JPH0770401A - 熱可塑性樹脂組成物 - Google Patents
熱可塑性樹脂組成物Info
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- JPH0770401A JPH0770401A JP24034293A JP24034293A JPH0770401A JP H0770401 A JPH0770401 A JP H0770401A JP 24034293 A JP24034293 A JP 24034293A JP 24034293 A JP24034293 A JP 24034293A JP H0770401 A JPH0770401 A JP H0770401A
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- polymer
- thermoplastic resin
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 耐衝撃性及び剛性に優れた熱可塑性樹脂組成
物を提供すること。 【構成】 (A)アミノ基と反応しうる官能基を有する
重合体に対し、(B)重量平均分子量5000〜500
000を有するオレフィン重合体またはオレフィン共重
合体に一般式化1で表されるN−置換アミドをグラフト
反応して得られるグラフト共重合体を衝撃性改良剤とし
て加える。(但し化1において、R1 ,R2 は水素原
子、炭素数1〜8のアルキル基、炭素数6〜10のシク
ロアルキル基、フェニル基又は炭素数7もしくは8のア
リールアルキル基を示し、R4 は水素原子、炭素数1〜
8のアルキル基,フェニル基,ベンジル基,炭素数1〜
8の1級もしくは2級アルコキシ基、フェノキシ基又は
ベンジルオキシ基を示す。R3 は水素原子またはメチル
基を示す。) 【化1】
物を提供すること。 【構成】 (A)アミノ基と反応しうる官能基を有する
重合体に対し、(B)重量平均分子量5000〜500
000を有するオレフィン重合体またはオレフィン共重
合体に一般式化1で表されるN−置換アミドをグラフト
反応して得られるグラフト共重合体を衝撃性改良剤とし
て加える。(但し化1において、R1 ,R2 は水素原
子、炭素数1〜8のアルキル基、炭素数6〜10のシク
ロアルキル基、フェニル基又は炭素数7もしくは8のア
リールアルキル基を示し、R4 は水素原子、炭素数1〜
8のアルキル基,フェニル基,ベンジル基,炭素数1〜
8の1級もしくは2級アルコキシ基、フェノキシ基又は
ベンジルオキシ基を示す。R3 は水素原子またはメチル
基を示す。) 【化1】
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、耐衝撃性を改良した熱
可塑性樹脂組成物に関するものである。
可塑性樹脂組成物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の耐衝撃性を改良した熱可塑性樹脂
組成物としては、例えばエラストマー成分を配合する方
法が最も一般的に行なわれている。
組成物としては、例えばエラストマー成分を配合する方
法が最も一般的に行なわれている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のエラストマーの添加による耐衝撃性を改良す
る方法においては、比較的多量の添加量が必要であるた
め、樹脂の剛性を著しく低下させたり、さらには、マト
リックス成分とエラストマー成分との界面接着不良から
逆に耐衝撃性の低下もしばしば見られるという問題点が
あった。
うな従来のエラストマーの添加による耐衝撃性を改良す
る方法においては、比較的多量の添加量が必要であるた
め、樹脂の剛性を著しく低下させたり、さらには、マト
リックス成分とエラストマー成分との界面接着不良から
逆に耐衝撃性の低下もしばしば見られるという問題点が
あった。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は、このような
従来の問題点に着目してなされたもので、マトリックス
成分である樹脂の強度の低下をおさえるための衝撃吸収
成分となり得る共重合体を効率よく分散させ、極力低添
加量で所望の衝撃強度を得るためドメイン成分となる衝
撃吸収成分を微細な均一粒子として分散させることや
又、同時にマクロ相分離界面における接着性不良による
物性低下の起こらない手法を用いなければならないとい
う観点より、鋭意研究の結果、アシル基,アミノ基,ホ
ルムアミド基又はアルコキシカルボニル基を含有する衝
撃吸収成分となり得る共重合体を用いるとアミノ基と反
応性を有する官能基を含有する熱可塑性樹脂の耐衝撃性
を改質した熱可塑性樹脂組成物が得られることを見出し
本発明を完成した。
従来の問題点に着目してなされたもので、マトリックス
成分である樹脂の強度の低下をおさえるための衝撃吸収
成分となり得る共重合体を効率よく分散させ、極力低添
加量で所望の衝撃強度を得るためドメイン成分となる衝
撃吸収成分を微細な均一粒子として分散させることや
又、同時にマクロ相分離界面における接着性不良による
物性低下の起こらない手法を用いなければならないとい
う観点より、鋭意研究の結果、アシル基,アミノ基,ホ
ルムアミド基又はアルコキシカルボニル基を含有する衝
撃吸収成分となり得る共重合体を用いるとアミノ基と反
応性を有する官能基を含有する熱可塑性樹脂の耐衝撃性
を改質した熱可塑性樹脂組成物が得られることを見出し
本発明を完成した。
【0005】すなわち第1の発明として下記A成分及び
B成分を含有することを特徴とする熱可塑性樹脂組成物
である。 (A)アミノ基と反応し得る官能基を有する重合体[以
下(A)成分という]50〜99.5重量部。 (B)重量平均分子量5000〜500000を有する
オレフィン重合体またはオレフィン共重合体に一般式化
2で表されるN−置換アミドをグラフト反応して得られ
ることを特徴とするグラフト共重合体[以下(B)成分
という]0.5〜50重量部。
B成分を含有することを特徴とする熱可塑性樹脂組成物
である。 (A)アミノ基と反応し得る官能基を有する重合体[以
下(A)成分という]50〜99.5重量部。 (B)重量平均分子量5000〜500000を有する
オレフィン重合体またはオレフィン共重合体に一般式化
2で表されるN−置換アミドをグラフト反応して得られ
ることを特徴とするグラフト共重合体[以下(B)成分
という]0.5〜50重量部。
【0006】
【化2】
【0007】(但し化2において、R1 及びR2 は各々
独立に水素原子、炭素数1〜6のアルキル基、フェニル
基又は炭素数7もしくは8のアリールアルキル基を示
し、R3は炭素数1〜18のアルキレン基、炭素数5〜
17のシクロアルキレン基、炭素数6〜12のアリーレ
ン基又は炭素数7〜17のアリールアルキレン基を示
し、R4 は水素原子,炭素数1〜8のアルキル基、フェ
ニル基、ベンジル基、炭素数1〜8の1級もしくは2級
アルコキシル基、フェノキシ基又はベンジルオキシ基を
示す。R1 ,R2 ,R3 及びR4 は各々反復単位ごとに
同一であっても異なっても良い。)
独立に水素原子、炭素数1〜6のアルキル基、フェニル
基又は炭素数7もしくは8のアリールアルキル基を示
し、R3は炭素数1〜18のアルキレン基、炭素数5〜
17のシクロアルキレン基、炭素数6〜12のアリーレ
ン基又は炭素数7〜17のアリールアルキレン基を示
し、R4 は水素原子,炭素数1〜8のアルキル基、フェ
ニル基、ベンジル基、炭素数1〜8の1級もしくは2級
アルコキシル基、フェノキシ基又はベンジルオキシ基を
示す。R1 ,R2 ,R3 及びR4 は各々反復単位ごとに
同一であっても異なっても良い。)
【0008】また第2の発明として、下記A成分及びB
成分を含有することを特徴とする熱可塑性樹脂組成物で
ある。 (A)分子内に無水コハク酸基,カルボキシル基,エポ
キシ基,エステル基,アミド基,環状イミノエーテル
基,環状イミノアミノ基,ハロゲン基,イミド基及びイ
ソシアネート基からなる群より選ばれたアミノ基と反応
し得る官能基を有する1種以上の重合体を含有する重合
体成分と、成形加工条件下でアミノ基と実質的に反応し
ない熱可塑性樹脂であって、かつ前記重合体成分と親和
性のある未反応性熱可塑性樹脂との組成物50〜99.
5重量部。 (B)前記(B)成分0.5〜50重量部
成分を含有することを特徴とする熱可塑性樹脂組成物で
ある。 (A)分子内に無水コハク酸基,カルボキシル基,エポ
キシ基,エステル基,アミド基,環状イミノエーテル
基,環状イミノアミノ基,ハロゲン基,イミド基及びイ
ソシアネート基からなる群より選ばれたアミノ基と反応
し得る官能基を有する1種以上の重合体を含有する重合
体成分と、成形加工条件下でアミノ基と実質的に反応し
ない熱可塑性樹脂であって、かつ前記重合体成分と親和
性のある未反応性熱可塑性樹脂との組成物50〜99.
