JPH0765252B2 - 精紡機等における満・空ボビン移送装置 - Google Patents

精紡機等における満・空ボビン移送装置

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JPH0765252B2
JPH0765252B2 JP62108108A JP10810887A JPH0765252B2 JP H0765252 B2 JPH0765252 B2 JP H0765252B2 JP 62108108 A JP62108108 A JP 62108108A JP 10810887 A JP10810887 A JP 10810887A JP H0765252 B2 JPH0765252 B2 JP H0765252B2
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Description

【発明の詳細な説明】 発明の目的(産業上の利用分野) この発明はリング精紡機、リング撚糸機等における満・
空ボビン移送装置に関するものである。
(従来の技術) リング精紡機等においては管替装置による自動管替作業
を容易にするため精紡機の前面にスピンドルピッチと対
応した状態で空ボビンを供給し、玉揚げされた満ボビン
を排出する移送装置が必要となる。この種の移送装置と
して一般に無端状のコンベアベルトにスピンドルピッチ
に等しいか又はスピンドルピッチの半分の間隔を保って
ボビン挿着用のペッグを突設したコンベア装置が使用さ
れている。ところが、前記コンベア装置は長期間の使用
によりコンベアベルトに伸びが生じるとともにその伸び
が増大し、設定されたペッグ間隔にくるいが生じて管替
機の自動管替作業に支承を来たすという不都合がある。
前記の問題点を解消する移送装置として特開昭57−1611
33号公報には第16,17図に示すように、精紡機71の周囲
にガイドレール72を配設し、該ガイドレール72上に上面
にペッグ73aが突設されるとともに下面に係止凹部73bが
形成され、かつ直径がスピンドル74のピッチと同一に形
成された多数のペッグトレイ73を互いに当接する状態で
摺動可能に装備し、ガイドレール72の下方に前記係止凹
部73bと係合可能な係止爪75を所定間隔で複数個装備し
たロッド76をシリンダ77で往復作動する送り装置を配設
し、該送り装置によりペッグトレイ73をガイドレール72
に沿って順次移動する移送装置が提案されている。
(発明が解決しようとする問題点) 前記ペッグトレイを用いてボビンの移送を行う装置にお
いては、ペッグトレイの直径をスピンドルピッチと同一
に形成し各ペッグトレイを相互に当接した状態でスピン
ドル列に沿って移動配置することにより、ペッグのピッ
チがスピンドルピッチに対応するようになっている。一
方、現在精紡機械台は片側200錘程度が一般的である
が、多数錘化も指向されている。片側200錘の場合でも
例えばペッグトレイの製作誤差が0.1mmあると、その累
積によりペッグトレイのペッグとスピンドルとの配置に
200mmもの誤差が生じ、管替機による管替作業に支障を
来たす。この製作誤差の累積による不都合を解消するた
め前記従来装置においては、ペッグトレイ73の係止凹部
73bと係合する係止爪75を所定間隔で複数個設け、各係
止爪75がそれぞれガイドレール72上のペッグトレイを複
数個ずつグループで押圧移動するようにしている。この
ように複数個ずつグループで押圧移動する場合、ペッグ
トレイの外形寸法公差ΔD、1グループ内のペッグトレ
イの個数n及び管替装置のボビン把持許容範囲ΔAは次
の式を満足する必要がある。
ΔA≧ΔD×n すなわち、ΔA=2mm、ΔD=0.15とすればn=13とな
り13個を1グループとして位置決めをしなければならな
い。ところが、ペッグトレイはその材質として通常プラ
スチックが使用されるため、成型加工のみでは寸法公差
0.15mm以下にすることは難しく機械加工が不可欠とな
り、ペッグトレイの製造コストが高くなる。機械加工を
施さず成型加工のままで使用する場合には寸法公差とし
