JPH0562157A - 磁気記録媒体 - Google Patents
磁気記録媒体Info
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- JPH0562157A JPH0562157A JP3244843A JP24484391A JPH0562157A JP H0562157 A JPH0562157 A JP H0562157A JP 3244843 A JP3244843 A JP 3244843A JP 24484391 A JP24484391 A JP 24484391A JP H0562157 A JPH0562157 A JP H0562157A
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- tape
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- recording medium
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 磁気記録媒体の非磁性支持体として、幅方
向, 長手方向のヤング率が所定の値であるポリエチレン
ナフタレートを使用するとともに、磁気記録媒体全体の
厚さを9.5μm以下とする。 【効果】 磁気テープの厚さを9.5μm以下と薄くし
ても十分実用的なテープ強度,剛性を得ることができ、
たとえばカメラ一体型VTR等で使用する小型テープカ
セットに適用した場合でも、長録画再生時間、良好な耐
久性が確保できる磁気記録媒体を得ることが可能であ
る。
向, 長手方向のヤング率が所定の値であるポリエチレン
ナフタレートを使用するとともに、磁気記録媒体全体の
厚さを9.5μm以下とする。 【効果】 磁気テープの厚さを9.5μm以下と薄くし
ても十分実用的なテープ強度,剛性を得ることができ、
たとえばカメラ一体型VTR等で使用する小型テープカ
セットに適用した場合でも、長録画再生時間、良好な耐
久性が確保できる磁気記録媒体を得ることが可能であ
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カメラ一体型VTRシ
ステムに適用するのに好適な磁気記録媒体に関する。
ステムに適用するのに好適な磁気記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】VHS−C方式,8mm方式に代表され
るカメラ一体型VTRにおいては、小型軽量化を図るた
めに、テープカセットも小型のものが使用される。この
ため、記録時間を確保するのが困難であり、8mm方式
では最大2時間、VHS−C方式では標準モードで20
分の録画時間が限度であり、十分な記録時間が得られな
い。
るカメラ一体型VTRにおいては、小型軽量化を図るた
めに、テープカセットも小型のものが使用される。この
ため、記録時間を確保するのが困難であり、8mm方式
では最大2時間、VHS−C方式では標準モードで20
分の録画時間が限度であり、十分な記録時間が得られな
い。
【0003】そこで、このような録画再生時間の問題を
解消する手段として、テープカセット内に収容される磁
気テープとして厚さの薄いものを使用することにより、
テープカセットの巻き取りエリアの中に巻かれるテープ
の長さを長くすること等が考えられている。たとえば、
磁気テープとして、厚さが15μm程度のものを使用す
れば、現在使用されている磁気テープ(厚さ約19μ
m)を使用した場合の1.5倍の巻き取り長さとするこ
とができ、10μm程度のものを使用すれば2倍の巻き
取り長さとすることができ、これにより録画再生時間を
長くすることが可能となる。
解消する手段として、テープカセット内に収容される磁
気テープとして厚さの薄いものを使用することにより、
テープカセットの巻き取りエリアの中に巻かれるテープ
