JPH0769890A - キノリンまたはキナゾリン誘導体を含んでなる医薬組成物 - Google Patents

キノリンまたはキナゾリン誘導体を含んでなる医薬組成物

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JPH0769890A
JPH0769890A JP6146045A JP14604594A JPH0769890A JP H0769890 A JPH0769890 A JP H0769890A JP 6146045 A JP6146045 A JP 6146045A JP 14604594 A JP14604594 A JP 14604594A JP H0769890 A JPH0769890 A JP H0769890A
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JP
Japan
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dimethoxyphenyl
dimethoxy
substituted
bone resorption
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Withdrawn
Application number
JP6146045A
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English (en)
Inventor
Takashi Soda
隆 左右田
Shigehisa Taketomi
滋久 武冨
Atsuo Baba
厚生 馬場
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Takeda Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Takeda Chemical Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 新規骨吸収抑制剤および骨粗鬆症予防治療剤
の提供。 【構成】 一般式(I): 【化1】 [式中、Yは窒素原子またはC−G(Gはエステル化また
はアミド化されていてもよいカルボキシル基、またはヒ
ドロキシメチル基を示す。)を、Rは置換されていても
よい炭化水素残基、置換されていてもよい複素環基を、
Xは酸素原子または酸化されていてもよい硫黄原子を、
nは0または1を、kは0または1を示す。GとRは、
互いに結合して環を形成していてもよい。環Aおよび環
Bはそれぞれ置換基を有していてもよい。]で表される
化合物またはその薬学的に許容される塩を有効成分とし
て含有する骨吸収抑制剤および骨粗鬆症予防治療剤。 【効果】 骨に直接作用して優れた骨吸収作用を示す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、骨吸収抑制作用を有
し、骨粗鬆症予防治療剤として有用なキノリンまたはキ
ナゾリン誘導体を含んでなる医薬組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】骨粗鬆症は、骨の量的減少がある程度以
上になって、そのために何らかの症状または危険を起こ
している病的状態あるいは疾患である。その主要症状は
脊椎の後彎、腰背骨ならびに椎体、大腿骨頸部、橈骨下
端、肋骨、上腕骨上端等の骨折である。骨組織では、常
に骨形成と骨吸収による骨破壊がバランスを保ちながら
繰り返されており、骨形成では骨芽細胞が、骨吸収では
破骨細胞が中心的な役割を担っている。その骨形成と骨
吸収による骨破壊のバランスがくずれて骨吸収が骨形成
よりも強く起きるとき、骨の量的減少を伴う。従って骨
吸収を抑制する薬剤は、骨粗鬆症の予防および治療に有
用と考えられ、エストロゲン剤、カルシトニン等の骨吸
収抑制物質が骨粗鬆症の治療薬として投与されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の治療薬を投与する場合、投与対象が限定されたり、効
果が不確実である場合もあり、十分な効果が得られてい
ない。従って、新しい骨吸収亢進の予防治療法の開発が
望まれている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、骨に直接
作用して骨吸収を抑制する、より一般的な薬剤の開発を
目的として鋭意研究を行った。その結果、下記一般式
(I)で表されるキノリンまたはキナゾリン誘導体が、骨
に直接作用してすぐれた骨吸収抑制作用を示すことを見
いだし、本発明を完成した。すなわち本発明は、(1)
一般式(I):
【0005】
【化3】
【0006】[式中、Yは窒素原子またはC−G(Gはエ
ステル化またはアミド化されていてもよいカルボキシル
基、またはヒドロキシメチル基を示す。)を、Rは置換
されていてもよい炭化水素残基、置換されていてもよい
複素環基を、Xは酸素原子または酸化されていてもよい
硫黄原子を、nは0または1を、kは0または1を示
す。GとRは、互いに結合して環を形成していてもよ
い。環Aおよび環Bはそれぞれ置換基を有していてもよ
い。]で表される化合物またはその薬学的に許容される
塩を有効成分として含有する骨吸収抑制剤、(2)nが
0である上記(1)記載の骨吸収抑制剤、(3)nが0
であり、かつ、Rで表される置換されていてもよい炭化
水素残基が、 −CH2−X1−Z1 [式中、X1は酸素原子、酸化されていてもよい硫黄原子
または−(CH2)m−(mは0〜5の整数を示す)を、Z
1は置換されていてもよい炭化水素残基、置換されてい
てもよい複素環基または置換されていてもよいアミノ基
を示す。]で表される基である上記(1)記載の骨吸収
抑制剤、(4)X1がチオ基、スルフィニル基またはス
ルホニル基である上記(3)記載の骨吸収抑制剤、
(5)X1がチオ基である上記(4)記載の骨吸収抑制
剤、(6)X1が−(CH2)m−であり、かつ、mが1ま
たは2である上記(3)記載の骨吸収抑制剤、(7)Z
1で表される置換されていてもよい複素環基が、2ない
し3個のヘテロ原子を含む芳香族5員複素環基である上
記(3)または上記(6)記載の骨吸収抑制剤、(8)
1が置換されていてもよいアミノ基である上記(3)
または上記(6)記載の骨吸収抑制剤、(9)Rで表さ
れる置換されていてもよい複素環基が、それぞれ置換さ
れていてもよい、1個の硫黄原子、窒素原子または酸素
原子を含む5〜7員複素環基、2〜4個の窒素原子を含
む5〜6員複素環基、または1〜2個の窒素原子および
1個の硫黄原子または酸素原子を含む5〜6員複素環基
である上記(1)記載の骨吸収抑制剤、(10)YがC
−Gである上記(1)記載の骨吸収抑制剤、(11)G
がC1-6アルキルオキシカルボニル基である上記(1
0)記載の骨吸収抑制剤、(12)Gがエトキシカルボ
ニル基である上記(10)記載の骨吸収抑制剤、(1
3)A環が少なくとも1個のアルコキシ基で置換されて
いる上記(1)記載の骨吸収抑制剤、(14)A環が少
なくとも1個のメトキシ基で置換されている上記(1)
記載の骨吸収抑制剤、(15)A環が同一または異なる
2個のアルコキシ基で置換されている上記(1)記載の
骨吸収抑制剤、(16)A環が2個のメトキシ基で置換
されている上記(1)記載の骨吸収抑制剤、(17)A
環が、キノリン環またはキナゾリン環の6位および7位
で2個のメトキシ基により置換されている上記(1)記
載の骨吸収抑制剤、(18)B環が少なくとも1個のア
ルコキシ基で置換されている上記(1)記載の骨吸収抑
制剤、(19)B環が少なくとも1個のメトキシ基で置
換されている上記(1)記載の骨吸収抑制剤、(20)
B環が少なくとも1個のイソプロポキシ基で置換されて
いる上記(1)記載の骨吸収抑制剤、(21)B環が同
一または異なる2個のアルコキシ基で置換されている上
記(1)記載の骨吸収抑制剤、(22)B環が1個のメ
トキシ基で置換されている上記(1)記載の骨吸収抑制
剤、(23)B環が3位でイソプロポキシ基により、か
つ、4位でメトキシ基により置換されている上記(1)
記載の骨吸収抑制剤、(24)kが0である上記(1)
記載の骨吸収抑制剤、(25)一般式(I)で表される
化合物が、4−(3,4−ジメトキシフェニル)−2−
エチル−6,7−ジメトキシキノリン−3−カルボン酸
メチルエステル、6−クロロ−2−メチル−4−(3,
4−ジメトキシフェニル)キノリン−3−カルボン酸エ
チルエステル、6,7−ジメトキシ−9−フェニルフロ
[3,4−b]キノリン−1(3H)−オン、4−(3,4
−ジメトキシフェニル)−6,7−ジメトキシ−2−
[(1−メチルイミダゾール−2−イル)チオメチル]キ
ノリン−3−カルボン酸エチルエステル、4−(3,4
−ジメトキシフェニル)−2−(2−ヒドロキシエチル
チオメチル)−6,7−ジメトキシキナゾリン、4−
(3,4−ジメトキシフェニル)−6,7−ジメトキシ−
2−[(4−メチル−1,2,4−トリアゾール−3−イ
ル)チオメチル]キナゾリン、4−(3,4−ジメトキシ
フェニル)−6,7−ジメトキシ−2−[(1−メチルイ
ミダゾール−2−イル)エチル]キノリン−3−カルボ
ン酸エチルエステル、4−(3,4−ジメトキシフェニ
ル)−6,7−ジメトキシ−3−メトキシカルボニルキ
ノリン−2−酢酸メチルエステル、4−(3,4−ジメ
トキシフェニル)−6,7−ジメトキシ−2−(1,2,
4−トリアゾール−1−イルメチル)キノリン−3−カ
ルボン酸エチルエステル、4−(3−イソプロポキシ−
4−メトキシフェニル)−6,7−ジメトキシ−2−
(1,2,4−トリアゾール−1−イルメチル)キノリン
−3−カルボン酸エチルエステル、4−(4−ヒドロキ
シ−3−メトキシフェニル)−6,7−ジメトキシ−2
−(1,2,4−トリアゾール−1−イルメチル)キノリ
ン−3−カルボン酸エチルエステル、7−ヒドロキシ−
6−メトキシ−4−(3,4−ジメトキシフェニル)−
2−(1,2,4−トリアゾール−1−イルメチル)キノ
リン−3−カルボン酸エチルエステル、4−(3,4−
ジメトキシフェニル)−6,7−ジメトキシ−2−(1,
2,4−トリアゾール−1−イルメチル)キノリン−3
−カルボン酸エチルエステル 1−オキシドまたは2−
(N,N−ジエチルアミノメチル)−4−(3,4−ジメ
トキシフェニル)−6,7−ジメトキシキノリン−3−
カルボン酸エチルエステルである上記(1)記載の骨吸
収抑制剤、および(26)一般式(I):
【0007】
【化4】
【0008】[式中、Yは窒素原子またはC−G(Gはエ
ステル化またはアミド化されていてもよいカルボキシル
基、またはヒドロキシメチル基を示す。)を、Rは置換
されていてもよい炭化水素残基、置換されていてもよい
複素環基を、Xは酸素原子または酸化されていてもよい
硫黄原子を、nは0または1を、kは0または1を示
す。GとRは、互いに結合して環を形成していてもよ
い。環Aおよび環Bはそれぞれ置換基を有していてもよ
い。]で表される化合物またはその薬学的に許容される
塩を有効成分として含有する骨粗鬆症予防治療剤に関す
る。本発明で使用する化合物(I)に包含される化合物
の幾つかは新規であり、本出願人は既にこれについて特
許出願している(特願平5−012628号および特願
平5−095780号)。
【0009】前記一般式(I)中、RまたはZ1で表され
る置換されていてもよい炭化水素残基における炭化水素
残基としては、脂肪族炭化水素残基、脂環族炭化水素残
基、脂環族−脂肪族炭化水素残基、芳香炭素環−脂肪族
炭化水素残基、芳香族炭化水素残基が挙げられる。
【0010】かかる脂肪族炭化水素残基としては、たと
えばメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチ
ル、イソブチル、sec−ブチル、t−ブチル、ペンチル、
イソペンチル、ネオペンチル、t−ペンチル、ヘキシ
ル、イソヘキシル、ヘプチル、オクチルなど炭素数1〜
8の飽和脂肪族炭化水素残基、たとえばエテニル、1−
プロペニル、2−プロペニル、1−ブテニル、2−ブテ
ニル、3−ブテニル、2−メチル−1−プロペニル、1
−ペンテニル、2−ペンテニル、3−ペンテニル、4−
ペンテニル、3−メチル−2−ブテニル、1−ヘキセニ
ル、3−ヘキセニル、2,4−ヘキサジエニル、5−ヘ
キセニル、1−ヘプテニル、1−オクテニル、エチニ
ル、1−プロピニル、2−プロピニル、1−ブチニル、
2−ブチニル、3−ブチニル、1−ペンチニル、2−ペ
ンチニル、3−ペンチニル、4−ペンチニル、1−ヘキ
シニル、3−ヘキシニル、2,4−ヘキサジイニル、5
−ヘキシニル、1−ヘプチニル、1−オクチニルなど炭
素数2〜8の不飽和脂肪族炭化水素残基が挙げられる。
【0011】かかる脂環族炭化水素残基としては、たと
えばシクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、
シクロヘキシル、シクロヘプチルなど炭素数3〜7の飽
和脂環族炭化水素残基および1−シクロペンテニル、2
−シクロペンテニル、3−シクロペンテニル、1−シク
ロヘキセニル、2−シクロヘキセニル、3−シクロヘキ
セニル、1−シクロヘプテニル、2−シクロヘプテニ
ル、3−シクロヘプテニル、2,4−シクロヘプタジエ
ニルなど炭素数5〜7の不飽和脂環族炭化水素残基が挙
げられる。
【0012】かかる脂環族−脂肪族炭化水素残基として
は上記脂環族炭化水素残基と脂肪族炭化水素残基とが結
合したもののうち、炭素数4〜9のもの、たとえばシク
ロプロピルメチル、シクロプロピルエチル、シクロブチ
ルメチル、シクロペンチルメチル、2−シクロペンテニ
ルメチル、3−シクロペンテニルメチル、シクロヘキシ
ルメチル、2−シクロヘキセニルメチル、3−シクロヘ
キセニルメチル、シクロヘキシルエチル、シクロヘキシ
ルプロピル、シクロヘプチルメチル、シクロヘプチルエ
チルなどが挙げられる。
【0013】かかる芳香炭素環−脂肪族炭化水素残基と
しては、たとえばベンジル、フェネチル、1−フェニル
エチル、3−フェニルプロピル、2−フェニルプロピ
ル、1−フェニルプロピルなど炭素数7〜9のフェニル
アルキル、α−ナフチルメチル、α−ナフチルエチル、
β−ナフチルメチル、β−ナフチルエチルなど炭素数1
1〜13のナフチルアルキルが挙げられる。かかる芳香
族炭化水素残基としては、たとえばフェニル、ナフチル
(α−ナフチル、β−ナフチル)などが挙げられる。
【0014】Rで表される置換されていてもよい炭化水
素残基は、好ましくは、 −CH2−X1−Z1 [式中、X1は酸素原子、酸化されていてもよい硫黄原子
または−(CH2)m−(mは0〜5の整数を示す)を、Z
1は置換されていてもよい炭化水素残基、置換されてい
てもよい複素環基または置換されていてもよいアミノ基
を示す]で表される基である。X1で表される酸化されて
いてもよい硫黄原子としては、チオ基、スルフィニル基
およびスルホニル基が挙げられ、このうち、チオ基が好
ましい。X1は、好ましくは、−(CH2)m−(mは1ま
たは2)である。Z1で表される置換されていてもよい
炭化水素残基としては、前記Rで表される置換されてい
てもよい炭化水素残基と同様のものが挙げられる。Z1
で表される置換されていてもよい複素環基としては、後
記Rで表される置換されていてもよい複素環基と同様の
ものが挙げられる。このうち、2ないし3個のヘテロ原
子(例、酸素原子、窒素原子および硫黄原子)を含む芳
香族5員複素環基が好ましく、1,2,4−トリアゾール
−1−イルがより好ましい。
【0015】前記一般式(I)中、RまたはZ1で表され
る置換されていてもよい複素環基における複素環基とし
ては、たとえば1個の硫黄原子、窒素原子または酸素原
子を含む5〜7員複素環基、2〜4個の窒素原子を含む
5〜6員複素環基、1〜2個の窒素原子および1個の硫
黄原子または酸素原子を含む5〜6員複素環基が用いら
れ、これらの複素環基は2個以下の窒素原子をふくむ6
員環、ベンゼン環または1個の硫黄原子を含む5員環と
縮合していてもよい。
【0016】かかる複素環基の具体例としては、例え
ば、2−ピリジル、3−ピリジル、4−ピリジル、2−
ピリミジニル、4−ピリミジニル、5−ピリミジニル、
6−ピリミジニル、3−ピリダジニル、4−ピリダジニ
ル、2−ピラジニル、2−ピロリル、3−ピロリル、2
−イミダゾリル、4−イミダゾリル、5−イミダゾリ
ル、3−ピラゾリル、4−ピラゾリル、イソチアゾリ
ル、イソオキサゾリル、2−チアゾリル、4−チアゾリ
ル、5−チアゾリル、2−オキサゾリル、4−オキサゾ
リル、5−オキサゾリル、1,2,4−トリアゾール−3
−イル、1,3,4−トリアゾール−2−イル、1,2,3
−トリアゾール−4−イル、テトラゾール−5−イル、
ベンズイミダゾール−2−イル、インドール−3−イ
ル、ベンズピラゾール−3−イル、1H−ピロロ[2,3
−b]ピラジン−2−イル、1H−ピロロ[2,3−b]ピリ
ジン−6−イル、1H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−
2−イル、1H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−2−イ
ル、1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−2−イル等が
挙げられる。
【0017】前記一般式(I)中、RまたはZ1で表され
る炭化水素残基および複素環基は、その環上の任意の位
置に置換基を1〜3個有していてもよい。かかる置換基
としては、脂肪族鎖式炭化水素基、脂環式炭化水素基、
アリール基、芳香族複素環基、非芳香族複素環基、ハロ
ゲン原子、ニトロ基、置換されていてもよいアミノ基、
置換されていてもよいアシル基、置換されていてもよい
水酸基、置換されていてもよいチオール基、エステル化
されていてもよいカルボキシル基が挙げられる。
【0018】RまたはZ1で表される炭化水素残基およ
び複素環基の置換基として示した脂肪族鎖式炭化水素基
としては、直鎖状または分枝鎖状の脂肪族炭化水素基、
例えばアルキル基、好ましくは炭素数1〜10のアルキ
ル基、アルケニル基、好ましくは炭素数2〜10のアル
ケニル基、アルキニル基などが挙げられる。アルキル基
の好適な例としては、例えばメチル、エチル、プロピ
ル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、sec−ブチ
ル、tert−ブチル、ペンチル、イソペンチル、ネオペン
チル、tert−ペンチル、1−エチルプロピル、ヘキシ
ル、イソヘキシル、1,1−ジメチルブチル、2,2−ジ
メチルブチル、3,3−ジメチルブチル、2−エチルブ
チル、ヘキシル、ペンチル、オクチル、ノニル、デシル
などが挙げられる。アルケニル基の好適な例としては、
例えばビニル、アリル、イソプロペニル、1−プロペニ
ル、2−メチル−1−プロペニル、1−ブテニル、2−
ブテニル、3−ブテニル、2−エチル−1−ブテニル、
3−メチル−2−ブテニル、1−ペンテニル、2−ペン
テニル、3−ペンテニル、4−ペンテニル、4−メチル
−3−ペンテニル、1−ヘキセニル、2−ヘキセニル、
3−ヘキセニル、4−ヘキセニル、5−ヘキセニルなど
が挙げられる。アルキニル基の好適な例としては、例え
ばエチニル、1−プロピニル、2−プロピニル、1−ブ
チニル、2−ブチニル、3−ブチニル、1−ペンチニ
ル、2−ペンチニル、3−ペンチニル、4−ペンチニ
ル、1−ヘキシニル、2−ヘキシニル、3−ヘキシニ
ル、4−ヘキシニル、5−ヘキシニルなどが挙げられ
る。
【0019】RまたはZ1で表される炭化水素残基およ
び複素環基の置換基として示した脂環式炭化水素基とし
ては、飽和または不飽和の脂環式炭化水素基、例えばシ
クロアルキル基、シクロアルケニル基、シクロアルカジ
エニル基などが挙げられる。シクロアルキル基の好適な
例としては、例えばシクロプロピル、シクロブチル、シ
クロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル、シク
ロオクチル、ビシクロ[2.2.1]ヘプチル、ビシクロ
[2.2.2]オクチル、ビシクロ[3.2.1]オクチ
ル、ビシクロ[3.2.2]ノニル、ビシクロ[3.3.
