JPH0770318A - 耐熱性接着剤 - Google Patents

耐熱性接着剤

Info

Publication number
JPH0770318A
JPH0770318A JP24641393A JP24641393A JPH0770318A JP H0770318 A JPH0770318 A JP H0770318A JP 24641393 A JP24641393 A JP 24641393A JP 24641393 A JP24641393 A JP 24641393A JP H0770318 A JPH0770318 A JP H0770318A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
formula
general formula
represented
resistant adhesive
acid dianhydride
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP24641393A
Other languages
English (en)
Inventor
Jiyunya Ida
純哉 井田
Hiroyuki Furuya
浩行 古谷
Kazuhisa Danno
和久 檀野
Keiji Okamoto
圭史 岡本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd filed Critical Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
Priority to JP24641393A priority Critical patent/JPH0770318A/ja
Publication of JPH0770318A publication Critical patent/JPH0770318A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/38Improvement of the adhesion between the insulating substrate and the metal
    • H05K3/386Improvement of the adhesion between the insulating substrate and the metal by the use of an organic polymeric bonding layer, e.g. adhesive

Landscapes

  • Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)
  • Macromolecular Compounds Obtained By Forming Nitrogen-Containing Linkages In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 耐熱性に優れ、さらに、加工性、接着性、特
には低吸湿性に優れた耐熱性接着剤を提供することにあ
る。 【構成】 全酸二無水物化合物の総量に対して、一般式
(1)化1 【化1】 (式中、Ar1 は2価の有機基を示す。)で表されるジエ
ステル酸二無水物を50〜99mol%、及び化2 【化2】 で表される5−(2,5−ジオキソテトラヒドロフリ
ル)3−メチル−3−シクロヘキセン−1,2−ジカル
ボン酸二無水物(以下、MCDAという。)を1〜50
mol%、及び上記一般式(1)で表されるジエステル
酸二無水物及びMCDA以外の一般式(2)化3 【化3】 (式中、Ar2 は4価の有機基を示す。)で表される酸二
無水物を0〜30mol%、並びに全酸二無水物化合物
と実質的に等モル量の一般式(3) H2 N−Ar3 −NH2 (3) (式中、Ar3 は2価の有機基を示す。)で表される少な
