JPH077261U - 透過原稿用画像読取装置 - Google Patents
透過原稿用画像読取装置Info
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 小型の補正用基準板を用いつつも、精度よく
シェーディング補正を行うことのできる透過原稿用画像
読取装置を提供することを目的とする。 【構成】 補正用基準板18の上部には、スリット板2
2が置かれる。スリット板22の中央部には、スリット
24が設けられている。本来受光されるべき光は、スリ
ット24によって遮られず、光電変換素子に受光され
る。一方、余分な光は、スリット板22によって遮ら
れ、光電変換素子に到達しない。したがって、精度よく
シェーディング補正用の補正データを得ることができ
る。
シェーディング補正を行うことのできる透過原稿用画像
読取装置を提供することを目的とする。 【構成】 補正用基準板18の上部には、スリット板2
2が置かれる。スリット板22の中央部には、スリット
24が設けられている。本来受光されるべき光は、スリ
ット24によって遮られず、光電変換素子に受光され
る。一方、余分な光は、スリット板22によって遮ら
れ、光電変換素子に到達しない。したがって、精度よく
シェーディング補正用の補正データを得ることができ
る。
Description
【0001】
この考案は透過原稿用画像読取装置に関するものであり、特にその光電変換素 子の出力補正に用いる補正用基準板に関するものである。
【0002】
図5に、一般的な画像読取装置の概略構成図を示す。原稿台2の上に、原稿4 を保持した原稿カバー6が置かれる。原稿台2の原稿が載置される部分および原 稿カバー6は、透明部材により形成されている。原稿4の上部からは、光源26 によって光が照射される。原稿4を透過した光は、反射鏡8およびレンズ14を 介して、列状に配置されたCCD16に与えられる。CCD16は、この光を電 気信号に変換する。これにより、読取位置αにある原稿4の画像(1走査線分) に対応する電気信号が得られる。
【0003】 1走査線分の読み取りを終えると、モータ38によって原稿台2を矢印Aの方 向に移動し、同様にして次の1走査線分を読み取る。これを繰り返し、原稿4全 体の読み取りを行う。なお、原稿4の読み取りに関しては、原稿台2を一定の低 速で移動させながら、全体の読み取りを行う方式もある。
【0004】 ところで、CCD16によって読み取られた画像信号は、CCD16の各受光 素子の感度バラツキや、暗電流変動、光学系や照明系による照明ムラの影響を受 けている。そこで、これらの影響を排除するために、CCD16の各受光素子の 出力補正(一般にシェーディング補正と呼ばれる)が行われている。
【0005】 このシェーディング補正は、以下のようにして行われる。モータ38により原 稿台2を移動し、原稿台2の端部に設けられた補正用基準板10が読取位置αに くるようにする。補正用基準板10は、原稿カバー6と同等の透過特性を示す透 明平板である。この状態において、光源26から光を照射した時に得られたCC D16の各受光素子の出力と、光を照射しない時に得られた出力に基づいて、全 受光素子の出力が一様となるように、各受光素子ごとの補正データが演算される 。演算された補正データは、メモリに記憶される。
【0006】 次に、画像を読み取る時には、この補正データをメモリから読み出し、各受光 素子ごとに出力データを補正し、シェーディング補正を行う。このようにして、 各受光素子間の出力ムラが補正され、原稿4のより忠実な読み取りが実現される 。
【0007】
しかしながら、上記のような従来の技術においては、次のような問題点があっ た。図6において、シェーディング補正に用いる補正用基準板10の幅Wは、原 稿台2の小型化という観点から、小さい方が好ましい。補正用基準板10の幅W を小さくした場合の光線の様子を、図6に示す。なお、図においては、説明の簡 略化のため、反射鏡8を省略している。
【0008】 本来必要な光束は、斜線部Dで示す部分であり、補正用基準板10の有効透過 領域を透過する。しかしながら、補正用基準板10の幅Wが小さいため、光源2 6からの光が光線Bは、補正用基準板10の側端部10aにおいて反射する。こ のため、レンズ14に入射した光線Cは、CCD16に受光されることとなる。 すなわち、本来受光されてはならない光が受光されるので、正しいシェーディン グ補正用のデータが得られなくなる。以上のように、補正用基準板10の幅Wを 余り小さくすることはできず、原稿台2の小型化を阻害していた。
【0009】 この考案は、上記のような問題点を解決して、小型でありながら、正確なシェ ーディング補正を行うことのできる補正用基準板を有する透過原稿用画像読取装 置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】 請求項1の透過原稿用画像読取装置は、補正用基準板に、有効透過領域を確保 しつつ光マスク手段を設けたことを特徴としている。
【0011】 請求項2の透過原稿用画像読取装置は、補正用基準板の光源側に設けられたス リット板を光マスク手段としたことを特徴としている。
