JPH0775995B2 - フロントフォークの沈込防止装置 - Google Patents

フロントフォークの沈込防止装置

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JPH0775995B2
JPH0775995B2 JP60051168A JP5116885A JPH0775995B2 JP H0775995 B2 JPH0775995 B2 JP H0775995B2 JP 60051168 A JP60051168 A JP 60051168A JP 5116885 A JP5116885 A JP 5116885A JP H0775995 B2 JPH0775995 B2 JP H0775995B2
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JP
Japan
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spool
pressure
valve
front fork
port portion
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JP60051168A
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光博 加島
孝夫 廣澤
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KYB Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、自動二輪車等で制動時にフロントフォークが
沈込みを起こすのを防止する装置の改良に関する。
(従来の技術) 自動二輪車において、制動時には慣性による重心の移動
で、フロントフォークにかかる荷重分担率が大きくな
り、フロントフォークは沈込みを起こす。
そこで、従来から制動作用を感知してフロントフォーク
の圧側減衰力を高めることにより、沈込みを防止するよ
うにした装置(アンチノーズダイブ装置)が種々提案さ
れている(実開昭57−20385号公報参照)。
このうち、本出願人より実願昭59−101685号(実公平2
−24992号)としで第3図に示すものが提案されてい
る。
これは、フロントフォークのアウターチューブ1に減衰
力調整装置2が取付けられており、圧側作動時に作動油
の流れる流路3に減衰弁4が介装されている。
この減衰弁4はスプール5に弁板6がリリーフスプリン
グ7を介して介装され、この弁板6が上記流路3に介装
された弁座8に着座する。
ソレノイド9はアーマチャ10をスプリング11に抗して移
動する。スプール5はこのアーマチャ10にスプリング21
を介して着座する。
ソレノイド6は図示しないブレーキスイッチからの信号
で制動時に励磁され、スプール5はアーマチャ10に連動
して弁板6を弁座8に着座させて圧側作動油の流れを遮
断し、フロントフォークの沈込みを抑制する。
スプール5は軸方向に貫通する導圧孔20が形成され、そ
の両端に油溜室の圧力を導くようにしているため、油溜
室の圧力変動に影響されることなく確実に作動するよう
になっている。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、ソレノイド9はON・OFF的に通電が制御
されているため、制動力の弱いブレーキング時には必要
以上にフロントフォークの収縮が抑制され、制動中に路
面からの突き上げを受けたときなどに衝撃を吸収緩和す
ることができず、乗り心地の悪化を招くことがあった。
つまり、フロントフォークの沈込みが少ない緩制動時に
はある程度の衝撃吸収能力を確保する必要がある。
本発明は、上記問題点を解決することを目的とする。
(問題点を解決するための手段) 本発明は、フロントフォークの圧側作動時に作動油の流
れる流路に介装される弁座にポート部を形成する一方、
ポート部にラップした状態で作動油を流通させるスリッ
ト並びにポート部にラップしたときに作動油の流通を遮
断するランド部を有するスプールバルブを設け、このス
プールバルブをスプールに摺動自在に嵌合し、かつスプ
ールバルブを前記圧側作動油に対抗して付勢するリリー
フスプリングにより常時は前記スリットがポート部とラ
ップするように保持すると共に、前記スプールをその励
磁時に励磁力に応じて前記ランド部とポート部のラップ
量が大きくなる方向に比例変位させる比例ソレノイドを
設け、スプールにはその両端側の圧力バランスをとるべ
く軸方向に貫通する導圧孔を形成する一方、前記ソレノ
イドを制動力に応じて励磁するようにした。
(作用) スプールバルブのランド部とポート部とのラップ量をソ
レノイドの励磁力に応じて調節することにより、スプー
ルバルブが開弁するときのリリースプリングの圧縮量が