くとも1種のジアミン化合物を反応させて得られる熱可
塑性ポリイミド共重合体により耐熱性接着剤を構成し
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は耐熱性接着剤に関する。
さらに詳しくは、耐熱性、加工性、接着性に優れ、特に
は低吸湿性に優れた熱可塑性ポリイミド共重合体から成
る耐熱性接着剤に関する。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】近年、電
子機器の高機能化、高性能化、小型化が非常な速度で進
んでおり、それらに伴って用いられている電子部品に対
する小型化、軽量化が求められている。このため、電子
部品を実装する配線板も通常の硬質プリント配線板に対
し、可撓性のあるフレキシブルプリント基板(以下、F
PCという。)が注目され、急激に需要を増している。
【0003】現在、フレキシブルプリント基板は エポ
キシ樹脂やアクリル樹脂などの接着剤を用いて、ポリイ
ミドフィルムと銅箔とを張り合わせることによって製造
されることが多い。しかし、これら従来の接着剤を使用
したフレキシブルプリント基板は、ハンダ工程で高温に
曝されると、接着剤層においてふくれや剥がれが生じる
という問題があり、接着剤の耐熱性の向上が望まれてい
た。
【0004】そこで耐熱性接着剤として、3,3’,
4,4’−ベンゾフェノンテトラカルボン酸二無水物と
芳香族ジアミンから得られる芳香族ポリイミドとポリマ
レイミドとを混合した樹脂組成物から得られる接着フィ
ルムを用いて、ポリイミドフィルムなどの基材と銅箔を
接着させるFPCの製造方法が提案されている(特開平
2−138789号)。しかしながら、この方法は接着
に高温・高圧を要し、しかも吸湿性が高いというポリイ
ミドの欠点は改善されておらず、吸湿後の電気特性が悪
いという問題があった。
【0005】さらに、ポリイミドの加工性を改善するた
めに、酸二無水物として5−(2,5−ジオキソテトラ
ヒドロフリル)3−メチル−3−シクロヘキセン−1,
2−ジカルボン酸二無水物を用いたポリイミド樹脂が提
案されている。このポリイミド樹脂は、溶媒可溶性であ
ることが報告されている(特公昭57−121035
号)が、イミド化の際に分子量の低下が起こり充分な機
械的強度が得られないなどの問題があった。
【0006】そこで、本発明者らはかかる実状に鑑み、
上記従来の問題点を解決し、耐熱性に優れ、さらに加工
性、接着性、特には低吸湿性に優れた熱可塑性ポリイミ
ド共重合体からなる耐熱性接着剤を提供することを目的
に鋭意研究を重ねた結果、本発明に至ったのである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
の本発明に係る耐熱性接着剤の要旨とするところは、全
酸二無水物化合物の総量に対して、一般式(1)化9
【化9】 (式中、Ar1 は2価の有機基を示す。)で表されるジエ
ステル酸二無水物を50〜99mol%、及び化10
【化10】 で表される5−(2,5−ジオキソテトラヒドロフリ
ル)3−メチル−3−シクロヘキセン−1,2−ジカル
ボン酸二無水物(以下、MCDAという。)を1〜50
mol%、及び上記一般式(1)で表されるジエステル
酸二無水物及びMCDA以外の一般式(2)化11
【化11】 (式中、Ar2 は4価の有機基を示す。)で表される酸二
無水物を0〜30mol%、並びに全酸二無水物化合物
と実質的に等モル量の一般式(3) H2 N−Ar3 −NH2 (3) (式中、Ar3 は2価の有機基を示す。)で表される少な
くとも1種のジアミン化合物を反応させて得られる熱可
塑性ポリイミド共重合体からなることにある。
【0008】また、かかる耐熱性接着剤において、前記
一般式(1)中のAr1 が化12
【化12】 に示す2価の有機基の群から選択される少なくとも1種
であることにある。
【0009】また、かかる耐熱性接着剤において、前記
一般式(2)中のAr2 が化13