1]ノニル、ビシクロ[4.2.1]ノニル、ビシクロ
[4.3.1]デシルなどが挙げられる。シクロアルケニ
ル基の好適な例としては、炭素数5〜7のシクロアルケ
ニル基、例えば2−シクロペンテン−1−イル、3−シ
クロペンテン−1−イル、2−シクロヘキセン−1−イ
ル、3−シクロヘキセン−1−イルなどが挙げられる。
シクロアルカジエニル基の好適な例としては、炭素数5
〜7のシクロアルカジエニル基、例えば2,4−シクロ
ペンタジエン−1−イル、2,4−シクロヘキサジエン
−1−イル、2,5−シクロヘキサジエン−1−イルな
どが挙げられる。
【0020】RまたはZ1で表される炭化水素残基およ
び複素環基の置換基として示したアリール基とは、単環
式または縮合多環式芳香族炭化水素基を意味し、好適な
例としては、例えばフェニル、ナフチル、アントリル、
フェナントリル、アセナフチレニルなどが挙げられ、な
かでもフェニル、1−ナフチル、2−ナフチルなどが好
ましい。
【0021】RまたはZ1で表される炭化水素残基およ
び複素環基の置換基として示した芳香族複素環基の好適
な例としては、例えばフリル、チエニル、ピロリル、オ
キサゾリル、イソオキサゾリル、チアゾリル、イソチア
ゾリル、イミダゾリル、ピラゾリル、1,2,3−オキサ
ジアゾリル、1,2,4−オキサジアゾリル、1,3,4−
オキサジアゾリル、フラザニル、1,2,3−チアジアゾ
リル、1,2,4−チアジアゾリル、1,3,4−チアジア
ゾリル、1,2,3−トリアゾリル、1,2,4−トリアゾ
リル、テトラゾリル、ピリジル、ピリダジニル、ピリミ
ジニル、ピラジニル、トリアジニルなどの芳香族単環式
複素環基;例えばベンゾフラニル、イソベンゾフラニ
ル、ベンゾ[b]チエニル、インドリル、イソインドリ
ル、1H−インダゾリル、ベンゾイミダゾリル、ベンゾ
オキサゾリル、1,2−ベンゾイソオキサゾリル、ベン
ゾチアゾリル、1,2−ベンゾイソチアゾリル、1H−
ベンゾトリアゾリル、キノリル、イソキノリル、シンノ
リニル、キナゾリニル、キノキサリニル、フタラジニ
ル、ナフチリジニル、プリニル、プテリジニル、カルバ
ゾリル、α−カルボリニル、β−カルボリニル、γ−カ
ルボリニル、アクリジニル、フェノキサジニル、フェノ
チアジニル、フェナジニル、フェノキサチイニル、チア
ントレニル、フェナトリジニル、フェナトロリニル、イ
ンドリジニル、ピロロ[1,2−b]ピリダジニル、ピラゾ
ロ[1,5−a]ピリジル、イミダゾ[1,2−a]ピリジル、
イミダゾ[1,5−a]ピリジル、イミダゾ[1,2−b]ピリ
ダジニル、イミダゾ[1,2−a]ピリミジニル、1,2,4
−トリアゾロ[4,3−a]ピリジル、1,2,4−トリアゾ
ロ[4,3−b]ピリダジニルなどの芳香族縮合複素環基な
どが挙げられる。
【0022】RまたはZ1で表される炭化水素残基およ
び複素環基の置換基として示した非芳香族複素環基の好
適な例としては、例えばオキシラニル、アゼチジニル、
オキセタニル、チエタニル、ピロリジニル、テトラヒド
ロフリル、チオラニル、ピペリジニル、テトラヒドロピ
ラニル、モルホリニル、チオモルホリニル、ピペラジニ
ルなどが挙げられる。RまたはZで表される炭化水素残
基および複素環基の置換基として示したハロゲンの例と
してはフッ素、塩素、臭素およびヨウ素が挙げられ、と
りわけフッ素および塩素が好ましい。
【0023】RまたはZ1で表される炭化水素残基およ
び複素環基の置換基として示した置換されていてもよい
アミノ基としては、アミノ基に加え、炭素数1〜10の
アルキル、炭素数1〜10のアルケニルまたは芳香族基
が1または2個アミノ基(−NH2基)に置換したもの
(例、メチルアミノ、ジメチルアミノ、エチルアミノ、
ジエチルアミノ、ジブチルアミノ、ジアリルアミノ、シ
クロヘキシルアミノ、フェニルアミノ、N−メチル−N
−フェニルアミノ等)が挙げられる。
【0024】RまたはZ1で表される炭化水素残基およ
び複素環基の置換基として示した置換されていてもよい
アシル基としては、ホルミルまたは炭素数1〜10のア
ルキル、炭素数1〜10のアルケニルまたは芳香族基と
カルボニル基の結合したもの(例、アセチル、プロピオ
ニル、ブチリル、イソブチリル、バレリル、イソバレリ
ル、ピバロイル、ヘキサノイル、ヘプタノイル、オクタ
ノイル、シクロブタンカルボニル、シクロペンタンカル
ボニル、シクロヘキサンカルボニル、シクロヘプタンカ
ルボニル、クロトニル、2−シクロヘキセンカルボニ
ル、ベンゾイル、ニコチノイル等)が挙げられる。
【0025】RまたはZ1で表される炭化水素残基およ
び複素環基の置換基として示した置換されていてもよい
水酸基としては、水酸基およびこの水酸基に適宜の置換
基、特に水酸基の保護基として用いられるものを有し
た、例えばアルコキシ、アルケニルオキシ、アラルキル
オキシ、アシルオキシなどに加えてアリールオキシが挙
げられる。アルコキシとしては、炭素数1〜10のアル
コキシ(例、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、イソプ
ロポキシ、ブトキシ、イソブトキシ、sec−ブトキシ、t
ert−ブトキシ、ペンチルオキシ、イソペンチルオキ
シ、ネオペンチルオキシ、ヘキシルオキシ、ヘプチルオ
キシ、ノニルオキシ、シクロブチルオキシ、シクロペン
チルオキシ、シクロヘキシルオキシなど)が好ましい。
アルケニルオキシとしては、アリル(allyl)オキシ、ク
ロチルオキシ、2−ペンテニルオキシ、3−ヘキセニル
オキシ、2−シクロペンテニルメトキシ、2−シクロヘ
キセニルメトキシなど炭素数1〜10のものが挙げられ
る。アラルキルオキシとしては、例えばフェニル−C
1-4アルキルオキシ(例、ベンジルオキシ、フェネチルオ
キシなど)が挙げられる。アシルオキシとしては、炭素
数2〜4のアルカノイルオキシ(例、アセチルオキシ、
プロピオニルオキシ、n−ブチリルオキシ、iso−ブチリ
ルオキシなど)が好ましい。アリールオキシとしてはフ
ェノキシ、4−クロロフェノキシなどが挙げられる。
【0026】RまたはZ1で表される炭化水素残基およ
び複素環基の置換基として示した置換されていてもよい
チオール基としては、チオール基およびこのチオール基
に適宜の置換基、特にチオール基の保護基として用いら
れるものを有した、例えばアルキルチオ、アラルキルチ
オ、アシルチオなどが挙げられる。アルキルチオとして
は、炭素数1〜10のアルキルチオ(例、メチルチオ、
エチルチオ、プロピルチオ、イソプロピルチオ、ブチル
チオ、イソブチルチオ、sec−ブチルチオ、tert−ブチ
ルチオ、ペンチルチオ、イソペンチルチオ、ネオペンチ
ルチオ、ヘキシルチオ、ヘプチルチオ、ノニルチオ、シ
クロブチルチオ、シクロペンチルチオ、シクロヘキシル
チオなど)が好ましい。アラルキルチオとしては、例え
ばフェニル−C1-4アルキルチオ(例、ベンジルチオ、フ
ェネチルチオなど)が挙げられる。アシルチオとして
は、炭素数2〜4のアルカノイルチオ(例、アセチルチ
オ、プロピオニルチオ、n−ブチリルチオ、iso−ブチリ
ルチオなど)が好ましい。
【0027】RまたはZ1で表される炭化水素残基およ
び複素環基の置換基として示したエステル化されていて
もよいカルボキシル基としては、カルボキシル基に加
え、カルボキシル基と炭素数1〜6のアルキル基の結合
したもの、例えばメトキシカルボニル、エトキシカルボ
ニル、プロポキシカルボニル、イソプロポキシカルボニ
ル、ブトキシカルボニル、イソブトキシカルボニル、se
c−ブトキシカルボニル、tert−ブトキシカルボニル、
ペンチルオキシカルボニル、ヘキシルオキシカルボニル
等、カルボキシル基と炭素数3〜6のアルケニル基の結
合したもの、アリル(allyl)オキシカルボニル、クロチ
ルオキシカルボニル、2−ペンテニルオキシカルボニ
ル、3−ヘキセニルオキシカルボニル等、カルボニル基
とアラルキル基の結合したもの、例えばベンジルオキシ
カルボニル、フェネチルオキシカルボニル等が挙げられ
る。
【0028】前記一般式(I)中、RまたはZ1で表され
る炭化水素残基および複素環基上の置換基は、さらにそ
れぞれ適当な置換基を1個以上、好ましくは1〜3個有
していてもよい。かかる置換基としては、例えば低級ア
ルキル基、低級アルケニル基、低級アルキニル基、シク
ロアルキル基、アリール基、芳香族複素環基、非芳香族
複素環基、アラルキル基、アミノ基、N−モノ置換アミ
ノ基、N,N−ジ置換アミノ基、アミジノ基、アシル
基、カルバモイル基、N−モノ置換カルバモイル基、
N,N−ジ置換カルバモイル基、スルファモイル基、N
−モノ置換スルファモイル基、N,N−ジ置換スルファ
モイル基、カルボキシル基、低級アルコキシカルボニル
基、ヒドロキシル基、低級アルコキシ基、低級アルケニ
ルオキシ基、シクロアルキルオキシ基、低級アルキルチ
オ基、アラルキルチオ基、アリールチオ基、スルホ基、
シアノ基、アジド基、ハロゲン原子、ニトロ基、ニトロ
ソ基などが挙げられる。かかる置換基としては、例えば
RまたはZ1で表される炭化水素残基および複素環基上
の置換基として示したものが挙げられる。
【0029】前記一般式(I)中、Rが−CH2−X1−Z
1であるとき、Z1で表される置換されていてもよいアミ
ノ基は、−N(R1)(R2)(R1,R2は、同一または異なっ
て、水素、置換されていてもよい炭化水素残基または置
換されていてもよい複素環基を示す。)で表される。
1,R2で表される置換されていてもよい炭化水素残基
における炭化水素残基または置換されていてもよい複素
環基としては、それぞれRとして例示したものと同様の
ものが挙げられる。R1とR2は互いに結合して環を形成
することもあるが、このような−N(R1)(R2)の例とし
ては、1−ピロリジニル、1−イミダゾリジニル、1−
ピラゾリジニル、1−ピペリジニル、1−ピペラジニ
ル、4−モルホリニル、4−チオモルホリニル、ホモピ
ペラジン−1−イル、1,2,4−トリアゾール−1−イ
ル、1,3,4−トリアゾール−1−イル、ピラゾール−
1−イル、イミダゾール−1−イル、1,2,3−トリア
ゾール−1−イル、1,2,3−トリアゾール−2−イ
ル、テトラゾール−1−イル、ベンズイミダゾール−1
−イル、インドール−1−イル、1H−インダゾール−
1−イル等が挙げられる。R1,R2で表される炭化水素
残基および複素環基は、その環上の任意の位置に置換基
を1〜3個有していてもよい。かかる置換基としては、
Rで表される炭化水素残基および複素環基上の置換基と
して例示したものと同様のものが挙げられる。これらR
1,R2で表される炭化水素残基および複素環基上の置換
基は、さらにそれぞれ適当な置換基を1個以上、好まし
くは1〜3個有していてもよく、該置換基としては、例
えば低級アルキル基、低級アルケニル基、低級アルキニ
ル基、シクロアルキル基、アリール基、芳香族複素環
基、非芳香族複素環基、アラルキル基、アミノ基、N−
モノ置換アミノ基、N,N−ジ置換アミノ基、アミジノ
基、アシル基、カルバモイル基、N−モノ置換カルバモ
イル基、N,N−ジ置換カルバモイル基、スルファモイ
ル基、N−モノ置換スルファモイル基、N,N−ジ置換
スルファモイル基、カルボキシル基、低級アルコキシカ
ルボニル基、ヒドロキシル基、低級アルコキシ基、低級
アルケニルオキシ基、シクロアルキルオキシ基、アラル
キルオキシ基、アリールオキシ基、メルカプト基、低級
アルキルチオ基、アラルキルチオ基、アリールチオ基、
スルホ基、シアノ基、アジド基、ニトロ基、ニトロソ
基、ハロゲンなどが挙げられる。かかる置換基として
は、例えば、Rで表される炭化水素残基および複素環基
の環上の置換基として示したものが挙げられる。Xとし
て表される酸化されていてもよい硫黄原子としては、チ
オ基、スルフィニル基およびスルホニル基が挙げられ、
このうち、チオ基が好ましい。
【0030】一般式(I)中、環Aおよび環Bは置換基を
有してもよく、このような置換基としては例えば、ハロ
ゲン原子、ニトロ基、置換されていてもよいアルキル
基、置換されていてもよい水酸基、置換されていてもよ
いチオール基、置換されていてもよいアミノ基、置換さ
れていてもよいアシル基、エステル化されていてもよい
カルボキシル基または置換されていてもよい芳香族環基
が用いられる。
【0031】環Aおよび環Bの置換基として示したハロ
ゲンの例としては、フッ素、塩素、臭素およびヨウ素が
挙げられ、とりわけフッ素および塩素が好ましい。環A
および環Bの置換基として示した置換されていてもよい
アルキル基としては炭素数1〜10の直鎖状、分枝状、
環状いずれでもよく、例えばメチル、エチル、プロピ
ル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、sec−ブチ
ル、tert−ブチル、ペンチル、イソペンチル、ネオペン
チル、ヘキシル、ヘプチル、オクチル、ノニル、デシ
ル、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、
シクロヘキシル、シクロヘプチルなどが挙げられる。
【0032】環Aおよび環Bの置換基として示した置換
されていてもよい水酸基としては、水酸基およびその水
酸基に適宜の置換基、特に水酸基の保護基として用いら
れるものを有した、例えばアルコキシ、アルケニルオキ
シ、アラルキルオキシ、アシルオキシなどに加えてアリ
ールオキシが挙げられる。該アルコキシとしては、炭素
数1〜10のアルコキシ(例、メトキシ、エトキシ、プ
ロポキシ、イソプロポキシ、ブトキシ、イソブトキシ、
sec−ブトキシ、tert−ブトキシ、ペンチルオキシ、イ
ソペンチルオキシ、ネオペンチルオキシ、ヘキシルオキ
シ、ヘプチルオキシ、ノニルオキシ、シクロブチルオキ
シ、シクロペンチルオキシ、シクロヘキシルオキシな
ど)が好ましい。該アルケニルオキシとしては、アリル
(allyl)オキシ、クロチルオキシ、2−ペンテニルオキ
シ、3−ヘキセニルオキシ、2−シクロペンテニルメト
キシ、2−シクロヘキセニルメトキシなど炭素数1〜1
0のものが挙げられる。該アラルキルオキシとしては、
例えばフェニル−C1-4アルキルオキシ(例、ベンジルオ
キシ、フェネチルオキシなど)が挙げられる。該アシル
オキシとしては、炭素数2〜4のアルカノイルオキシ
(例、アセチルオキシ、プロピオニルオキシ、n−ブチリ
ルオキシ、iso−ブチリルオキシなど)が好ましい。該ア
リールオキシとしてはフェノキシ、4−クロロフェノキ
シなどが挙げられる。
【0033】環Aおよび環Bの置換基として示した置換
されていてもよいチオール基としては、チオール基およ
びこのチオール基に適宜の置換基、特にチオール基の保
護基として用いられるものを有した、例えばアルキルチ
オ、アラルキルチオ、アシルチオなどが挙げられる。該
アルキルチオとしては、炭素数1〜10のアルキルチオ
(例、メチルチオ、エチルチオ、プロピルチオ、イソプ
ロピルチオ、ブチルチオ、イソブチルチオ、sec−ブチ
ルチオ、tert−ブチルチオ、ペンチルチオ、イソペンチ
ルチオ、ネオペンチルチオ、ヘキシルチオ、ヘプチルチ
オ、ノニルチオ、シクロブチルチオ、シクロペンチルチ
オ、シクロヘキシルチオなど)が好ましい。該アラルキ
ルチオとしては、例えばフェニル−C1-4アルキルチオ
(例、ベンジルチオ、フェネチルチオなど)が挙げられ
る。該アシルチオとしては、炭素数2〜4のアルカノイ
ルチオ(例、アセチルチオ、プロピオニルチオ、n−ブチ
リルチオ、iso−ブチリルチオなど)が好ましい。
【0034】環Aおよび環Bの置換基として示した置換
されていてもよいアミノ基としては、炭素数1〜10の
アルキル、炭素数1〜10のアルケニルまたは芳香族基
が1または2個アミノ基(−NH2基)に置換したもの
(例、メチルアミノ、ジメチルアミノ、エチルアミノ、
ジエチルアミノ、ジブチルアミノ、ジアリルアミノ、シ
クロヘキシルアミノ、フェニルアミノ、N−メチル−N
−フェニルアミノ等)が挙げられる。環Aおよび環Bの
置換基として示した置換されていてもよいアシル基とし
ては、ホルミルまたは炭素数1〜10のアルキル、炭素
数1〜10のアルケニルまたは芳香族基とカルボニル基
の結合したもの(例、アセチル、プロピオニル、ブチリ
ル、イソブチリル、バレリル、イソバレリル、ピバロイ
ル、ヘキサノイル、ヘプタノイル、オクタノイル、シク
ロブタンカルボニル、シクロペンタンカルボニル、シク
ロヘキサンカルボニル、シクロヘプタンカルボニル、ク
ロトニル、2−シクロヘキセンカルボニル、ベンゾイ
ル、ニコチノイル等)が挙げられる。
【0035】環Aおよび環Bの置換基として示したエス
テル化されていてもよいカルボキシル基としては、カル
ボキシル基に加え、カルボキシル基と炭素数1〜6のア
ルキル基の結合したもの、例えばメトキシカルボニル、
エトキシカルボニル、プロポキシカルボニル、イソプロ
ポキシカルボニル、ブトキシカルボニル、イソブトキシ
カルボニル、sec−ブトキシカルボニル、tert−ブトキ
シカルボニル、ペンチルオキシカルボニル、ヘキシルオ
キシカルボニル等、カルボキシル基と炭素数3〜6のア
ルケニル基の結合したもの、アリル(allyl)オキシカル
ボニル、クロチルオキシカルボニル、2−ペンテニルオ
キシカルボニル、3−ヘキセニルオキシカルボニル等、
カルボニル基とアラルキルオキシ基の結合したもの、例
えばベンジルオキシカルボニル、フェネチルオキシカル
ボニル等が挙げられる。環Aおよび環Bの置換基として
示した置換されていてもよい芳香族環基としては、フェ
ニル、ナフチル、アントリル等C6-14芳香族炭化水素残
基に加えてピリジル、フリル、チエニル、イミダゾリ
ル、チアゾリル等の複素芳香族残基が挙げられる。
【0036】かかるA環およびB環の置換基は、それぞ
れの環のいずれの位置に置換していてもよく、かつそれ
ぞれ同一または異なって1〜4個置換していてもよい。
環Aまたは環B上の置換基が互いに隣接しているとき
は、隣接する置換基が連結して、−(CH2)t−または−
O−(CH2)1−O−(ここで、tは3〜5の整数、lは
1〜3の整数を示す)で示される環を形成していてもよ
く、かかる環は、ベンゼン環の炭素原子とともに形成さ
れる5〜7員環を含む。
【0037】好ましくは、A環は少なくとも1個のアル
コキシ基、さらに好ましくは少なくとも1個のメトキシ
で置換されている。さらに好ましくは、A環は同一また
は異なる2個のアルコキシ基、好ましくはメトキシで置
換されている。また、A環が、キノリン環またはキナゾ
リン環の6位および7位で2個のメトキシ基により置換
されている場合が特に好ましい。好ましくは、B環は少
なくとも1個のアルコキシ基、さらに好ましくは少なく
とも1個のメトキシまたはイソプロポキシで置換されて
いる。さらに好ましくは、B環は同一または異なる2個
のアルコキシ基で置換されている。また、B環が3位で
イソプロポキシ基により、かつ、4位でメトキシ基によ
り置換されている場合が特に好ましい。
【0038】一般式(I)中、YがC−Gで表されるキノ
リン誘導体であるとき、Gで表されるエステル化されて
いてもよいカルボキシル基としては、カルボキシル基、
アルキルオキシカルボニル基、アラルキルオキシカルボ
ニル基などが挙げられる。該アルキルオキシカルボニル
基におけるアルキル基としては、炭素数1〜6のアルキ
ル基、例えばメチル、エチル、プロピル、イソプロピ
ル、ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル
等が挙げられる。該アラルキルオキシカルボニル基にお
けるアラルキル基としては、アリール基を置換基として
有するアルキル基(アリールアルキル基)を意味する。該
アリール基としては、例えば、フェニル、ナフチルなど
が挙げられ、これらは前記環A有するのと同様の置換基
を有していてもよい。該アルキル基としては、炭素数1
〜6の低級アルキル基が好ましい。該アラルキル基の好
適な例としては、例えば、ベンジル、フェネチル、3−
フェニルプロピル、(1−ナフチル)メチル、(2−ナフ
チル)メチルなどが挙げられ、なかでもベンジル、フェ
ネチルなどが好ましい。Gがアミド化されたカルボキシ
ル基であるとき、かかるアミド化されたカルボキシル基
は、−CON(R1)(R2)(式中、R1およびR2は前記と
同意義)で表される。一般式(I)中、YがC−Gで表さ
れるキノリン誘導体であるとき、RとGは互いに結合し
て5員環を形成していてもよい。かかる構造は、次式
(II)および(III)で表される。
【0039】
【化5】
【0040】[式中、R3は水素、置換されていてもよい
炭化水素残基または置換されていてもよい複素環基を示
し、他の記号は前記と同意義を有する。]式(II)お
よび(III)中、R3で表される置換されていてもよ
い炭化水素残基および置換されていてもよい複素環基と
しては、前記RおよびZ1として例示したものと同様の
ものが挙げられる。一般式(I)中、Yは、好ましくは
C−Gであり、このうち、GがC1-6アルキルオキシカ
ルボニル基であるものがより好ましく、Gがエトキシカ
