JPH0768671B2 - セルロース系繊維の改質方法 - Google Patents
セルロース系繊維の改質方法Info
- Publication number
- JPH0768671B2 JPH0768671B2 JP63275787A JP27578788A JPH0768671B2 JP H0768671 B2 JPH0768671 B2 JP H0768671B2 JP 63275787 A JP63275787 A JP 63275787A JP 27578788 A JP27578788 A JP 27578788A JP H0768671 B2 JPH0768671 B2 JP H0768671B2
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- JP
- Japan
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- polyether
- cellulase
- modified silicone
- bath
- weight
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- Chemical Or Physical Treatment Of Fibers (AREA)
- Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はセルロース系繊維の改質法の改良に関し、特に
比較的容易な浸漬処理により、強度低下が非常に小さ
く、短い時間で風合いの改良されたセルロース系繊維の
改質を得る方法に関する。
比較的容易な浸漬処理により、強度低下が非常に小さ
く、短い時間で風合いの改良されたセルロース系繊維の
改質を得る方法に関する。
セルロース系繊維素材を改質して、吸湿性、吸水性、光
沢等の物性を向上させる方法として、セルロース系繊維
をセルラーゼ含有水溶液を用いて処理する方法(特公昭
52−48286号公報)、同じくセルラーゼ含有水溶液で処
理するに際して、膨潤剤水溶液を用いて該繊維を前処理
する方法(特開昭58−54082号)が提案されている。
沢等の物性を向上させる方法として、セルロース系繊維
をセルラーゼ含有水溶液を用いて処理する方法(特公昭
52−48286号公報)、同じくセルラーゼ含有水溶液で処
理するに際して、膨潤剤水溶液を用いて該繊維を前処理
する方法(特開昭58−54082号)が提案されている。
しかしながらこれらの従来の方法によれば、風合は向上
するが、強度の低下が大きく、比較的長時間を要し、更
に特開昭58−54082号の方法は前処理を必要とする2段
処理法であり、一浴もしくは同浴処理法に比べ取り扱い
が煩雑であるという問題点を有していた。
するが、強度の低下が大きく、比較的長時間を要し、更
に特開昭58−54082号の方法は前処理を必要とする2段
処理法であり、一浴もしくは同浴処理法に比べ取り扱い
が煩雑であるという問題点を有していた。
従つて本発明の目的は前記の問題点を改良しようとする
もので比較的短時間でかつ処理の容易な一浴加工方法に
より、セルロース系繊維の強度の低下が小さく、風合、
吸水性等を向上させる方法を提供することにある。
もので比較的短時間でかつ処理の容易な一浴加工方法に
より、セルロース系繊維の強度の低下が小さく、風合、
吸水性等を向上させる方法を提供することにある。
本発明は、セルロース系繊維をセルラーゼ含有水溶液で
処理するに際し、ポリエーテル変性シリコーンを併用し
て処理するセルロース系繊維の改質方法である。
処理するに際し、ポリエーテル変性シリコーンを併用し
て処理するセルロース系繊維の改質方法である。
本発明で使用するポリエーテル変性シリコーンは、好ま
しくは下記式(1)又は(2)で表わされる化合物である。
しくは下記式(1)又は(2)で表わされる化合物である。
式中m,l及びaは1以上の整数であり、n及びbは0又
は1以上の整数であり、Xは末端にアミノ基、エポキシ
基、又はカルボキシ基を有する炭素数2〜8のアルキル
基を表わし、Rは水素又は炭素数1〜4のアルキル基を
表わす。
は1以上の整数であり、Xは末端にアミノ基、エポキシ