【化13】 に示す4価の芳香族基の群から選択される少なくとも1
種であることにある。
【0010】また、かかる耐熱性接着剤において、前記
一般式(3)中のAr3 が化14
【化14】 に示す2価の芳香族基の群から選択される少なくとも1
種であることにある。
【0011】また、かかる耐熱性接着剤において、全ジ
アミン化合物の総量に対して、一般式(4)化15
【化15】 (式中、Ar4 は2価の有機基を示す。)で表されるジエ
ステルジアミン化合物を1〜50mol%使用して得ら
れる熱可塑性ポリイミド共重合体からなることにある。
【0012】また、かかる耐熱性接着剤において、前記
一般式(4)中のAr4 が化16
【化16】 に示す2価の有機基の群から選択される少なくとも1種
であることにある。
【0013】
【実施例】以下、本発明に係る耐熱性接着剤をその製造
方法とともに説明する。
【0014】まず、本発明に係る耐熱性接着剤となる熱
可塑性ポリイミド共重合体の前駆体であるポリアミド酸
共重合体溶液の製造方法を説明する。アルゴン、窒素等
の不活性ガス雰囲気中において、一般式(3) H2 N−Ar3 −NH2 (3) (式中、Ar3 は2価の有機基を示す。)で表されるジア
ミン化合物を有機溶媒中に溶解、もしくは拡散させる。
この溶液に一般式(1)化17
【化17】 (式中、Ar1 は2価の有機基を示す。)で表されるジエ
ステル酸二無水物と化18
【化18】 で表される5−(2,5−ジオキソテトラヒドロフリ
ル)3−メチル−3−シクロヘキセン−1,2−ジカル
ボン酸二無水物(以下、MCDAという。)の混合物
を、固体もしくは有機溶媒による溶液の形で添加し、ポ
リイミドの前駆体であるポリアミド酸溶液を得ることが
できる。
【0015】このとき、他の共重合体を得るために、一
般式(2)化19
【化19】 (式中、Ar2 は4価の有機基を示す。)で表される有機
テトラカルボン酸二無水物を全酸二無水物化合物の総量
に対して0〜30mol%の割合で加えておくことも可
能である。
【0016】また、このとき他の共重合体を得るため
に、一般式(4)化20
【化20】 (式中、Ar4 は2価の有機基を示す。)で表されるジエ
ステルジアミン化合物を全ジアミン化合物の総量に対し
て1〜50mol%の割合であらかじめ溶媒中に溶解さ
せておくことも可能である。
【0017】これらの反応において、上記とは逆にまず
酸二無水物成分の溶液を作製し、この溶液中にジアミン
成分の固体もしくは有機溶媒による溶液もしくはスラリ
ーを添加してもよい。
【0018】ここで、酸二無水物成分の割合は、前記一
般式(1)で表されるジエステル酸二無水物とMCDA
及び前記一般式(2)で表される酸二無水物のモル比
が、90:10:0〜50:30:20であることが好
ましく、さらに好ましくは、70:20:10〜60:
20:20が好ましい。
【0019】この時の反応温度は−10〜50℃、さら
に好ましくは−5〜20℃である。反応時間は30分〜
6時間である。
【0020】かかる反応により、本発明の耐熱性接着剤
となる熱可塑性ポリイミド共重合体の前駆体であるポリ
アミド酸共重合体が生成される。
【0021】ここで、このポリアミド酸共重合体溶液の
生成反応に使用される有機溶媒としては、例えば、ジメ
チルスルホキシド、ジエチルスルホキシド等のスルホキ
シド系溶媒、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−
ジエチルホルムアミド等のホルムアミド系溶媒、N,N
−ジメチルアセトアミド、N,N−ジエチルアセトアミ
ド等のアセトアミド系溶媒等を挙げることができる。こ
れらを単独又は2種あるいは3種以上の混合溶媒として
用いることもできる。さらに、これらの極性溶媒ととも
に、アセトン、メタノール、エタノール、イソプロパノ
ール、ベンゼンメチルセロソルブ等のポリアミド酸の非
溶媒との混合溶媒として用いることもできる。