ルボニル基であるものが特に好ましい。一般式(I)中
のnは、好ましくは0である。一般式(I)中のkは、
好ましくは0である
【0041】一般式(I)で表される化合物のうち、特
に好ましいものは、YがC−G(Gはエトキシカルボニ
ル)、Rが−CH2−Z1、Z1が1,2,4−トリアゾー
ル−1−イル、A環の置換基がキノリン環の6位および
7位に位置するメトキシ、B環の置換基がB環の3位お
よび4位に位置するメトキシ基、nが0、およびkが0
である化合物である。一般式(I)で表される化合物の
好ましい具体例を以下に示す。4−(3,4−ジメトキ
シフェニル)−2−エチル−6,7−ジメトキシキノリ
ン−3−カルボン酸メチルエステル、6−クロロ−2−
メチル−4−(3,4−ジメトキシフェニル)キノリン
−3−カルボン酸エチルエステル、6,7−ジメトキシ
−9−フェニルフロ[3,4−b]キノリン−1(3H)−
オン、4−(3,4−ジメトキシフェニル)−6,7−ジ
メトキシ−2−[(1−メチルイミダゾール−2−イ
ル)チオメチル]キノリン−3−カルボン酸エチルエス
テル、4−(3,4−ジメトキシフェニル)−2−(2
−ヒドロキシエチルチオメチル)−6,7−ジメトキシ
キナゾリン、4−(3,4−ジメトキシフェニル)−6,
7−ジメトキシ−2−[(4−メチル−1,2,4−トリ
アゾール−3−イル)チオメチル]キナゾリン、4−
(3,4−ジメトキシフェニル)−6,7−ジメトキシ−
2−[(1−メチルイミダゾール−2−イル)エチル]キ
ノリン−3−カルボン酸エチルエステル、4−(3,4
−ジメトキシフェニル)−6,7−ジメトキシ−3−メ
トキシカルボニルキノリン−2−酢酸メチルエステル、
4−(3,4−ジメトキシフェニル)−6,7−ジメトキ
シ−2−(1,2,4−トリアゾール−1−イルメチル)
キノリン−3−カルボン酸エチルエステル、4−(3−
イソプロポキシ−4−メトキシフェニル)−6,7−ジ
メトキシ−2−(1,2,4−トリアゾール−1−イルメ
チル)キノリン−3−カルボン酸エチルエステル、4−
(4−ヒドロキシ−3−メトキシフェニル)−6,7−
ジメトキシ−2−(1,2,4−トリアゾール−1−イル
メチル)キノリン−3−カルボン酸エチルエステル、7
−ヒドロキシ−6−メトキシ−4−(3,4−ジメトキ
シフェニル)−2−(1,2,4−トリアゾール−1−イ
ルメチル)キノリン−3−カルボン酸エチルエステル、
4−(3,4−ジメトキシフェニル)−6,7−ジメトキ
シ−2−(1,2,4−トリアゾール−1−イルメチル)
キノリン−3−カルボン酸エチルエステル 1−オキシ
ド、および2−(N,N−ジエチルアミノメチル)−4
−(3,4−ジメトキシフェニル)−6,7−ジメトキシ
キノリン−3−カルボン酸エチルエステル。
【0042】本発明で使用する化合物(I)の塩として
は、薬学的に許容される塩が好ましく、例えば無機塩基
との塩、有機塩基との塩、無機酸との塩、有機酸との
塩、塩基性または酸性アミノ酸との塩などが挙げられ
る。無機塩基との塩の好適な例としては、例えばナトリ
ウム塩、カリウム塩などのアルカリ金属塩;カルシウム
塩、マグネシウム塩などのアルカリ土類金属塩;ならび
にアルミニウム塩、アンモニウム塩などが挙げられる。
有機塩基との塩の好適な例としては、例えばトリメチル
アミン、トリエチルアミン、ピリジン、ピコリン、エタ
ノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールア
ミン、ジシクロヘキシルアミン、N,N'−ジベンジルエ
チレンジアミンなどとの塩が挙げられる。
【0043】無機酸との塩の好適な例としては、例えば
塩酸、臭化水素酸、硝酸、硫酸、リン酸などとの塩が挙
げられる。有機酸との塩の好適な例としては、例えばギ
酸、酢酸、トリフルオロ酢酸、フマール酸、シュウ酸、
酒石酸、マレイン酸、クエン酸、コハク酸、リンゴ酸、
メタンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、p−トルエン
スルホン酸などとの塩が挙げられる。塩基性アミノ酸と
の塩の好適な例としては、例えばアルギニン、リジン、
オルニチンなどとの塩が挙げられ、酸性アミノ酸との塩
の好適な例としては、例えばアスパラギン酸、グルタミ
ン酸などとの塩が挙げられる。
【0044】本発明で使用する化合物(I)は、薬学的に
許容される担体と配合し、錠剤、カプセル剤、顆粒剤、
散剤などの固形製剤;またはシロップ剤、注射剤などの
液状製剤として経口または非経口的に投与することがで
きる。薬学的に許容される担体としては、製剤素材とし
て慣用の各種有機あるいは無機担体物質が用いられ、固
形製剤における賦形剤、滑沢剤、結合剤、崩壊剤;液状
製剤における溶剤、溶解補助剤、懸濁化剤、等張化剤、
緩衝剤、無痛化剤などとして配合される。また必要に応
じて、防腐剤、抗酸化剤、着色剤、甘味剤などの製剤添
加物を用いることもできる。
【0045】賦形剤の好適な例としては、例えば乳糖、
白糖、D−マンニトール、デンプン、結晶セルロース、
軽質無水ケイ酸などが挙げられる。滑沢剤の好適な例と
しては、例えばステアリン酸マグネシウム、ステアリン
酸カルシウム、タルク、コロイドシリカなどが挙げられ
る。結合剤の好適な例としては、例えば結晶セルロー
ス、白糖、D−マンニトール、デキストリン、ヒドロキ
シプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセル
ロース、ポリビニルピロリドンなどが挙げられる。崩壊
剤の好適な例としては、例えばデンプン、カルボキシメ
チルセルロース、カルボキシメチルセルロースカルシウ
ム、クロスカルメロースナトリウム、カルボキシメチル
スターチナトリウムなどが挙げられる。
【0046】溶剤の好適な例としては、例えば注射用
水、アルコール、プロピレングリコール、マクロゴー
ル、ゴマ油、トウモロコシ油などが挙げられる。溶解補
助剤の好適な例としては、例えばポリエチレングリコー
ル、プロピレングリコール、D−マンニトール、安息香
酸ベンジル、エタノール、トリスアミノメタン、コレス
テロール、トリエタノールアミン、炭酸ナトリウム、ク
エン酸ナトリウムなどが挙げられる。懸濁化剤の好適な
例としては、例えばステアリルトリエタノールアミン、
ラウリル硫酸ナトリウム、ラウリルアミノプロピオン
酸、レシチン、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニ
ウム、モノステアリン酸グリセリンなどの界面活性剤;
例えばポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、
カルボキシメチルセルロースナトリウム、メチルセルロ
ース、ヒドロキシメチルセルロース、ヒドロキシエチル
セルロース、ヒドロキシプロピルセルロースなどの親水
性高分子などが挙げられる。等張化剤の好適な例として
は、例えば塩化ナトリウム、グリセリン、D−マンニト
ールなどが挙げられる。緩衝剤の好適な例としては、例
えばリン酸塩、酢酸塩、炭酸塩、クエン酸塩などの緩衝
液などが挙げられる。無痛化剤の好適な例としては、例
えばベンジルアルコールなどが挙げられる。
【0047】防腐剤の好適な例としては、例えばパラオ
キシ安息香酸エステル類、クロロブタノール、ベンジル
アルコール、フェネチルアルコール、デヒドロ酢酸、ソ
ルビン酸などが挙げられる。抗酸化剤の好適な例として
は、例えば亜硫酸塩、アスコルビン酸などが挙げられ
る。
【0048】本発明で使用する化合物(I)の毒性は低
く、例えば、実施例142、181の化合物を1000
mg/kgの割合でマウスに経口投与しても死亡例は認めら
れなかった。このように、哺乳動物(例、ヒト、ウマ、
ウシ、ブタ、イヌ、ネコなど)用の骨吸収抑制剤および
骨粗鬆症予防治療剤として有用である。
【0049】本発明で使用する化合物(I)の投与量
は、投与経路、治療すべき患者の症状により種々選択で
きるが、通常、成人1人あたり、経口投与の場合、10
mg〜500mg、非経口投与の場合、1mg〜100mgの範
囲から選択でき、これらを1日1〜3回に分けて投与で
きる。
【0050】前記化合物(I)は例えば次の様にして製造
できる。すなわちA法
【0051】
【化6】
【0052】[式中、Qは置換されていてもよい炭化水
素残基を、R4は低級アルキル基を示し、他の記号は前
記と同意義を有する。]式(I−1)および(V−1)中、
Qで表される置換されていてもよい炭化水素残基として
は、前記RおよびZ1として例示したものと同様のもの
が挙げられる。式(I−1)および(V−1)中、R4で表
される低級アルキル基としては、メチル、エチル、プロ
ピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、sec−ブチ
ル、tert−ブチルなど炭素数1〜4のものが挙げられ
る。
【0053】本法では、2−アミノベンゾフェノン誘導
体(IV)を酸の存在下(V−1)と反応させて(I−1)を
製造する。(IV)と(V−1)の反応は適宜の溶媒中で行
われる。該溶媒としては例えばベンゼン、トルエン、キ
シレンなどの芳香族炭化水素、ジオキサン、テトラヒド
ロフラン、ジメトキシエタンなどのエーテル類、メタノ
ール、エタノール、プロパノール等のアルコール類、
N,N−ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシ
ド、クロロホルム、ジクロロメタン、1,2−ジクロロ
エタン、1,1,2,2−テトラクロロエタン、酢酸等が
挙げられる。(IV)と(V−1)の反応は、塩化アルミニ
ウム、塩化亜鉛等のルイス酸、塩酸、硫酸、トリフルオ
ロ酢酸、p−トルエンスルホン酸等の適宜の酸の存在下
に行われ、これら酸の使用量は化合物(IV)に対し0.
05〜2.0モル程度が好ましい。本反応は通常20℃
〜200℃、好ましくは約30℃〜150℃で行われ
る。反応時間は0.5〜20時間、好ましくは1〜10
時間である。このようにして得られる化合物(I−1)は
公知の分離精製手段例えば濃縮、減圧濃縮、溶媒抽出、
晶出、再結晶、転溶、クロマトグラフィーなどにより単
離精製することができる。B法
【0054】
【化7】
【0055】[式中、各記号は前記と同意義を有する。]
本法では、2−アミノベンゾフェノン誘導体(IV)とニ
トリル誘導体(VI−1)を反応させてキナゾリン誘導体
(I−2)を製造する。(IV)と(VI−1)の反応は適宜
の溶媒中で行われる。該溶媒としては例えばベンゼン、
トルエン、キシレンなどの芳香族炭化水素、ジオキサ
ン、テトラヒドロフラン、ジメトキシエタンなどのエー
テル類、N,N−ジメチルホルムアミド、ジメチルスル
ホキシド、クロロホルム、ジクロロメタン、1,2−ジ
クロロエタン、1,1,2,2−テトラクロロエタン、酢
酸等が挙げられる。
【0056】(IV)と(VI−1)の反応は、塩化アルミ
ニウム、塩化亜鉛等のルイス酸、硫酸、トリフルオロ酢
酸、p−トルエンスルホン酸等の適宜の酸の存在下に行
われ、これら酸の使用量は化合物(IV)に対し1〜5モ
ル程度、好ましくは1〜2モル程度である。本反応は通
常20℃〜200℃、好ましくは約30℃〜150℃で
行われる。反応時間は0.5〜20時間、好ましくは1
〜10時間である。過剰の(VI−1)を溶媒として用
い、同様に反応を行うこともできる。このようにして得
られるキナゾリン誘導体(I−2)は公知の分離精製手
段、例えば濃縮、減圧濃縮、溶媒抽出、晶出、再結晶、
転溶、クロマトグラフィーなどにより単離精製すること
ができる。C法
【0057】
【化8】
【0058】[式中、X2は酸素原子または硫黄原子を、
2は置換されていてもよい炭化水素残基または環構成
炭素原子によりX2と結合する置換されていてもよい複
素環基を示し、他の記号は前記と同意義を有する。]式
(VII)および(I−4)中、Z2で表される置換されて
いてもよい炭化水素残基としては、前記RおよびZ1
して例示したものと同様のものが挙げられる。また、環
構成炭素原子によりX2と結合する置換されていてもよ
い複素環基における複素環基としては、前記RおよびZ
1として例示したものと同様のものが挙げられる。本法
では、A法と同様にして(I−3)を製造し、ついで(V
II)との反応で(I−4)を製造する。(IV)と(V−
2)の反応は、A法と同様に行われる。(I−3)と(VI
I)の反応は適宜の溶媒中で行われる。該溶媒としては
例えばベンゼン、トルエン、キシレンなどの芳香族炭化
水素、ジオキサン、テトラヒドロフラン、ジメトキシエ
タンなどのエーテル類、メタノール、エタノール、プロ
パノールなどのアルコール類、酢酸エチル、アセトニト
リル、ピリジン、N,N−ジメチルホルムアミド、ジメ
チルスルホキシド、クロロホルム、ジクロロメタン、
1,2−ジクロロエタン、1,1,2,2−テトラクロロエ
タン、アセトン、2−ブタノンおよびこれらの混合溶媒
が挙げられる。
【0059】(I−3)と(VII)の反応は水酸化ナトリ
ウム、水酸化カリウム、炭酸カリウム、炭酸ナトリウ
ム、炭酸水素ナトリウムなどのアルカリ金属塩、炭酸銀
(Ag2CO3)、ピリジン、トリエチルアミン、N,N−ジ
メチルアニリン等のアミン類、水素化ナトリウム、水素
化カリウムなどの適宜の塩基の存在下に行われ、これら
塩基の使用量は化合物(I−3)に対し1〜5モル程度が
好ましい。本反応は通常−20℃〜150℃、好ましく
は約−10℃〜100℃で行われる。このようにして得
られるキノリン誘導体(I−3)および(I−4)は公知の
分離精製手段例えば濃縮、減圧濃縮、溶媒抽出、晶出、
再結晶、転溶、クロマトグラフィーなどにより単離精製
することができる。D法
【0060】
【化9】
【0061】[式中、各記号は前記と同意義を有する。]
本法では、B法と同様にして(I−5)を製造し、ついで
(VII)との反応で(I−6)を製造する。(I−5)と
(VII)の反応は、C法における(I−3)と(VII)の
反応と同様に行われる。このようにして得られるキナゾ
リン誘導体(I−5)および(I−6)は公知の分離精製手
段例えば濃縮、減圧濃縮、溶媒抽出、晶出、再結晶、転
溶、クロマトグラフィーなどにより単離精製することが
できる。E法
【0062】
【化10】
【0063】[式中、各記号は前記と同意義を有する。]
本法では化合物(I−7)を還元反応に付すことにより、
アルコール体(I−8)を製造する。本還元反応は、自体
公知の方法で行うことができる。例えば、金属水素化物
による還元、金属水素錯化合物による還元、ジボランお
よび置換ボランによる還元、接触水素添加等が用いられ
る。すなわち、この反応は化合物(I−7)を還元剤で処
理することにより行われる。還元剤としては、水素化ホ
ウ素アルカリ金属(例、水素化ホウ素ナトリウム、水素
化ホウ素リチウム等)、水素化アルミニウムリチウムな
どの金属水素錯化合物、水素化ナトリウムなどの金属水
素化物、有機スズ化合物(水素トリフェニルスズ等)、ニ
ッケル化合物、亜鉛化合物などの金属および金属塩、パ
ラジウム、白金、ロジウムなどの遷移金属触媒と水素と
を用いる接触還元剤およびジボランなどが挙げられる。
【0064】この反応は、反応に影響を及ぼさない有機
溶媒中で行われる。該溶媒としては、例えば、ベンゼ
ン、トルエン、キシレンなどの芳香族炭化水素類、クロ
ロホルム、四塩化炭素、ジクロロメタン、1,2−ジク
ロロエタン、1,1,2,2−テトラクロロエタンなどの
ハロゲン化炭化水素類、ジエチルエーテル、テトラヒド
ロフラン、ジオキサン、などのエーテル類、メタノー
ル、エタノール、プロパノール、イソプロパノール、2
−メトキシエタノールなどのアルコール類、N,N−ジ
メチルホルムアミドなどのアミド類、あるいはこれらの
混合溶媒などが還元剤の種類により適宜選択して用いら
れる。反応温度は−20℃〜150℃、とくに0℃〜1
00℃が好適であり、反応時間は、約1〜24時間程度
である。このようにして得られるキノリン誘導体(I−
8)は公知の分離精製手段例えば濃縮、減圧濃縮、溶媒
抽出、晶出、再結晶、転溶、クロマトグラフィーなどに
より単離精製することができる。F法
【0065】
【化11】
【0066】[式(IX)、(I−10)、(I−11)中、q
は1から5の整数を、式(I−9)、(VIII)、(I−
10)、(I−11)中、Y'は窒素原子またはC−COO
4を表し、他の記号は前記と同意義を有する。]本法で
は最初に、一般式(I−9)で表される化合物と反応対応
量のトリフェニルホスフィンを反応させ、一般式(VI
II)で表されるホスホニウム塩誘導体を製造する。本
反応は、溶媒中で行われ、該溶媒としてはベンゼン、ト
ルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、テトラヒドロ
フラン、ジオキサン、ジメトキシエタン等のエーテル
類、アセトニトリルおよびこれらの混合溶媒が挙げられ
る。本反応は10℃〜200℃、好ましくは30℃〜1
50℃で、0.5〜50時間で行われる。
【0067】ついで、ホスホニウム塩(VIII)とアル
デヒド誘導体(IX)を縮合反応に付し、(I−10)を製
造する。(VIII)と(IX)の縮合反応は適宜の溶媒
中、塩基の存在下に行われる。該溶媒としては、メタノ
ール、エタノール、プロパノールなどのアルコール類、
エチルエーテル、ジオキサン、テトラヒドロフラン、ジ
メトキシエタンなどのエーテル類、ベンゼン、トルエ
ン、キシレンなどの芳香族炭化水素類、ジクロロメタ
ン、1,2−ジクロロエタン、N,N−ジメチルホルムア
ミド、ジメチルスルホキシドおよびこれらの混合溶媒が
挙げられる。該塩基としては、水素化ナトリウム、水素
化カリウムなどのアルカリ金属水素化物、ナトリウムエ
トキシド、ナトリウムメトキシド、カリウムエトキシ
ド、カリウムtert.ブトキシドなどのアルコキシド類、
メチルリチウム、ブチルリチウム、フェニルリチウムな
どの有機リチウム化合物、ナトリウムアミド等が用いら
れる。これら塩基の使用量は化合物(VIII)に対して
1〜1.5モル程度が好ましい。本反応は通常−50℃
〜100℃、好ましくは−20℃〜50℃で行う。反応
時間は0.5〜20時間である。
【0068】(I−10)は、新しく生成した二重結合に
関し(E)体および(Z)体の異性体の混合物として得られ
るが、これら(E)体および(Z)体は単離後それぞれを、
または単離することなく混合物を還元反応に付し、(I
−11)を製造する。本還元反応は常法に従い溶媒中、
パラジウム触媒(パラジウム炭素、パラジウム黒等)、白
金触媒(二酸化白金等)、ラネーニッケル等の触媒の存在
下、水素雰囲気中で行われる。該溶媒としては、メタノ
ール、エタノール、プロパノールなどのアルコール類、
エチルエーテル、ジオキサン、テトラヒドロフラン、ジ
メトキシエタンなどのエーテル類、ベンゼン、トルエ
ン、キシレンなどの芳香族炭化水素類、ジクロロメタ
ン、1,2−ジクロロエタン、酢酸エチル、アセトニト
リル、アセトン、2−ブタノン、N,N−ジメチルホル
ムアミド、ジメチルスルホキシドおよびこれらの混合溶
媒が挙げられる。水素雰囲気圧は1〜150気圧、好ま
しくは1〜20気圧で行われる。このようにして得られ
るキノリンまたはキナゾリン誘導体(I−10)および
(I−11)は、公知の分離精製手段、例えば濃縮、減圧
濃縮、溶媒抽出、晶出、再結晶、転溶、クロマトグラフ
ィーなどに単離精製することができる。G法
【0069】
【化12】
【0070】[式中、各記号は前記と同意義を有する。]
本法では、まずキノリンエステル誘導体(I−7)を加水
分解反応に付し、カルボン酸誘導体(I−12)を製造す
る。本加水分解反応は常法に従い、酸または塩基の存在
下溶媒中で行われる。溶媒としては、例えばメタノー
ル、エタノールなどのアルコール類、テトラヒドロフラ
ン、ジオキサンなどのエーテル類、N,N−ジメチルホ
ルムアミド、ジメチルスルホキシド、アセトンなどと水
の混合溶媒を適宜用いることができる。塩基としては例
えば炭酸カリウム、炭酸ナトリウム、ナトリウムメトキ
シド、ナトリウムエトキシド、カリウムtert.ブトキシ
ド、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化リチウ
ムなどが用いられる。酸としては、例えば、塩酸、硫
酸、酢酸、臭化水素酸等が用いられる。酸または塩基は
化合物(I−7)に対して過剰(塩基:1.2〜10当量、
酸:2〜50当量)に用いることが好ましい。本反応は通
常−20℃〜150℃、好ましくは約−10℃〜100
℃で行われる。
【0071】ついで化合物(I−12)をアミド化反応に
付し、(I−13)を製造する。本アミド化反応は、化合
物(I−12)と化合物(X)との反応により行われる。
(I−13)と(X)の縮合反応は通常のペプチド合成手段
により行われる。該ペプチド合成手段は、任意の公知の
方法に従えばよく、例えばエム・ボダンスキー(M.B
odansky)およびエム・エイ・オンデッティ(M.A.
