JPH0771252B2 - 映像信号記録再生装置 - Google Patents

映像信号記録再生装置

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JPH0771252B2
JPH0771252B2 JP62270121A JP27012187A JPH0771252B2 JP H0771252 B2 JPH0771252 B2 JP H0771252B2 JP 62270121 A JP62270121 A JP 62270121A JP 27012187 A JP27012187 A JP 27012187A JP H0771252 B2 JPH0771252 B2 JP H0771252B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、映像信号記録再生装置に係り一垂直走査期間
内の映像信号を複数個のセグメントに分割し、かつ、各
セグメントの信号を複数のチャンネルに分割し、複数の
トラックにわたって記録するに好適な、記録信号の生成
方式及びその装置に関する。
〔従来の技術〕
映像信号の一垂直走査期間(1フィールド)を複数個に
分割して磁気テープに記録するいわゆるセグメント記録
方式の磁気録画再生装置の従来例として、放送局等業務
用の4ヘッドVTRがあり、その詳細については、例えば
文献(日本放送出版協会,テレビジョン学会編,監修,
稲津稔,岩沢嵩,VTR技術)に記載されている。上記セグ
メント記録方式VTRでは、映像信号の1フィールドを複
数のトラックに分けて記録するため、その再生にあたっ
ては、回転ヘッドの取付誤差,テープの伸縮等に起因し
てトラックの切換わり時に発生するいわゆるスキュー
(時間軸の急激な変化)を補正するための時間軸補正回
路が必須となる。このスキューを補正する方法として、
上記文献(の第7章)に詳述されているように、映像信
号を可変遅延線等を介して上記スキュー量に応じてその
遅延時間を可変にして、映像信号の水平ブランキング期
間、更に具体的には水平同期信号の直前のフロントポー
チの期間を時間的に伸縮させることによって、映像信号
及び水平同期信号の位相を連続化する時間軸の補正方法
が公知である。
上記従来方法によれば、補正可能なスキュー量は、映像
信号の有するフロントポーチの時間幅で決まり、現行の
テレビ方式では1〜2μsec程度が限度である。
一方、現行の家庭用VTRでは、上記の如きセグメント記
録は用いられておらず、映像信号の1フィールドを1つ
のトラックに記録するいわゆるヘリカルスキャン形のも
のが一般的に用いられているが、回転ドラムを小口径化
してVTRの一層の小形軽量化を図るために、あるいは回
転ドラムの回転数を増して高画質化を図るために、更に
は現行のテレビ方式に比して格段の高精細度,高画質の
得られるいわゆる高品位テレビのように従来より数倍の
広帯域を有する映像信号を記録できる新しいVTRを実現
させるために、家庭用VTRにおいても上記の如きセグメ
ント記録する試みが行われている。しかし、ヘリカルス
キャン式の家庭用VTRでは、製造上の制約により、回転
ヘッド系,テープ走行系等機構系の仕上り精度は必ずし
も十分ではなく、またテープの一般家庭での保存条件等
を加味すると、上記スキューの発生量は数μsecにも及
び、また互換再生を考慮すると上記値に更に余裕度を見
込む必要がある。
また、上記高品位テレビとして一部提案されている方式
によれば、文献(テレビジョン学会技術報告VOL.7,No.4
4,1984年3月;“高品位テレビの衛星1チャンネル伝送
方式MUSE")に記載されているように、映像信号に割り
当てられる水平ブランキング期間はわずか(1μsec以
下)である。
さらに、最近高品位テレビの放送が本格的に開始される
以前に、ミニシアター等でのクローズドシステムとして
高品位テレビを業務用に運用することも考えられてい
る。このシステムに供せられるVTRも上記家庭用VTRに準
じたヘリカルスキャン式のもので、小径シリンダ,小型
カセットを用いたメカニズムが搭載されている。しか
し、その使用目的はあくまでもミニシアター等での大型
画面に再生画を撮すことにあり、広帯域の高品位テレビ
信号を帯域圧縮技術を用いずにベースバンド帯域のまま
記録することで良好な画質を得る必要がある。そのた
め、入力映像信号を複数のチャンネルに分割してチャン
ネル当りの信号帯域を狭帯域化し、かつ、1フィールド
のデータを複数のセグメントに分割する記録方式が試み
られている。この際、セグメント分割記録に伴うスキュ
ーの対策の他、複数チャンネル信号を隣接トラックに記
録することによって生じるトラック間のH並びを実現さ
せることも大きな課題となる。
上記のように、現行テレビ方式においても、また、高品
位テレビ方式においても、従来の方式では再生画面で生
ずるスキュー歪みを完全に除去することは、はなはだ困
難である。さらに、セグメント分割以外に、チャンネル
分割も伴うような方式では、チャンネル間のヘッド取り
付け位置や、記録時のシリンダの回転位相制御エラーな
どの要因で、テープパターン上のいわゆるH並びを実現
することも大きな課題となり、上記目的を達成するVTR
の実現が困難である。
上記セグメント記録による他の従来例としては、映像信
号をディジタル信号に変換し、PCM信号の形態で記録す
るいわゆるディジタル式VTRをあげることができるが、
上記映像信号のディジタル化に伴う量子化誤差を低減す
る必要から、その量子化ビット数が増え、このため磁気
テープに記録されるPCM信号の伝送レートが著しく高く
なり、テープの記録密度が著しく低下して、十分な録画
時間が得られず、また扱う信号も非常に広帯域となっ
て、技術的にも困難になるなど家庭用として普及させる
ための大きな障害となっている。録画時間を十分に確保
し、かつ十分な画質を得るためには、上記ディジタル方
式によらず、アナログ方式で上記セグメント記録を実現
することが、当業者の重要な課題となっている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上記従来技術においては1フィールドを複数のトラック
に分けて記録するため、その再生にあたっては1フィー
ルド内で生ずるヘッド切換に伴うスキュー歪みを完全に
除去する必要となる。しかしながら、例えば高品位テレ
ビ信号を記録するVTRのように、記録密度低減の為に記
録信号中の冗長度を極力低く抑えなくてはならない場合
には、上記したスキュー歪みを除去する為に用いる冗長
信号及びヘッドのオーバーラップ領域も大巾に制限せざ
るを得ないという問題がある。
本発明の目的はかかる問題点に鑑み、記録信号の冗長度
を制限し、かつ、スキュー歪みを安定かつ確実に除去で
きる構成となし、上記のセグメント記録を容易に実現で
きるようにした映像信号記録再生装置を提供することに
ある。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的は1フィールドの映像信号をn個(nは2以上
の整数)に分割することにより得られた各セグメント間
に、ヘッド切換の為に映像信号を含まない冗長のブラン
キング信号(以下、単にブランキング信号と称す)を挿
入し、かつ、上記映像信号及びブランキング信号をテー
プ上に記録するに際してヘッドドラムの回転位相に同期
したパルスに同期して、上記映像信号及びブランキング
信号を記録することによって達成することができる。
〔作用〕
上記した方式によれば、再生された信号の各セグメント
間には映像信号を含まないブランキング信号が得られ、
このブランキング信号の期間内でヘッド切換を行うこと
ができるので、再生された映像信号にはヘッド切換に伴
うスキュー歪みが含まれることがなく、セグメント間の
つながりのよい映像信号を再生することが可能となる。
また、記録時にテープ上に記録される信号が、回転ヘッ
ドの回転位相と同期して生成される結果、隣接するトラ
ック間の水平同期のテープ上の位置が、トラック長手方
向と直交する方向で一致する、いわゆるH並びを正確か
つ容易に実現することができる。
〔実施例〕
以下、本発明を実施例により詳細に説明する。第1図は
2チャンネル分割記録方式に基づく映像信号記録再生装
置に本発明を適用した場合の記録装置の一実施例を示す
ブロック図、第3図はその動作説明用の波形図、第4図
は上記装置により得られる磁気記録媒体(テープ)上の
トラックパターンを示す図である。
第1図において、磁気テープ1はキャプスタンモータ2
により走行され、キャプスタンモータ2はキャプスタン
サーボ回路3により一定の回転速度に制御される。磁気
ヘッド4a,5aおよび4b,5bは互いにアジマス角が異なり、
ディスク6の上に対向角180°の角度で取付けられてデ
ィスクモータ7によってディスク6と共に回転される。
また、上記磁気ヘッドにおいて、4aと4bさらに5aと5bも
互いにアジマス角が異なり、互いに相隣り合うトラック
をテープ1上に形成する。このときテープ1はディスク
6に対して180°より多目に巻付けられ、したがってヘ
ッド4aと5a、もしくは4bと5bがテープ1上を同時に対接
する部分、即ちトラック上では第4図の斜線部とその前
後に相当するオーバーラップ部が形成される。ディスク
6には二つのマグネット8a,8bが対向角180°の角度で取
付けられており、これをタックヘッド9で検出して磁気
ヘッドの回転に同期したタックパルス(第2図のc)を
タックヘッド9より得る。このタックヘッド9からのタ
ックパルスは位相調整回路10によりヘッド4a,4b,5aおよ
び5bとテープ1が所定の相対位置関係となるように位相
調整され、即ち具体的には第2図cに示すように時間t0
遅延されてのち、その出力はパルス生成回路11に供給さ
れる。このパルス生成回路11からはヘッド4a〜5bの回転
に同期したデューティー比50%のパルス(第3図のd、
以下これをヘッド切換信号と称する)が出力される。一
方、第1図の140は同期情報出力回路であり、端子201,2
02より入力される水平同期信号HD及び垂直同期信号VDに
基づく垂直同期情報VS(第3図のb)を出力する。上記
垂直同期情報VSは記録時のサーボ基準信号としてディス
クサーボ回路12に供給される。このディスクサーボ回路
12において上記回路140からの垂直同期情報VSとヘッド
切換信号の両者が互いに位相同期するように、更に具体
的には、第3図に示すように垂直同期情報VS(第3図の
b)とヘッド切換信号(第3図のd)との位相差時間が
t1となるように、ディスクモータ7が回転制御される。
また、上記はサーボ基準信号として垂直同期単位の情報
VSを用いているが、上記のサーボ基準信号としてはフレ
ーム周期の信号であっても同様の制御が可能である。
ここで、一般に映像信号の1フィールド分をn分割して
n個のセグメントに分割し、さらに各セグメントを例え
ば2つのチャンネルに分割することにより、1フィール
ドの映像信号を2n本のトラックに分けて記録する場合を
例として以下説明する。まず、映像信号のフィールド周
波数を0とするとディスクモータの回転数Mは、次式
を満たすようにディスクサーボ回路12にて定められる。
具体的に入力映像信号として、走査線数が1125本の高品
位TV信号を想定し、0=60Hz,n=3、したがって、上
式(2)よりM=90rpsとする3セグメント記録の場合
について説明する。
今、トラック長手方向の180°の期間(第3図及び第4
図のTに示す期間)に記録し得る1トラック当りの映像
信号の水平走査線数(ライン数)Xは、1フィールド当
りのライン数をNとすると、 で与えられる。高品位TV信号の1フィールド当りのライ
ン数N=562.5を(2)に代入してXを求めると、 X=93.75(本) ……(3) となる。本発明においては後述するように、各トラック
長手方向の180°の期間Tに〔X〕(Xを越えない最大
の整数で、(3)式では〔X〕=93)ライン以下の映像
信号を記録するように成すものである。
上記第1図に示す実施例では上記期間Tに記録するライ
ン数を、1トラック当り 〔X〕N1=85:セグメント1,3,5 N2=86:セグメント2,4,6 とした場合を示しており、ここで、第1フィールド(奇
数フィールド)の映像信号はセグメント1,2,3で第2フ
ィールド(偶数フィールド)の映像信号はセグメント4,
5,6で記録する。また、上記第3図,第4図に示す添数
字1〜512は、テープ上に記録される1フィールド内の
映像信号のライン番号を示している。
再び第1図を用いて記録時の信号処理系の説明を行う。
第1図において200a,200b,200cはそれぞれR信号,G信
号,B信号の入力端子であり、300a,300bはそれぞれA−c
h,B−chの記録すべき映像信号出力端子である。101は端
子200a,200b,200cからの入力映像信号より色差信号C1,C
2輝度信号Yを生成するマトリクス回路である。102,10
3,104はそれぞれ入力色差信号C1,C2及び入力輝度信号Y
をディジタル信号に変換するA/D変換器、105は入力水平
同期信号と位相同期(GEN LOCK)した基準クロックを生
成する基準クロック生成回路、106は書き込みクロック
生成回路、107は垂直フィルタ、108,109はライン毎の信
号の切換選択を行うライン選択回路、110,111は各々C
系およびY系のメモリ、112は書込みアドレス生成回
路、113,114は切換(SW)回路、115は同期・バースト生
成用ROM、116は読取りアドレス生成回路、117は読取り
スタート信号生成回路、118は読取りクロック生成回
路、119,120はD/A変換器である。
書込みクロック生成回路106は、、基準クロック生成回
路105で生成された基準クロックを分周することにより
サンプリングクロックを生成して、C系A/D変換器102,1
03にはcなる周波数のクロックを、Y系A/D変換器104
にはYなる周波数のクロックを送出し、さらに上記ク
ロックを書込みアドレス生成回路112にも供給する。書
込みアドレス生成回路112はカウンタなどで構成されて
おり、垂直同期信号VD及び水平同期信号HDを入力として
同期情報(水平HS,垂直VS)を生成する同期情報生成回
路140より供給されるHS,VSに同期した書込みアドレスを
生成し、メモリ110,111の書込みアドレス信号として供
給する。このアドレス信号は上記水平同期情報HSによっ
て水平走査周期毎に逐次更新されて行く。したがって、
端子200a,200b,200cより入力された映像信号は、上記回
路106より出力された書込みクロックにより、C1及びC2
信号はcなる周波数で、また、Y信号はYなる周波
数でサンプリングされ、それぞれC系A/D変換器102,10
3、Y系A/D変換器104で逐次ディジタル信号に変換さ
れ、これらディジタルデータは上記回路112からのアド
レスに応じて水平走査周期単位でメモリ110,111に逐次
書込まれて行く。
ここで、メモリ110及び111はそれぞれA−ch(Aチャン
ネル),B−ch(Bチャンネル)の2つのチャンネルのた
めのメモリを有し、入力されるディジタルデータは1ラ
イン毎にA−ch,B−chそれぞれのメモリに振り分けられ
る(2チャンネル分割)。ライン選択回路108,109はこ
のような働きを実現するものであり、例えばA−chメモ
リには奇数ライン(1,3,5,…)のデータが、B−chメモ
リには偶数ライン(2,4,6,…)のデータが書込まれる。
C系メモリの場合、C1,C2の2種類の色差信号があるの
で、例えば奇数ラインではC1を、偶数ラインではC2を書
込み、線順次信号として記録再生する。したがって、C
信号では垂直方向の帯域を制限する必要があり、A/D変
換後に垂直フィルタ107で垂直方向の帯域を制限する。
なお、メモリ110,111のメモリ容量の概略値としては入
力映像信号の数十ライン分程度の情報を記憶できればよ
く、フィールドメモリあるいはフレームメモリ等の大容
量メモリを備える必要はない。メモリの構成例を第7図
に示す。第7図は第1図のY系メモリ111の一構成例で
あって、A−chY系メモリ111−a,B−chY系メモリ111−
bはそれぞれ4つのメモリバンクa1〜a4,b1〜b4で構成
されており、1つのメモリバンクは例えば8ライン分の
データ容量を備えている。まず、データ入力端子130に
はY系A/D変換器でサンプリングされた8ビットのディ
ジタルデータが入力される。選択回路109は上記入力デ
ータをA−chメモリ,B−chメモリのいずれに送出するか
を選択切換する回路であり、本実施例では奇数ラインの
データはA−chに偶数ラインのデータはB−chのメモリ
に入力される。A−chメモリ111−a,B−chメモリ111−
bの入力側にはそれぞれ書込み時のメモリバンクを切換
えるスイッチ111−a1,111−b1、出力側には読出し時の
メモリバンクを切換えるスイッチ111−a2,111−b2を備
えている。1バンク当りのメモリ容量は上述したように
8Hなので、各メモリバンクとそれに蓄積されるデータの
ライン番号は第8図の表に示す如くなる。即ち、例えば
メモリa1には奇数ラインの初めの8ライン(ライン番号
では1,3,5,7,9,11,13,15)がメモリされ、17ライン以降
はメモリa2にメモリされ、メモリa1には65ライン以降の
データが再びメモリされる。このようなメモリ構成とす
ることで、書込みメモリバンクを選択するスイッチ111
−a1と読出しメモリバンクを選択するスイッチ111−a2
とを適宜制御することにより、1つのメモリ上で書込み
と読出しが重複することを回避することが可能となる。
上記スイッチの制御について、書込み時のスイッチ111
−a1及び111−b1については入力映像信号のライン番号
に従って動作する。これらのスイッチ及びメモリ上の書
き込みアドレスの指定は、書込みアドレス生成回路112
によって行われる。
第9図に書込みアドレス生成回路112のより詳細なブロ
ック図を、第10図にその動作を示すタイミング図を示
す。第9図に示すように書込みアドレス生成回路は、同
期情報VS,HSを入力とするラインカウンタ112−1、該ラ
インカウンタ112−1の出力結果をデコードするデコー
タ112−2、該デコーダの出力結果をリセット入力とし
てHSをクロック源とするラインカウンタ112−3、同カ
ウンタの出力結果をデコードするデコーダ112−4,ORゲ
ート112−6,書込みクロックWCK及び上記ORゲートの出力
結果をリセット入力とするカウンタ112−5より構成さ
れる。まず、ラインカウンタ112−1は、毎フィールド
に1回だけ送られてくる垂直同期情報VSによってリセッ
トされ、毎水平同期に1回ずつ送られてくる水平同期情
報HSの個数を計数(カウント)する。デコーダ112−2
は上記カウンタ112−1が所定の計数値、例えば50とな
ったときにLレベルからHレベルに変化する信号R1を出
力する。次にラインカウンタ112−3は上記の信号R1が
Hレベルになった時点よりHSをクロックとして計数を開
始する。ラインカウンタ112−3の最下位ビットQ0はラ
イン番号の奇偶の判別に用いられ、ライン番号が奇数の
時、即ちQ0または信号SがLレベルでは第7図の選択回
路109をAチャンネル側として、データがAチャンネル
側のメモリに転送される。逆にライン番号が偶数の時、
即ちQ0または信号SがHレベルでは選択回路109はBチ
ャンネル側を選択し、データはBチャンネル側のメモリ
に転送される。次にラインカウンタ112−3の2,3,4ビッ
ト目、即ちQ1,Q2,Q3の3ビットは8ライン相当の容量を
有する各メモリバンクの上位3ビットのアドレスを与え
るアドレス信号A8,A9,A10として動作し、2ライン毎に
更新されてゆく。各メモリバンクにどのライン番号のデ
ータがメモリされるかは第8図に示した通りであり、そ
の制御は第7図のSW111−a1,及び111−b1のスイッチに
よっている。これらのスイッチは、第9図のデコーダ11
2−4の出力M1〜M4で制御され、M1がLレベルにあると
き、SW111−a1及び111−b1はメモリa1及びb1を選択し、
以下、M2がLレベルではメモリa2及びb2、M3がLレベル
ではメモリa3及びb3、M4がLレベルではメモリa4及びb4
がそれぞれ選択される。
一方、カウンタ112−5は1水平同期々間内のデータに
対するアドレスA0〜A7を与えるもので、書込みクロック
WCKをクロックとして、水平同期情報HS毎にカウント値
がリセットされ、またラインカウンタの計数値が、例え
ば512となると計数動作は停止するようにORゲート112−
6を介して制御される。本実施例では1水平同期々間内
のアドレスは8ビット、即ち0番地から255番地まで与
える構成となっている。以上のように書込みアドレスが
制御され、入力映像信号はディジタルデータとして順次
メモリに書き込まれて行く。
以上の動作はY系メモリ111につき説明したものである
が、C系メモリ110についても基本的な動作は全く同様
で、Y系及びC系のサンプリング周波数Y,cの違
いによって1水平期間内のデータ数が異なるのみであ
る。
次に、再び第1図を用いてメモリからの読取り動作につ
いて説明する。まず読取りクロック生成回路118は、基
準クロック生成回路105で生成される基準クロックより
読取りクロックRCKを生成する。読取りアドレス生成回
路116では上記読取りクロックRCKをカウントし、シリン
ダのタック信号あるいはヘッド切換信号を入力とする読
取りスタートパルス生成回路117で生成された読取りス
タートに同期して読取りアドレスが生成される。上記の
読取りスタートパルスとは、第3図のに示される信号
であって、ヘッド切換信号(第3図d)の立ち上がりま
たは立下がりエッジより一定の遅延量t2及びt3(第3図
e)が与えられたパルスを示す。メモリからのデータの
読出しは上記読取りスタートパルスに同期して行われる
が、次にこの動作を実現するための読取りアドレス生成
回路の一実施例を第11図に示す。
第11図において、116−9は上記の読取りスタートパル
ス生成回路117より送出される読取りスタートパルスRS
の入力端子、116−10は読取りクロックRCKの入力端子で
ある。端子116−10より入力された読取りスタートパル
スRSはラッチ回路116−1にて端子116−9からの読取り
クロックRCKに同期化される。ラッチ回路116−1からの
出力はORゲート116−3を介してカウンタ116−4のリセ
ット端子Rに入力され、これによりカウンタ116−4は
リセットされる。また、カウンタ116−4のクロック端
子CKには端子116−9からの読取りクロックRCKがANDゲ
ート116−2を介して供給される。116−8はRSフリップ
フロップであり上記回路116−1からの出力によってセ
ットされ、その結果、出力Qは高レベル“H"となる。こ
れにより、ANDゲート116−2,端子116−9からのクロッ
クRCKがカウンタ116−4に供給されてクロックの計数が
開始される。116−5はカウンタ116−4の計数値をデコ
ードするデコーダであり、上記カウンタ116−4の計数
値がN0(本実施例の場合、一水平走査期間内の書込みク
ロックWCKのクロック数に等しくなるようにN0の値が設
定される)となったときにパルスを出力する。このデコ
ーダ116−5からの出力パルス(第3図のg)はORゲー
ト116−3を介してカウンタ116−4のリセット入力Rに
供給され、これによりカウンタ116−4は再びリセット
されて計算が再開される。以上の動作がデコーダ116−
5からの出力パルスに基づいて繰り返される。カウンタ
116−4からの計算出力A0〜A7はメモリ111の読取りアド
レス信号のうち下位の8bitとして供給される。
上記の一連の動作において、デコーダ116−5からの出
力パルス、即ち第2図のgのタイミングで生成されるパ
ルスは、記録信号における1水平同期間隔ごとに生成さ
れ、1水平同期間隔の先頭位置を同時に示しており、後
に述べる1水平同期間隔の信号処理、例えば水平同期信
号、あるいはバースト信号の付加等は、この信号を基準
として行われる。
次に上記デコーダ116−5からの出力はカウンタ116−6
のクロック入力CKに入力される。また、該カウンタ116
−6のリセット入力Rには、ラッチ回路116−1からの
出力が供給され、これによりカウンタ116−6はリセッ
トされて、デコーダ116−7にてカウンタ116−6の計数
値がデコードされ、カウンタ116−6の計数値がN1(本
実施例ではN1=85に設定される)となったときにパルス
N1を出力する。一方、上記デコーダ116−7は第7図の
スイッチ111−a2,111−b2を制御する信号L1〜L4も生成
する。上記信号L1〜L4はスイッチ111−a1,111−b1を制
御するM1〜M4と同様な働きをなす信号であって、4つの
メモリバンクのうちのいずれのバンクからデータを読み
出すかを選択する信号である。
上記カウンタ116−6の計数値Q0,Q1,Q3は上記メモリの
水平走査単位の読取りアドレス信号のうち上位3bitとし
て供給される。
次に、上記デコーダ116−7より出力されたデコードパ
ルスN1はフリップフロップ回路116−8のリセット端子
に入力され、その出力Q(第3図のiで示される)は低
レベル“L"となる。その結果、ANDゲート116−2は閉じ
られ、カウンタ116−4及び116−6の計数は一時的に停
止される。
以上の動作が端子116−10からの読取りスタートパルスR
Sの周期Tで繰り返し行われる。ここで、上記動作によ
り生成された読取りアドレス信号に従ってメモリ110及
び111から逐次データが読み出され、AチャンネルのC
系及びY系のメモリからのデータは切換回路113に、B
チャンネルのC系及びY系メモリからのデータは切換回
路114に、それぞれ入力される。一方、115は同期及びバ
ースト生成ROMであり、記録する信号の水平同期々間単
位に付加すべき水平同期信号及びバースト信号を生成す
るに要するディジタルデータを生成する働きをなす。こ
のROMも、読取りアドレス生成回路116より生成される読
取りアドレスに従って制御され、所定のタイミングでRO
M出力データを切換回路113,114に送出する。切換回路11
3及び114では、上記の同期・バースト生成用ROMからの
出力データ,Y系メモリからの出力データ,C系メモリから
の出力データを適宜切換えることによって、連続したデ
ータを次段に送る。ここで、Aチャンネルのデータは切
換回路113から直接D/A変換器119に送出され、一方、B
チャンネルのデータは遅延回路120−1に一旦入力さ
れ、所定の遅延時間後にD/A変換器120に送出される。
第2図を用いて、Bチャンネルのデータに限り上記のよ
うな遅延回路120−1が必要であることを説明する。第
2図(a)は磁気テープ1と磁気ヘッド4a,4b及び5a,5b
によって形成されるトラックの一部を示す図である。先
に述べたように磁気ヘッド4a,5aはAチャンネル用のヘ
ッドであり、磁気ヘッド4b,5bはBチャンネル用のヘッ
ドである。第2図(b)は、上記ヘッドのシリンダへの
取り付け位置を示すものであって、磁気ヘッドのうち、
4aと4b又は5aと5bはそれぞれ図のようにトラックの長手
方向にlだけ距離を置いて配置されている。したがっ
て、これらのヘッドはテープ上では、第2(a)図に示
すような相対位置を有し、Aチャンネル用のヘッド、即
ち4a、5aは、Bチャンネル用のヘッド、即ち4b、5bに対
してテープ上では距離lだけ先行した位置にある。そこ
で、AチャンネルのトラックとBチャンネルのトラック
との間で、H並びを実現しようとすると、Bチャンネル
のヘッドに供給する記録信号をテープ上でlの距離に相
当する時間だけ遅延させる必要がある。ここで、テープ
ヘッド間の相対速度をvtとすれば、上記遅延時間はl/vt
なる時間となり、遅延回路120−1では、入力されたデ
ータを時間l/vtだけ遅延させた後、D/A変換器120に対し
て出力すればよい。
上記の実施例は、Aチャンネルの出力に対して、Bチャ
ンネルの出力を遅延させる方法としてD/A変換する前に
遅延回路を設ける方式としたが、他の実施例として、メ
モリ110,111からのデータ読出しに際してBチャンネル
のデータのみをAチャネルに対して所定時間だけ遅らせ
て読出す方法も考えられ、効果としては上記実施例と同
一となる。
さて、上記の如くD/A変換器に入力されたAチャンネル
及びBチャンネルの各データは、D/A変換器119及び120
によりアナログ映像信号に変換され、端子300a及び300b
に出力される。端子300a及び300bに出力された記録映像
信号におけるライン配置は第3図h1(Aチャンネル),
h2(Bチャンネル)に示したようになる。
上記の結果、テープ上に記録されたトラックにおける映
像信号の配置は第4図のようになる。
第4図において、T1a,T2a,T3a,T4aは第1図のヘッド4a
及び5aによって交互に記録形成されるAチャンネルトラ
ックであり、ヘッド4aでトラックT1a,T3a,……が、ヘッ
ド5aでトラックT2a,T4a,…が記録される。一方、T1b,T2
b,T3b,T4bはヘッド4b及び5bによって交互に記録形成さ
れるBチャンネルトラックであり、ヘッド4bでトラック
T1b,T3b,…が、ヘッド5bでトラックT2b,T4b,…が記録さ
れる。
また、第4図の各トラックに記録する信号として、第1
図の記録信号の出力端子300a及び300bに出力される記録
映像信号の少なくともいずれか一方にフィールド周期の
垂直同期情報を含むように、具体的には第4図のトラッ
クT1a,T4a,…のライン番号1,3,5に示される位置、あ
るいはトラックT1b,T4b,…のライン番号2,4,6に示さ
れる位置のいずれか一方あるいはその両方に垂直同期情
報を記録するように、上記第1図の回路115より、その
垂直同期情報を生成出力しても良い。
上記の如く、映像信号の垂直走査周期に関連して、トラ
ックの走査開始点近傍に垂直同期情報を記録しておけ
ば、再生時にその位置を検出することが容易となり、再
生映像信号のフィールド識別や再生トラックの識別が可
能となる。
また、上記した垂直同期情報の他に、既に一部提案され
ている、再生映像信号の非直線性補正に用いる三角波状
の信号波形、即ちランプ波形を記録してもよい。この場
合は、上記した垂直同期情報を記録したラインの直後の
ライン、またはその近傍のラインに記録する。このよう
な位置に記録することにより、再生時には上記垂直同期
情報をまず検出し、さらにその垂直同期情報の位置を基
準として上記ランプ波形を検出することが可能となり、
上記した再生時の非直線性補正用のランプ波形の検出が
より確実となり、上記非直線性補正動作が安定かつ確実
に行われるという利点がある。
さらに、上記した垂直同期情報としてはフィールドの奇
偶を判別するために、奇数フィールド(第1フィール
ド)と偶数フィールド(第2フィールド)とで垂直同期
情報の長さを異ならせることも考えられる。また、図示
はしていないが、垂直同期情報の後にフィールドの奇偶
を判別するための情報を記録することも可能である。
さて、第4図において破線A−A′,B−B′は第3図に
示した波形図ではjの波形の立上りエッジ及び立下りエ
ッジに相当し、ヘッド回転角180°によるトラックの始
点(A−A′),終点(B−B′)を示している。ま
た、第4図で斜線で示した領域は再生時のヘッド切換に
伴って必要となる冗長部分であって、ヘッド回転角180
°の範囲では、奇数番目のトラックの入側では記録映像
信号における1水平同期々間(以下1H期間と称す)、ト
ラックの出側では1H期間の半分よりも若干長目の期間、 の長さとなっている。一方、偶数番目のトラックの入側
では 出側ではΔHの長さを有している。このように冗長部分
の長さを定め、かつ記録時には先述した方法でヘッドの
回転位相に同期して信号を記録することによって、トラ
ック間の相対的な位置ずれ 及び記録時の回転ヘッドの時間的なゆらぎ(ジッタ)を
吸収することができ、隣接トラック間のいわゆるH並び
を実現することができる。加えて、再生時においては、
第4図のように特定の領域(即ち図の斜線部分)でヘッ
ド切換を確実に行うことによって、ヘッド切換に伴う映
像信号の不連続を除去することが可能となり、さらに、
ヘッド間のオーバーラップ部分も第4図の斜線部分を含
む微少な部分でよく、テープ上の記録可能な領域の利用
効率を改善することができる。即ち、第4図に示される
記録方式に従えば、上記冗長期間(図の斜線部分で示さ
れる)を設けることにより、再生時にヘッド切換をこの
期間で行うことにより、映像信号部分には何ら不連続部
を生じず、ヘッド切換に伴う再生画面上のスキュー歪み
を完全に除去することが可能となる。
次に、第4図のようなトラックパターンを記録形成する
に要する1H内のサンプル(標本)クロック数の一例を第
12図に示す。
第12図において、(a)はヘッド切換のための領域(斜
線で示される領域、以下、ヘッド切換領域と称す)がヘ
ッド走査方向の入側で1H、出側で の場合、(b)はヘッド切換領域が入側で 出側でΔHの場合を示す。ここで、記録信号におけるサ
ンプリングクロックの周波数を例えば25.2MHzとして、1
Hが1616サンプルより形成されるとすれば、(a)では
ヘッド切換領域以外の有効領域(映像信号等が記録され
ている、以下、アクティブ領域と称す)が85H、(b)
ではアクティブ領域が86Hとなって、第4図のトラック
パターンを形成することができる。
ここで、Δを216サンプルに相当する長さを有するよう
に形成すれば、1トラックの長さは(a),(b)いず
れの場合にも(86.5+Δ)Hであるので、そのサンプル
数は、1616サンプル×86.5H+216サンプルとなり、合計
140,000サンプルとなる。これに、クロック周波数25.2M
Hzの逆数、即ち1サンプル当りの所要時間を掛けると14
0,000×1/25.2×106となり、1トラック当りの走査時間
5.55msecが得られる。但し、厳密にはシリンダの回転サ
ーボ系の制御誤差によって、上記の1トラック当りの走
査時間は微小変動を生じているが、先述したように、本
発明においてはシリンダの回転位相に同期して第12図に
示すような記録信号が生成されるので、1トラックの走
査時間と、1トラックを形成するサンプル数で決まる時
間は常に一致する。具体的には、もしシリンダの回転が
正規の回転数より若干遅く、したがって1トラック当り
の走査時間が長くなった場合には、上記Δに対応するサ
ンプル数がふえ、記録信号の1トラック分の長さも走査
時間に応じて長くなる。また、もし逆にシリンダの回転
が逆に速くなれば、Δに対応するサンプル数がふえ、記
録信号の1トラック分の長さも走査時間に応じて短くな
る。上記の如く、シリングの回転速度の変動により生ず
る1トラック当りの走査時間の変動はΔに対応したサン
プル数の増減によって吸収することができる。
次に、上記1H内の構造の一例を第13図に示す。第13図の
例では、1Hが1616サンプルで形成され、84サンプルの水
平ブランキング、及び1532サンプルの映像信号より成り
立っている。また、水平ブランキング内部は、30サンプ
ルの水平同期信号,24サンプルのバースト信号などから
成り立ち、バースト信号は4サンプルで1波を形成す
る。したがって、バースト信号の周波数は、クロックの
周波数が25.2MHzであるので、その1/4の6.3MHzとなる。
このバースト信号は後に述べるように再生時のサンプリ
ングクロック(あるいは書込みクロック)を生成すると
きの時間軸上の基準を与える信号となる。このとき、本
実施例のように、バースト信号の1波が4クロックであ
る場合に、1Hを形成するサンプル数を4の倍数(ここで
は1616)とすることによって、ある水平同期々間におけ
るバースト信号と次の隣接する水平同期々間におけるバ
ースト信号の位相が連続となり、再生時に得られる書込
みクロックの位相も連続となり、クロック生成の回路動
作上、都合がよい。
さて、上記は第4図に示した記録パターンにつき説明し
たが、本発明は第4図の記録パターンに限らず、他の記
録パターンにおいても同様の効果がある。第5図及び第
6図は本発明に係る他の実施例における磁気テープ上の
記録パターンであって、図中の符号の示すところは第3
図の場合と同一である。
まず、第5図に示す記録パターンでは、ヘッドの回転角
180°の範囲において、トラックT1a,T1b,T3a,T3b,…の
ヘッドの入側で の冗長部分があり、出側で の冗長部分を有している。一方、トラックT2a,T2b,T4a,
T4b,…のヘッドの入側では冗長部分はなく、出側にお
いてはεHとなっている。ここで、一般にヘリカルスキ
ャン型回転ヘッド方式の映像信号記録再生装置において
は、テープの回転シリンダへの巻きつけ角は180°より
大きく、対向するヘッド同士では少なくとも±1H程度の
オーバーラップが存在している。したがって、上記第5
図において例えばトラックT2aのヘッド入側では、上記
の冗長部分が全くなく、初めから映像信号、より具体的
にはライン番号171の信号が記録されるように記されて
いるが、実際には、上記映像信号に先立って、トラック
T1aの出側に記録されているものと同一の冗長部分が記
録されている。上記の事情は他の各トラック間でも同様
であり、あるトラックから次のトラックへとヘッド走査
が移り変わるときには、必ず信号のオーバーラップが存
在している。したがって、第5図に示した例では、各ト
ラック間には常に なる冗長の期間が存在しており、この期間で再生時のヘ
ッド切換えを適宜行うことができる。
第6図は、第5図において上記εを0とした場合の記録
パターンであって、各トラック間には常に1/2Hなる冗長
の期間が存在している。第3−2図では、T1a,T1bとT
2a,T2bの間のトラックのずれ、(ここではαHと示され
ている)が であるので、上記冗長期間を とすることによって、トラックT1b,T2a間のH並びを実
現することが可能となる。またこのとき、各トラック間
の冗長期間は の条件下では、上記冗長期間を最短化することが可能と
なる。
第14図に上記のようにして磁気テープ上に第4図のよう
に記録された映像信号を再生するための再生装置の一実
施例のブロック図を、また第15図にはその動作説明要の
各部波形図をそれぞれ示す。
第14図において、前記第1図の記録装置の一部と共通に
できるので、その共通部分には同一番号を付した。これ
ら共通部分の動作は前記と同様であるのでその説明は省
略する。
ヘッド4a,4b及び5a,5bによりテープ1より交互に再生さ
れる映像信号は、再生プリアンプ400にて所定のレベル
に増巾されたのち、ヘッド4a,5aからの出力、即ちAチ
ャンネル側の出力信号400−1はA−ch時間軸補正回路4
10に入力され、一方、ヘッド4b,5bからの出力、即ちB
チャンネル側の出力信号400−2はB−ch時間軸補正回
路420に入力される。A−ch時間軸補正回路410では、ま
ずFM復調器411によって再生信号が復調され、第15図a1
のような映像信号が得られる。一方、B−chについても
同様に、a2のような形の映像信号が得られる。以下の動
作はAチャンネルについてのみ説明するが、Bチャンネ
ルについても同様の動作をするものである。さて、復調
された映像信号は、次に同期分離回路412に入力され、
ここで、第12図cのように1フィールドに1回だけ記録
されている垂直同期情報、及び水平同期情報(第15図
d)が検出・分離され出力される。ここでは上記垂直同
期情報として1フィールドの先頭1Hを割り当てている。
次に、これらの同期情報は、ヘッド切換信号生成回路41
8に入力される。ヘッド切換信号生成回路418では、上記
垂直同期情報、及び水平同期情報を元にして、まず第15
図eに示されるような各セグメントの最後の水平同期情
報を検出する。次に、第15図に示されるように、上記
信号eより一定の遅延時間巾τ′を有する方形波を生成
する。上記信号の立下がりエッジに同期して2分周す
るとgに示されるような信号が得られ、この信号がハイ
レベル(H)のときはヘッド4aの信号を、ローレベル
(L)にあるときはヘッド5aの信号を選択するように再
生プリアンプでヘッドからの入力を制御する。
第16図は上記の方法による各ヘッドからの入力信号を選
択できるようになしたプリアンプの一例である。前述の
ように、ヘッド4a,5aからの再生信号はA−chヘッド切
換信号により制御される切換手段469によって選択され
た後、A−ch出力端子465に連続信号として出力され
る。また、上記動作はB−chについても同様で、ヘッド
4b,5bからの再生信号はB−chヘッド切換信号によって
切換手段470によって選択された後、B−ch出力端子467
に連続信号として出力される。上記方法によれば、対向
する2つのヘッドからの信号は、記録時に信号中に設け
られたヘッド切換領域において切換えられるため、ヘッ
ドの切換によって映像信号に欠損が生じることがない。
再び第14図を用いて再生信号処理動作を説明する。FM復
調器411で復調された信号は次にA/D変換器414に入力さ
れ、ディジタルデータに変換される。このとき、A/D変
換に用いるサンプリングクロックは書込みクロック生成
回路413で生成されたクロックであり、復調後の再生信
号における同期情報、もしくは第13図に示されるバース
ト信号に同期したクロックである。したがって、上記ク
ロックは再生過程で発生する時間的ゆらぎ、即ちジッタ
ーに同期したクロックであり、このクロックによりサン
プリングされたディジタルデータを水晶発振子を伴う基
準クロック生成回路438からのクロックを用いて処理す
ることにより、上記のジッターを再生映像信号より除去
することが可能である。次に、A/D変換器414より出力さ
れたディジタルデータは書込みアドレス生成回路415よ
り生成された書込みアドレスに従って順次A−chメモリ
416に書き込まれ、ついでメモリアドレス生成回路436よ
り生成される読出しアドレスに従ってメモリより出力さ
れる。ここで読出しアドレスは基準クロック生成回路43
8からの水晶ロックしたクロックを基にして生成されて
おり、A−chメモリ416より読み出された時点でディジ
タルデータからジッタが除去されている。上記A−chメ
モリ416より出力されたディジタルデータは、ラッチ417
を介して所定のタイミングでC系のデータはA−chC系
メモリ430へ、Y系のデータはA−chY系メモリ431へそ
れぞれ転送される。上記した一連の動作はB−chの信号
についても同様に施され、B−ch時間軸補正回路420か
らの出力データはB−chC系メモリ432,B−chY系メモリ4
33に振り分けられメモリされる。次に、A−chC系メモ
リ430及びB−chC系メモリ432からの出力データは選択
回路434に入力され、ここで所定の順序でデータが選択
・出力され、C系D/A変換器439及び440に入力される。
一方、A−chY系メモリ431及びB−chY系メモリ433から
の出力データは選択回路435に入力され、同様にデータ
が選択・出力されて、Y系D/A変換器441に入力される。
その結果、各D/A変換器からはC1,C2及びY信号が出力さ
れ、これらの信号がマトリックス回路442を経てR,G,Bの
各信号として出力される。
また、同期信号生成回路437では基準クロック生成回路4
38よりのクロックを基に水平同期信号HD(第15図i)、
及び垂直同期信号VD(第15図j)が生成される。さら
に、上記同期信号生成回路437からは30Hzの基準信号(R
EF30)が生成され、この信号が再生時のサーボ系の基準
信号としてシリンダの回転位相が制御される。具体的に
は、上記基準信号REF30は第15図のhに示す信号であ
り、ヘッド切換信号gがREF30と常にτ″だけ時間的に
離れるようにディスクモータの回転位相が制御される。
なお、キャプスタンモータ2はキャプスタンサーボ回路
3により回転制御されるが、このキャプスタンサーボ回
路3は磁気テープ1とヘッド4a,4b及び5a,5bの相対的な
位置を制御して、これらヘッドが記録されているトラッ
ク上を正確に走査し、信号を再生するためのトラッキン
グ制御系などで構成され、従来から公知のものが用いら
れている。
上記のサーボ制御によって、ヘッドから再生される映像
信号,時間軸補正回路410及び420におけるメモリへの書
き込み動作、さらにメモリからの読み出し動作の各タイ
ミングが常に一定の関係に保たれ、上記した再生時の一
連の信号処理が行われる。その結果、端子450a,b,cに出
力されたR,G,Bの各再生映像信号は、第15図kに示す如
く、スキュー歪みを伴わず、時間軸変動の除去され、か
つ原映像信号を忠実に復元した安定な映像信号となる。
以上のことから明らかなように、本発明の適用によるス
キュー補正の可能量は(1+Δ)Hとなる。但し、Hは
記録信号の1水平同期々間(本実施例では25.2MHzサン
プリングで1616クロック期間)であり、Δは216クロッ
ク期間である。この値は、実際の再生時に生ずるスキュ
ー量,0.1H以下に対して十分なスキュー補正代と言え
る。
また、上記の冗長期間(1+Δ)Hは、記録時にヘッド
の回転に同期して生成されるため、第4図に示したよう
に、テープ上の定位置に上記冗長期間(1+Δ)Hが位
置するように記録され、その記録位置が変動することも
ない。その結果、互換再生が容易かつ確実となり、装置
の性能,信頼性を著しく改善することができる。
さらに、上記第1図の実施例において、上記読取りスタ
ートパルス生成回路117において生成される読取りスタ
ートパルスRSの生成タイミング(第3図のeで示される
τ2,τ3で決定する)をヘッドの走査周期Tごとに適宜
変えてやることにより、第4図のトラックパターン図に
示すように、隣接トラック及び隣々接トラック間の水平
走査線単位の相対的な記録パターンを容易に変えること
ができ、テープ1とヘッド4a,4b及び5a,5bの相対速度に
応じて定まるトラック端部での水平走査線の並びずれ量
(第4図に示すαH)に制約されることなく、任意の記
録パターンを得て隣接及び隣々接トラックからのクロス
トークによる妨害などを低減することができて良好な画
質の得られる装置を提供できるなどの副次的効果が得ら
れる。
また、以上のことから明らかなように、本発明の記録方
法によれば、記録再生される映像信号はすべて上記ヘッ
ドの走査期間T内(トラック上で180°の期間内)で完
結処理され、また本発明によれば、各トラックの両端に
存在するヘッド切換領域のテープ上の記録位置を容易に
検出することができ、しかもその記録位置を再生映像信
号より、確実に自己検出できることから、従来のアナロ
グ記録方式VTRでは必須となっていた数Hに及ぶオーバ
ラップ領域を約1Hにまで低減することが可能となる。こ
のことは、換言すればテープ上の有効領域をその分だけ
広めることができ、結果的には録画時間を増やすことが
できるという副次的効果も得られる。更には、上記オー
バラップが削減された分だけ映像信号以外の信号、例え
ば従来より公知の時間軸の圧縮されたディジタル化音声
信号、あるいはパイロット信号などのトラッキング制御
用信号などを記録できる領域として活用することも可能
であり、多種信号の高密度記録が可能になる効果も得ら
れる。
また、本実施例においては高品位テレビ信号を2チャン
ネル分割し、シリンダを3倍回転させて3セグメント分
割記録する例のみを示したが、任意のチャンネル分割
数、及びセグメント分割数に対しても本発明の適用はも
ちろん可能であり、実施例で述べたのと同様の効果があ
る。さらに、記録する信号としては、ベースバンド帯域
の高品位テレビ信号のみならずこれに何らかの帯域圧縮
を施こした信号、NTSC,PAL,SECAM等の現行テレビ方式の
信号、さらに、これら現行テレビ方式と互換性を有しな
がら解像度等の画質を改善した方式等に対しても本発明
の適用が可能である。
〔発明の効果〕
以上述べたように、本発明によれば、入力映像信号を複
数チャンネルに分割し、各チャンネルごとに複数のセグ
メントに分割して記録する映像信号記録再生装置におい
て、その再生信号からスキュー及び時間軸変動を完全に
除去でき、良好で安定な映像信号の記録・再生を行うこ
とが可能となる。また、隣接トラック間でのH並びも確
実・容易に実現でき、さらに再生時のヘッド切換に要す
る記録信号中の冗長期間も最小とすることが可能とな
り、テープの記録密度を高めることができる。その結
果、従来のディジタル記録方式と比べて記録密度の向上
と録画時間の長時間化を容易に実現することが可能とな
り、互換性の向上とあいまって、装置のコスト,性能,
信頼性を大幅に改善できるなどの効果を得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係わる映像信号の記録装置の一実施例
を示すブロック図、第2図はそのヘッド周辺の拡大図、
第3図は第1図における各部波形図、第4図〜第6図は
そのテープパターン図、第7図は映像信号処理用メモリ
の一構成例、第8図はメモリ内に記憶される各ラインの
配置図、第9図は本発明に係わる書込みアドレス生成回
路の一実施例を示すブロック図、第10図はその各部波
形、第11図は本発明に係わる読取りアドレス生成回路の
一例を示すブロック図、第12図は本発明に係わる記録信
号の1トラックのパターンを示す図、第13図は本発明に
係わる1水平同期々間の映像信号の形式を示す波形図、
第14図は本発明に係わる再生装置の一例を示すブロック
図、第15図は第14図における各部波形図、第16図は再生
ヘッドアンプの一構成例を示す図である。 102,103……C信号用A/D変換器、104……Y信号用A/D変
換器、110……C信号用メモリ、111……Y信号用メモ
リ、115……同期・バースト信号生成用ROM、119……A
チャンネル用D/A変換器、120……Bチャンネル用D/A変
換器、112……書込みアドレス生成回路、116……読取り
アドレス生成回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 細川 恭一 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所家電研究所内 (56)参考文献 特開 昭61−177083(JP,A) 特開 昭61−166284(JP,A) 特開 昭61−196407(JP,A) 特開 昭62−15983(JP,A)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】N個の水平走査線より成る一垂直走査期間
    の映像信号を、一水平走査期間の映像信号を単位として
    m(mは2以上の整数)個のチャンネルに分割する手段
    と、 上記m個の各チャンネルの信号をさらにn(nは1以上
    の整数)個のセグメントに分割する手段と、 上記各チャンネル毎に少なくとも2個のヘッドを具備し
    て、 1回のヘッド走査でm本のトラックを互いに相隣接する
    ように記録することにより、上記一垂直走査期間の映像
    信号をn回のヘッド走査で合計m・n本のトラックに分
    割記録するようになしたヘリカルスキャン方式回転ヘッ
    ド型の映像信号記録再生装置において、 上記各チャンネルに対応した少なくとも2個の回転ヘッ
    ドが、上記磁気テープに同時に対接するオーバーラップ
    領域を有し、 上記一垂直走査期間の映像信号を1ブロック当たり〔N/
    m・n〕(但し、〔N/m・n〕はN/m・nを越えない最大
    の整数)個以内の水平走査線数に相当する映像信号を含
    むようにm・n個のブロックに分割する手段と、 上記m・n個のブロックを上記m・n本のトラックに順
    次記録するに際して、上記m・n個のブロック内の映像
    信号を、その各ブロック単位で記録するように配した上
    記回転ヘッドの回転角に同期して、その水平走査線単位
    でそのブロック毎に逐次時間軸変換し、もって各ブロッ
    ク間に所定長の冗長期間を生成するための時間軸変換手
    段を有し、 上記時間軸変換手段により得られた記録映像信号の一水
    平走査期間を1Hとしたとき、上記1回のヘッド走査で記
    録される相隣接するm本のトラックと、これに隣接する
    次のヘッド走査で記録される相隣接するm本のトラック
    との間に存在するトラックずれ量がαH(但し、0<α
    ≦1)であるとき、上記冗長期間を最小αH、最大(1
    −Δ+α)H(但し、0<Δ<α)の範囲内に定め、上
    記冗長期間を、上記オーバーラップ領域内に記録するよ
    うになしたことを特徴とする映像信号記録再生装置。
  2. 【請求項2】上記時間軸変換手段は、上記映像信号の水
    平走査線内の有効部分を標本化する手段と、その有効部
    分をその水平走査線単位で時間軸変換した信号に、所定
    サンプル数で所定期間の冗長部分を含む水平同期信号と
    所定サンプル数で所定周期のバースト信号とよりなる水
    平同期情報を付加する手段を有し、上記時間軸変換後の
    映像信号の一水平走査線内の総サンプル数をそれが上記
    バースト信号の一周期のサンプル数の整数倍となるよう
    に設定したことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載
    の映像信号記録再生装置。
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