JPH08176134A - フタリド誘導体の新規な合成方法 - Google Patents

フタリド誘導体の新規な合成方法

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JPH08176134A
JPH08176134A JP6337009A JP33700994A JPH08176134A JP H08176134 A JPH08176134 A JP H08176134A JP 6337009 A JP6337009 A JP 6337009A JP 33700994 A JP33700994 A JP 33700994A JP H08176134 A JPH08176134 A JP H08176134A
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JP
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silver
reaction
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ethyl acetate
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JP6337009A
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English (en)
Inventor
Yoshimitsu Ogawa
義光 小川
Takeshi Wakamatsu
武 若松
Masao Maruno
政雄 丸野
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Tsumura and Co
Original Assignee
Tsumura and Co
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Publication date
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Publication of JPH08176134A publication Critical patent/JPH08176134A/ja
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/50Improvements relating to the production of bulk chemicals
    • Y02P20/52Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts

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  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、フタリド誘導体を高選択的かつ高
収率に合成することが可能な新規合成方法を提供するこ
とを目的とする。 【構成】 本発明は、アセチレンカルボン酸に1種又は
2種以上の銀塩及び/又は銀を混合して反応させること
を特徴とするフタリド誘導体の合成方法である。

Description

【発明の詳細な説明】
【00】
【産業上の利用分野】本発明は、フタリド誘導体を高選
択的かつ高収率に合成することが可能な新規合成方法に
関する。
【00】
【従来の技術および課題】下記一般式(3) [式中、R2及びR3は、各々独立して水素原子又は置換
若しくは非置換のアルキル基、あるいは一緒になって置
換又は非置換の下記式(2)で表される環 (式中、破線は環を形成する結合であり、各々飽和又は
不飽和結合を示す)を示し、R1は置換若しくは非置換
のアルキル基を示す。]で表されるフタリド誘導体(以
下、単にフタリド誘導体と略す)は、プロスタグランジ
ンF2α阻害作用、血液粘度低下作用、細胞増殖抑制作
用等を有し、医薬品に有用な薬物であることが報告され
ている。(特許公開昭和63年第83081号公報・特
許公開平成4年第77480号公報・特許公開平成4年
第208278号公報・特許公開平成5年第33106
0号公報等)
【00】一方、フタリド誘導体の合成法としては、下記
一般式(1) [式中、R1、R2及びR3は、前記定義と同じ]で表さ
れるアセチレンカルボン酸(以下、単にアセチレンカル
ボン酸と略す)を環化反応させて得られることが知られ
るが、その副生成物として下記一般式(4) [式中、R1、R2及びR3は、前記定義と同じ]で表さ
れる化合物を生じる。
【00】副生成物の生じる度合いは、その反応試薬や反
応条件により異なるが、例えば、ベンゼン環が縮合した
アセチレンカルボン酸を出発物質にヨウ化銅(Cu
I)、硫酸水銀(HgSO4)又は硫酸を反応試薬とし
て用いた場合、主生成物としてイソクマリン誘導体を得
る。又、ベンゼン環が縮合していないアセチレンカルボ
ン酸を出発物質に、硝酸銀(AgNO3)又は酸化水銀
(HgO)を反応試薬として用いた場合、主生成物とし
てペンテノリドを得るか、あるいはブテノリドとフタリ
ド誘導体が1:1に近い混合物で得られる。故に、従来
