JPH0765389A - サーボループの自動利得制御装置 - Google Patents

サーボループの自動利得制御装置

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JPH0765389A
JPH0765389A JP5235893A JP23589393A JPH0765389A JP H0765389 A JPH0765389 A JP H0765389A JP 5235893 A JP5235893 A JP 5235893A JP 23589393 A JP23589393 A JP 23589393A JP H0765389 A JPH0765389 A JP H0765389A
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signal
loop
focus
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知之 廣木
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    • G11B7/00Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
    • G11B7/08Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers
    • G11B7/09Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers with provision for moving the light beam or focus plane for the purpose of maintaining alignment of the light beam relative to the record carrier during transducing operation, e.g. to compensate for surface irregularities of the latter or for track following
    • G11B7/0941Methods and circuits for servo gain or phase compensation during operation

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  • Optical Recording Or Reproduction (AREA)
  • Moving Of The Head To Find And Align With The Track (AREA)
  • Moving Of The Head For Recording And Reproducing By Optical Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 演算増幅器や乗算器の入出力オフセットを自
動的に算出してオフセットを随時調整できるようにし、
またサーボループの利得の調整を発振が生じることなく
安定して行えるようにする。 【構成】 乗算器30に和信号S2が零の状態で2つの
所定電圧を交互に印加するスイッチ32,33と、2つ
の所定電圧に対応して装置の出力信号S3の振幅を取り
込むADC37とを設け、この信号振幅、2つの所定電
圧及び乗算器30のゲインから演算増幅器29と乗算器
30の入力オフセットを算出してキャンセルする。ま
た、サーボループに所定周波数の信号を印加してサーボ
ループの利得を測定し、その結果に基づいてサーボルー
プの利得が目標値よりも所定量だけ低い値になるよう可
変利得アンプ56を調整し、この調整の後に可変利得ア
ンプ56の利得を所定量高めることによりサーボループ
の利得を目標値に設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光学的情報記録再生装
置のサーボループ、特にフォーカスサーボループやトラ
ッキングサーボループの利得を調整するサーボループの
自動利得制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、光ディスクのような光学的情報記
録再生装置に採用されるフォーカシング制御及びトラッ
キング制御方式としては、種々の方式が提案されてい
る。中でも一般的なものとして、4分割センサを用いた
非点収差法及びプッシュプル法が挙げられる。図4はそ
の非点収差法とプッシュプル法によるフォーカスサーボ
ループ及びトラッキングサーボループを示したブロック
図である。
【0003】図中、1は光ディスクから反射された光を
受光する4分割センサ、2はそれぞれのセンサの出力を
増幅するセンサアンプである。このセンサアンプ2の出
