ni合
金,Co−Pt合金,Co−Ni−Pt合金、Fe−C
o合金,Fe−Ni合金,Fe−Co−Ni合金,Fe
−Co−B合金,Co−Ni−Fe−B合金,Co−C
r合金あるいはこれらにCr,Al等の金属が含有され
たもの等が挙げられる。特に、Co−Cr合金を使用し
た場合には、垂直磁化膜が形成される。
性薄膜を形成する際に、使用される強磁性金属材料とし
ては、Fe,Co,Ni等の金属の他に、Co−Ni合
金,Co−Pt合金,Co−Ni−Pt合金、Fe−C
o合金,Fe−Ni合金,Fe−Co−Ni合金,Fe
−Co−B合金,Co−Ni−Fe−B合金,Co−C
r合金あるいはこれらにCr,Al等の金属が含有され
たもの等が挙げられる。特に、Co−Cr合金を使用し
た場合には、垂直磁化膜が形成される。
【0028】なお、本発明の磁気記録媒体は、記録磁性
層上に防錆剤や潤滑剤よりなるトップコート層が設けら
れたり、非磁性支持体上の磁性層を形成しなかった方の
面にバックコート層が設けられているものであっても良
い。
層上に防錆剤や潤滑剤よりなるトップコート層が設けら
れたり、非磁性支持体上の磁性層を形成しなかった方の
面にバックコート層が設けられているものであっても良
い。
【0029】
【作用】ポリエステル数平均分子量が8000〜160
00と適度に低いポリエチレン2,6−ナフタレート
は、弾性率が高く且つ切断加工の切り口がハイエッジに
なることがなく切断加工性にも優れている。したがっ
て、このようなポリエステル数平均分子量が8000〜
16000であるポリエチレン2,6−ナフタレートを
主体とするポリエステルフィルムを非磁性支持体とする
磁気記録媒体は、例えばカセットテープとして使用した
場合に、薄膜化した場合でも十分な強靱性が確保され、
またテープ幅に切断加工した切り口が良好な形状を有
し、耐久性,テープ特性に優れたカセットテープとな
る。
00と適度に低いポリエチレン2,6−ナフタレート
は、弾性率が高く且つ切断加工の切り口がハイエッジに
なることがなく切断加工性にも優れている。したがっ
て、このようなポリエステル数平均分子量が8000〜
16000であるポリエチレン2,6−ナフタレートを
主体とするポリエステルフィルムを非磁性支持体とする
磁気記録媒体は、例えばカセットテープとして使用した
場合に、薄膜化した場合でも十分な強靱性が確保され、
またテープ幅に切断加工した切り口が良好な形状を有
し、耐久性,テープ特性に優れたカセットテープとな
る。
【0030】
【実施例】本発明の好適な実施例について実験結果に基
づいて説明する。
づいて説明する。
【0031】実施例1 先ず、原料モノマーから重合反応を経てポリエステル数
平均分子量が16000のポリエチレン2,6−ナフタ
レートを合成し、フィルム成形した。このフィルム成形
体を2軸延伸して12μm厚の非磁性支持体を作製し
た。なお、非磁性支持体の弾性率は、長手方向が700
kg/mm2 ,幅方向が740kg/mm 2 である。
平均分子量が16000のポリエチレン2,6−ナフタ
レートを合成し、フィルム成形した。このフィルム成形
体を2軸延伸して12μm厚の非磁性支持体を作製し
た。なお、非磁性支持体の弾性率は、長手方向が700
kg/mm2 ,幅方向が740kg/mm 2 である。
【0032】一方、以下の組成に準じて各種磁性塗料組
成物を秤り取り、混合した。 磁性塗料の組成 磁性粉末 Co−γ酸化鉄 : 100重量部 (比表面積40m2 /g) バインダー 塩化ビニル系共重合体: 10重量部 (セキスイ化学工業社製,商品名エスレックA) ポリエステルポリウレタン: 5重量部 (日本ポリウレタン工業社製,商品名N−2304) ポリエステルポリウレタン: 5重量部 (日本ポリウレタン工業社製,商品名N−3109) 添加剤 アルミナ: 7重量部 (研磨剤:住友化学工業社製,商品名AkP−30) ファーネスカーボン: 2重量部 (コロンビアンカーボン社製,商品名SCカーボン) ミリスチルアミン(分散剤): 1.5重量部 ブチルステアレート(滑剤): 2重量部 溶剤 メチルエチルケトン: 180重量部 トルエン: 60重量部
