JPH0767233A - 懸垂クランプ - Google Patents
懸垂クランプInfo
- Publication number
- JPH0767233A JPH0767233A JP5237348A JP23734893A JPH0767233A JP H0767233 A JPH0767233 A JP H0767233A JP 5237348 A JP5237348 A JP 5237348A JP 23734893 A JP23734893 A JP 23734893A JP H0767233 A JPH0767233 A JP H0767233A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wire
- clamp
- suspension clamp
- diameter
- nicking
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Suspension Of Electric Lines Or Cables (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ニッキング率の小さい、懸垂クランプを提供
する。 【構成】 懸垂クランプ本体に設けられた線溝に線条を
挿入するとともに、その挿入された線条を線溝を有する
押え金具で押えて、その線条を懸垂クランプ本体に掌握
する懸垂クランプであって、前記両線溝を互いに合わせ
たときに形成される円の直径は、前記線条の日本工業規
格によって決められる公称断面積に対応した公称線溝径
よりも小さくする。
する。 【構成】 懸垂クランプ本体に設けられた線溝に線条を
挿入するとともに、その挿入された線条を線溝を有する
押え金具で押えて、その線条を懸垂クランプ本体に掌握
する懸垂クランプであって、前記両線溝を互いに合わせ
たときに形成される円の直径は、前記線条の日本工業規
格によって決められる公称断面積に対応した公称線溝径
よりも小さくする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は懸垂クランプに係り、特
に、線条を掌握したときの線条の変形の度合を示すニッ
キング率、つまり、掌握される前の初期素線径d(m
m)で掌握後の素線径がd′(mm)であるときの初期
素線径dに対する百分率((d−d′)/100×10
0)(%)を小さくすることのできるものに関する。
に、線条を掌握したときの線条の変形の度合を示すニッ
キング率、つまり、掌握される前の初期素線径d(m
m)で掌握後の素線径がd′(mm)であるときの初期
素線径dに対する百分率((d−d′)/100×10
0)(%)を小さくすることのできるものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の懸垂クランプ(以下、ク
ランプという)は、クランプ本体に設けられている線溝
に線条(電線)を挿入し、その上から同様の線溝を有す
る押え金具を当てて、その線条をクランプ本体に掌握す
るようにしている。
ランプという)は、クランプ本体に設けられている線溝
に線条(電線)を挿入し、その上から同様の線溝を有す
る押え金具を当てて、その線条をクランプ本体に掌握す
るようにしている。
【0003】クランプの左半分の一部を断面で示した図
1及びその図1のA−A線断面で、かつ左半分の一部を
断面で示した図2を用いて、さらに従来のクランプにつ
いて説明する。
1及びその図1のA−A線断面で、かつ左半分の一部を
断面で示した図2を用いて、さらに従来のクランプにつ
いて説明する。
【0004】図示のクランプ1は、フリーセンタ型のク
ランプであって、クランプ本体2は、中央部の両側を一
対のリンク金具3a,3bで回動自在に支持されている
とともに、そのリンク金具3a,3bの上端部は、クレ
ビス金具4を介して図示しない送電線鉄塔へ間接的に取
付けられるように構成されている。
ランプであって、クランプ本体2は、中央部の両側を一
対のリンク金具3a,3bで回動自在に支持されている
とともに、そのリンク金具3a,3bの上端部は、クレ
ビス金具4を介して図示しない送電線鉄塔へ間接的に取
付けられるように構成されている。
【0005】クランプ本体2の長手方向上面には、この
クランプで支持する線条(図示せず)に適合した断面半
円状の線溝5が設けられている。
クランプで支持する線条(図示せず)に適合した断面半
円状の線溝5が設けられている。
【0006】押え金具6は、下面に上記線溝と同様な線