の合成法に従いフタリド誘導体を合成すると、その収率
は非常に低いものであった。
【00】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、フタリド誘
導体を高選択的かつ高収率に合成することが可能な新規
合成方法を提供することを目的とする。
【00】
【課題を解決するための手段】本発明らは、上記の如き
従来法の欠点に鑑み、鋭意研究を重ねた結果、アセチレ
ンカルボン酸に銀塩又は銀を混合して反応させることよ
り、フタリド誘導体を高選択的かつ高収率に合成するこ
とが可能であることを見い出し、本発明を完成するに至
った。
【00】即ち、本発明はアセチレンカルボン酸に1種又
は2種以上の銀塩及び/又は銀を混合して反応させるこ
とよりフタリド誘導体を合成する方法である。
【00】本発明の方法は、上述の通りアセチレンカルボ
ン酸に1種又は2種以上の銀塩及び/又は銀を混合して
反応させることよりフタリド誘導体を合成する方法に他
ならないが、その方法の詳細について以下に述べる。
【00】本発明の方法では、1種又は2種以上の銀塩及
び/又は銀を使用する。特に銀塩については、その使用
実績により、ヨウ化銀(AgI)、臭化銀(AgB
r)、塩化銀(AgCl)、炭酸銀(Ag2CO3)、過
ヨウ素酸銀(AgIO3)、硫酸銀(Ag2SO4)、ク
ロム酸銀(Ag2CrO4)、硫化銀(Ag2S)から選
ばれる1種又は2種以上の銀塩及び/又は銀を使用する
ことが好ましい。
【00】本発明の方法の条件は、アセチレンカルボン酸
を環化反応させることのできる条件なら適宜使用するこ
とができるが、以下にその条件について挙げる。
【00】反応に用いられる溶媒は、アセトン、アセトニ
トリル、酢酸エチル、テトラヒドロフラン、ベンゼン、
ジオキサン、塩化メチレン、メタノール等の溶媒を使用
することができるが、無水非プロトン性極性溶媒(ジメ
チルホルムアミド又はジメチルスルホキシド等)を使用
することが好ましい。
【00】反応温度は、−40°Cから100°Cまでの
範囲から適宜選択することができるが、0°Cから30
°Cであることが好ましい。
【00】又、必要に応じトリエチルアミン、ジイソプロ
ピルエチルアミン等の低級アルキルアミン類やピリジン
等の適当なアミン類を反応を促進する目的で加えること
ができる。
【00】次に、反応終了後、反応液を通常の精製工程に
より精製することにより、フタリド誘導体を得るが、例
えば反応液をセライト、ロ紙、グラスフィルター等によ
り濾過し、濾液に水を加え、有機溶媒(酢酸エチル,ク
ロロホルム、エーテル)で抽出、有機層を飽和食塩水で
洗浄、乾燥(MgSO4)、溶媒を減圧留去することが
挙げられ、更に、これを再結晶や減圧蒸留で精製する
か、あるいは必要に応じフラッシュカラムクロマトグラ
フィー(シリカゲル、アルミナ、セファデックス等)で
精製することができる。
【00】次に、本発明の実施例を示して、更に詳細な説
明をするが、本発明はこれにより何ら制限されるもので
はない。
【00】実施例1 (Z)−3−ブチリデンフタリドの
製造 25mlナス型フラスコに2−(1−ペンチニル)安息
香酸100mg、ヨウ化銀(AgI)、銀(Ag)、塩
化銀(AgCl)、臭化銀(AgBr)、炭酸銀(Ag
2CO3)又は硫酸銀(Ag2SO4)10%モル量を入れ
アルゴン置換した後、無水ジメチルホルムアミド1ml
を加え、室温で18時間激しく撹拌した。次に、反応液
をセライト濾過し、濾液に水を加え、酢酸エチル抽出、
酢酸エチル層を飽和食塩水で洗浄、乾燥(MgS
4)、溶媒を減圧留去して反応残渣を得た。これをフ
ラッシュカラムクロマトグラフィー(シリカゲル;溶出
液、クロロホルム−ベンゼン=1:4)で分離精製する
ことにより、下記の理化学的性質を有する(Z)−3−
ブチリデンフタリドを得た。以下に、各反応試薬に対す
る(Z)−3−ブチリデンフタリドの収率及びその副生
成物である3−プロピルイソクマリンとの生成比(反応
残渣のNMRの積分値を解析)の結果を示す。
【00】名称:(Z)−3−ブチリデンフタリド 分子式:C12122 分子量:188.22 性状:無色油状 赤外線吸収スペクトル ν KBr max cm-1
1777,1686. プロトン核磁気共鳴スペクトル(δ ppm in C
DCl3):0.99(3H,t,J=7.3Hz),
1.56(2H,tq,J=7.3,7.3Hz),
2.46(2H,dt,J=7.8,7.3Hz),
5.65(1H,t,J=7.8Hz),7.51(1
H,ddd,J=7.8,6.0,2.4Hz),7.
60−7.78(2H,m),7.89(1H,dd
d,J=7.8,1.0,1.0Hz). マススペクトル(EI−MS) m/z:188(M
+,22),159(100).
【00】名称:3−プロピルイソクマリン 分子式:C12122 分子量:188.22 性状:無色油状 赤外線吸収スペクトル ν KBr max cm-1
1730,1656. プロトン核磁気共鳴スペクトル(δ ppm in C
DCl3):1.00(3H,t,J=7.3Hz),
1.74(2H,tq,J=7.5,7.3Hz),
2.51(2H,t,J=7.5Hz),6.26(1
H,s),7.36(1H,ddd,J=7.6,1.
