JPH0764603B2 - 竪型ロ−ラミルによるセメントクリンカ−等の粉砕方法 - Google Patents
竪型ロ−ラミルによるセメントクリンカ−等の粉砕方法Info
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- JPH0764603B2 JPH0764603B2 JP61307104A JP30710486A JPH0764603B2 JP H0764603 B2 JPH0764603 B2 JP H0764603B2 JP 61307104 A JP61307104 A JP 61307104A JP 30710486 A JP30710486 A JP 30710486A JP H0764603 B2 JPH0764603 B2 JP H0764603B2
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- JP
- Japan
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- crushing
- cement
- clinker
- cement clinker
- mill
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Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C04—CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
- C04B—LIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
- C04B7/00—Hydraulic cements
- C04B7/36—Manufacture of hydraulic cements in general
- C04B7/48—Clinker treatment
- C04B7/52—Grinding ; After-treatment of ground cement
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Ceramic Engineering (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Structural Engineering (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Crushing And Grinding (AREA)
- Disintegrating Or Milling (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は竪型ローラミルによるセメントクリンカー等の
粉砕方法に係り、特に、竪型ローラミルを用いてセメン
トクリンカー又はセメントクリンカーと石こうの混合物
(以下「セメントクリンカー等」ということがある。)
を粉砕する際に、ミルの振動発生を抑制し、その粉砕能
力を高め、かつ電力原単位を低減し、良好な品質のセメ
ントを供給することを可能とした粉砕方法に関する。
粉砕方法に係り、特に、竪型ローラミルを用いてセメン
トクリンカー又はセメントクリンカーと石こうの混合物
(以下「セメントクリンカー等」ということがある。)
を粉砕する際に、ミルの振動発生を抑制し、その粉砕能
力を高め、かつ電力原単位を低減し、良好な品質のセメ
ントを供給することを可能とした粉砕方法に関する。
[従来の技術] セメント原料、石炭、石灰石、鉱石等を粉砕する竪型ロ
ーラミルにおいては、第1図に示す如く、被粉砕原料は
供給コンベア6から供給シュート7を経てケーシング2
の内底部に設けられた回転する粉砕テーブル3上に供給
され、粉砕テーブル3とこの粉砕テーブル3の上面に押
圧されつつ従動回転する粉砕ローラ4とで挟圧されて粉
砕される。粉砕物は通風ダクト11から導入されたガス噴
流等によってケーシング2内の上部に設けられた分級機
5へ気流搬送される。分級機5の回転により分級が行な
われて所要の粉末度の製品(精粉)が、ガスとともに上
部よりミル1外へ排出され、集塵装置(図示せず)で回
収される。従って、分級機5の回転数や通風ダクト11か
らの噴流ガス量は、所望の粉末度が得られるように設定
される。一方、粗粉は再び粉砕テーブル3上に戻して、
ニューフィードとともに粉砕される。第1図中、8及び