力を加算器3、4及び減算器5を用いてアナログ演算し
た結果、トラッキングエラー信号S1が生成される。図
5は光ヘッドが情報トラックを横切ったときに得られる
信号を示した図である。トラッキングエラー信号S1
は、図5(a)に示すように1トラックが一周期の正弦
波状となり、図中A1〜A4に示す0レベルの点でオン
トラックとなる。
【0004】また、加算器6は4分割センサ1で受光す
る全光量を反映した信号、すなわち和信号S2を出力す
る。和信号S2も図5(b)に示すようにトラック1本
を一周期とした正弦波に近い形となるが、一般的にはオ
ントラック(オンランド)で最大、オングループで最小
となり、トラッキングエラー信号S1とは位相が90度
ずれた正弦波となる。ここで、図5(a),(b)に示
す3本の曲線について以下に説明する。
【0005】まず、同じ製法で作成した光ディスクであ
っても、さまざまなパラメータは個々にばらつくのは避
けられない。情報記録再生用の光ビームは、光ディスク
で反射あるいは透過した後センサに入射し、サーボ信号
あるいは情報信号となるのであるが、この時にディスク
の反射率(透過率)が個々にばらついていると、図5
(a),(b)に示したようにレベルの異なった信号と
なってしまう。つまり、A,B,C3枚のディスクは反
射率バラツキによってS1,S2は図5のように変化す
る。しかしながら、S1,S2のレベルは反射率(透過
率)に比例関係にあるため、AGC(自動利得制御回
路)11を用いてS1/S2の演算を行う事により反射
率(透過率)ばらつきをキャンセルした形での正規化さ
れたトラッキングエラー信号S3を得る事ができる。ま
た、同じディスクであっても光ヘッドが異なると、光学
系の透過率やセンサの感度ばらつきによって同様の現象
が見られるが、これもやはり自動利得制御回路11によ
って正規化された信号に変換する事ができる。
【0006】正規化されたトラッキングエラー信号S3
は、利得調整回路13、サーボ系を安定化するために設
けられた位相補償器16及びスイッチ17、加算器18
を通してトラッキングアクチュエータドライバ19に入
力される。そして、ATアクチュエータ20をトラッキ
ングエラー信号S3をもとに駆動する事でトラッキング
制御が行われる。なお、ATアクチュエータ20のゲイ
ンや電気系のゲインばらつき等、自動利得制御回路11
により補正できない要素を補正する為に利得調整回路1
3を用いて手動あるいは自動的に調整が行われる。ま
た、光ビームを所望の情報トラックに移動する際には、
スイッチ17をオフし、スイッチ15をオンする事で、
ジャンプパルス発生回路14からの駆動信号がATアク
チュエータ20に印加される。これにより、ATアクチ
ュエータ20を強制的に目的トラックに向かって移動さ
せる、いわゆるトラックジャンプが行われる。
【0007】一方、非点収差法によるフォーカスエラー
信号は、加算器7,8、減算器9を用いてアナログ演算
した結果、出力S12として得られる。図6は合焦点付
近での各部の信号を示しており、フォーカスエラー信号
S12は図6(a)のように合焦点A5で0レベルとな
る一周期分の正弦波となる。又、和信号は図6(b)に
示すような信号として得られる。但し、これも図6
(a),(b)に示したように、ディスクの反射率(透
過率)ばらつきや光ヘッドのばらつきによってレベルが
変化するため、AGC(自動利得調整回路)12を用い
て正規化されたフォーカスエラー信号S13が生成され
る。
【0008】正規化されたフォーカスエラー信号S13
は、利得調整回路21、位相補償器24、スイッチ2
5、加算器26、フォーカスアクチュエータドライバ2
7を通してAFアクチュエータ28に入力される。そし
て、フォーカスエラー信号S13をもとにAFアクチュ
エータ28を駆動することで、フォーカシング制御が行
われる。また、ディスク挿入時には、スイッチ25をオ
フ、スイッチ23をオンする事で、アップダウン回路2
2からの出力信号が直接AFアクチュエータドライバ2
7に印加される。これにより、AFアクチュエータ28
を強制的にアップダウンし、対物レンズをフォーカス方
向に駆動することにより、合焦点付近オートフォーカス
(AF)の引き込みが行われる。このとき、フォーカス
エラー信号は図6(a)のようにS字状に変化し、この
信号の合焦点付近でスイッチ23をオフ、スイッチ25
をオンすることでAFが引き込まれる。
【0009】次に、自動利得調整回路11の構成を図7
に基づいて説明する。自動利得調整回路11はトラッキ
ングエラー信号S1を和信号S2で除算することによっ
てトラッキングエラー信号S1を正規化するための回路
である。乗算器30はS2,S8の2つの入力を乗算し
てS7を出力する回路で、ゲイン定数をG1とするとS
7=G1・S2・S8を出力する。29は演算増幅器
で、出力S8は乗算器30に入力され、演算増幅器29
に負帰還がかかっている。また、オフセット調整用ボリ