の長さを長くすること等が考えられている。たとえば、
磁気テープとして、厚さが15μm程度のものを使用す
れば、現在使用されている磁気テープ(厚さ約19μ
m)を使用した場合の1.5倍の巻き取り長さとするこ
とができ、10μm程度のものを使用すれば2倍の巻き
取り長さとすることができ、これにより録画再生時間を
長くすることが可能となる。
【0004】しかしながら、磁気テープを薄手化する
と、テープ強度, 剛性が低下するといった問題が生じ
る。すなわち、従来より、カメラ一体型VTRに使用さ
れる磁気テープは、ポリエチレンテレフタレート(PE
T)よりなる非磁性支持体上に強磁性金属粉末とバイン
ダーを主な構成要素とする磁性塗料を塗布することによ
り記録磁性層が形成された構成とされる。上記磁気テー
プでは、通常、非磁性支持体,記録磁性層の厚みがそれ
ぞれ15μm,4μm程度とされ、さらに耐摩擦,防錆
効果を目的としてバック面,トップ面にバックコート層
やトップコート層が設けられるため、テープ全体の厚み
は19μm以上となる。このような構成の現行磁気テー
プにおいて、非磁性支持体の厚さを薄くすることによ
り、磁気テープ全体の膜厚をたとえば10μmにした場
合、強度が実用強度の約1/5にまで低下してしまう。
強度が低下すると、走行の繰替えしによる傷や折れ等の
ダメージ,片伸び(ワカメ状変形)等が発生し易くな
り、十分なテープ寿命が得られない。特にVHS−C方
式においては、ヘリカルスキャン記録方式を採用してい
るため、走行系が複雑であり、このようなテープダメー
ジが激しいものとなる。さらに、テープの剛性の低下に
より、走行に際して、テープがヘッド中央部付近で盛り
上がったように変形するようになり、ヘッドギャップに
対する接触性が悪くなって記録再生においても支障を来
すという問題も生じる。
と、テープ強度, 剛性が低下するといった問題が生じ
る。すなわち、従来より、カメラ一体型VTRに使用さ
れる磁気テープは、ポリエチレンテレフタレート(PE
T)よりなる非磁性支持体上に強磁性金属粉末とバイン
ダーを主な構成要素とする磁性塗料を塗布することによ
り記録磁性層が形成された構成とされる。上記磁気テー
プでは、通常、非磁性支持体,記録磁性層の厚みがそれ
ぞれ15μm,4μm程度とされ、さらに耐摩擦,防錆
効果を目的としてバック面,トップ面にバックコート層
やトップコート層が設けられるため、テープ全体の厚み
は19μm以上となる。このような構成の現行磁気テー
プにおいて、非磁性支持体の厚さを薄くすることによ
り、磁気テープ全体の膜厚をたとえば10μmにした場
合、強度が実用強度の約1/5にまで低下してしまう。
強度が低下すると、走行の繰替えしによる傷や折れ等の
ダメージ,片伸び(ワカメ状変形)等が発生し易くな
り、十分なテープ寿命が得られない。特にVHS−C方
式においては、ヘリカルスキャン記録方式を採用してい
るため、走行系が複雑であり、このようなテープダメー
ジが激しいものとなる。さらに、テープの剛性の低下に
より、走行に際して、テープがヘッド中央部付近で盛り
上がったように変形するようになり、ヘッドギャップに
対する接触性が悪くなって記録再生においても支障を来
すという問題も生じる。
【0005】そこで、このような薄手化に伴うテープ強
度,剛性劣化の問題は、磁気テープの大部分を占める非
磁性支持体を、より剛性の高い材料で構成することによ
り改善されるとの考えから、種々の材料が非磁性支持体
として検討され、そのうちポリエチレンナフタレート
(PEN)が、特に剛性が高く、薄手テープの非磁性支
持体材料として適していることから期待を集めている。
度,剛性劣化の問題は、磁気テープの大部分を占める非
磁性支持体を、より剛性の高い材料で構成することによ
り改善されるとの考えから、種々の材料が非磁性支持体
として検討され、そのうちポリエチレンナフタレート
(PEN)が、特に剛性が高く、薄手テープの非磁性支
