JPH0584276B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0584276B2 JPH0584276B2 JP10786685A JP10786685A JPH0584276B2 JP H0584276 B2 JPH0584276 B2 JP H0584276B2 JP 10786685 A JP10786685 A JP 10786685A JP 10786685 A JP10786685 A JP 10786685A JP H0584276 B2 JPH0584276 B2 JP H0584276B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- spool
- valve
- front fork
- armature
- valve seat
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Axle Suspensions And Sidecars For Cycles (AREA)
- Fluid-Damping Devices (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
この発明は自動二輪車用フロントフオークのア
ンチノーズダイブ機構の改良に関する。
ンチノーズダイブ機構の改良に関する。
(従来の技術)
自動二輪車において、制動時には慣性による重
心の移動で、フロントフオークにかかる荷重分担
率が大きくなり、フロントフオークは沈込みを起
こす。
心の移動で、フロントフオークにかかる荷重分担
率が大きくなり、フロントフオークは沈込みを起
こす。
そこで、従来から制動作用を感知してフロント
フオークの圧側減衰力を高めることにより、沈込
みを防止するようにした装置(アンチノーズダイ
ブ装置)が種々提案されている(実開昭57−
20385号公報参照)。
フオークの圧側減衰力を高めることにより、沈込
みを防止するようにした装置(アンチノーズダイ
ブ装置)が種々提案されている(実開昭57−
20385号公報参照)。
第6図において、1はアウタチユーブ、2はイ
ンナチユーブ、3はアウタチユーブ1と一体の中
空ロツドで、インナチユーブ2が侵入してくる圧
側作動時には、下部油室Aの作動油はインナチユ
ーブ2の侵入体積分だけ油路4,5を経由して、
インナチユーブ2の内部の油溜室Bへと流入す
る。
ンナチユーブ、3はアウタチユーブ1と一体の中
空ロツドで、インナチユーブ2が侵入してくる圧
側作動時には、下部油室Aの作動油はインナチユ
ーブ2の侵入体積分だけ油路4,5を経由して、
インナチユーブ2の内部の油溜室Bへと流入す
る。
この作動油の流れを制動時に規制するため、バ
ルブハウジング6の内部にANDバルブ7(アン
チノーズダイブバルブ)が介装され、ANDバル
ブ7はソレノイド8の通電時に吸引されるアーマ
チユア9により、下方に押されてバルブシート1
0に着座する。
ルブハウジング6の内部にANDバルブ7(アン
チノーズダイブバルブ)が介装され、ANDバル
ブ7はソレノイド8の通電時に吸引されるアーマ
チユア9により、下方に押されてバルブシート1
0に着座する。
ソレノイド8は制動レバー11に連動するスイ
ツチ12を介して電源13に接続され、制動時に
スイツチ12がオンすると通電される。
ツチ12を介して電源13に接続され、制動時に
スイツチ12がオンすると通電される。
そして、通常時にはANDバルブ7はリターン
スプリング14により初期位置(開位置)に保持
され、フロントフオークは路面からの振動を吸収
して柔らかな乗り心地を保つ。
スプリング14により初期位置(開位置)に保持
され、フロントフオークは路面からの振動を吸収
して柔らかな乗り心地を保つ。
一方、制動時にはANDバルブ7はソレノイド
8の励磁力により押し下げられてバルブシート1
0に着座し、これにより圧側作動油の流れが遮断
され、フロントフオークの沈込みは防止される。
8の励磁力により押し下げられてバルブシート1
0に着座し、これにより圧側作動油の流れが遮断
され、フロントフオークの沈込みは防止される。
この時、圧側作動油の圧力が所定値以上に上昇
すると、バルブシート10はリリーフスプリング
15を圧縮しながら下方に変位して油路を開く、
つまり制動中に路面からの突き上げを受けた時な
ど、過大な圧力上昇時にはフロントフオークのロ
ツク状態を回避するようになつている。
すると、バルブシート10はリリーフスプリング
15を圧縮しながら下方に変位して油路を開く、
つまり制動中に路面からの突き上げを受けた時な
ど、過大な圧力上昇時にはフロントフオークのロ