Ondetti)著、ペプチド・シンセシス(Peptide Synt
hesis),インターサイエンス、ニューヨーク、1966
年;エフ・エム・フィン(F.M.Finn)およびケイ
・ホフマン(K.Hofmann)著、ザ・プロテインズ(Th
e Proteins)、第2巻、エイチ・ネンラス(H.Nenra
th),アール・エル・ヒル(R.L.Hill)編集、アカ
デミックプレス インク、ニューヨーク、1976年;
泉屋信夫他著「ペブチド合成の基礎と実験」、丸善
(株)、1985年などに記載された方法、例えば、アジ
ド法、クロライド法、酸無水物法、混酸無水物法、DC
C法、活性エステル法、ウッドワード試薬Kを用いる方
法、カルボニルジイミダゾール法、酸化還元法、DCC
/HONB法などに加え、DEPC(シアノリン酸ジエ
チル)を用いる方法が挙げられる。本縮合反応は溶媒中
で行うことができる。溶媒としては、例えば無水または
含水のジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、
ピリジン、クロロホルム、ジクロロメタン、テトラハイ
ドロフラン、アセトニトリルあるいはこれらの適宜の混
合物が挙げられる。反応温度は、通常約−20℃〜約5
0℃、好ましくは−10℃〜30℃である。反応時間は
1〜100時間、好ましくは2〜40時間である。この
ようにして得られるキノリン誘導体(I−12)および
(I−13)は公知の分離精製手段例えば濃縮、減圧濃
縮、溶媒抽出、晶出、再結晶、転溶、クロマトグラフィ
ーなどにより単離精製することができる。H法
【0072】
【化13】
【0073】[式中の各記号は前記と同意義を有する。]
化合物(IV)とマロン酸エステル誘導体(XI)の反応
は、自体公知の方法に従い塩基の存在下に行われる。該
塩基としては、トリアルキルアミン(たとえばトリメチ
ルアミン、トリエチルアミンなど)、ピコリン、N−メ
チルピロリジン、N−メチルモルホリン、1,5−ジア
ザビシクロ[4.3.0]ノン−5−エン、1,4−ジアザ
ビシクロ[2.2.2]ノン−5−エン、1,8−ジアザビ
シクロ[5.4.0]−7−ウンデセンなどの有機塩基が挙
げられる。これら塩基の使用量は化合物(IV)に対し1
〜5モル程度が好ましい。本反応は通常0℃〜200
℃、好ましくは約20℃〜150℃で行われる。ついで
化合物(XII)をクロル化して(XIII)を製造する。
本法は公知の方法に従い行われる。例えば五塩化リン、
オキシ塩化リン、塩化チオニル、または塩化オキザリル
と溶媒中または溶媒なしで加熱することにより行われ
る。
【0074】化合物(XIII)は、(VII)との反応で
キノリン誘導体(I−14)とすることができる。(XI
II)と(VII)の反応は適宜の溶媒中で行われる。該
溶媒としては例えばベンゼン、トルエン、キシレンなど
の芳香族炭化水素、ジオキサン、テトラヒドロフラン、
ジメトキシエタンなどのエーテル類、メタノール、エタ
ノール、プロパノールなどのアルコール類、酢酸エチ
ル、アセトニトリル、ピリジン、N,N−ジメチルホル
ムアミド、ジメチルスルホキシド、クロロホルム、ジク
ロロメタン、1,2−ジクロロエタン、1,1,2,2−テ
トラクロロエタン、アセトン、2−ブタノンおよびこれ
らの混合溶媒が挙げられる。(XIII)と(VII)の反
応は水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸カリウ
ム、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウムなどのアルカ
リ金属塩、ピリジン、トリエチルアミン、N,N−ジメ
チルアニリン等のアミン類、水素化ナトリウム、水素化
カリウムなどの適宜の塩基の存在下に行われ、これら塩
基の使用量は化合物(XIII)に対し1〜5モル程度が
好ましい。本反応は通常−20℃〜150℃、好ましく
は約−10℃〜100℃で行われる。このようにして得
られるキノリン誘導体(I−14)は公知の分離精製手段
例えば濃縮、減圧濃縮、溶媒抽出、晶出、再結晶、転
溶、クロマトグラフィーなどにより単離精製することが
できる。I法
【0075】
【化14】
【0076】[式(I−16)中、rは1または2を示し、
他の記号は前記と同意義を有する。]本法ではC法また
はD法で得た化合物(I−15)を酸化反応に付すことに
より、化合物(I−16)を製造する。本酸化反応は常法
に従い、酸化剤、例えばm−クロロ過安息香酸、過酸化
水素、過エステル(peresters)、メタ過ヨウ素酸ナトリ
ウム等を用いて行われる。この酸化は反応条件下で不活
性である有機溶媒、例えばハロゲン化された炭化水素
(例、塩化メチレン、クロロホルム、ジクロロエタン
等)、または炭化水素(例、ベンゼン、トルエン等)、ア
ルコール類(メタノール、エタノール、プロパノール等)
にて有利に行われる。酸化剤は化合物(I−15)に対し
て当モル量、もしくは、当モル量以下に用いた場合、式
(I−16)のうちrが1の化合物が優先して生成する。
式(I−16)のうちrが2の化合物は、酸化剤を当モル
量より過剰に用いた場合に式(I−16)のうちrが1の
化合物がさらに酸化されて生成する。本反応は室温また
はこれ以下、好ましくは約−50℃〜20℃の温度で通
常0.5〜10時間かけて行われる。このようにして得
られるキノリンまたはキナゾリン誘導体(I−16)は公
知の分離精製手段例えば濃縮、減圧濃縮、溶媒抽出、晶
出、再結晶、転溶、クロマトグラフィーなどにより単離
精製することができる。J法
【0077】
【化15】
【0078】[式中、各記号は前記と同意義を有する。]
本法ではH法で得た化合物のうちX2が硫黄原子である
化合物(I−17)を酸化反応に付すことにより、化合物
(I−18)を製造する。本酸化反応はI法と同様にして
行われる。このようにして得られるキノリン誘導体(I
−18)は公知の分離精製手段例えば濃縮、減圧濃縮、
溶媒抽出、晶出、再結晶、転溶、クロマトグラフィーな
どにより単離精製することができる。K法
【0079】
【化16】
【0080】[式(I−19)、(I−20)中、Q'は脱離
基を表し、他の記号は前記と同意義を有する。]Q'で表
される脱離基としては、例えばハロゲン原子、好ましく
は塩素、臭素またはヨウ素やエステル化することにより
活性化されたヒドロキシル基、例えば有機スルホン酸の
残基(例、p−トルエンスルホニルオキシ基、メタンスル
ホニルオキシ基等)や有機リン酸の残基であるジフェニ
ルホスホリルオキシ基、ジベンジルホスホリルオキシ
基、ジメチルホスホリルオキシ基などが挙げられる。本
法ではまず化合物(I−19)を酸化反応に付すことによ
り、化合物(I−20)を製造する。本酸化反応はI法と
同様にして、酸化剤、例えばm−クロロ過安息香酸、過
酸化水素、過エステル(peresters)、メタ過ヨウ素酸ナ
トリウム等を用いて行われる。この酸化は反応条件下で
不活性である有機溶媒、例えばハロゲン化された炭化水
素(例、塩化メチレン、クロロホルム、ジクロロエタン
等)、または炭化水素(例、ベンゼン、トルエン等)、ア
ルコール類(メタノール、エタノール、プロパノール等)
にて有利に行われる。酸化剤は化合物(I−19)に対し
て1〜5モル等量、このましくは1〜2モル等量用いら
れる。本反応は、0〜120℃、好ましくは約10℃〜
100℃の温度で通常0.5〜10時間かけて行なわれ
る。ついで化合物(I−20)を、D法における(I−5)
から(I−6)への反応と同様にして化合物(VII)と反
応し、化合物(I−21)を製造する。このようにして得
られるキノリンまたはキナゾリン誘導体(I−20)およ
び(I−21)は公知の分離精製手段例えば濃縮、減圧濃
縮、溶媒抽出、晶出、再結晶、転溶、クロマトグラフィ
ーなどにより単離精製することができる。K法で製造し
た化合物(I−21)のうち、X2が硫黄原子である化合
物は、I法と同様にしてスルフィニル体、スルホニル体
とすることができる。L法
【0081】
【化17】
【0082】[式中、各記号は前記と同意義を有する。]
本法では化合物(IV)とテトロン酸誘導体(XIV)と
の反応により、化合物(II−1)を製造する。本反応は
A法と同様に行われる。このようにして得られるキノリ
ン(II−1)は公知の分離精製手段例えば濃縮、減圧濃
縮、溶媒抽出、晶出、再結晶、転溶、クロマトグラフィ
ーなどにより単離精製することができる。M法
【0083】
【化18】
【0084】[式中、各記号は前記と同意義を有する。]
本法では化合物(I−22)とアミン誘導体(XV)との反
応により、化合物(III−1)を製造する。(I−22)
と(XV)の反応は適宜の溶媒中で行われる。該溶媒とし
ては例えばベンゼン、トルエン、キシレンなどの芳香族
炭化水素、ジオキサン、テトラヒドロフラン、ジメトキ
シエタンなどのエーテル類、メタノール、エタノール、
プロパノールなどのアルコール類、酢酸エチル、アセト
ニトリル、ピリジン、N,N−ジメチルホルムアミド、
ジメチルスルホキシド、クロロホルム、ジクロロメタ
ン、1,2−ジクロロエタン、1,1,2,2−テトラクロ
ロエタン、アセトン、2−ブタノンおよびこれらの混合
溶媒が挙げられる。(I−22)と(XV)の反応は水酸化
ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸カリウム、炭酸ナト
リウム、炭酸水素ナトリウムなどのアルカリ金属塩、ピ
リジン、トリエチルアミン、N,N−ジメチルアニリン
等のアミン類、水素化ナトリウム、水素化カリウムなど
の適宜の塩基の存在下に行われ、これら塩基の使用量は
化合物(I−22)に対し1〜5モル程度が好ましい。本
反応は通常−20℃〜150℃、好ましくは約−10℃
〜100℃で行われる。このようにして得られるキノリ
ン(III−1)は公知の分離精製手段例えば濃縮、減圧
濃縮、溶媒抽出、晶出、再結晶、転溶、クロマトグラフ
ィーなどにより単離精製することができる。N法
【0085】
【化19】
【0086】[式中、各記号は前記と同意義を有する。]
(I−23)と(X)の反応は適宜の溶媒中で行われる。該
溶媒としては例えばベンゼン、トルエン、キシレンなど
の芳香族炭化水素、ジオキサン、テトラヒドロフラン、
ジメトキシエタンなどのエーテル類、メタノール、エタ
ノール、プロパノールなどのアルコール類、酢酸エチ
ル、アセトニトリル、ピリジン、N,N−ジメチルホル
ムアミド、ジメチルスルホキシド、クロロホルム、ジク
ロロメタン、1,2−ジクロロエタン、1,1,2,2−テ
トラクロロエタン、アセトン、2−ブタノンおよびこれ
らの混合溶媒が挙げられる。本反応は水酸化ナトリウ
ム、水酸化カリウム、炭酸カリウム、炭酸ナトリウム、
炭酸水素ナトリウムなどのアルカリ金属塩、ピリジン、
トリエチルアミン、N,N−ジメチルアニリン等のアミ
ン類、水素化ナトリウム、水素化カリウムなどの適宜の
塩基の存在下に行われ、これら塩基の使用量は化合物
(I−23)に対し1〜5モル程度が好ましい。本反応は
通常−20℃〜150℃、好ましくは約−10℃〜10
0℃で行われる。本反応は過剰の(X)を使用することに
より、(X)を塩基として用いることもできる。このよう
にして得られるキノリンまたはキナゾリン誘導体(I−
24)は公知の分離精製手段例えば濃縮、減圧濃縮、溶
媒抽出、晶出、再結晶、転溶、クロマトグラフィーなど
により単離精製することができる。L法およびM法で製
造したキノリン誘導体は、K法に従ってキノリン 1−
オキシド体とすることができる。O法
【0087】
【化20】
【0088】[式中の各記号は前記と同意義を有する。]
本法では、化合物(XII)をメルカプト誘導体(XVI)
とし、ついで化合物(XVII)との反応で化合物(I−
25)を製造する。(XII)から(XVI)への反応は、
溶媒中五硫化リン(P25)またはローソン(Lawesson)
試薬等の硫化剤を用いることにより行われる。該溶媒と
しては例えばベンゼン、トルエン、キシレンなどの芳香
族炭化水素、ジオキサン、テトラヒドロフラン、ジメト
キシエタンなどのエーテル類、ピリジン、クロロベンゼ
ン、ジクロロベンゼン、クロロホルム、ジクロロメタ
ン、1,2−ジクロロエタン、1,1,2,2−テトラクロ
ロエタンおよびこれらの混合溶媒が挙げられる。硫化剤
の使用量は化合物(XII)に対し1〜5モル程度が好ま
しい。本反応は通常0℃〜200℃、好ましくは約10
℃〜180℃で行われる。化合物(XVI)と化合物(X
VII)の反応は、C法の化合物(I−3)と(VII)の
反応と同様にして行われる。このようにして得られるキ
ノリン誘導体(I−25)は公知の分離精製手段例えば濃
縮、減圧濃縮、溶媒抽出、晶出、再結晶、転溶、クロマ
トグラフィーなどにより単離精製することができる。P法 本法では、化合物(I)のA環、B環が置換基としてイソ
プロポキシ基を含むとき、これを四塩化チタン、三塩化
チタン、三塩化ホウ素、四塩化ケイ素等で処理すること
により、イソプロポキシ基を水酸基に変換してA環、B
環が置換基としてフェノール性水酸基を有する化合物を
製造する。本反応は、適宜の溶媒中で行われ、該溶媒と
しては四塩化炭素、ジクロロメタン、クロロホルム、
1,2−ジクロロエタン、1,1,2,2−テトラクロロエ
タン、アセトニトリルまたはこれらの混合溶媒が挙げら
れる。四塩化チタン、三塩化ホウ素、四塩化ケイ素等の
使用量は、イソプロポキシ基1個につき1〜10モル当
量、好ましくは1〜6モル当量であり、−50℃〜10
0℃好ましくは、−20℃〜80℃で行われる。
【0092】以下、試験例を挙げて本発明の医薬組成物
の骨吸収抑制作用について説明する。 試験例1 [骨吸収抑制作用]骨吸収活性の測定はロイスの方法[ジ
ャーナル・オブ・クリニカル・インベスティゲーション
(J.Clin.Invest.),44,103−116(196
5)]によった。すなわち、妊娠18日目のスプレイグ・
ドーリー(Sprague−Dawley)系ラット1匹に45Ca
(カルシウムの同位元素、CaCl2溶液)を50μCi皮下
注射し、翌日開腹し、無菌的に胎児ラットを取り出し、
解剖顕微鏡下で胎児ラットの左右の前腕骨(橈骨、尺骨)
を躯幹より切り離し、さらに可能な限り結合織、軟骨を
除いて骨培養サンプルとした。フィットン−ジャクソン
・モディフィケーション(Fitton−Jackson modific
ation)(BGJb メディウム;GIBCOLaboratorie
s、米国)に牛血清アルブミン(最終濃度2mg/ml)を添加
した培地0.6mlに、骨を1片ずつ加えて37℃で24
時間培養した。この骨を、化合物(最終濃度1μg/ml、
10μg/mlまたは10μM)を加えた上記メディウムで
2日間培養した。骨からメディウム中へ放出した45Ca
の比率(%)は、メディウム中の45Caの放射活性と骨中
45Caの放射活性を測定して次式に従って求めた。
【0093】
【数1】 同腹の胎仔から得た骨を化合物を加えないで同様に2日
間培養したものを対照群とした。各群5個の骨から得ら
れた値の平均値±標準偏差を求め、この値の対照群の値
に対する比率(%)を求め表1に示した。
【表1】
【0094】
【実施例】つぎに、実施例および参考例により本発明を
さらに詳しく説明するが、本発明はこれらに限定される
ものではない。 実施例1 2−アミノ−3',4'−ジメトキシ−4,5−エチレンジ
オキシベンゾフェノン(6.5g)、4−クロロアセト酢酸
エチル(3.7g)および酢酸(60ml)の混合物に濃硫酸
(0.3ml)を加え、100℃で3時間かきまぜた。反応
混合物を減圧下に濃縮し、残留物を水に注いで2N N
aOHでアルカリ性とし、クロロホルムで抽出した。ク
ロロホルム層は水洗、乾燥(MgSO4)後減圧下に溶媒を
留去し、残留物はシリカゲルカラムクロマトグラフィー
に付した。クロロホルム−酢酸エチル(7:3,v/v)で溶
出する部分から2−クロロメチル−4−(3,4−ジメト
キシフェニル)−6,7−エチレンジオキシキノリン−3
−カルボン酸エチルエステル(5.5g、60%)を得た。
これをアセトンから再結晶した。無色プリズム晶。融点
197〜198℃。 元素分析 C2322NO6Clとしての計算値:C,62.24;H,5.
00;N,3.16。 分析値 :C,61.95;H,5.15;N,3.0
1。 実施例2〜実施例26 実施例1と同様にして表2〜表4の化合物を得た。
【0095】
【表2】
【0096】注1)NMR(δppm)CDCl3中:0.92
(3H,t,J=7.2Hz),4.06(2H,q,J=7.2H
z),5.03(2H,s),7.33−7.37(2H,m),7.5
0−7.55(3H,m),7.90−7.98(2H,m),8.2
6(1H,d,J=9.4Hz)。
【0097】
【表3】 注1)2−クロロメチル−4−(3,4−ジメトキシフ
ェニル)−6,7−ジメトキシキノリン−3−カルボン
酸メチルエステル
【0098】
【表4】
【0099】実施例27 2−アミノ−4,5,3',4'−テトラメトキシベンゾフ
ェノン、アセト酢酸エチルおよび酢酸の混合物に濃硫酸
を加え、実施例1と同様に処理して6,7−ジメトキシ
−4−(3,4−ジメトキシフェニル)−2−メチルキノ
リン−3−カルボン酸エチルエステル(83%)を得た。
これをエタノールから再結晶した。無色プリズム晶。融
点147〜148℃。 実施例28〜49 実施例27と同様にして表5〜表9の化合物を得た。
【0100】
【表5】
【0101】
【表6】
【0102】
【表7】
【0103】
【表8】
【表9】
【0104】実施例50 2−アミノ−4,5,3',5'−テトラメトキシ−4'−ヒ
ドロキシベンゾフェノン(0.333g)、テトロン酸(テ
トラヒドロフラン−2,4−ジオン)(0.11g)および酢
酸(10ml)の混合物に濃硫酸(1滴)を加え100℃で
1.5時間かきまぜた。反応混合物を減圧下に濃縮、残
留油状物を水に注いで飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で
中和しクロロホルムで抽出した。クロロホルム層は、水
洗、乾燥(MgSO4)後溶媒を留去し、6,7−ジメトキ
シ−9−(4−ヒドロキシ−3,5−ジメトキシフェニ
ル)フロ[3,4−b]キノリン−1(3H)−オン(0.34
9g,88%)を得た。メタノールから再結晶した。淡黄
色針状晶。融点 247〜248℃。 実施例51〜55 実施例50と同様にして、表10の化合物を得た。
【0105】
【表10】
【0106】実施例56 2−クロロメチル−6,7−ジメトキシ−4−(3,4−
ジメトキシフェニル)キノリン−3−カルボン酸エチル
エステル(3.0g)、メタクロロ過安息香酸(85%、2.
3g)およびメタノール(40ml)の混合物を2時間還流下
にかきまぜた。反応混合物は減圧下に溶媒を留去し、残
留物をクロロホルムに注いだ。クロロホルム層は水洗、
乾燥(MgSO4)後減圧下に溶媒を留去し、残留物をシリ
カゲルカラムクロマトグラフィーに付した。クロロホル
ム−酢酸エチル(6:4,v/v)で溶出する部分から2−ク
ロロメチル−6,7−ジメトキシ−4−(3,4−ジメト
キシフェニル)キノリン−3−カルボン酸エチルエステ
ル 1−オキシド(2.0g、65%)を得た。これをアセ
トン−イソプロピルエーテルから再結晶した。無色プリ
ズム晶。融点193〜194℃。 元素分析 C2324NO7Clとしての計算値:C,59.81;H,5.
24;N,3.03。 分析値 :C,59.69;H,5.32;N,3.0
5。
【0107】実施例57 2−アミノ−4,5,3',4'−テトラメトキシベンゾフ
ェノン(8.0g)およびクロロアセトニトリル(25ml)の
混合物に粉末塩化アルミニウム(6.7g)を加え100℃
で2時間かきまぜた。反応混合物を水に注いでクロロホ
ルムで抽出した。クロロホルム層は水洗、乾燥(MgSO
4)後溶媒を留去し、残留物をシリカゲルカラムクロマト
グラフィーに付した。クロロホルム−酢酸エチル(10:
1,v/v)で溶出する部分より、2−クロロメチル−6,
7−ジメトキシ−4−(3,4−ジメトキシフェニル)キ
ナゾリン(4.9g、52%)を得た。アセトンから再結晶
した。無色プリズム晶。融点183〜184℃。
【0108】実施例58 ヨウ化ナトリウム(1.68g)およびメチルエチルケトン
(15ml)の混合物を80℃で1時間かきまぜた後、2−
クロロメチル−6,7−ジメトキシ−4−(3,4-ジメトキシフェ
ニル)キノリン−3−カルボン酸エチルエステル(2.0g)
を加え、さらに同温度で12時間かきまぜた。不溶の固
体をろ別し、ろ液を減圧下に濃縮した。残留物は水に注
いで酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層は、水洗、乾
燥(MgSO4)後溶媒を留去した。残留する油状物はシリ
カゲルカラムクロマトグラフィーに付し、クロロホルム
−酢酸エチル(1:1,v/v)で溶出する部分から6,7−
ジメトキシ−4−(3,4−ジメトキシフェニル)−2−
ヨードメチルキノリン−3−カルボン酸エチルエステル
(1.4g,58%)を得た。酢酸エチル−ヘキサンから再
結晶した。無色プリズム晶。融点170〜171℃。 元素分析 C2324NO6Jとしての計算値:C51.41;H,4.5
0;N,2.61。 分析値 :C,51.25;H,4.53;N,2.5
8。
【0109】実施例59 2−クロロメチル−6,7−ジメトキシ−4−(3,4−
ジメトキシフェニル)キノリン−3−カルボン酸エチル
エステル(3.0g)、1−エチル−2−メルカプトイミダ
ゾール(1.0g)、炭酸カリウム(1.1g)およびN,N−
ジメチルホルムアミド(30ml)の混合物を室温で3時間
かきまぜた。反応混合物は水に注いで酢酸エチルで抽出
した。酢酸エチル層は水洗、乾燥(MgSO4)後減圧下に
溶媒を留去した。残留物はシリカゲルカラムクロマトグ
ラフィーに付し、クロロホルム−酢酸エチル(3:2,v/
v)で溶出する部分から2−[(1−エチルイミダゾール−
2−イル)チオメチル]−6,7−ジメトキシ−4−(3,
4−ジメトキシフェニル)キノリン−3−カルボン酸エ
チルエステル(2.8g、78%)を得た。これを酢酸エチ
ル−ヘキサンから再結晶した。無色プリズム晶。融点1
57〜158℃。 元素分析 C283136Sとしての計算値:C,62.55;H,5.
81;N,7.82。 分析値 :C,62.55;H,5.84;N,7.7
9。
【0110】実施例60 6,7−ジメトキシ−4−(3,4−ジメトキシフェニル)
−2−[(1−メチルイミダゾール−2−イル)チオメチ
ル]キノリン−3−カルボン酸エチルエステル(3.0g)
のジクロロメタン(75ml)溶液に、氷冷下メタクロロ過
安息香酸(85%、830mg)を少量づつ加えた。反応混
合物を室温で2.5時間かきまぜた後、5%NaHSO3
水溶液、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、水の順に洗浄
し、乾燥(MgSO4)した。減圧下に溶媒を留去後残留物
はシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エ
チル−メタノール(10:1,v/v)で溶出する部分から
6,7−ジメトキシ−4−(3,4−ジメトキシフェニル)
−2−[(1−メチルイミダゾール−2−イル)スルフィ
ニルメチル]キノリン−3−カルボン酸エチルエステル
(1.8g、58%)を得た。これをアセトン−エチルエー
テルから再結晶した。無色プリズム晶。融点193〜1
94℃。 元素分析 C272937Sとしての計算値:C,60.10;H,5.
42;N,7.79。 分析値 :C,59.80;H,5.
60;N,7.51。
【0111】実施例61 実施例60と同様にして、2−[(2−ベンゾイミダゾリ
ル)スルフィニルメチル]−6,7−ジメトキシ−4−
(3,4−ジメトキシフェニル)キノリン−3−カルボン
酸エチルエステルを得た。これをアセトンから再結晶し
た。無色プリズム晶。融点160〜161℃。 元素分析 C302937Sとしての計算値:C,62.60;H,5.
08;N,7.30。 分析値 :C,62.21;H,5.10;N,7.0
9。
【0112】実施例62 6,7−ジメトキシ−4−(3,4−ジメトキシフェニル)
−2−[(1−メチルイミダゾール−2−イル)チオメチ
ル]キノリン−3−カルボン酸エチルエステル(2.5g)
のジクロロメタン(60ml)溶液に、氷冷下メタクロロ過
安息香酸(85%、2.5g)を少量づつ加えた。反応混合
物を室温で4時間かきまぜた後、5%NaHSO3水溶
液、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、水の順に洗浄し、
乾燥(MgSO4)した。減圧下に溶媒を留去後残留物はシ
リカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチル
−メタノール(10:1,v/v)で溶出する部分から6,7
−ジメトキシ−4−(3,4−ジメトキシフェニル)−2
−[(1−メチルイミダゾール−2−イル)スルホニルメ
チル]キノリン−3−カルボン酸エチルエステル(1.5
g、58%)を得た。これをアセトン−エチルエーテルか
ら再結晶した。無色プリズム晶。融点183〜184
℃。 元素分析 C272938Sとしての計算値:C,58.37;H,5.