て約0.3mmを必要とし、この場合1グループのペッグト
レイの個数は6個となりグループ毎の位置決めを行う係
止爪75の数を増さなければならず、片側200錘の機台の
場合には係止爪75の数が片側で34個必要となる。
一方、係止爪75は支軸78により揺動可能に支持され、そ
の先端がペッグトレイ73の係止凹部73bと係合可能な係
止位置とペッグトレイ73の通過を許容する退避位置とに
揺動可能に構成されている。従って、機台の片側では係
止爪75の数と同じ数だけ回動部が存在することになる。
ところが、紡績工場内は風綿が多く浮遊しており、前記
のように回動部が多数存在する場合には風綿がその可動
部に入り込む確率が高くなり、可動部のうち1つでも風
綿等を噛み込んで作動不能となった場合にはペッグトレ
イの移送が不能となるため、常に可動部の清掃、保全作
業が必要になるという問題がある。
発明の構成 (問題点を解決するための手段) 前記の問題点を解決するためこの発明においては、上面
にボビンを挿着するペッグを備え下面に係止凹部を備え
たペッグトレイを1列状態で塔載可能に形成されスピン
ドル列に沿って往復移動可能に配設された塔載移送部材
と、前記塔載移送部材を往復駆動する駆動装置と、前記
塔載移送部材と平行に延設され塔載移送部材上に塔載さ
れたペッグトレイの塔載移送部材移動方向からの横ずれ
を抑制するガイド部材と、前記ペッグトレイの係止凹部
と係合可能な係止突起をスピンドルピッチのN倍(Nは
自然数)の間隔で複数個備え、塔載移送部材の長手方向
に沿って延びるとともに前記係止突起が前記係止凹部内
に侵入した状態に配置可能にばねを介して上下動可能に
支持され、前記塔載移送部材の往動時にはペッグトレイ
の通過を許容する退避位置に、また復動時には係止凹部
と係合してその移動を阻止するとともにペッグトレイを
スピンドルと対応する位置に保持する係止位置にそれぞ
れ変位可能に配置される係止部材とを設けた。
(作用) この装置においては、塔載移送部材が駆動装置によりス
ピンドルピッチより大きなストロークで往復駆動され
る。塔載移送部材の往動時にペッグトレイが搭載移送部
材と一体的に移動される。このとき係止突起がペッグト
レイの係止凹部内に侵入した状態で配置されている係止
部材はペッグトレイの通過を許容する退避位置に移動配
置された後、再びペックトレイの係止凹部内に侵入した
状態となる。そして、塔載移送部材の復動時には係止部
材の係止突起がペッグトレイの係止凹部と係合してペッ
グトレイの移動を規制するため、ペッグトレイがスピン
ドルと対応する位置に保持されて塔載移送部材のみが元
の位置まで移動する。係止部材はばねを介して上下動可
能に支持されており、1個の係止部材に複数の係止突起
が設けられ、可動部の数が係止突起の数より少なくて済
み、しかも回動部を必ずしも必要としないため風綿の影
響を受けにくい。
(実施例1) 以下、この発明をワインダに連結されたリング精紡機に
具体化した第1の実施例を第1〜7図に従って説明す
る。第3図に示すように並設された精紡機機台1及びワ
インダ2の一側方には、精紡機機台1で玉揚げされた満
ボビンFが挿着された満ボビン付きペッグトレイFTを搬
送する満ボビン搬送用コンベア3と、ワインダ2で使用
された空ボビンEが挿着された空ボビン付きペッグトレ
イETを搬送する空ボビン搬送用コンベア4とが平行に配
設され、精紡機機台1の一端に配設された供給用コンベ
ア5を介して前記空ボビン搬送用コンベア4上の空ボビ
ン付きペッグトレイETが供給され、ペッグトレイ取出用
コンベア6を介して満ボビン付きペッグトレイFTが満ボ
ビン搬送用コンベア3上へ移送されるようになってい
る。
第2図に示すように多数のスピンドル7及び中間ペッグ
8を上下に並列支持するスピンドルレール9の下方には
満・空ボビン移送装置Tを構成するガイド部材としての
ガイドカバー10がブラケット11(第5図に図示)及び支
持ブラケット25を介してスピンドル列に沿って延設され
ている。ガイドカバー10はその一端が前記供給用コンベ
ア5あるいは取出用コンベア6の近傍まで延設されると