【0012】 請求項3の透過原稿用像読取装置は、補正用基準板の光源側に、光を透過しな いインクによって印刷を行うことによって光マスク手段を構成したことを特徴と している。
【0013】
請求項1の透過原稿用画像読取装置においては、補正用基準板に、有効透過領 域を確保しつつ光マスク手段を設けている。したがって、光マスク手段により、 光源から出て、補正用基準板の側端部に向かう光が、光電変換素子に到達するの を防止することができる。すなわち、補正用基準板の幅を小さくしても、余分な 光が光電変換素子に入射しない。
【0014】 請求光2の透過原稿用画像読取装置においては、光マスク手段としてスリット 板を用いている。したがって、光マスク手段の取り外しが容易である。
【0015】 請求光3の透過原稿用画像読取装置においては、補正用基準板に対し、光を透 過しないインクによって印刷を行うことで光マスク手段としている。したがって 、光マスク手段と補正用基準板の位置ずれを生じるおそれがない。
【0016】
図2に、この考案の一実施例による透過原稿用画像読取装置の概略構成図を示 す。原稿台2の上に、原稿4を保持した原稿カバー6が置かれる。原稿台2の原 稿が載置される部分および原稿カバー6は、透明に形成されている。原稿4の上 部からは、光源26によって光が照射される。原稿4を透過した光は、反射鏡8 およびレンズ14を介して、複数の受光素子が列状に配置された光電変換素子で あるCCD16に与えられる。CCD16は、この光を電気信号に変換する。こ れにより、主走査方向に対して平行に設定された読取位置αにある原稿4の画像 (1走査線分)に対応する電気信号が得られる。読取位置αは、CCD16の受 光面に対して共役な位置である。
【0017】 1走査線分の読み取りを終えると、モータ38によって原稿台2を矢印Aの方 向(副走査方向)に移動し、同様にして次の1走査線分を読み取る。これを繰り 返し、原稿4全体の読み取りを行う。
【0018】 原稿台2の端部には、シェーディング補正のための補正用基準板18が設けら れている。補正用基準板18の詳細を、図1に示す。補正用基準板18は、原稿 カバー6と同等の透過特性を示す透明平板である。周囲にはピン20が固定され ており、ピン20の上部は補正用基準板18から突出している。このピン20に よって位置決めされて、光マスク手段であるスリット板22が、補正用基準板1 8の上面に置かれる。スリット板22の中央部には、有効透過領域に対応するス リット24が設けられている。
【0019】 この補正用基準板18を用いて、シェーディング補正のための補正データを得 る場合について、図3を用いて説明する。なお、図においては、説明の簡略化の ため、反射鏡8を省略している。
【0020】 本来必要な光束は、斜線部Dで示す部分である。スリット24の幅は、この光 束を遮らないような大きさとしているので、本来受光されるべき光は、すべてC CD16に受光される。一方、光源26から出て補正用基準板18の端部18a に向かう光線Bは、スリット板22に遮られて、補正用基準板18に入射しない 。したがって、従来のように、光線Bが、端部18aにおいて反射し、CCD1 6に入射するおそれがない。すなわち、シェーディング補正のための補正データ を正確に得ることができる。また、上記のように端部18aでの反射を生じない ことから、補正用基準板18の幅Wを小さくすることができる。
【0021】 なお、スリット板22の色は、光を吸収する黒が好ましく、光沢があるよりは 「つや消し」の方が好ましい。これは、不要な反射を避けて、余分な光のCCD 16への回り込みを防ぐためである。
【0022】 ところで、スリット板22のスリット24の幅は、光源26からの光が端部1 8aに到達する程度よりも小さく、本来受光されるべき光(斜線部D)が遮られ る程度(有効透過領域)よりは大きいものが好ましい。なお、本来受光されるべ き光が遮られていないか否かは、次のようにして判定するとよい。
【0023】 モータ38を駆動させて原稿台2を移動させ、原稿カバー6を読取位置αにも ってくる(すなわち、図2の状態にする)。この時、原稿カバー6には原稿4が 無い状態にしておく。この状態においてCCD16の各受光素子に受光された光 量を記憶しておく。
【0024】 次に、モータ38を駆動させて原稿台2を移動させ、補正用基準板18を読取 位置αにもってくる。この時、読取位置αとスリット24の中心が一致するよう にする。この状態で、CCD16の各受光素子に受光された光量を記憶する。先 に記憶した光量と、新たに記憶した光量とが同じであれば、スリット24によっ て本来受光されるべき光が遮られていないと判定できる。なお、両光量が異なる 場合には、スリット24によって光が遮られているので、スリット24の幅を広 くする必要がある。この実施例においては、スリット24の幅を数ミリ程度とし た。
【0025】 なお、図1の実施例においては、4本のピン20によってスリット板22を保 持しているが、スリット板22の両端部22aを板バネ等によって押さえて固定 してもよい。