【0022】ところで、本発明で用いられるジアミン成
分としては、上記一般式(3)で表されるあらゆる構造
のジアミン化合物が使用可能であるが、このAr3 基は2
価の有機基であり、特に芳香族基であることが好まし
い。このAr3 基を具体的に例示すると、化21、化22
【化21】
【化22】 を挙げることができる。より具体的には、諸特性のバラ
ンス面から化23
【化23】 から選択される少なくとも1種を主成分とすることが好
適である。
【0023】また、本発明では、上記一般式(3)で表
されるジアミン化合物と併用して、上記一般式(4)で
表されるあらゆる構造のジエステルジアミン化合物を用
いることも可能である。すなわち、このAr4 基は2価の
有機基ならあらゆるものが使用可能であり、具体的に例
示すると、化24
【化24】 を挙げることができる。より具体的には、諸特性のバラ
ンス面から化25
【化25】 から選択される少なくとも1種を主成分とすることが好
適である。
【0024】また、本発明に用いられる酸二無水物成分
としては、上記一般式(1)で表されるあらゆる構造の
ジエステル酸二無水物が使用可能であるが、このAr1
は2価の有機基であり、特に芳香族基であることが好ま
しい。このAr1 基を具体的に例示すると、化26
【化26】 を挙げることができる。より具体的には、諸特性のバラ
ンス面から化27
【化27】 から選択される少なくとも1種を主成分とすることが好
適である。
【0025】また、本発明では酸二無水物成分として、
他の構造を有する有機テトラカルボン酸二無水物を同時
に用いることも可能である。本質的には、あらゆる構造
の有機テトラカルボン酸二無水物が使用可能であるが、
特には上記一般式(2)で表されるものが好ましく、こ
のAr2 基は4価の有機基であり、芳香族基であることが
好ましい。このAr2 基を具体的に例示すると化28、化
29
【化28】
【化29】 を挙げることができる。より具体的には、諸特性のバラ
ンス面から化30
【化30】 から選択される少なくとも1種を主成分とすることが好
適である。
【0026】次に、上記方法により得られたポリアミド
酸共重合体溶液からポリイミド共重合体を得るためには
熱的及び/又は化学的に脱水閉環(イミド化)する方法
を用いればよい。
【0027】例を挙げて説明すると、熱的に脱水閉環
(イミド化)する方法では、上記ポリアミド酸共重合体
の溶液を支持板、PET等の有機フィルム、ドラムある
いはエンドレスベルト等の支持体上に流延又は塗布して
膜状となし、乾燥させて自己支持性を有する膜を得る。
この乾燥は150℃以下の温度で約5〜90分間行うの
が好ましい。次いで、これを更に加熱して乾燥してイミ
ド化し、本発明に用いるポリイミド共重合体よりなるポ
リイミド膜を得る。加熱の際の温度は150〜350℃
の範囲の温度が好ましい。加熱の際の昇温速度には制限
はないが、徐々に加熱し、最高温度が上記温度になるよ
うにするのが好ましい。加熱時間は、フィルム厚みや最
高温度によって異なるが、一般には最高温度に達してか
ら10秒〜5分の範囲が好ましい。自己支持性を有する
膜を加熱する際は、支持体から引きはがし、その状態で
端部を固定して加熱すると線膨張係数が小さい重合体が
得られるので好ましい。
【0028】また、化学的に脱水閉環(イミド化)する
方法では、上記ポリアミド酸共重合体の溶液に化学量論
以上の脱水剤と触媒量の第3級アミンを加え、熱的に脱
水する場合と同様の方法で処理すると、熱的に脱水する
場合より短時間で所望のポリイミド膜が得られる。
【0029】熱的にイミド化する方法と化学的にイミド
化する方法を比較すると、化学的方法による方が得られ
たポリイミドの機械的強度が大きく、且つ線膨張係数が
小さくなるという利点がある。なお、熱的にイミド化す
る方法と化学的にイミド化する方法とを併用することも
可能である。
【0030】このように上記ポリアミド酸共重合体を熱
的及び/又は化学的にイミド化することによって、本発