成物を秤り取り、混合した。 磁性塗料の組成 磁性粉末 Co−γ酸化鉄 : 100重量部 (比表面積40m2 /g) バインダー 塩化ビニル系共重合体: 10重量部 (セキスイ化学工業社製,商品名エスレックA) ポリエステルポリウレタン: 5重量部 (日本ポリウレタン工業社製,商品名N−2304) ポリエステルポリウレタン: 5重量部 (日本ポリウレタン工業社製,商品名N−3109) 添加剤 アルミナ: 7重量部 (研磨剤:住友化学工業社製,商品名AkP−30) ファーネスカーボン: 2重量部 (コロンビアンカーボン社製,商品名SCカーボン) ミリスチルアミン(分散剤): 1.5重量部 ブチルステアレート(滑剤): 2重量部 溶剤 メチルエチルケトン: 180重量部 トルエン: 60重量部
【0033】そして、この磁性塗料混合物をサンドグラ
イダーミルにて6時間分散させて磁性塗料を調製した。
次いで、該磁性塗料にフィルター処理を施した後、硬化
剤コロネートL(日本ポリウレタン工業社製)を4重量
部添加し、上述の非磁性支持体上に2.5μmの膜厚で
塗布,カレンダー処理することで磁性層を形成し、テー
プ原反を作製した。
イダーミルにて6時間分散させて磁性塗料を調製した。
次いで、該磁性塗料にフィルター処理を施した後、硬化
剤コロネートL(日本ポリウレタン工業社製)を4重量
部添加し、上述の非磁性支持体上に2.5μmの膜厚で
塗布,カレンダー処理することで磁性層を形成し、テー
プ原反を作製した。
【0034】このテープ原反をシェアカッターを用いて
20000m長,1/2インチ幅に切断加工して磁気テ
ープを作製した。なお、シェアカッターには、研磨直後
のものを用いた。
20000m長,1/2インチ幅に切断加工して磁気テ
ープを作製した。なお、シェアカッターには、研磨直後
のものを用いた。
【0035】実施例2,実施例3 ポリエステル数平均分子量が表1に示す値であるポリエ
チレン2,6−ナフタレートフィルムを非磁性支持体と
して用いたこと以外は実施例1と同様にして磁気テープ
を作製した。なお、上記非磁性支持体の弾性率も表1に
併せて示す。
チレン2,6−ナフタレートフィルムを非磁性支持体と
して用いたこと以外は実施例1と同様にして磁気テープ
を作製した。なお、上記非磁性支持体の弾性率も表1に
併せて示す。
【0036】比較例1,比較例2 表1に示すようにポリエステル数平均分子量が所定範囲
外であるポリエチレン2,6−ナフタレートフィルムを
非磁性支持体として用いたこと以外は実施例1と同様に
して磁気テープを作製した。なお、上記非磁性支持体の
弾性率も表1に併せて示す。
外であるポリエチレン2,6−ナフタレートフィルムを
非磁性支持体として用いたこと以外は実施例1と同様に
して磁気テープを作製した。なお、上記非磁性支持体の
弾性率も表1に併せて示す。
【0037】比較例3 ポリエチレンテレフタレートフィルムを非磁性支持体と
して用いたこと以外は実施例1と同様にして磁気テープ
を作製した。
して用いたこと以外は実施例1と同様にして磁気テープ
を作製した。
【0038】
【表1】
【0039】このようにして作製された磁気テープにつ
いて、切断加工の切り口のハイエッジレベル,オーディ
オ出力特性,耐久性について調べた。その結果を表2に
示す。なお、ハイエッジレベルはテープ両端部を光学顕
微鏡(×1000)で観察することによって評価した。
いて、切断加工の切り口のハイエッジレベル,オーディ
オ出力特性,耐久性について調べた。その結果を表2に
示す。なお、ハイエッジレベルはテープ両端部を光学顕
微鏡(×1000)で観察することによって評価した。
【0040】オーディオ出力変動は、磁気テープをカセ
ットに組み込み、オーディオ固定ヘッドで再生したとき
の出力変動レベルを調べることによって評価した。耐久
性は、磁気テープを10分長だけカセットに組み込み、
録音,巻き戻し,再生,巻き戻しの録音再生サイクルを
50回繰り返した後、テープエッジの劣化状態を目視で
観察することによって評価した。
ットに組み込み、オーディオ固定ヘッドで再生したとき
の出力変動レベルを調べることによって評価した。耐久
性は、磁気テープを10分長だけカセットに組み込み、