26;N,7.56。 分析値 :C,58.46;H,5.24;N,7.2
0。
【0113】実施例63 実施例62と同様にして、2−[(2−ベンゾイミダゾリ
ル)スルホニルメチル]−6,7−ジメトキシ−4−(3,
4−ジメトキシフェニル)キノリン−3−カルボン酸エ
チルエステルを得た。これをアセトン−イソプロピルエ
ーテルから再結晶した。無色プリズム晶。融点181〜
182℃。 元素分析 C302938Sとしての計算値:C,60.90;H,4.
94;N,7.10。 分析値 :C,60.76;H,4.86;N,7.0
9。
【0114】実施例64 6,7−ジメトキシ−4−(3,4−ジメトキシフェニル)
−2−[(1−メチルイミダゾール−2−イル)チオメチ
ル]キノリン−3−カルボン酸エチルエステル(4.9g)
のエタノール(100ml)溶液に塩化水素のエタノール溶
液(27%、1.3g)を室温で滴下した。減圧下に約2/
3の溶媒を留去し、残留物にエチルエーテルを加えて析
出する結晶をろ取した。ろ取した結晶をイソプロパノー
ルから再結晶し、6,7−ジメトキシ−4−(3,4−ジ
メトキシフェニル)−2−[(1−メチルイミダゾール−
2−イル)チオメチル]キノリン−3−カルボン酸エチル
エステル塩酸塩1水和物(3.0g、55%)を得た。無色
プリズム晶。融点133〜134℃。 元素分析 C272936S・HCl・H2Oとしての計算値:C,5
6.10;H,5.58;N,7.27。 分析値 :C,55.84;H,5.72;N,7.1
6。
【0115】実施例65 実施例59と同様にして、6,7−ジメトキシ−4−(2
−メトキシフェニル)−2−[(1−メチルイミダゾール
−2−イル)チオメチル]キノリン−3−カルボン酸エチ
ルエステル(89%)を油状物として得た。 NMR(δ ppm)CDCl3中:0.90(3H,t,=7H
z),3.34(3H,s),3.70(3H,s),3.74(3H,
s),3.98(2H,q,=7Hz),4.03(3H,s),4.6
4(2H,s),6.66(1H,s),6.86(1H,s),7.01
−7.16(4H,m),7.34(1H,s),7.45(1H,dou
ble t,=8 and 2Hz)。
【0116】この油状物をエタノール(15ml)に溶か
し、塩化水素のエタノール溶液(23%、1.2g)を加え
た。溶媒を減圧下に留去し、6,7−ジメトキシ−4−
(2−メトキシフェニル)−2−[(1−メチルイミダゾー
ル−2−イル)チオメチル]キノリン−3−カルボン酸エ
チルエステル塩酸塩(2.0g)を得た。これをエタノール
−エーテルから再結晶した。淡黄色プリズム晶。融点1
80〜181℃。 元素分析 C262735S・HCl・1/2H2Oとしての計算
値:C,57.93;H,5.42;N,7.80。 分析値 :C,58.05;H,5.32;N,7.7
2。
【0117】実施例66 実施例59と同様にして、6,7−ジメチル−4−(3,
4−ジメチルフェニル)−2−[(1−メチルイミダゾー
ル−2−イル)チオメチル]キノリン−3−カルボン酸エ
チルエステル(97%)を油状物として得た。 NMR(δ ppm)CDCl3中:0.93(3H,t,=7H
z),2.31(3H,s),2.32(3H,s),2.35(3H,
s),2.44(3H,s),3.42(3H,s),4.03(2H,q,
=7Hz),4.61(2H,s),6.88(1H,d,=1H
z),7.03−7.10(3H,m),7.23(1H,d,=8
Hz),7.35(1H,s),7.78(1H,s)。
【0118】この油状物をエタノール(10ml)に溶か
し、塩化水素のエタノール溶液(23%、0.584g)を
加えた。溶媒を減圧下に留去し、6,7−ジメチル−4
−(3,4−ジメチルフェニル)−2−[(1−メチルイミ
ダゾール−2−イル)チオメチル]キノリン−3−カルボ
ン酸エチルエステル塩酸塩(1.1g)を得た。エタノール
−エーテルから再結晶した。淡黄色プリズム晶。融点1
33〜134℃。 元素分析 C272932S・HCl・3/2H2Oとしての計算
値:C,62.00;H,6.36;N,8.03。 分析値 :C,62.31;H,6.01;N,7.9
8。
【0119】実施例67 実施例59と同様にして、6,7−ジメトキシ−4−
(3,4−ジメトキシフェニル)−2−[(1−メチルイミ
ダゾール−2−イル)チオメチル]キノリン−3−カルボ
ン酸エチルエステル 1−オキシド(69%)を得た。こ
れを酢酸エチル−ヘキサンから再結晶した。無色プリズ
ム晶。融点171〜172℃。 元素分析 C272937Sとしての計算値:C60.10;H,5.
42;N,7.79。 分析値 :C,60.29;H,5.53;N,7.4
9。
【0120】実施例68〜130 実施例59と同様にして、表11〜表20の化合物を得
た。
【0121】
【表11】
【0122】
【表12】
【0123】
【表13】
【0124】
【表14】
【0125】
【表15】
【0126】
【表16】
【0127】
【表17】
【0128】
【表18】
【0129】
【表19】
【0130】
【表20】
【0131】実施例131 2−クロロメチル−6,7−ジメトキシ−4−(3,4−
ジメトキシフェニル)キナゾリン(4.5g)、2−メルカ
プトエタノール(1.13g)、炭酸カリウム(2.8g)およ
びN,N−ジメチルホルムアミド(50ml)の混合物を室
温で2時間かきまぜた。反応混合物を水に注いで酢酸エ
チルで抽出した。酢酸エチル層は水洗、乾燥(MgSO4)
後溶媒を留去し、6,7−ジメトキシ−4−(3,4−ジ
メトキシフェニル)−2−(2−ヒドロキシエチルチオメ
チル)キナゾリン(4.1g、82%)を得た。エタノール
から再結晶した。無色ブリズム晶。融点154〜155
【0132】実施例132〜138 実施例131と同様にして表21の化合物を得た。
【0133】
【表21】
【0134】実施例139〜141 実施例60と同様にして表22の化合物を得た。
【0135】
【表22】
【0136】実施例142 [6,7−ジメトキシ−4−(3,4−ジメトキシフェニ
ル)−3−エトキシカルボニルキノリン−2−イル]メチ
ルトリフェニルホスホニウムクロリド(17.4g)をナト
リウムエトキシドのエタノール溶液[Na(0.62g)とエ
タノール(150ml)から調製]に室温で加えた。ついで
2−ホルミル−1−メチルイミダゾール(3.7g)のエタ
ノール(20ml)溶液を滴下した。混合物を室温で3時間
かきまぜた後、水に注いで酢酸エチルで抽出した。酢酸
エチル層は水洗、乾燥(MgSO)後溶媒を留去し、残
留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付した。
クロロホルム−メタノール(100:1,v/v)で溶出す
る部分より、(E)−6,7−ジメトキシ−4−(3,4−
ジメトキシフェニル)−2−[2−(1−メチルイミダゾ
ール−2−イル)ビニル]キノリン−3−カルボン酸エチ
ルエステル(8.3g、67%)を得た。酢酸エチルから再
結晶した。無色プリズム晶。融点206〜208℃。つ
いで溶出する部分から(Z)−6,7−ジメトキシ−4−
(3,4−ジメトキシフェニル)−2−[2−(1−メチル
イミダゾール−2−イル)ビニル]キノリン−3−カルボ
ン酸エチルエステル(2.6g、21%)を油状物として得
た。 NMR(δ ppm)CDCl3中:0.96(3H,t,=7H
z),3.35(3H,s),3.78(3H,s),3.87(3H,
s),3.96(3H,s),3.97(3H,s),3.98(2H,q,
=7Hz),6.69(1H,d,=12Hz),6.8−7.
1(7H,m),7.13(1H,s)。
【0137】(E)−および(Z)−6,7−ジメトキシ−
4−(3,4−ジメトキシフェニル)−2−[2−(1−メ
チルイミダゾール−2−イル)ビニル]キノリン−3−カ
ルボン酸エチルエステルをそれぞれエタノール−テトラ
ヒドロフラン(1:1,v/v)中、5%パラジウム炭素存在
下、水素雰囲気下1気圧で水素添加反応に付し6,7−
ジメトキシ−4−(3,4−ジメトキシフェニル)−2−
[2−(1−メチルイミダゾール−2−イル)エチル]−キ
ノリン−3−カルボン酸エチルエステルを得た。エタノ
ールから再結晶した。無色プリズム晶。融点147〜1
48℃。
【0138】実施例143 [6,7−ジメトキシ−4−(3,4−ジメトキシフェニ
ル)キナゾリン−2−イル]メチルトリフェニルホスホニ
ウム クロリド(9.1g)をナトリウムエトキシドのエタ
ノール溶液[Na(0.394g)とエタノール(100ml)か
ら調製]に室温で加えた。ついで2−ホルミル−1−メ
チルイミダゾール(1.7g)のエタノール(10ml)溶液を
滴下した。混合物を室温で3時間かきまぜた後、水に注
いでクロロホルムで抽出した。クロロホルム層は水洗、
乾燥(MgSO4)後溶媒を留去し、残留物をシリカゲル
カラムクロマトグラフィーに付した。クロロホルム−メ
タノール(20:1,v/v)で溶出する部分より、(E)−
6,7−ジメトキシ−4−(3,4−ジメトキシフェニル)
−2−[2−(1−メチルイミダゾール−2−イル)ビニ
ル]キナゾリン(5.1g、82%)を得た。エタノール−
クロロホルムから再結晶した。無色プリズム晶。融点2
54〜255℃。 元素分析 C242444・3/2H2Oとしての計算値:C,62.
73;H,5.92;N,12.19 分析値 :C,62.62;H,5.85;N,11.90
【0139】ついで溶出する部分から(Z)−6,7−ジ
メトキシ−4−(3,4−ジメトキシフェニル)−2−[2
−(1−メチルイミダゾール−2−イル)ビニル]キナゾ
リン(0.61g、10%)を得た。エタノール−クロロホ
ルムから再結晶した。無色板状晶。融点180〜181
℃。 元素分析 C242444・1/2H2Oとしての計算値:C,65.
29;H,5.71;N,12.69 分析値 :C,65.28;H,5.66;N,12.42 (E)−および(Z)−6,7−ジメトキシ−4−(3,4−
ジメトキシフェニル)−2−[2−(1−メチルイミダゾ
ール−2−イル)ビニル]キナゾリンをそれぞれクロロホ
ルム−酢酸エチル(1:1,v/v)中、5%パラジウム炭素
存在下、水素雰囲気下1気圧で水素添加反応に付し6,
7−ジメトキシ−4−(3,4−ジメトキシフェニル)−
2−[2−(1−メチルイミダゾール−2−イル)エチル]
キナゾリンを得た。酢酸エチルから再結晶した。無色プ
リズム晶。融点170〜171℃。
【0140】実施例144〜149 実施例142と同様にして表23の化合物を得た。
【0141】
【表23】
【0142】実施例150 6,7−ジメトキシ−4−(3,4−ジメトキシフェニル)
−2−[2−(1−メチルイミダゾール−2−イル)エチ
ル]キノリン−3−カルボン酸エチルエステル(9.0g)
をエタノール(40ml)に懸濁しエタノール性塩化水素
(22%、10g)を加えた。混合物を5分間室温でかき
まぜた後、エーテル(150ml)を加え析出結晶をろ取、
エタノール−エーテルから再結晶、6,7−ジメトキシ
−4−(3,4−ジメトキシフェニル)−2−[2−(1−
メチルイミダゾール−2−イル)エチル]キノリン−3−
カルボン酸エチルエステル 2塩酸塩(9.1g)を得た。
淡黄色プリズム晶。融点158〜160℃。 元素分析 C283136・2HCl・1/3C25OH・1/2
2Oとしての計算値:C,57.11;H,6.02;N,6.
97 分析値 :C,57.03;H,6.15;N,7.0
【0143】実施例151 [6,7−ジメトキシ−4−(3,4−ジメトキシフェニ
ル)−3−エトキシカルボニルキノリン−2−イル)メチ
ルトリフェニルホスホニウム クロリド(3.0g)をナト
リウムエトキシドのエタノール溶液[Na(0.13g)とエ
タノール(45ml)から調製]に室温で加えた。ついで3
−(1−メチルイミダゾール−2−イル)プロピオンアル
デヒド(0.787g)を加えた。混合物を室温で3時間か
きまぜた後、水に注いで酢酸エチルで抽出した。酢酸エ
チル層は水洗、乾燥(MgSO4)後溶媒を留去し、残留物
をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付した。酢酸
エチル−メタノール(30:1,v/v)で溶出する部分よ
り、(E)−6,7−ジメトキシ−4−(3,4−ジメトキ
シフェニル)−2−[2−[2−(1−メチルイミダゾール
−2−イル)エチル]ビニル]キノリン−3−カルボン酸
エチルエステル(0.36g,15%)を油状物として得
た。 NMR(δ ppm)CDCl3中:1.03(3H,t,=7H
z),2.7−3.0(4H,m),3.60(3H,s),3.79(3
H,s),3.87(3H,s),3.97(3H,s),4.05(3
H,s),4.09(2H,q,=7Hz),6.7−7.2(8H,
m),7.43(1H,s)。
【0144】ついで溶出する部分から(Z)−6,7−ジ
メトキシ−4−(3,4−ジメトキシフェニル)−2−[2
−[2−(1−メチルイミダゾール−2−イル)エチル]ビ
ニル]キノリン−3−カルボン酸エチルエステル(0.2
g、8%)を油状物として得た。 NMR(δ ppm)CDCl3中:1.02(3H,t,=7H
z),2.8−3.2(4H,m),3.58(3H,s),3.80(3
H,s),3.88(3H,s),3.96(3H,s),4.05(3
H,s),4.07(2H,q,=7Hz),6.08(1H,dt,
=7.4&11.4Hz),6.6−7.0(7H,m),7.42
(1H,s)。
【0145】(E)−および(Z)−6,7−ジメトキシ−
4−(3,4−ジメトキシフェニル)−2−[2−[2−(1
−メチルイミダゾール−2−イル)エチル]ビニル]キノ
リン−3−カルボン酸エチルエステルの混合物をエタノ
ール−テトラヒドロフラン(1:4,v/v)中、5%パラジ
ウム炭素存在下、水素雰囲気下1気圧で水素添加反応に
付し、エタノール性塩酸で処理して6,7−ジメトキシ
−4−(3,4−ジメトキシフェニル)−2−[4−(1−
メチルイミダゾール−2−イル)ブチル]キノリン−3−
カルボン酸エチルエステルを得た。クロロホルム−酢酸
エチルから再結晶した。淡黄色結晶。融点180〜18
3℃。 元素分析 C303536・2HCl・H2Oとしての計算値:C,5
7.69;H,6.29;N,6.73 分析値 :C,57.48;H,6.09;N,6.60
【0146】実施例152 2−クロロメチル−6,7−ジメトキシ−4−(3,4−
ジメトキシフェニル)キノリン−3−カルボン酸エチル
エステル(1.5g)、2−ヒドロキシ−6−メチルピリジ
ン(0.4g)、炭酸カリウム(0.511g)およびN,N−
ジメチルホルムアミド(20ml)の混合物を120℃で2
時間かきまぜた後、水に注いで酢酸エチルで抽出した。
酢酸エチル層は、水洗、乾燥(MgSO4)後溶媒を留去し
た。残留する油状物はシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィーに付し、酢酸エチルで溶出する部分から6,7−ジ
メトキシ−4−(3,4−ジメトキシフェニル)−2−
[(2−メチル−6−ピリジル)オキシメチル]キノリン−
3−カルボン酸エチルエステル(0.79g,46%)を得
た。クロロホルム−ヘキサンから再結晶した。黄色プリ
ズム晶。融点173〜174℃。 元素分析 C293027としての計算値:C,67.17;H,5.8
3;N,5.40 分析値 :C,66.97;H,6.02;N,5.16
【0147】実施例153 2−ヨードメチル−6,7−ジメトキシ−4−(3,4−
ジメトキシフェニル)キノリン−3−カルボン酸エチル
エステル(9.0g)、2−ヒドロキシ−1−メチルイミダ
ゾール(1.8g)、炭酸銀(I)(Ag2CO3)(5.1g)およ
びベンゼン(100ml)の混合物を50℃で18時間かき
まぜた後、不溶の固体をろ別した。ろ液は、水洗、乾燥
(MgSO4)後溶媒を留去した。残留する油状物はシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィーに付し、クロロホルム−
酢酸エチル(5:1,v/v)で溶出する部分から6,7−ジ
メトキシ−4−(3,4−ジメトキシフェニル)−2−
[(1−メチル−2−イミダゾリル)オキシメチル]キノリ
ン−3−カルボン酸エチルエステル(0.8g、9%)を得
た。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶した。無色プリズ
ム晶。融点151〜152℃。 元素分析 C272937としての計算値:C,63.90;H,5.8
7;N,8.28 分析値 :C,63.74;H,5.87;N,7.99
【0148】実施例154 6,7−ジメトキシ−4−(3,4−ジメトキシフェニル)
−2−[(1−メチルイミダゾール−2−イル)チオメチ
ル]キノリン−3−カルボン酸エチルエステル(0.6g)、
2N NaOH(1.7ml)およびエタノール(12ml)の混
合物を6時間還流した。反応混合物を真空中で濃縮し
た。残渣を水で希釈し、酢酸エチルで洗浄し、2N塩酸
で酸性にし、酢酸エチルで抽出した。抽出物を水洗、乾
燥(MgSO4)し、真空中で濃縮して結晶を得た。エタノ
ール−エチルエーテルから再結晶して6,7−ジメトキ
シ−4−(3,4−ジメトキシフェニル)−2−[(1−メ
チルイミダゾール−2−イル)チオメチル]キノリン−3
−カルボン酸(0.3g、53%)を無色プリズム晶として
得た。融点213〜214℃。 元素分析 C252536S・1/2H2Oとしての計算値:C,5
9.51;H,5.19;N,8.32 分析値 :C,59.38;H,5.40;N,7.93
【0149】実施例155 6,7−ジメトキシ−4−(3,4−ジメトキシフェニル)
−2(1H)−キノロン−3−カルボン酸エチルエステル
(0.5g)のN,N−ジメチルホルムアミド(20ml)の溶
液に油性水素化ナトリウム(60%,0.1g)を氷冷下に
加え、室温で30分間かきまぜた後、2−ブロモプロパ
ン(0.5ml)を加えた。この混合物は、60℃で5時間
かきまぜた後水に注いで酢酸エチルで抽出した。酢酸エ
チル層は、水洗、乾燥(MgSO4)後溶媒を留去し、6,
7−ジメトキシ−4−(3,4−ジメトキシフェニル)−
2−イソプロポキシキノリン−3−カルボン酸エチルエ
ステル(0.388g,70%)を得た。エーテルから再結
晶した。融点 142〜143℃。
【0150】実施例156 2−ヒドロキシメチル−1−メチルイミダゾール(0.0
85g)のN,N−ジメチルホルムアミド(7ml)の溶液に
油性水素化ナトリウム(60%,0.033g)を氷冷下に
加え、同温度で10分間かきまぜた後、2−クロロ−
6,7−ジメトキシ−4−(3,4−ジメトキシフェニル)
キノリン−3−カルボン酸エチルエステル(0.3g)を加
えた。この混合物は、氷冷下に1時間さらに室温で20
時間かきまぜた。反応混合物は、水に注いで酢酸エチル
で抽出した。酢酸エチル層は、水洗、乾燥(MgSO4)後
溶媒を留去し残留油状物をシリカゲル カラムクロマト
グラフィーに付した。酢酸エチル−メタノール(30:
1,v/v)で溶出する部分より6,7−ジメトキシ−4−
(3,4−ジメトキシフェニル)−2−(1−メチルイミダ
ゾール−2−イル)メトキシキノリン−3−カルボン酸
エチルエステル(0.26g,73%)を得た。酢酸エチル
−ヘキサンから再結晶した。融点 209〜210℃。
【0151】実施例157 6,7−ジメトキシ−4−(3,4−ジメトキシフェニル)
−2−メルカプトキノリン−3−カルボン酸エチルエス
テル(0.2g)、2−クロロメチル−1−メチルイミダゾ
ール(0.09g)およびN,N−ジメチルホルムアミド(8
ml)の混合物に油性水素化ナトリウム(60%,0.05g)
を氷冷下に加え、同温度で1時間さらに室温で18時間
かきまぜた。反応混合物は、水に注いで酢酸エチルで抽
出した。酢酸エチル層は、水洗、乾燥(MgSO4)後溶媒
を留去し残留油状物をシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィーに付した。酢酸エチル−メタノール(30:1,v/v)
で溶出する部分より6,7−ジメトキシ−4−(3,4−
ジメトキシフェニル)−2−[(1−メチルイミダゾール
−2−イル)メチルチオ]キノリン−3−カルボン酸エチ
ルエステル(0.214g,87%)を得た。融点 141
〜142℃。
【0152】実施例158 2−クロロメチル−6,7−ジメトキシ−4−(3,4−
ジメトキシフェニル)キノリン−3−カルボン酸エチル
エステル(0.58g)、2−アミノメチル−1−メチルイ
ミダゾール塩酸塩(0.24g)、炭酸カリウム(0.63g)
およびN,N−ジメチルホルムアミド(15ml)の混合物
を室温で2時間かきまぜた。反応混合物は、水に注いで
酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層は、水洗、乾燥
(MgSO4)後溶媒を留去し残留油状物をシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィーに付した。クロロホルム−メタノ
ール(50:1,v/v)で溶出する部分より2,3−ジヒド
ロ−6,7−ジメトキシ−9−(3,4−ジメトキシフェ
ニル)−2−(1−メチルイミダゾール−2−イルメチ
ル)−1−オキソ−1H−ピロロ[3,4−b]キノリン(構
造式下図)(0.27g,43%)を得た。酢酸エチルから再
結晶した。融点 245〜246℃。
【0153】
【化21】
【0154】実施例159 2−アミノ−4,5,3',4'−テトラメトキシベンゾフ
ェノン(1.55g)、アセトンジカルボン酸ジメチルエス
テル(0.936g)および酢酸(30ml)の混合物に濃硫酸
(3滴)を加え、100℃で2.5時間かきまぜた。反応
混合物を減圧下に濃縮し、残留物を水に注いで飽和炭酸
水素ナトリウム水溶液で中和し、クロロホルムで抽出し
た。クロロホルム層は水洗、乾燥(MgSO4)後減圧下に
溶媒を留去し、残留結晶をアセトンから再結晶し、6,
7−ジメトキシ−4−(3,4−ジメトキシフェニル)−
3−メトキシカルボニルキノリン−2−酢酸 メチルエ