変わるので、リリーフスプリングの初期圧縮量を変化さ
せることなく、またフロントフォークの内部圧力に影響
されることなくスプールバルブの開弁圧を制動力に応じ
て調節することができ、したがってソレノイドは要求駆
動力をことさら大きくしなくても制動力に応じて減衰力
の制御が安定して行える。
スプールバルブは開閉位置にかかわらず常時ポート部の
内周に嵌合しているためポートとスプールバルブの嵌合
を密にしても円滑な作動性が得られると共に、常に安定
した流量制御特性が発揮される。
(実施例) 第1図は本発明の第1実施例であって、減衰弁4は流路
3に介装した弁座28にポート部31を形成する一方、この
ポート部31の内周に、その開閉位置にかかわらず常時嵌
合するスプールバルブ26を設ける。スプールバルブ26は
図示したように先端の環状のランド部30を除いてその外
周の一部にスリット27が形成されており、開弁位置にあ
ってもこのスリット27の周囲のランド部分にて常時ポー
ト31の内周に嵌合するようになっている。
このスプールバルブ26はスプール5に摺動自在に嵌合さ
れ、このスプールバルブ26を段部5aに当接するように付
勢するリリーフスプリング7を介装する。
上記ランド部30の直径はスプール5のシール13との接触
面の直径とほぼ同一に設定し、スプールバルブ26の受圧
面26Aとスプール5の受圧面5Aの面積を等しくする。こ
れによりフロントフォークの内部圧力にもとづいてスプ
ール5のいずれの方向にも推力が発生しないようにバラ
ンスさせる。
またスプール5には軸方向に貫通する導圧孔20を形成
し、スプール5の両端に油溜室の圧力を導くようにし
て、スプール5の両端の圧力をバランスさせる。
アーマチャ10をスプリング11に抗して励磁駆動する比例
型ソレノイド29を設け、スプール5の基端はスプリング
21を介してアーマチャ10に着座させる。
そしてブレーキレバーの操作開度を検出するセンサー、
あるいはブレーキ油圧回路の圧力を検出するセンサー等
の、二輪車の制動力を検出する手段を設け、この検出信
号に基づいてソレノイド29の駆動電流を制動力に応じて
比例制動する。
このように構成してあり、前記従来例と同一構成部には
同一符号を付して、次に作用について説明する。
ソレノイド29が非通電状態にある通常走行時は、スプー
ルバルブ26が最大に下降してその環状のランド部30がポ
ート部31から抜け出た状態にあり、このとき作動油はス
プールバルブ26のスリット27を介してポート部31を通過
できるので、フロントフォークは振動を吸収してやわら
かな乗り心地を保つ。
一方、ブレーキング時にソレノイド29は通電量に応じて
スプールバルブ26のランド部30を弁座28のポート部31に
引き込み、圧側作動油の流れを遮断してフロントフォー
クの沈込みを抑制する。
このとき、スプールバルブ26の変位量を制御するソレノ
イド29の励磁力は制動力に応じて変化し、ランド部30と
ポート部31のラップ量δを調節する。
上記スプールバルブ26が圧側作動油の流れを遮断してい
る際に、路面からの凹凸により車輪の突き上げを受ける
と、フロントフォークの内部圧力が上昇し、これにより
スプールバルブ26はリリーフスプリング7を圧縮しなが
らランド部30がポート部31から抜け出し、流路3を開い
て圧側作動油をリリーフする。
この場合、スプールバルブ26の開弁圧Pは、リリーフス
プリング7の初期撓みをX0、バネ定数をK、スプールバ
ルブ26の受圧面26Aの面積をSとすると、 P=(X0+δ)K/S として表され、ラップ量δに一時的に比例する。
したがって、内圧が大幅に上昇する急制動時にはソレノ
イド励磁力を強めてラップ量δを大きくすることにより
高い減衰力を発揮させ、緩制動時はラップ量δを小さく
して減衰力を弱めてこの結果、緩制動時などに路面から
の突き上げを受けると、比較的速やかにスプールバルブ
26が開いて衝撃を吸収する。
なお、スプールバルブ26の開弁圧を高める際、リリーフ
スプリング7の初期圧縮量をソレノイド29により変化さ
せることはないので、ソレノイド29の要求駆動力は小さ
くてすむ。
フロントフォークの内部圧力はスプールバルブ26の受圧
面26Aとスプール5の受圧面5Aの両面に作用してバラン
スし、また油溜室の圧力は導圧孔20を介してスプール5
の両端に導かれて相殺されるので、スプールバルブ26の
開弁圧は、これら圧力の変動に影響されることなく、ソ
レノイド29の励磁力とスプリング11の付勢力にのみに依
存し、これらがバランスする位置にスプールバルブ26の
ラップ量δが正しく保持される。
一方、スプールバルブ26はその開閉位置にかかわらず常
時ポート部31の内周に嵌合しているので、スプールバル
ブ26とポート部31とを精密嵌合としても十分に滑らかな
作動性が得れると共に、安定した流量制御特性が発揮さ
れる。
次に第2図の実施例を説明すると、これはスプール5と