溝7を有するとともに、両線溝5,7の方向が一致する
ように対向させて、4本のボルト・ナット8,8…でク
ランプ本体2に取付けられている。
溝7を有するとともに、両線溝5,7の方向が一致する
ように対向させて、4本のボルト・ナット8,8…でク
ランプ本体2に取付けられている。
【0007】上記両線溝5,7を向い合わせたときに形
成される円の径(以下、この径を線溝径という)Dは、
クランプ1が支持する線条の断面積によって日本工業規
格(以下、JISという)によって決められている。
成される円の径(以下、この径を線溝径という)Dは、
クランプ1が支持する線条の断面積によって日本工業規
格(以下、JISという)によって決められている。
【0008】表1は、線条として鋼心アルミより線(以
下、ACSRという)で、プレホームドアーマーロッド
巻き(クランプ部分の線条をアルミ合金製の複数のより
素線で覆い、雷害等による線条の損傷防護及び線条の振
動による疲労防止を図ったもの)の各公称断面積に対す
る各公称線溝径の一部を示したものである。
下、ACSRという)で、プレホームドアーマーロッド
巻き(クランプ部分の線条をアルミ合金製の複数のより
素線で覆い、雷害等による線条の損傷防護及び線条の振
動による疲労防止を図ったもの)の各公称断面積に対す
る各公称線溝径の一部を示したものである。
【0009】[表1]
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のクランプにおいて、線溝径Dは、JISによって決
められているが、ニッキング率が大きいという不都合が
あった。
来のクランプにおいて、線溝径Dは、JISによって決
められているが、ニッキング率が大きいという不都合が
あった。
【0011】すなわち、線条をクランプ1で支持するた
めには、押え金具6で線条を押圧して所定の掌握力を得
る必要があり、多少のニッキングは避けられないが、ニ
ッキングが必要以上に大きくなると、つまり、線条が大
きく変形してしまうと、線条の機械的特性に悪い影響を
与えることが懸念される。
めには、押え金具6で線条を押圧して所定の掌握力を得
る必要があり、多少のニッキングは避けられないが、ニ
ッキングが必要以上に大きくなると、つまり、線条が大
きく変形してしまうと、線条の機械的特性に悪い影響を
与えることが懸念される。
【0012】そこで、本発明は、所定の掌握力が得ら
れ、かつニッキング率の少ないクランプを提供すること
を目的としている。
れ、かつニッキング率の少ないクランプを提供すること
を目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明に係るクランプ
は、上記目的を達成するために、クランプ本体に設けら
れた線溝に線条を挿入するとともに、その挿入された線
条を線溝を有する押え金具で押えて、その線条をクラン
プ本体に掌握するクランプにおいて、前記両線溝を互い
に合わせたときに形成される円の直径は、前記線条の日
本工業規格によって決められる公称断面積に対応した公
称線溝径よりも小さくしたことを特徴としている。
は、上記目的を達成するために、クランプ本体に設けら
れた線溝に線条を挿入するとともに、その挿入された線
条を線溝を有する押え金具で押えて、その線条をクラン
プ本体に掌握するクランプにおいて、前記両線溝を互い
に合わせたときに形成される円の直径は、前記線条の日
本工業規格によって決められる公称断面積に対応した公
称線溝径よりも小さくしたことを特徴としている。
【0014】
【作用】上記構成において、線条がクランプ本体の線溝
と押え金具の線溝の中で押圧されると、線条を形成する
各素線間の間隙が埋まるようにしてクランプに掌握さ
れ、各素線はほぼ元の形状を維持する。したがって、ニ
ッキング率の小さいクランプとなる。
と押え金具の線溝の中で押圧されると、線条を形成する
各素線間の間隙が埋まるようにしてクランプに掌握さ
れ、各素線はほぼ元の形状を維持する。したがって、ニ
ッキング率の小さいクランプとなる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の一実施例に係るクランプにつ
いて説明する。本実施例に係るクランプは、上記図1及
び図2と同一構成を呈していて、従来と異なる点は、線
溝径DがJISで規定されているよりも小さく構成され
ていることである。
いて説明する。本実施例に係るクランプは、上記図1及
び図2と同一構成を呈していて、従来と異なる点は、線
溝径DがJISで規定されているよりも小さく構成され
ていることである。