5重量部。 (B)前記(B)成分0.5〜50重量部
【0009】本発明の熱可塑性樹脂組成物中のA成分と
しては、大別して下記(A−1)及び(A−2)の2種
の成分が利用される。 (A−1):アミノ基と反応し得る官能基を有する重合
体成分 (A−2):分子内に無水コハク酸基,カルボキシル
基,エポキシ基,エステル基,アミド基,環状イミノエ
ーテル基,環状イミノアミノ基,ハロゲン基,イミド基
及びイソシアネート基からなる群より選ばれたアミノ基
と反応しうる官能基を有する1種以上の重合体を含有す
る重合体成分と、成形加工条件下でアミノ基と実質的に
反応しない熱可塑性樹脂であって、かつ前記重合体成分
と親和性のある未反応性熱可塑性樹脂との組成物
しては、大別して下記(A−1)及び(A−2)の2種
の成分が利用される。 (A−1):アミノ基と反応し得る官能基を有する重合
体成分 (A−2):分子内に無水コハク酸基,カルボキシル
基,エポキシ基,エステル基,アミド基,環状イミノエ
ーテル基,環状イミノアミノ基,ハロゲン基,イミド基
及びイソシアネート基からなる群より選ばれたアミノ基
と反応しうる官能基を有する1種以上の重合体を含有す
る重合体成分と、成形加工条件下でアミノ基と実質的に
反応しない熱可塑性樹脂であって、かつ前記重合体成分
と親和性のある未反応性熱可塑性樹脂との組成物
【0010】更に上記(A−1)成分で用いるアミノ基
と反応し得る官能基を有する重合体成分は下記(A−
a),(A−b)の2種の成分に類別される。 (A−a):ポリエステル樹脂,ポリカーボネート樹脂
及びポリアミド樹脂からなる群より選ばれる1種以上の
樹脂を含有する重合体成分 (A−b):無水コハク酸基,カルボキシル基,エポキ
シ基,エステル基,アミド基,環状イミノエーテル基,
環状イミノアミノ基,ハロゲン基,イミド基及びイソシ
アネート基からなる群より選ばれた官能基を分子内に有
する1種以上の重合体を含有する重合体成分
と反応し得る官能基を有する重合体成分は下記(A−
a),(A−b)の2種の成分に類別される。 (A−a):ポリエステル樹脂,ポリカーボネート樹脂
及びポリアミド樹脂からなる群より選ばれる1種以上の
樹脂を含有する重合体成分 (A−b):無水コハク酸基,カルボキシル基,エポキ
シ基,エステル基,アミド基,環状イミノエーテル基,
環状イミノアミノ基,ハロゲン基,イミド基及びイソシ
アネート基からなる群より選ばれた官能基を分子内に有
する1種以上の重合体を含有する重合体成分
【0011】すなわち第1の発明の(A)成分は前記
(A−a)成分又は(A−b)成分であって、これを
(A−1)成分として用いるものである。又第2の発明
の(A)成分は前記(A−1)成分の内の(A−b)成
分と前記未反応性熱可塑性樹脂との組成物であって、こ
れを(A−2)成分として用いるものである。
(A−a)成分又は(A−b)成分であって、これを
(A−1)成分として用いるものである。又第2の発明
の(A)成分は前記(A−1)成分の内の(A−b)成
分と前記未反応性熱可塑性樹脂との組成物であって、こ
れを(A−2)成分として用いるものである。
【0012】本発明の熱可塑性樹脂組成物中のB成分と
しては、前記したように下記化3で表わされるアミノ
基,アシルアミノ基,ホルムアミド基,又はカルバミン
酸エステル基を有する共重合体が使用される。
しては、前記したように下記化3で表わされるアミノ
基,アシルアミノ基,ホルムアミド基,又はカルバミン
酸エステル基を有する共重合体が使用される。
【0013】
【化3】 (ただし式中、R1 〜R4 は前述と同じである。)
【0014】(手段を構成する要件)以下、本発明の熱
可塑性樹脂組成物中の各成分について、さらに詳しく説
明する。
可塑性樹脂組成物中の各成分について、さらに詳しく説
明する。
【0015】[1]A成分について:前記したように本
発明の熱可塑性樹脂組成物中のA成分としては、大別し
て下記(A−1)及び(A−2)の2種の成分が利用さ
れる。 (A−1):アミノ基と反応し得る官能基を有する重合
体成分 (A−2):分子内に無水コハク酸基,カルボキシル
基,エポキシ基,エステル基,アミド基,環状イミノエ
ーテル基,環状イミノアミノ基,ハロゲン基,イミド基
及びイソシアネート基からなる群より選ばれたアミノ基
と反応しうる官能基を有する1種以上の重合体を含有す
る重合体成分と、成形加工条件下でアミノ基と実質的に
反応しない熱可塑性樹脂であって、かつ前記重合体成分
と親和性のある未反応性熱可塑性樹脂との組成物
発明の熱可塑性樹脂組成物中のA成分としては、大別し
て下記(A−1)及び(A−2)の2種の成分が利用さ
れる。 (A−1):アミノ基と反応し得る官能基を有する重合
体成分 (A−2):分子内に無水コハク酸基,カルボキシル
基,エポキシ基,エステル基,アミド基,環状イミノエ
ーテル基,環状イミノアミノ基,ハロゲン基,イミド基
及びイソシアネート基からなる群より選ばれたアミノ基
と反応しうる官能基を有する1種以上の重合体を含有す
る重合体成分と、成形加工条件下でアミノ基と実質的に
反応しない熱可塑性樹脂であって、かつ前記重合体成分
と親和性のある未反応性熱可塑性樹脂との組成物
【0016】(1)(A−1)成分について 上記(A−1)成分で用いるアミノ基と反応し得る官能
基を有する重合体成分は、(A−a)成分及び(A−
b)成分の2種に類別される。 (i)(A−a)成分 (A−a)成分は、重合体の主鎖中にアミノ基と反応し
得る結合基を有する重合体成分(主鎖反応型)であっ
て、そのような結合基として、エステル結合,炭酸エス
テル結合,アミド結合,ウレタン結合,イミド結合等の
結合基が挙げられる。(A−a)成分の具体例として
は、ポリエステル樹脂,ポリカーボネート樹脂,ポリア
ミド樹脂が挙げられ、これらの樹脂を1種若しくは2種
以上用いて(A−a)成分とする。
基を有する重合体成分は、(A−a)成分及び(A−
b)成分の2種に類別される。 (i)(A−a)成分 (A−a)成分は、重合体の主鎖中にアミノ基と反応し
得る結合基を有する重合体成分(主鎖反応型)であっ
て、そのような結合基として、エステル結合,炭酸エス
テル結合,アミド結合,ウレタン結合,イミド結合等の
結合基が挙げられる。(A−a)成分の具体例として
は、ポリエステル樹脂,ポリカーボネート樹脂,ポリア
ミド樹脂が挙げられ、これらの樹脂を1種若しくは2種
以上用いて(A−a)成分とする。
【0017】より詳細に説明すると、(A−a)成分の
ポリエステル樹脂は、その種類が特に限定されるもので
はなく各種のものを使用することができる。このポリエ
ステル樹脂は脂肪族,芳香族いずれのポリエステル樹脂
であっても良いが、物性面を考慮すると後者の芳香族ポ
リエステル樹脂の方が好ましい。分子量については、使
用目的等に応じて適宜選定すれば良いが、通常は固有粘
度で0.2〜2.0dl/g、好ましくは0.5〜1.
2dl/gが適合する。さらに、このポリエステル樹脂
は、カルボン酸末端若しくはアルコール性水酸基末端を
有していても良い。
ポリエステル樹脂は、その種類が特に限定されるもので
はなく各種のものを使用することができる。このポリエ
ステル樹脂は脂肪族,芳香族いずれのポリエステル樹脂
であっても良いが、物性面を考慮すると後者の芳香族ポ
リエステル樹脂の方が好ましい。分子量については、使
用目的等に応じて適宜選定すれば良いが、通常は固有粘
度で0.2〜2.0dl/g、好ましくは0.5〜1.
2dl/gが適合する。さらに、このポリエステル樹脂
は、カルボン酸末端若しくはアルコール性水酸基末端を
有していても良い。
【0018】このようなポリエステル樹脂は様々な公知
の方法で製造することができ、またその種類としては多
種多様のものを挙げることができる。 (A−a)成分のポリエステル樹脂の具体例を挙げれ
ば、ポリエチレンテレフタレート(PET),ポリブチ
レンテレフタレート(PBT),ポリシクロヘキサジメ
チルテレフタレート(PCT),さらにはポリアリレー
トなどである。
の方法で製造することができ、またその種類としては多
種多様のものを挙げることができる。 (A−a)成分のポリエステル樹脂の具体例を挙げれ
ば、ポリエチレンテレフタレート(PET),ポリブチ
レンテレフタレート(PBT),ポリシクロヘキサジメ
チルテレフタレート(PCT),さらにはポリアリレー
トなどである。
【0019】(A−a)成分のポリカーボネート樹脂
は、脂肪族,芳香族いずれのポリカーボネート樹脂であ
っても良く、その例としては、2,2−ビス(4−オキ
シフェニル)アルカン系、ビス(4−オキシフェニル)
エーテル系、並びに、ビス(4−オキシフェニル)スル
ホン、スルフィド及びスルフォキシド系等のビスフェノ
ール類からなる重合物又は共重合物が挙げられる。
は、脂肪族,芳香族いずれのポリカーボネート樹脂であ
っても良く、その例としては、2,2−ビス(4−オキ
シフェニル)アルカン系、ビス(4−オキシフェニル)
エーテル系、並びに、ビス(4−オキシフェニル)スル
ホン、スルフィド及びスルフォキシド系等のビスフェノ
ール類からなる重合物又は共重合物が挙げられる。
【0020】(A−a)成分のポリアミド樹脂は種類も
特に限定されず、各種のものを使用することができ、脂
肪族,芳香族いずれのポリアミド樹脂であってもよい。
分子量については特に制限はないが、得られる組成物の
成形性や物性を考慮すると数平均分子量としては、4,
000〜50,000、好ましくは5,000〜30,
000が適合する。このようなポリアミド樹脂は、様々
な公知の方法で製造することができる。例えば、三員環
以上のラクタム、重合可能なω−アミノ酸、二塩基酸と
ジアミン等の閉環(共)重合や(共)重縮合等によって
製造することができる。
特に限定されず、各種のものを使用することができ、脂
肪族,芳香族いずれのポリアミド樹脂であってもよい。
分子量については特に制限はないが、得られる組成物の
成形性や物性を考慮すると数平均分子量としては、4,
000〜50,000、好ましくは5,000〜30,