5,1.0Hz),7.44(1H,ddd,J=7.
6,7.6,1.5Hz),7.67(1H,ddd,
J=7.6,7.6,1.5Hz),8.25(1H,
ddd,J=7.6,1.5,1.0Hz). マススペクトル(EI−MS) m/z:188(M
+,74),83(100).
【00】実施例2 (Z)−3−シクロヘキシルメチリ
デンフタリドの製造 25mlナス型フラスコに2−(シクロヘキシルエチニ
ル)安息香酸100mg、ヨウ化銀(AgI)又は銀
(Ag)10%モル量を入れアルゴン置換した後、無水
ジメチルホルムアミド1mlを加え、室温で終夜撹拌し
た。反応液をセライト濾過し、濾液に水を加え、酢酸エ
チル抽出、酢酸エチル層を飽和食塩水で洗浄し、乾燥
(MgSO4)、溶媒を減圧留去して反応残渣を得た。
次に、反応残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィー
(シリカゲル;溶出液、ベンゼンーn−ヘキサン=1:
2)で分離精製することにより、下記の理化学的性質を
有する(Z)−3−シクロヘキシルメチリデンフタリド
を得た。以下に、各反応試薬に対する(Z)−3−シク
ロヘキシルメチリデンフタリドの収率及びその副生成物
である3−シクロヘキシルイソクマリンとの生成比(反
応残渣のNMRの積分値を解析)の結果を示す。
【00】名称:(Z)−3−シクロヘキシルメチリデン
フタリド 分子式:C15162 分子量:228.29 性状:無色針状晶 融点:85−87°C 赤外線吸収スペクトル ν KBr max cm-1
1770,1719,1680. プロトン核磁気共鳴スペクトル(δ ppm in C
DCl3):1.05−1.85(10H,m),2.
80(1H,m),5.50(1H,d,J=9.5H
z),7.50(1H,ddd,J=7.6,6.1,
2.0Hz),7.55−7.75(2H,m),7.
89(1H,ddd,J=7.6,1.0,1.0H
z). マススペクトル(EI−MS) m/z:228(M
+,16),147(100).
【00】名称:3−シクロヘキシルイソクマリン 分子式:C15162 分子量:230.30 性状:無色針状 融点:91−93°C 赤外線吸収スペクトル ν KBr max cm-1
1722,1647. プロトン核磁気共鳴スペクトル(δ ppm in C
DCl3):1.10−2.10(10H,m),2.
45(1H,m),6.23(1H,s),7.37
(1H,d,J=7.8Hz),7.44(1H,dd
d,J=7.8,7.8,1.2Hz),7.67(1
H,ddd,J=7.8,7.8,1.5Hz),8.
25(1H,d,J=7.8Hz). マススペクトル(EI−MS) m/z:228(M
+,100),172(23).
【00】実施例3 (Z)−3−(2,2−ジメチルプ
ロピリデン)フタリドの製造 25mlナス型フラスコに2−(3,3−ジメチル−1
−ブチニル)安息香酸100mg、ヨウ化銀(AgI)
又は銀(Ag)50%モル量を入れアルゴン置換し、無
水ジメチルホルムアミド1mlを加え、室温で18時間
激しく撹拌した。次に、反応液をセライト濾過し、濾液
に水を加え、酢酸エチル抽出、酢酸エチル層を飽和食塩
水で洗浄し、乾燥(MgSO4)、溶媒を減圧留去して
反応残渣を得た。これをn−ヘキサンから再結晶するこ
とにより、下記の理化学的性質を有する(Z)−3−
(2,2−ジメチルプロピリデン)フタリドを得た。以
下に、各反応試薬に対する(Z)−3−(2,2−ジメ
チルプロピリデン)フタリドの収率及びその副生成物で
ある3−(t−ブチル)イソクマリンとの生成比(反応
残渣のNMRの積分値を解析)の結果を示す。
【00】名称:(Z)−3−(2,2−ジメチルプロピ
リデン)フタリド 分子式:C13142 分子量:202.25 性状:無色プリズム晶 融点:88−90°C 赤外線吸収スペクトル ν KBr max cm-1
1782,1674. プロトン核磁気共鳴スペクトル(δ ppm in C
DCl3):1.32(9H,s),5.60(1H,
s),7.49(1H,ddd,J=7.6,6.3,
1.7Hz),7.61(1H,ddd,J=7.6,
1.7,1.0Hz),7.67(1H,ddd,J=
7.6,6.3,1.0Hz),7.88(1H,dd
d,J=7.6,1.0,1.0Hz). マススペクトル(EI−MS) m/z:202(M
+,15),187(100).
