JPH077494B2 - 磁気記録媒体 - Google Patents
磁気記録媒体Info
- Publication number
- JPH077494B2 JPH077494B2 JP17123785A JP17123785A JPH077494B2 JP H077494 B2 JPH077494 B2 JP H077494B2 JP 17123785 A JP17123785 A JP 17123785A JP 17123785 A JP17123785 A JP 17123785A JP H077494 B2 JPH077494 B2 JP H077494B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- magnetic
- recording medium
- magnetic recording
- metal
- magnetic layer
- Prior art date
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- Magnetic Record Carriers (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は磁気記録媒体、特に金属薄膜型磁気記録媒体に
関するものである。
関するものである。
従来の磁気記録媒体は、磁性粉をバインダーと共に混合
したものを、テープ状若しくはシート状の非磁性支持体
に塗布する、いわゆる塗布型磁気記録媒体が中心であつ
たが、この塗布型磁気記録媒体においては、バインダー
中に磁性粉を分散させるという原理的にバインダーを除
けないことから、前記密度の観点から問題があつた。一
方、近年では記録密度をより向上させることが種々の方
面から要望されており、そのため、非磁性支持体に磁性
金属薄膜を形成した、即ち磁性体の間にバインダーがな
い、金属薄膜型磁気記録媒体が注目を集めている。この
金属薄膜型磁気記録媒体は、厚さ1ミクロン以下の磁性
金属薄膜に記録するもので、塗布型に比して極めて高密
度な記録を可能にするものである。
したものを、テープ状若しくはシート状の非磁性支持体
に塗布する、いわゆる塗布型磁気記録媒体が中心であつ
たが、この塗布型磁気記録媒体においては、バインダー
中に磁性粉を分散させるという原理的にバインダーを除
けないことから、前記密度の観点から問題があつた。一
方、近年では記録密度をより向上させることが種々の方
面から要望されており、そのため、非磁性支持体に磁性
金属薄膜を形成した、即ち磁性体の間にバインダーがな
い、金属薄膜型磁気記録媒体が注目を集めている。この
金属薄膜型磁気記録媒体は、厚さ1ミクロン以下の磁性
金属薄膜に記録するもので、塗布型に比して極めて高密
度な記録を可能にするものである。
しかしながら、金属薄膜型磁性記録媒体においては、長
期間における経時劣化や衝撃・摩擦等に対する耐久性、
特に耐スクラツチ性に関して、問題がある。この耐スク
ラツチ性を改善するために、すでに多くの研究がなされ
ている。その中で、コバルトを成分とする磁気記録層の
表面を酸化処理して、酸化コバルト化する方法(特公42
-20025)は、簡易で且つ効果も大きいことが知られてい
る。
期間における経時劣化や衝撃・摩擦等に対する耐久性、
特に耐スクラツチ性に関して、問題がある。この耐スク
ラツチ性を改善するために、すでに多くの研究がなされ
ている。その中で、コバルトを成分とする磁気記録層の
表面を酸化処理して、酸化コバルト化する方法(特公42
-20025)は、簡易で且つ効果も大きいことが知られてい
る。
ところで、前記のコバルトを成分とする磁気記録層は、
通常ニツケル等他の金属との合金として使用されるが、
しかしながら、合金組成としてニツケルを多く含有した
場合、この合金から成る金属磁性層は酸化されにくく、
耐スクラツチ性の改善という目的を達成し得なかつた。
また、コバルトを主成分とし且つニツケルを含有しない
金属磁性層は酸化処理や速やかに行うことができるが、
しかしながら、この金属磁性層で表面部を形成された磁
気記録媒体においては、製造後に、或いは磁気記録をし
た後でもさらに必要以上の酸化が進行しやすく、それに
より磁気特性が経時的に劣化し、信頼性の点で問題があ
つた。
通常ニツケル等他の金属との合金として使用されるが、
しかしながら、合金組成としてニツケルを多く含有した
場合、この合金から成る金属磁性層は酸化されにくく、
耐スクラツチ性の改善という目的を達成し得なかつた。
また、コバルトを主成分とし且つニツケルを含有しない
金属磁性層は酸化処理や速やかに行うことができるが、
しかしながら、この金属磁性層で表面部を形成された磁