000が適合する。このようなポリアミド樹脂は、様々
な公知の方法で製造することができる。例えば、三員環
以上のラクタム、重合可能なω−アミノ酸、二塩基酸と
ジアミン等の閉環(共)重合や(共)重縮合等によって
製造することができる。
【0021】(A−a)成分のポリアミド樹脂として
は、様々なものを充当することができるが、その具体例
を挙げれば、ナイロン6;ナイロン6,6;ナイロン
6,10;ナイロン11;ナイロン12;ナイロン6,
12;ナイロン4,6等の脂肪族ポリアミド、ナイロン
6/6;ナイロン6/6,10;ナイロン6/6,12
等の脂肪族共重合ポリアミド、ポリヘキサメチレンジア
ミンテレフタルアミド;ポリヘキサメチレンジアミンイ
ソフタルアミド;キシレン基含有ポリアミド等の芳香族
ポリアミドなどがある。さらには、ポリエステルアミ
ド、ポリエステルエーテルアミドなどが挙げることがで
きる。これらのうち好ましいものはナイロン6;ナイロ
ン6,6である。
は、様々なものを充当することができるが、その具体例
を挙げれば、ナイロン6;ナイロン6,6;ナイロン
6,10;ナイロン11;ナイロン12;ナイロン6,
12;ナイロン4,6等の脂肪族ポリアミド、ナイロン
6/6;ナイロン6/6,10;ナイロン6/6,12
等の脂肪族共重合ポリアミド、ポリヘキサメチレンジア
ミンテレフタルアミド;ポリヘキサメチレンジアミンイ
ソフタルアミド;キシレン基含有ポリアミド等の芳香族
ポリアミドなどがある。さらには、ポリエステルアミ
ド、ポリエステルエーテルアミドなどが挙げることがで
きる。これらのうち好ましいものはナイロン6;ナイロ
ン6,6である。
【0022】(ii)(A−b)成分 また、アミノ基と反応し得る官能基を有する重合体成分
であるもう一方の(A−b)成分は、重合体の側鎖又は
分子末端にアミノ基と反応し得る官能基を有する重合体
成分(側鎖又は末端反応型)である。そのような官能基
の具体例として、無水コハク酸基,カルボキシル基,エ
ポキシ基,エステル基,アミド基,環状イミノエーテル
基,環状イミノアミノ基,ハロゲン基,イミド基,イソ
シアネート基が挙げられ、これらのうち重要且つ好まし
い官能基は、無水コハク酸基,カルボキシル基,エポキ
シ基,環状イミノエーテル基である。(A−b)成分
は、上記官能基を有する重合体を1種のみ含有するもの
でもよいし、2種以上含有するものであってもよい。
であるもう一方の(A−b)成分は、重合体の側鎖又は
分子末端にアミノ基と反応し得る官能基を有する重合体
成分(側鎖又は末端反応型)である。そのような官能基
の具体例として、無水コハク酸基,カルボキシル基,エ
ポキシ基,エステル基,アミド基,環状イミノエーテル
基,環状イミノアミノ基,ハロゲン基,イミド基,イソ
シアネート基が挙げられ、これらのうち重要且つ好まし
い官能基は、無水コハク酸基,カルボキシル基,エポキ
シ基,環状イミノエーテル基である。(A−b)成分
は、上記官能基を有する重合体を1種のみ含有するもの
でもよいし、2種以上含有するものであってもよい。
【0023】より詳細に説明すると、(A−b)成分の
側鎖に無水コハク酸基を有する重合体は、無水マレイン
酸若しくは無水イタコン酸とエチレン性不飽和単量体と
を共重合するか、または、ポリオレフィン等の重合体に
無水マレイン酸若しくは無水イタコン酸をラジカル開始
剤存在下でグラフト重合することにより得られる。具体
例として、スチレン−無水マレイン酸共重合体、イソブ
チレン−無水マレイン酸共重合体、エチレン−無水マレ
イン酸共重合体が挙げられる。また、具体例として、ポ
リエチレン,ポリプロピレン,SEBS(スチレン−ブ
タジエン−スチレン共重合体の水素添加物),エチレン
−プロピレンゴム,EPDM(エチレン−プロピレン−
ジエン共重合体),スチレン−イソプレン共重合体,ポ
リフェニレンエーテル等の重合体の無水マレイン酸グラ
フト化物も挙げられる。
側鎖に無水コハク酸基を有する重合体は、無水マレイン
酸若しくは無水イタコン酸とエチレン性不飽和単量体と
を共重合するか、または、ポリオレフィン等の重合体に
無水マレイン酸若しくは無水イタコン酸をラジカル開始
剤存在下でグラフト重合することにより得られる。具体
例として、スチレン−無水マレイン酸共重合体、イソブ
チレン−無水マレイン酸共重合体、エチレン−無水マレ
イン酸共重合体が挙げられる。また、具体例として、ポ
リエチレン,ポリプロピレン,SEBS(スチレン−ブ
タジエン−スチレン共重合体の水素添加物),エチレン
−プロピレンゴム,EPDM(エチレン−プロピレン−
ジエン共重合体),スチレン−イソプレン共重合体,ポ
リフェニレンエーテル等の重合体の無水マレイン酸グラ
フト化物も挙げられる。
【0024】(A−b)成分の側鎖にカルボキシル基を
有する重合体は、アクリル酸,メタクリル酸等のエチレ
ン性不飽和結合含有カルボン酸と、エチレン性不飽和単
量体とを共重合するか、または、ポリオレフィン等の重
合体にエチレン性不飽和結合含有カルボン酸をグラフト
重合することによって得られる。具体例として、エチレ
ン−アクリル酸共重合体、エチレン−メタクリル酸共重
合体、エチレン−無水マレイン酸−アクリル酸共重合体
が挙げられる。また、具体例として、ポリエチレン,ポ
リプロピレン,SEBS(スチレン−ブタジエン−スチ
レン共重合体の水素添加物),エチレン−プロピレンゴ
ム等の重合体のアクリル酸グラフト化物又はメタクリル
酸グラフト化物が挙げられる。
有する重合体は、アクリル酸,メタクリル酸等のエチレ
ン性不飽和結合含有カルボン酸と、エチレン性不飽和単
量体とを共重合するか、または、ポリオレフィン等の重
合体にエチレン性不飽和結合含有カルボン酸をグラフト
重合することによって得られる。具体例として、エチレ
ン−アクリル酸共重合体、エチレン−メタクリル酸共重
合体、エチレン−無水マレイン酸−アクリル酸共重合体
が挙げられる。また、具体例として、ポリエチレン,ポ
リプロピレン,SEBS(スチレン−ブタジエン−スチ
レン共重合体の水素添加物),エチレン−プロピレンゴ
ム等の重合体のアクリル酸グラフト化物又はメタクリル
酸グラフト化物が挙げられる。
【0025】(A−b)成分の側鎖にエポキシ基を有す
る重合体としては、例えば、グリシジルアクリレート若
しくはグリシジルメタクリレートと、エチレン性不飽和
単量体との共重合体が挙げられ、具体例としてエチレン
−グリシジルメタクリレート共重合体、プロピレン−グ
リシジルメタクリレート共重合体、スチレン−グリシジ
ルメタクリレート共重合体が代表的に挙げられる。
る重合体としては、例えば、グリシジルアクリレート若
しくはグリシジルメタクリレートと、エチレン性不飽和
単量体との共重合体が挙げられ、具体例としてエチレン
−グリシジルメタクリレート共重合体、プロピレン−グ
リシジルメタクリレート共重合体、スチレン−グリシジ
ルメタクリレート共重合体が代表的に挙げられる。
【0026】(A−b)成分の側鎖にエステル基を有す
る重合体としては、アクリル酸アルキルエステル,メタ
クリル酸アルキルエステル,アルキルビニルエステル等
のエステル基含有エチレン性不飽和単量体と、他のエチ
レン性不飽和単量体との共重合体が利用できる。具体例
として、エチレン−アクリル酸エステル共重合体、エチ
レン−メタクリル酸エステル共重合体、スチレン−アク
リル酸エステル共重合体、スチレン−メタクリル酸エス
テル共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体等が挙げ
られる。
る重合体としては、アクリル酸アルキルエステル,メタ
クリル酸アルキルエステル,アルキルビニルエステル等
のエステル基含有エチレン性不飽和単量体と、他のエチ
レン性不飽和単量体との共重合体が利用できる。具体例
として、エチレン−アクリル酸エステル共重合体、エチ
レン−メタクリル酸エステル共重合体、スチレン−アク
リル酸エステル共重合体、スチレン−メタクリル酸エス
テル共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体等が挙げ
られる。
【0027】(A−b)成分の側鎖にアミド基を有する
重合体としては、アクリルアミド、メタクリルアミド、
N−メチルアクリルアミド、N−メチルメタクリルアミ
ド、N,N−ジメチルアクリルアミド、N,N−ジメチ
ルメタクリルアミドと、他のエチレン性不飽和単量体と
の共重合体が挙げられる。
重合体としては、アクリルアミド、メタクリルアミド、
N−メチルアクリルアミド、N−メチルメタクリルアミ
ド、N,N−ジメチルアクリルアミド、N,N−ジメチ
ルメタクリルアミドと、他のエチレン性不飽和単量体と
の共重合体が挙げられる。
【0028】(A−b)成分の側鎖に環状イミノエーテ
ル基を有する重合体としては、2−ビニルオキサゾリ
ン、2−ビニルオキサジンと、他のエチレン性不飽和単
量体との共重合体が挙げられ、代表例としてスチレン−
2−ビニルオキサゾリン共重合体が挙げられる。
ル基を有する重合体としては、2−ビニルオキサゾリ
ン、2−ビニルオキサジンと、他のエチレン性不飽和単
量体との共重合体が挙げられ、代表例としてスチレン−
2−ビニルオキサゾリン共重合体が挙げられる。
【0029】(A−b)成分の側鎖に環状イミノアミノ
基を有する重合体としては、2−ビニルイミダゾリンと
他のエチレン性不飽和単量体との共重合体が挙げられ
る。
基を有する重合体としては、2−ビニルイミダゾリンと
他のエチレン性不飽和単量体との共重合体が挙げられ
る。
【0030】(A−b)成分の側鎖にハロゲン基を有す
る重合体は、具体例としてポリ塩化ビニル,塩素化ポリ
オレフィン,クロロエチルビニルエーテル共重合体,ク
ロロメチル化ポリスチレン等が挙げられる。
る重合体は、具体例としてポリ塩化ビニル,塩素化ポリ
オレフィン,クロロエチルビニルエーテル共重合体,ク
ロロメチル化ポリスチレン等が挙げられる。
【0031】(A−b)成分の側鎖にイミド基を有する
重合体は、具体例としてN−フェニルマレイミド,N−