【00】名称:3−(t−ブチル)イソクマリン 分子式:C13142 分子量:202.25 性状:無色プリズム 融点:59−60°C 赤外線吸収スペクトル ν KBr max cm-1
1734,1646. プロトン核磁気共鳴スペクトル(δ ppm in C
DCl3):1.33(9H,s),6.31(1H,
s),7.39(1H,d,J=7.3Hz),7.4
9(1H,ddd,J=7.3,7.3,1.2H
z),7.67(1H,ddd,J=7.3,7.3,
1.2Hz),8.26(1H,ddd,J=7.3,
1.2,0.7Hz). マススペクトル(EI−MS) m/z:202(M
+,1),149(100).
【00】実施例4 (Z)−3−ヘプチリデンフタリド
の製造 25mlナス型フラスコに2−(1−オクチニル)安息
香酸100mg、ヨウ化銀(AgI)又は銀(Ag)1
0%モル量を入れアルゴン置換した後、無水ジメチルホ
ルムアミド1mlを加え、室温で18時間激しく撹拌し
た。次に、反応液をセライト濾過し、濾液に水を加え、
酢酸エチル抽出、酢酸エチル層を飽和食塩水で洗浄し、
乾燥(MgSO4)、溶媒を減圧留去して反応残渣を得
た。これをフラッシュカラムクロマトグラフィー(シリ
カゲル;溶出液、クロロホルムーベンゼン=1:1)で
分離精製することにより、下記の理化学的性質を有する
(Z)−3−ヘプチリデンフタリドを得た。以下に、各
反応試薬に対する(Z)−3−ヘプチリデンフタリドの
収率及びその副生成物である3−ヘキシルイソクマリン
との生成比(反応残渣のNMRの積分値を解析)の結果
を示す。
【00】名称:(Z)−3−ヘプチリデンフタリド 分子式:C15182 分子量:230.30 性状:無色油状 赤外線吸収スペクトル ν KBr max cm-1
1780,1686. プロトン核磁気共鳴スペクトル(δ ppm in C
DCl3):0.89(3H,t,J=6.4Hz),
1.20−1.60(8H,m),2.48(2H,d
t,J=7.8,7.3Hz),5.64(1H,t,
J=7.8Hz),7.50(1H,ddd,J=8.
3,6.1,2.0Hz),7.60−7.70(2
H,m),7.90(1H,ddd,J=7.6,1.
0,1.0Hz). マススペクトル(EI−MS) m/z:230(M
+,20),159(100).
【00】名称:3−ヘキシルイソクマリン 分子式:C15182 分子量:230.30 性状:無色油状 赤外線吸収スペクトル ν KBr max cm-1
1728,1656. プロトン核磁気共鳴スペクトル(δ ppm in C
DCl3):0.89(3H,t,J=6.6Hz),
1.15−1.45(6H,m),1.60−1.80
(2H,m),2.53(2H,t,J=7.3H
z),6.25(1H,s),7.35(1H,d,J
=8.1Hz),7.44(1H,ddd,J=8.
1,7.8,1.5Hz),7.67(1H,ddd,
J=7.8,7.3,1.5Hz),8.25(1H,
ddd,J=7.3,1.5,0.7Hz). マススペクトル(EI−MS) m/z:230(M
+,38),118(100).
【00】実施例5 (Z)−3−ベンジリデンフタリド
の製造 25mlナス型フラスコに2−(フェニルエチニル)安
息香酸100mg、ヨウ化銀(AgI)又は銀(Ag)
50%モル量を入れアルゴン置換し、無水ジメチルホル
ムアミド1mlを加え、室温で終夜撹拌した。次に、反
応液をセライト濾過し、濾液に水を加え、酢酸エチル抽
出、酢酸エチル層を飽和食塩水で洗浄し、乾燥(MgS
4)、溶媒を減圧留去して反応残渣を得た。これをn
−ヘキサンから再結晶することにより、下記の理化学的
性質を有する(Z)−3−ベンジリデンフタリドを得
た。以下に、各反応試薬に対する(Z)−3−ベンジリ
デンフタリドの収率及びその副生成物である3−フェニ
ルイソクマリンとの生成比(反応残渣のNMRの積分値
を解析)の結果を示す。
【00】名称:(Z)−3−ベンジリデンフタリド 分子式:C15102 分子量:222.24 性状:無色針状晶 融点:92−94°C 赤外線吸収スペクトル ν KBr max cm-1
1774,1656. プロトン核磁気共鳴スペクトル(δ ppm in C
DCl3):6.43(1H,s),7.32(1H,
dddd,J=7.4,7.4,1.0,1.0H
z),7.41(2H,ddd,J=7.4,1.0,
1.0Hz),7.55(1H,ddd,J=7.7,
7.2,1.0Hz),7.73(1H,ddd,J=
7.9,7.2,1.0Hz),7.78(1H,dd
d,J=7.9,1.0,1.0Hz),7.85(2
H,ddd,7.4,1.0,1.0Hz),7.95
(1H,ddd,J=7.7,1.0,1.0Hz). マススペクトル(EI−MS) m/z:222(M
+,100),165(59).
