JPH0764499B2 - エレベータの扉の制御装置 - Google Patents

エレベータの扉の制御装置

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JPH0764499B2
JPH0764499B2 JP27516189A JP27516189A JPH0764499B2 JP H0764499 B2 JPH0764499 B2 JP H0764499B2 JP 27516189 A JP27516189 A JP 27516189A JP 27516189 A JP27516189 A JP 27516189A JP H0764499 B2 JPH0764499 B2 JP H0764499B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、こじ開け防止のための回路を有するエレベ
ータの扉の制御装置の改良に関するものであり、特に扉
を駆動する電動機の空転を防止するものである。
[従来の技術] 第3図は、例えば、特開昭58−212581号公報に示された
従来のエレベータの扉の制御装置を示す回路図である。
図において、(1)は扉の開閉駆動を行なう電動機、
(2)はこの電動機(1)に連結された交流形指速発電
機、(3)はこの交流形指速発電機(2)の出力信号を
整流する整流回路、(4)は速度指令発生回路、(5)
はその非反転入力端に整流回路(3)の出力が加えられ
その反転入力端に速度指令発生回路(4)の出力が加え
られる差動増幅器、(6)は電動機電流制御回路、
(7)はリミッタ回路、(8),(9)はかごの扉の全
閉時に閉成する扉位置検出スイッチ、(10)は出力打消
回路であり、出力打消回路(10)の(10a)〜(10e)は
抵抗、(10f)はサイリスタ、(10g),(10h)はトラ
ンジスタ、(L1)は“+”の電圧が印加されている電源
ライン、(L2)は“0"電圧が印加されている電源ライン
であり、(11),(11a)は扉の開時に付勢されるリレ
ーの常開接点である。
次に、従来のエレベータの扉の制御装置の動作について
説明する。
第4図は上記第3図に示す従来例の各部の信号波形を示
すタイムチャートで、その第4図(a)〜(e)は、そ
れぞれ第3図の動作を説明するための各部の信号を示す
ものであり、扉がこじ開けられたときの状態である。
具体的には、第4図(a)は整流回路(3)の出力、第
4図(b)は速度指令発生回路(4)の出力、第4図
(c)はトランジスタ(10h)の状態、第4図(d)は
差動増幅器(5)の出力、第4図(e)は電動機電流制
御回路(6)の出力をそれぞれ示している。
電動機(1)は速度指令パターンに従った回転数に制御
され、かごの扉の全閉時には交流形指速発電機(2)の
出力が“0"となり、第4図(a)に示すように、整流回
路(3)の出力が“0"となる。また、速度指令発生回路
(4)の出力も第4図(b)に示すように低下する。
このとき、扉位置検出スイッチ(8)が閉成され、ま
た、扉位置検出スイッチ(9)が閉成される。扉位置検
出スイッチ(8)が閉成されることにより、リミッタ回
路(7)が作動状態となり、差動増幅器(5)の出力を
制限する。また、扉位置検出スイッチ(9)が閉成され
ることにより、電源ライン(L1)と電源ライン(L2)間
には、抵抗(10a)と抵抗(10d)が直列に接続されたこ
とになり、抵抗(10a)と抵抗(10d)とにより分圧され
た電圧がサイリスタ(10f)のゲートに加えられ、サイ
リスタ(10f)が点弧する。
サイリスタ(10f)が点弧しオンになることにより、ト
ランジスタ(10g)のベース電圧が低下して、トランジ
スタ(10g)がオフとなり、そのコレクタ電圧が上昇し
て、第4図(c)のようにトランジスタ(10h)がオン
となる。トランジスタ(10h)のオンにより、整流回路
(3)の出力(差動増幅器(5)の入力)は、(L2)ラ
イン(0[V]ライン)に短絡され無効になる。
このような扉の状態は、扉開指令が出て常開接点(1
1),(11a)が閉成されて、サイリスタ(10f)のカソ
ード、アノード間が短絡され、サイリスタ(10f)がタ
ーンオフになり、トランジスタ(10h)のベースとエミ
ッタが短絡され、トランジスタ(10h)もオフになるま
で保持される。
上記のような扉の全閉した後に、乗客がかごの扉を少し
こじ開けると、交流形指速発電機(2)が回転し、第4
図(a)の“t11"時点以後のように、整流回路(3)の
出力が発生するが、第4図(c)のようにトランジスタ
(10h)はオン状態のままであり、そのコレクタの電位