ツク状態を回避するようになつている。
(発明が解決しようとする問題点)
ところで、このようなアンチノーズダイブ機構
にあつては、既述のようにフロントフオークの内
部圧力に応動するバルブシート10のリリーフ作
用に基づいて、制動時の減衰力を調整するように
なつているものの、制動中に路面の凹凸により車
輪が突き上げを受けた時などに、リリーフ作動の
応答遅れがあることからその衝撃を応答よく十分
に吸収緩和することは難しく、特に小さな衝撃に
対してはリリーフ作動が効かないことが多く、乗
り心地が良くないという問題点があつた。
にあつては、既述のようにフロントフオークの内
部圧力に応動するバルブシート10のリリーフ作
用に基づいて、制動時の減衰力を調整するように
なつているものの、制動中に路面の凹凸により車
輪が突き上げを受けた時などに、リリーフ作動の
応答遅れがあることからその衝撃を応答よく十分
に吸収緩和することは難しく、特に小さな衝撃に
対してはリリーフ作動が効かないことが多く、乗
り心地が良くないという問題点があつた。
(問題点を解決するための手段)
このような問題点を解決するため、第1の発明
はフロントフオークの圧側作動時に作動油の流れ
る通路に制動時に閉じるアンチノーズダイブバル
ブを介装したフロントフオークのアンチノーズダ
イブ機構において、前記通路の一部を構成するバ
ルブハウジングに、制動時に励磁されるソレノイ
ドによりリターンスプリングに抗して駆動される
アーマチユアと、このアーマチユアと同軸的に配
置されかつアーマチユアに圧接するように付勢さ
れた加速度感応スプールとを摺動自在に内装する
と共に、このスプールが挿通するバルブシートを
設け、このバルブシートにフロントフオークの下
方から着座するバルブをスプールに設け、さらに
は前記スプールに、一端開口部が前記バルブより
も下方に位置し、他端開口部が摺動軸受部よりも
上方に位置する導通孔を設けてこのスプールの上
下両端の圧力を同一にした。
はフロントフオークの圧側作動時に作動油の流れ
る通路に制動時に閉じるアンチノーズダイブバル
ブを介装したフロントフオークのアンチノーズダ
イブ機構において、前記通路の一部を構成するバ
ルブハウジングに、制動時に励磁されるソレノイ
ドによりリターンスプリングに抗して駆動される
アーマチユアと、このアーマチユアと同軸的に配
置されかつアーマチユアに圧接するように付勢さ
れた加速度感応スプールとを摺動自在に内装する
と共に、このスプールが挿通するバルブシートを
設け、このバルブシートにフロントフオークの下
方から着座するバルブをスプールに設け、さらに
は前記スプールに、一端開口部が前記バルブより
も下方に位置し、他端開口部が摺動軸受部よりも
上方に位置する導通孔を設けてこのスプールの上
下両端の圧力を同一にした。
また、同じく第2の発明はフロントフオークの
圧側作動時に作動油の流れる通路に制動時に閉じ
るアンチノーズダイブバルブを介装したフロント
フオークのアンチノーズダイブ機構において、前
記通路の一部を構成するバルブハウジングに、制
動時に励磁されるソレノイドによりリターンスプ
リングに抗して駆動されるアーマチユアと、この
アーマチユアと同軸的に配置されかつアーマチユ
アに圧接するように付勢された加速度感応スプー
ルとを摺動自在に内装すると共に、このスプール
が挿通するバルブシートを設け、このバルブシー
トにフロントフオークの下方から着座するバルブ
をスプールに設け、さらには前記スプールに、一
端開口部が前記バルブよりも下方に位置し、他端
開口部が摺動軸受部よりも上方に位置する導通孔
を設けてこのスプールの上下両端の圧力を同一と
し、かつ前記スプールの摺動軸受部を前記バルブ
シートよりも上流側となるようバルブハウジング
に設け、その摺動軸受径を前記バルブシート径よ
りも大きく設定した。
圧側作動時に作動油の流れる通路に制動時に閉じ
るアンチノーズダイブバルブを介装したフロント
フオークのアンチノーズダイブ機構において、前
記通路の一部を構成するバルブハウジングに、制
動時に励磁されるソレノイドによりリターンスプ
リングに抗して駆動されるアーマチユアと、この
アーマチユアと同軸的に配置されかつアーマチユ
アに圧接するように付勢された加速度感応スプー
ルとを摺動自在に内装すると共に、このスプール
が挿通するバルブシートを設け、このバルブシー
トにフロントフオークの下方から着座するバルブ
をスプールに設け、さらには前記スプールに、一
端開口部が前記バルブよりも下方に位置し、他端
開口部が摺動軸受部よりも上方に位置する導通孔
を設けてこのスプールの上下両端の圧力を同一と
し、かつ前記スプールの摺動軸受部を前記バルブ