アルキルマレイミドと、他のエチレン性不飽和単量体と
の共重合体が挙げられる。
重合体は、具体例としてN−フェニルマレイミド,N−
アルキルマレイミドと、他のエチレン性不飽和単量体と
の共重合体が挙げられる。
【0032】(A−b)成分の分子末端にカルボキシル
基を有する重合体としては、例えば、カルボキシル基を
有するラジカル開始剤を用い、また必要に応じてカルボ
キシル基を有する連鎖移動剤を用いてラジカル重合によ
って得られる片末端カルボキシル基含有重合体が挙げら
れ、具体例として末端カルボキシポリスチレン、末端カ
ルボキシポリイソプレン、末端カルボキシ−ポリアクリ
ル酸エステル、末端カルボキシ−ポリメタクリル酸エス
テルがある。また、上記の分子末端にカルボキシル基を
有する重合体の例として、縮合重合反応においてジカル
ボン酸過剰で反応して得られる末端カルボキシポリエス
テルや末端カルボキシポリアミドが挙げられる。
基を有する重合体としては、例えば、カルボキシル基を
有するラジカル開始剤を用い、また必要に応じてカルボ
キシル基を有する連鎖移動剤を用いてラジカル重合によ
って得られる片末端カルボキシル基含有重合体が挙げら
れ、具体例として末端カルボキシポリスチレン、末端カ
ルボキシポリイソプレン、末端カルボキシ−ポリアクリ
ル酸エステル、末端カルボキシ−ポリメタクリル酸エス
テルがある。また、上記の分子末端にカルボキシル基を
有する重合体の例として、縮合重合反応においてジカル
ボン酸過剰で反応して得られる末端カルボキシポリエス
テルや末端カルボキシポリアミドが挙げられる。
【0033】(A−b)成分の分子末端にエポキシ基や
エステル基を有する重合体としては、例えば、上記した
末端カルボキシポリスチレン等を低級アルコール又はグ
リシドールによりエステル化することにより得られる末
端エステル基又は末端エポキシ基のポリスチレン等が挙
げられる。
エステル基を有する重合体としては、例えば、上記した
末端カルボキシポリスチレン等を低級アルコール又はグ
リシドールによりエステル化することにより得られる末
端エステル基又は末端エポキシ基のポリスチレン等が挙
げられる。
【0034】(2)(A−2)成分について 本発明の熱可塑性樹脂組成物中のA成分として利用され
る(A−2)成分は、前記したようにアミノ基と反応し
得る官能基を有する重合体(A−b)成分と、成形加工
条件下でアミノ基と実質的に反応しない熱可塑性樹脂で
あって、(A−b)成分と親和性のある未反応性熱可塑
性樹脂[以下(A−c)成分という]との組成物であ
る。
る(A−2)成分は、前記したようにアミノ基と反応し
得る官能基を有する重合体(A−b)成分と、成形加工
条件下でアミノ基と実質的に反応しない熱可塑性樹脂で
あって、(A−b)成分と親和性のある未反応性熱可塑
性樹脂[以下(A−c)成分という]との組成物であ
る。
【0035】未反応性熱可塑性樹脂に、B成分と(A−
b)成分とが反応したグラフトポリマーが分散した状態
に於ても、耐衝撃性を改良した樹脂組成物が得られると
いうことから(A−c)成分を加えることができ、(A
−2)成分という組成物の態様に於ても、(A−1)成
分と同様の効果が得られる。
b)成分とが反応したグラフトポリマーが分散した状態
に於ても、耐衝撃性を改良した樹脂組成物が得られると
いうことから(A−c)成分を加えることができ、(A
−2)成分という組成物の態様に於ても、(A−1)成
分と同様の効果が得られる。
【0036】具体的な(A−b)と(A−c)成分の組
合せとしては、無水マレイン酸グラフトポリプロピレン
とポリプロピレン、無水マレイン酸グラフトポリフェニ
レンオキサイドとポリフェニレンオキサイド又はポリス
チレン、スチレン−無水マレイン酸共重合体とポリスチ
レン又はポリフェニレンオキサイド、スチレン−グリシ
ジル(メタ)アクリレートとポリスチレン又はポリフェ
ニレンオキサイド等が挙げられる。
合せとしては、無水マレイン酸グラフトポリプロピレン
とポリプロピレン、無水マレイン酸グラフトポリフェニ
レンオキサイドとポリフェニレンオキサイド又はポリス
チレン、スチレン−無水マレイン酸共重合体とポリスチ
レン又はポリフェニレンオキサイド、スチレン−グリシ
ジル(メタ)アクリレートとポリスチレン又はポリフェ
ニレンオキサイド等が挙げられる。
【0037】また、(A−2)成分中の(A−b)成分
と(A−c)成分との配合割合は、(A−c)/(A−
b)が99重量部/1重量部〜50重量部/50重量部
の範囲、好ましくは99重量部/1重量部〜70重量部
/30重量部の範囲である。上記配合割合が99/1よ
りも大きい場合には得られた熱可塑性樹脂組成物の耐衝
撃性が十分でなく、上記配合割合が50/50よりも小
さい場合には経済的に不利であるばかりでなく、得られ
た熱可塑性樹脂組成物の物性が低下することがある。
と(A−c)成分との配合割合は、(A−c)/(A−
b)が99重量部/1重量部〜50重量部/50重量部
の範囲、好ましくは99重量部/1重量部〜70重量部
/30重量部の範囲である。上記配合割合が99/1よ
りも大きい場合には得られた熱可塑性樹脂組成物の耐衝
撃性が十分でなく、上記配合割合が50/50よりも小
さい場合には経済的に不利であるばかりでなく、得られ
た熱可塑性樹脂組成物の物性が低下することがある。
【0038】[2]B成分について:前記したように本
発明の熱可塑性樹脂組成物中のB成分としては、重量平
均分子量5,000〜500,000を有するオレフィ
ン重合体又はオレフィン共重合体に一般式化4で表され
るN−置換アミドをグラフト反応して得られるグラフト
共重合体が使用される。
発明の熱可塑性樹脂組成物中のB成分としては、重量平
均分子量5,000〜500,000を有するオレフィ
ン重合体又はオレフィン共重合体に一般式化4で表され
るN−置換アミドをグラフト反応して得られるグラフト
共重合体が使用される。
【0039】
【化4】
【0040】(ただし、一般式化4に於いて、R1 及び
R2 は水素原子、炭素数1〜8のアルキル基、炭素数6
〜10のシクロアルキル基、フェニル基又は炭素数7も
しくは8のアリールアルキル基を示し、R3 は水素原子
又はメチル基を示し、R4 は水素原子、炭素数1〜8の
アルキル基,フェニル基,ベンジル基,炭素数1〜8の
1級もしくは2級アルコキシル基、フェノキシ基又はベ
ンジルオキシ基を示す。上記R1 ,R2 ,R3 及びR4
はそれぞれ反復単位毎に同一であっても異なってもよ
い。)
R2 は水素原子、炭素数1〜8のアルキル基、炭素数6
〜10のシクロアルキル基、フェニル基又は炭素数7も
しくは8のアリールアルキル基を示し、R3 は水素原子
又はメチル基を示し、R4 は水素原子、炭素数1〜8の
アルキル基,フェニル基,ベンジル基,炭素数1〜8の
1級もしくは2級アルコキシル基、フェノキシ基又はベ
ンジルオキシ基を示す。上記R1 ,R2 ,R3 及びR4
はそれぞれ反復単位毎に同一であっても異なってもよ
い。)
【0041】上記一般式化4で表されるグラフト共重合
体には、ホルムアミド基を有するグラフト共重合体
(I)、アシルアミノ基を有するグラフト共重合体(I
I)及びカルバミン酸エステル基を有するグラフト共重
合体(III) がある。すなわちホルムアミド基含有グラフ
ト共重合体(I)は一般式化5で表される。
体には、ホルムアミド基を有するグラフト共重合体
(I)、アシルアミノ基を有するグラフト共重合体(I
I)及びカルバミン酸エステル基を有するグラフト共重
合体(III) がある。すなわちホルムアミド基含有グラフ
ト共重合体(I)は一般式化5で表される。
【0042】
【化5】
【0043】(化5においてR1 〜R3 は前述と同じで
ある。)アシルアミノ基含有グラフト共重合体(II)は
一般式化6で表される。
ある。)アシルアミノ基含有グラフト共重合体(II)は
一般式化6で表される。
【0044】
【化6】
【0045】(化6において、R1 〜R3 は前述と同じ
である。R5 は炭素数1〜8のアルキル基,フェニル基
又はベンジル基を示す。R1 〜R3 及びR5 は反復単位
ごとに同一であっても異なってもよい。)
である。R5 は炭素数1〜8のアルキル基,フェニル基
又はベンジル基を示す。R1 〜R3 及びR5 は反復単位
ごとに同一であっても異なってもよい。)
【0046】カルバミン酸エステル基含有グラフト共重
合体(III) は一般式化7で表される。
合体(III) は一般式化7で表される。
【0047】
【化7】
【0048】(化7において、R1 〜R3 は前述と同じ
である。R6 は炭素数1〜8の1級もしくは2級アルキ
ル基、フェニル基又はベンジル基を示す。R1 〜R3 及
びR6は反復単位ごとに同一であっても異なってもよ
い。)
である。R6 は炭素数1〜8の1級もしくは2級アルキ
ル基、フェニル基又はベンジル基を示す。R1 〜R3 及
びR6は反復単位ごとに同一であっても異なってもよ
い。)
【0049】これらグラフト共重合体(I),(II),
(III) の内、いずれか2つ以上を分子内に有する共重合
体を本発明の熱可塑性樹脂組成物中のB成分としてもよ
い。
(III) の内、いずれか2つ以上を分子内に有する共重合
体を本発明の熱可塑性樹脂組成物中のB成分としてもよ
い。
【0050】B成分のホルムアミド基を有するグラフト
共重合体の製造にグラフトモノマーとして用いる一般式
化5で表されるN−置換ホルムアミド化合物(I)とし
ては、N−アルケニルホルムアミド化合物及びN−アル
キル−N−アルケニルホルムアミド化合物が挙げられ
る。
共重合体の製造にグラフトモノマーとして用いる一般式
化5で表されるN−置換ホルムアミド化合物(I)とし
ては、N−アルケニルホルムアミド化合物及びN−アル
キル−N−アルケニルホルムアミド化合物が挙げられ
る。
【0051】より詳細には、上記N−アルケニルホルム
アミド化合物として、N−アリルホルムアミド、N−
(1−メチル−2−プロペニル)ホルムアミド、N−
(1−エチル−2−プロペニル)ホルムアミド、N−