ともにその他端側が方向転換レール12と対応する位置ま
で延設されている。第4,5図に示すように前記ガイドカ
バー10の内側には上面にボビンを挿着するペッグトレイ
13を備え下面に係止凹部13bを備えたペッグトレイ13を
1列状態で塔載可能に形成された塔載移送部材としての
移送レール14,15がスピンドル列に沿って往復移動可能
に前記ブラケット11及び支持ブラケットのガイド溝11a,
25b上に支承されている。両移送レール14,15は精紡機機
台1のアウトエンドOE側に配設されたエアシリンダ16の
ピストンロッド16aに連結部材17を介して連結され、エ
アシリンダ16の作動によりスピンドル列に沿ってスピン
ドルピッチより若干大きなストロークで一体的に往復動
されるようになっている。
第3図にRで示す前側に配設された移送レール14と方向
転換レール12との連絡部近傍には支持ブラケット18が固
設され、支持ブラケット18には送りレバー19がガイドカ
バー10及び方向転換レール12の直上を通過するように回
動可能に支持されている。送りレバー19は支持ブラケッ
ト18に取付けられたエアシリンダ20に作動連結されてお
り、エアシリンダ20の作動による移送レール14の端部に
配置されたペッグトレイ13のペッグ13aに当接してペッ
グトレイを1個ずつ方向転換レール12上へ送り込むよう
になっている。送りレバー19の前端部には規制レバー21
がガイドカバー10上を通過するように回動可能に支持さ
れ、送りレバー19上に装着されたエアシリンダ22に作動
連結され、送りレバー19が移送レール14のペッグトレイ
13を方向転換レール12上に送り込むきに、後続のペッグ
トレイ13が送り込み作業に支障を来たさないように規制
するようになっている。
第1,4図に示すように移送レール14,15の内側には、前記
ペッグトレイ13の係止凹部13bと係合可能な係止突起23a
がスピンドルピッチと同一間隔で多数鋸刃状に形成され
た係止部材23が移送レール14,15の長手方向に沿って延
びるとともに、前記各係止突起23aがスピンドル7と対
応する位置においてペッグトレイ13の係止凹部13b内に
侵入した状態に配置可能に板ばね24を介して上下動可能
に支持されている。板ばね24は移送レール14,15のガイ
ド部材としての役割を兼ねた支持ブラケット25にその一
端が固定され、他端が係止部材23の端部側面に固定され
ている。支持ブラケット25には係止部材23の上下動を許
容する溝25aが一対形成されるとともに、その上面に溝2
5aの上部開口を覆う規制板26がねじ27により固定されて
いる。すなわち、係止部材23はその両端部が前記支持ブ
ラケット25の溝25a内に遊挿されるとともにその上端が
規制板26に当接する状態で一対の板ばね24により支持さ
れている。又、係止部材23は全ての係止突起23aがペッ
グトレイ13の係止凹部13bと当接した状態でペッグトレ
イ13がスピンドル7と対応する管替位置に配置されるよ
うにその配設位置が設定されている。
なお、精紡機機台1には油圧シリンダ28により往復動さ
れる駆動ロッド29の作用によりリンク機構30を介して上
下動されるボビンキャッチャー31を備えた公知の全錘一
斉式管替装置32が配設されている。
次に前記のように構成された装置の作用を説明する。さ
て、機台が満管停止すると、管替装置32によりペッグト
レイ13上の空ボビンEとスピンドル7上の満ボビンFと
が中間ペッグ8を介して交換され、管替作業の完了後、
満ボビンの搬出及び空ボビンの搬入が開始される。
第3図に示す状態からまずペッグトレイ取出用コンベア
6と対応する側(L側)のエアシリンダ16が作動して移
送レール15がスピンドルピッチより若干大きなストロー
クで往復駆動される。移送レール15の往動時には移送レ
ール15上のペッグトレイ13が移送レール15とともに移動
し、移動途中においてペッグトレイ13の底面が係止部材
23の係止突起23aと係合し、その状態でさらに移送レー
ル15が前進するとペッグトレイ13は係止部材23を板ばね