基、又はカルボキシ基を有する炭素数2〜8のアルキル
基を表わし、Rは水素又は炭素数1〜4のアルキル基を
表わす。
式中m,aは1以上の整数を表わし、bは0又は1以上の
整数であり、Rは水素又は炭素数1〜4のアルキル基を
表わす。
整数であり、Rは水素又は炭素数1〜4のアルキル基を
表わす。
前記式(1)で示されるポリエーテル変性シリコーンには
例えば東芝シリコーン社製商品名TSF 4440及びNUCシリ
コーン社製商品名Y-7499がある、又前記式(2)で示され
るポリエーテル変性シリコーンには例えばNUCシリコー
ン社製商品名L-7001及びL-7002がある。これらは混合使
用してもよい。
例えば東芝シリコーン社製商品名TSF 4440及びNUCシリ
コーン社製商品名Y-7499がある、又前記式(2)で示され
るポリエーテル変性シリコーンには例えばNUCシリコー
ン社製商品名L-7001及びL-7002がある。これらは混合使
用してもよい。
本発明で使用しうるセルラーゼとしてはトルコデルマ
(Trichoderma)属の菌体から作られたセルクラスト
(ノボ社製、商品名)、及びアスペルギルス(Aspergil
ls)属の菌体から作られたセルロシンAC-8(上田化学工
業社製、商品名)が例示される。
(Trichoderma)属の菌体から作られたセルクラスト
(ノボ社製、商品名)、及びアスペルギルス(Aspergil
ls)属の菌体から作られたセルロシンAC-8(上田化学工
業社製、商品名)が例示される。
本発明方法を実施するにあたつては、セルラーゼを通常
0.1〜2.0重量%の水溶液とし、これにポリエーテル変性
シリコーンを0.01〜1.0重量%となるように加え、更に
好ましくは酢酸、シユウ酸等の有機酸を用いてpHを4〜
6に調整して処理液とする。処理するに当つては処理液
の温度を通常30〜60℃、好ましくは40〜55℃の範囲にす
る。処理温度が60℃を超えると酵素力価の低下を早める
ので好ましくない。
0.1〜2.0重量%の水溶液とし、これにポリエーテル変性
シリコーンを0.01〜1.0重量%となるように加え、更に
好ましくは酢酸、シユウ酸等の有機酸を用いてpHを4〜
6に調整して処理液とする。処理するに当つては処理液
の温度を通常30〜60℃、好ましくは40〜55℃の範囲にす
る。処理温度が60℃を超えると酵素力価の低下を早める
ので好ましくない。
処理時間は処理液のセルラーゼ濃度、pH、処理温度およ
び被処理繊維の形状、種類によつて左右され、限定的で
ないが本発明方法においては通常30分〜5時間である。
上記処理液で処理されたセルロース系繊維は水洗後、脱
水し乾燥する。
び被処理繊維の形状、種類によつて左右され、限定的で
ないが本発明方法においては通常30分〜5時間である。
上記処理液で処理されたセルロース系繊維は水洗後、脱
水し乾燥する。
以上のようにして処理されたセルロース系繊維の減量率
および引裂強度保持率は通常それぞれ2〜10%および10
0〜80%で、又その風合は滑かな独特の柔軟性を持ち、
又優れた吸水性を示す。
および引裂強度保持率は通常それぞれ2〜10%および10
0〜80%で、又その風合は滑かな独特の柔軟性を持ち、
又優れた吸水性を示す。
本発明によつて処理されるセルロース系繊維製品として
は綿、麻、レーヨン等の糸、編織物が例示される。
は綿、麻、レーヨン等の糸、編織物が例示される。
本発明法は、セルラーゼ処理のみの方法や、酸、アルカ
リ、金属塩類等の前処理後のセルラーゼ処理方法に比
べ、ポリエーテル変性シリコーン水溶液を併用する事に
より、一浴でセルラーゼの繊維への浸透性を高めると共
に、その作用を増進させ、繊維の表面を均一に短時間で
改質する効果をもたらす。このためセルラーゼによる繊
維の強度低下が非常に小さく、吸水性を高め、風合をし
なやかにする効果をもたらす。
リ、金属塩類等の前処理後のセルラーゼ処理方法に比
べ、ポリエーテル変性シリコーン水溶液を併用する事に
より、一浴でセルラーゼの繊維への浸透性を高めると共
に、その作用を増進させ、繊維の表面を均一に短時間で
改質する効果をもたらす。このためセルラーゼによる繊
維の強度低下が非常に小さく、吸水性を高め、風合をし