(1−n−プロピル−2−プロペニル)ホルムアミド、
N−(1−n−ブチル−2−プロペニル)ホルムアミ
ド、N−(1−n−ヘキシル−2−プロペニル)ホルム
アミド、N−(1−シクロヘキシル−2−プロペニル)
ホルムアミド、N−(1−ベンジル−2−プロペニル)
ホルムアミド等が挙げられ、上記N−アルキル−N−ア
ルケニルホルムアミド化合物として、N−メチル−N−
アリルホルムアミド、N−メチル−N−(1−メチル−
2−プロペニル)ホルムアミド、N−エチル−N−アリ
ルホルムアミド、N−エチル−N−(1−メチル−2−
プロペニル)ホルムアミド、N−プロピル−N−(1−
ベンジル−2−プロペニル)ホルムアミド、N−ブチル
−N−(1−シクロヘキシル−2−プロペニル)ホルム
アミド、N−ヘキシル−N−(1−n−ヘキシル−2−
プロペニル)ホルムアミド、N−オクチル−N−(1−
n−ブチル−2−プロペニル)ホルムアミド、N−ベン
ジル−N−アリルホルムアミド、N−シクロヘキシル−
N−アリルホルムアミド等が挙げられる。
アミド化合物として、N−アリルホルムアミド、N−
(1−メチル−2−プロペニル)ホルムアミド、N−
(1−エチル−2−プロペニル)ホルムアミド、N−
(1−n−プロピル−2−プロペニル)ホルムアミド、
N−(1−n−ブチル−2−プロペニル)ホルムアミ
ド、N−(1−n−ヘキシル−2−プロペニル)ホルム
アミド、N−(1−シクロヘキシル−2−プロペニル)
ホルムアミド、N−(1−ベンジル−2−プロペニル)
ホルムアミド等が挙げられ、上記N−アルキル−N−ア
ルケニルホルムアミド化合物として、N−メチル−N−
アリルホルムアミド、N−メチル−N−(1−メチル−
2−プロペニル)ホルムアミド、N−エチル−N−アリ
ルホルムアミド、N−エチル−N−(1−メチル−2−
プロペニル)ホルムアミド、N−プロピル−N−(1−
ベンジル−2−プロペニル)ホルムアミド、N−ブチル
−N−(1−シクロヘキシル−2−プロペニル)ホルム
アミド、N−ヘキシル−N−(1−n−ヘキシル−2−
プロペニル)ホルムアミド、N−オクチル−N−(1−
n−ブチル−2−プロペニル)ホルムアミド、N−ベン
ジル−N−アリルホルムアミド、N−シクロヘキシル−
N−アリルホルムアミド等が挙げられる。
【0052】このうちより好ましいものは、N−アリル
ホルムアミド、N−(1−メチル−2−プロペニル)ホ
ルムアミド、N−メチル−N−アリルホルムアミド、N
−メチル−N−(1−メチル−2−プロペニル)ホルム
アミド、N−エチル−N−アリルホルムアミド、N−エ
チル−N−(1−メチル−2−プロペニル)ホルムアミ
ドである。
ホルムアミド、N−(1−メチル−2−プロペニル)ホ
ルムアミド、N−メチル−N−アリルホルムアミド、N
−メチル−N−(1−メチル−2−プロペニル)ホルム
アミド、N−エチル−N−アリルホルムアミド、N−エ
チル−N−(1−メチル−2−プロペニル)ホルムアミ
ドである。
【0053】また、アシルアミノ基を有するグラフト共
重合体においてグラフトモノマーとして用いる、一般式
化6で表されるN−置換アミド(II)には、N−アリル
アセトアミド,N−(1−メチル−2−プロペニル)ア
セトアミド,N−(1−エチル−2−プロペニル)アセ
トアミド,N−(1−n−プロピル−2−プロペニル)
アセトアミド,N−(1−n−ブチル−2−プロペニ
ル)アセトアミド,N−(1−n−ヘキシル−2−プロ
ペニル)アセトアミド,N−(1−シクロヘキシル−2
−プロペニル)アセトアミド,N−(1−ベンジル−2
−プロペニル)アセトアミド,N−アリルプロピオンア
ミド,N−(1−メチル−2−プロペニル)プロピオン
アミド,N−アリルブチルアミド,N−(1−メチル−
2−プロペニル)ブチルアミド,N−アリルバレルアミ
ド,N−(1−メチル−2−プロペニル)バレルアミ
ド,N−アリルフェニルアミド,N−アリルベンジルア
ミドなどがある。このうちより好ましいものは、N−ア
リルアセトアミドとN−(1−メチル−2−プロペニ
ル)アセトアミドである。
重合体においてグラフトモノマーとして用いる、一般式
化6で表されるN−置換アミド(II)には、N−アリル
アセトアミド,N−(1−メチル−2−プロペニル)ア
セトアミド,N−(1−エチル−2−プロペニル)アセ
トアミド,N−(1−n−プロピル−2−プロペニル)
アセトアミド,N−(1−n−ブチル−2−プロペニ
ル)アセトアミド,N−(1−n−ヘキシル−2−プロ
ペニル)アセトアミド,N−(1−シクロヘキシル−2
−プロペニル)アセトアミド,N−(1−ベンジル−2
−プロペニル)アセトアミド,N−アリルプロピオンア
ミド,N−(1−メチル−2−プロペニル)プロピオン
アミド,N−アリルブチルアミド,N−(1−メチル−
2−プロペニル)ブチルアミド,N−アリルバレルアミ
ド,N−(1−メチル−2−プロペニル)バレルアミ
ド,N−アリルフェニルアミド,N−アリルベンジルア
ミドなどがある。このうちより好ましいものは、N−ア
リルアセトアミドとN−(1−メチル−2−プロペニ
ル)アセトアミドである。
【0054】また、カルバミン酸エステル基を有するグ
ラフト共重合体においてグラフトモノマーとして用いる
一般式化7で表されるN−置換カルバミン酸エステル(I
II)には、メチル N−アリルカルバメート、エチル
N−アリルカルバメート、iso−プロピル N−アリ
ルカルバメート、sec−ブチル N−アリルカルバメ
ート、フェニル N−アリルカルバメート、ベンジル
N−アリルカルバメート、エチル N−(1−メチル−
2−プロペニル)カルバメート、iso−プロピル N
−(1−メチル−2−プロペニル)カルバメート、se
c−ブチル N−(1−メチル−2−プロペニル)カル
バメート、フェニル N−(1−メチル−2−プロペニ
ル)カルバメート、ベンジル N−(1−メチル−2−
プロペニル)カルバメート、iso−プロピル N−
(1−プロピル−2−プロペニル)カルバメート、se
c−ブチル N−(1−プロピル−2−プロペニル)カ
ルバメート、ベンジル N−(1−プロピル−2−プロ
ペニル)カルバメート、n−ヘキシル N−アリルカル
バメート、2−エチルヘキシル N−アリルカルバメー
ト、エチル N−(1−n−ヘプチル−2−プロペニ
ル)カルバメート、エチル N−(1−シクロヘキシル
−2−プロペニル)カルバメート、エチル N−(1−
フェニル−2−プロペニル)カルバメートなどがある。
ラフト共重合体においてグラフトモノマーとして用いる
一般式化7で表されるN−置換カルバミン酸エステル(I
II)には、メチル N−アリルカルバメート、エチル
N−アリルカルバメート、iso−プロピル N−アリ
ルカルバメート、sec−ブチル N−アリルカルバメ
ート、フェニル N−アリルカルバメート、ベンジル
N−アリルカルバメート、エチル N−(1−メチル−
2−プロペニル)カルバメート、iso−プロピル N
−(1−メチル−2−プロペニル)カルバメート、se
c−ブチル N−(1−メチル−2−プロペニル)カル
バメート、フェニル N−(1−メチル−2−プロペニ
ル)カルバメート、ベンジル N−(1−メチル−2−
プロペニル)カルバメート、iso−プロピル N−
(1−プロピル−2−プロペニル)カルバメート、se
c−ブチル N−(1−プロピル−2−プロペニル)カ
ルバメート、ベンジル N−(1−プロピル−2−プロ
ペニル)カルバメート、n−ヘキシル N−アリルカル
バメート、2−エチルヘキシル N−アリルカルバメー
ト、エチル N−(1−n−ヘプチル−2−プロペニ
ル)カルバメート、エチル N−(1−シクロヘキシル
−2−プロペニル)カルバメート、エチル N−(1−
フェニル−2−プロペニル)カルバメートなどがある。
【0055】このうちより好ましいものは、エチル N
−アリルカルバメート、iso−プロピル N−アリル
カルバメート、sec−ブチル N−アリルカルバメー
ト、フェニル N−アリルカルバメート及びベンジル
N−アリルカルバメートである。
−アリルカルバメート、iso−プロピル N−アリル
カルバメート、sec−ブチル N−アリルカルバメー
ト、フェニル N−アリルカルバメート及びベンジル
N−アリルカルバメートである。
【0056】本発明のグラフト共重合体においてグラフ
ト化されるオレフィン重合体又はオレフィン共重合体
は、ポリオレフィン類又はそのオリゴマー類,ポリオレ
フィン系熱可塑性エラストマー類又はそのオリゴマー
類,ポリオレフィン系エラストマー類,エチレン−ビニ
ルエステル共重合体,エチレン−アクリルエステル共重
合体及びそれらのオリゴマーなどであり、これらの各種
ポリオレフィン及びオリゴマーのブレンド物も含まれ
る。
ト化されるオレフィン重合体又はオレフィン共重合体
は、ポリオレフィン類又はそのオリゴマー類,ポリオレ
フィン系熱可塑性エラストマー類又はそのオリゴマー
類,ポリオレフィン系エラストマー類,エチレン−ビニ
ルエステル共重合体,エチレン−アクリルエステル共重
合体及びそれらのオリゴマーなどであり、これらの各種
ポリオレフィン及びオリゴマーのブレンド物も含まれ
る。
【0057】より詳細には、上記ポリオレフィン類又は
そのオリゴマー類としては、高密度ポリエチレン,中密
度ポリエチレン,低密度ポリエチレン,ポリプロピレ
ン,ポリブテン,ポリ−4−メチルペンテン−1,エチ
レンとα−オレフィンの共重合体等であり、上記ポリオ
レフィン系熱可塑性エラストマー類又はそのオリゴマー
類は、エチレン−プロピレンゴム,エチレン−プロピレ
ン−ジエン共重合体(EPDM),エチレン−酢酸ビニ
ルコポリマー(EVA),ブチルゴム,ブタジエンゴ
ム,低結晶性エチレン−プロピレン共重合体若しくはプ
ロピレン−ブテン共重合体からなり、上記ポリオレフィ
ン系エラストマー類としては、ポリプロピレンとエチレ
ン−プロピレンゴムのブレンドを主体とするポリオレフ
ィン系熱可塑性エラストマー類、スチレン−エチレン−
ブチレン−スチレンブロック共重合体(SEBS)等で