24の力に抗して下方へ移動させてその上方を通過し、移
送レール15の往動分移送される。移送レール15の前進
(第3図の矢印P方向への移動)が完了した時点では係
止部材23の係止突起23aがペッグトレイ13の係止凹部13b
内に侵入し係止凹受13bと係止突起23aとの間に間隙が生
じた状態に配置される。移送レール15の復動時にはペッ
グトレイ13の係止凹部13b内に突出した係止突起23aが係
止凹部13bと係合してペッグトレイ13の後退が阻止さ
れ、各ペッグトレイ13がスピンドル7と対応する所定の
管替位置に配置される。なお、移送レール15の復動作動
にともなうペッグトレイ13の復動移動により、係止部材
23も板ばね24の伸びにより後退しようとするが、係止部
材23の後端が、支持ブラケット25の溝25aに当接するた
め、極くわずか後退するだけで位置を確保できる。
移送レール15の往動により移送レール15上の方向転換レ
ール12と対応する位置にはペッグトレイ1個分のスペー
スが生じる。一方、移送レール15の往動と同時にエアシ
リンダ20が突出作動し、送りレバー19が第3図に実線
で、第7図(a)に鎖線で示す位置から第7図(a)に
実線で示す位置に回動配置され、移送レール14の方向転
換レール12と対応する位置のペッグトレイ1個分のスペ
ースにペッグトレイ13の進入が可能となる。そして、精
紡機機台1のL側に配設されたエアシリンダ16の没入作
動とほぼ同時に機台のR側に配置されたエアシリンダ16
が没入作動されて移送レール14が第1図の矢印Q方向へ
往動する。これにより第2,3図に示す移送レール14上の
最先のペッグトレイ13が第7図(a)に示すように移送
レール14と方向転換レール12との連絡部上に侵入する。
次いでエアシリンダ20が没入作動され、送りレバー19が
時計方向に回動されて第7図(b)に示すように移送レ
ール14上の最先のペッグトレイ13が方向転換レール12側
へ送り込まれるとともに方向転換レール12上の最先のペ
ッグトレイ13が移送レール15上の最後部へと移動配置さ
れる。次に機台のR側に配設されたエアシリンダ16が突
出作動されて移送レール14が第3図の元位置へ復帰す
る。移送レール14の復動時には前記と同様に係止部材23
の係止突起23aがペッグトレイ13の係止凹部13bと係合し
てその移動が阻止されてスピンドル7と対応する位置に
位置される。各々のペッグトレイ13と対応して係止突起
23aが設けられているため、ペッグトレイ13の位置決め
精度がペッグトレイ13の製作時の寸法公差分の精度で行
われる。移送レール14,15の往復動作及び送りレバー19
の往復回動動作の繰返しにより移送レール14,15及び方
向転換レール12上のペッグトレイ13がスピンドル7の1
ピッチ分ずつ移送される。これにより満ボビン付きペッ
グトレイFTがペッグトレイ取出し用コンベア6側へ排出
されるとともに供給用コンベア5上の空ボビン付きペッ
グトレイETが移送レール14上へ送り込まれ、空ボビン付
きペッグトレイETが移送レール14,15上の満ボビン付き
ペッグトレイFTと交換される。多数の係止突起23aを備
えた係止部材23はその両端において板ばね24により上下
動可能に支承されているため、従来装置と異なり係止突
起23aの数に比較して可動部の数が著しく少なくなる。
この実施例の装置においては係止部材23を上下動させる
ための機構に回動部あるいは摺動部が存在しないため、
風綿の堆積の影響を受けることがなく保全作業の間隔が
長くなり、しかも作業が容易となる。又、ペッグトレイ
の送り回数すなわち移送レール14,15の往復動の回数は1
0〜30回/分であるが、移動速度を速くした場合係止部
材23が振動してペッグトレイ13が上下に揺れるおそれが
あるが、この実施例の装置においては係止部材23の上方
への移動が規制板26により規制されるため、振動が押え
られペッグトレイ13の揺れも減少する。
(実施例2) 次に第2の実施例を第8〜11図に従って説明する。この
実施例の装置においては移送レール14,15の往動時にペ
ッグトレイ13が係止部材23を押し下げる代わりに、移送