シートよりも上流側となるようバルブハウジング
に設け、その摺動軸受径を前記バルブシート径よ
りも大きく設定した。
(作用)
第1の発明によれば、加速度感応スプールによ
り突きあげ加速度を感知してスプール自体を相対
変位させるようにしたので、アンチノーズダイブ
バルブが開かない小さな突きあげに対してもスプ
ールの変位により対応でき小さな突きあげの連続
による「ゴツゴツ」感が伝達されるのを効果的に
防止できる。
り突きあげ加速度を感知してスプール自体を相対
変位させるようにしたので、アンチノーズダイブ
バルブが開かない小さな突きあげに対してもスプ
ールの変位により対応でき小さな突きあげの連続
による「ゴツゴツ」感が伝達されるのを効果的に
防止できる。
第2の発明では、特にスプールの摺動軸受往を
バルブシート径よりも大きく設定したので、この
受圧面積差に基づいて、作動油圧がスプールの閉
じ方向に作用するため、ソレノイドの負担も軽減
できる。
バルブシート径よりも大きく設定したので、この
受圧面積差に基づいて、作動油圧がスプールの閉
じ方向に作用するため、ソレノイドの負担も軽減
できる。
(実施例)
第1〜4図はそれぞれ第1発明の実施例を示
す。
す。
第1図において、1はフロントフオークZのア
ウタチユーブ、20はバルブハウジングで、バル
ブハウジング20の内部にはソレノイド21のア
ーマチユア22と別体の加速度感応スプール23
が挿入され、軸受部24及びバルブシート25に
より、摺動自由に支持される。
ウタチユーブ、20はバルブハウジングで、バル
ブハウジング20の内部にはソレノイド21のア
ーマチユア22と別体の加速度感応スプール23
が挿入され、軸受部24及びバルブシート25に
より、摺動自由に支持される。
スプール23にはANDバルブ26(アンチノ
ーズダイブバルブ)が摺動自由に嵌め付けられ、
スプール23先端部との間に介装したリリーフス
プリング27により段部28に当接するように付
勢される。
ーズダイブバルブ)が摺動自由に嵌め付けられ、
スプール23先端部との間に介装したリリーフス
プリング27により段部28に当接するように付
勢される。
そして、スプール23は所定の質量(可動マ
ス)を持ち、ソレノイド21の通電時にその励磁
力によりアーマチユア22がリターンスプリング
29を圧縮しながら引き上げられると、スプリン
グ30のバネ力でこれに追従してANDバルブ2
6をバルブシート25に着座させる。
ス)を持ち、ソレノイド21の通電時にその励磁
力によりアーマチユア22がリターンスプリング
29を圧縮しながら引き上げられると、スプリン
グ30のバネ力でこれに追従してANDバルブ2
6をバルブシート25に着座させる。
スプール23は軸受摺動部径D1がバルブシー
ト径D2と略同一に設定されると共に、スプール
23及びアーマチユア22には軸心に導通孔31
が貫通形成され、スプール23及びアーマチユア
22の両端受圧面の作用力を相殺してこれらがフ
ロントフオークZの内圧変動によつていずれの方
向にも推力を受けないようにしている。
ト径D2と略同一に設定されると共に、スプール
23及びアーマチユア22には軸心に導通孔31
が貫通形成され、スプール23及びアーマチユア
22の両端受圧面の作用力を相殺してこれらがフ
ロントフオークZの内圧変動によつていずれの方
向にも推力を受けないようにしている。
ソレノイド21は図示しないが、従前と同様に
ブレーキ装置に連動するスイツチを介して電源に
接続され、スイツチの閉成する制動時に通電され
る。
ブレーキ装置に連動するスイツチを介して電源に
接続され、スイツチの閉成する制動時に通電され
る。
32はバルブシート25をバルブハウジング2
0の段部33に弾性的に保持するスプリング、3
4はスプール23に着脱可能に取り付けた調整マ
スを示す。
0の段部33に弾性的に保持するスプリング、3
4はスプール23に着脱可能に取り付けた調整マ
スを示す。
通常走行時にはスプール23はアーマチユア2
2を介してリターンスプリング29のバネ力によ
り、図中左半分で示すようにスプリング30を圧
縮して押し下げられ、これによりANDバルブ2
6は開位置に保持される。
2を介してリターンスプリング29のバネ力によ
り、図中左半分で示すようにスプリング30を圧
縮して押し下げられ、これによりANDバルブ2
6は開位置に保持される。
このため、圧側油室Aからの作動油は油溜室
(図示せず)にスムーズに流れ、フロントフオー
クZは軟かな乗り心地を保つ。
(図示せず)にスムーズに流れ、フロントフオー
クZは軟かな乗り心地を保つ。
一方、制動時にはソレノイド21の励磁力によ
りアーマチユア22が引き上げられると、スプー
ル23はスプリング30のバネ力でこれに追従し