ューム39は0レベルにあり、このとき演算増幅器29
のオープンループゲインを十分大きいとすると、 S8=S1/(G1・S2) …(1) となる。従って、演算増幅器29の出力にはトラックエ
ラー信号S1を和信号S2で正規化したエラー信号を得
ることができる。
【0010】しかしながら、実際に回路を構成した場合
には、演算増幅器29の入力オフセットVofst1 や乗算
器30の入力オフセットVofst2 の影響を受ける。この
時、S8に生じるオフセットVofstは、S1=0の時
に、 Vofst=Vofst1 /(G1・G2)+Vofst2 …(2) となり、図8に示すような曲線となる。つまり、S8の
現れるオフセットの内、演算増幅器29の入力オフセッ
トはS2に反比例し、乗算器30の入力オフセットは一
定の形で出力S8に現われる。
【0011】ここで、S2は和信号すなわちディスクか
らの反射光の全光量を反映した信号であるから、半導体
レーザのパワー変動やディスクの反射率変動によってS
2のレベルがV1からV2へ変化すると、S8に発生す
るオフセットも変化する。そこで、オフセット調整用ボ
リューム39,40を付加することにより、Vofst1
ofst2 をそれぞれ別個に調整できる構成とし、ディス
クを挿入しない状態で外部から強制的にS2に電圧を加
えて図9(a)に示すように変化させる。これにより、
S8にはV1,V2に対応したオフセットが現れ、この
時の出力S8の変化分は演算増幅器29の入力オフセッ
トに起因するので、ボリューム39を調整して図9
(b)に示すようにS8がS2によって変化しないよう
にすると、残った一定のオフセットがVofst2 になる。
これをボリューム40で調整してオフセット0の出力S
3を得ることで、自動利得調整回路11のオフセット調
整が行われる。
【0012】ここまではトラッキングサーボ及び自動利
得調整回路11に関して説明したが自動利得調整回路1
2については、トラッキングエラー信号S1の代わりに
フォーカシングエラー信号S12を入力する事により、
同様のオフセット調整を行うことができる。
【0013】また、一般に光ディスク装置においては、
光ビームを光ディスクに照射する場合、光源の半導体レ
ーザの光ビームを対物レンズにより絞り込み、直径1μ
m程度の光スポットとして光ディスク上に照射される。
こうした光スポットは、通常フォーカシングサーボと呼
ばれるフィードバック制御やトラッキングサーボと呼ば
れるフィードバック制御により、光ディスクの媒体面に
合焦しつつ、光ディスクの情報トラックに追従して走査
するよう制御される。これらのフィードバック制御で
は、ディスク反射光を検出するセンサの出力をもとに光
スポットと光ディスク面との位置誤差、光スポットと情
報トラックとの位置誤差が検出され、それらの誤差に応
じて対物レンズをフォーカシング方向、トラッキング方
向にそれぞれ移動させることで、光スポットのフォーカ
シング制御及びトラッキング制御が行われる。
【0014】
【発明が解決しようとしている課題】しかしながら、図
7の自動利得制御回路では、本来和信号が入力すべき場
所に強制的に電圧を入力しながらボリュームを調整する
構成のため、調整は基板出荷前の初期調整に限られてい
た。そのため、素子の温度特性や経年変化によるオフセ
ットの変化に対応できず、フォーカシングサーボやトラ
ッキングサーボが不安定になり、又調整行程も複雑にな
るという問題があった。
【0015】また、前述したようなトラッキングやフォ
ーカシングの制御ループの制御利得は、記録ディスクの
反射率、ディスクのサーボ信号特性あるいは対物レンズ
アクチュエータの感度などのバラツキによって一定しな
いため、制御利得が大きすぎると、最悪の場合、制御ル
ープが発振し、満足な情報の記録再生ができないばかり
か、記録済みのデータを破壊する恐れがあった。そこ
で、制御ループの利得を自動的に調整する方式も提案さ
れているが、制御ループを調整するにはループゲインを
測定する必要がある。しかし、このようにループゲイン
を測定する場合には、制御ループが不安定となり、ルー
プに入力する信号の影響で所望の利得に調整できず、制
御ループが発振することがあった。
【0016】本発明は、上記従来の問題点に鑑みなされ
たもので、その目的は演算増幅器や乗算器の入力オフセ
ットを自動的に算出することにより、オフセットを随時
調整できるようにし、これによって素子の温度特性や経
年変化によらず、常時フォーカスサーボループやトラッ
キングサーボループを安定して動作させることを可能と
したサーボループの自動利得制御装置を提供することに
ある。
【0017】また、本発明の目的は、サーボループの利
得を調整する場合に、サーボループの利得を測定された
利得をもとに目標値よりも所定量だけ低い値に設定し、
この調整の後サーボループの利得を目標値に再調整する
ことにより、サーボループが発振したりすることなく、
サーボループの利得調整を安定して行えるようにしたサ