は“0"電位となっているから、差動増幅器(5)の非反
転入力端は依然として“0"電位になっている。つまり、
出力打消回路(10)により、交流形指速発電機(2)の
出力を無効にしている。
したがって、差動増幅器(5)の出力は、第4図(d)
のように速度指令発生回路(4)の出力により飽和した
まま、換言すれば、扉全閉時の力行側へ飽和したままで
あり、リミッタ回路(7)で決定されるトルクを電動機
(1)は維持することができ、さらに、扉をこじ開ける
ことを困難にすることができる。
[発明が解決しようとする課題] 従来のエレベータの扉の制御装置は以上のように構成さ
れているので、減速機構にVベルトを用いた扉の駆動装
置においては、扉の全閉位置でごみ詰り等が発生したと
き、通常の戸閉による慣性で一度全閉し(第4図のt11
時点)、その後、電流が絞られることにより、全閉位置
を検出する扉位置検出スイッチ(8),(9)を越え
て、扉が戻されてしまう。全閉位置を越えて扉が戻され
ることにより、扉位置検出スイッチ(8)が開放とな
り、リミッタ回路(7)が動作しなくなるために、制御
回路内ではこじ開けされたと判断され、電動機(1)の
トルクを強める(第4図のt11時点以後)。このとき、
トルクの強まりが大きいことにより、Vベルトがスリッ
プする。特に、Vベルトのスリップはベルトテンション
が緩いと多くなる。
そして、ごみ詰りにより、電動機(1)は回転するが、
扉は全閉ができない状態、即ち、こじ開けられたままの
状態が発生する。
トルクの強まりが生じた時点に発生したベルトスリップ
が、トルクが下がらないことにより継続し、電動機
(1)の空転状態となり、さらには、空転による摩擦熱
でVベルトが損傷することになる。
そこで、この発明は扉がこじ開けられたままの状態で、
しかも電動機が空転状態であるときに、このような状態
を検出し、電動機の空転を停止することができるエレベ
ータの扉の制御装置を得ることを課題とする。
[課題を解決するための手段] この発明にかかるエレベータの扉の制御装置は、エレベ
ータの扉の開閉駆動を行なう電動機と、この電動機の回
転速度に応じた信号を発生する回転速度信号発生手段
と、この回転速度信号発生手段の出力と所定の上記電動
機の回転速度を指定する速度指令発生回路の出力の偏差
をとって出力する差動増幅器と、この差動増幅器の出力
に応じて前記電動機を駆動制御する電動機電流制御回路
と、前記扉がこじ開けられて前記回転速度信号発生手段
の出力が増加したとき扉の全閉状態後扉の開指令が出る
まで前記回転速度信号発生手段の出力を打消す出力打消
回路と、前記回転速度信号発生手段の出力を検出して出
力打消回路にリセットをかけるリセット回路とを備えた
ものである。
[作用] この発明におけるリセット回路は、回転速度信号発生手
段の出力を検出し、出力打消回路にリセットをかけるの
で、電動機の空転を止めることができる。
[実施例] 以下、この発明の一実施例のエレベータの扉の制御装置
について、第1図及び第2図に基づいて説明する。
第1図において、符号(1)〜(11)に示す構成要素
は、従来のものと同様である。すなわち、(1)は扉の
開閉駆動を行なう電動機、(2)はこの電動機(1)に
連結された交流形指速発電機、(3)はこの交流形指速
発電機(2)の出力信号を整流する整流回路であり、こ
の交流形指速発電機(2)と整流回路(3)とで電動機
の回転速度信号発生手段を構成する。(4)は速度指令
発生回路、(5)はその非反転入力端に整流回路(3)
の出力が加えられ、その反転入力端に速度指令発生回路
(4)の出力が加えられる差動増幅器、(6)は電動機
電流制御回路、(7)はリミッタ回路、(8),(9)
はかごの扉の全閉時に閉成する扉位置検出スイッチ、
(10)は出力打消回路であり、出力打消回路(10)の内
部において(10a)〜(10e)は抵抗、(10f)はサイリ
スタ、(10g),(10h)はトランジスタ、(L1)は
“+”の電圧が印加されている電源ライン、(L2)は
“0"電圧が印加されている電源ラインであり、(11),
(11a)は扉の開時に付勢されるリレーの常開接点であ
る。
また、第1図の(12)は出力打消回路(10)をリセット
するリセット回路であり、トランジスタ(12a)とツェ
ナーダイオード(12b)とで構成されている。
第2図(a)〜(e)は、それぞれ第1図の動作を説明
するための各部の信号を示すものであり、扉がこじ開け
られたときの状態である。第2図(a)は整流回路
(3)の出力、第2図(b)は速度指令発生回路(4)
の出力、第2図(c)はトランジスタ(10h)の状態、
第2図(d)は差動増幅器(5)の出力、第2図(e)