ある。
そのオリゴマー類としては、高密度ポリエチレン,中密
度ポリエチレン,低密度ポリエチレン,ポリプロピレ
ン,ポリブテン,ポリ−4−メチルペンテン−1,エチ
レンとα−オレフィンの共重合体等であり、上記ポリオ
レフィン系熱可塑性エラストマー類又はそのオリゴマー
類は、エチレン−プロピレンゴム,エチレン−プロピレ
ン−ジエン共重合体(EPDM),エチレン−酢酸ビニ
ルコポリマー(EVA),ブチルゴム,ブタジエンゴ
ム,低結晶性エチレン−プロピレン共重合体若しくはプ
ロピレン−ブテン共重合体からなり、上記ポリオレフィ
ン系エラストマー類としては、ポリプロピレンとエチレ
ン−プロピレンゴムのブレンドを主体とするポリオレフ
ィン系熱可塑性エラストマー類、スチレン−エチレン−
ブチレン−スチレンブロック共重合体(SEBS)等で
ある。
【0058】このようなオレフィン重合体及びオレフィ
ン共重合体のうち、ポリプロピレン,エチレン−プロピ
レンゴム,エチレン−プロピレン−ジエン共重合体(E
PDM)及びそれらのオリゴマー類又はSEBSが好ま
しい。また、それらの平均分子量としては通常5,00
0〜500,000のものが用いられるが、好ましくは
10,000〜200,000のものが適合する。
ン共重合体のうち、ポリプロピレン,エチレン−プロピ
レンゴム,エチレン−プロピレン−ジエン共重合体(E
PDM)及びそれらのオリゴマー類又はSEBSが好ま
しい。また、それらの平均分子量としては通常5,00
0〜500,000のものが用いられるが、好ましくは
10,000〜200,000のものが適合する。
【0059】本発明のグラフト共重合体の製造方法とし
ては、遊離基生成触媒の存在下、遊離基を生成するに十
分な温度から250℃までの温度範囲で、前述した平均
分子量5,000〜500,000を有するオレフィン
重合体又はオレフィン共重合体に前記N−置換アミドを
グラフト反応させるのである。グラフト反応に際しては
前記N−置換アミドに少量の遊離基生成触媒を混合す
る。反応温度が上記温度範囲内であれば、グラフト反応
は適切な速度で進行し、しかも反応物及び生成物の破壊
的な分解が起こらない。
ては、遊離基生成触媒の存在下、遊離基を生成するに十
分な温度から250℃までの温度範囲で、前述した平均
分子量5,000〜500,000を有するオレフィン
重合体又はオレフィン共重合体に前記N−置換アミドを
グラフト反応させるのである。グラフト反応に際しては
前記N−置換アミドに少量の遊離基生成触媒を混合す
る。反応温度が上記温度範囲内であれば、グラフト反応
は適切な速度で進行し、しかも反応物及び生成物の破壊
的な分解が起こらない。
【0060】グラフト反応は、過酸化物,ジアルキル
−,ジアシル−,アルキル−アシル過酸化物,若しくは
アゾ化合物の如き遊離基生成触媒を適当な温度範囲で用
いるときこれらによって接触され、あるいは金属塩若し
くは錯体のような共触媒によって、あるいは光の照射に
より外部的に反応開始される。
−,ジアシル−,アルキル−アシル過酸化物,若しくは
アゾ化合物の如き遊離基生成触媒を適当な温度範囲で用
いるときこれらによって接触され、あるいは金属塩若し
くは錯体のような共触媒によって、あるいは光の照射に
より外部的に反応開始される。
【0061】このような遊離基生成触媒の代表例として
は、ジ−t−ブチルパーオキシド,ジクミルパーオキシ
ド,t−ブチルパーベンゾエート,ベンゾイルパーオキ
シド,シクロヘキサノンパーオキシド,ラウリルパーオ
キシド,アゾビスイソブチロニトリル及びこれらに類す
るもの、並びにそれらの混合物が含まれる。これらの触
媒のうちより好ましいものは、ジ−t−ブチルパーオキ
シド,ジクミルパーオキシド及びこれらの混合物であ
る。
は、ジ−t−ブチルパーオキシド,ジクミルパーオキシ
ド,t−ブチルパーベンゾエート,ベンゾイルパーオキ
シド,シクロヘキサノンパーオキシド,ラウリルパーオ
キシド,アゾビスイソブチロニトリル及びこれらに類す
るもの、並びにそれらの混合物が含まれる。これらの触
媒のうちより好ましいものは、ジ−t−ブチルパーオキ
シド,ジクミルパーオキシド及びこれらの混合物であ
る。
【0062】上記遊離基生成触媒の量については触媒量
でありさえすれば良く、有用な範囲としてはオレフィン
(共)重合体1kg当たり1〜200g、好ましくはオ
レフィン(共)重合体1kg当たり1〜100gであ
る。また、触媒をグラフト反応の開始時に全て添加して
もあるいは反応の経過にしたがって少量ずつ添加しても
どちらでもかまわない。
でありさえすれば良く、有用な範囲としてはオレフィン
(共)重合体1kg当たり1〜200g、好ましくはオ
レフィン(共)重合体1kg当たり1〜100gであ
る。また、触媒をグラフト反応の開始時に全て添加して
もあるいは反応の経過にしたがって少量ずつ添加しても
どちらでもかまわない。
【0063】オレフィン重合体若しくはオレフィン共重
合体、前記N−置換アミド及び遊離基生成触媒を含む混
合物を適宜の反応温度で撹拌する。実験を行うのに有用
な反応温度の範囲は使用触媒の種類により変化するが、
室温から250℃までである。触媒としてジ−t−ブチ
ルパーオキシドやジクミルパーオキシドを用いるとき、
好ましい反応温度の範囲は100〜200℃である。
合体、前記N−置換アミド及び遊離基生成触媒を含む混
合物を適宜の反応温度で撹拌する。実験を行うのに有用
な反応温度の範囲は使用触媒の種類により変化するが、
室温から250℃までである。触媒としてジ−t−ブチ
ルパーオキシドやジクミルパーオキシドを用いるとき、
好ましい反応温度の範囲は100〜200℃である。
【0064】また、オレフィン(共)重合体は、一般に
分子量2,000以上であると非常に粘稠であるので、
オレフィン(共)重合体が撹拌できないほど粘稠であっ
たりゴムである場合がある。その場合は不活性溶媒中で
反応を行うのが好ましく、有用な溶媒として、ノナン,
デカン及びこれらに類する脂肪族炭化水素,並びにクロ
ロベンゼン,ジクロロベンゼン,ジクロロトルエン及び
これらに類する塩素化炭化水素を用いることもできる。
分子量2,000以上であると非常に粘稠であるので、
オレフィン(共)重合体が撹拌できないほど粘稠であっ
たりゴムである場合がある。その場合は不活性溶媒中で
反応を行うのが好ましく、有用な溶媒として、ノナン,
デカン及びこれらに類する脂肪族炭化水素,並びにクロ
ロベンゼン,ジクロロベンゼン,ジクロロトルエン及び
これらに類する塩素化炭化水素を用いることもできる。
【0065】さらに、オレフィン重合体又はオレフィン
共重合体に対する前記N−置換ホルムアミド化合物
(I),N−置換アミド(II),N−置換カルバミン酸
エステル(III) のグラフト量は、赤外吸収スペクトルを
測定することにより決定でき、原料として用いるオレフ
ィン(共)重合体のアルキル基に基づく1400〜15
00cm-1の吸収とホルムアミド化合物に特有の165
0〜1700cm-1の吸収、N−置換アミドのアミド基
に基づく1650〜1690cm-1の吸収、カルバミン
酸エステルに特有の1720〜1730cm-1の吸収の
吸光度の比によりグラフト量を決定する。上記化合物の
グラフト量は、最終的に得られる熱可塑性樹脂組成物に
おいて目標とされる物性や外観によって異なるので一義
的に決められないが、通常原料として用いるオレフィン
重合体又は共重合体100重量%に対し0.2〜20重
量%である。グラフト量が0.2重量%未満の場合には
最終的に得られる熱可塑性樹脂組成物中の樹脂同士の混
和性が劣ることになり、グラフト量が20重量%を超え
る場合には熱可塑性樹脂組成物を製造するのに経済的で
ないばかりか、却って樹脂組成物の物性を低下させるこ
ともある。
共重合体に対する前記N−置換ホルムアミド化合物
(I),N−置換アミド(II),N−置換カルバミン酸
エステル(III) のグラフト量は、赤外吸収スペクトルを
測定することにより決定でき、原料として用いるオレフ
ィン(共)重合体のアルキル基に基づく1400〜15
00cm-1の吸収とホルムアミド化合物に特有の165
0〜1700cm-1の吸収、N−置換アミドのアミド基
に基づく1650〜1690cm-1の吸収、カルバミン
酸エステルに特有の1720〜1730cm-1の吸収の
吸光度の比によりグラフト量を決定する。上記化合物の
グラフト量は、最終的に得られる熱可塑性樹脂組成物に
おいて目標とされる物性や外観によって異なるので一義
的に決められないが、通常原料として用いるオレフィン
重合体又は共重合体100重量%に対し0.2〜20重
量%である。グラフト量が0.2重量%未満の場合には
最終的に得られる熱可塑性樹脂組成物中の樹脂同士の混
和性が劣ることになり、グラフト量が20重量%を超え
る場合には熱可塑性樹脂組成物を製造するのに経済的で
ないばかりか、却って樹脂組成物の物性を低下させるこ
ともある。
【0066】[3]熱可塑性樹脂組成物の組成比につい
て:本発明の樹脂組成物は、前記[1]〜[2]で記載
したA成分及びB成分を必須の構成成分とするものであ
るが、さらに必要に応じて他の添加剤(ガラス繊維,カ
ーボンファイバー等の強化材,無機充填材,熱安定剤,
帯電防止剤,酸化防止剤,光安定剤,難燃剤,耐候剤な
ど)を添加してもよい。また、本発明の樹脂組成物中の
前記A及びB成分の配合割合については、A成分とB成
分の合計100重量部に対して、A成分を50〜99.
5重量部、好ましくは70〜99重量部配合し、B成分
を0.5〜50重量部、好ましくは1.0〜30重量部
配合する。
て:本発明の樹脂組成物は、前記[1]〜[2]で記載
したA成分及びB成分を必須の構成成分とするものであ
るが、さらに必要に応じて他の添加剤(ガラス繊維,カ
ーボンファイバー等の強化材,無機充填材,熱安定剤,
帯電防止剤,酸化防止剤,光安定剤,難燃剤,耐候剤な
ど)を添加してもよい。また、本発明の樹脂組成物中の
前記A及びB成分の配合割合については、A成分とB成
分の合計100重量部に対して、A成分を50〜99.