明の耐熱性接着剤となる熱可塑性ポリイミド共重合体が
得られるのである。
【0031】ところで、このポリアミド酸共重合体及び
ポリイミド共重合体の分子量は特に規制されるものでは
ないが、生成されるポリイミド樹脂の強度を維持するた
めには、数平均分子量が5万以上、更には8万以上、特
には10万以上、更には12万以上が好ましい。
【0032】ところで、ポリイミド重合体の分子量は直
接測定することが困難な場合が多い。このようなときに
は間接的な方法によって推測による測定がなされる。例
えばポリイミド重合体がポリアミド酸から合成される場
合には、ポリアミド酸の分子量に相当する値をポリイミ
ドの分子量とする。
【0033】このようして得られた本発明に用いられる
熱可塑性ポリイミド共重合体は、その組成により100
℃から350℃の間で明確なガラス転移点を持つので、
本発明に係る耐熱性接着剤からなるフィルムは、他の接
着性を有しないフィルムに対して接着剤層として使用す
ることが可能である。
【0034】すなわち、かかる熱可塑性ポリイミド共重
合体から接着性フィルムを形成して、ベースとなるポリ
イミドフィルムと、本発明に係るフィルム状の耐熱性接
着剤フィルムと、銅箔とを重ね合わせ、ガラス転移点に
近い温度でラミネートすることによりポリイミドフィル
ムと銅箔とを比較的容易に接着し、銅張積層板を作製す
ることができる。
【0035】また、本発明に係る耐熱性接着剤の前駆体
であるポリアミド酸共重合体をベースとなるポリイミド
フィルムに塗布してイミド化し、接着剤層を有するポリ
イミドフィルムを作製してもよい。
【0036】また、本発明にかかる耐熱性接着剤からな
るフィルムは、充分な機械的強度も有し、更に20℃の
純水に24時間浸した時の吸水率が1%程度という低吸
水率を示すので、かかる耐熱性接着剤からなるフィルム
自体をベースとしてフレキシブルプリント基板等を製造
することもできる。
【0037】すなわち、かかるフィルムの片面に銅箔等
を、他の片面に剥離紙等を配設して、片面にのみ銅箔等
を接着すると片面フレキシブルプリント配線基板を作製
することができる。また、かかるフィルムの両面に接着
剤を用いずに銅箔等を配設して接着すると、両面フレキ
シブルプリント配線基板を製造することができる。ま
た、かかるポリイミドフィルムは多層プリント配線板等
の基板として特に有効である。さらには、フレキシブル
プリント基板の導体面を保護する目的で回路表面に直接
融着させカバーレイフィルムとして使用することもでき
る。
【0038】上記本発明に係る耐熱性接着剤は、優れた
耐熱性、加工性、熱可塑性、接着性、低吸水率を併せ有
しており、これらの用途においては、ポリイミドフィル
ムの状態で供給することができて、取扱い等が便利であ
る。その他用途は特に限定されない。
【0039】以上、本発明に係る耐熱性接着剤およびそ
の製造方法の実施例を説明したが、本発明はこれらの実
施例のみに限定されるものではなく、本発明はその趣旨
を逸脱しない範囲内で当業者の知識に基づき、種々なる
改良、変更、修正を加えた態様で実施しうるものであ
る。
【0040】以下、実施例により本発明を更に説明する
が、本発明はこれら実施例のみに限定されるものではな
い。
【0041】実施例 1 攪拌機を備えた500ミリリットルの三口セパラブルフ
ラスコに2,2−ビス〔4−(4−アミノフェノキシ)
フェニル〕プロパン(以下、BAPPという。)16.
7g(40mmol)及びジメチルホルムアミド(以
下、DMFという。)123.1gを入れ、セパラブル
フラスコ中の雰囲気を窒素置換しながら攪拌し、充分溶
かした。次に、50ミリリットルのナスフラスコに化3
【化31】 で表される2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プ
ロパンジベンゾエート−3,3’4,4’−テトラカル
ボン酸二無水物(以下、ESDAという。)15.0g