レール14,15の運動を利用して係止部材23を押し下げる
構成にした点が前記実施例の装置と異なっている。すな
わち、係止部材23にはその一側の2箇所に支軸33が突設
され、該支軸33に対してカム34が回動可能に支持されて
いる。支軸33の斜め後方には回り止めピン35が突設さ
れ、カム34はねじりばね(図示せず)により第8図の反
時計方向へ回動付勢されるとともに回り止めピン35に当
接した状態で移送レール14,15の復動方向斜め下方へ向
かって延びる状態に配置されている。一方、移送レール
14,15の内側には待機位置において前記回り止めピン35
より下方位置でかつ支軸33との距離がスピンドルピッチ
より狭い間隔をおいた位置に前記カム34と係合可能な係
合ピン36が突設されている。
従って、この実施例の装置においては第11図(a),
(b)に示すように移送レール14,15の往動時には、そ
の移動途中において係合ピン36がカム34の上面と係合し
て、その状態でさらに移送レール14,15が前進すること
により係止部材23が第11図(b)に示すように下降移動
される。そして、係合ピン36とカム34との係合が解除さ
れると係止部材23は板ばね24の弾性力により元の位置ま
で上昇移動される。そして、前記係止部材23の下降、上
昇移動の間に移送レール14,15上に塔載されたペッグト
レイ13がスピンドルピッチより若干長い距離移動され、
係止部材23の係止突起23aがペッグトレイ13の係止凹部1
3b内に侵入した状態となる。移送レール14,15の復動時
には、移送レール14,15の移動途中において係合ピン36
がカム34の下面と当接し、その状態からさらに移送レー
ル14,15が移動することにより係合ピン36はカム34を上
方へ回動させながらカム34の下方を通過して元位置に復
帰する。従って、この実施例の装置においても前記実施
例の装置と同様な効果を発揮する。又、この実施例の装
置においてはペッグトレイ13と係止部材23の係止突起23
a斜面との係合摩擦がないため、ペッグトレイ13の底面
の摩耗によりペッグトレイが傾くことはなくペッグトレ
イ13に挿着されたボビンは常に垂直状態に保持される。
又、ペッグトレイ13は移送レール14,15の往動時に係止
部材23の係止突起23aに当接しないため、ペッグトレイ1
3はその塔載位置が変化することはない。従って、スピ
ンドルピッチより小さな外径のペッグトレイ13を使用し
た場合にもペッグトレイ13は確実に係止部材23の係止突
起23aによりスピンドルと対応する位置に位置決めされ
る。
(実施例3) 次に第3の実施例を第12,13図に従って説明する。この
実施例の装置においては係止部材23の支持構造が前記両
実施例と異なっている。すなわち、各係止部材23はその
両端部においてリンク37を介して上下動可能に支持され
るとともに、リンク37の下面に一端が固定され他端が支
持ブラケット25の端面に当接する板ばね38により係止突
起23がペッグトレイ13の係止凹部13b内に侵入した位置
に保持されるようになっている。従って、この実施例の
装置においては係止突起23aがペッグトレイ13により斜
め前方への押圧力を受けても係止部材23が移送レール1
4,15と直交する垂直下方へと移動される。
なお、この発明は前記実施例に限定されるものではな
く、例えば、第14図に示すように実施例3における板ば
ね38の当接位置を変更したり、移送レール14,15に代え
て塔載移送部材として第15図に示すように正逆回転駆動
可能な一対のプーリ39,40間に巻掛けられた2本のベル
ト41を使用してもよい。さらには、前記各実施例におい
ては係止部材23としてスピンドルピッチと等しい間隔で
各ペッグトレイ13の係止凹部13bにそれぞれ係合する数
の係止突起23aを形成したものについて説明したが、係
止突起23aの間隔をスピンドルピッチのN倍の範囲内で
あれば自由に変更してもよい。ただし、Nはペッグトレ
イの外形寸法公差をΔD、グリッパのボビン把持許容範
囲をΔAとしたときΔA≧ΔD×Nを満足する自然数で