5重量部、好ましくは70〜99重量部配合し、B成分
を0.5〜50重量部、好ましくは1.0〜30重量部
配合する。
【0067】B成分の配合割合が0.5重量部未満であ
れば得られる樹脂組成物の衝撃強度等物性が十分に改善
されない。また、B成分の配合割合が50重量部を超え
ると、樹脂組成物の剛性の著しい低下の傾向を示す。し
かも、樹脂組成物を製造する上で経済的に不利となる。
れば得られる樹脂組成物の衝撃強度等物性が十分に改善
されない。また、B成分の配合割合が50重量部を超え
ると、樹脂組成物の剛性の著しい低下の傾向を示す。し
かも、樹脂組成物を製造する上で経済的に不利となる。
【0068】[4]熱可塑性樹脂組成物の製造方法につ
いて:本発明の樹脂組成物の製造の際の前記A及びB成
分の添加順序,添加時期,さらに添加方法については特
に制限はない。本発明の樹脂組成物は、具体的には、単
軸押出機,二軸押出機,バリバリミキサー,混練ロール
等の混練機,又はヘンシエルミキサー等の混合機を用い
て、上記各成分を加熱・溶融状態で混練することにより
製造される。混練温度は用いる構成成分の種類,配合
量,製造すべき組成物の物性等に応じて異なり、一義的
には決定できないが、通常は180〜340℃の範囲で
選定される。
いて:本発明の樹脂組成物の製造の際の前記A及びB成
分の添加順序,添加時期,さらに添加方法については特
に制限はない。本発明の樹脂組成物は、具体的には、単
軸押出機,二軸押出機,バリバリミキサー,混練ロール
等の混練機,又はヘンシエルミキサー等の混合機を用い
て、上記各成分を加熱・溶融状態で混練することにより
製造される。混練温度は用いる構成成分の種類,配合
量,製造すべき組成物の物性等に応じて異なり、一義的
には決定できないが、通常は180〜340℃の範囲で
選定される。
【0069】
【作用】本発明に用いるB成分中のホルムアミド基等
と、A成分中のエステル結合やアミド結合等の交換反応
もしくは無水酸基やオキシラン基等への付加反応によ
り、エラストマー成分をグラフトしたA成分ポリマーが
生成する。このポリマーはA成分を幹に持つため、エラ
ストマー成分を非常に効率よくA成分中に分散すること
が可能となるため、著しい耐衝撃性の向上を見ることが
できる。
と、A成分中のエステル結合やアミド結合等の交換反応
もしくは無水酸基やオキシラン基等への付加反応によ
り、エラストマー成分をグラフトしたA成分ポリマーが
生成する。このポリマーはA成分を幹に持つため、エラ
ストマー成分を非常に効率よくA成分中に分散すること
が可能となるため、著しい耐衝撃性の向上を見ることが
できる。
【0070】
【実施例】本発明のホルムアミド基を有するグラフト共
重合体の製造例について以下に示す。 (ホルムアミド基を有するグラフト共重合体)N−アリ
ルホルムアミド(グラフトモノマー)2.0gと、重量
平均分子量50,000のエチレン−プロピレンゴム
(エチレン/プロピレン=6/4)(原料重合体)40
gとをクロロベンゼン160gに溶解し、これにジクミ
ルパーオキサイド0.5gをクロロベンゼン40gに溶
解したものを温度128℃で徐々に滴下した。ジクミル
パーオキサイド滴下終了後3時間反応を継続した後、反
応混合物をメタノール中に投入し、未反応のN−アリル
ホルムアミドを除去し、さらに乾燥してN−アリルホル
ムアミドによりグラフト化されたエチレン−プロピレン
ゴム[グラフト共重合体(1)]を得た。得られたグラ
フト化物について赤外吸収スペクトルを測定し、アミド
に基づく1660cm-1付近の吸収と、エチレン−プロ
ピレンゴムのアルキル基に基づく720cm-1の吸収と
により、N−アリルホルムアミドのグラフト量はエチレ
ン−プロピレンゴム100重量%に対して2.7重量%
であると決定された。
重合体の製造例について以下に示す。 (ホルムアミド基を有するグラフト共重合体)N−アリ
ルホルムアミド(グラフトモノマー)2.0gと、重量
平均分子量50,000のエチレン−プロピレンゴム
(エチレン/プロピレン=6/4)(原料重合体)40
gとをクロロベンゼン160gに溶解し、これにジクミ
ルパーオキサイド0.5gをクロロベンゼン40gに溶
解したものを温度128℃で徐々に滴下した。ジクミル
パーオキサイド滴下終了後3時間反応を継続した後、反
応混合物をメタノール中に投入し、未反応のN−アリル
ホルムアミドを除去し、さらに乾燥してN−アリルホル
ムアミドによりグラフト化されたエチレン−プロピレン
ゴム[グラフト共重合体(1)]を得た。得られたグラ
フト化物について赤外吸収スペクトルを測定し、アミド
に基づく1660cm-1付近の吸収と、エチレン−プロ
ピレンゴムのアルキル基に基づく720cm-1の吸収と
により、N−アリルホルムアミドのグラフト量はエチレ
ン−プロピレンゴム100重量%に対して2.7重量%
であると決定された。
【0071】<グラフト共重合体(2)〜(7)>上記
グラフト共重合体(1)と同様の方法により他のホルム
アミド基を有するグラフト共重合体[グラフト共重合体
(2)〜(7)]を調製し、その結果を表1に示した。
表1には、グラフト共重合体(1)〜(7)の原料重合
体、グラフトモノマー及びそのグラフト量が示されてお
り、Mwは重量平均分子量を、Mnは数平均分子量を示
す。
グラフト共重合体(1)と同様の方法により他のホルム
アミド基を有するグラフト共重合体[グラフト共重合体
(2)〜(7)]を調製し、その結果を表1に示した。
表1には、グラフト共重合体(1)〜(7)の原料重合
体、グラフトモノマー及びそのグラフト量が示されてお
り、Mwは重量平均分子量を、Mnは数平均分子量を示
す。
【0072】
【表1】
【0073】次に、本発明のアシルアミノ基を有するグ
ラフト共重合体の製造例について、以下に示す。 (アシルアミノ基を含有するグラフト共重合体)N−ア
リルアセトアミド(グラフトモノマー)7.5gと重量
平均分子量(Mw)が50,000、数平均分子量(M
n)が30000のエチレン−プロピレンゴム(エチレ
ン/プロピレン=60/40)(原料重合体)150g
とをクロロベンゼン150gに溶解し、これに、ラウリ
ルパーオキサイド20gをクロロベンゼン200gに溶
解したものを120℃で徐々に滴下した。ラウリルパー
オキサイド滴下終了後、1時間反応を継続した後、反応
混合物をメタノール中に投入して未反応のN−アリルア
セトアミドを除去し、乾燥して、N−アリルアセトアミ
ドがグラフト化したエチレン−プロピレンゴム[グラフ
ト共重合体(8)]を得た。得られたグラフト共重合体
の収量は154gであった。また、グラフト共重合体の
赤外吸収スペクトルを測定し、アセトアミド基に基づく
1670cm-1付近の吸収とエチレン−プロピレンゴム
のアルキル基に基づく1500cm-1の吸収により、N
−アリルアセトアミドのエチレン−プロピレンゴムに対
するグラフト量は5重量%と決定された。
ラフト共重合体の製造例について、以下に示す。 (アシルアミノ基を含有するグラフト共重合体)N−ア
リルアセトアミド(グラフトモノマー)7.5gと重量
平均分子量(Mw)が50,000、数平均分子量(M
n)が30000のエチレン−プロピレンゴム(エチレ
ン/プロピレン=60/40)(原料重合体)150g
とをクロロベンゼン150gに溶解し、これに、ラウリ
ルパーオキサイド20gをクロロベンゼン200gに溶
解したものを120℃で徐々に滴下した。ラウリルパー
オキサイド滴下終了後、1時間反応を継続した後、反応
混合物をメタノール中に投入して未反応のN−アリルア
セトアミドを除去し、乾燥して、N−アリルアセトアミ
ドがグラフト化したエチレン−プロピレンゴム[グラフ
ト共重合体(8)]を得た。得られたグラフト共重合体
の収量は154gであった。また、グラフト共重合体の
赤外吸収スペクトルを測定し、アセトアミド基に基づく
1670cm-1付近の吸収とエチレン−プロピレンゴム
のアルキル基に基づく1500cm-1の吸収により、N
−アリルアセトアミドのエチレン−プロピレンゴムに対
するグラフト量は5重量%と決定された。
【0074】<グラフト共重合体(9)〜(14)>上
記グラフト共重合体(8)と同様に、アシルアミノ基を
含有するグラフト共重合体を調製した。これらのグラフ
ト共重合体について、グラフト共重合体(8)のものと
共に表2に示す。表2には、原料重合体の種類,グラフ
トモノマー及びそのグラフト量が示されており、Mwは
重量平均分子量を、Mnは数平均分子量を示す。
記グラフト共重合体(8)と同様に、アシルアミノ基を
含有するグラフト共重合体を調製した。これらのグラフ
ト共重合体について、グラフト共重合体(8)のものと
共に表2に示す。表2には、原料重合体の種類,グラフ
トモノマー及びそのグラフト量が示されており、Mwは
重量平均分子量を、Mnは数平均分子量を示す。
【0075】
【表2】
【0076】本発明のカルバミン酸エステル基を有する
グラフト共重合体の製造例について以下に示す。 (カルバミン酸エステル基を有するグラフト共重合体)
エチル N−アリルカルバメート(グラフトモノマー)
7.5gと、分子量50,000のエチレン−プロピレ
ンゴム(エチレン−プロピレン=60/40)(原料重
合体)150gとをクロロベンゼン150gに溶解し、
これにラウリルパーオキサイド20gをクロロベンゼン
200gに溶解したものを温度120℃で徐々に滴下し
た。ラウリルパーオキサイド滴下終了後1時間反応を継
続した後、反応混合物をメタノール中に投入し、未反応
のエチル N−アリルカルバメートを除去し、さらに乾
燥してエチル N−アリルカルバメートによりグラフト
化されたエチレン−プロピレンゴム[グラフト共重合体
(15)]を得た。得られたグラフト化物について赤外
吸収スペクトルを測定し、カルバメート基に基づく17
00cm-1付近の吸収と、エチレン−プロピレンゴムの
アルキル基に基づく1500cm-1の吸収とにより、エ
チル N−アリルカルバメートのグラフト量はエチレン
−プロピレンゴム100重量%に対して4.5重量%で
あると決定された。
グラフト共重合体の製造例について以下に示す。 (カルバミン酸エステル基を有するグラフト共重合体)
エチル N−アリルカルバメート(グラフトモノマー)
7.5gと、分子量50,000のエチレン−プロピレ
ンゴム(エチレン−プロピレン=60/40)(原料重
合体)150gとをクロロベンゼン150gに溶解し、