【0016】すなわち、本実施例に係る線溝径Dは、従
来よりも1〜5%程度小さく、具体的には、公称断面積
610mm2 のACSRでは54mmが52mmに形成
されている。
来よりも1〜5%程度小さく、具体的には、公称断面積
610mm2 のACSRでは54mmが52mmに形成
されている。
【0017】図3は、ACSRの線条Lを従来のクラン
プで掌握したときと、本実施例に係るクランプで掌握し
たときの状態の概略を示す説明図である。
プで掌握したときと、本実施例に係るクランプで掌握し
たときの状態の概略を示す説明図である。
【0018】図3(a)は、クランプで掌握する前の状
態を示し、線条Lは、鋼心Sの周囲に所定間隙を有して
配置された複数の素線L′,L′…からなり、つまり鋼
心Sの周囲に各素線L′,L′…が緩くよられている状
態にある。
態を示し、線条Lは、鋼心Sの周囲に所定間隙を有して
配置された複数の素線L′,L′…からなり、つまり鋼
心Sの周囲に各素線L′,L′…が緩くよられている状
態にある。
【0019】図3(b)は、従来のクランプで掌握され
た状態を示し、線溝径が十分に大きいので、各素線
L′,L′…は比較的(後述の図3(c)に比べて)自
由に動くことができ、一部の間隙は埋まるが、均一でな
く、各素線L′,L′…の断面形状が真円でなくなる。
た状態を示し、線溝径が十分に大きいので、各素線
L′,L′…は比較的(後述の図3(c)に比べて)自
由に動くことができ、一部の間隙は埋まるが、均一でな
く、各素線L′,L′…の断面形状が真円でなくなる。
【0020】図3(c)は、本実施例に係るクランプで
掌握された状態を示し、線溝径が上述の図3(b)に比
べて小さいので、各素線L′,L′…の自由移動は阻止
され、各素線L′,L′…間の間隙が均等に埋まるよう
に互いに接合し、各素線L′,L′…の元の形状をほぼ
保ったままクランプされる。
掌握された状態を示し、線溝径が上述の図3(b)に比
べて小さいので、各素線L′,L′…の自由移動は阻止
され、各素線L′,L′…間の間隙が均等に埋まるよう
に互いに接合し、各素線L′,L′…の元の形状をほぼ
保ったままクランプされる。
【0021】図4は、ACSR610mm2 のニッキン
グ特性を示すグラフで、実線は、従来のD=54mmの
クランプのニッキング率(%)を示し、鎖線は本実施例
に係るD=52mmのクランプのニッキング率(%)を
示している。
グ特性を示すグラフで、実線は、従来のD=54mmの
クランプのニッキング率(%)を示し、鎖線は本実施例
に係るD=52mmのクランプのニッキング率(%)を
示している。
【0022】この図から、明らかなように、本実施例に
係るクランプの方がニッキング率が小さいことが分か
る。なお、この図において横軸の単位長圧縮力(締付け
力/押え長さ)は、ボルト・ナット8,8…により押え
金具6をセットしたときの締付け力に対応する。
係るクランプの方がニッキング率が小さいことが分か
る。なお、この図において横軸の単位長圧縮力(締付け
力/押え長さ)は、ボルト・ナット8,8…により押え
金具6をセットしたときの締付け力に対応する。
【0023】
【実験例】線溝径D=52mm,押え長さ120mmの
クランプでACSR610mm2を締付け力110kg
f/mm(締付けトルク1000kgf・cm)で掌握
したときの線条の掌握力は5300kgf以上で、その
ときのニッキング率は7.7%であった。また、上述の
締付け力を100kgf/mm(締付けトルク900k
gf・cm)としたときの掌握力も5300kgf以上
で、このときのニッキング率は7.1%であった。
クランプでACSR610mm2を締付け力110kg
f/mm(締付けトルク1000kgf・cm)で掌握
したときの線条の掌握力は5300kgf以上で、その
ときのニッキング率は7.7%であった。また、上述の
締付け力を100kgf/mm(締付けトルク900k
gf・cm)としたときの掌握力も5300kgf以上
で、このときのニッキング率は7.1%であった。
【0024】これに対し、線溝径D=54mm、押え長
さ120mmの従来のクランプで同じ線条を締付け力1
10kgf/mm(締付けトルク1000kgf・c
m)で掌握したときの掌握力は、5300kgf以上で
あるが、ニッキング率は、14.3%であった。
さ120mmの従来のクランプで同じ線条を締付け力1
10kgf/mm(締付けトルク1000kgf・c
m)で掌握したときの掌握力は、5300kgf以上で
あるが、ニッキング率は、14.3%であった。
【0025】また、上述の締付け力100kgf/mm