【00】実施例6 (Z)−3−ベンジリデン−4,5
−メチレンジオキシフタリドの製造 50ml3頚ナス型フラスコに3,4−メチレンジオキ
シ−2−(フェニルエチニル)安息香酸1.0g、ヨウ
化銀50%モル量、無水ジメチルホルムアミド10ml
を入れ窒素雰囲気下気終夜激しく撹拌した。次に、反応
液をセライト濾過し、濾液を飽和重曹水で1回、飽和食
塩水で2回洗浄、乾燥(Na2SO4)、溶媒を減圧留去
し白色固体を得た。これを酢酸エチルーn−ヘキサンか
ら再結晶することにより、下記の理化学的性質を有する
(Z)−3−ベンジリデン−4,5−メチレンジオキシ
フタリド(収率92%)を得た。尚、(Z)−3−ベン
ジリデン−4,5−メチレンジオキシフタリドとその副
生成物である3−フェニル−5,6−メチレンジオキシ
イソクマリンとの生成比は反応残渣のNMRの積分値か
ら100:0であった。
【00】名称:(Z)−3−ベンジリデン−4,5−メ
チレンジオキシフタリド 分子式:C16104 分子量:266.25 融点:169−171°C 性状:無色リンペン状晶 赤外線吸収スペクトル ν KBr max cm-1
1770,1646. プロトン核磁気共鳴スペクトル(δ ppm in C
DCl3):6.27(2H,s),6.37(1H,
s),6.99(1H,d,J=8.1Hz),7.3
0(3H,m),7.54(1H,d,J=8.1H
z),7.80(2H,m). マススペクトル(EI−MS) m/z:266(M
+,100),152(27).
【00】実施例7 (Z)−3−ブチリデン−5,6−
ジメトキシフタリドの製造 5L3頚ナス型フラスコに4,5−ジメトキシ−2−
(1−ペンチニル)安息香酸80g、ヨウ化銀(Ag
I)又は炭酸銀(Ag2CO3)10%モル量、無水ジメ
チルホルムアミド800mlを入れ窒素気流中終夜撹拌
した(高速回転のメカニカルスターラーを使用)。次
に、反応液をセライト濾過(酢酸エチルでよく洗う)、
濾液を飽和重曹水で1回、飽和食塩水で2回洗浄、乾燥
(Na2SO4)、溶媒を減圧留去し白色固体を得た。こ
れを酢酸エチルから再結晶した。さらにこの母液をフラ
ッシュカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、溶出
液;塩化メチレン)で分離精製することにより、下記の
理化学的性質を有する(Z)−3−ブチリデン−5,6
−ジメトキシフタリドを得た。以下に、各反応試薬に対
する(Z)−3−ブチリデン−5,6−ジメトキシフタ
リドの収率及びその副生成物である6,7−ジメトキシ
−3−プロピルイソクマリンとの生成比(反応残渣のN
MRの積分値を解析)の結果を示す。
【00】名称:(Z)−3−ブチリデン−5,6−ジメ
トキシフタリド 分子式:C14164 分子量:248.28 性状:無色プリズム晶 融点:129−130°C 赤外線吸収スペクトル ν KBr max cm-1
1752,1688. プロトン核磁気共鳴スペクトル(δ ppm in C
DCl3):0.99(3H,t,J=7.3Hz),
1.55(2H,tq,J=7.6,7.3Hz),
2.44(2H,dt,J=7.8,7.6Hz),
3.95(3H,s),4.00(3H,s),5.4
9(1H,t,J=7.8Hz),7.00(1H,
s),7.25(1H,s). マススペクトル(EI−MS) m/z:248(M
+,32),219(100).