持体材料として適していることから期待を集めている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、通常使
用されているポリエチレンナフタレートフィルムを薄手
テープの非磁性支持体として使用した場合、テープ強
度,剛性はPETを用いる場合に比べればが改善される
ものの、十分満足のいくものとは言えない。ポリエチレ
ンナフタレートにおいては、その種類によって剛性,強
度が異なり、この点について十分な検討がなされること
が必要であると考えられる。
用されているポリエチレンナフタレートフィルムを薄手
テープの非磁性支持体として使用した場合、テープ強
度,剛性はPETを用いる場合に比べればが改善される
ものの、十分満足のいくものとは言えない。ポリエチレ
ンナフタレートにおいては、その種類によって剛性,強
度が異なり、この点について十分な検討がなされること
が必要であると考えられる。
【0007】そこで、本発明はこのような従来の実情に
鑑みて提案されたものであり、薄手化した場合でも十分
な強度が得られ、走行の繰り返しによるダメージやヘッ
ドに対する接触不良が生じ難い磁気記録媒体を提供する
ことを目的とする。
鑑みて提案されたものであり、薄手化した場合でも十分
な強度が得られ、走行の繰り返しによるダメージやヘッ
ドに対する接触不良が生じ難い磁気記録媒体を提供する
ことを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明者らが鋭意検討を重ねた結果、非磁性支持
体として使用するポリエチレンナフタレートフィルムの
幅方向のヤング率及び長手方向のヤング率を規制するこ
とにより、極めて高剛性の非磁性支持体が得られるとの
知見を得るに至った。
めに、本発明者らが鋭意検討を重ねた結果、非磁性支持
体として使用するポリエチレンナフタレートフィルムの
幅方向のヤング率及び長手方向のヤング率を規制するこ
とにより、極めて高剛性の非磁性支持体が得られるとの
知見を得るに至った。
【0009】本発明の磁気記録媒体は、このような知見
に基づいて提案されたものであり、非磁性支持体上に記
録磁性層が形成されてなる磁気記録媒体において、前記
非磁性支持体が幅方向のヤング率をETD、長手方向のヤ
ング率をEMDとしたときに、ETD,EMDが、 ETD≧0.9×EMD ETD+EMD≧1300kg/mm2 であるポリエチレンナフタレートよりなり、磁気記録媒
体全体の厚さが9.5μm以下であることを特徴とする
ものである。
に基づいて提案されたものであり、非磁性支持体上に記
録磁性層が形成されてなる磁気記録媒体において、前記
非磁性支持体が幅方向のヤング率をETD、長手方向のヤ
ング率をEMDとしたときに、ETD,EMDが、 ETD≧0.9×EMD ETD+EMD≧1300kg/mm2 であるポリエチレンナフタレートよりなり、磁気記録媒
体全体の厚さが9.5μm以下であることを特徴とする
ものである。
【0010】本発明の磁気記録媒体は、非磁性支持体上
に記録磁性層が形成された構成とされる。ここで、本発
明では、テープの強度, 剛性の向上を図るために、上記
非磁性支持体を構成する材料として、長手方向のヤング
率よりも幅方向のヤング率の方が大きいポリエチレンナ
フタレート,すなわち、幅方向のヤング率ETD,長手方
向のヤング率EMDが次式を満たすポリエチレンナフタレ
ートを使用する。
に記録磁性層が形成された構成とされる。ここで、本発
明では、テープの強度, 剛性の向上を図るために、上記
非磁性支持体を構成する材料として、長手方向のヤング
率よりも幅方向のヤング率の方が大きいポリエチレンナ
フタレート,すなわち、幅方向のヤング率ETD,長手方
向のヤング率EMDが次式を満たすポリエチレンナフタレ
ートを使用する。
【0011】ETD≧0.9×EMD ETD+EMD≧1300kg/mm2
【0012】上記非磁性支持体上に設けられる記録磁性