ーボループの自動利得制御装置を提供することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、光学的
情報記録媒体に情報を記録または再生する光ヘッドのサ
ーボセンサの出力信号をもとに生成されたトラッキング
エラー信号またはフォーカスエラー信号を演算増幅器に
入力すると共に、和信号を乗算器に入力し、前記演算増
幅器の出力信号を前記乗算器を介して演算増幅器に負帰
還をかけることにより、前記トラッキングエラー信号ま
たはフォーカスエラー信号を和信号で除算する自動利得
制御装置において、前記乗算器に和信号が零の状態で2
つの所定電圧を交互に印加するための手段と、前記2つ
の所定電圧に対応して装置の出力信号の振幅を検出する
ための手段とを設け、この検出された信号振幅、前記2
つの所定電圧及び前記乗算器のゲインから前記演算増幅
器と乗算器の入力オフセットをそれぞれ算出して前記演
算増幅器及び乗算器の入力オフセットをキャンセルする
ことを特徴とするサーボル−プの自動利得制御装置によ
って達成される。
【0019】また、本発明の目的は、光学的情報記録媒
体に照射された光ビームの焦点を制御するフォーカスサ
ーボループ、または前記光ビームを前記記録媒体の情報
トラックに追従させるトラッキングサーボループの利得
を調整する自動利得制御装置において、前記フォーカス
サーボループまたはトラッキングサーボループ内にあっ
て該サーボループの利得を可変するための手段と、前記
フォーカスサーボループ、またはトラッキングサーボル
ープに所定周波数の信号を印加するための手段と、この
信号を印加した状態で前記フォーカスサーボループまた
はトラッキングサーボループの信号を検出して該サーボ
ループの利得を算出するための手段とを設け、前記フォ
ーカスサーボループまたはトラッキングサーボループの
利得を調整する場合は、前記利得算出手段で得られた利
得に基づいてサーボループの利得が目標値よりも所定量
だけ低い値になるように前記利得可変手段の利得を調整
しこのループ利得の調整の後に、前記利得可変手段の利
得を所定量高めることによってサーボループの利得を目
標値に設定することを特徴とするサーボループの自動利
得制御装置によって達成される。
【0020】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て詳細に説明する。図1は本発明によるサーボループの
自動利得制御装置の一実施例を示した回路図である。な
お図1では図7の従来装置と同一部分は同一符号を付し
て説明を省略することにする。図1において、31はバ
ッファアンプ、32と33はそれぞれ制御信号S4とS
5によって開閉が制御されるスイッチである。スイッチ
32及び33には電圧Eが入力されており、スイッチ3
2,33がオンであれば所定電圧Eが抵抗器36b,3
6cを介してバッファアンプ31へ入力される。通常の
装置の動作状態では、スイッチ32及び33はオフであ
り、バッファアンプ31には図4に示した加算器6から
出力される和信号S2が抵抗器36aを介して入力され
る。従って、通常時はバッファアンプ31の出力信号は
和信号S2だけを反映した信号となり、これが乗算器3
0へ出力される。
【0021】乗算器30は演算増幅器29と共に、トラ
ッキングエラー信号S1を和信号S2で割算する割算回
路として構成されており、この割算によって正規化した
トラッキングエラー信号S3が生成される。また、35
は後述するように演算増幅器29、乗算器30の入力オ
フセットを演算するためのCPU、34及び38はCP
U35の指示に基づいて入力オフセットをキャンセルす
るための電圧値を演算増幅器29、加算器41に与える
ためのDAC、38は加算器41の出力信号S3をCP
U35に取り込むためのADCである。
【0022】次に、上記実施例のオフセット調整動作に
ついて説明する。即ち、本実施例ではトラッキング制御
動作の開始に先立って演算増幅器29と乗算器30の入
力オフセットの自動調整が行われるので、その具体的な
調整動作について説明する。まず、光学的情報記録再生
装置に記録媒体であるところの光ディスクがセットされ
ると、記録再生用光源の半導体レーザの点灯前に制御信
号S4によってスイッチ32がオンされる。これによ
り、電圧Eがスイッチ32、抵抗器36bを介してバッ
ファアンプ31に入力される。一方、和信号S2も抵抗
器36aを介してバッファアンプ31に入力されるので
あるが、このときは光源の半導体レーザは消灯してある
ので、和信号S2は0レベルである。
【0023】従って、このときのバッファアンプ31の
入力信号S6の振幅レベルを図7で説明したV1に等し
くなるように各素子の定数を選んでやると、 V1=E・R36a /(R36a +R36b ) …(3) となり、この電圧V1がバッファアンプ31に入力され
る。R36a は抵抗器36aの抵抗値、R36b は抵抗器3