【0026】 また、図4に示すように、補正用基準板18の上面に、スリット部分32を残 して光不透過性のインク30により印刷を施し、光マスク手段としてもよい。な お、インクの色としては、スリット板22と同様、光を吸収する黒が好ましく、 光沢があるよりは「つや消し」の方が好ましい。
【0027】 図4のように、補正用基準板18の上面に直接印刷を施せば、使用中にスリッ ト32が移動し、正確なシェーディング補正データが得られなくなる事が防止で きる。
【0028】
請求項1の透過原稿用画像読取装置においては、補正用基準板に、有効透過領 域を確保しつつ光マスク手段を設けている。したがって、補正用基準板の幅を小 さくした場合であっても、光マスク手段により、本来必要でない光が光電変換素 子に受光されるのを防止することができる。
【0029】 請求光2の透過原稿用画像読取装置においては、光マスク手段としてスリット 板を用いている。したがって、光マスク手段の取り外しが容易である。
【0030】 請求光3の透過原稿用画像読取装置においては、補正用基準板に対し、光を透 過しないインクによって印刷を行うことで光マスク手段としている。したがって 、光マスク手段と補正用基準板の位置ずれを生じるおそれがない。
【0031】 すなわち、この考案によれば、小型の補正用基準板を用いつつも、精度よくシ ェーディング補正を行うことのできる透過原稿用画像読取装置を提供することが できる。
【図1】この考案の一実施例による透過原稿用画像読取
装置に用いた補正用基準板18およびスリット板22の
詳細を示す図である。
装置に用いた補正用基準板18およびスリット板22の
詳細を示す図である。
【図2】この考案の一実施例による透過原稿用画像読取
装置の概略を示す斜視図である。
装置の概略を示す斜視図である。
【図3】図2の装置において、シェーディング補正のた
めの補正データを得る時の読取状態を示す図である。
めの補正データを得る時の読取状態を示す図である。
【図4】他の実施例による透過原稿用画像読取装置に用
いた補正用基準板18の詳細を示す図である。
いた補正用基準板18の詳細を示す図である。
【図5】従来の透過原稿用画像読取装置の概略を示す斜
視図である。
視図である。
【図6】図5の装置において、シェーディング補正のた
めの補正データを得る時の読取状態を示す図である。
めの補正データを得る時の読取状態を示す図である。
18・・・補正用基準板 22,30・・・スリット板 24,32・・・スリット
Claims (3)
- 【請求項1】透過原稿を載置する原稿台、 主走査方向に対して平行に設定される読取位置に向けて
光を照射する光源、 光源から出て、原稿を透過した光を受光して電気信号に
変換する光電変換素子、 原稿台を副走査方向に移動させる駆動手段、 原稿台に設けられた透明な補正用基準板、 を備えるとともに、 原稿台を移動して補正用基準板を読取位置に置き、光源
から光を照射して得られた光電変換素子の出力と、光源
からの光の照射を停止して得られた光電変換素子の出力
とに基づいて、光電変換素子の出力補正を行う透過原稿
用画像読取装置において、 前記補正用基準板に、有効透過領域を確保しつつ光マス
ク手段を設けたことを特徴とする透過原稿用画像読取装
置。 - 【請求項2】請求項1の透過原稿用画像読取装置におい
て、 前記光マスク手段が、補正用基準板の光源側に設けられ
たスリット板であることを特徴とするもの。 - 【請求項3】請求項1の透過原稿用画像読取装置におい
て、 補正用基準板の光源側に、光を透過しないインクによっ
て印刷を行うことによって前記光マスク手段を構成した
ことを特徴とするもの。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3995892U JPH077261U (ja) | 1992-06-11 | 1992-06-11 | 透過原稿用画像読取装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3995892U JPH077261U (ja) | 1992-06-11 | 1992-06-11 | 透過原稿用画像読取装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH077261U true JPH077261U (ja) | 1995-01-31 |
Family
ID=12567471
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3995892U Pending JPH077261U (ja) | 1992-06-11 | 1992-06-11 | 透過原稿用画像読取装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH077261U (ja) |
-
1992
- 1992-06-11 JP JP3995892U patent/JPH077261U/ja active Pending
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