層は、磁性粉末、樹脂結合剤等よりなる磁性塗料を非磁
性支持体表面に塗布することにより形成される磁性塗
膜、あるいは非磁性支持体上に被着形成された強磁性金
属薄膜である。
層は、磁性粉末、樹脂結合剤等よりなる磁性塗料を非磁
性支持体表面に塗布することにより形成される磁性塗
膜、あるいは非磁性支持体上に被着形成された強磁性金
属薄膜である。
【0013】記録磁性層を磁性塗膜とする場合、磁性粉
末、樹脂結合剤等は従来公知のものがいずれも使用可能
で、何等限定されるものではない。磁性粉末としては、
γ−Fe2 O3 、コバルト被着γ−Fe2 O3 等の強磁
性酸化鉄系粒子、強磁性二酸化クロム系粒子、Fe、C
o、Ni等の金属やこれらを含んだ合金からなる強磁性
金属系粒子、六角板状の六方晶フェライト微粒子等が例
示される。
末、樹脂結合剤等は従来公知のものがいずれも使用可能
で、何等限定されるものではない。磁性粉末としては、
γ−Fe2 O3 、コバルト被着γ−Fe2 O3 等の強磁
性酸化鉄系粒子、強磁性二酸化クロム系粒子、Fe、C
o、Ni等の金属やこれらを含んだ合金からなる強磁性
金属系粒子、六角板状の六方晶フェライト微粒子等が例
示される。
【0014】樹脂結合剤としては、塩化ビニル、酢酸ビ
ニル、ビニルアルコール、塩化ビニリデン、アクリル酸
エステル、メタクリル酸エステル、スチレン、ブタジエ
ン、アクリロニトリル等の重合体、あるいはこれらの二
種以上を組み合わせた共重合体、ポリウレタン樹脂、ポ
リエステル樹脂、エポキシ樹脂等が例示される。これら
の結合剤には、磁性粉末の分散性を改善するために、ス
ルホン酸基やカルボキシル基、リン酸基等の親水性基が
導入されてもよい。
ニル、ビニルアルコール、塩化ビニリデン、アクリル酸
エステル、メタクリル酸エステル、スチレン、ブタジエ
ン、アクリロニトリル等の重合体、あるいはこれらの二
種以上を組み合わせた共重合体、ポリウレタン樹脂、ポ
リエステル樹脂、エポキシ樹脂等が例示される。これら
の結合剤には、磁性粉末の分散性を改善するために、ス
ルホン酸基やカルボキシル基、リン酸基等の親水性基が
導入されてもよい。
【0015】磁性塗膜には、前記磁性粉末、樹脂結合剤
の他、添加剤として分散剤、研磨剤、帯電防止剤、防錆
剤等が加えられてもよい。
の他、添加剤として分散剤、研磨剤、帯電防止剤、防錆
剤等が加えられてもよい。
【0016】一方、記録磁性層を強磁性金属薄膜とする
場合、強磁性金属薄膜は、真空蒸着法やイオンプレーテ
ィング法,スパッタリング法等の真空薄膜形成技術によ
り連続膜として形成される。
場合、強磁性金属薄膜は、真空蒸着法やイオンプレーテ
ィング法,スパッタリング法等の真空薄膜形成技術によ
り連続膜として形成される。
【0017】上記真空蒸着法は、10-4〜10-8Tor
rの真空下で強磁性金属材料を抵抗加熱,高周波加熱,
電子ビーム加熱等により蒸発させ、ディスク基板上に蒸
発金属(強磁性金属材料)を沈着するというものであ
り、一般に高い抗磁力を得るため基板に対して上記強磁
性金属材料を斜めに蒸着する斜方蒸着法が採用される。
あるいは、より高抗磁力を得るために酸素雰囲気中で上
記蒸着を行うものも含まれる。
rの真空下で強磁性金属材料を抵抗加熱,高周波加熱,
電子ビーム加熱等により蒸発させ、ディスク基板上に蒸
発金属(強磁性金属材料)を沈着するというものであ
り、一般に高い抗磁力を得るため基板に対して上記強磁
性金属材料を斜めに蒸着する斜方蒸着法が採用される。
あるいは、より高抗磁力を得るために酸素雰囲気中で上
記蒸着を行うものも含まれる。
【0018】上記イオンプレーティング法も真空蒸着法
の一種であり、10-4〜10-3Torrの不活性ガス雰
囲気中でDCグロー放電,RFグロー放電を起こして、
放電中で上記強磁性金属材料を蒸発させるというもので
ある。
の一種であり、10-4〜10-3Torrの不活性ガス雰
囲気中でDCグロー放電,RFグロー放電を起こして、