9は各々排石シュート及び排石輸送機である。また、10
は排石を輸送機9からシュート7に戻すためのバケット
エレベータである。
ーラミルにおいては、第1図に示す如く、被粉砕原料は
供給コンベア6から供給シュート7を経てケーシング2
の内底部に設けられた回転する粉砕テーブル3上に供給
され、粉砕テーブル3とこの粉砕テーブル3の上面に押
圧されつつ従動回転する粉砕ローラ4とで挟圧されて粉
砕される。粉砕物は通風ダクト11から導入されたガス噴
流等によってケーシング2内の上部に設けられた分級機
5へ気流搬送される。分級機5の回転により分級が行な
われて所要の粉末度の製品(精粉)が、ガスとともに上
部よりミル1外へ排出され、集塵装置(図示せず)で回
収される。従って、分級機5の回転数や通風ダクト11か
らの噴流ガス量は、所望の粉末度が得られるように設定
される。一方、粗粉は再び粉砕テーブル3上に戻して、
ニューフィードとともに粉砕される。第1図中、8及び
9は各々排石シュート及び排石輸送機である。また、10
は排石を輸送機9からシュート7に戻すためのバケット
エレベータである。
[発明が解決しようとする問題点] セメントクリンカー等の粉砕においては、セメント原料
や石炭等の粉砕に比し、微細な粉砕物を得る必要があ
る。このため、従来においては、粉砕ローラ4の押し付
け圧力を強くしたり、分級機5の回転数を増したりする
ことにより、粉砕を行なっている。
や石炭等の粉砕に比し、微細な粉砕物を得る必要があ
る。このため、従来においては、粉砕ローラ4の押し付
け圧力を強くしたり、分級機5の回転数を増したりする
ことにより、粉砕を行なっている。
しかしながら、このようにすると、ミル1内部に滞留さ
れる粉粒体の量が増加し、粉砕テーブル3と粉砕ローラ
4との間に挟まれて粉砕層を形成するセメントクリンカ
ー等が粗粒と微粉の両方を含むことになり、この粗粒と
微粉の量比のバランスによっては、粉砕ローラ4がスリ
ップを起して、ミル1に振動が発生して運転不可能に至
ることがある。
れる粉粒体の量が増加し、粉砕テーブル3と粉砕ローラ
4との間に挟まれて粉砕層を形成するセメントクリンカ
ー等が粗粒と微粉の両方を含むことになり、この粗粒と
微粉の量比のバランスによっては、粉砕ローラ4がスリ
ップを起して、ミル1に振動が発生して運転不可能に至
ることがある。
この振動発生を抑制するために、従来、ジエチレングリ
コール又はトリエタノールアミンを原料に添加すること
が行なわれているが、このような方法では、粉砕能力の
増加、電力原単位の低減等の効果があまり得られない。
コール又はトリエタノールアミンを原料に添加すること
が行なわれているが、このような方法では、粉砕能力の
増加、電力原単位の低減等の効果があまり得られない。
[問題点を解決するための手段] 本発明は、120〜250℃の温度に保持した前記セメントク
リンカー又はセメントクリンカーと石こうの混合物に、
水0.5〜2重量%とジエチレングリコール0.01〜0.1重量
%を添加して冷風で乾燥しつつ粉砕するものである。
リンカー又はセメントクリンカーと石こうの混合物に、
水0.5〜2重量%とジエチレングリコール0.01〜0.1重量
%を添加して冷風で乾燥しつつ粉砕するものである。
本発明者らは、竪型ローラミルによりセメントクリンカ
ー等を粉砕する際の振動発生の原因を調査した結果、セ
メントクリンカーのように硬くて乾燥したしかも球状の
粉粒体は、摩擦係数が小さいため、回転テーブルと粉砕
ローラとの間に挟圧して粉砕するときに、粉砕テーブル
によって駆動回転される粉砕ローラがスリップを起し、
このことが振動発生の原因となっていることをつきとめ
た。
ー等を粉砕する際の振動発生の原因を調査した結果、セ
メントクリンカーのように硬くて乾燥したしかも球状の
粉粒体は、摩擦係数が小さいため、回転テーブルと粉砕
ローラとの間に挟圧して粉砕するときに、粉砕テーブル
によって駆動回転される粉砕ローラがスリップを起し、
このことが振動発生の原因となっていることをつきとめ
た。
そこで、この振動の発生を抑制するべく、更に検討を重
ねた結果、硬くて乾燥した粉粒状のセメントクリンカー
等を竪型ローラミルで粉砕する際には、品質に影響を及
ぼさない程度の適量の水とジエチレングリコールの混合
液を高温のセメントクリンカー等に添加し、常温の風で
乾燥粉砕を行なうことにより、粉砕ローラへの噛み込み
状態が改善され、振動が防止され、ミルの運転が安定
し、しかも粉砕量が増加して、電力原単位が低減し、良
好な品質のセメントが得られる等の効果が得られること
を見出した。
