JPH0774211B2 - 置換1,3−ジオキサン誘導体およびその製法 - Google Patents
置換1,3−ジオキサン誘導体およびその製法Info
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- JPH0774211B2 JPH0774211B2 JP3050286A JP3050286A JPH0774211B2 JP H0774211 B2 JPH0774211 B2 JP H0774211B2 JP 3050286 A JP3050286 A JP 3050286A JP 3050286 A JP3050286 A JP 3050286A JP H0774211 B2 JPH0774211 B2 JP H0774211B2
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Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、種々の機能材料用合成中間体、医薬中間体、
電子工業分野、一般化学工業で用いられる高性能溶剤と
して有用なエーテル結合を側鎖にもつ置換1,3−ジオキ
サン誘導体およびその製法に関する。
電子工業分野、一般化学工業で用いられる高性能溶剤と
して有用なエーテル結合を側鎖にもつ置換1,3−ジオキ
サン誘導体およびその製法に関する。
従来技術および発明が解決しようとする問題点 近年、ヘテロサイクリック化合物、とりわけ一分子内に
環状エーテル構造と側鎖にメチレン基を介してエーテル
結合を有する化合物が、種々の用途、例えば導電性を必
要とする機能材料として、また表示素子として電子工業
分野や医薬中間体として医薬工業分野において嘱望され
ている。
環状エーテル構造と側鎖にメチレン基を介してエーテル
結合を有する化合物が、種々の用途、例えば導電性を必
要とする機能材料として、また表示素子として電子工業
分野や医薬中間体として医薬工業分野において嘱望され
ている。
問題点を解決するための手段 本発明はこのような要請に応えてなされたものであっ
て、その要旨は、一般式[I]: (式中、R1はC2〜C6のペルフルオロアルケニル基、R2お
よびR3はそれぞれ独立して水素、メチルまたはエチル基
を示す]で示される置換1,3−ジオキサン誘導体および
その製造方法に存する。
て、その要旨は、一般式[I]: (式中、R1はC2〜C6のペルフルオロアルケニル基、R2お
よびR3はそれぞれ独立して水素、メチルまたはエチル基
を示す]で示される置換1,3−ジオキサン誘導体および
その製造方法に存する。
上記一般式[I]で表される置換1,3−ジオキサン誘導
体は、式[II]: で示されるトリメチロールプロパンとアルデヒド、また
はケトンと脱水反応によって得られる5−アルキル−5
−ヒドロキシメチル−1,3−ジオキサン誘導体を原料と
し、これにC2〜C6のペルフルオロオレフィンを反応させ
ることによって容易に製造することが出来る(以下の反
応式参照)。
体は、式[II]: で示されるトリメチロールプロパンとアルデヒド、また
はケトンと脱水反応によって得られる5−アルキル−5
−ヒドロキシメチル−1,3−ジオキサン誘導体を原料と
し、これにC2〜C6のペルフルオロオレフィンを反応させ
ることによって容易に製造することが出来る(以下の反
応式参照)。
原料は、トリメチロールプロパンであり、アルデヒドと
して、ホルムアルデヒド、アセトアルデヒド、プロピオ
ンアルデヒド、ケトンとしてアセトン、メチルエチルケ
トンまたはジエチルケトン等を用いる。
して、ホルムアルデヒド、アセトアルデヒド、プロピオ
ンアルデヒド、ケトンとしてアセトン、メチルエチルケ
トンまたはジエチルケトン等を用いる。
更に長鎖のアルデヒドを用いてもよいが、分子を大きく
することは本発明化合物の機能上得策ではない。
することは本発明化合物の機能上得策ではない。
ペルフルオロアルケニル基を有するエーテルを合成する
ときはC2〜C6のペルフルオロオレフィンが用いられる
が、中でも側鎖のあるものが好ましい。ペルフルオロオ
レフィンと反応させる場合は、トリエチルアミン、トリ
エチレンジアミン等の第3級アミンやフッ化カリウム等
のアルカリ触媒を用いDMF、THF、アセトニトリル、ジエ
チルエーテル等の溶媒中で低温下に直接反応させること
が出来る。
ときはC2〜C6のペルフルオロオレフィンが用いられる
が、中でも側鎖のあるものが好ましい。ペルフルオロオ
レフィンと反応させる場合は、トリエチルアミン、トリ
エチレンジアミン等の第3級アミンやフッ化カリウム等
のアルカリ触媒を用いDMF、THF、アセトニトリル、ジエ
チルエーテル等の溶媒中で低温下に直接反応させること
が出来る。
ペルフルオロオレフィンとしては、ペルフルオロ−2−
メチル−2−ペンテンが最も好ましく、このものは、特
公昭57-2697号公報記載の方法により容易に得られる。
メチル−2−ペンテンが最も好ましく、このものは、特
公昭57-2697号公報記載の方法により容易に得られる。
以下、本発明を実施例によって説明する。