放電中で上記強磁性金属材料を蒸発させるというもので
ある。
【0019】上記スパッタリング法は、10-3〜10-1
Torrのアルゴンガスを主成分とする雰囲気中でグロ
ー放電を起こし、生じたアルゴンガスイオンでターゲッ
ト表面の原子をたたき出すというものであり、グロー放
電の方法により直流2極,3極スパッタ法や、高周波ス
パッタ法、またはマグネトロン放電を利用したマグネト
ロンスパッタ法等がある。このスパッタリング法による
場合には、CrやW,V等の下地膜を形成しておいても
よい。
Torrのアルゴンガスを主成分とする雰囲気中でグロ
ー放電を起こし、生じたアルゴンガスイオンでターゲッ
ト表面の原子をたたき出すというものであり、グロー放
電の方法により直流2極,3極スパッタ法や、高周波ス
パッタ法、またはマグネトロン放電を利用したマグネト
ロンスパッタ法等がある。このスパッタリング法による
場合には、CrやW,V等の下地膜を形成しておいても
よい。
【0020】なお、上記いずれの方法による場合にも、
予め非磁性支持体上にBi,Sb,Pb,Sn,Ga,
In,Cd,Ge,Si,Tl等の非磁性金属の下地膜
を形成しておき、上記強磁性金属材料を垂直方向から蒸
着あるいはスパッタし、強磁性金属薄膜中にこれら非磁
性金属を拡散せしめ、配向性を解消するとともに、抗磁
力を確保するようにしてもよい。
予め非磁性支持体上にBi,Sb,Pb,Sn,Ga,
In,Cd,Ge,Si,Tl等の非磁性金属の下地膜
を形成しておき、上記強磁性金属材料を垂直方向から蒸
着あるいはスパッタし、強磁性金属薄膜中にこれら非磁
性金属を拡散せしめ、配向性を解消するとともに、抗磁
力を確保するようにしてもよい。
【0021】このような真空薄膜形成技術により金属磁
性薄膜を形成する際に、使用される強磁性金属材料とし
ては、Fe,Co,Ni等の金属の他に、Co−Ni合
金,Co−Pt合金,Co−Ni−Pt合金、Fe−C
o合金,Fe−Ni合金,Fe−Co−Ni合金,Fe
−Co−B合金,Co−Ni−Fe−B合金,Co−C
r合金あるいはこれらにCr,Al等の金属が含有され
たもの等が挙げられる。特に、Co−Cr合金を使用し
た場合には、垂直磁化膜が形成される。
性薄膜を形成する際に、使用される強磁性金属材料とし
ては、Fe,Co,Ni等の金属の他に、Co−Ni合
金,Co−Pt合金,Co−Ni−Pt合金、Fe−C
o合金,Fe−Ni合金,Fe−Co−Ni合金,Fe
−Co−B合金,Co−Ni−Fe−B合金,Co−C
r合金あるいはこれらにCr,Al等の金属が含有され
たもの等が挙げられる。特に、Co−Cr合金を使用し
た場合には、垂直磁化膜が形成される。
【0022】なお、本発明の磁気記録媒体は、記録磁性
層上に防錆剤や潤滑剤よりなるトップコート層が設けら
れたり、非磁性支持体上の磁性層を形成しなかった方の
面にバックコート層が設けられているものであっても良
い。
層上に防錆剤や潤滑剤よりなるトップコート層が設けら
れたり、非磁性支持体上の磁性層を形成しなかった方の
面にバックコート層が設けられているものであっても良
い。
【0023】さらに、本発明においては、非磁性支持
体、記録磁性層、バックコート層等を含めたテープ全体
の厚さが9.5μm以下とすることにより、テープカセ
ット内に巻き取られるテープの長さを十分なものとし、
記録再生の長時間化を図ることとする。ここで、テープ
を9.5μm以下とすると、テープの強度,剛性が厚手
テープに比べて低下するが、本発明の磁気記録媒体では
非磁性支持体が幅方向、長手方向のヤング率が所定の値
であるポリエチレンナフタレートよりなるので、テープ
全体の厚さを9.5μm以下としても、十分実用的なテ
ープ強度,剛性が維持されることとなる。
体、記録磁性層、バックコート層等を含めたテープ全体
の厚さが9.5μm以下とすることにより、テープカセ
ット内に巻き取られるテープの長さを十分なものとし、