なやかにする効果をもたらす。
次に本発明の実施例について具体的に説明するが、この
説明が本発明を限定するものでないことは勿論である。
説明が本発明を限定するものでないことは勿論である。
各試験値は次のようにして測定した。
(2)引裂強度保持率: JIS、L-1096ベンジュラム法により引裂強度を測定し、
未処理試料の引裂強度に対する%比とした。
未処理試料の引裂強度に対する%比とした。
(3)風合の評価法: ○……柔軟性が良好 △……柔軟性が僅かに認められる ×……柔軟性がない(ブランクの風合) 実施例 1 経糸及び緯糸共に40番手の単糸を使い、1in.当り打込み
本数経120本、緯60本の綿100%シルケツト晒し上り綾織
物をセルラーゼ(セルクラスト:ノボ社製)0.5重量%
及びポリエーテル変性シリコーン(TSF 4440:東芝シリ
コーン社製)0.1重量%を含有し、シユウ酸でpH5.0に調
整した浴(浴比1:30、浴温度54℃)に浸漬し、液を循環
させながら30分間処理した。その後水洗してから脱水乾
燥した。
本数経120本、緯60本の綿100%シルケツト晒し上り綾織
物をセルラーゼ(セルクラスト:ノボ社製)0.5重量%
及びポリエーテル変性シリコーン(TSF 4440:東芝シリ
コーン社製)0.1重量%を含有し、シユウ酸でpH5.0に調
整した浴(浴比1:30、浴温度54℃)に浸漬し、液を循環
させながら30分間処理した。その後水洗してから脱水乾
燥した。
以上の処理によつて得られた綿織物の減量率、引裂強度
保持率および風合についての性状評価を後掲の表1に示
す。
保持率および風合についての性状評価を後掲の表1に示
す。
比較例 1 ポリエーテル変性シリコーンを除いた浴を用いた以外は
実施例1と同様に綿織物を処理した。得られた綿織物の
性状評価を表1に示す。
実施例1と同様に綿織物を処理した。得られた綿織物の
性状評価を表1に示す。
比較例 2 実施例1で使用した浴液においてポリエーテル変性シリ
コーンの代りにノニルフエノール系非イオン活性剤(H.
L.B 13.3)を0.1重量%用いた以外は実施例1と同様に
して綿織物を処理した。得られた綿織物の性状評価を表
1に示す。
コーンの代りにノニルフエノール系非イオン活性剤(H.
L.B 13.3)を0.1重量%用いた以外は実施例1と同様に
して綿織物を処理した。得られた綿織物の性状評価を表
1に示す。
比較例 3 実施例1に用いた綿織物を65重量%硫酸溶液(20℃)中
で5秒間浸漬前処理し、水洗後炭酸ナトリウム1重量%
水溶液を用いて中和し、さらに水洗してから絞つた。
で5秒間浸漬前処理し、水洗後炭酸ナトリウム1重量%
水溶液を用いて中和し、さらに水洗してから絞つた。
絞つた綿織物を湿潤状態のまま0.5重量%セルラーゼ水
浴(セルラーゼ;セルクラスト、浴比;1:30、pH4.5、浴
温度;45℃)に浸し、液を循環させながら8時間処理し
た。その後水洗し、脱水した後、苛性ソーダ0.2重量%
およびチオ硫酸ソーダ0.5重量%含有水溶液(50℃)中
で30分間浸漬処理し、水洗後、脱水し、乾燥した。得ら
れた性状評価を表1に示す。
浴(セルラーゼ;セルクラスト、浴比;1:30、pH4.5、浴
温度;45℃)に浸し、液を循環させながら8時間処理し
た。その後水洗し、脱水した後、苛性ソーダ0.2重量%
およびチオ硫酸ソーダ0.5重量%含有水溶液(50℃)中
で30分間浸漬処理し、水洗後、脱水し、乾燥した。得ら
れた性状評価を表1に示す。
実施例 2 セルラーゼの処理液中の濃度を1重量%、ポリエーテル
変性シリコーンを0.2重量%としたこと以外は実施例1
と同様にして麻100%平織物を処理した。得られた性状
評価を表2に示す。
変性シリコーンを0.2重量%としたこと以外は実施例1
と同様にして麻100%平織物を処理した。得られた性状
評価を表2に示す。
比較例 4 ポリエーテル変性シリコーンを除いた浴を用いた以外は
実施例2と同様にして麻100%平織物を処理した。得ら
れた性状評価を表2に示す。
実施例2と同様にして麻100%平織物を処理した。得ら
れた性状評価を表2に示す。
比較例 5 実施例2で使用した浴液においてポリエーテル変性シリ
コーンの代りにノニルフエノール系非イオン活性剤を0.