6bの抵抗値である。このときの自動利得制御装置の出
力信号S3は図8で説明したV3に相当するので、信号
S3はADC37でデジタル化されてCPU35に取り
込まれる。
【0024】次いで、制御信号S4によりスイッチ32
がオフされ、また制御信号S5によってスイッチ35が
オンされる。光源は依然として消灯のままである。この
ときのバッファアンプ31の入力信号S6のレベルを図
8で説明したV2に等しくなるように各素子の定数を選
んでやると、 V2=E・R36a /(R36a +R36c ) …(4) となり、この電圧V2が同様にバッファアンプ31ヘ入
力される。R36c は抵抗器36cの抵抗値である。この
ときの自動利得制御装置の出力信号S3は図8のV4に
相当するので、やはりADC37でデジタル化されてC
PU35に取り込まれる。ここで、制御信号S4とS5
によってスイッチ32と33を交互に連続的にオン、オ
フさせると、図9で説明したような動作となり、演算増
幅器29の出力信号S8は、図9(a)に示したように
V3とV4の間で矩形波状に変化する信号となる。
【0025】そこで、CPU35では既知であるV1と
V2及び乗算器30のゲインG1、ADC37で取り込
まれたV3とV4から上記(2)式を用いて演算増幅器
29の入力オフセットVofst1 及び乗算器30の入力オ
フセットVofst2 が算出される。即ち、CPU35で
は、 Vofst1 =G1・(V4−V3)・V1・V2/(V1−V2) …(5) Vofst2 =V4−Vofst1 /(G1・V2) …(6) の演算処理によってVofst1 とVofst2 が算出される。
CPU35では、更に得られた入力オフセット値をもと
にそれらをキャンセルすべくDAC34,38にキャン
セル用の値がセットされる。この場合、演算増幅器29
の入力オフセットVofst1 はDAC34にキャンセル用
の値をセットしたことによってキャンセルされるのであ
るが、その出力に生じるオフセットは和信号S2のレベ
ルに拘らず一定となり、これが乗算器30の入力オフセ
ットVofst2 として残る。そこで、DAC38にそのキ
ャンセル用の値をS9としてセットし、これを加算器4
1に印加することによって、出力信号S3に生じるオフ
セットは完全にキャンセルされ、オフセットの影響のな
い正規化されたトラッキングエラー信号S3が生成され
る。
【0026】こうしてオフセットの調整が終了すると、
制御信号S4,S5によってスイッチ32,33はオフ
状態に維持され、また光源の半導体レーザが点灯され
る。次いで、フォーカスサーボとトラッキングサーボが
順次オンされ、装置は記録再生が可能な状態となる。こ
の装置の通常の動作状態においては、前述のように演算
増幅器29と乗算器30はトラッキングエラー信号S1
を和信号S2で割算する割算回路として機能し、図4に
示したトラッキングサーボループではこれによって正規
化されたトラッキングエラー信号S3を用いてトラッキ
ング制御が行われる。なお、実施例ではスイッチ32と
33を交互に開閉する構成としたが、一方を閉じたまま
でもう一方を開閉することによっても、オフセットの調
整を行うことが可能である。
【0027】本実施例では、トラッキング制御の前に自
動的に演算増幅器と乗算器の入力オフセットを算出して
キャンセルすることにより、オフセットの調整を初期調
整に限ることなく随時行うことができ、素子の温度特性
や経年変化によるサーボループの利得の変動に対しても
十分に対処することができる。従って、トラッキングサ
ーボループの利得を常時最適な利得に保つことができる
ので、サーボループを常に安定して動作させることがで
きる。また、オフセットの調整はオフセットの算出から
それをキャンセルする値の設定まで全て自動的に行うた
めに、従来のような基板出荷前の調整といった作業がな
くなり、その分装置の製造工程を簡素化することができ
る。
【0028】図2は本発明の他の実施例を示した回路図
である。この実施例はスイッチ32と33を用いずにC
PU35の入出力ポートから直接抵抗器36b,36c
に接続した例である。その他の構成は図1と同じであ
る。一般に、CPU35の入出力ポートは出力モードに
設定した場合は、“0”(0V)あるいは“1”(5
V)となり、入力モードに設定したときはハイインピー
ダンスとなる。そこで、本実施例ではこれを利用してS
10を出力モードと入力モードで切り換えることによ
り、スイッチ32を開閉するのと同様に入力信号S10
をオン、オフして信号S6の電位を変化させる。また、
入力信号S11も同様に切り換えることで信号S6の電
位を変化させる。
【0029】従って、通常の装置の動作状態では、信号
S10,S11は入力モード(ハイインピーダンス)と
しておけば、バッファアンプ31の出力信号は和信号S
2をそのまま反映した信号となるので、トラッキングエ
ラー信号S1を和信号S2で割算して正規化したトラッ