(26mmol)及び5−(2,5−ジオキソテトラヒ
ドロフリル)3−メチル−3−シクロヘキセン−1,2
−ジカルボン酸二無水物(以下、MCDAという。)
3.2g(12mmol)を採取し、BAPP溶液中に
固体状で添加した。ナスフラスコ中の壁面は5gのDM
Fにより洗浄しセパラブルフラスコ中へ流し入れた。約
1時間攪拌しながら放置した後、あらかじめ1.2gの
ESDAをDMF15.9g中に溶かした溶液をセパラ
ブルフラスコ中のワニス粘度に注意しながらセパラブル
フラスコ中に徐々に投入した。最大粘度に達した後、E
SDA溶液の投入を終了し、ポリアミド酸溶液を得た。
【0042】このポリアミド酸溶液を用いて、次のよう
に製膜を行った。まず、100ミリリットルのメスフラ
スコにイソキノリン10.0g、無水酢酸10.0g、
DMF10.0gを採りよく攪拌した。次に得られたポ
リアミド酸溶液100gにこの溶液を加え、2分間よく
攪拌した。脱気後、PETフィルム上に塗布し、80℃
で25分間加熱し、PETフィルムをはがした後、端部
を固定して100℃から250℃へ連続的に昇温し、昇
温後5分間加熱してイミド化させ、フィルム状の耐熱性
接着剤を得た。さらに、得られた耐熱性接着剤の両面に
銅箔(35μm厚)を配置して、300℃、20kg/
cm2 で、1時間加熱プレスすることにより、両面銅張
積層板を得た。
【0043】得られた耐熱性接着剤について、ガラス転
移点(℃)、ピール強度(kg/cm)、吸水率(%)
を調べた。ガラス転移点については、TMAにより測定
し、ピール強度については、両面銅張積層板を用いてJ
IS K6481に従い測定した。また、吸水率につい
ては、ASTM D−570に従い、20℃の純水中に
24時間浸した後の重量変化率を測定した。これらの結
果を表1に示した。
【0044】
【表1】
【0045】実施例 2 攪拌機を備えた500ミリリットルの三口セパラブルフ
ラスコにBAPP16.7g(40mmol)及びDM
F120.0gを入れ、セパラブルフラスコ中の雰囲気
を窒素置換しながら攪拌し、充分溶かした。次に、50
ミリリットルのナスフラスコにESDA12.6g(2
2mmol)、MCDA2.1g(8mmol)及び
3,3’,4,4’−ベンゾフェノンテトラカルボン酸
二無水物(以下、BTDAという。)2.6g(8mm
ol)を採取し、BAPP溶液中に固体状で添加した。
ナスフラスコ中の壁面は5gのDMFにより洗浄しセパ
ラブルフラスコ中へ流し入れた。約1時間攪拌しながら
放置した後、あらかじめ1.2gのESDAをDMF1
5.9g中に溶かした溶液をセパラブルフラスコ中のワ
ニス粘度に注意しながらセパラブルフラスコ中に徐々に
投入した。最大粘度に達した後、ESDA溶液の投入を
終了し、ポリアミド酸溶液を得た。
【0046】このポリアミド酸溶液を用いて、実施例1
と同様に製膜を行い、イミド化してフィルム状の耐熱性
接着剤を得た後、更に、得られた耐熱性接着剤の両面に
銅箔(35μm厚)を配置して、300℃、20kg/
cm2 で、1時間加熱プレスすることにより、両面銅張
積層板を得た。
【0047】得られた耐熱性接着剤について、実施例1
と同様にガラス転移点、ピール強度、吸水率を測定し、
その結果を表1に示した。
【0048】実施例 3 攪拌機を備えた500ミリリットルの三口セパラブルフ
ラスコに化32
【化32】 で表される1,3−ビス−(4−アミノベンジルオキ
シ)プロパン6.3g(20mmol)及びBAPP
8.4g(20mmol)及びDMF115.1gを入
れ、セパラブルフラスコ中の雰囲気を窒素置換しながら
攪拌し、充分溶かした。次に、50ミリリットルのナス
フラスコにESDA15.0g(26mmol)及びM
CDA3.2g(12mmol)を採取し、ジアミン溶
液中に固体状で添加した。ナスフラスコ中の壁面は5g
のDMFにより洗浄しセパラブルフラスコ中へ流し入れ
た。約1時間攪拌しながら放置した後、あらかじめ1.