録音,巻き戻し,再生,巻き戻しの録音再生サイクルを
50回繰り返した後、テープエッジの劣化状態を目視で
観察することによって評価した。
【0041】
【表2】
【0042】表2に示すように、非磁性支持体としてポ
リエステル数平均分子量が所定の範囲のポリエチレン
2,6−ナフタレートフィルムを用いた実施例1〜実施
例3の磁気テープはいずれも走行耐久性に優れている。
またハイエッジレベルが小さく、それ故に磁気ヘッドに
対する接触状態も良好でオーディオ出力減衰が少ないも
のとなっている。これに対して、ポリエチレンテレフタ
レートを非磁性支持体として用いた比較例3の磁気テー
プは、弾性率が不足していることから走行耐久性が不十
分である。
リエステル数平均分子量が所定の範囲のポリエチレン
2,6−ナフタレートフィルムを用いた実施例1〜実施
例3の磁気テープはいずれも走行耐久性に優れている。
またハイエッジレベルが小さく、それ故に磁気ヘッドに
対する接触状態も良好でオーディオ出力減衰が少ないも
のとなっている。これに対して、ポリエチレンテレフタ
レートを非磁性支持体として用いた比較例3の磁気テー
プは、弾性率が不足していることから走行耐久性が不十
分である。
【0043】一方、ポリエチレン2,6−ナフタレート
フィルムを非磁性支持体として使用していてもそのポリ
エステル数平均分子量が16000を越える比較例2の
磁気テープでは、ハイエッジレベルが大きく、これによ
りオーディオ出力減衰が引き起こされている。一方、ポ
リエステル数平均分子量が8000未満のポリエチレン
2,6−ナフタレートを用いようとすると(比較例
1)、フィルム成形体の二軸延伸時にフィルム破れが生
じ、その時点で磁気テープの作製を中止せざるを得なく
なる。
フィルムを非磁性支持体として使用していてもそのポリ
エステル数平均分子量が16000を越える比較例2の
磁気テープでは、ハイエッジレベルが大きく、これによ
りオーディオ出力減衰が引き起こされている。一方、ポ
リエステル数平均分子量が8000未満のポリエチレン
2,6−ナフタレートを用いようとすると(比較例
1)、フィルム成形体の二軸延伸時にフィルム破れが生
じ、その時点で磁気テープの作製を中止せざるを得なく
なる。
【0044】以上のことから、薄膜タイプの磁気テープ
の非磁性支持体としてはポリエステル数平均分子量が8
000〜16000のポリエチレン2,6−ナフタレー
トフィルムが好適であることがわかった。
の非磁性支持体としてはポリエステル数平均分子量が8
000〜16000のポリエチレン2,6−ナフタレー
トフィルムが好適であることがわかった。
【0045】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、本発
明の磁気記録媒体では、非磁性支持体として、ポリエス
テル数平均分子量が8000〜16000と適度に低い
ポリエチレン2,6−ナフタレートを主体とするポリエ
ステルフィルムを用いるので、薄膜化した場合でも十分
な強靱性が確保でき、しかも切断加工したときに切り口
がハイエッジになることのない切断加工性に優れた磁気
記録媒体を得ることが可能である。したがって、このよ
うな磁気記録媒体について、膜厚を薄く設定してテープ
幅に切断すれば耐久性,テープ特性に優れた長時間記録
用カセットテープを得ることが可能である。
明の磁気記録媒体では、非磁性支持体として、ポリエス
テル数平均分子量が8000〜16000と適度に低い
ポリエチレン2,6−ナフタレートを主体とするポリエ
ステルフィルムを用いるので、薄膜化した場合でも十分
な強靱性が確保でき、しかも切断加工したときに切り口
がハイエッジになることのない切断加工性に優れた磁気
記録媒体を得ることが可能である。したがって、このよ
うな磁気記録媒体について、膜厚を薄く設定してテープ
幅に切断すれば耐久性,テープ特性に優れた長時間記録
用カセットテープを得ることが可能である。
Claims (2)
- 【請求項1】 非磁性支持体上に少なくとも磁性層を有
する磁気記録媒体において、 上記非磁性支持体がポリエチレン2,6−ナフタレート
を主成分とするポリエステルフィルムであって、且つ前