ねた結果、硬くて乾燥した粉粒状のセメントクリンカー
等を竪型ローラミルで粉砕する際には、品質に影響を及
ぼさない程度の適量の水とジエチレングリコールの混合
液を高温のセメントクリンカー等に添加し、常温の風で
乾燥粉砕を行なうことにより、粉砕ローラへの噛み込み
状態が改善され、振動が防止され、ミルの運転が安定
し、しかも粉砕量が増加して、電力原単位が低減し、良
好な品質のセメントが得られる等の効果が得られること
を見出した。
本発明の竪型ローラミルによるセメントクリンカーの粉
砕方法は、これらの知見に基いて完成されたものであ
る。
砕方法は、これらの知見に基いて完成されたものであ
る。
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明の方法は、例えば第1図に示すような竪型ローラ
ミル1でセメントクリンカー等を粉砕するにあたり、高
温のセメントクリンカー等の特定量の水とジエチレング
リコールを添加して、常温の風で乾燥するものである。
ミル1でセメントクリンカー等を粉砕するにあたり、高
温のセメントクリンカー等の特定量の水とジエチレング
リコールを添加して、常温の風で乾燥するものである。
セメントクリンカー等に水とジエチレングリコールを添
加する方法としては、水とジエチレングリコールを、 ミルに供給するセメントクリンカーに添加する。
加する方法としては、水とジエチレングリコールを、 ミルに供給するセメントクリンカーに添加する。
ミルに供給する石こうに添加する。
ミルに供給するセメントクリンカーと石こうの混合
物に添加する。
物に添加する。
ミル内部に噴霧する。
等の方法がある。これらのうち、特に、との方法が
もっともトラブルが少なく、効果的である。また、水と
ジエチレングリコールとを添加する場合、これらはそれ
ぞれ別個に添加しても良く、またジエチレングリコール
を水で稀釈した水溶液として添加しても良く、いずれの
方法でも効果に大差はみられない。なお、〜の方法
を採用する場合、水等はコンベア6上で供給するのが好
適であるが、他の箇所にて供給しても良い。
もっともトラブルが少なく、効果的である。また、水と
ジエチレングリコールとを添加する場合、これらはそれ
ぞれ別個に添加しても良く、またジエチレングリコール
を水で稀釈した水溶液として添加しても良く、いずれの
方法でも効果に大差はみられない。なお、〜の方法
を採用する場合、水等はコンベア6上で供給するのが好
適であるが、他の箇所にて供給しても良い。
水は、その添加量が少な過ぎると効果が得られず、また
多過ぎても効果に差異はみられず、逆にセメントの品質
に悪影響を及ぼす可能性があり、水の添加量はセメント
クリンカー等の0.5〜2重量%とする。
多過ぎても効果に差異はみられず、逆にセメントの品質
に悪影響を及ぼす可能性があり、水の添加量はセメント
クリンカー等の0.5〜2重量%とする。
また、添加効果とコストの面から、ジエチレングリコー
ルの添加量はセメントクリンカー等の0.01〜0.1重量%
とする。
ルの添加量はセメントクリンカー等の0.01〜0.1重量%
とする。
本発明方法においては、高温(120〜250℃)のセメント
クリンカー等に水とジエチレングリコールを添加して常
温の風で乾燥粉砕する。この場合のセメントクリンカー
等を高温状態とする必要性は次の理由による。
クリンカー等に水とジエチレングリコールを添加して常
温の風で乾燥粉砕する。この場合のセメントクリンカー
等を高温状態とする必要性は次の理由による。
ローラミルではボールミルに比べてミル内部での粉砕熱
の発生が少なく、また、粉砕した製品をミル内の通風で
外部に搬送し、集塵装置で捕集する構成となっており、
ボールミルに比べて製品重量当りのミル通風量が多い。
このようなことから、竪型ローラミルの粉砕品は温度が
低く保たれ、セメントクリンカー等に水等を添加した場
合、蒸発量が少なくセメントの品質に影響を及ぼす恐れ
がある。このため、本発明方法においては、被粉砕セメ
ントクリンカー等を高温として水の蒸発を促進する。
の発生が少なく、また、粉砕した製品をミル内の通風で
外部に搬送し、集塵装置で捕集する構成となっており、
ボールミルに比べて製品重量当りのミル通風量が多い。
このようなことから、竪型ローラミルの粉砕品は温度が
低く保たれ、セメントクリンカー等に水等を添加した場
合、蒸発量が少なくセメントの品質に影響を及ぼす恐れ
がある。このため、本発明方法においては、被粉砕セメ
ントクリンカー等を高温として水の蒸発を促進する。
本発明方法においては、120〜250℃のクリンカー等を粉