気記録媒体においては、製造後に、或いは磁気記録をし
た後でもさらに必要以上の酸化が進行しやすく、それに
より磁気特性が経時的に劣化し、信頼性の点で問題があ
つた。
本発明は、以上の点を鑑みて、耐スクラツチ性が優れ、
磁気特性の経時劣化が少なく、且つ高密度の記録が可能
な磁気記録媒体を提供するものである。
磁気特性の経時劣化が少なく、且つ高密度の記録が可能
な磁気記録媒体を提供するものである。
本発明の磁気記録媒体においては、上記の目的が達成す
るために、表面部と内部とにおける金属磁性層の金属組
成が変えられている。即ち、本発明の磁気記録媒体は、
無電解メッキ等の任意の手段によって、表面部の金属磁
性層がコバルトを主成分とし且つニッケルが少ない組成
の酸化しやすい合金又はニッケルを含有しない酸化しや
すい金属コバルトで設けられ、他方、内部の金属磁性層
が表面部よりもニッケルを多く含有するコバルトとの合
金即ち酸化されやすい合金で設けられ、さらに、表面部
の金属磁性層が酸化処理されてなるものである。
るために、表面部と内部とにおける金属磁性層の金属組
成が変えられている。即ち、本発明の磁気記録媒体は、
無電解メッキ等の任意の手段によって、表面部の金属磁
性層がコバルトを主成分とし且つニッケルが少ない組成
の酸化しやすい合金又はニッケルを含有しない酸化しや
すい金属コバルトで設けられ、他方、内部の金属磁性層
が表面部よりもニッケルを多く含有するコバルトとの合
金即ち酸化されやすい合金で設けられ、さらに、表面部
の金属磁性層が酸化処理されてなるものである。
尚、表面部の金属磁性層を酸化するために好ましいニツ
ケルの含有率は10%以下で、内部の金属磁性層が酸化さ
れにくくするためには30%以上必要と考えられる。
ケルの含有率は10%以下で、内部の金属磁性層が酸化さ
れにくくするためには30%以上必要と考えられる。
実施例 20ミクロンのニツケル−リン非磁性層を有する5インチ
アルミニウムデイスク基盤を脱脂し、酸活性化処理した
後、次の4工程の無電解メツキによつて四重の磁性層を
形成した。
アルミニウムデイスク基盤を脱脂し、酸活性化処理した
後、次の4工程の無電解メツキによつて四重の磁性層を
形成した。
工程1 メツキ浴A 3分間 工程2 メツキ浴B 30秒間 工程3 メツキ浴C 20秒間 工程4 メツキ浴D 20秒間 但し、他のメツキ条件はpH=8.5、液温70℃で一定と
し、また、メツキ液組成は表1に示した通りである。
し、また、メツキ液組成は表1に示した通りである。
こうして得られたものを恒温恒湿器内に入れ、60℃、90
%RHにて48時間酸化処理を行ない、これを実施例のサン
プルとした。
%RHにて48時間酸化処理を行ない、これを実施例のサン
プルとした。
比較例1 前記の実施例と同様の前処理をした後、表1に記載した
メツキ浴Aを使用して4分間無電解メツキを行ない、磁
性層を形成した。
メツキ浴Aを使用して4分間無電解メツキを行ない、磁
性層を形成した。
こうして得られたものを、実施例と同様に酸化処理し
た。
た。
比較例2 前記の実施例と同様の前処理をした後、表1に記載した
メツキ浴Dを使用して4分間無電解メツキを行ない、磁
性層を形成した。
メツキ浴Dを使用して4分間無電解メツキを行ない、磁
性層を形成した。
こうして得られたものを、実施例と同様に酸化処理し
た。
た。
比較例3 前記の実施例と同様の前処理をした後、表1に記載した
メツキ浴Aを使用して3分間無電解メツキを行ない、次
いでさらにメツキ浴Dを使用して1分間無電解メツキを
行なつて、二重の磁性層を形成した。
メツキ浴Aを使用して3分間無電解メツキを行ない、次
いでさらにメツキ浴Dを使用して1分間無電解メツキを
行なつて、二重の磁性層を形成した。
こうして得られたものを、実施例と同様に酸化処理し
た。
た。
比較例4 前記の実施例と同様の前処理をした後、表1に記載した
メツキ浴Aを使用して3.5分間無電解メツキを行ない、
次いでさらにメツキ浴Dを使用して20秒間無電解メツキ
を行なつて、二重の磁性層を形成した。
メツキ浴Aを使用して3.5分間無電解メツキを行ない、
次いでさらにメツキ浴Dを使用して20秒間無電解メツキ
を行なつて、二重の磁性層を形成した。
こうして得られたものを、実施例と同様に酸化処理し
た。
た。
第1図a〜eは、上記の如くして製造した5個の金属磁
性層の模式図である。図中、A′、B′、C′、D′は
それぞれメツキ浴A、B、C、Dにより形成された磁性
層を表わす。
性層の模式図である。図中、A′、B′、C′、D′は
それぞれメツキ浴A、B、C、Dにより形成された磁性
層を表わす。
耐久性試験 実施例及び比較例1〜4より得られた5個の酸化処理を
したサンプルについて、耐久性試験を行なつた。