【00】名称:6,7−ジメトキシ−3−プロピルイソ
クマリン 分子式:C14164 分子量:248.28 性状:無色針状晶 融点:139−140°C 赤外線吸収スペクトル ν KBr max cm-1
1702,1650. プロトン核磁気共鳴スペクトル(δ ppm in C
DCl3):0.99(3H,t,J=7.3Hz),
1.74(2H,tq,J=7.3,7.3Hz),
2.50(2H,t,J=7.3Hz),3.97(3
H,s),3.99(3H,s),6.19(1H,
s),6.74(1H,s),7.63(1H,s). マススペクトル(EI−MS) m/z:248(M
+,100),233(16),219(46).
【00】実施例8 (Z)−3−ブチリデン−4,5,
6,7−テトラヒドロフタリドの製造 25mlナス型フラスコに2−(1−ペンチニル)−1
−シクロヘキセンカルボン酸100mg、ヨウ化銀(A
gI)又は銀(Ag)10%モル量を入れアルゴン置換
した後、無水ジメチルホルムアミド1mlを加え、室温
で終夜撹拌した。次に、反応液をセライト濾過し、濾液
に水を加えた後、酢酸エチル抽出、酢酸エチル層を飽和
食塩水で洗浄し、乾燥(MgSO4)、溶媒を減圧留去
し反応残渣を得た。これをフラッシュカラムクロマトグ
ラフィー(シリカゲル;溶出液、酢酸エチルーヘキサン
=1:4)で分離精製することにより、下記の理化学的
性質を有する(Z)−3−ブチリデン−4,5,6,7
−テトラヒドロフタリドを得た。以下に、各反応試薬に
対する(Z)−3−ブチリデン−4,5,6,7−テト
ラヒドロフタリドの収率及びその副生成物である5,
6,7,8−テトラヒドロ−3−プロピルイソクマリン
との生成比(反応残渣のNMRの積分値を解析)の結果
を示す。
【00】名称:(Z)−3−ブチリデン−4,5,6,
7−テトラヒドロフタリド 分子式:C12162 分子量:192.26 性状:無色油状 赤外線吸収スペクトル ν KBr max cm-1
1770,1678,1640. プロトン核磁気共鳴スペクトル(δ ppm in C
DCl3):0.95(3H,t,J=7.3Hz),
1.48(2H,tq,J=7.3,7.3Hz),
1.60−1.85(4H,m),2.20−2.45
(6H,m),5.11(1H,t,J=7.9H
z). マススペクトル(EI−MS) m/z:192(M
+,36),163(100).
【00】実施例9 (Z)−3−ブチリデン−4,5−
ジヒドロフタリドの製造 25mlナス型フラスコに2−(1−ペンチニル)−
1,5−シクロヘキサジエン酸50mg、ヨウ化銀(A
gI)又は銀(Ag)10%モル量を入れアルゴン置換
した後、無水ジメチルホルムアミド0.5mlを加え、
室温で18時間撹拌した。次に、反応液をセライト濾過
し、濾液に水を加えた後、酢酸エチル抽出回、酢酸エチ
ル層を飽和食塩水で洗浄し、乾燥(MgSO4)、溶媒
を減圧留去し反応残渣を得た。これをフラッシュカラム
クロマトグラフィー(シリカゲル;溶出液、酢酸エチル
ーヘキサン=1:10)で分離精製することにより、下
記の理化学的性質を有する(Z)−3−ブチリデン−
4,5−ジヒドロフタリドを得た。以下に、各反応試薬
に対する(Z)−3−ブチリデン−4,5−ジヒドロフ
タリドの収率及びその副生成物である5,6−ジヒドロ
−3−プロピルイソクマリンとの生成比(反応残渣のN
MRの積分値を解析)の結果を示す。
【00】名称:(Z)−3−ブチリデン−4,5−ジヒ
ドロフタリド 分子式:C12142 分子量:190.24 性状:無色油状 赤外線吸収スペクトル ν KBr max cm-1
1766,1670,1634. プロトン核磁気共鳴スペクトル(δ ppm in C
DCl3):0.96(3H,t,J=7.3Hz),
1.51(2H,tq,J=7.3,7.3Hz),
2.38(2H,dt,J=7.9,7.3Hz),
2.40−2.70(4H,m),5.23(1H,
t,J=7.9Hz),6.00(1H,dt,J=
9.8,4.0Hz),6.29(1H,dt,J=
9.8,2.0Hz). マススペクトル(EI−MS) m/z:190(M
+,12),159(25),105(30),43
(100).