2gのESDAをDMF15.9g中に溶かした溶液を
セパラブルフラスコ中のワニス粘度に注意しながらセパ
ラブルフラスコ中に徐々に投入した。最大粘度に達した
後、ESDA溶液の投入を終了し、ポリアミド酸溶液を
得た。
【0049】このポリアミド酸溶液を用いて、実施例1
と同様に製膜を行い、イミド化してフィルム状の耐熱性
接着剤を得た後、更に、得られた耐熱性接着剤の両面に
銅箔(35μm厚)を配置して、300℃、20kg/
cm2 で、1時間加熱プレスすることにより、両面銅張
積層板を得た。
【0050】得られた耐熱性接着剤について、実施例1
と同様にガラス転移点、ピール強度、吸水率を測定し、
その結果を表1に示した。
【0051】比較例 1 比較のため、BTDA及びBAPPを用いた熱可塑性ポ
リイミド重合体からなる耐熱性接着剤を作製した。攪拌
機を備えた500ミリリットルの三口セパラブルフラス
コにBAPP16.7g(40mmol)及びDMF1
05.4gを入れ、セパラブルフラスコ中の雰囲気を窒
素置換しながら攪拌し、充分溶かした。次に、50ミリ
リットルのナスフラスコにBTDA12.3g(38m
mol)を採取し、BAPP溶液中に固体状で添加し
た。ナスフラスコ中の壁面は5gのDMFにより洗浄し
セパラブルフラスコ中へ流し入れた。約1時間攪拌しな
がら放置した後、あらかじめ0.6gのBTDAをDM
F8.0g中に溶かした溶液をセパラブルフラスコ中の
ワニス粘度に注意しながらセパラブルフラスコ中に徐々
に投入した。最大粘度に達した後、BTDA溶液の投入
を終了し、ポリアミド酸溶液を得た。
【0052】このポリアミド酸溶液を用いて、実施例1
と同様に製膜を行い、イミド化してフィルム状の耐熱性
接着剤を得た後、更に、得られた耐熱性接着剤の両面に
銅箔(35μm厚)を配置して、300℃、20kg/
cm2 で、1時間加熱プレスすることにより、両面銅張
積層板を得た。
【0053】得られた耐熱性接着剤について、実施例1
と同様にガラス転移点、ピール強度、吸水率を測定し、
その結果を表1に示した。
【0054】
【発明の効果】以上のように本発明は、耐熱性接着剤と
して熱可塑性ポリイミド共重合体を用いることにより、
優れた耐熱性、加工性、接着性を実現でき、特には吸水
率の低い接着性フィルムを得ることができる。また、本
発明に係る耐熱性接着剤はポリイミドフィルムとして供
給することができ、取扱い等が便利である。更に、本発
明に係る耐熱性接着剤は放射線の照射によって変質・変
色などが生じない耐放射線性が確認されており、放射線
を受ける可能性がある機器への利用も図れる。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 全酸二無水物化合物の総量に対して、一
    般式(1)化1 【化1】 (式中、Ar1 は2価の有機基を示す。)で表されるジエ
    ステル酸二無水物を50〜99mol%、及び化2 【化2】 で表される5−(2,5−ジオキソテトラヒドロフリ
    ル)3−メチル−3−シクロヘキセン−1,2−ジカル
    ボン酸二無水物(以下、MCDAという。)を1〜50
    mol%、及び上記一般式(1)で表されるジエステル
    酸二無水物及びMCDA以外の一般式(2)化3 【化3】 (式中、Ar2 は4価の有機基を示す。)で表される酸二
    無水物を0〜30mol%、並びに全酸二無水物化合物
    と実質的に等モル量の一般式(3) H2 N−Ar3 −NH2 (3) (式中、Ar3 は2価の有機基を示す。)で表される少な
    くとも1種のジアミン化合物を反応させて得られる熱可
    塑性ポリイミド共重合体からなることを特徴とする耐熱
    性接着剤。
  2. 【請求項2】 前記一般式(1)中のAr1 が化4 【化4】 に示す2価の有機基の群から選択される少なくとも1種
    である熱可塑性ポリイミド共重合体からなることを特徴
    とする請求項1に記載する耐熱性接着剤。
  3. 【請求項3】 前記一般式(2)中のAr2 が化5 【化5】 に示す4価の芳香族基の群から選択される少なくとも1
    種である熱可塑性ポリイミド共重合体からなることを特
    徴とする請求項1又は請求項2に記載する耐熱性接着
    剤。
  4. 【請求項4】 前記一般式(3)中のAr3 が化6 【化6】 に示す2価の芳香族基の群から選択される少なくとも1
    種である熱可塑性ポリイミド共重合体からなることを特
    徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載する耐
    熱性接着剤。
  5. 【請求項5】 全ジアミン化合物の総量に対して、一般
    式(4)化7 【化7】 (式中、Ar4 は2価の有機基を示す。)で表されるジエ
    ステルジアミン化合物を1〜50mol%使用して得ら
    れる熱可塑性ポリイミド共重合体からなることを特徴と
    する請求項1乃至請求項4のいずれかに記載する耐熱性
    接着剤。
  6. 【請求項6】 前記一般式(4)中のAr4 が化8 【化8】 に示す2価の有機基の群から選択される少なくとも1種
    である熱可塑性ポリイミド共重合体からなることを特徴
    とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載する耐熱
    性接着剤。
JP24641393A 1993-09-06 1993-09-06 耐熱性接着剤 Withdrawn JPH0770318A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24641393A JPH0770318A (ja) 1993-09-06 1993-09-06 耐熱性接着剤