は電動機電流制御回路(6)の出力をそれぞれ示してい
る。
次に、この実施例のエレベータの扉の制御装置の動作に
ついて説明する。
電動機(1)は速度指令パターンに従った回転数に制御
され、かごの扉の全閉時には交流形指速発電機(2)の
出力が“0"となり、第2図(a)の“t1"時点の右側付
近に示すように、整流回路(3)の出力が“0"となる。
また、速度指令発生回路(4)の出力も第2図(b)に
示すように低下する。
このとき、扉位置検出スイッチ(8)が閉成され、ま
た、扉位置検出スイッチ(9)も閉成される。扉位置検
出スイッチ(8)が閉成されることにより、リミッタ回
路(7)が作動状態となり、差動増幅器(5)の出力を
制限する。また、扉位置検出スイッチ(9)が閉成され
ることにより、電源ライン(L1),(L2)間には、抵抗
(10a),(10d)が直列に接続されたことになり、抵抗
(10a),(10d)とにより分圧された電圧がサイリスタ
(10f)のゲートに加えられ、サイリスタ(10f)が点弧
する。
サイリスタ(10f)が点弧しオンとなることにより、ト
ランジスタ(10g)のベース電圧が低下して、トランジ
スタ(10g)がオフとなり、そのコレクタ電圧が上昇し
て、第2図(c)のようにトランジスタ(10h)がオン
となる(t1時点)。トランジスタ(10h)のオンによ
り、整流回路(3)の出力による差動増幅器(5)の入
力信号は電源ライン(L2)(0[V]ライン)へ短絡さ
れる。
このような扉の状態は、扉開指令が出て常開接点(1
1),(11a)が閉成されて、サイリスタ(10f)のカソ
ード、アノード間が短絡され、サイリスタ(10f)がタ
ーンオフになり、トランジスタ(10h)のベースとエミ
ッタが短絡され、トランジスタ(10h)もオフになるま
で保持される。
上記のような扉の全閉した後に、乗客がかごの扉を少し
こじ開けると、交流形指速発電機(2)が回転し、第2
図(a)の“t2"時点付近のように、整流回路(3)の
出力が発生するが、第2図(c)のようにトランジスタ
(10h)はオン状態のままであり、そのコレクタ電位は
“0"電位となっているから、差動増幅器(5)の非反転
入力端は依然として“0"電位になっている。つまり、出
力打消回路(10)により、交流形指速発電機(2)の出
力を無効にしている。
したがって、差動増幅器(5)の出力は、第2図(d)
のように速度指令発生回路(4)の出力により飽和した
まま(t1時点〜t2時点)、換言すれば、扉全閉時の力行
側へ飽和したままであり、リミッタ回路(7)で決定さ
れるトルクを電動機(1)は維持することができ、さら
に、扉をこじ開けることを困難にすることができる。
さて、減速機構にVベルトを用いた(図示しない)扉の
駆動装置において、扉の全閉位置でごみ詰り等が発生し
たとき、通常の戸閉による慣性で一度全閉し(第2図の
t1時点の右側付近)、その後、電流が絞られることによ
り、全閉位置を検出する扉位置検出スイッチ(8),
(9)を越えて扉が戻される。全閉位置を越えて扉が戻
されることにより、扉位置検出スイッチ(8)が開放と
なり、リミッタ回路(7)が動作しなくなるために、制
御回路内ではこじ開けられたと判断され、電動機(1)
のトルクを強める(第2図(e)のt2〜t3時点)。この
とき、トルクの強まりが大きいことにより、Vベルトが
スリップする(Vベルトのスリップはベルトテンション
がゆるいと多くなる)。そして、ごみ詰りにより、電動
機(1)は回転するが、扉は全閉ができない状態(こじ
開けられたままの状態に相当)が発生する。
トルクの強まりが生じた時点に発生したベルトスリップ
が、トルクが下がらないことにより継続し、電動機
(1)が空転状態となる。整流回路(3)の出力は、リ
セット回路(12)に加えられているため、電動機(1)
が空転状態で、交流形指速発電機(2)の出力が大きく
なり整流回路(3)の出力が大きくなると、第2図の
“t3"時点でリセット回路(12)が出力を発生する。
すなわち、交流形指速発電機(2)の出力が大きくなり
整流回路(3)の出力が大きくなって、この出力がリセ
ット回路(12)のツェナーダイオード(12b)で決まる
しきい値を越えると、ツェナーダイオード(12b)がオ
ンとなり、トランジスタ(12a)もオンとなって、リセ
ット回路(12)が出力を発生する。そして、この出力に
より出力打消回路(10)のトランジスタ(10h)のベー
ス電圧が“0"電圧となるので、トランジスタ(10h)は
オフとなり、出力打消回路(10)の動作はリセットされ
る。出力打消回路(10)の動作がリセットされると、整
流回路(3)の出力が差動増幅器(5)に加わるように