アーマチャ10を一体的に形成したもので、このようにす
ると、アーマチャ10とスプール5が一体で移動するた
め、前記スプリング21が不要となる。
(発明の効果) 以上のように本発明は、フロントフォークの圧側作動時
に作動油の流れる流路に介装される弁座にポート部を形
成する一方、ポート部にラップした状態で作動油を流通
させるスリット並びにポート部にラップしたときに作動
油の流通を遮断するランド部を有するスプールバルブを
設け、このスプールバルブをスプールに摺動自在に嵌合
し、かつスプールバルブを前記圧側作動油に対抗して付
勢するリリーフスプリングにより常時は前記スリットが
ポート部とラップするように保持すると共に、前記スプ
ールをその励磁時に励磁力に応じて前記ランド部とポー
ト部のラップ量が大きくなる方向に比例変位させる比例
ソレノイドを設け、スプールにはその両端側の圧力バラ
ンスをとるべく軸方向に貫通する導圧孔を形成する一
方、前記ソレノイドを制動力に応じて励磁するようにし
たため、制動力に応じてスプールバルブのランド部とポ
ート部とのラップ量を調節し、圧側減衰力を増減制御す
ることができ、緩制動時にフロントフォークの衝撃吸収
能力を確保して安定した乗り心地が得られる。また、減
衰力を調節する際にリリーフスプリングの初期圧縮量を
変えたり、フロントフォークの内部圧力の影響を受ける
ことがないため、ソレノイドの要求駆動力が大きくなら
ず、減衰力の設定が正確に行える。特に本発明ではスプ
ールバルブを常時ポート部の内周に嵌合して開閉位置に
かかわらずスプールバルブがポート部の内周面にて摺動
するようにしたので、円滑な作動性と安定した流量制御
特性が得られるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1実施例の断面図、第2図は同じく
第2実施例の断面図、第3図は従来例の断面図である。 1……アウターチューブ、3……流路、4……減衰弁、
5……スプール、5A……受圧面、7……リリーフスプリ
ング、11……スプリング、20……導圧孔、26……スプー
ルバルブ、26A……受圧面、28……弁座、29……ソレノ
イド、30……ランド部、31……ポート部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−128982(JP,A) 実公 平2−24992(JP,Y2)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】フロントフォークの圧側作動時に作動油の
    流れる流路に介装される弁座にポート部を形成する一
    方、ポート部にラップした状態で作動油を流通させるス
    リット並びにポート部にラップしたときに作動油の流通
    を遮断するランド部を有するスプールバルブを設け、こ
    のスプールバルブをスプールに摺動自在に嵌合し、かつ
    スプールバルブを前記圧側作動油に対抗して付勢するリ
    リーフスプリングにより常時は前記スリットがポート部
    とラップするように保持すると共に、前記スプールをそ
    の励磁時に励磁力に応じて前記ランド部とポート部のラ
    ップ量が大きくなる方向に比例変位させる比例ソレノイ
    ドを設け、スプールにはその両端側の圧力バランスをと
    るべく軸方向に貫通する導圧孔を形成する一方、前記ソ
    レノイドを制動力に応じて励磁するようにしたことを特
    徴とするフロントフォークの沈込防止装置。
JP60051168A 1985-03-14 1985-03-14 フロントフォークの沈込防止装置 Expired - Lifetime JPH0775995B2 (ja)

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JP60051168A JPH0775995B2 (ja) 1985-03-14 1985-03-14 フロントフォークの沈込防止装置

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JP60051168A JPH0775995B2 (ja) 1985-03-14 1985-03-14 フロントフォークの沈込防止装置

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JPS61235286A JPS61235286A (ja) 1986-10-20
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS58128982A (ja) * 1982-01-25 1983-08-01 カヤバ工業株式会社 油圧緩衝器

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