キングエラー信号S3が生成される。一方、オフセット
を調整する場合は、光源の半導体レーザの点灯前に、S
10とS11を交互に“1”出力モードに切り換えて信
号S6の電位をV1とV2の間で変化させる。このとき
の信号S3の電位はADC37でCPU35に取り込ま
れ、CPU35では図1の実施例と同様に、取り込まれ
た値や既知のV1,V2やG1を用いてVofst1 ,V
ofst2 が算出される。そして、CPU35では得られた
結果をもとにDAC34と38にオフセットをキャンセ
ルするための値をセットすることで演算増幅器29、乗
算器30の入力オフセットの調整が行われる。このよう
に本実施例においても、図1の実施例と全く同様の効果
を得ることができる。
【0030】なお、以上の実施例では、トラッキングエ
ラー信号の自動利得制御装置について説明したが、フォ
ーカスエラー信号の自動利得制御装置においても全く同
様の構成でオフセットの調整を行うことができる。ま
た、実施例ではオフセットの調整をディスクが装置に装
着されたときに行うとしたが、これに限ることなく、例
えば装置の電源が投入されたときに調整してもよいし、
あるいは装置が待機状態などのときに定期的に調整して
もよい。
【0031】図3は本発明の更に他の実施例を示したブ
ロック図である。図3において、51は情報記録媒体で
あるところの光ディスク、52はこの光ディスク51を
例えば3600rpmの所定速度で回転させるためのス
ピンドルモータである。53は光ディスク51に記録や
再生用の光ビームを照射したり、光ディスク51からの
反射光を検出するための光ヘッドである。光ヘッド53
は光源である半導体レーザ、そのレーザビームを微小光
スポットに絞り込むための対物レンズ、この対物レンズ
をフォーカシング方向及びトラッキング方向にそれぞれ
駆動するためのフォーカスアクチュエータとトラッキン
グアクチュエータ、光ディスク51からの反射光を検出
するための光検出器などから構成されている。
【0032】54は光ヘッド53内の光検出器の検出信
号をもとにフォーカス誤差信号を検出するためのフォー
カス誤差検出器、55はフォーカス制御ループにマイク
ロコンピュータ58で指示された信号を印加するための
加算器、56はフォーカス制御ループのゲインをマイク
ロコンピュータ58の指示によって可変するための可変
利得アンプ、57はフォーカス誤差信号の位相補償を行
い、フォーカス制御ループを安定化するための補償制御
器である。補償制御器57の内部には光ヘッド53内の
フォーカスアクチュエータのドライバが設けられてお
り、このドライバによりアクチュエータを駆動し、対物
レンズをフォーカス方向に移動させることで、フォーカ
ス制御が行われる。また、図3では図示していないが、
トラッキング誤差信号を検出するためのトラッキング誤
差検出器やそれの補償制御器などから構成されたトラッ
キング制御ループも設けられている。この補償制御器に
は光ヘッド53内のトラッキングアクチュエータのドラ
イバが設けられ、このドライバによりトラッキングアク
チュエータを駆動し、対物レンズをトラッキング方向に
移動させることでトラッキング制御が行われる。
【0033】マイクロコンピュータ58は装置全体を統
括的に制御するためのデジタル制御回路で、内部にはA
/Dコンバータ59及び60、D/Aコンバータ61が
設けられている。マイクロコンピュータ58は予め決め
られた制御プログラムに従って装置全体のシーケンスを
制御したり、あるいは後述するようにフォーカス制御ル
ープ利得の調整動作を制御する。
【0034】次に、上記実施例の動作について説明す
る。まず、装置が起動された場合、あるいは光ディスク
51が装置本体に装着された場合、マイクロコンピュー
タ58の指示によってスピンドルモータ52が始動し、
光ディスク51が回転を開始する。光ディスク51の回
転速度が所定速度になると、マイクロコンピュータ58
では光ヘッド53内の半導体レーザを点灯した後、フォ
ーカス制御ループとトラッキング制御ループを順次オン
する。そして、フォーカス制御ループが閉じられると、
マイクロコンピュータ58ではフォーカス制御ループの
利得調整が開始される。
【0035】フォーカス制御ループのループ利得を調整
する場合、通常の開ループ特性でのゼロクロス(ゲイン
0dB)は1kHz〜数kHzであるが、ここでは最終
的な調整目標として開ループ特性でのゼロクロスを3k
Hzとする。ループ利得の調整に際して、まずマイクロ
コンピュータ58ではD/Aコンバータ61によって3
kHzの正弦波を加算器55に出力してフォーカス制御
ループ内に3kHzの正弦波の信号を印加する。また、
マイクロコンピュータ58ではA/Dコンバータ59と
60でフォーカス制御ループ内の信号をモニタする。こ
のとき、A/Dコンバータ59,60で取り込まれた信
号は、D/Aコンバータ61で印加された3kHzの周
波数成分をもっており、フォーカス制御ループ一巡伝達