したサンプルについて、耐久性試験を行なつた。
まず、上記の5個のサンプルについて、VHSビデオヘツ
ドを用いて手にて引つかきテストを行なつた。
ドを用いて手にて引つかきテストを行なつた。
また、前記酸化処理を行なつた5個のサンプルについ
て、その磁気特性を測定した後、さらに60℃、90%RHに
て72時間酸化処理を行ない、その後再び磁気特性を測定
した。これら2回の測定における磁気特性の変化から、
金属磁性層の経時劣化を推定した。
て、その磁気特性を測定した後、さらに60℃、90%RHに
て72時間酸化処理を行ない、その後再び磁気特性を測定
した。これら2回の測定における磁気特性の変化から、
金属磁性層の経時劣化を推定した。
これらの結果を、表2に示す。
尚、磁気特性はVSM(東英工業社製)にて測定した。
このように、実施例より得られたサンプルにおいては、
引つかきテストと磁気特性の経時変化との両方に対する
耐久性が共に優れているという結果が得られた。
引つかきテストと磁気特性の経時変化との両方に対する
耐久性が共に優れているという結果が得られた。
本発明の磁気記録媒体は上記のような構成であるから、
表面部の金属磁性層を酸化しやすく且つ内部の金属磁性
層は酸化されにくい。従つてこの磁気記録媒体は表面酸
化が容易で良い耐スクラツチ性が得られ、且つ磁気特性
の経時劣化が少ないという利点がある。
表面部の金属磁性層を酸化しやすく且つ内部の金属磁性
層は酸化されにくい。従つてこの磁気記録媒体は表面酸
化が容易で良い耐スクラツチ性が得られ、且つ磁気特性
の経時劣化が少ないという利点がある。
第1図は、本発明の磁気記録媒体の一実施例とその比較
例とにおける金属磁性層の模式図で、aが本発明の実施
例、b、c、d、eが比較例である。
例とにおける金属磁性層の模式図で、aが本発明の実施
例、b、c、d、eが比較例である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 清水 久恵 東京都中央区日本橋1丁目13番1号 テイ ーデイーケイ株式会社内 (72)発明者 黒瀬 茂夫 東京都中央区日本橋1丁目13番1号 テイ ーデイーケイ株式会社内 (56)参考文献 特開 昭53−7207(JP,A) 特開 昭59−178617(JP,A)
Claims (2)
- 【請求項1】少なくとも三層以上の金属磁性層を有する
磁気記録媒体であって、 これら金属磁性層のそれぞれを構成する金属が金属コバ
ルト又はコバルト−ニッケルを主成分とする合金であ
り、 これら金属磁性層が、磁性層中のニッケル含有率が磁気
記録媒体の内部の磁性層から表面部の磁性層にかけて段
階的に小さくなるように設けられ、そして、 この表面部の金属磁性層が酸化されたこと を特徴とする、前記磁気記録媒体。 - 【請求項2】前記磁気記録媒体の金属磁性層が無電解メ
ッキにより形成された特許請求の範囲第1項記載の磁気
記録媒体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17123785A JPH077494B2 (ja) | 1985-08-05 | 1985-08-05 | 磁気記録媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17123785A JPH077494B2 (ja) | 1985-08-05 | 1985-08-05 | 磁気記録媒体 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6233322A JPS6233322A (ja) | 1987-02-13 |
| JPH077494B2 true JPH077494B2 (ja) | 1995-01-30 |
Family
ID=15919585
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17123785A Expired - Lifetime JPH077494B2 (ja) | 1985-08-05 | 1985-08-05 | 磁気記録媒体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH077494B2 (ja) |
-
1985
- 1985-08-05 JP JP17123785A patent/JPH077494B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6233322A (ja) | 1987-02-13 |
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