ステル(1.41g,64%)を得た。無色プリズム晶。融
点170〜171℃。
【0155】実施例160 実施例159と同様にして、6,7−ジメトキシ−4−
(3,4−ジメトキシフェニル)−3−エトキシカルボニ
ルキノリン−2−酢酸 エチルエステルを得た。酢酸エ
チル−イソプロピルエーテルから再結晶した。無色プリ
ズム晶。融点146〜147℃。
【0156】実施例161 2−アミノ−5−クロロ−3',4'−ジメトキシベンゾ
フェノン(0.23g)およびシアノ酢酸メチルエステル
(5ml)の混合物に粉末塩化アルミニウム(0.21g)を加
え100℃で2.5時間かきまぜた。反応混合物を水に
注いで酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層は水洗、乾
燥(MgSO4)後溶媒を留去し、残留物をシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィーに付した。ヘキサン−酢酸エチル
(4:1,v/v)で溶出する部分より、6−クロロ−4−
(3,4−ジメトキシフェニル)キナゾリン−2−酢酸
メチルエステル(0.161g,55%)を得た。イソプロ
ピルエーテルから再結晶した。無色針状晶。融点144
〜145℃。
【0157】実施例162 実施例161と同様にして、6−クロロ−4−フェニル
キナゾリン−2−酢酸メチルエステルを得た。イソプロ
ピルエーテルから再結晶した。無色針状晶。融点122
〜123℃。
【0158】実施例163 実施例161と同様にして、6,7−ジメトキシ−4−
(3,4−ジメトキシフェニル)キナゾリン−2−酢酸
メチルエステルを得た。イソプロピルエーテルから再結
晶した。無色針状晶。融点152〜153℃。
【0159】実施例164 6,7−ジメトキシ−4−(3,4−ジメトキシフェニル)
−3−エトキシカルボニルキノリン−2−酢酸 エチル
エステル(5.8g)のテトラヒドロフラン(100ml)溶液
を、水素化アルミニウムリチウム(0.455g)のテトラ
ヒドロフラン(50ml)懸濁液に0℃で滴下した。反応混
合物を0℃で1時間かきまぜた後、水(2.5ml)を滴下
し、さらに30分かきまぜた。不溶の固体をろ別し、ろ
液を減圧下に濃縮した。残留物はシリカゲルカラムクロ
マトグラフィーに付し、クロロホルム−酢酸エチル(1:
1,v/v)で溶出する部分から2−(2−ヒドロキシエチ
ル)−6,7−ジメトキシ−4−(3,4−ジメトキシフェ
ニル)キノリン−3−カルボン酸エチルエステル(1.7
5g,33%)を得た。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶
した。無色プリズム晶。融点150〜151℃。
【0160】実施例165 三臭化リン(PBr3)(1.0g)を、2−(2−ヒドロキシ
エチル)−6,7−ジメトキシ−4−(3,4−ジメトキシ
フェニル)キノリン−3−カルボン酸エチルエステル
(1.7g)のベンゼン(50ml)溶液に室温で滴下した。混
合物を80℃で1時間かきまぜた後、氷水に注ぎ飽和炭
酸水素ナトリウム水溶液で中和後クロロホルムで抽出し
た。クロロホルム層は水洗、乾燥(MgSO4)後溶媒を留
去し、残留物はシリカゲルカラムクロマトグラフィーに
付し、クロロホルム−酢酸エチル(1:1,v/v)で溶出す
る部分から2−(2−ブロモエチル)−6,7−ジメトキ
シ−4−(3,4−ジメトキシフェニル)キノリン−3−
カルボン酸エチルエステル(0.49g,26%)を得た。
酢酸エチル−ヘキサンから再結晶した。無色プリズム
晶。融点132〜133℃。
【0161】実施例166 油性水素化ナトリウム(60%,0.323g)を2−エチ
ルイミダゾール(0.776g)のN,N−ジメチルホルム
アミド(30ml)溶液に加え、室温で15分かきまぜた。
ついで、2−クロロメチル−6,7−ジメトキシ−4−
(3,4−ジメトキシフェニル)キノリン−3−カルボン
酸 エチルエステル(3.0g)を加えた。混合物を80℃
で1時間かきまぜ、水に注いで析出結晶をろ取した。エ
タノールから再結晶し、2−(2−エチルイミダゾール
−1−イルメチル)−6,7−ジメトキシ−4−(3,4−
ジメトキシフェニル)キノリン−3−カルボン酸 エチ
ルエステル(2.5g,74%)を得た。無色プリズム晶。
融点163〜164℃。 実施例167〜176 実施例166と同様にして、表24および表25の化合
物を得た。
【0162】
【表24】
【0163】
【表25】
【0164】実施例177 油性水素化ナトリウム(60%,0.044g)をイミダゾ
ール(0.075g)のN,N−ジメチルホルムアミド(5m
l)溶液に加え、室温で15分かきまぜた。ついで、2−
(2−ブロモエチル)−6,7−ジメトキシ−4−(3,4
−ジメトキシフェニル)キノリン−3−カルボン酸 エ
チルエステル(0.46g)を加えた。混合物を80℃で1
時間かきまぜ、水に注いで酢酸エチルで抽出した。酢酸
エチル層は水洗、乾燥(MgSO4)後減圧下に溶媒を留去
した。残留物はシリカゲルカラムクロマトグラフィーに
付し、酢酸エチル−メタノール(10:1,v/v)で溶出す
る部分から2−[2−(1−イミダゾリル)エチル]−6,
7−ジメトキシ−4−(3,4−ジメトキシフェニル)キ
ノリン−3−カルボン酸 エチルエステル(0.295g,
66%)を得た。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶し
た。無色プリズム晶。融点173〜174℃。
【0165】実施例178〜180 実施例177と同様にして、表26の化合物を得た。
【0166】
【表26】
【0167】実施例181 油性水素化ナトリウム(60%,0.323g)を1H−1,
2,4−トリアゾール(0.558g)のN,N−ジメチルホ
ルムアミド(30ml)溶液に加え、室温で15分かきまぜ
た。ついで、2−クロロメチル−6,7−ジメトキシ−
4−(3,4−ジメトキシフェニル)キノリン−3−カル
ボン酸 エチルエステル(3.0g)を加えた。混合物を8
0℃で1時間かきまぜ、水に注いで酢酸エチルで抽出し
た。酢酸エチル層は水洗、乾燥(MgSO4)後減圧下に溶
媒を留去した。残留物はシリカゲルカラムクロマトグラ
フィーに付し、クロロホルム−メタノール(40:1,v/
v)で最初に溶出する部分から6,7−ジメトキシ−4−
(3,4−ジメトキシフェニル)−2−(1,2,4−トリア
ゾール−1−イルメチル)キノリン−3−カルボン酸
エチルエステル(1.7g,53%)を得た。酢酸エチル−
ヘキサンから再結晶した。無色プリズム晶。融点176
〜177℃。
【0168】実施例182 実施例181のカラムクロマトグラフィーにおいて、つ
いで溶出する部分から6,7−ジメトキシ−4−(3,4
−ジメトキシフェニル)−2−(1,2,4−トリアゾール
−4−イルメチル)キノリン−3−カルボン酸 エチル
エステル(0.07g,2%)を得た。酢酸エチル−ヘキサ
ンから再結晶した。無色プリズム晶。融点226〜22
7℃。
【0169】実施例183 実施例181と同様にして、6,7−ジメトキシ−4−
(4−メトキシフェニル)−2−(1,2,4−トリアゾー
ル−1−イルメチル)キノリン−3−カルボン酸エチル
エステルを得た。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶し
た。無色プリズム晶。融点150〜151℃。
【0170】実施例184 実施例183のカラムクロマトグラフィーにおいて、つ
いで溶出する部分から6,7−ジメトキシ−4−(4−メ
トキシフェニル)−2−(1,2,4−トリアゾール−4−
イルメチル)キノリン−3−カルボン酸 エチルエステ
ルを得た。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶した。無色
針状晶。融点218〜219℃。
【0171】実施例185 実施例181と同様にして、6,7−ジメトキシ−4−
(4−メトキシフェニル)−2−(1,2,4−トリアゾー
ル−1−イルメチル)キナゾリンを得た。ジクロロメタ
ン−エチルエーテルから再結晶した。無色プリズム晶。
融点206〜207℃。
【0172】実施例186 実施例185のカラムクロマトグラフィーにおいて、つ
いで溶出する部分から6,7−ジメトキシ−4−(4−メ
トキシフェニル)−2−(1,2,4−トリアゾール−4−
イルメチル)キナゾリンを得た。ジクロロメタン−エチ
ルエーテルから再結晶した。無色針状晶。融点212〜
213℃。
【0173】実施例187 2−エチル−6,7−ジメトキシ−4−(3,4−ジメト
キシフェニル)キノリン−3−カルボン酸メチル(0.5
g)、4N NaOH(20ml)およびメタノールの混合物を
還流下に14時間かきまぜた後、水に注いで酸性化しク
ロロホルムで抽出した。クロロホルム層は、水洗、乾燥
(MgSO4)後溶媒を留去し6,7−ジメトキシ−4−
(3,4−ジメトキシフェニル)−2−エチルキノリン−
3−カルボン酸(0.343g,71%)を得た。アセトン
−メタノールから再結晶した。融点264〜267℃。
【0174】実施例188 2−エチル−6,7−ジメトキシ−4−(3,4−ジメト
キシフェニル)キノリン−3−カルボン酸(0.2g)、塩
化オキサリル(0.05ml)およびテトラヒドロフラン(1
0ml)の混合物にN,N−ジメチルホルムアミド(1滴)を
加え室温で1時間かきまぜた後減圧下に濃縮した。残留
物をテトラヒドロフラン(10ml)に溶かし、この溶液を
2−アミノエチルホスホン酸ジエチルエステル(0.19
5g)、トリエチルアミン(0.1ml)およびテトラヒドロ
フラン(10ml)の混合物に滴下した。反応混合物は、室
温で1時間さらに還流下で3時間かきまぜた後水に注い
でクロロホルムで抽出した。クロロホルム層は、2N塩
酸、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、水の順に洗浄し、
乾燥(MgSO4)後溶媒を留去しN−(2−ジエトキシホ
スホリルエチル)−6,7−ジメトキシ−4−(3,4−ジ
メトキシフェニル)−2−エチルキノリン−3−カルボ
キサミド(0.21g,75%)を得た。エーテルから再結
晶した。融点 157〜158℃。
【0175】実施例189 6,7−ジメトキシ−4−(3,4−ジメトキシフェニル)
−2−メチルキノリン−3−カルボン酸メチル(0.4g)
のテトラヒドロフラン(10ml)溶液を、水素化アルミニ
ウムリチウム(LiAlH4)(0.114g)のテトラヒドロ
フラン(10ml)の懸濁液に室温で滴下した。室温で1.
5時間かきまぜた後水を加え、酢酸エチルで抽出した。
酢酸エチル層は、水洗、乾燥(MgSO4)後溶媒を留去し
結晶をろ取、メタノールから再結晶し3−ヒドロキシメ
チル−6,7−ジメトキシ−4−(3,4−ジメトキシフ
ェニル)−2−メチルキノリン(0.326g,88%)を得
た。融点 200〜201℃。
【0176】実施例190 実施例189と同様にして、2−エチル−3−ヒドロキ
シメチル−6,7−ジメトキシ−4−(3,4−ジメトキ
シフェニル)キノリンを得た。アセトン−イソプロピル
エーテルから再結晶した。融点 192〜193℃。
【0177】実施例191 6,7−ジメトキシ−4−(3,4−ジメトキシフェニル)
−2−(1−メチルイミダゾール−2−イル)メチルチオ
キノリン−3−カルボン酸エチルエステル(3.0g)のジ
クロロメタン(90ml)溶液に、氷冷下メタクロロ過安息
香酸(80%,1.4g)を加え同温度で3時間かきまぜ
た。反応液は、飽和NaHSO3水溶液、飽和NaHCO3
水溶液、水の順に洗浄、乾燥(MgSO4)後溶媒を留去
し、残留油状物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー
に付した。酢酸エチル−ジクロロメタン(4:1,v/v)で
溶出する部分より6,7−ジメトキシ−4−(3,4−ジ
メトキシフェニル)−2−(1−メチルイミダゾール−2
−イルメチルスルフィニル)キノリン−3−カルボン酸
エチル(2.17g,70%)を得た。融点 151〜15
2℃。
【0178】実施例192 実施例191のカラムクロマトグラフィーにおいて、つ
いで溶出する部分から6,7−ジメトキシ−4−(3,4
−ジメトキシフェニル)−2−(1−メチルイミダゾール
−2−イルメチルスルホニル)キノリン−3−カルボン
酸エチル(0.47g,14%)を得た。融点 132〜1
33℃。
【0179】実施例193 6,7−ジメトキシ−4−(3,4−ジメトキシフェニル)
−2−メチルキノリン−3−カルボン酸エチルエステル
(411mg)、N−ブロモスクシイミド(214mg)、2,
2'−アゾビス(イソブチロニトリル)(10mg)および四
塩化炭素(10ml)の混合物を5時間還流下にかきまぜ
た。反応混合物は水洗、乾燥(MgSO4)後減圧下に溶媒
を留去し、残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィ
ーに付した。クロロホルム−酢酸エチル(10:1,v/v)
で溶出する部分から2−ブロモメチル−6,7−ジメト
キシ−4−(3,4−ジメトキシフェニル)キノリン−3
−カルボン酸エチルエステル(285mg,58%)を得
た。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶した。無色プリズ
ム晶。融点135〜136℃。 元素分析C2324NO6Brとして 計算値:C,56.34;H,4.93;N,2.86 分析値:C,55.98;H,5.23;N,2.62
【0180】実施例194 実施例193と同様にして2−ブロモメチル−6,7−
ジメトキシ−4−(3,4−ジメトキシフェニル)キノリ
ン−3−カルボン酸プロピルエステル(48%)を得
た。酢酸エチル−イソプロピルエーテルから再結晶し
た。無色プリズム晶。融点144〜145℃。 元素分析C2426NO6Brとして 計算値:C,57.15;H,5.20;N,2.78 分析値:C,56.75;H,5.30;N,2.68 実施例195 実施例193と同様にして2−ブロモメチル−6,7−
ジメトキシ−4−(3,4−ジメトキシフェニル)キノリ
ン−3−カルボン酸ブチルエステル(56%)を得た。酢
酸エチル−エーテルから再結晶した。無色プリズム晶。
融点160〜161℃。 元素分析C2528NO6Brとして 計算値:C,57.92;H,5.44;N,2.70 分析値:C,57.96;H,5.53;N,2.50
【0181】実施例196 実施例1と同様にして、2−クロロメチル−6,7−ジ
メトキシ−4−(4−メトキシ−3−プロポキシフェニ
ル)キノリン−3−カルボン酸エチルエステルを得た。
エタノールから再結晶した。無色プリズム晶。融点12
6〜128℃。 実施例197 6,7−ジメトキシ−4−(3,4−ジメトキシフェニル)
キナゾリン−2−酢酸メチルエステル(4.0g)、水素化
ホウ素ナトリウム(1.9g)およびテトラヒドロフラン
(80ml)の混合物にメタノール(15ml)を還流下に滴下
した。混合物を還流下に2時間かきまぜた後、水に注い
で酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層は水洗、乾燥
(MgSO4)後減圧下に溶媒を留去し、6,7−ジメトキ
−4−(3,4−ジメトキシフェニル)−2−(2−ヒドロ
キシエチル)キナゾリン(3.0g,81%)を得た。酢酸エ
チルから再結晶した。無色針状晶。融点165〜166
℃。 実施例198 実施例165と同様にして、2−(2−ブロモエチル)−
6,7−ジメトキシ−4−(3,4−ジメトキシフェニル)
キナゾリンを得た。酢酸エチルから再結晶した。無色針
状晶。融点166〜167℃。 実施例199〜実施例205 実施例1と同様にして、表27の化合物を得た。
【0182】
【表27】
【0183】実施例206〜実施例214 実施例181と同様にして表28の化合物を得た。
【0184】
【表28】
【0185】1)不定固形体。NMR(δppm)CDCl3
中:0.87(3H,t,J=7.2Hz),1.33(6H,d,J
=6.0Hz),3.85(3H,s),3.93(2H,q,J=7.
2Hz),3.96(3H,s),4.02(3H,s),4.43(1
H,m),5.68(1H,d,J=14.8Hz),5.77(1H,
d,J=14.8Hz),6.82−7.01(4H,m),7.41
(1H,s),7.93(1H,s),8.27(1H,s). 2)NMR(δppm)CDCl3中:0.84(3H,t,J=7.
2Hz),1.26−1.45(18H,m),3.93(2H,q,
J=7.0Hz),4.02(3H,s),4.21(1H,m),4.
51(1H,m),4.56(1H,m),5.73(2H,s),6.8
0−6.92(3H,m),7.01(1H,d,J=8.2Hz),
7.41(1H,s),7.93(1H,s),8.27(1H,s).
【0186】実施例215 6,7−ジメトキシ−4−(4−イソプロポキシ−3−メ
トキシフェニル)−2−(1,2,4−トリアゾール−1−
イルメチル)キノリン−3−カルボン酸エチルエステル
(55.6mg)のジクロロメタン(2ml)溶液に、四塩化チ
タン(TiCl4)(125mg)を0℃で加え、同温度で6時
間かきまぜた。反応混合物は、水に注ぎクロロホルムで
抽出した。クロロホルム層は、飽和炭酸ナトリウム水溶
液及び水で洗浄し、乾燥(MgSO4)後、溶媒を留去し
た。残留油状物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー
に付し、酢酸エチル−クロロホルム(3:2,v/v)で溶出
する部分より、6,7−ジメトキシ−4−(4−ヒドロキ
シ−3−メトキシフェニル)−2−(1,2,4−トリアゾ
ール−1−イルメチル)キノリン−3−カルボン酸エチ
ルエステル(24.5mg,48%)を得た。酢酸エチル−ヘ
キサンから再結晶した。融点176−178℃。 NMR(δppm)CDCl3中:0.88(3H,t,J=7.2
Hz),3.80(3H,s),3.88(3H,s),3.96(2H,
q,J=7.2Hz),4.05(3H,s),5.73(2H,s),
5.80(1H,broad s),6.80−7.06(4H,m),
7.42(1H,s),7.94(1H,s),8.27(1H,s). 実施例216〜実施例218 実施例215と同様にして表29の化合物を得た。
【0187】
【表29】
【0188】1)NMR(δppm)CDCl3中:0.88(3
H,t,J=7.2Hz),3.84(3H,s),3.86(3H,
s),3.95(2H,q,J=7.2Hz),3.97(3H,s),
5.73(2H,s),6.88−7.01(5H,m),7.52
(1H,s),7.94(1H,s),8.37(1H,s). 2)NMR(δppm)CDCl3中:0.86(3H,t,J=7.
0Hz),3.85(3H,s),3.94(2H,q,J=7.0H
z),3.98(3H,s),4.07(3H,s),5.73(2H,
s),6.20(1H,broad),6.82−6.98(3H,m),
7.08(1H,s),7.42(1H,s),7.93(1H,s),
8.27(1H,s).
【0189】実施例219 4−(3,4−ジイソプロポキシフェニル)−6,7−ジメ
トキシ−2−(1,2,4−トリアゾール−1−イルメチ
ル)キノリン−3−カルボン酸エチルエステル(116.
0mg)のジクロロメタン(2.5ml)溶液に、四塩化チタン
(TiCl4)(288mg)を0℃で加え、同温度で6時間か
きまぜた。反応混合物は、水に注ぎクロロホルムで抽出
した。クロロホルム層は、飽和炭酸水素ナトリウム水溶
液及び水で洗浄し、乾燥(MgSO4)後、溶媒を留去し
た。残留油状物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー
に付し、酢酸エチル−クロロホルム(7:3,v/v)で溶出
する部分より、4−(3,4−ジヒドロキシフェニル)−
6,7−ジメトキシ−2−(1,2,4−トリアゾール−1
−イルメチル)キノリン−3−カルボン酸エチルエステ
ル(20.0mg,21%)を得た。融点122−124℃。 NMR(δppm)CDCl3中:0.78(3H,t,J=7.0H
z),3.78(3H,s),3.86(2H,q,J=7.0Hz),
4.00(3H,s),5.71(2H,s),6.60(1H,broad
s),6.68−6.79(2H,m),6.92(1H,s),6.
97(1H,d,J=8.0Hz),7.37(1H,s),7.95
(1H,s),8.35(1H,s),8.70(1H,broad s).
【0190】実施例220 4−(3,4−ジイソプロポキシフェニル)−6−イソプ
ロポキシ−7−メトキシ−2−(1,2,4−トリアゾー
ル−1−イルメチル)キノリン−3−カルボン酸エチル
エステル(96.0mg)のジクロロメタン(1.0ml)溶液
に、四塩化チタン(TiCl4)(316mg)を0℃で加え、
同温度で10時間かきまぜた。反応混合物は、水に注ぎ
酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層は、飽和炭酸水素
ナトリウム水溶液及び水で洗浄し、乾燥(MgSO4)後、
溶媒を留去した。残留油状物をシリカゲルカラムクロマ
トグラフィーに付し、酢酸エチル−メタノール(10:
1,v/v)で溶出する部分より、4−(3,4−ジヒドロキ
シフェニル)−6−ヒドロキシ−7−メトキシ−2−
(1,2,4−トリアゾール−1−イルメチル)キノリン−
3−カルボン酸エチルエステル(19.0mg,26%)を得
た。融点264−266℃。 NMR(δppm)CDCl3中:0.88(3H,t,J=7.0
Hz),3.93(2H,q,J=7.0Hz),3.94(3H,s),
5.63(2H,s),6.52(1H,dd,J=8.2&2.2H
z),6.67(1H,d,J=2.2Hz),6.85(1H,d,J
=8.2Hz),6.98(1H,s),7.29(1H,s),7.9
4(1H,s),8.57(1H,s),9.17(1H,s),9.21
(1H,s),10.00(1H,s).