記録再生の長時間化を図ることとする。ここで、テープ
を9.5μm以下とすると、テープの強度,剛性が厚手
テープに比べて低下するが、本発明の磁気記録媒体では
非磁性支持体が幅方向、長手方向のヤング率が所定の値
であるポリエチレンナフタレートよりなるので、テープ
全体の厚さを9.5μm以下としても、十分実用的なテ
ープ強度,剛性が維持されることとなる。
【0024】なお、磁気記録媒体を構成する非磁性支持
体,記録磁性層,バックコート層のそれぞれの膜厚は、
記録再生特性,強度,剛性を考慮して、非磁性支持体は
4.5〜6.5μm、記録磁性層は1.5〜3.0μ
m、バックコート層は0.3〜1.0μmとすることが
好ましい。
体,記録磁性層,バックコート層のそれぞれの膜厚は、
記録再生特性,強度,剛性を考慮して、非磁性支持体は
4.5〜6.5μm、記録磁性層は1.5〜3.0μ
m、バックコート層は0.3〜1.0μmとすることが
好ましい。
【0025】
【作用】磁気記録媒体において、テープ全体の厚さを
9.5μm以下とすると、テープカセット内の巻き取ら
れるテープの長さが従来の磁気テープの2倍程度とな
り、記録再生の長時間化が達成される。また、非磁性支
持体を幅方向,長手方向のヤング率が所定の値であるポ
リエチレンナフタレートにより構成すると、テープ全体
の厚さが9.5μm以下と薄くても、十分実用的なテー
プ強度,剛性が維持される。
9.5μm以下とすると、テープカセット内の巻き取ら
れるテープの長さが従来の磁気テープの2倍程度とな
り、記録再生の長時間化が達成される。また、非磁性支
持体を幅方向,長手方向のヤング率が所定の値であるポ
リエチレンナフタレートにより構成すると、テープ全体
の厚さが9.5μm以下と薄くても、十分実用的なテー
プ強度,剛性が維持される。
【0026】
【実施例】本発明の好適な実施例について、実験結果に
基づいて説明する。
基づいて説明する。
【0027】実施例1 本実施例は、本発明を8ミリビデオカセットテープに適
用した例である。
用した例である。
【0028】下記の組成を有する組成物をサンドミルで
分散してメタル系磁性塗料を調製した。 組成物 メタル磁性粉(55mm2 /g) 100 重量部 バインダー:塩ビ系共重合体 12 重量部 ポリエステルポリウレタン樹脂 10 重量部 アルミナ粉末 10 重量部 潤滑剤 :ステアリン酸 1.5重量部 ステアリン酸ブチル 1.5重量部 溶剤 :メチルエチルケトン 100 重量部 トルエン 100 重量部 シクロヘキサンン 50 重量部 そして、このメタル系磁性塗料に硬化剤(商品名 コロ
ネートL)5重量部を添加し、カレンダー処理後の膜厚
が2.1〜3.2μmとなるように表1に示す仕様の非
磁性支持体上に塗布して乾燥した後、ロールに巻き取っ
た。
分散してメタル系磁性塗料を調製した。 組成物 メタル磁性粉(55mm2 /g) 100 重量部 バインダー:塩ビ系共重合体 12 重量部 ポリエステルポリウレタン樹脂 10 重量部 アルミナ粉末 10 重量部 潤滑剤 :ステアリン酸 1.5重量部 ステアリン酸ブチル 1.5重量部 溶剤 :メチルエチルケトン 100 重量部 トルエン 100 重量部 シクロヘキサンン 50 重量部 そして、このメタル系磁性塗料に硬化剤(商品名 コロ
ネートL)5重量部を添加し、カレンダー処理後の膜厚
が2.1〜3.2μmとなるように表1に示す仕様の非
磁性支持体上に塗布して乾燥した後、ロールに巻き取っ
た。
【0029】
【表1】
【0030】なお、ヤング率は、温度23±2℃、湿度
64±5%RH、サンプル幅6.25mm×サンプル実
効長100mm、引張速度100mm/minの条件で
測定した。
64±5%RH、サンプル幅6.25mm×サンプル実
効長100mm、引張速度100mm/minの条件で
測定した。
【0031】次いで、磁性塗膜に対してカレンダー処
理,硬化処理を順次行い、さらに非磁性支持体のバック