実施例1 2,5−ジエチル−5−ヒドロキシメチル−1,3−ジオキサ
ンの合成: トリメチロールプロパン1.0モル(134g)とプロピオン
アルデヒド1.1モル(64g)を、p−トルエンスルフォン
酸0.2gを触媒とし、ベンゼン300mlを溶媒としてディー
ンスタークの蒸溜器を付した撹拌機付フラスコに仕込
み、加熱還流しつつ生成する水を共沸により系外に除き
ながら2時間撹拌した。反応混合物に無水炭酸カリウム
を加え中和し、乾燥後塩を別した後、液からベンゼ
ンを溜去し、つづいて減圧蒸溜すると77〜79℃/0.2mmHg
の溜分162g(収率93%)を得た。
ンの合成: トリメチロールプロパン1.0モル(134g)とプロピオン
アルデヒド1.1モル(64g)を、p−トルエンスルフォン
酸0.2gを触媒とし、ベンゼン300mlを溶媒としてディー
ンスタークの蒸溜器を付した撹拌機付フラスコに仕込
み、加熱還流しつつ生成する水を共沸により系外に除き
ながら2時間撹拌した。反応混合物に無水炭酸カリウム
を加え中和し、乾燥後塩を別した後、液からベンゼ
ンを溜去し、つづいて減圧蒸溜すると77〜79℃/0.2mmHg
の溜分162g(収率93%)を得た。
2,5−ジエチル−5−(ペルフルオロヘキセニル)−オ
キシメチル−1,3−ジオキサンの合成: 上記方法で得られた2,5−ジエチル−5−ヒドロキシメ
チル−1,3−ジオキサン0.5モル(87g)をアセトニトリ
ル300mlを溶媒として、1の冷却器、撹拌機付四つ口
フラスコに採取し、トリエチルアミン0.5モル(51g)を
加え、室温以下25℃を越えないように注意しながら冷却
下ペルフルオロ−2−メチル−2−ペンテン0.5モル(1
50g)を徐々に滴下し、滴下完了後2時間撹拌を続け反
応を完結させ、反応液をエーテル抽出し重炭酸ナトリウ
ム水溶液で処理した。充分水洗し、無水硫酸マグネシウ
ムで乾燥後、過し溶剤を溜去した後減圧蒸溜し70℃/
0.7mmHgの溜分189g(収率83%)を得た。生成物の物理
特性を表−1に示す。
キシメチル−1,3−ジオキサンの合成: 上記方法で得られた2,5−ジエチル−5−ヒドロキシメ
チル−1,3−ジオキサン0.5モル(87g)をアセトニトリ
ル300mlを溶媒として、1の冷却器、撹拌機付四つ口
フラスコに採取し、トリエチルアミン0.5モル(51g)を
加え、室温以下25℃を越えないように注意しながら冷却
下ペルフルオロ−2−メチル−2−ペンテン0.5モル(1
50g)を徐々に滴下し、滴下完了後2時間撹拌を続け反
応を完結させ、反応液をエーテル抽出し重炭酸ナトリウ
ム水溶液で処理した。充分水洗し、無水硫酸マグネシウ
ムで乾燥後、過し溶剤を溜去した後減圧蒸溜し70℃/
0.7mmHgの溜分189g(収率83%)を得た。生成物の物理
特性を表−1に示す。
生成物はガスクロマトグラムから99.5%以上の単品であ
ることを確認し、赤外線吸収スペクトルからOHの特性吸
収が完全に消失していることを確認して元素分析を行な
った。その結果は次のとおりであった。
ることを確認し、赤外線吸収スペクトルからOHの特性吸
収が完全に消失していることを確認して元素分析を行な
った。その結果は次のとおりであった。
元素分析:C15H17O3F11として(計算値) C:39.43%(39.41%) H:3.68%(3.76%) F:45.84%(45.80%) 実施例2 2,2−ジメチル−5−エチル−5−ヒドロキシメチル−
1,3−ジオキサンの合成: トリメチロールプロパン1.0モル(134g)とアセトン2
モル(116g)を、p−トルエンスルフォン酸0.5gを触媒
とし、ベンゼン300mlを溶媒としてディーンスタークの
蒸留器を付した撹拌機付フラスコに仕込み、加熱還流し
つつ生成する水を共沸により系外に除きながら3時間撹
拌した。反応混合物に無水炭酸カリウムを加えて中和
し、乾燥後塩を濾別した後、濾液からベンゼンを溜去
し、つづいて減圧蒸溜し、78〜80℃/0.2mmHgの溜分153g
(収率88%)を得た。
1,3−ジオキサンの合成: トリメチロールプロパン1.0モル(134g)とアセトン2
モル(116g)を、p−トルエンスルフォン酸0.5gを触媒
とし、ベンゼン300mlを溶媒としてディーンスタークの
蒸留器を付した撹拌機付フラスコに仕込み、加熱還流し
つつ生成する水を共沸により系外に除きながら3時間撹
拌した。反応混合物に無水炭酸カリウムを加えて中和
し、乾燥後塩を濾別した後、濾液からベンゼンを溜去
し、つづいて減圧蒸溜し、78〜80℃/0.2mmHgの溜分153g
(収率88%)を得た。
2,2−ジメチル−5−エチル−5−(ペルフルオロヘキ
セニル)−オキシメチル−1,3−ジオキサンの合成: 上記方法で得られた2,2−ジメチル−5−エチル−5−
ヒドロキシメチル−1,3−ジオキサン0.50モル(87g)と
ペルフルオロ−2−メチル−2−ペンテン0.5モル(150
g)を実施例3と同様の方法で反応させた後、精製し、7
6℃/5mmHgの溜分196g(収率86%)を得た。生成物の物
理特性を表−1に示す。