【0191】実施例221 2−アミノ−4,5,3',4'−テトラメトキシベンゾフ
ェノン(453mg)、6−(1−イミダゾリル)−3−オキ
ソヘキサン酸エチルエステル(320mg)および酢酸(5m
l)の混合物に濃硫酸(0.03ml)を加え、100℃で2
時間かきまぜた。反応混合物を減圧下に濃縮、残留物を
水に注ぎ2N水酸化ナトリウムでアルカリ性にした後、
クロロホルムで抽出した。クロロホルム層は、水洗、乾
燥(MgSO4)後、溶媒を留去した。残留油状物をシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィーに付し、クロロホルム−
メタノール(50:1,v/v)で溶出する部分より、6,7
−ジメトキシ−4−(3,4−ジメトキシフェニル)−2
−[3−(1−イミダゾリル)プロピル]キノリン−3−カ
ルボン酸エチルエステル(310.0mg,43%)を得た。
酢酸エチル−ヘキサンから再結晶した。無色プリズム
晶。融点164−165℃。
【0192】実施例222 実施例221と同様にして、6,7−ジメトキシ−4−
(3,4−ジメトキシフェニル)−2−[3−(1,2,4−
トリアゾール−1−イル)プロピル]キノリン−3−カル
ボン酸エチルエステルを得た。エタノールから再結晶し
た。無色プリズム晶。融点141−142℃。 実施例223 実施例221と同様にして、6,7−ジメトキシ−4−
(3,4−ジメトキシフェニル)−2−[4−(1−イミダ
ゾリル)ブチル]キノリン−3−カルボン酸エチルエステ
ルを得た。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶した。無色
プリズム晶。融点119−120℃。 実施例224 6,7−ジメトキシ−4−(3,4−ジメトキシフェニル)
−2−(1,2,4−トリアゾール−1−イルメチル)キノ
リン−3−カルボン酸エチルエステル(3.0g)、2N水
酸化ナトリウム(15.6ml)およびエタノール(50ml)
の混合物を還流下に8時間かきまぜた。反応混合物を氷
冷、2N塩酸でpH5に調整し減圧下に濃縮した。残留
物をエタノールに溶解し不溶物をろ別、ろ液を濃縮し
た。残留油状物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー
に付し、クロロホルム−メタノール(4:1,v/v)で溶出
する部分より、6,7−ジメトキシ−4−(3,4−ジメ
トキシフェニル)−2−(1,2,4−トリアゾール−1−
イルメチル)キノリン−3−カルボン酸(1.3g,46%)
を得た。ジクロロメタン−エタノールから再結晶した。
無色プリズム晶。融点270−271℃(分解)。
【0193】実施例225 油性水素化ナトリウム(60%,0.156g)を、1H−
1,2,4−トリアゾール(0.27g)のN,N−ジメチル
ホルムアミド(DMF)(20ml)溶液に加え、室温で15
分間かきまぜた。ついで、2−クロロメチル−6,7−
ジメトキシ−4−(3,4−ジメトキシフェニル)キノリ
ン−3−カルボン酸エチルエステル 1−オキシド(1.
5g)を加え、80℃で45分間かきまぜた。反応混合物
を水に注ぎ、ジクロロメタンで抽出した。ジクロロメタ
ン層は、水洗、乾燥(MgSO4)後、溶媒を留去した。残
留油状物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付
し、クロロホルム−メタノール(30:1,v/v)で溶出す
る部分より、6,7−ジメトキシ−4−(3,4−ジメト
キシフェニル)−2−[(1,2,4−トリアゾール−1−
イル)メチル]キノリン−3−カルボン酸エチルエステル
1−オキシド(0.8g,50%)を得た。ジクロロメタ
ン−ヘキサンから再結晶した。無色プリズム晶。融点2
21−222℃。
【0194】実施例226 実施例181と同様にして、6,7−ジメトキシ−4−
(3−プロポキシ−4−メトキシフェニル)−2−(1,
2,4−トリアゾール−1−イルメチル)キノリン−3−
カルボン酸エチルエステルを得た。エタノールから再結
晶した。無色プリズム晶。融点127−128℃。 実施例227 実施例226のカラムクロマトグラフィーにおいて、つ
いで溶出する部分から6,7−ジメトキシ−4−(3−プ
ロポキシ−4−メトキシフェニル)−2−(1,2,4−ト
リアゾール−4−イルメチル)キノリン−3−カルボン
酸エチルエステルを得た。エタノールから再結晶した。
無色針状晶。融点154−155℃。 実施例228 実施例181と同様にして、4−(3,4−ジメトキシフ
ェニル)−6,7−エチレンジオキシ−2−(1,2,4−
トリアゾール−1−イルメチル)キノリン−3−カルボ
ン酸エチルエステルを得た。エタノールから再結晶し
た。無色針状晶。融点138−140℃。 実施例229 実施例228のカラムクロマトグラフィーにおいて、つ
いで溶出する部分から4−(3,4−ジメトキシフェニ
ル)−6,7−エチレンジオキシ−2−(1,2,4−トリ
アゾール−4−イルメチル)キノリン−3−カルボン酸
エチルエステルを得た。エタノールから再結晶した。無
色針状晶。融点237−239℃。
【0195】実施例230 実施例181と同様にして、6,7−ジメトキシ−4−
(3,4−ジメトキシフェニル)−2−(1,2,3−トリア
ゾール−1−イルメチル)キノリン−3−カルボン酸エ
チルエステルを得た。エタノール−ジクロロメタンから
再結晶した。無色プリズム晶。融点195−196℃。 元素分析値C252646・1/4C25OHとして 計算値:C,62.50;H,5.66;N,11.43 分析値:C,62.29;H,5.53;N,11.30 実施例231 実施例230のカラムクロマトグラフィーにおいて、つ
いで溶出する部分から6,7−ジメトキシ−4−(3,4
−ジメトキシフェニル)−2−(1,2,3−トリアゾール
−2−イルメチル)キノリン−3−カルボン酸エチルエ
ステルを得た。エタノール−ジクロロメタンから再結晶
した。無色針状晶。融点163−164℃。 元素分析値C252646・1/2C25OHとして 計算値:C,62.27;H,5.83;N,11.17 分析値:C,61.98;H,5.69;N,11.10 実施例232 実施例211のカラムクロマトグラフィーにおいて、つ
いで溶出する部分から6,7−ジメトキシ−4−(3−イ
ソプロポキシ−4−メトキシフェニル)−2−(1,2,4
−トリアゾール−4−イルメチル)キノリン−3−カル
ボン酸エチルエステルを得た。酢酸エチル−ヘキサンか
ら再結晶した。無色プリズム晶。融点170−171
℃。
【0196】実施例233 実施例212のカラムクロマトグラフィーにおいて、つ
いで溶出する部分から6,7−ジメトキシ−4−(4−イ
ソプロポキシ−3−メトキシフェニル)−2−(1,2,4
−トリアゾール−4−イルメチル)キノリン−3−カル
ボン酸エチルエステルを得た。酢酸エチル−ヘキサンか
ら再結晶した。無色プリズム晶。融点178−179
℃。 実施例234 油性水素化ナトリウム(60%,0.117g)を2−ヒド
ロキシピリジン(0.277g)のN,N−ジメチルホルム
アミド(DMF)(10ml)溶液に加え、室温で15分間か
きまぜた。この溶液に6,7−ジメトキシ−4−(3,4
−ジメトキシフェニル)−2−ヨードメチルキノリン−
3−カルボン酸エチルエステル(1.2g)を加えた。混合
物を室温で8時間かきまぜた後、水に注いで酢酸エチル
で抽出した。酢酸エチル層は、水洗、乾燥(MgSO4)後
溶媒を留去し、残留油状物をシリカゲルカラムクロマト
グラフィーに付した。クロロホルム−酢酸エチル(10:
1,v/v)で溶出する部分より、2−(1,2−ジヒドロ−
2−オキソピリジン−1−イルメチル)−6,7−ジメト
キシ−4−(3,4−ジメトキシフェニル)キノリン−3
−カルボン酸エチルエステル(0.64g,57%)を得
た。エタノールから再結晶した。無色プリズム晶。融点
154−156℃。 実施例235 実施例177と同様にして、2−[2−(1−イミダゾリ
ル)エチル]−6,7−ジメトキシ−4−(3,4−ジメト
キシフェニル)キナゾリンを得た。酢酸エチルから再結
晶した。無色プリズム晶。融点147〜148℃。 実施例236 実施例166と同様にして、2−ブロモメチル−6,7
−ジメトキシ−4−(3,4−ジメトキシフェニル)キノ
リン−3−カルボン酸エチルエステルとベンズイミダゾ
ールとの反応により、2−(ベンズイミダゾール−1−
イルメチル)−6,7−ジメトキシ−4−(3,4−ジメト
キシフェニル)キノリン−3−カルボン酸エチルエステ
ルを得た。エタノールから再結晶した。無色プリズム
晶。融点99〜100℃。
【0197】実施例237 実施例181と同様にして、2−クロロメチル−6,7
−ジメトキシ−4−(3,4−ジメトキシフェニル)キノ
リン−3,4−カルボン酸メチルエステルと1H−1,
2,4−トリアゾールとの反応により、6,7−ジメトキ
シ−4−(3,4−ジメトキシフェニル)−2−(1,2,4
−トリアゾール−1−イルメチル)キノリン−3−カル
ボン酸メチルエステルを得た。エタノールから再結晶し
た。無色プリズム晶。融点218〜220℃。 実施例238 実施例166と同様にして、2−ブロモメチル−6,7
−ジメトキシ−4−(3,4−ジメトキシフェニル)キノ
リン−3−カルボン酸プロピルエステルとイミダゾール
との反応により、6,7−ジメトキシ−4−(3,4−ジ
メトキシフェニル)−2−(イミダゾール−1−イルメチ
ル)キノリン−3−カルボン酸プロピルエステルを得
た。エタノールから再結晶した。無色プリズム晶。融点
166〜168℃。 実施例239 実施例166と同様にして、2−ブロモメチル−6,7
−ジメトキシ−4−(3,4−ジメトキシフェニル)キノ
リン−3−カルボン酸ブチルエステルとイミダゾールと
の反応により、6,7−ジメトキシ−4−(3,4−ジメ
トキシフェニル)−2−(イミダゾール−1−イルメチ
ル)キノリン−3−カルボン酸ブチルエステルを得た。
エタノールから再結晶した。無色プリズム晶。融点14
0〜141℃。 実施例240 実施例181と同様にして、6−クロロ−2−クロロメ
チル−4−フェニルキノリン−3−カルボン酸エチルエ
ステルと1H−1,2,4−トリアゾールとの反応によ
り、6−クロロ−4−フェニル−2−(1,2,4−トリ
アゾール−1−イルメチル)キノリン−3−カルボン酸
エチルエステルを得た。エタノールから再結晶した。無
色プリズム晶。融点114〜116℃。 実施例241〜実施例248 実施例166と同様にして、表30の化合物を得た。
【0198】
【表30】
【0199】実施例249 6,7−ジメトキシ−4−(3−イソプロポキシ−4−メ
トキシフェニル)−2−(1,2,4−トリアゾール−1−
イルメチル)キノリン−3−カルボン酸エチルエステル
(0.5g)のエタノール(10ml)−ジクロロメタン(2ml)
懸濁液に塩化水素のエタノール溶液(23%,0.172
g)を室温で滴下した。混合物を室温で15分間かきまぜ
た後減圧下に濃縮、残留物をイソプロピルエーテルで処
理して固体を濾取した。エタノールから再結晶し、6,
7−ジメトキシ−4−(3−イソプロポキシ−4−メト
キシフェニル)−2−(1,2,4−トリアゾール−1−イ
ルメチル)キノリン−3−カルボン酸エチルエステル塩
酸塩(0.211g,39%)を得た。黄色結晶。融点93
〜95℃。
【0200】実施例250 油性水素化ナトリウム(60%,0.27g)をモルホリン
(0.537g)のN,N−ジメチルホルムアミド(20ml)
溶液に加え、室温で15分かきまぜた。ついで、2−ク
ロロメチル−4−(3,4−ジメトキシフェニル)−6,7
−ジメトキシキノリン−3−カルボン酸エチル(2.5g)
を加えた。混合物を100℃で2時間かきまぜ、水に注
いで酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層は、水洗、乾
燥(MgSO4)後溶媒を留去した。残留結晶をろ取後、エ
タノールから再結晶し、4−(3,4−ジメトキシフェニ
ル)−6,7−ジメトキシ−2−モルホリノメチルキノリ
ン−3−カルボン酸エチル(1.9g,68%)を得た。無
色プリズム晶。融点146〜147℃。
【0201】実施例251 2−クロロメチル−4−(3,4−ジメトキシフェニル)
−6,7−ジメトキシキノリン−3−カルボン酸エチル
(1.0g)、ピペラジン(1.15g)およびメタノール(1
5ml)の混合物を、室温で36時間かきまぜた。反応混
合物を減圧下に濃縮し、残留物に6N HCl(30ml)
を加え、ジクロロメタンで洗浄した。水層を2N Na
OHで中和し、ジクロロメタンで抽出した。ジクロロメ
タン層は、水洗、乾燥(MgSO4)後溶媒を留去した。残
留結晶をろ取後、ジクロロメタン−ヘキサンから再結晶
し、4−(3,4−ジメトキシフェニル)−6,7−ジメト
キシ−2−ピペラジノメチルキノリン−3−カルボン酸
エチル(0.43g,39%)を得た。無色プリズム晶。融
点192〜193℃。
【0202】実施例252 油性水素化ナトリウム(60%,0.753g)をチオモル
ホリン(1.8g)のN,N−ジメチルホルムアミド(50m
l)溶液に加え、室温で15分かきまぜた。ついで、2−
クロロメチル−4−(3,4−ジメトキシフェニル)−6,
7−ジメトキシキノリン−3−カルボン酸エチル(6.0
g)を加えた。混合物を室温で一夜かきまぜ、水に注いで
酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層は、水洗、乾燥
(MgSO4)後溶媒を留去した。残留物はシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィーに付し、クロロホルム−酢酸エチ
ル(7:3,v/v)で溶出する部分から、4−(3,4−ジメ
トキシフェニル)−6,7−ジメトキシ−2−チオモルホ
リノメチルキノリン−3−カルボン酸エチル(1.4g,4
2%)を得た。エタノールから再結晶した。無色プリズ
ム晶。融点148〜149℃。
【0203】実施例253 油性水素化ナトリウム(60%,0.466g)をN−メチ
ルホモピペラジン(1.23g)のN,N−ジメチルホルム
アミド(40ml)溶液に加え、室温で15分かきまぜた。
ついで、2−クロロメチル−4−(3,4−ジメトキシフ
ェニル)−6,7−ジメトキシキノリン−3−カルボン酸
エチル(4.0g)を加えた。混合物を100℃で3.5時
間かきまぜ、水に注いで酢酸エチルで抽出した。酢酸エ
チル層は、水洗、乾燥(MgSO4)後溶媒を留去した。残
留物はシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、ク
ロロホルム−メタノール(5:1,v/v)で溶出する部分か
ら、4−(3,4−ジメトキシフェニル)−6,7−ジメト
キシ−2−[(4−メチルホモピペラジノ)メチル]キノリ
ン−3−カルボン酸エチル(1.0g,22%)を得た。酢
酸エチル−ヘキサンから再結晶した。無色プリズム晶。
融点157〜159℃。
【0204】実施例254 2−クロロメチル−4−(3,4−ジメトキシフェニル)
−6,7−ジメトキシキノリン−3−カルボン酸エチル
(4.0g)、ジエチルアミン(1.28g)およびメタノール
(45ml)の混合物を、室温で4日間かきまぜた。反応混
合物を水に注いでジクロロメタンで抽出した。ジクロロ
メタン層は、水洗、乾燥(MgSO4)後溶媒を留去した。
残留物はシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、
酢酸エチルで溶出する部分から、2−(N,N−ジエチル
アミノメチル)−4−(3,4−ジメトキシフェニル)−
6,7−ジメトキシキノリン−3−カルボン酸エチル
(0.51g,18%)を得た。酢酸エチル−ヘキサンから
再結晶した。無色プリズム晶。融点130〜131℃。
【0205】実施例255 2−クロロメチル−6,7−ジメトキシ−4−(4−メト
キシフェニル)キノリン−3−カルボン酸エチル(2.0
g)、モルホリン(2.5g)およびメタノール(30ml)の混
合物を、室温で17時間かきまぜた。反応混合物を減圧
下に濃縮し、残留物にジクロロメタンを加え水洗後、乾
燥(MgSO4)した。溶媒を留去して得られる結晶をろ取
後、エタノールから再結晶し、6,7−ジメトキシ−4
−(4−メトキシフェニル)−2−モルホリノメチルキノ
リン−3−カルボン酸エチル(1.65g,74%)を得
た。無色プリズム晶。融点165〜166℃。
【0206】実施例256 実施例255と同様にして、6,7−ジメトキシ−4−
(4−メトキシフェニル)−2−ピペリジノメチルキノリ
ン−3−カルボン酸エチルを得た。エタノールから再結
晶した。無色プリズム晶。融点129〜130℃。
【0207】実施例257 2−クロロメチル−6,7−ジメトキシ−4−(2−メト
キシフェニル)キノリン−3−カルボン酸エチル(1.0
g)、モルホリン(1.25g)およびエタノール(13ml)の
混合物を、室温で3日間かきまぜた後、析出結晶をろ
取、酢酸エチル−ヘキサンから再結晶し、6,7−ジメ
トキシ−4−(2−メトキシフェニル)−2−モルホリノ
メチルキノリン−3−カルボン酸エチル(0.76g,68
%)を得た。無色プリズム晶。融点153〜154℃。
【0208】実施例258 実施例255と同様にして、4−(3,4−ジメトキシフ
ェニル)−6,7−エチレンジオキシ−2−モルホリノメ
チルキノリン−3−カルボン酸エチルを得た。エタノー
ルから再結晶した。無色針状晶。融点174〜175
℃。
【0209】実施例259 実施例255と同様にして、4−(3,4−ジメトキシフ
ェニル)−6,7−エチレンジオキシ−2−ピペリジノメ
チルキノリン−3−カルボン酸エチルを得た。エタノー
ルから再結晶した。無色プリズム晶。融点158〜16
0℃。
【0210】実施例260 実施例255と同様にして、4−(3,4−ジメトキシフ
ェニル)−6,7−ジエトキシ−2−モルホリノメチルキ
ノリン−3−カルボン酸エチルを得た。エタノールから
再結晶した。無色プリズム晶。融点147〜148℃。
【0211】実施例261 実施例255と同様にして、4−(3,4−ジメトキシフ
ェニル)−6,7−ジエトキシ−2−ピペリジノメチルキ
ノリン−3−カルボン酸エチルを得た。エタノールから
再結晶した。無色プリズム晶。融点154〜155℃。
【0212】実施例262 実施例255と同様にして、6−クロロ−2−モルホリ
ノメチル−4−フェニルキノリン−3−カルボン酸エチ
ルを得た。エタノールから再結晶した。無色プリズム
晶。融点161〜163℃。
【0213】実施例263 2−クロロメチル−4−(3−イソプロポキシ−4−メ
トキシフェニル)−6,7−ジメトキシキノリン−3−カ
ルボン酸エチル(3.0g)、モルホリン(2.76g)および
エタノール(50ml)−ジクロロメタン(5ml)の混合物を
室温で一夜かきまぜた。反応混合物を減圧下に濃縮し、
残留物にジクロロメタン(50ml)を加た。ジクロロメタ
ン層は、水洗、乾燥(MgSO4)後溶媒を留去した。残留
物はシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、クロ
ロホルム−酢酸エチル(1:1,v/v)で溶出する部分か
ら、4−(3−イソプロポキシ−4−メトキシフェニル)
−6,7−ジメトキシ−2−モルホリノメチルキノリン
−3−カルボン酸エチルの油状物を得た。この油状物を
エタノール(20ml)に溶かし、塩化水素のエタノール溶
液(23%,1.05g)を加え、室温で10分間かきまぜ
た。減圧下に溶媒を留去し、結晶をろ取した。エタノー
ル−エーテルから再結晶し、4−(3−イソプロポキシ
−4−メトキシフェニル)−6,7−ジメトキシ−2−モ
ルホリノメチルキノリン−3−カルボン酸エチル塩酸塩
(1.62g,45%)を得た。無色結晶。融点185〜1
88℃。 元素分析 C293727Cl・H2Oとして 計算値:C,60.15;H,6.79;N,4.84 分析値:C,60.51;H,6.58;N,4.73
【0214】実施例264 実施例263と同様にして、4−(3−イソプロポキシ
−4−メトキシフェニル)−6,7−ジメトキシ−2−ピ
ペリジノメチルキノリン−3−カルボン酸エチル塩酸塩
を得た。エタノール−エーテルから再結晶した。無色結
晶。融点207〜210℃。 元素分析 C303926Cl・1/2H2Oとして 計算値:C,63.43;H,7.10;N,4.93 分析値:C,63.15;H,7.02;N,4.80
【0215】実施例265 実施例263と同様にして、2−(N,N−ジペンチルア
ミノメチル)−4−(3,4−ジメトキシフェニル)−6,
7−ジメトキシキノリン−3−カルボン酸エチル2塩酸
塩を得た。ジクロロメタン−酢酸エチルから再結晶し
た。黄色粉末。融点93〜95℃。 元素分析 C334826Cl2・3/2H2Oとして 計算値:C,59.45;H,7.71;N,4.20 分析値:C,59.58;H,7.88;N,4.14
【0216】実施例266 実施例250と同様にして、4−(3,4−ジメトキシフ
ェニル)−6,7−ジメトキシ−2−ピペリジノメチルキ
ノリン−3−カルボン酸エチルを得た。エタノールから
再結晶した。無色プリズム晶。融点148〜149℃。
【0217】実施例267 実施例250と同様にして、4−(3,4−ジメトキシフ
ェニル)−6,7−ジメトキシ−2−ピロリジノメチルキ
ノリン−3−カルボン酸エチルを得た。酢酸エチル−ヘ
キサンから再結晶した。無色プリズム晶。融点139〜
140℃。
【0218】実施例268 2−ブロモメチル−4−(3,4−ジメトキシフェニル)
−6,7−ジメトキシキノリン−3−カルボン酸プロピ
ルエステル(1.5g)、ピペリジン(1.27g)およびジク
ロロメタン(30ml)の混合物を室温で2日間かきまぜ
た。反応混合物を水洗、乾燥(MgSO4)後溶媒を留去し
た。残留物はシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付
し、クロロホルム−酢酸エチル(10:1,v/v)で溶出す
る部分から、4−(3,4−ジメトキシフェニル)−6,7
−ジメトキシ−2−ピペリジノメチルキノリン−3−カ
ルボン酸プロピルエステル(0.8g,53%)を得た。酢
酸エチル−ヘキサンから再結晶した。無色プリズム晶。
融点129〜131℃。
【0219】実施例269 実施例268と同様にして、4−(3,4−ジメトキシフ
ェニル)−6,7−ジメトキシ−2−ピペリジノメチルキ
ノリン−3−カルボン酸ブチルエステルを得た。酢酸エ
チル−ヘキサンから再結晶した。無色針状晶。融点15
4〜155℃。
【0220】実施例270〜実施例277 実施例254と同様にして表31の化合物を得た。
【0221】
【表31】
【0222】1) 1/2水和物。 2) 1/4水和物。 3) 不定形固体。NMR(δ ppm in CDCl3):0.9
7(3H,t,J=7Hz),3.59(4H,s),3.78(3H,
s),3.88(3H,s),3.97(3H,s),3.99(2H,q,
J=7Hz),4.04(3H,s),4.13(2H,s),6.84
−7.02(4H,m),7.10−7.40(10H,m),7.4
2(1H,s).