特性(開ループ特性)はA/Dコンバータ60のモニタ
点から可変利得アンプ56、補償制御器57、光ヘッド
53内のフォーカスアクチュエータ、光検出器、フォー
カス誤差検出器を経てA/Dコンバータ59のモニタ点
までの伝達特性であるのでこのA/Dコンバータ59と
60の信号振幅比を測定すれば、フォーカス制御ループ
の利得を測定することが可能となる。
【0036】具体的には、マイクロコンピュータ58で
はA/Dコンバータ59で取り込まれた信号振幅値A1
がA/Dコンバータ60で取り込まれた信号振幅値A2
で割算され、フォーカス制御ループの利得(A1 /A
2 )が算出される。次いで、マイクロコンピュータ58
では得られたループ利得をもとに最終目標である0dB
よりも低い値に開ループ利得が調整される。ここでは、
−2dBに開ループ利得を調整するものとする。即ち、
測定された利得が−2dBよりも低い場合は、マイクロ
コンピュータ58では可変利得アンプ56の利得を高め
るように、また、−2dBよりも高い場合は、可変利得
アンプ56の利得を低くするようにフォーカス制御ルー
プの利得が調整される。
【0037】なお、可変利得アンプ56の利得を調整す
る場合は、利得の測定精度を高めるために、また利得の
調整を安定して行うために、例えば0.5dBステップ
で段階的に調整するのが望ましい。即ち、例えば測定さ
れたループ利得が−2dBよりも高い場合は、可変利得
アンプ56で利得を0.5dBだけ下げて再びフォーカ
ス制御ループの利得を測定し、その結果ループの利得が
−2dBよりも高いと再度可変利得アンプ56の利得を
0.5dBだけ下げるというように、フォーカス制御ル
ープの利得の測定と可変利得アンプ56の利得を所定量
可変する動作を繰り返し行うのがよい。また、こうした
所定量づつ利得を変えていく方法では時間がかかるの
で、最初のフォーカス制御ループの利得が例えば−5d
Bであれば可変利得アンプ56の利得を2dBだけ高め
るというように、測定された利得に応じて調整量を決定
してもよい。更に、この場合はゲインが目標値に近づい
たときは、利得の調整量を例えば0.5dBづつ調整す
るというように調整量を小さくするのがよい。
【0038】こうしてフォーカス制御ループの開ループ
利得が3kHzで−2dBに調整されると、マイクロコ
ンピュータ58ではD/Aコンバータ61による信号の
印加やA/Dコンバータ59と60による信号の取り込
みを停止した後、現時点で設定されている可変利得アン
プ56の利得を2dBだけ高めるように可変利得アンプ
56の利得の再設定が行われる。以上でフォーカス制御
ループの開ループ特性は最終目標の3kHzで0dBに
調整され、フォーカスサーボループの利得の調整が終了
する。
【0039】本実施例では、フォーカスサーボループの
ループ利得調整時において予め利得を目標値よりも低い
値に設定し、調整後に利得を最終目標に再設定すること
により、サーボループが調整時に発振したりすることが
なく、サーボループの利得調整を安定して行うことがで
きる。即ち、ループ利得を調整する場合、前述のように
ループ利得を測定しなければならないが、この測定時に
はサーボループが不安定となり、ループ利得が高いと発
振が生じたりする。そこで、ループ利得を測定してルー
プの利得を調整する場合に、利得を低い値に調整するこ
とによって、ループの発振を防止し、ループ利得の調整
を安定して行うというものである。従って、ディスクの
反射率などのバラツキによって制御ループのゲインが変
動しても容易に制御ループの利得を調整できるので、記
録済みのデータを破壊することなく、装置の記録再生動
作を安定化することができる。
【0040】なお、以上の実施例では、フォーカスサー
ボループの利得調整を例にとって説明したが、本発明は
これ以外にもトラッキングサーボループの利得調整や光
ヘッドの移動制御などにも適用することが可能である。
また、実施例では開ループ特性の利得を測定する場合
に、加算器55の入出力で信号をモニタしたが、これに
限ることはない。例えば、加算器55の入力信号とルー
プ内の任意の点における信号の振幅比から制御ループの
利得を測定してもよいし、あるいは制御ループ内の任意
の2点で信号振幅をモニタし、その振幅比からループの
利得を測定してもよい。更に、信号振幅比に限らず、位
相をモニタして開ループ特性の利得を測定することも可
能である。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、演算増幅
器及び乗算器の入力オフセットを自動的に算出してキャ
ンセルすることにより、サーボループの利得を従来のよ
うに基板出荷前の初期調整に限ることなく、例えば記録
媒体の装着時など随時調整することができる。従って、
素子の湿度特性や経年変化によってサーボループの利得
が変化しても利得の調整を随時行えるために、常時サー
ボループを安定して動作させることができる。