面にバックコート層を0.6μm厚で形成した後、8m
m幅にスリットして磁気テープとし、、そのうち133
mを8ミリカセットに組み込んで各種テープカセット
(実施例カセット1〜実施例カセット3および比較例カ
セット1〜比較例カセット3)を作成した。
理,硬化処理を順次行い、さらに非磁性支持体のバック
面にバックコート層を0.6μm厚で形成した後、8m
m幅にスリットして磁気テープとし、、そのうち133
mを8ミリカセットに組み込んで各種テープカセット
(実施例カセット1〜実施例カセット3および比較例カ
セット1〜比較例カセット3)を作成した。
【0032】なお、133mのテープ長は、8ミリビデ
オNTSC標準モードで150分記録可能なテープ長さ
である。
オNTSC標準モードで150分記録可能なテープ長さ
である。
【0033】このように作成された各テープカセット,
10巻について別々の8ミリビデオカセットレコーダー
を使用して、温度40℃,相対湿度80%の環境下、テ
ープカセットの最終部分から30分間に記録を行った。
そして、同一環境下で記録部分の再生を200回繰り返
し行い、テープダメージおよび再生画面のノイズについ
て評価した。その結果を表2の示す。
10巻について別々の8ミリビデオカセットレコーダー
を使用して、温度40℃,相対湿度80%の環境下、テ
ープカセットの最終部分から30分間に記録を行った。
そして、同一環境下で記録部分の再生を200回繰り返
し行い、テープダメージおよび再生画面のノイズについ
て評価した。その結果を表2の示す。
【0034】なお、表2中、◎は再生を200回繰り返
した後でもテープ(特にエッジ部)にダメージが認めら
れなかった場合、○は軽度のテープダメージが認められ
るが、オーディオ信号(5kHz信号)の出力低下が3
dB未満の場合、△はテープダメージによるオーディオ
信号の出力低下は3dB以上の場合、×はテープダメー
ジにより走行不能となった場合をそれぞれ示すものであ
る。
した後でもテープ(特にエッジ部)にダメージが認めら
れなかった場合、○は軽度のテープダメージが認められ
るが、オーディオ信号(5kHz信号)の出力低下が3
dB未満の場合、△はテープダメージによるオーディオ
信号の出力低下は3dB以上の場合、×はテープダメー
ジにより走行不能となった場合をそれぞれ示すものであ
る。
【0035】また、カセット内に組み込んだ磁気テープ
の磁性層厚およびバックコート層,非磁性支持体,記録
磁性層を含めた磁気テープ全体の厚さについても併せて
表2に示す。
の磁性層厚およびバックコート層,非磁性支持体,記録
磁性層を含めた磁気テープ全体の厚さについても併せて
表2に示す。
【0036】
【表2】
【0037】表2からわかるように、PETフィルムを
非磁性支持体として使用した比較例カセット1およびP
ENフィルムを使用したカセットのうちでも、幅方向の
ヤング率,長手方向のヤング率が所定の条件からはずれ
ている比較例カセット2,比較例カセット3において
は、再生の繰替えしによるテープダメージが大きく、オ
ーディオ信号が大きく低下したり、走行不良等の使用を
来す。
非磁性支持体として使用した比較例カセット1およびP
ENフィルムを使用したカセットのうちでも、幅方向の
ヤング率,長手方向のヤング率が所定の条件からはずれ
ている比較例カセット2,比較例カセット3において
は、再生の繰替えしによるテープダメージが大きく、オ
ーディオ信号が大きく低下したり、走行不良等の使用を
来す。
【0038】これに対して、非磁性支持体としてPEN
フィルムを使用し、かつ非磁性支持体の幅方向および長
手方向のヤング率が所定の条件を満たしている実施例カ
セット1〜実施例カセット3では、テープダメージが極
めて少なく、オーディオ信号の出力低下もほとんどな
い。
フィルムを使用し、かつ非磁性支持体の幅方向および長
手方向のヤング率が所定の条件を満たしている実施例カ