【0223】実施例278 2−クロロメチル−4−(3,4−ジメトキシフェニル)
−6,7−ジメトキシキナゾリン(2.0g)、ピペリジン
(2.27g)およびエタノール(40ml)−ジクロロメタン
(10ml)の混合物を室温で3日間かきまぜた。反応混合
物を減圧下に濃縮し、残留物にジクロロメタン(50ml)
を加えた。ジクロロメタン層は、水洗、乾燥(MgSO4)
後溶媒を留去した。残留物はシリカゲルカラムクロマト
グラフィーに付し、クロロホルム−酢酸エチル(1:1,v
/v)で溶出する部分から、4−(3,4−ジメトキシフェ
ニル)−6,7−ジメトキシ−2−ピペリジノメチルキナ
ゾリン(1.46g,65%)を得た。酢酸エチル−ヘキサ
ンから再結晶した。無色針状晶。融点130〜132
℃。
【0224】実施例279 実施例278と同様にして、4−(3,4−ジメトキシフ
ェニル)−6,7−ジメトキシ−2−モルホリノメチルキ
ナゾリンを得た。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶し
た。無色プリズム晶。融点148〜150℃。
【0225】実施例280 実施例278と同様にして、2−(N,N−ジエチルアミ
ノメチル)−4−(3,4−ジメトキシフェニル)−6,7
−ジメトキシキナゾリンを得た。酢酸エチル−ヘキサン
から再結晶した。無色プリズム晶。融点111〜113
℃。
【0226】実施例281 実施例278と同様にして、2−ブロモメチル−4−
(3,4−ジメトキシフェニル)−6,7−ジメトキシキ
ノリン−3−カルボン酸エチルとN−エチル−n−プロ
ピルアミンとの反応により、2−(N−エチル−N−プ
ロピルアミノメチル)−4−(3,4−ジメトキシフェ
ニル)−6,7−ジメトキシキノリン−3−カルボン酸
エチルを得た。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶した。
無色プリズム晶。融点105〜106℃。
【0227】実施例282 2−(2−ブロモエチル)−4−(3,4−ジメトキシ
フェニル)−6,7−ジメトキシキナゾリン(0.486
g)、ジエチルアミン(0.41g)およびジクロロメタ
ン(10ml)の混合物を還流下に6時間かきまぜた。反
応混合物を水に注いでジクロロメタンで抽出した。ジク
ロロメタン層は、水洗、乾燥(MgSO4)後溶媒を留去
した。残留物はシリカゲルカラムクロマトグラフィーに
付し、クロロホルム−酢酸エチル(1:1,v/v)で
溶出する部分から、2−[2−(N,N−ジエチルアミノ)
エチル]−4−(3,4−ジメトキシフェニル)−6,7−
ジメトキシキナゾリン(0.040g,8%)を得た。酢
酸エチル−ヘキサンから再結晶した。無色プリズム晶。
融点164〜166℃。
【0228】実施例283 2−クロロメチル−4−(3,4−ジメトキシフェニ
ル)−6,7−ジメトキシキノリン−3−カルボン酸エ
チル(3.0g)、N−メチル−N−シクロヘキシルアミ
ン(2.28g)およびエタノール(45ml)の混合物を
還流下に6時間かきまぜた。反応混合物を水に注いでジ
クロロメタンで抽出した。ジクロロメタン層は、水洗、
乾燥(MgSO4)後溶媒を留去した。残留物はシリカゲ
ルカラムクロマトグラフィーに付し、クロロホルムで溶
出する部分から、2−(N−シクロヘキシル−N−メチ
ルアミノメチル)−4−(3,4−ジメトキシフェニル)−
6,7−ジメトキシキノリン−3−カルボン酸エチル
(2.80g,80%)を得た。エタノールから再結晶し
た。無色プリズム晶。融点172〜174℃。
【0229】実施例284〜実施例290 実施例283と同様にして表32の化合物を得た。
【0230】
【表32】
【0231】実施例291 実施例263と同様にして、2−クロロメチル−4−
(3−イソプロポキシ−4−メトキシフェニル)−6,
7−ジメトキシキノリン−3−カルボン酸エチルとジエ
チルアミンとの反応により、2−(N,N−ジエチルアミ
ノメチル)−4−(3−イソプロポキシ−4−メトキシフ
ェニル)−6,7−ジメトキシキノリン−3−カルボン酸
エチル2塩酸塩を得た。酢酸エチル−エーテルから再結
晶した。黄色粉末。融点122〜124℃。 元素分析 C294026Cl2・1/2H2Oとして 計算値:C,58.78;H,6.97;N,4.73 分析値:C,58.84;H,7.00;N,4.69
【0232】実施例292 実施例282と同様にして、6−クロロ−2−クロロメ
チル−4−(4−クロロフェニル)キノリン−3−カル
ボン酸エチルとジエチルアミンとの反応により、6−ク
ロロ−4−(4−クロロフェニル)−2−(N,N−ジエ
チルアミノメチル)キノリン−3−カルボン酸エチルを
得た。エタノールから再結晶した。無色プリズム晶。融
点132〜133℃。
【0233】実施例293 実施例282と同様にして、6−クロロ−2−クロロメ
チル−4−フェニルキノリン−3−カルボン酸エチルと
ジエチルアミンとの反応により、6−クロロ−2−(N,
N−ジエチルアミノメチル)−4−フェニルキノリン−
3−カルボン酸エチルを得た。エタノールから再結晶し
た。無色プリズム晶。融点107〜108℃。
【0234】参考例1 2−アミノ−4,5,3',4'−テトラメトキシベンゾフ
ェノン(10.0g)、マロン酸ジエチル(6.0g)および
1,8−ジアザビシクロ[5,4,0]−7−ウンデセン(D
BU)(0.396g)の混合物を180℃で10分間かき
まぜた。反応混合物を冷却後エタノールを加え、析出結
晶をろ取、6,7−ジメトキシ−4−(3,4−ジメトキ
シフェニル)−2(1H)−キノロン−3−カルボン酸エ
チルエステル(12.0g,91%)を得た。クロロホルム
−アセトンから再結晶した。融点273〜276℃。
【0235】参考例2 6,7−ジメトキシ−4−(3,4−ジメトキシフェニル)
−2(1H)−キノロン−3−カルボン酸エチルエステル
(6.8g)、ローソン試薬(Lawesson's reagent)(8.0
g)およびトルエン(250ml)の混合物を18時間還流下
にかきまぜた。反応混合物を冷却後析出結晶をろ取し、
6,7−ジメトキシ−4−(3,4−ジメトキシフェニル)
−2−メルカプトキノリン−3−カルボン酸エチルエス
テル(5.0g,70%)を得た。アセトンから再結晶し
た。融点 265〜266℃。
【0236】参考例3 6,7−ジメトキシ−4−(3,4−ジメトキシフェニル)
−2(1H)−キノロン−3−カルボン酸エチルエステル
(5.0g)およびオキシ塩化リン(POCl3)(6.0ml)の
混合物を100〜110℃で80分間かきまぜた。反応
混合物は減圧下に濃縮、残留油状物を水に注いで飽和炭
酸水素ナトリウム水溶液で中和しクロロホルムで抽出し
た。クロロホルム層は、水洗、乾燥(MgSO4)後溶媒を
留去し、残留油状物をシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィーに付した。クロロホルムで溶出する部分より2−ク
ロロ−6,7−ジメトキシ−4−(3,4−ジメトキシフ
ェニル)キノリン−3−カルボン酸エチルエステル(3.
8g,73%)を得た。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶
した。融点 168〜169℃。
【0237】参考例4 2−クロロメチル−6,7−ジエトキシ−4−(3,4−
ジメトキシフェニル)キノリン−3−カルボン酸エチル
エステル(7.1g)、トリフェニルホスフィン(3.9g)お
よびトルエン(70ml)の混合物を還流下に2時間かきま
ぜた。冷却後、析出固体をろ取し[6,7−ジエトキシ−
4−(3,4−ジメトキシフェニル)−3−エトキシカル
ボニルキノリン−2−イル]メチルトリフェニルホスホ
ニウム クロリド(9.6g、87%)を得た。融点172
〜174℃(分解)。
【0238】参考例5 参考例4と同様にして[6,7−ジメトキシ−4−(3,4
−ジメトキシフェニル)−3−エトキシカルボニルキノ
リン−2−イル]メチルトリフェニルホスホニウム ク
ロリドを得た。融点200〜202℃(分解)。
【0239】参考例6 参考例4と同様にして[6,7−ジメトキシ−4−(4−
メトキシフェニル)−3−エトキシカルボニルキノリン
−2−イル]メチルトリフェニルホスホニウムクロリド
を得た。融点178〜180℃(分解)。
【0240】参考例7 参考例4と同様にして[6,7−ジメトキシ−4−(3,4
−ジメトキシフェニル)キナゾリン−2−イル]メチルト
リフェニルホスホニウム クロリドを得た。融点208
〜210℃(分解)。 参考例8 4−ブロモ酪酸ベンジルエステル(23.7g)、イミダゾ
ール(8.1g)、炭酸カリウム(14.0g)およびアセトン
(400ml)の混合物を還流下に6時間かきまぜた。室温
に冷却後、不溶の固体をろ別し、ろ液を濃縮した。残留
油状物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、
酢酸エチル−メタノール(20:1,v/v)で溶出する部分
より、4−(1−イミダゾリル)酪酸ベンジルエステル
(7.3g,33%)を油状物として得た。 NMR(δppm)CDCl3中:2.11(2H,m),2.34
(2H,t,J=6.8Hz),3.99(2H,t,J=6.8H
z),5.12(2H,s),6.87(1H,s),7.05(1H,
s),7.30−7.40(5H,m).
【0241】参考例9 参考例8と同様にして、4−(1,2,4−トリアゾール
−1−イル)酪酸ベンジルエステル(収率88%)を油状
物として得た。 NMR(δppm)CDCl3中:2.14−2.42(4H,m),
4.24(2H,t,J=6.4Hz),5.13(2H,s),7.3
0−7.43(5H,m),7.94(1H,s),7.99(1H,
s). 参考例10 参考例8と同様に、5−ブロモ吉草酸ベンジルエステル
とイミダゾールとの反応により5−(1−イミダゾリル)
吉草酸ベンジルエステルを油状物として得た。 NMR(δppm)CDCl3中:1.55−1.90(4H,m),
2.38(2H,t,J=6.8Hz),3.93(2H,t,J=
7.0Hz),5.11(2H,s),6.87(1H,s),7.05
(1H,s),7.25−7.50(5H,m),7.94(1H,s),
7.99(1H,s).
【0242】参考例11 4−(1−イミダゾリル)酪酸ベンジルエステル(7.4
g)、5%パラジウム−炭素(1.0g)およびエタノール
(400ml)の混合物を室温、1気圧で接触還元反応に付
した。触媒をろ別し、ろ液を減圧下に濃縮、残留結晶を
エタノールから再結晶して4−(1−イミダゾリル)酪酸
(3.4g,75%)を得た。無色プリズム晶。融点125
〜126℃。 参考例12 参考例11と同様にして、4−(1,2,4−トリアゾー
ル−1−イル)酪酸ベンジルエステルを接触還元反応に
付し、4−(1,2,4−トリアゾール−1−イル)酪酸を
得た。エタノールから再結晶した。無色プリズム晶。融
点137〜138℃。 参考例13 参考例11と同様にして、5−(1−イミダゾリル)吉草
酸ベンジルエステルを接触還元反応に付し、5−(1−
イミダゾリル)吉草酸を得た。エタノールから再結晶し
た。無色プリズム晶。融点157〜158℃。 参考例14 4−(1−イミダゾリル)酪酸(0.5g)のテトラヒドロフ
ラン(35ml)懸濁液に1,1'−カルボニルジイミダゾー
ル(0.578g)を加え室温で6時間かきまぜた。ついで
マロン酸モノエチルエステル マグネシウム塩[Mg(O
COCH2COOC25)2](1.02g)を加え、さらに室
温で18時間かきまぜた。反応混合物は減圧下に濃縮
し、残留物をジクロロメタンに溶解した。ジクロロメタ
ン層は、水洗、乾燥(MgSO4)後溶媒を留去し、残留油
状物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付した。
クロロホルム−メタノール(30:1,v/v)で溶出する部
分より、6−(1−イミダゾリル)−3−オキソヘキサン
酸エチルエステル(0.32g,44%)を油状物として得
た。 NMR(δppm)CDCl3中:1.28(3H,t,J=7.4
Hz),2.08(2H,m),2.53(2H,t,J=6.6Hz),
3.41(2H,s),4.00(2H,t,J=6.6Hz),4.1
9(2H,q,J=7.4Hz),6.91(1H,s),7.07(1
H,s),7.46(1H,s).
【0243】参考例15 参考例14と同様にして、4−(1,2,4−トリアゾー
ル−1−イル)酪酸より6−(1,2,4−トリアゾール−
1−イル)−3−オキソヘキサン酸エチルエステルを油
状物として得た。 NMR(δppm)CDCl3中:1.28(3H,t,J=7.2
Hz),2.19(2H,m),2.59(2H,t,J=6.6Hz),
3.43(2H,s),4.19(2H,q,J=7.2Hz),4.2
3(2H,t,J=6.6Hz),7.94(1H,s),8.07(1
H,s). 参考例16 参考例14と同様にして、5−(1−イミダゾリル)吉草
酸より7−(1−イミダゾリル)−3−オキソヘプタン酸
エチルエステルを油状物として得た。 NMR(δppm)CDCl3中:1.27(3H,t,J=7.4
Hz),1.50−1.90(4H,m),2.58(2H,t,J=
6.6Hz),3.41(2H,s),3.95(2H,t,J=7.0
Hz),4.19(2H,q,J=7.4Hz),6.90(1H,s),
7.06(1H,s),7.47(1H,s).
【0244】
【発明の効果】本発明によれば、骨に直接作用して優れ
た骨吸収抑制作用を示し、骨粗鬆症予防治療剤として有
用なキノリンまたはキナゾリン誘導体を含んでなる医薬
組成物が提供される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07D 239/76 513/04 351 C07F 9/60 9155−4H // C07D 215/54 215/60 401/06 209 213 231 233 243 249 401/12 213 233 235 239 249 403/06 233 239 403/12 239 405/04 215 405/14 215 413/12 215 417/12 215 471/04 101 107 487/04 144 7019−4C 491/048 7019−4C 491/056 7019−4C

Claims (26)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(I): 【化1】 [式中、Yは窒素原子またはC−G(Gはエステル化また
    はアミド化されていてもよいカルボキシル基、またはヒ
    ドロキシメチル基を示す。)を、Rは置換されていても
    よい炭化水素残基、置換されていてもよい複素環基を、
    Xは酸素原子または酸化されていてもよい硫黄原子を、
    nは0または1を、kは0または1を示す。GとRは、
    互いに結合して環を形成していてもよい。環Aおよび環
    Bはそれぞれ置換基を有していてもよい。]で表される
    化合物またはその薬学的に許容される塩を有効成分とし
    て含有する骨吸収抑制剤。
  2. 【請求項2】 nが0である請求項1記載の骨吸収抑制
    剤。
  3. 【請求項3】 nが0であり、かつ、Rで表される置換
    されていてもよい炭化水素残基が、 −CH2−X1−Z1 [式中、X1は酸素原子、酸化されていてもよい硫黄原子
    または−(CH2)m−(mは0〜5の整数を示す)を、Z
    1は置換されていてもよい炭化水素残基、置換されてい
    てもよい複素環基または置換されていてもよいアミノ基
    を示す。]で表される基である請求項1記載の骨吸収抑
    制剤。
  4. 【請求項4】 X1がチオ基、スルフィニル基またはス
    ルホニル基である請求項3記載の骨吸収抑制剤。
  5. 【請求項5】 X1がチオ基である請求項4記載の骨吸
    収抑制剤。
  6. 【請求項6】 X1が−(CH2)m−であり、かつ、mが
    1または2である請求項3記載の骨吸収抑制剤。
  7. 【請求項7】 Z1で表される置換されていてもよい複
    素環基が、2ないし3個のヘテロ原子を含む芳香族5員
    複素環基である請求項3または請求項6記載の骨吸収抑
    制剤。
  8. 【請求項8】 Z1が置換されていてもよいアミノ基で
    ある請求項3または請求項6記載の骨吸収抑制剤。
  9. 【請求項9】 Rで表される置換されていてもよい複素
    環基が、それぞれ置換されていてもよい、1個の硫黄原
    子、窒素原子または酸素原子を含む5〜7員複素環基、
    2〜4個の窒素原子を含む5〜6員複素環基、または1
    〜2個の窒素原子および1個の硫黄原子または酸素原子
    を含む5〜6員複素環基である請求項1記載の骨吸収抑
    制剤。
  10. 【請求項10】 YがC−Gである請求項1記載の骨吸
    収抑制剤。
  11. 【請求項11】 GがC1-6アルキルオキシカルボニル
    基である請求項10記載の骨吸収抑制剤。
  12. 【請求項12】 Gがエトキシカルボニル基である請求
    項10記載の骨吸収抑制剤。
  13. 【請求項13】 A環が少なくとも1個のアルコキシ基
    で置換されている請求項1記載の骨吸収抑制剤。
  14. 【請求項14】 A環が少なくとも1個のメトキシ基で
    置換されている請求項1記載の骨吸収抑制剤。
  15. 【請求項15】 A環が同一または異なる2個のアルコ
    キシ基で置換されている請求項1記載の骨吸収抑制剤。
  16. 【請求項16】 A環が2個のメトキシ基で置換されて
    いる請求項1記載の骨吸収抑制剤。
  17. 【請求項17】 A環が、キノリン環またはキナゾリン
    環の6位および7位で2個のメトキシ基により置換され
    ている請求項1記載の骨吸収抑制剤。
  18. 【請求項18】 B環が少なくとも1個のアルコキシ基
    で置換されている請求項1記載の骨吸収抑制剤。
  19. 【請求項19】 B環が少なくとも1個のメトキシ基で
    置換されている請求項1記載の骨吸収抑制剤。
  20. 【請求項20】 B環が少なくとも1個のイソプロポキ
    シ基で置換されている請求項1記載の骨吸収抑制剤。
  21. 【請求項21】 B環が同一または異なる2個のアルコ
    キシ基で置換されている請求項1記載の骨吸収抑制剤。
  22. 【請求項22】 B環が1個のメトキシ基で置換されて
    いる請求項1記載の骨吸収抑制剤。
  23. 【請求項23】 B環が3位でイソプロポキシ基によ
    り、かつ、4位でメトキシ基により置換されている請求
    項1記載の骨吸収抑制剤。
  24. 【請求項24】 kが0である請求項1記載の骨吸収抑
    制剤。
  25. 【請求項25】 一般式(I)で表される化合物が、 4−(3,4−ジメトキシフェニル)−2−エチル−6,
    7−ジメトキシキノリン−3−カルボン酸メチルエステ
    ル、 6−クロロ−2−メチル−4−(3,4−ジメトキシフ
    ェニル)キノリン−3−カルボン酸エチルエステル、 6,7−ジメトキシ−9−フェニルフロ[3,4−b]キノ
    リン−1(3H)−オン、 4−(3,4−ジメトキシフェニル)−6,7−ジメトキ
    シ−2−[(1−メチルイミダゾール−2−イル)チオ
    メチル]キノリン−3−カルボン酸エチルエステル、 4−(3,4−ジメトキシフェニル)−2−(2−ヒド
    ロキシエチルチオメチル)−6,7−ジメトキシキナゾ
    リン、 4−(3,4−ジメトキシフェニル)−6,7−ジメトキ
    シ−2−[(4−メチル−1,2,4−トリアゾール−3
    −イル)チオメチル]キナゾリン、 4−(3,4−ジメトキシフェニル)−6,7−ジメトキ
    シ−2−[(1−メチルイミダゾール−2−イル)エチ
    ル]キノリン−3−カルボン酸エチルエステル、 4−(3,4−ジメトキシフェニル)−6,7−ジメトキ
    シ−3−メトキシカルボニルキノリン−2−酢酸メチル
    エステル、 4−(3,4−ジメトキシフェニル)−6,7−ジメトキ
    シ−2−(1,2,4−トリアゾール−1−イルメチル)
    キノリン−3−カルボン酸エチルエステル、 4−(3−イソプロポキシ−4−メトキシフェニル)−
    6,7−ジメトキシ−2−(1,2,4−トリアゾール−
    1−イルメチル)キノリン−3−カルボン酸エチルエス
    テル、 4−(4−ヒドロキシ−3−メトキシフェニル)−6,
    7−ジメトキシ−2−(1,2,4−トリアゾール−1−
    イルメチル)キノリン−3−カルボン酸エチルエステ
    ル、 7−ヒドロキシ−6−メトキシ−4−(3,4−ジメト
    キシフェニル)−2−(1,2,4−トリアゾール−1−
    イルメチル)キノリン−3−カルボン酸エチルエステ
    ル、 4−(3,4−ジメトキシフェニル)−6,7−ジメトキ
    シ−2−(1,2,4−トリアゾール−1−イルメチル)
    キノリン−3−カルボン酸エチルエステル 1−オキシ
    ド、または 2−(N,N−ジエチルアミノメチル)−4−(3,4−
    ジメトキシフェニル)−6,7−ジメトキシキノリン−
    3−カルボン酸エチルエステルである請求項1記載の骨
    吸収抑制剤。
  26. 【請求項26】 一般式(I): 【化2】 [式中、Yは窒素原子またはC−G(Gはエステル化また
    はアミド化されていてもよいカルボキシル基、またはヒ
    ドロキシメチル基を示す。)を、Rは置換されていても
    よい炭化水素残基、置換されていてもよい複素環基を、
    Xは酸素原子または酸化されていてもよい硫黄原子を、
    nは0または1を、kは0または1を示す。GとRは、
    互いに結合して環を形成していてもよい。環Aおよび環
    Bはそれぞれ置換基を有していてもよい。]で表される
    化合物またはその薬学的に許容される塩を有効成分とし
    て含有する骨粗鬆症予防治療剤。
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