なければならない。又、機台左右両側に配設された移送
レール14,15を連結する方向転換レール12としてその両
端連結部が大きな円弧に形成されたものを使用してエア
シリンダ20により作動される送りレバー19を省略しても
よい。
発明の効果 以上詳述したように、この発明によれば従来装置と異な
りペッグトレイの移動を規制する係止部材を上下動可能
に支持する可動部の数を係止突起の数より大幅に少なく
することができるため、風綿の影響を受け難くしかも保
全等の点検周期を長くすることがきるという優れた効果
を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1〜7図はこの発明を具体化した第一の実施例を示す
ものであって第1図は係止部材の支持状態を示す断面
図、第2図は精紡機機台及び満・空ボビン移送装置を示
す一部省略正面図、第3図は精紡機とワインダの配置関
係を示す概略平面図、第4図は満・空ボビン移送装置の
一部破断部分平面図、第5図は側断面図、第6図は部分
斜視図、第7図(a),(b)は方向転換用移送装置の
作用を示す平面図、第8〜11図は第二の実施例を示すも
のであって、第8図は部分正面図、第9図は部分平面
図、第10図は第9図のA−A線断面図、第11図(a)〜
(f)は作用を示す概略部分正断面図、第12,13図は第
三の実施例を示すものであって第12図は部分平面図、第
13図は第12図のB−B線断面図、第14図は変更例を示す
断面図、第15図は別の変更例を示す部分正面図、第16図
は従来装置の概略平面図、第17図は同じく要部断面図で
ある。 スピンドル7、ガイド部材としてのガイドカバー10、ペ
ッグトレイ13、ペッグ13a、係止凹部13b、塔載移送部材
としての移送レール14,15、同じくベルト41、係止部材2
3、係止突起23a、板ばね24,38、カム34、係合ピン36。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 安居 義治 愛知県刈谷市豊田町2丁目1番地 株式会 社豊田自動織機製作所内 (56)参考文献 特開 昭62−69834(JP,A) 特開 昭62−243835(JP,A)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上面にボビンを挿着するペッグを備え下面
    に係止凹部を備えたペッグトレイを一列状態で塔載可能
    に形成されスピンドル列に沿って往復移動可能に配設さ
    れた塔載移送部材と、 前記塔載移送部材と平行に延設され塔載移送部材上に塔
    載されたペッグトレイの塔載移送部材移動方向からの横
    ずれを抑制するガイド部材と、 前記ペッグトレイの係止凹部と係合可能な係止突起をス
    ピンドルピッチのN倍(Nは自然数)の間隔で複数個備
    え、塔載移送部材の長手方向に沿って延びるとともに前
    記係止突起が前記係止凹部内に侵入した状態に配置可能
    にばねを介して上下動可能に支持され、前記塔載移送部
    材の往動時にはペッグトレイの通過を許容する退避位置
    に、また復動時には係止凹部と係合してその移動を阻止
    するとともにペッグトレイをスピンドルと対応する位置
    に保持する係止位置にそれぞれ変位可能に配置される係
    止部材と を設けた精紡機等における満・空ボビン移送装置。
  2. 【請求項2】前記係止部材は係止突起がスピンドルピッ
    チと等間隔で形成されている特許請求の範囲第1項に記
    載の精紡機等における満・空ボビン移送装置。
  3. 【請求項3】前記係止部材はその両端部において板ばね
    に支持されている特許請求の範囲第1項又は第2項に記
    載の精紡機等における満・空ボビン移送装置。
JP62108108A 1987-04-09 1987-04-30 精紡機等における満・空ボビン移送装置 Expired - Lifetime JPH0765252B2 (ja)

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