【00】実施例10 (Z)−3−ブチリデン−5−ヒ
ドロキシ−4,5,6,7−テトラヒドロフタリドの製
造 25mlナス型フラスコに5−ヒドロキシ−2−(1−
ペンチニル)−1−シクロヘキセン酸800mg、ヨウ
化銀(AgI)又は銀(Ag)10%モル量を入れアル
ゴン置換した後、無水ジメチルホルムアミド8mlを加
え、室温で終夜撹拌した。次に、反応液をセライト濾過
し、濾液に水を加えた後、酢酸エチル抽出回、酢酸エチ
ル層を飽和食塩水で洗浄し、乾燥(MgSO4)、溶媒
を減圧留去し反応残渣を得た。これをフラッシュカラム
クロマトグラフィー(シリカゲル;溶出液、酢酸エチル
ーヘキサン=1:1)で分離精製することにより、下記
の理化学的性質を有する(Z)−3−ブチリデン−5−
ヒドロキシ−4,5,6,7−テトラヒドロフタリドを
得た。以下に、各反応試薬に対する(Z)−3−ブチリ
デン−5−ヒドロキシ−4,5,6,7−テトラヒドロ
フタリドの収率及びその副生成物である7−ヒドロキシ
−3−プロピル−5,6,7,8−テトラヒドロイソク
マリンとの生成比(反応残渣のNMRの積分値を解析)
の結果を示す。
【00】名称:(Z)−3−ブチリデン−5−ヒドロキ
シ−4,5,6,7−テトラヒドロフタリドの製造 分子式:C12163 分子量:208.25 性状:無色油状 赤外線吸収スペクトル ν KBr max cm-1
3452,1752,1676,1640(C=C). プロトン核磁気共鳴スペクトル(δ ppm in C
DCl3):0.95(3H,t,J=7.3Hz),
1.49(2H,tq,J=7.3,7.3Hz),
1.62(1H,br),1.91(2H,td,J=
6.4,5.0Hz),2.25−2.75(4H,
m),2.34(2H,dt,J=7.8,7.3H
z),4.23(1H,tt,J=5.0,5.0H
z),5.16(1H,t,J=7.8Hz). マススペクトル(EI−MS) m/z:208(M
+,60),179(76),135(100).
【00】実施例11 (Z)−2,4−オクタジエン−
4−オリドの製造 25mlナス型フラスコに(Z)−2−オクテン−4−
イン酸100mg、ヨウ化銀(AgI)又は銀(Ag)
10%モル量を入れアルゴン置換した後、無水ジメチル
ホルムアミド1mlを加え、外温(100°C)で5時
間加熱撹拌した。次に、反応液をセライト濾過し、濾液
に水を加え、酢酸エチル抽出2回、酢酸エチル層を飽和
食塩水で1回洗浄し、乾燥(MgSO4)、溶媒を減圧
留去して反応残渣を得た。これをフラッシュカラムクロ
マトグラフィー(シリカゲル;溶出液、酢酸エチルーヘ
キサン=1:6)で分離精製し、第一溶出分画から下記
の理化学的性質を有する4−ブチリデンブテノリドを得
た。以下に、各反応試薬に対する(Z)−2,4−オク
タジエン−4−オリドの収率及びその副生成物である
2,4−オクタジエン−5−オリドとの生成比(反応残
渣のNMRの積分値を解析)の結果を示す。
【00】名称:(Z)−2,4−オクタジエン−4−オ
リド 分子式:C8102 分子量:138.16 性状:無色油状 赤外線吸収スペクトル ν KBr max cm-1
1776. プロトン核磁気共鳴スペクトル(δ ppm in C
DCl3):0.96(3H,t,J=7.3Hz),
1.52(2H,tq,J=7.3,7.3Hz),
2.39(2H,dt,J=8.1,7.3Hz),
5.31(1H,t,J=8.1Hz),6.15(1
H,d,J=5.4Hz),7.34(1H,d,J=
5.4). マススペクトル(EI−MS) m/z:138(M
+,4),99(18),71(86),43(10
0).