これにラウリルパーオキサイド20gをクロロベンゼン
200gに溶解したものを温度120℃で徐々に滴下し
た。ラウリルパーオキサイド滴下終了後1時間反応を継
続した後、反応混合物をメタノール中に投入し、未反応
のエチル N−アリルカルバメートを除去し、さらに乾
燥してエチル N−アリルカルバメートによりグラフト
化されたエチレン−プロピレンゴム[グラフト共重合体
(15)]を得た。得られたグラフト化物について赤外
吸収スペクトルを測定し、カルバメート基に基づく17
00cm-1付近の吸収と、エチレン−プロピレンゴムの
アルキル基に基づく1500cm-1の吸収とにより、エ
チル N−アリルカルバメートのグラフト量はエチレン
−プロピレンゴム100重量%に対して4.5重量%で
あると決定された。
【0077】<グラフト共重合体(16)〜(21)>
また、別のグラフト共重合体についても、上記グラフト
共重合体(15)と同様の方法により合成し[グラフト
共重合体(16)〜(21)]、その結果を表3に示し
た。表3には、グラフト共重合体(15)〜(21)の
原料重合体、グラフトモノマー及びそのグラフト量が示
されており、Mwは重量平均分子量を、Mnは数平均分
子量を示している。
また、別のグラフト共重合体についても、上記グラフト
共重合体(15)と同様の方法により合成し[グラフト
共重合体(16)〜(21)]、その結果を表3に示し
た。表3には、グラフト共重合体(15)〜(21)の
原料重合体、グラフトモノマー及びそのグラフト量が示
されており、Mwは重量平均分子量を、Mnは数平均分
子量を示している。
【0078】
【表3】
【0079】熱可塑性樹脂組成物を得るに際し(A−
a),(A−b)及び(A−c)成分の樹脂として表4
に記載のものを用いた。表4に記載したもののほかに、
(A−b)成分として、実験室合成品である無水マレイ
ン酸ポリフェニレンオキサイド(MAH−g−PP
O)、スチレン−グリシジルメタクレイレート共重合体
(St−GMA)を、(A−c)成分として試薬のポリ
フェニレンオキサイド(PPO)を用いた。
a),(A−b)及び(A−c)成分の樹脂として表4
に記載のものを用いた。表4に記載したもののほかに、
(A−b)成分として、実験室合成品である無水マレイ
ン酸ポリフェニレンオキサイド(MAH−g−PP
O)、スチレン−グリシジルメタクレイレート共重合体
(St−GMA)を、(A−c)成分として試薬のポリ
フェニレンオキサイド(PPO)を用いた。
【0080】
【表4】
【0081】実施例1〜21 これらのA,B成分を表5、表6に示す割合で用い、本
発明に係る実施例1〜21の熱可塑性樹脂組成物を得
た。即ち、A,B成分を所定の割合でドライブレンドし
て乾燥した後、二軸抽出機(KRCニーダー,栗本鉄工
所製)を用いて溶融混練を行って、押出されたストラン
ドをコールドカットしてペレット状の組成物を得た。
発明に係る実施例1〜21の熱可塑性樹脂組成物を得
た。即ち、A,B成分を所定の割合でドライブレンドし
て乾燥した後、二軸抽出機(KRCニーダー,栗本鉄工
所製)を用いて溶融混練を行って、押出されたストラン
ドをコールドカットしてペレット状の組成物を得た。
【0082】このペレット状の樹脂組成物を射出成形機
(Hipershot 3000, 新潟鉄工所製)を用いて加工し成形
品を得た。この成形品のアイゾット衝撃強度,耐面衝撃
性,及び曲げ弾性率を調べて評価を行った。その結果を
併せて表5、表6に示す。
(Hipershot 3000, 新潟鉄工所製)を用いて加工し成形
品を得た。この成形品のアイゾット衝撃強度,耐面衝撃
性,及び曲げ弾性率を調べて評価を行った。その結果を
併せて表5、表6に示す。
【0083】評価方法 上記成形品の評価方法について説明する。 ○アイゾット衝撃強度 JIS K−7110に準拠して測定した。 ○耐面衝撃性 デユポン式落球衝撃試験器(1インチφ撃頭)にて、6
0×60×3mm試験片を用い50%の試験片が破壊す
る時のエネルギ(J)を算出して示した。 ○曲げ弾性率 JIS K−7203に従い射出成形して得られた12
×125×3mm試験片を用い支点間距離50mmで測
定した。
0×60×3mm試験片を用い50%の試験片が破壊す
る時のエネルギ(J)を算出して示した。 ○曲げ弾性率 JIS K−7203に従い射出成形して得られた12
×125×3mm試験片を用い支点間距離50mmで測
定した。
【0084】
【表5】
【0085】
【表6】
【0086】比較例1〜12 (A−a)、(A−b)、(A−c)成分に用いた樹脂
単独で、B成分を配合しなかった例及びB成分の配合割
合が0.5〜50重量部の範囲外である例を比較例1〜
12として、実施例と同様な評価を行い表7に示した。
単独で、B成分を配合しなかった例及びB成分の配合割
合が0.5〜50重量部の範囲外である例を比較例1〜
12として、実施例と同様な評価を行い表7に示した。
【0087】
【表7】
【0088】
【発明の効果】本発明の熱可塑性樹脂組成物はエラスト
マー等の衝撃吸収成分の効率よい分散により、低添加量
で効果が発現し、弾性率(剛性)の低下が比較的わずか
で、耐衝撃性の改良が可能となる。
マー等の衝撃吸収成分の効率よい分散により、低添加量
で効果が発現し、弾性率(剛性)の低下が比較的わずか
で、耐衝撃性の改良が可能となる。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08L 101/00 LSZ
Claims (6)
- 【請求項1】 下記A成分及びB成分を含有することを
特徴とする熱可塑性樹脂組成物。 (A)アミノ基と反応し得る官能基を有する重合体50
〜99.5重量部。 (B)重量平均分子量5000〜500000を有する
オレフィン重合体またはオレフィン共重合体に一般式化
1で表されるN−置換アミドをグラフト反応して得られ
ることを特徴とするグラフト共重合体0.5〜50重量
部。 【化1】 (式中、R1 、R2 は水素原子、炭素数1〜8のアルキ
ル基、炭素数6〜10のシクロアルキル基、フェニル基
又は炭素数7もしくは8のアリールアルキル基を示し、
R4 は水素原子、炭素数1〜8のアルキル基、フェニル
基、ベンジル基、炭素数1〜8の1級もしくは2級アル
コキシル基、フェノキシ基又はベンジルオキシ基を示
す。R3 は水素原子またはメチル基を示す。R1 、R
2 、R3 及びR4 はそれぞれ反復単位ごとに同一であっ
ても異なってもよい。) - 【請求項2】 前記アミノ基と反応し得る官能基を有す
る重合体が、ポリエステル樹脂、ポリカーボネート樹
脂、ポリアミド樹脂からなる群から選ばれた1種以上の
樹脂を含有することを特徴とする請求項1記載の熱可塑
性樹脂組成物。 - 【請求項3】 前記アミノ基と反応し得る官能基を有す
る重合体が、無水コハク酸基、カルボキシル基、エポキ
シ基、エステル基、アミド基、環状イミノエーテル基、
環状イミノアミノ基、ハロゲン基及びイミド基からなる
群より選ばれた官能基を分子内に有する1種以上の重合
体[以下(A−b)成分という]を含有することを特徴
とする請求項1記載の熱可塑性樹脂組成物。 - 【請求項4】 下記A成分及びB成分を含有することを
特徴とする熱可塑性樹脂組成物。 (A)請求項3記載の(A−b)成分と、成形加工条件
下でアミノ基と実質的に反応しない熱可塑性樹脂であっ
て、かつ(A−b)成分と親和性のある未反応性熱可塑
性樹脂との組成物50〜99.5重量部。 (B)請求項1記載のグラフト共重合体0.5〜50重
量部。 - 【請求項5】 前記アミノ基と反応し得る官能基を有す
る重合体が、ポリエステル樹脂、ポリカーボネート樹
脂、ポリアミド樹脂からなる群から選ばれた1種以上の
樹脂を含有することを特徴とする請求項4記載の熱可塑
性樹脂組成物。 - 【請求項6】 前記アミノ基と反応し得る官能基を有す
る重合体が、無水コハク酸基、カルボキシル基、エポキ
シ基、エステル基、アミド基、環状イミノエーテル基、
環状イミノアミノ基、ハロゲン基及びイミド基からなる
群より選ばれた官能基を分子内に有する1種以上の重合
体を含有することを特徴とする請求項4記載の熱可塑性
樹脂組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24034293A JPH0770401A (ja) | 1993-08-31 | 1993-08-31 | 熱可塑性樹脂組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24034293A JPH0770401A (ja) | 1993-08-31 | 1993-08-31 | 熱可塑性樹脂組成物 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0770401A true JPH0770401A (ja) | 1995-03-14 |
Family
ID=17058063
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP24034293A Pending JPH0770401A (ja) | 1993-08-31 | 1993-08-31 | 熱可塑性樹脂組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0770401A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006077015A (ja) * | 2004-09-10 | 2006-03-23 | Internatl Flavors & Fragrances Inc | 風味組成物において味および風味の増強効果を示す飽和および不飽和n−アルカミド |
-
1993
- 1993-08-31 JP JP24034293A patent/JPH0770401A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006077015A (ja) * | 2004-09-10 | 2006-03-23 | Internatl Flavors & Fragrances Inc | 風味組成物において味および風味の増強効果を示す飽和および不飽和n−アルカミド |
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