なり、速度指令発生回路(4)も加わる差動増幅器
(5)の出力により、電動機電流制御回路(6)が低下
し、電動機(1)は低いトルク状態となるので、電動機
(1)の空転は止まり、扉はこの低いトルクで押し付け
られるようになる(t3時点以後)。
また、リセット回路(12)として、トランジスタ(12
a)とツェナーダイオード(12b)の他に、ツェナーダイ
オード(12b)の出力が加わるトランジスタ(12a)と同
様のトランジスタ(12c)(図示せず)を設け、このト
ランジスタ(12c)のエミッタは電源ライン(L2)に接
続され、コレクタはサイリスタのアノードに接続される
ように構成すると、交流形指速発電機(2)の出力が大
きくなり整流回路(3)の出力が大きくなって、この出
力がリセット回路(12)のツェナーダイオード(12b)
で決まるしきい値を越えると、ツェナーダイオード(12
b)がオンとなり、トランジスタ(12a)と共にトランジ
スタ(12c)もオンとなって、リセット回路(12)が出
力を発生し、この出力によりトランジスタ(10h)のベ
ース電圧が“0"電圧となりトランジスタ(10h)がオフ
すると共に、サイリスタ(10f)のアノード電圧が“0"
電圧となるので、サイリスタ(10f)は、ターンオフす
る。このため、電動機(1)の空転が止まり、交流形指
速発電機(2)の出力がなくなって、リセット回路(1
2)が出力を発生しなくなっても、出力打消回路(10)
のサイリスタ(10f)が、オフのままであるので、トラ
ンジスタ(10h)もオフのままとなり、出力打消回路(1
0)は差動増幅器(5)の非反転入力端に作用しないま
まである。
また、整流回路(3)の他に交流形指速発電機(2)の
出力を入力する整流回路(31)(図示せず)を設け、こ
の整流回路(31)の出力をリセット回路(12)に供給す
るように構成することも可能である。
[発明の効果] 以上のように、この発明のエレベータの扉の制御装置に
よれば、エレベータの扉の開閉駆動を行なう電動機と、
この電動機の回転速度に応じた信号を発生する回転速度
信号発生手段と、この回転速度信号発生手段の出力と所
定の上記電動機の回転速度を指定する速度指令発生回路
の出力の偏差をとって出力する差動増幅器と、この差動
増幅器の出力に応じて前記電動機を駆動制御する電動機
電流制御回路とを具備し、更に、前記扉がこじ開けられ
て前記回転速度信号発生手段の出力が増加したとき扉の
全閉状態後扉の開指令が出るまで前記回転速度信号発生
手段の出力を打消す出力打消回路と、前記回転速度信号
発生手段の出力を検出して出力打消回路にリセットをか
けるリセット回路とを備えたものであるから、出力打消
回路をリセットできるリセット回路により、電動機が空
転したとき、その空転を速かに止めることができ、エレ
ベータの扉の制御の安全性を高くすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例によるエレベータの扉の制
御装置を示す回路図、第2図は第1図の実施例の各部の
信号波形を示すタイムチャート、第3図は従来のエレベ
ータの扉の制御装置を示す回路図、第4図は上記第3図
に示す従来例の各部の信号波形を示すタイムチャートで
ある。 図において、 1:電動機、2:交流形指速発電機 3:整流回路、4:速度指令発生回路 5:差動増幅器、6:電動機電流制御回路 7:リミッタ回路 8,9:扉位置検出スイッチ 10:出力打消回路 11,11a:リレーの常開接点 12:リセット回路 である。 なお、図中、同一符号及び同一記号は同一または相当部
分を示すものである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エレベータの扉の開閉駆動を行なう電動機
    と、 前記電動機の回転速度に応じた信号を発生する回転速度
    信号発生手段と、 前記回転速度信号発生手段の出力と所定の前記電動機の
    回転速度を指定する速度指令発生回路の出力の偏差をと
    って出力する差動増幅器と、 前記差動増幅器の出力に応じて前記電動機を駆動制御す
    る電動機電流制御回路と、 前記扉がこじ開けられて前記回転速度信号発生手段の出
    力が増加したとき扉の全閉状態後扉の開指令が出るまで
    前記回転速度信号発生手段の出力を打消す出力打消回路
    と、 前記回転速度信号発生手段の出力を検出して出力打消回
    路にリセットをかけるリセット回路と を具備することを特徴とするエレベータの扉の制御装
    置。
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