2重量%用いた以外は実施例2と同様にして麻100%平織
物を処理した。得られた性状評価を表2に示す。
コーンの代りにノニルフエノール系非イオン活性剤を0.
2重量%用いた以外は実施例2と同様にして麻100%平織
物を処理した。得られた性状評価を表2に示す。
比較例 6 セルラーゼの処理濃度を1重量%とする以外は比較例5
と同様にして麻100%平織物を処理した。得られた性状
評価を表2に示す。
と同様にして麻100%平織物を処理した。得られた性状
評価を表2に示す。
〔発明の効果〕 上記実施例及び比較例のデータから明らかなように本発
明によりセルロース系繊維をセルラーゼで処理するに当
り、ポリエーテル変性シリコーンを添加した処理液を用
いると、短時間で、一浴処理により、減量率が小さく、
引裂強度保持率が高く、しかも風合のすぐれた繊維製品
を得ることができる。
明によりセルロース系繊維をセルラーゼで処理するに当
り、ポリエーテル変性シリコーンを添加した処理液を用
いると、短時間で、一浴処理により、減量率が小さく、
引裂強度保持率が高く、しかも風合のすぐれた繊維製品
を得ることができる。
Claims (2)
- 【請求項1】セルロース系繊維をセルラーゼ含有水溶液
で処理するに際して、上記水溶液にポリエーテル変性シ
リコーンを添加して処理する事を特徴とするセルロース
系繊維の改質方法。 - 【請求項2】ポリエーテル変性シリコーンが下記一般式
(1)又は(2)で示される請求項1記載の方法。 (式中m,l、及びaは1以上の整数であり、n及びbは
0又は1以上の整数であり、Xは末端にアミノ基、エポ
キシ基、又はカルボキシ基を有する炭素数2〜8のアル
キル基を表わし、Rは水素又は炭素数1〜4のアルキル
基を表わす) (式中m,aは1以上の整数を表わし、bは0又は1以上
の整数であり、Rは水素又は炭素数1〜4のアルキル基
を表わす)
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63275787A JPH0768671B2 (ja) | 1988-10-31 | 1988-10-31 | セルロース系繊維の改質方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63275787A JPH0768671B2 (ja) | 1988-10-31 | 1988-10-31 | セルロース系繊維の改質方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02216283A JPH02216283A (ja) | 1990-08-29 |
| JPH0768671B2 true JPH0768671B2 (ja) | 1995-07-26 |
Family
ID=17560401
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP63275787A Expired - Fee Related JPH0768671B2 (ja) | 1988-10-31 | 1988-10-31 | セルロース系繊維の改質方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0768671B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH04257366A (ja) * | 1991-02-06 | 1992-09-11 | Kanebo Ltd | 布帛の風合改良方法 |
| WO2008127519A1 (en) | 2007-04-11 | 2008-10-23 | Dow Corning Corporation | Silcone polyether block copolymers having organofunctional endblocking groups |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS51149995A (en) * | 1975-06-17 | 1976-12-23 | Kogyo Gijutsuin | Improvement of quality of cellvlosic fiber |
| JPS61152887A (ja) * | 1984-12-27 | 1986-07-11 | 信越化学工業株式会社 | 染色繊維製品の濃色化方法 |
-
1988
- 1988-10-31 JP JP63275787A patent/JPH0768671B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH02216283A (ja) | 1990-08-29 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |