JPH0772392B2 - ポリエステル繊維の改質方法 - Google Patents

ポリエステル繊維の改質方法

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JPH0772392B2
JPH0772392B2 JP63078232A JP7823288A JPH0772392B2 JP H0772392 B2 JPH0772392 B2 JP H0772392B2 JP 63078232 A JP63078232 A JP 63078232A JP 7823288 A JP7823288 A JP 7823288A JP H0772392 B2 JPH0772392 B2 JP H0772392B2
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polyester fiber
washing
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、ポリエステル繊維の改質に関するものであ
る。
[従来技術] 従来より、ポリエステル繊維に制電性,吸汗性及び防汚
性を付与する方法は古くから検討され、これまで数多く
の方法が提案されている。例えば親水性高分子化合物を
繊維表面に付着させる方法(特公昭53−47435号など)
や、親水性グループを有する重合可能な単量体を繊維表
面で重合させ被膜形成させる方法(特開昭53−130396号
など)等があるが、このような方法では苛酷な洗濯処理
を繰り返すと効果がなくなることが多く、また耐久性を
少しでも高めようとして処理剤の付与量を多くすれば、
風合が粗硬になったり、染色堅牢性が悪くなったりする
などの問題を有している。
更に加えて、ポリエステル繊維に上記の加工を施したも
のの大きな難点は、熱に対して耐久性がないことであっ
て、例えばアイロンとかプレス処理を行なう際に、アイ
ロンとかプレスの効果を強くしようとして、熱処理の条
件を強くすればするほど、制電性,吸汗性及び防汚性の
性能がなくなる問題もあった。
他に、最近では、低温プラズマでポリエステルの表面を
処理することにより、その表面を改質して親水性を高め
る試みも多い。(例:特開昭59−97476号,特開昭61−9
7468号等)しかし、これらの方法は特殊なプラズマ発生
装置が必要になるなどの設備上の大きな制約があったり
性能面では期待する制電性,吸汗性及び防汚性のレベル
が必ずしも十分でないなどの問題を有している。
一方、我々は、洗濯時における再汚染性が改良された防
汚性ポリエステル繊維として、一般式 R1O(R2O (式中、R1は活性水素を有しない一価の有機基、R2はア
ルキレン基,nは20〜140の整数である)で表わされるポ
リアルキレングリコール成分を1〜8重量%共重合した
改質ポリエステルよりなる繊維を提案した(特開昭63−
35824号,同63−35825号)。
この改質ポリエステル繊維は特に油汚れに対する洗濯時
の再汚染防止性に優れ、この性能は洗濯を繰り返しても
持続する。このために、この改質ポリエステル繊維は洗
濯処理が頻繁に繰り返されるような、例えばリネンサプ
ライあるいはレンタルと称される業務用途に好適である
と提案した。
たしかに、これらの用途においては洗濯時の再汚染防止
性に優れることが必須条件であるので、この改質ポリエ
ステル繊維はその効果を有効に発揮する。しかしながら
繰り返し洗濯される業務用途の中には各種職場で着用さ
れる仕事着などは、洗濯時の再汚染防止性以外に、着脱
時あるいは作業中の静電気の発生が問題になったり、あ
るいは着用中にかいた汗を吸い取るいわゆる吸汗性が要
求されることが多い。上記改質ポリエステル繊維は洗濯
時の再汚染防止性には優れるが、静電気を紡糸する制電
性能,及び汗を吸い取る吸汗性能はない。
[発明の目的] 本発明の目的は、ポリエステル繊維に、洗濯を繰り返
し、さらに洗濯に加えて熱処理を繰り返しても、優れた
制電性,吸汗性,防汚性の機能を合せて付与するポリエ
ステル繊維の改質方法を提案することにある。
[発明の構成] 本発明は、下記により構成される。
(1)エチレンテレフタレートを主たる構成単位とする
ポリエステルの末端の少なくとも一部に一般式[1] R1O(R2O …[1] (式中、R1は活性水素を有しない一価の有機基、R2はア
ルキレン基,nは20〜140の整数である)で表わされるポ
リアルキレングリコール成分を1〜8重量%共重合した
ポリエステルよりなる繊維を、ポリエポキシド化合物を
含む処理液で加熱浸漬処理したのち、該ポリエステル繊
維をポリオキシアルキレン(アルキレン基の炭素数は2
〜4)単位を有するジアミンを含む処理液に含浸し、次
いで熱処理を施すことを特徴とするポリエステル繊維の
改質方法。
(2)ポリエポキシド化合物を含む処理液で加熱浸漬処
理する前にアルカリ性の液中で処理することを特徴とす
る請求項1記載のポリエステル繊維の改質方法である。
本発明でいうポリエステルは、テレフタル酸を主たる酸
成分とし、エチレングリコールを主たるグリコール成分
とするポリエステルを対象とするかかるポリエステル
は、その酸成分であるテレフタル酸の一部を他の二官能
性カルボン酸で置き換えてもよい。このような他のカル
ボン酸としては、例えばイソフタル酸,5−ナトリウムス
ルホイソフタル酸,ナフタリンジカルボン酸,ジフェニ
ルジカルボン酸,ジフェノキシエタンジカルボン酸,β
−オキシエトキシ安息香酸,p−オキシ安息香酸の如き二
官能性芳香族カルボン酸,セバシン酸,アジピン酸,蓚
酸の如き二官能性脂肪族カルボン酸,1,4−シクロヘキサ
ンジカルボン酸の如き二官能性脂環族カルボン酸等を挙
げることができる。また、エチレングリコール成分の一
部を他のグリコール成分で置き換えてもよく、かかるグ
リコール成分としては、例えばトリメチレングリコー
ル,テトラメチレングリコール,ペンタメチレングリコ
ール,ヘキサメチレングリコール等、及び他のジオール
化合物、例えばシクロヘキサン−1,4−ジメタノール,
ネオペンチルグリコール,ビスフェノールA,ビスフェノ
ールSの如き脂肪族,脂環族,芳香族のジオール化合
物、両末端が未封鎖のポリオキシアルキレングリコール
等があげられる。
かかるポリエステルは任意の方法によって製造すること
ができる。例えば、ポリエチレンテレフタレートについ
て説明すれば、テレフタル酸とエチレングリコールとを
直接エステル化反応させるか、テレフタル酸ジメチルの
如きテレフタル酸の定休アルキルエステルとエチレング
リコールとをエステル交換反応させるか、又はテレフタ
ル酸とエチレンオキサイドとを反応させるかして、テレ
フタル酸のグリコールエステル及び/又はその低重合体
を生成させる第1段の反応、次いでかかる生成物を減圧
下加熱して所望の重合度になるまで重縮合反応させる第
2段の反応とによって容易に製造される。
本発明においては上記ポリエステルのポリマー鎖の少な
くとも一部の末端に、下記一般式 R1O(R2O で表わされる片末端を封鎖したポリオキシアルキレング
リコールが共重合されていることが必要である。
この式中、R1は活性水素を有しない一価の有機基であ
り、特に炭化水素基が好ましく、なかでもアルキル基,
シクロアルキル基,アリール基又はアルキルアリール基
が好ましい。R2はアルキレン基であり、通常炭素数2〜
4のアルキレン基が好ましい。具体的にはエチレン基,
プロピレン基,テトラメチレン基が例示される。また、
2種以上の混合、例えばエチレン基とプロピレン基とを
持った共重合対であってもよい。また、nは平均重合度
を示し、20〜140の範囲である。nが20未満のポリオキ
シアルキレングリコールを共重合させようとするとき、
充分な防汚性を得るには、高い共重合率が必要になり、
このような場合ポリエステルの末端が封鎖されるために
ポリエテル自体の重合度を充分に上げることができず、
ひいては得られる繊維の力学特性を確保できない。一
方、nが140より大きい場合には、ポリオキシアルキレ
ングリコールとポリエステルとの反応が充分に進まず、
結局はポリオキシアルキレングリコールがポリエステル
に混合したと同一の結果となり、高い防汚性は得られな
い。特に、好ましい平均重合度は30〜80の極く限られた
領域に存在する。
かかる片末端封鎖ポリオキシアルキレングリコールの好
ましい具体例としては、ポリオキシエチレングリコール
モノメチルエーテル,ポリオキシエチレングリコールモ
ノフェニルエーテル,ポリオキシエチレングリコールモ
ノオクチルフェニルエーテル,ポリオキシエチレングリ
コールモノノニルフェニルエーテル,ポリオキシエチレ
ングリコールモノセチルエーテル,ポリオキシプロピレ
ングリコールモノフェニルエーテル,ポリオキシプロピ
レングリコールモノノニルフェニルエーテル,ポリオキ
シテトラメチレングリコールモノメチルエーテル,ポリ
オキシエチレングリコール/ポリオキシプロピレングリ
コール共重合体のモノメチルエーテル等及びこれらのエ
ステル形成性誘導体を挙げることができる。
上記の片末端封鎖ポリオキシアルキレングリコールをポ
リエステル鎖の末端に共重合するには、前述したポリエ
ステルの合成が完成する以前の任意の段階、例えば第1
段の反応開始前,反応中,反応終了後、第2段の反応中
などの任意の段階で添加し、添加後に製造反応を完結す
ればよい。
この際の使用量は、あまり少いと最終的に得られるポリ
エステル樹脂の防汚性及びその洗濯耐久性が不充分にな
り、逆にあまり多いと重縮合反応の過程においてポリエ
ステルの重合度があまり低いレベルで頭打ちになるた
め、最終的に得られるポリエステル繊維の強度等の糸物
性が悪化するようになる。また、ポリオキシアルキレン
グリコールを多量に含むようになると、期待する性能の
うち、吸汗性がかえって悪くなるとか得られる繊維の耐
光性が悪化する傾向もある。
本発明にあっては、ポリオキシアルキレングリコールの
共重合量は、ポリエステルに対し1〜8重量%の範囲に
すべきであり、なかでも2〜5重量%の範囲が好まし
い。このように、本発明ではポリオキシアルキレングリ
コールの共重合量を少量に抑制できるため、得られる繊
維は充分な耐光性をも保持することができる。
なお、必要に応じて安定剤,艶消剤,酸化某試剤,難燃
剤,帯電某試剤,蛍光増白剤,触媒,着色某試剤,耐熱
剤,着色剤,無機粒子等を併用してもよい。特に、ポリ
オキシアルキレングリコールは溶融紡糸条件下のような
高温の放置されると、容易に酸化されて重合度低下や着
色といった問題を発生し易いため、酸化某試剤や蛍光増
白剤等の併用は好ましい場合が多い。
このようにして得られたR1O(R2O共重合ポリエステ
ル(以下、共重合ポリエステルという)の重合度は、充
分な繊維特性を発揮するため、極限粘度で0.58以上が好
ましく、0.6以上が特に好ましい。かかる共重合ポリエ
ステルは溶融紡糸法によって繊維化される。ここで、紡
出する繊維は中空部のない中実繊維であっても、中空部
を有する中空繊維であってもよい。また、紡出する繊維
の横断面における外形や中空部の形状は、円形であって
も異形であってもよい。
本発明において使用するポリエポキシド化合物としては
1分子中に少なくとも2個以上のエポキシ基を、該化合
物100g当り0.2g当量以上含有する化合物が好ましく使用
され、エチレングリコール,グリセロール,ソルビトー
ル,ペンタエリスリトール,ポリエチレングリコール等
の多価アルコール類とエピクロルヒドリンも如きハロゲ
ン含有エポキシド類との反応生成物、レゾルシン・ビス
(4−ヒドロキシフェニル)ジメチルメタン,フェノー
ル・ホルムアルデヒド樹脂、レゾルシン・ホルムアルデ
ヒド樹脂等の多価フェノール類と前記ハロゲン含有エポ
キシド類との反応生成物、過酢酸又は過酸化水素等で不
飽和化合物を酸化して得られるポリエポキシド化合物、
すなわち3,4−エポキシシクロヘキセンエポキシド,3,4
−エポキシシクロヘキシルメチル−3,4−エポキシシク
ロヘキセンカルボキシレート,ビス(3,4−エポキシ−
6−メチル−シクロヘキシルメチル)アジペートなどを
挙げることができる。これらのうち、特に多価アルコー
ルとエピクロルヒドリンとの反応生成物、すなわち多価
アルコールのポリグリシジルエーテル化合物が優れた性
能を発現するので好ましい。かかるポリエポキシド化合
物は通常乳化液として使用に供するものがよい。
乳化液又は溶液とするには、例えばかかるポリエポキシ
ド化合物をそのままあるいは必要に応じて少量の溶媒に
溶解したものを、公知の乳化剤、例えばアルキルベンゼ
ンスルホン酸ソーダ,ジオクチルスルホサクシネートナ
トリウム塩,ノニルフェノールエチレンオキサイド付加
物等を用いて乳化または溶解する。
また、該ポリエポキシド化合物の使用量は、特に制限さ
れないが、ポリエステル繊維に制電性能,吸水性能を付
与するためには、ポリエステル繊維に対して0.1〜10重
量%の範囲で用いるもので充分である。該使用量が10重
量%を越えるとポリエステル繊維の制電性能,吸水性能
には、よい影響を与えるが、反面風合が硬くなり過ぎる
などの問題が発生し好ましくない。
また、ポリエポキシド化合物の処理温度は80〜130℃の
範囲に、好ましくは95〜120℃の範囲内で使用すること
が望ましい。
尚、該処理温度が80℃以下だと、制電性,吸汗性の耐久
性が不充分であり、また、該処理温度が135℃を越える
と、必ずしもこれらの性能の洗濯耐久性が更に向上する
こともなく、かえって低下するケースがあるので、前記
の範囲で使用することが望ましい。
また、処理時間は1分以上、好ましくは5分以上である
ことが望ましい。
かかる条件が満たされるならば、処理方法は、高温連続
処理でもよく、常温から繊維を投入し、次いで昇温して
所定の温度で処理するいわゆるバッチ方式の処理であっ
てもかまわない。
次に、本発明で使用するポリオキシアルキレン単位含有
のジアミンとしては、一般式が H2N−(CH2−O(CH2CH2O)−(CH2nNH2 (CH2CHO)(CH2nNH2 (lは1〜150,mは1〜200,nは1〜4の整数のものが好
ましい。) で表わされるものが好ましく、ポリオキシアルキレンの
単位としては、分子量にして44〜40,000、望ましくは平
均分子量として400〜20,000のものが制電性,吸汗性の
耐久性のてんで好ましい。
かかるポリオキシアルキレン単位含有ジアミンによる処
理方法は、前記のようにポリエポキシド化合物を含む処
理液で処理したポリエステル繊維を該ジアミンを含有す
る処理液に浸漬後、次いで熱処理する。
該熱処理は、温度110〜190℃で1秒〜30分の乾熱処理
や、温度100〜190℃の飽和蒸気もしくは加熱蒸気による
蒸熱処理が適用される。
また、該ジアミンの使用量は、0.5〜10重量%、好まし
くは1〜5重量%である。
該使用量が、.5%以下だと、制電吸水性能が不充分であ
り、また、10%以上だと、風合が硬くなったり、加工に
よる変色が生じたりするので好ましくない。
また、ポリエポキシド化合物を含む処理液で加熱浸漬処
理する前にアルカリ性の液中でアルカリ処理を予め行な
っておけば、改質効果は更に向上する。アルカリとして
は、ポリエステル繊維を加水分解する効果のある、アル
カリ金属類が望ましく、中でも苛性ソーダが好適であ
る。アルカリ処理の程度は、共重合ポリエステルが減量
されておれば、改質効果は向上するが、減量が進み過ぎ
ると、織物や編み物にした時の強力が不足したり等の問
題も逆に出てくるので、35%以下、望ましくは30%以下
が好ましい。また、アルカリ処理は、アルカリ性の液中
で加熱浸漬処理する方法、あるいはアルカリ性の液を含
浸させ絞液後熱処理する方法、アルカリ性の液を含浸さ
せて巻き取り一定時間放置する方法など色々なやり方が
あるが、いずれの方法でもかまわない。
[発明の作用] このようにして得られた共重合ポリエステル繊維が従来
の素材に比較して優れた制電性,吸汗性,防汚性を発揮
する理由は、またその全容が解明されてはいないが、次
のようなメカニズムによるものと推定される。
ポリエステルは親油性であることはよく知られている。
親水性のポリオキシアルキレングリコールと親油性のポ
リエステルをブロックで共重合すること、即ち片末端が
活性水素を有する基であり、他方の末端が活性水素を有
しない基で封鎖されているポリオキシアルキレングリコ
ール(PAG)とポリエステル(PE)とを共重合した場
合、PAG−PE−PAGまたはPAG−PEの分子が大量のPEの中
に存在する形となる。PAG分子はPAGで集合し易くなるた
めポリマーにおいてポリオキシアルキレングリコールの
多い領域とポリエステルの多い2つの領域に局在化し易
いことを示すことは、特開昭63−35824号,同63−35825
号にも示されている通りである。
本発明における代表的なポリマー即ち片末端のみ活性水
素を有するPEG(ポリオキシエチレングリコール)を共
重合したポリエチレンテレフタレート(PET)を用いた
繊維は、構造的には、結晶化度が高く、結晶サイズも大
きく、また配向度を示す複屈折率△n及び比重はかえっ
て小さな値となり、これらから大きな完成度の高いPET
の結晶と、かなり乱れた非晶部に大きく分かれた構造に
なっており、更にポリエステル成分の結晶かを促進する
ような強い熱処理を付与することによって上記構造をよ
り充分にとることができる。このように前記改質ポリエ
ステルを用い且つ充分に結晶化することによってポリエ
ステル結晶−ポリオキシアルキレングリコール非晶と繊
維の中でポリマーの相分離、即ちミセル構造を効率よく
形成することができる。従って、油性の汚れ成分がポリ
エステル繊維に浸入しようとするとき非晶部分に存在す
る親水性のポリオキシアルキレングリコール成分によっ
てその浸入をはばまれ、水による洗濯によって容易に繊
維から離れるというメカニズムが働くと推定される。
このような繊維構造をもっているため親水性成分が繊維
に付着し易く、更に非晶部や結晶ミセル間隙に浸入して
きた場合には、お互いの親和力のために、逆に離脱しに
くくなる。この特性を有効に利用したのが、該共重合ポ
リエステル繊維をポリエポキシド化合物で加熱浸漬処理
した後、次いでポリオキシアルキレン単位を有するジア
ミンを含む処理液で処理する改質加工法である。
該共重合ポリエステル繊維はその非晶部分に親水性のポ
リオキシアルキレングリコール成分をもってはいるが、
制電性及び吸汗性を呈するまでには至らない。この加工
により、該共重合ポリエステル繊維が持っている優れた
防汚性に加えて、高度な且つ耐久性の良好な制電性及び
吸汗性を発揮させることができるようになる。
これは、先程も述べたように、該共重合ポリエステル繊
維はその非晶部分に親水性のポリオキシアルキレングリ
コール成分をもっているために、ポリエポキシド化合物
が該共重合ポリエステル繊維に付着し易く、更には非晶
部や結晶ミセル間隙にも浸入し、相互の親和力で相溶よ
く付着ないしは固着し、このポリエポキシド化合物のエ
ポキシ基に、次いで付与されるポリオキシアルキレン単
位を有するジアミンが反応し、その結果該共重合ポリエ
ステル繊維の表面及び非晶部や結晶ミセル間隙に親水性
構造体が形成される。親水性高分子化合物を繊維の表面
に付着させたり、親水性グループを有する重合可能な単
量体を繊維表面で重合させ被膜形成させる等の従来の表
面加工とは異なる点がここにあり、洗濯の繰り返しに対
して高度な耐久性を示す所以である。
更に、耐久効果を示すもう一つの特徴は、熱に対する挙
動にある。従来より、制電性,吸汗性及び防汚性を対象
とした改質方法の改質効果を表わすのに、洗濯処理に、
あるいはドライクリーニング処理に対しての耐久性が主
として検討されており、熱処理を加えた洗濯処理での耐
久性向上を狙いとしたものはあまり見当たらない。前述
の親水性物質によるポリエステル繊維の表面加工技術は
熱処理すると、その効果を急激に失う。この理由もまだ
よくは判らないが、元々疎水性のポリエステル繊維と、
その表面に付着ないしは被膜形成した親水性構造体が熱
処理により、繊維表面で相分離を起こし、熱処理の後に
行なわれる洗濯処理で脱落し易くなるのではないかと推
定される。
該共重合ポリエステル繊維はその非晶部分に親水性のポ
リオキシアルキレングリコール成分を持っているため、
熱処理をしても親水性構造体は、該共重合ポリエステル
繊維と、相分離を起こし難く、従来の疎水性のポリエス
テル繊維の場合のように、熱処理の後に行なわれる洗濯
処理で親水性構造体が脱落し易くなるという現象は少く
なる。加えて、ポリエポキシド化合物は、後でも述べる
が該共重合ポリエステル繊維の表面のみならず、非晶部
や結晶ミセル間隙にも浸入していると考えられるので、
ポリエポキシド化合物のエポキシ基に、次いで付与され
るポリオキシアルキレン単位を有するジアミンが反応し
て形成される親水性構造体は、熱処理しても該共重合ポ
リエステル繊維と相分離し難く、その後の洗濯でも脱落
は起こり難くなっていると思われる。
一方、アルカリ処理を予め行なっておけば、特に吸汗性
能が更に向上するのも本発明の特徴であるが、この理由
は次のように考えられる。従来よりポリエステル繊維を
苛性ソーダ等のアルカリ金属類で処理すると、ポリエス
テル繊維は徐々に加水分解されて重量減少するが、これ
はポリエステル繊維の風合改良のための、減量加工とし
て広く知られている。このように、ポリエステル繊維を
アルカリで処理をすると加水分解されるが、その際、加
水分解部には、水酸基とかカルボキシル基ができて、ポ
リエステル繊維表面は、親水性を示すようになることも
よく知られている。
このことから当然、アルカリ処理が施されたポリエステ
ル繊維は油性汚れに対する防汚性,吸汗性、更には、制
電性が改良されると予測される。事実、そのような改良
傾向にはあるが、そのレベルは実用的にはまったく効果
のないレベルである。
アルカリ処理は、先に述べたようにポリエステル繊維の
風合改良加工として、例えば婦人用のしなやかな風合が
要求される用途には、必ずと言ってよいほど行なわれる
が、風合改良該に制電性,吸汗性,更には防汚性を改良
する目的で、親水性高分子化合物を繊維の表面に付着さ
せたり、親水性グループを有する重合可能な単量体を繊
維表面で重合させ被膜形成させる等の表面加工は多く試
みられた。この場合、これらの表面加工はアルカリ処理
の後に、行なわれるがアルカリ処理を行なわなかったポ
リエステル繊維に比べて、特に制電性,吸汗性において
耐久効果を発揮しえなかった。
この理由も、未だ明らかではないが、ポリエステル繊維
の制電性,吸汗性及び防汚性を改良する目的で用いられ
る親水性高分子化合物や、親水性グループを有する単量
体がポリエステル繊維表面で重合して形成された親水性
構造体は、ポリエステル繊維のアルカリで加水分解され
易い比較的結晶か度の低い部分ないしは非晶部分と相溶
性があるために、アルカリ処理されていないポリエステ
ル繊維には耐久性よく性能を発揮するが、アルカリ処理
されたポリエステル繊維には相溶部分がなくなるために
耐久性がなくなるのではないかと、推定される。
本発明は、アルカリ処理を行なっても、充分に制電性,
吸汗性及び防汚性を維持し得るポリエステル繊維を提供
せんがためのものであるが、もともとポリエステル繊維
に対して、本発明で提案するポリエポキシド化合物とポ
リオキシアルキレン単位を有するジアミンとによる改質
加工は、アルカリ処理を行なっても、制電性,吸汗性及
び防汚性の洗濯に対する耐久性は、アルカリ処理を行な
わない場合に比べて、同等〜やや優れるが、熱処理を行
なうといずれの性能とを消失してしまう。本発明でいう
共重合ポリエステルに、ポリエポキシド化合物とポリオ
キシアルキレン単位を有するジアミンとによる改質加工
を施すことにより、熱処理に対しても効果が低下せず、
かえって吸汗性及び油汚れに対する防汚性は、アルカリ
処理を施さないものよりもよいレベルを発揮するように
なるという極めて優れた効果を得たものである。
このことは、ポリエポキシド化合物とポリオキシアルキ
レン単位を有するジアミンとによる親水性構造体はポリ
エステル繊維に対して先に述べた従来の親水性高分子化
合物や、親水性グループを有する単量体がポリエステル
繊維表面で重合して形成された親水性構造体とは、異な
る存在状態であるのではないかと思われる。おそらくポ
リエステル繊維と何らかの相互作用はあるにせよ、従来
の親水性高分子化合物や、親水性グループを有する単量
体が形成した親水性構造体が表面に存在する、ないしは
表面を覆うのとは異なり、前処理として行なうポリエポ
キシド化合物を含む処理液中での加熱浸漬処理でポリエ
ポキシド化合物が、ポリエステル繊維表面のみならず、
アルカリ処理を行なっても影響を受けていない非晶部な
どにもある程度侵入しており、これがために、特に本発
明でいう共重合ポリエステルに対しては、耐洗濯性のみ
ならず、耐熱性にも優れる制電性,吸汗性及び防汚性を
付与しうるのであろうと考えられる。
[実施例] 以下に実施例をあげて本発明を更に説明する。実施例中
の部及び%はそれぞれ重量部及び重量%を示す。
実施例のうち汚染性,制電性,吸汗性の求め方及び洗
濯,熱処理の方法は下記条件にて行なった。
(1)汚染性 (i) 汚染処理 下記組成の汚染液300ccをカラーペット染色試験機(日
本染色機械製)のポットに入れ、この中にホルダーには
さんだ10cm×13cmの試料を浸漬させ、50℃で100分攪拌
処理した。
汚染液組成 人工汚れ液 1 % アルキルベンゼンスルホン酸ソーダ 0.02% 硫酸ソーダ 0.03% トリポリ燐酸ソーダ 0.02% 下記混合物を人工汚れ液とする モーターオイル 99.335重量% (Dia Queen Motor Oil M−2三菱自動車工業製) B重油 0.634重量% カーボンブラック 0.031重量% 処理後軽く水洗したのち、試料を紙の間にはさんで余
分の汚染液を除いた。この汚染処理,水洗及び余分の汚
染液を除く処理を4下位繰り返した。
次に汚染した試料の半分を家庭洗濯機の弱条件でマルセ
ル石鹸を2g/含む40℃の温湯中で10分間洗濯した。次
いで、下記方法により汚染度を求めた。
(ii) 汚染性及び除去性の求め方 マクベスMS−2020(Instrumental Color System Limite
d製)を用い、常法によりCIE表色計のE*を求め、汚染
性及び除去性を下記により計算した。
△E*A=E*−E* △E*B=E*−E* △E*A:汚染性 △E*B:除去性 E*1:汚染処理前の試料のE* E*2:汚染処理後の試料のE* E*3:洗濯処理後の試料のE* (2)制電性 京大化研式ロータリースタティックスター(興亜商会
製)にて摩擦帯電圧(V)を測定する。
温度 40%RH,温度20℃ 回転数 400rpm,荷重500g 対象布 綿ブロード (3)吸汗性 JIS L−1096A法(滴下法)に準ずる。
(4)洗濯処理 制電性,吸汗性及び防汚性の洗濯処理に対する耐久性を
みるための、洗濯処理は下記による。家庭用洗濯機(ナ
ショナルNA−680L)を用い、新酵素ザブ(花王製)2g/
溶液を30(浴比1:30)を入れ、テスト布を入れて、
40℃で10分間自動渦巻き水流にて洗濯する。その後脱水
し、40℃の温水30(浴比1:30)で5分間湯洗,脱水
し、次いでオーバーフロー水洗を10分間行ない、脱水
し、乾燥した。尚、耐久性試験は上記洗濯を1回洗濯と
しこれを必要な回数繰り返した。この後、風乾した。
(5)熱処理 熱風乾燥機中で、170℃の温度で1分間処理し、これを
熱処理1回とした。従って、洗濯〜熱処理の繰り返しと
は、上記の洗濯を1回行なった後に、熱処理を1回行な
い、これを洗濯〜熱処理1回とし、この組合せの処理を
必要な回数繰り返した。
実施例1 テレフタル酸ジメチル100部,エチレングリコール60
部,酢酸カルシウム1水塩0.06部(テレフタル酸ジメチ
ルに対して0.066モル%)及び整色剤として酢酸コバル
ト4水塩0.009部(テレフタル酸ジメチルに対して0.007
モル%)をエステル交換缶に仕込み、窒素ガス雰囲気下
4時間かけて140℃から220℃まで昇温して生成するメタ
ノールを系外に留去しながらエステル交換反応させた。
エステル交換反応終了後、安定剤としてリン酸トリメチ
ル0.058部(テレフタル酸ジメチルに対して0.080モル
%)加えた。次いで10分後に三酸化アンチモン0.04部
(テレフタル酸ジメチルに対して0.027モル%)を添加
し、同時に過剰のエチレングリコールを追出しながら24
0℃まで昇温した後重合缶に移した。重合缶に平均分子
量2,000のポリオキシエチレングリコールモノメチルエ
ーテルを4部添加した後1時間かけて760mmHgから1mmHg
まで減圧し、同時に1時間30分かけて240℃から280℃で
昇温した。1mmHg以下の減圧下重合温度280℃まで更に2
時間重合した時点で酸化防止剤としてイルガノックス10
10(チバガイギー社製)0.4部を真空下添加し、その後
更に30分間重合した。得られたポリマーを常法に従って
チップ化した。
得られたチップを常法により乾燥後孔径0.3mmの円形紡
糸孔を48個穿設した紡糸口金を使用して285℃で溶融紡
糸し、次いで最終的に得られる延伸糸の伸度が30%にな
る延伸倍率で84℃の加熱ローラーと180℃のスリットヒ
ーターを使って延伸熱処理して、150デニール/48フィラ
メントの延伸糸を得た。得られたポリエステルフィラメ
ント糸を仮撚加工し、平織物に製織し、リラックス・精
練した後、190℃で1分間熱処理した。次いで液流染色
機を用い下記処方(A)に調整した処理液に浸漬し(浴
比1:20),常温から昇温し(昇温速度2℃/分),温度
100℃で30分間処理し、水洗,乾燥した。次いで、該織
物を下記処方(B)により調整したパディング浴に含浸
後、絞り率100%で絞液し、温度120℃で1分間乾燥した
後、温度160℃で1分間熱処理した。
<処方(A)> (商品名,デナコールEX−611,長瀬化成(株)製) 尚、上記ソルビトールポリグリシジルエーテル(デナコ
ールEX−611)はあらかじめ乳化剤(商品名,ネオコー
ルSW,第一工業製薬(株)製)で乳化(使用比率デナコ
ールEX−611/ネオコールSW=5/4)したものを用いた。
<処方(B)> ポリオキシエチレンジアミン5%soln. H2N・CH2CH2CH2−(OCH2CH2−OCH2CH2CH2・NH2 (平均分子量約8,000) 実施例2 実施例1で得た織物をリラックス,精練した後に工業用
NaOH(フレーク状)35g/のボイルの浴中でアルカリ処
理を行ない、30%減量させ、充分水洗した。次いで実施
例1と同様に加工した。
比較例1 ポリエチレンテレフタレートよりなるポリエステルフィ
ラメント仮撚加工糸150デニール/48フィラメントを用い
て、実施例1と同様の織物を製織し次いで実施例1と同
条件で加工した。
比較例2 ポリエチレンテレフタレートよりなるポリエステルフィ
ラメント仮撚加工糸150デニール/48フィラメントを用い
て、実施例1と同様の織物を製織し次いでリラックス、
精練の後工業用NaOH(フレーク状)35g/のボイルの浴
中でアルカリ処理を行ない、30%減量させ、充分水洗し
た。次いで実施例1と同条件で加工した。
比較例3 実施例1で得た織物をリラックス、精練した後に下記に
て得られた加工剤(重合体の約10%の分散液)を5部,
水95部よりなる処理液に浸漬し、絞り率100%で絞液
し、80℃で5分間乾燥した後、70℃で30秒間熱処理し、
水洗,乾燥した。
ジメチルテレフタレートとジメチルイソフタレートをモ
ル比80:20で合計150部,エチレングリコールモノフェニ
ルエーテル(平均分子量3100)340部(全酸成分に対す
るモル比1/7)を混合し、少量の触媒を添加し、常圧で1
75〜235℃において、180分間反応させて、ほぼ理論量の
メタノールを留去して、エステル交換反応を完了させ
た。次いでこれに少量の燐酸のエチレングリコール溶液
を添加した後、5mmHgの減圧下で230〜260℃において、2
0分間、続いて0.05〜0.1mmHgで275℃において、40分間
反応させ、得られた重合体を直ちに常温の水中に撹拌し
ながら投入して約10%の水分散液とした。
比較例4 ポリエチレンテレフタレートよりなるポリエステルフィ
ラメント仮撚加工糸150デニール/48フィラメントを用い
て、実施例1と同様の織物を製織し次いでリラックス,
精練の後工業用NaOH(フレーク状)35g/のボイルの浴
中でアルカリよりを行ない、30%減量させ、充分水洗し
た。次いで比較例3と同条件で加工した。
実施例及び比較例により得られた織物の制電性,吸汗
性,防汚性及び洗濯の繰り返し、及び洗濯〜熱処理の繰
り返しによるそれぞれの性能の変化を表1に示した。
実施例1は、制電,吸汗,防汚性共良好なレベルにあ
り、洗濯及び洗濯〜熱処理の繰り返しを行なっても耐久
効果をもっており、通常のポリエステル繊維に加工した
比較例1がいずれの性能共、洗濯〜熱処理の繰り返しに
は耐久性がないのに比べると、極めて耐久効果に優れて
いることが判る。
また比較例3は、吸水・防汚加工として、よく知られる
加工であるが、本発明でいうような制電,吸汗,防汚性
共にバランスのとれた耐久レベルになく、特に制電性の
洗濯〜熱処理の繰り返しには耐えない。
一方、実施例2は、アルカリ処理を施した共重合ポリエ
ステルに本発明の加工を行なったものであるが、通常の
吸水・防汚加工として代表的な加工を行なった比較例4
がアルカリ処理を施すと、吸汗性などは耐久効果を示さ
なくなるのに対し、極めて耐久性はよいことが判るし、
アルカリ処理すると吸汗性及び防汚性などはアルカリ処
理を行なわない実施例1よりも、レベルが高くなってい
ることも判る。
また比較例2は、アルカリ処理を行なった通常のポリエ
ステル繊維に本発明でいうポリエポキシド化合物とポリ
オキシアルキレン単位を有するジアミンで加工したもの
である。アルカリ処理しているためと思われるが、未ア
ルカリ処理の比較例1に比較し、防汚性にいくらか、向
上効果が見られるが、制電性,吸汗性共洗濯〜熱処理に
は、耐えない。
[発明の効果] 本発明により、改質されたポリエステル繊維は、洗濯及
びアイロンやプレスなどの熱処理を繰り返しても、優れ
た制電性,吸汗性及び防汚性を維持しうるので、洗濯,
熱処理が頻繁に行なわれ、且つ制電性,吸汗性及び防汚
性が必要な用途にとって、好適な素材となる。
近年、各種職場で着用される制服あるいはユニフォーム
などと呼ばれる職場衣,向上作業等で着用される作業
衣,医療関連あるいは食品関連等の職場で着用される白
衣などの衣料あるいは病院,ホテル等で使用されるシー
ツ地,布団カバー地あるいは浴衣などの寝具・寝袋等、
更にはレストラン,各種宴会・集会場等で使用されるテ
ーブルクロスなどは、リネン類と言われ、これらを使用
する所にレンタルされる場合が多く、このウエイトは年
々、高まりつつある。これらの商品分野は、リネンサプ
ライ分野とも称される。この分野において、商品に要求
されることは、商品を使用する側からすれば、清潔であ
ることと快適に使用あるいは着用できるということであ
り、一方商品をレンタルする側からすれば、使用後の商
品の汚れが落とし易く、洗濯中に汚れが再付着せず洗
濯,アイロン,プレス等を繰り返しても、商品が劣化せ
ず、かつまた快適性を保つことである。快適性の内容は
用途や使用場所によって変わるが、着用中にかいた汗を
吸い取る(吸汗性)とか静電気を発生しない(制電性)
ということが代表的なものである。従って、これらのリ
ネンサプライ分野の商品には、汚れが落とし易く、洗濯
中に汚れが再付着しない即ち防汚性があり、吸汗性,制
電請を合せ持ち、且つこれらの性能が洗濯を繰り返して
も、洗濯の後アイロンやプレスなどの熱処理を繰り返し
ても、初期の性能を保つものが望ましい。
本発明にて改質したポリエステルは、防汚性,吸汗性及
び制電性をもち且つ、耐洗濯性及び耐熱性に優れるの
で、リネンサプライ分野の商品に好適である。
更に、必要に応じて、綿,羊毛等の天然繊維、レーヨ
ン,アセテート等の再生繊維及び本発明に言う以外の合
成繊維と混紡,交織,交編してもかまわない。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エチレンテレフタレートを主たる構成単位
    とするポリエステルの末端の少なくとも一部に一般式
    [1] R1O(R2O …[1] (式中、R1は活性水素を有しない一価の有機基、R2はア
    ルキレン基,nは20〜140の整数である)で表わされるポ
    リアルキレングリコール成分を1〜8重量%共重合した
    ポリエステルよりなる繊維を、ポリエポキシド化合物を
    含む処理液で加熱浸漬処理したのち、該ポリエステル繊
    維をポリオキシアルキレン(アルキレン基の炭素数は2
    〜4)単位を有するジアミンを含む処理液に含浸し、次
    いで熱処理を施すことを特徴とするポリエステル繊維の
    改質方法。
  2. 【請求項2】ポリエポキシド化合物を含む処理液で加熱
    浸漬処理する前にアルカリ性の液中で処理することを特
    徴とする請求項1記載のポリエステル繊維の改質方法。
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