砕することにより、クリンカー等が高温であることか
ら、添加水分の蒸発が進み、熱風を使用することなく、
常温のガスによる乾燥で十分に粉砕可能である。
砕することにより、クリンカー等が高温であることか
ら、添加水分の蒸発が進み、熱風を使用することなく、
常温のガスによる乾燥で十分に粉砕可能である。
第2図は、本発明の実施による好適なセメントキルンの
クリンカークーラと竪型ローラミルとを組み合せた粉砕
システムの一例を示す系統図である。
クリンカークーラと竪型ローラミルとを組み合せた粉砕
システムの一例を示す系統図である。
第2図において、プレヒータ25で予熱された原料はロー
タリキルン20内に供給されて焼成される。焼結されたク
リンカーはクーラ19に導入され、ブロワ23から吹き込ま
れる空気によって冷却される。このクリンカーは、高温
クリンカー輸送機21、クリンカー貯蔵タンク16、クリン
カー定量供給機14を経て、前記コンベヤ6及びシュート
7からミル1に投入される。なお、コンベヤ6上には石
こう貯蔵タンク17及び石こう定量供給機15を経て石こう
が供給される。ミル1での粉砕により生じた精粉はバッ
グフィルタ12で捕集される。符号13はエギソーストファ
ン、18は熱風発生炉、22はクリンカークーラ排熱ガスダ
クト、24は常温空気ダクトを示す。
タリキルン20内に供給されて焼成される。焼結されたク
リンカーはクーラ19に導入され、ブロワ23から吹き込ま
れる空気によって冷却される。このクリンカーは、高温
クリンカー輸送機21、クリンカー貯蔵タンク16、クリン
カー定量供給機14を経て、前記コンベヤ6及びシュート
7からミル1に投入される。なお、コンベヤ6上には石
こう貯蔵タンク17及び石こう定量供給機15を経て石こう
が供給される。ミル1での粉砕により生じた精粉はバッ
グフィルタ12で捕集される。符号13はエギソーストファ
ン、18は熱風発生炉、22はクリンカークーラ排熱ガスダ
クト、24は常温空気ダクトを示す。
このような粉砕システムによれば、クリンカークーラ19
から排出された高温クリンカーに水とジエチレングリコ
ールを添加して、常温空気で冷却粉砕を行なうことがで
き、竪型ローラミル1の粉砕効率の向上と併せてクリン
カー冷却ファン23の省電力化が可能となり、セメント製
造コストの低減を図ることができる。
から排出された高温クリンカーに水とジエチレングリコ
ールを添加して、常温空気で冷却粉砕を行なうことがで
き、竪型ローラミル1の粉砕効率の向上と併せてクリン
カー冷却ファン23の省電力化が可能となり、セメント製
造コストの低減を図ることができる。
[作用] 通常のボールミルで、クリンカー等を粉砕する場合、粉
砕助剤としてジエチレングリコールを添加して粉砕効率
を高める方法はよく知られている。粉砕機構が異なる竪
型ローラミルにおいても、セメントクリンカー等の粉砕
には、ジエチレングリコールを添加することによる粉砕
効率の向上が認められる。しかし、ジエチレングリコー
ルは高価であり、普通ポルトランドセメントの粉砕では
添加量もセメント重量当りの0.01〜0.03重量%が普通で
あるが、添加量を増してもその割に効果が少なく、また
添加量があまりに多いと、セメントの流動性が過度に増
し、トラブルを起す恐れがある。従って、従来のジエチ
レングリコールのみの添加では無添加の場合に比べて、
同じ粉末度で粉砕量の増加は5〜10%、電力原単位の低
減も5〜10%程度であり、十分な効果が得られない。
砕助剤としてジエチレングリコールを添加して粉砕効率
を高める方法はよく知られている。粉砕機構が異なる竪
型ローラミルにおいても、セメントクリンカー等の粉砕
には、ジエチレングリコールを添加することによる粉砕
効率の向上が認められる。しかし、ジエチレングリコー
ルは高価であり、普通ポルトランドセメントの粉砕では
添加量もセメント重量当りの0.01〜0.03重量%が普通で
あるが、添加量を増してもその割に効果が少なく、また
添加量があまりに多いと、セメントの流動性が過度に増
し、トラブルを起す恐れがある。従って、従来のジエチ
レングリコールのみの添加では無添加の場合に比べて、
同じ粉末度で粉砕量の増加は5〜10%、電力原単位の低
減も5〜10%程度であり、十分な効果が得られない。
一方、本発明の如く、粉砕助剤として水を併用する場合
には、安価に、ミルの振動発生を抑え、粉砕能力を向上
させ、電力原単位を低減することができ、熱風乾燥又は
セメントクリンカーの高温度により水の蒸発を促進する
ことにより、品質に影響を及ぼすことなく、高品質のセ