セニル)−オキシメチル−1,3−ジオキサンの合成: 上記方法で得られた2,2−ジメチル−5−エチル−5−
ヒドロキシメチル−1,3−ジオキサン0.50モル(87g)と
ペルフルオロ−2−メチル−2−ペンテン0.5モル(150
g)を実施例3と同様の方法で反応させた後、精製し、7
6℃/5mmHgの溜分196g(収率86%)を得た。生成物の物
理特性を表−1に示す。
生成物はガスクロマトグラムから99.5%以上の単品であ
ることを確認し、赤外線吸収スペクトルからOHの特性吸
収が完全に消失していることを確認して元素分析を行な
った。その結果は次のとおりであった。
ることを確認し、赤外線吸収スペクトルからOHの特性吸
収が完全に消失していることを確認して元素分析を行な
った。その結果は次のとおりであった。
元素分析:C15H17O3F11として(計算値) C:39.41%(39.49%) H:3.73%(3.76%) F:45.76%(45.80%) 発明の効果 本発明による化合物は、種々の機能を与えるヘテロサイ
クリックな構造を分子内に有し、いずれも水に不溶性の
安定な化合物である。しかも広い温度範囲で溶剤として
利用し得る。分子自体には特に極性がないにもかかわら
ず、1,3−ジオキサン環が6員環であるために側鎖のメ
チレン基を介してのエーテル結合と、配位センターを形
成しやすい構造であり、三つの酸素のローンペアを利用
することによって陽イオン補促能力のある特徴ある性質
が種々の機能材料として利用し得るものである。
クリックな構造を分子内に有し、いずれも水に不溶性の
安定な化合物である。しかも広い温度範囲で溶剤として
利用し得る。分子自体には特に極性がないにもかかわら
ず、1,3−ジオキサン環が6員環であるために側鎖のメ
チレン基を介してのエーテル結合と、配位センターを形
成しやすい構造であり、三つの酸素のローンペアを利用
することによって陽イオン補促能力のある特徴ある性質
が種々の機能材料として利用し得るものである。
Claims (4)
- 【請求項1】一般式[I] [式中、R1はC2〜C6のペルフルオロアルケニル基、R2お
よびR3はそれぞれ独立して水素、メチルまたはエチル基
を示す]で示される置換1,3−ジオキサン誘導体。 - 【請求項2】2,5−ジエチル−5−(ペルフルオロヘキ
セニル)−オキシメチル−1,3−ジオキサンである第1
項記載の誘導体。 - 【請求項3】2,2−ジメチル−5−エチル−5−(ペル
フルオロヘキセニル)−オキシメチル−1,3−ジオキサ
ンである第1項記載の誘導体。 - 【請求項4】トリメチロールプロパンの二つのメチルロ
ール基をアルデヒドまたはケトンにより脱水反応させて
環状アセタールとし残存するメチロール基をペルフルオ
ロアルケニルエーテル化することを特徴とする、 一般式[I]: [式中、R1はC2〜C6のペルフルオロアルケニル基、R2お
よびR3はそれぞれ独立して水素、メチルまたはエチル基
を示す]で示される置換1,3−ジオキサン誘導体の製造
法。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10648085 | 1985-05-18 | ||
| JP60-106480 | 1985-05-18 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6253984A JPS6253984A (ja) | 1987-03-09 |
| JPH0774211B2 true JPH0774211B2 (ja) | 1995-08-09 |
Family
ID=14434650
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3050286A Expired - Fee Related JPH0774211B2 (ja) | 1985-05-18 | 1986-02-13 | 置換1,3−ジオキサン誘導体およびその製法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0774211B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4895683B2 (ja) * | 2006-04-28 | 2012-03-14 | 日本カーバイド工業株式会社 | ビニルエーテル誘導体ポリマー並びにその製造方法及び用途 |
-
1986
- 1986-02-13 JP JP3050286A patent/JPH0774211B2/ja not_active Expired - Fee Related
Non-Patent Citations (1)
| Title |
|---|
| Chem.Ab.(1972)第77巻要約番号139917 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6253984A (ja) | 1987-03-09 |
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