記ポリエチレン2,6−ナフタレートのポリエステル数
平均分子量が8000〜16000であることを特徴と
する磁気記録媒体。 - 【請求項2】 ポリエステルフィルム中のポリエチレン
2,6−ナフタレートの含有率が70mol%以上であ
ることを特徴とする請求項1記載の磁気記録媒体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14960193A JPH076351A (ja) | 1993-06-21 | 1993-06-21 | 磁気記録媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14960193A JPH076351A (ja) | 1993-06-21 | 1993-06-21 | 磁気記録媒体 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH076351A true JPH076351A (ja) | 1995-01-10 |
Family
ID=15478775
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14960193A Pending JPH076351A (ja) | 1993-06-21 | 1993-06-21 | 磁気記録媒体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH076351A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7349182B2 (en) | 2004-02-05 | 2008-03-25 | Fujifilm Corporation | Magnetic recording medium |
| US7368189B2 (en) | 2004-01-30 | 2008-05-06 | Fujifilm Corporation | Magnetic recording medium |
| US7381485B2 (en) | 2004-02-05 | 2008-06-03 | Fujifilm Corporation | Magnetic recording tape |
| US7381484B2 (en) | 2004-01-30 | 2008-06-03 | Fujifilm Corporation | Magnetic recording tape |
| CN117089053A (zh) * | 2023-09-06 | 2023-11-21 | 西安交通大学 | 一种光学级聚萘二甲酸乙二醇酯薄膜及其制备方法 |
-
1993
- 1993-06-21 JP JP14960193A patent/JPH076351A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7368189B2 (en) | 2004-01-30 | 2008-05-06 | Fujifilm Corporation | Magnetic recording medium |
| US7381484B2 (en) | 2004-01-30 | 2008-06-03 | Fujifilm Corporation | Magnetic recording tape |
| US7349182B2 (en) | 2004-02-05 | 2008-03-25 | Fujifilm Corporation | Magnetic recording medium |
| US7381485B2 (en) | 2004-02-05 | 2008-06-03 | Fujifilm Corporation | Magnetic recording tape |
| CN117089053A (zh) * | 2023-09-06 | 2023-11-21 | 西安交通大学 | 一种光学级聚萘二甲酸乙二醇酯薄膜及其制备方法 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20020305 |