メント仕上粉砕品を得ることができる。
には、安価に、ミルの振動発生を抑え、粉砕能力を向上
させ、電力原単位を低減することができ、熱風乾燥又は
セメントクリンカーの高温度により水の蒸発を促進する
ことにより、品質に影響を及ぼすことなく、高品質のセ
メント仕上粉砕品を得ることができる。
しかして、水と共にジエチレングリコールを添加するこ
とにより、ジエチレングリコールの粉砕助剤効果と水の
粉砕助剤効果との相乗効果により、ミルの振動がより一
層効果的に抑制され、粉砕量の大幅な増加と電力原単位
の大幅な低減が可能となる。
とにより、ジエチレングリコールの粉砕助剤効果と水の
粉砕助剤効果との相乗効果により、ミルの振動がより一
層効果的に抑制され、粉砕量の大幅な増加と電力原単位
の大幅な低減が可能となる。
ところで、セメントの場合は、粉末度だけでなく製品の
粒度構成が品質上重要である。従来のジエチレングリコ
ールのみの添加では、ミル内で粉砕物の分散性が良くな
り、分級機で製品側に取り出されたセメントの粒度分布
は、中間粒分の多い幅の狭い粒度構成になり易い。
粒度構成が品質上重要である。従来のジエチレングリコ
ールのみの添加では、ミル内で粉砕物の分散性が良くな
り、分級機で製品側に取り出されたセメントの粒度分布
は、中間粒分の多い幅の狭い粒度構成になり易い。
一方、本発明による水併用添加の場合は、粉砕ローラの
噛み込み状態が良くなり、微粉が生成し易く粒度分布の
広い製品が得られる。即ち、ジエチレングリコールは、
製品の分散性を向上させるのに効果があり、水は微粉を
造るのに有効である。
噛み込み状態が良くなり、微粉が生成し易く粒度分布の
広い製品が得られる。即ち、ジエチレングリコールは、
製品の分散性を向上させるのに効果があり、水は微粉を
造るのに有効である。
このようなことから、本発明において、水とジエチレン
グリコールとを同時に添加して粉砕することにより、こ
れらの両者の効果の相乗作用により、粒度構成のコント
ロールが容易となり、粒度分布幅の広いボールミル粉砕
セメントに近似した粒度構成の製品が容易に得られ、セ
メントの品質もボールミル粉砕品と同等もしくは同等以
上のものが得られる。
グリコールとを同時に添加して粉砕することにより、こ
れらの両者の効果の相乗作用により、粒度構成のコント
ロールが容易となり、粒度分布幅の広いボールミル粉砕
セメントに近似した粒度構成の製品が容易に得られ、セ
メントの品質もボールミル粉砕品と同等もしくは同等以
上のものが得られる。
しかも、高温のセメントクリンカー等を粉砕することか
ら、添加水分の蒸発を促進させて良好な品質の粉砕品を
得ると共に、常温の風で冷却乾燥粉砕を行なうことがで
き、粉砕効率の向上と併せて、クリンカー冷却ファンの
省電力化が可能となり、セメント製造コストの低減を図
ることができる。
ら、添加水分の蒸発を促進させて良好な品質の粉砕品を
得ると共に、常温の風で冷却乾燥粉砕を行なうことがで
き、粉砕効率の向上と併せて、クリンカー冷却ファンの
省電力化が可能となり、セメント製造コストの低減を図
ることができる。
[実施例] 以下、実施例について説明する。なお、以下の実施例に
おいて、水等の添加はコンベヤ6上にて行なった。
おいて、水等の添加はコンベヤ6上にて行なった。
実施例1 第1図に示す竪型ローラミルによる普通ポルトランドセ
メントの粉砕にあたり、粉砕助剤無添加の場合と、ジエ
チレングリコール0.02重量%及び水1重量%を添加した
場合とについて、セメントのブレーン比表面積と粉砕能
力及び電力原単位との関係を比較した。なお、クリンカ
ー温度は約150℃であり、ダクト11からの吹込気流温度
は常温(約20℃)であった。
メントの粉砕にあたり、粉砕助剤無添加の場合と、ジエ
チレングリコール0.02重量%及び水1重量%を添加した
場合とについて、セメントのブレーン比表面積と粉砕能
力及び電力原単位との関係を比較した。なお、クリンカ
ー温度は約150℃であり、ダクト11からの吹込気流温度
は常温(約20℃)であった。
結果を第3図及び第4図に示す。
第3図及び第4図より明らかなように、例えば、竪型ロ
ーラミルでブレーン比表面積3000cm2/gの普通ポルトラ
ンドセメントを粉砕する場合、本発明により、ジエチレ
ングリコール0.02重量%及び水1重量%を添加して乾燥
粉砕を行なうと、無添加時に比べて粉砕能力が約20%増
加し、電力原単位が約20%低減される。
ーラミルでブレーン比表面積3000cm2/gの普通ポルトラ
ンドセメントを粉砕する場合、本発明により、ジエチレ
ングリコール0.02重量%及び水1重量%を添加して乾燥