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24641393A JPH0770318A (ja) 1993-09-06 1993-09-06 耐熱性接着剤

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0770318A true JPH0770318A (ja) 1995-03-14

Family

ID=17148122

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP24641393A Withdrawn JPH0770318A (ja) 1993-09-06 1993-09-06 耐熱性接着剤

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0770318A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000061658A1 (fr) * 1999-04-09 2000-10-19 Kaneka Corporation Resine polyimide, composition de resine a resistance amelioree a l'humidite la comprenant, solution adhesive, colle en film adhesif en couches et leurs procedes de production

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000061658A1 (fr) * 1999-04-09 2000-10-19 Kaneka Corporation Resine polyimide, composition de resine a resistance amelioree a l'humidite la comprenant, solution adhesive, colle en film adhesif en couches et leurs procedes de production
US6693162B2 (en) 1999-04-09 2004-02-17 Kaneka Japan Corporation Polyimide resin and resin composition, adhesive solution, film-state joining component,and adhesive laminate film improved in moisture resistance using it, and production methods therefor

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH091723A (ja) 耐熱性ボンディングシート
WO1995004100A1 (en) Thermoplastic polyimide polymer, thermoplastic polyimide film, polyimide laminate, and process for producing the laminate
JP2008308551A (ja) 新規ポリアミド酸、ポリイミド並びにその用途
JP3712164B2 (ja) ポリイミド組成物及びそれからなるtab用テープとフレキシブルプリント基板
JPH1154862A (ja) ハードディスクサスペンション配線基材用ポリイミドフィルム
JP4108808B2 (ja) ポリイミド組成物
JP3590902B2 (ja) 接着性が改善されたポリイミドフィルム及びその製造方法
JPH0748555A (ja) カバーレイ用接着剤及びカバーレイフィルム
JP2004285364A (ja) フレキシブルプリント基板用ベースフィルム、tab用キャリアテープに用いられるポリイミドフィルム
JPH0770539A (ja) カバーレイ用接着剤及びカバーレイフィルム
JP3493363B2 (ja) 新規な共重合体とその製造方法
JP3596556B2 (ja) フレキシブルプリント基板用材料
JP3356584B2 (ja) フレキシブル銅張積層板
JPH0770524A (ja) ポリイミド両面接着シート
JP4412708B2 (ja) ポリアミド酸、ポリアミド組成物及びポリイミド
JPH08217877A (ja) ポリイミド樹脂及びポリイミドフィルム
JPH08199124A (ja) ボンディングシート
JPH0762096A (ja) 新規芳香族ポリアミド酸共重合体及びポリイミド共重合体
JP3805546B2 (ja) 耐熱性ボンディングシートの製造方法
JPH08197695A (ja) 接着性絶縁フィルム及びその製造方法
JP4017034B2 (ja) 新規なポリイミドフィルム
JP3632791B2 (ja) 接着性絶縁フィルム及びその製造方法
JP3463111B2 (ja) 新規な共重合体とその製造方法
JP2002114848A (ja) 新規な熱可塑性ポリイミド樹脂およびフレキシブル金属箔張積層体。
JP2957732B2 (ja) 新規なポリイミド及びその製造法

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20001107