セット1〜実施例カセット3では、テープダメージが極
めて少なく、オーディオ信号の出力低下もほとんどな
い。
【0039】したがって、このことからテープ全体の厚
さが9.5μm以下の磁気テープにおいて、非磁性支持
体として幅方向,長手方向のヤング率が所定の値である
PENフィルムを使用すると、長時間記録が可能である
とともにテープ強度,剛性が十分に実用的な8mmビデ
オカセットテープが得られることがわかった。
さが9.5μm以下の磁気テープにおいて、非磁性支持
体として幅方向,長手方向のヤング率が所定の値である
PENフィルムを使用すると、長時間記録が可能である
とともにテープ強度,剛性が十分に実用的な8mmビデ
オカセットテープが得られることがわかった。
【0040】
【発明の効果】本発明においては、磁気記録媒体の全体
の厚さを9.5μm以下とし、幅方向,長手方向のヤン
グ率が所定の値であるポリエチレンナフタレートにより
構成しているので、テープカセットに組み込んだ時の磁
気テープの巻き取り長さを長くすることができるととも
に、厚さが9.5μmと薄くても十分実用的なテープ強
度,剛性を得られる。
の厚さを9.5μm以下とし、幅方向,長手方向のヤン
グ率が所定の値であるポリエチレンナフタレートにより
構成しているので、テープカセットに組み込んだ時の磁
気テープの巻き取り長さを長くすることができるととも
に、厚さが9.5μmと薄くても十分実用的なテープ強
度,剛性を得られる。
【0041】したがって、本発明によれば、たとえばカ
メラ一体型VTR等で使用する小型テープカセットに適
用した場合でも、長い録画再生時間を獲得するでき、し
かも長時間使用した場合でも、テープダメージが生じ難
い磁気テープを得ることが可能である。
メラ一体型VTR等で使用する小型テープカセットに適
用した場合でも、長い録画再生時間を獲得するでき、し
かも長時間使用した場合でも、テープダメージが生じ難
い磁気テープを得ることが可能である。
Claims (1)
- 【請求項1】 非磁性支持体上に記録磁性層が形成され
てなる磁気記録媒体において、 前記非磁性支持体が幅方向のヤング率をETD、長手方向
のヤング率をEMDとしたときに、ETD,EMDが、 ETD≧0.9×EMD ETD+EMD≧1300kg/mm2 であるポリエチレンナフタレートよりなり、磁気記録媒
体全体の厚さが9.5μm以下であることを特徴とする
磁気記録媒体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3244843A JPH0562157A (ja) | 1991-08-30 | 1991-08-30 | 磁気記録媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3244843A JPH0562157A (ja) | 1991-08-30 | 1991-08-30 | 磁気記録媒体 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0562157A true JPH0562157A (ja) | 1993-03-12 |
Family
ID=17124801
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3244843A Pending JPH0562157A (ja) | 1991-08-30 | 1991-08-30 | 磁気記録媒体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0562157A (ja) |
-
1991
- 1991-08-30 JP JP3244843A patent/JPH0562157A/ja active Pending
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20010327 |