粉砕を行なうと、無添加時に比べて粉砕能力が約20%増
加し、電力原単位が約20%低減される。
[発明の効果] 以上詳述した通り、本発明の粉砕方法によれば次のよう
な優れた効果が奏される。
な優れた効果が奏される。
竪型ローラミルでセメントクリンカー等を粉砕する
場合の振動の発生を抑制することができる。
場合の振動の発生を抑制することができる。
粉砕能力が大幅に向上し、電力原単位も著しく低減
する。
する。
竪型ローラミルにより、ボールミルで粉砕したセメ
ントと同等の品質のセメント仕上粉砕が可能となる。
ントと同等の品質のセメント仕上粉砕が可能となる。
高温クリンカーの粉砕も可能となり、クリンカーク
ーラの省電力化が図れる。
ーラの省電力化が図れる。
乾燥粉砕熱源としてクリンカークーラ等、工場内の
比較的低温の排熱ガスの有効利用ができる。
比較的低温の排熱ガスの有効利用ができる。
このため、本発明の方法によれば、低コストで効率的に
高品質のセメント仕上粉砕品を得ることが可能とされ
る。
高品質のセメント仕上粉砕品を得ることが可能とされ
る。
第1図は竪型ローラミルの概略断面図、第2図は、セメ
ントクリンカークーラと竪型ローラミルとを組み合せた
粉砕システムの一例を示す系統図、第3図は助剤無添加
の場合と水及びジエチレングリコールを同時に添加した
場合のブレーン比表面積と粉砕能力との関係を示すグラ
フ、第4図は助剤無添加の場合と水及びジエチレングリ
コールを同時に添加した場合のブレーン比表面積と電力
原単位との関係を示すグラフである。 1……竪型ローラミル、2……ミルケーシング、 3……粉砕テーブル、4……粉砕ローラ、 5……分級機、6……供給コンベヤ、 7……供給シュート、8……排石シュート、 9……排石輸送機、 10……バケットエレベータ、 11……通風ダクト、 12……バッグフィルター、 13……エギゾーストファン、 14……クリンカー定量供給機、 15……石こう定量供給機、 16……クリンカー貯蔵タンク、 17……石こう貯蔵タンク、 18……熱風発生炉、 19……クリンカークーラ、 20……ロータリキルン、 21……高温クリンカー輸送機、 22……クリンカークーラ排熱ガスダクト、 24……常温空気ダクト、 25……プレヒータ。
ントクリンカークーラと竪型ローラミルとを組み合せた
粉砕システムの一例を示す系統図、第3図は助剤無添加
の場合と水及びジエチレングリコールを同時に添加した
場合のブレーン比表面積と粉砕能力との関係を示すグラ
フ、第4図は助剤無添加の場合と水及びジエチレングリ
コールを同時に添加した場合のブレーン比表面積と電力
原単位との関係を示すグラフである。 1……竪型ローラミル、2……ミルケーシング、 3……粉砕テーブル、4……粉砕ローラ、 5……分級機、6……供給コンベヤ、 7……供給シュート、8……排石シュート、 9……排石輸送機、 10……バケットエレベータ、 11……通風ダクト、 12……バッグフィルター、 13……エギゾーストファン、 14……クリンカー定量供給機、 15……石こう定量供給機、 16……クリンカー貯蔵タンク、 17……石こう貯蔵タンク、 18……熱風発生炉、 19……クリンカークーラ、 20……ロータリキルン、 21……高温クリンカー輸送機、 22……クリンカークーラ排熱ガスダクト、 24……常温空気ダクト、 25……プレヒータ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−142856(JP,A) セメント協会粉砕専門委員会報告(S− 11) 昭和53年11月10日 (社)セメント 協会発行 P.46〜47 粉体と工業 Vol.5.No.2 1973年2月 粉体と工業社発行 P.61〜 P.74
Claims (1)
- 【請求項1】回転する粉砕テーブルと、この粉砕テーブ
ルの上面に押圧されつつ従動回転する粉砕ローラとで被
粉砕物を挟圧粉砕する竪型ローラミルによりセメントク
リンカー又はセメントクリンカーと石こうの混合物を粉
砕するにあたり、120〜250℃の温度に保持した前記セメ
ントクリンカー又はセメントクリンカーと石こうの混合
物に、水0.5〜2重量%とジエチレングリコール0.01〜
0.1重量%を添加して常温の風で乾燥しつつ粉砕するこ
とを特徴とする竪型ローラミルによるセメントクリンカ