【00】名称:2,4−オクタジエン−5−オリド 分子式:C8102 分子量:138.16 性状:無色油状 赤外線吸収スペクトル ν KBr max cm-1
1734,1634. プロトン核磁気共鳴スペクトル(δ ppm in C
DCl3):0.97(3H,t,J=7.3Hz),
1.70(2H,tq,J=7.6,7.3Hz),
2.47(2H,t,J=7.6Hz),5.97(1
H,dd,J=7.3,1.0Hz),6.15(1
H,dd,J=9.3,1.0Hz),7.26(1
H,dd,J=9.3,7.3Hz). マススペクトル(EI−MS) m/z:138(M
+,24),95(100).
【00】実施例12 (Z)−5−フェニル−2,4−
ペンタジエン−4−オリドの製造 25mlナス型フラスコに(Z)−5−フェニル−2−
ペンテン−4−イン酸100mg、ヨウ化銀(AgI)
又は銀(Ag)10%モル量を入れアルゴン置換した
後、無水ジメチルホルムアミド1mlを加え、外温(1
00°C)で5時間加熱撹拌した。次に、反応液をセラ
イト濾過し、濾液に水を加え、酢酸エチル抽出、酢酸エ
チル層を飽和食塩水で洗浄し、乾燥(MgSO4)、溶
媒を減圧留去して反応残渣を得た。これをフラッシュカ
ラムクロマトグラフィー(シリカゲル;溶出液、酢酸エ
チルーヘキサン=1:2)で分離精製することにより、
下記の理化学的性質を有する(Z)−4−ベンジリデン
ブテノリドを得た。以下に、各反応試薬に対する(Z)
−5−フェニル−2,4−ペンタジエン−4−オリドの
収率及びその副生成物である5−フェニル−2,4−ペ
ンタジエン−5−オリドの生成比(反応残渣のNMRの
積分値を解析)の結果を示す。
【00】名称:(Z)−5−フェニル−2,4−ペンタ
ジエン−4−オリド 分子式:C1182 分子量:172.18 性状:無色針状晶 赤外線吸収スペクトル ν KBr max cm-1
1746. プロトン核磁気共鳴スペクトル(δ ppm in C
DCl3):6.04(1H,s),6.22(1H,
dd,J=5.4Hz),7.25−7.45(3H,
m),7.50(1H,d,J=5.4Hz),7.7
0−7.85(2H,m). マススペクトル(EI−MS) m/z:172(M
+,89),115(51),43(100).
【00】尚、出発原料となるアセチレンカルボン酸の合
成は以下の文献を参考として合成した。参考文献 ヘテロサイクルス[Heterocycles],
29,1255(1989) テトラヘドロン・レタース [Tetrahedron Letters],446
7(1975). ジャーナル・オブ・オルガニック・ケミストリイ [Journal of Organic Chemi
stry],31,4071 (1966). ケミカル・アンド・ファームソチカル・ブレチン [Chemical and Pharmaceuti
calBulletin]34,2754(198
6). オルガニック・シンセシス[Organic Sy
nthesis],52,128 (1972). 以上
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B01J 27/232 X C07D 307/58 // C07B 61/00 300

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記一般式(1) [式中、R2及びR3は、各々独立して水素原子又は置換
    若しくは非置換のアルキル基、あるいは一緒になって置
    換又は非置換の下記式(2)で表される環 (式中、破線は環を形成する結合であり、各々飽和又は
    不飽和結合を示す)を示し、R1は置換若しくは非置換
    のアルキル基を示す。]で表されるアセチレンカルボン
    酸に1種又は2種以上の銀塩及び/又は銀を混合して反
    応させることを特徴とする下記一般式(3) [式中、R1、R2及びR3は、前記定義と同じ]の合成
    方法。
  2. 【請求項2】 ヨウ化銀、臭化銀、塩化銀、炭酸銀、過
    ヨウ素酸銀、硫酸銀、クロム酸銀、硫化銀から選ばれる
    1種又は2種以上の銀塩及び/又は銀を使用した請求項
    1記載の合成方法。
  3. 【請求項3】 無水非プロトン性極性溶媒中で反応させ
    る請求項1又は2記載の合成方法。
JP6337009A 1994-12-27 1994-12-27 フタリド誘導体の新規な合成方法 Pending JPH08176134A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008184407A (ja) * 2007-01-29 2008-08-14 Tsumura & Co (z)−リグスチリドの製造方法
CN114262313A (zh) * 2021-12-23 2022-04-01 乐普药业股份有限公司 一种丁苯酞的纯化方法
CN117229144A (zh) * 2023-09-18 2023-12-15 科贝园(北京)医药科技有限公司 一种丁苯酞衍生物的合成工艺

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