【0042】また、サーボループのループ利得を調整す
る場合に、測定されたループ利得をもとにサーボループ
の利得が目標値よりも所定量だけ低い値になるように利
得可変手段の利得を調整し、このループ利得の調整の後
に、利得可変手段の利得を所定量高めることにより、ル
ープ利得の調整中にサーボループが発振したりすること
がなく、サーボループの利得調整を安定して行うことが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるサーボループの自動利得制御装置
の一実施例を示した回路図である。
【図2】本発明の他の実施例を示した回路図である。
【図3】本発明の更に他の実施例を示したブロック図で
ある。
【図4】光学的情報記録再生装置の非点収差法とプッシ
ュプル法によるトラッキングサーボループ及びフォーカ
スサーボループを示したブロック図である。
【図5】図4のサーボループのトラッキングエラー信号
と和信号を反射率の異なる3つのディスクに対応して示
した図である。
【図6】図4のサーボループのフォーカスエラー信号と
和信号を反射率の異なる3つのディスクに対応して示し
た図である。
【図7】図4のトラッキングサーボループの利得調整回
路の構成例を示した回路図である。
【図8】図7の利得調整回路の和信号S2と演算増幅器
29の出力S8との関係を示した図である。
【図9】図7の利得調整回路のオフセット調整動作を説
明するための図である。
【符号の説明】
29 演算増幅器 30 乗算器 31 バッファアンプ 32,33 スイッチ 34,38 DAC 35 CPU 36a〜36c 抵抗器 37 ADC 41 加算器 51 光ディスク 53 光ヘッド 54 フォーカス誤差検出器 55 加算器 56 可変利得アンプ 57 補償制御器 58 マイクロコンピュータ 59,60 A/Dコンバータ 61 D/Aコンバータ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光学的情報記録媒体に情報を記録または
    再生する光ヘッドのサーボセンサの出力信号をもとに生
    成されたトラッキングエラー信号またはフォーカスエラ
    ー信号を演算増幅器に入力すると共に、和信号を乗算器
    に入力し、前記演算増幅器の出力信号を前記乗算器を介
    して演算増幅器に負帰還をかけることにより、前記トラ
    ッキングエラー信号またはフォーカスエラー信号を和信
    号で除算する自動利得制御装置において、前記乗算器に
    和信号が零の状態で2つの所定電圧を交互に印加するた
    めの手段と、前記2つの所定電圧に対応して装置の出力
    信号の振幅を検出するための手段とを設け、この検出さ
    れた信号振幅、前記2つの所定電圧及び前記乗算器のゲ
    インから前記演算増幅器と乗算器の入力オフセットをそ
    れぞれ算出して前記演算増幅器及び乗算器の入力オフセ
    ットをキャンセルすることを特徴とするサーボル−プの
    自動利得制御装置。
  2. 【請求項2】 前記電圧印加手段は、2つのスイッチを
    交互に開閉することによって2つの所定電圧を乗算器に
    印加することを特徴とする請求項1のサーボル−プの自
    動利得制御装置。
  3. 【請求項3】 前記電圧印加手段は、CPUの入出力ポ
    ートを入力モードと出力モードに交互に切り換えること
    によって2つの所定電圧を乗算器に印加することを特徴
    とする請求項1のサーボル−プの自動利得制御装置。
  4. 【請求項4】 光学的情報記録媒体に照射された光ビー
    ムの焦点を制御するフォーカスサーボループ、または前
    記光ビームを前記記録媒体の情報トラックに追従させる
    トラッキングサーボループの利得を調整する自動利得制
    御装置において、前記フォーカスサーボループまたはト
    ラッキングサーボループ内にあって該サーボループの利
    得を可変するための手段と、前記フォーカスサーボルー
    プまたはトラッキングサーボループに所定周波数の信号
    を印加するための手段と、この信号を印加した状態で前
    記フォーカスサーボループまたはトラッキングサーボル
    ープの信号を検出して該サーボループの利得を算出する
    ための手段とを設け、前記フォーカスサーボループまた
    はトラッキングサーボループの利得を調整する場合は、
    前記利得算出手段で得られた利得に基づいてサーボルー
    プの利得が目標値よりも所定量だけ低い値になるように
    前記利得可変手段の利得を調整し、このループ利得の調
    整の後に、前記利得可変手段の利得を所定量高めること
    によってサーボループの利得を目標値に設定することを
    特徴とするサーボループの自動利得制御装置。
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