ー等の粉砕方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61307104A JPH0764603B2 (ja) | 1986-12-23 | 1986-12-23 | 竪型ロ−ラミルによるセメントクリンカ−等の粉砕方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61307104A JPH0764603B2 (ja) | 1986-12-23 | 1986-12-23 | 竪型ロ−ラミルによるセメントクリンカ−等の粉砕方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63159241A JPS63159241A (ja) | 1988-07-02 |
| JPH0764603B2 true JPH0764603B2 (ja) | 1995-07-12 |
Family
ID=17965078
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP61307104A Expired - Lifetime JPH0764603B2 (ja) | 1986-12-23 | 1986-12-23 | 竪型ロ−ラミルによるセメントクリンカ−等の粉砕方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0764603B2 (ja) |
Families Citing this family (9)
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|---|---|---|---|---|
| JPH03169947A (ja) * | 1989-11-28 | 1991-07-23 | Natl House Ind Co Ltd | 登り棟を有する屋根構造 |
| US6193176B1 (en) | 1997-02-18 | 2001-02-27 | Kawasaki Jukogyo Kabushiki Kaisha | Cement clinker grinding method using vertical roller mill and apparatus |
| JP4661121B2 (ja) * | 2003-08-08 | 2011-03-30 | 宇部興産株式会社 | セメントの製造方法 |
| JP4585905B2 (ja) * | 2005-04-18 | 2010-11-24 | 太平洋セメント株式会社 | モルタル又はコンクリート |
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| CN106466653B (zh) * | 2015-08-21 | 2018-09-25 | 南京凯盛国际工程有限公司 | 新型立磨装置 |
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| JP6919239B2 (ja) * | 2017-03-15 | 2021-08-18 | 宇部興産機械株式会社 | 粉砕システムの運転方法 |
| JP2021115522A (ja) * | 2020-01-27 | 2021-08-10 | 太平洋セメント株式会社 | セメント製造方法及びセメント製造設備 |
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| JPS56109852A (en) * | 1980-01-30 | 1981-08-31 | Onoda Cement Co Ltd | Cement clinker crushing aid |
| JPS59142856A (ja) * | 1983-02-07 | 1984-08-16 | 太平洋セメント株式会社 | ロ−ラ・ミルの運転方法 |
-
1986
- 1986-12-23 JP JP61307104A patent/JPH0764603B2/ja not_active Expired - Lifetime
Non-Patent Citations (2)
| Title |
|---|
| セメント協会粉砕専門委員会報告(S−11)昭和53年11月10日(社)セメント協会発行P.46〜47 |
| 粉体と工業Vol.5.No.21973年2月粉体と工業社発行P.61〜P.74 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63159241A (ja) | 1988-07-02 |
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