(締付けトルク900kgf・cm)としたときの掌握
力は、5300kgfでスリップが生じて使用不能であ
った。なお、このときのニッキング率は13.2%であ
った。
(締付けトルク900kgf・cm)としたときの掌握
力は、5300kgfでスリップが生じて使用不能であ
った。なお、このときのニッキング率は13.2%であ
った。
【0026】以上の実験結果から明らかなように、本発
明に係るクランプは、押え長さが従来よりも少なくても
所定以上の掌握力が得られ、しかもニッキング率が小さ
くて済むということが分かる。なお、本実験結果は、プ
レホームドアーマーロッド巻きを取付けた場合の単位長
圧縮力−ニッキング特性を開示しているが、プレホーム
ドアーマーロッド巻きを除いた場合でも同様のニッキン
グ特性を得ることができる。
明に係るクランプは、押え長さが従来よりも少なくても
所定以上の掌握力が得られ、しかもニッキング率が小さ
くて済むということが分かる。なお、本実験結果は、プ
レホームドアーマーロッド巻きを取付けた場合の単位長
圧縮力−ニッキング特性を開示しているが、プレホーム
ドアーマーロッド巻きを除いた場合でも同様のニッキン
グ特性を得ることができる。
【0027】
【発明の効果】本発明に係るクランプは、両線溝を互い
に合わせたときに形成される円の直径は、線条の日本工
業規格によって決められる公称断面積に対応した公称線
溝径よりも小さくしたので、ニッキング率を小さくで
き、従って、線条の機械的特性を良好に保つことができ
る。
に合わせたときに形成される円の直径は、線条の日本工
業規格によって決められる公称断面積に対応した公称線
溝径よりも小さくしたので、ニッキング率を小さくで
き、従って、線条の機械的特性を良好に保つことができ
る。
【図1】クランプの概略構成を示す一部を断面して示し
た正面図である。
た正面図である。
【図2】図1のA−A線断面である。
【図3】線条の掌握状態を説明するための説明図であ
る。
る。
【図4】ニッキング特性図である。
1 懸垂クランプ(クランプ) 2 クランプ本体 5 線溝 6 押え金具 7 線溝 L 線条 S 鋼心
【表1】
Claims (1)
- 【請求項1】 懸垂クランプ本体に設けられた線溝に線
条を挿入するとともに、その挿入された線条を線溝を有
する押え金具で押えて、その線条を懸垂クランプ本体に
掌握する懸垂クランプにおいて、 前記両線溝を互いに合わせたときに形成される円の直径
は、前記線条の日本工業規格によって決められる公称断
面積に対応した公称線溝径よりも小さくしたことを特徴
とする懸垂クランプ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5237348A JPH0767233A (ja) | 1993-08-30 | 1993-08-30 | 懸垂クランプ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5237348A JPH0767233A (ja) | 1993-08-30 | 1993-08-30 | 懸垂クランプ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0767233A true JPH0767233A (ja) | 1995-03-10 |
Family
ID=17014064
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5237348A Pending JPH0767233A (ja) | 1993-08-30 | 1993-08-30 | 懸垂クランプ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0767233A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN104377633A (zh) * | 2014-11-20 | 2015-02-25 | 国家电网公司 | 一种基于固态模锻的悬垂线夹 |
-
1993
- 1993-08-30 JP JP5237348A patent/JPH0767233A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN104377633A (zh) * | 2014-11-20 | 2015-02-25 | 国家电网公司 | 一种基于固态模锻的悬垂线夹 |
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