て、図中右半分で示すようにANDバルブ26を
バルブシート25に着座させる。
りアーマチユア22が引き上げられると、スプー
ル23はスプリング30のバネ力でこれに追従し
て、図中右半分で示すようにANDバルブ26を
バルブシート25に着座させる。
この状態で、アーマチユア22は保持力
ΔFs=f+Kv・Xv−Ks・Xs
(f:ソレノイド21の励磁力、Kv:スプリ
ング30のバネ定数、Xv:スプリング30の撓
み量、Ks:リターンスプリング29のバネ定数、
Xs:リターンスプリング29の撓み量)をもつ
て保持される。また、スプール23は、保持力 ΔFv=Kv・Xv をもつて閉位置に保持され、フロントフオークZ
の沈込みを抑制する。
ング30のバネ定数、Xv:スプリング30の撓
み量、Ks:リターンスプリング29のバネ定数、
Xs:リターンスプリング29の撓み量)をもつ
て保持される。また、スプール23は、保持力 ΔFv=Kv・Xv をもつて閉位置に保持され、フロントフオークZ
の沈込みを抑制する。
この時、ノーズダイブ荷重により油室A側の圧
力(PH)がリリーフスプリング27の設定荷重
以上に上昇すると、ANDバルブ26はリリーフ
スプリング27を圧縮しながら開作動する。つま
り、過大な圧力上昇時にはフロントフオークZの
ロツク状態は回避され、油室A側の圧力(PH)
に応じた減衰力をもつてフロントフオークZの沈
込みを制御するものである。
力(PH)がリリーフスプリング27の設定荷重
以上に上昇すると、ANDバルブ26はリリーフ
スプリング27を圧縮しながら開作動する。つま
り、過大な圧力上昇時にはフロントフオークZの
ロツク状態は回避され、油室A側の圧力(PH)
に応じた減衰力をもつてフロントフオークZの沈
込みを制御するものである。
そして、制動中に路面の凹凸により車輪が突き
上げを受けると、アウタチユーブ1と共にバルブ
ハウジング20が上方に移動するのに対し、アー
マチユア22及びスプール23は慣性でその位置
に静止しようとするため、突き上げ加速度Gが設
定加速度α0を越えたときに、スプール23は開方
向に相対移動し、ANDバルブ26がバルブシー
ト25から離れて圧側油室Aからの作動油を油溜
室に逃がす、つまりGキヤンセル作用を行い、こ
れにより瞬時的にフロントフオークZは収縮して
衝撃を吸収緩和する。
上げを受けると、アウタチユーブ1と共にバルブ
ハウジング20が上方に移動するのに対し、アー
マチユア22及びスプール23は慣性でその位置
に静止しようとするため、突き上げ加速度Gが設
定加速度α0を越えたときに、スプール23は開方
向に相対移動し、ANDバルブ26がバルブシー
ト25から離れて圧側油室Aからの作動油を油溜
室に逃がす、つまりGキヤンセル作用を行い、こ
れにより瞬時的にフロントフオークZは収縮して
衝撃を吸収緩和する。
この時、スプール23には前記の保持力ΔFvが
作用しているため、その質量をmvとするとスプ
ール23が開き始める設定加速度は α0=ΔFv/mvとなる。
作用しているため、その質量をmvとするとスプ
ール23が開き始める設定加速度は α0=ΔFv/mvとなる。
すなわち、制動中に突き上げを受けるとフロン
トフオークZには圧縮方向の作用力が働くため、
圧側油室Aの圧力が上昇して、この上昇圧力が上
記したリリーフスプリング27により決まる
ANDバルブ26の閉弁力に打ち勝てば、ANDバ
ルブ26も開弁して衝撃を吸収することができ
る。
トフオークZには圧縮方向の作用力が働くため、
圧側油室Aの圧力が上昇して、この上昇圧力が上
記したリリーフスプリング27により決まる
ANDバルブ26の閉弁力に打ち勝てば、ANDバ
ルブ26も開弁して衝撃を吸収することができ
る。
しかし、路面に小さな凹凸が連続していて、小
さくかつ瞬間的な突き上げが繰り返されるような
ときは、ANDバルブ26の開弁圧に達しなかつ
たり、あるいは圧力が上昇しても瞬間的であるた
めにANDバルブ26が応答できないことがある。
ANDバルブ26をこのような小さな突き上げに
対応できるようにすると、急制動時など圧側油室
Aの圧力が上昇したときに早期にANDバルブ2
6が開いてしまい、急制動時の沈込みを効果的に
防止できない。
さくかつ瞬間的な突き上げが繰り返されるような
ときは、ANDバルブ26の開弁圧に達しなかつ
たり、あるいは圧力が上昇しても瞬間的であるた
めにANDバルブ26が応答できないことがある。
ANDバルブ26をこのような小さな突き上げに
対応できるようにすると、急制動時など圧側油室
Aの圧力が上昇したときに早期にANDバルブ2
6が開いてしまい、急制動時の沈込みを効果的に
防止できない。
つまり、ANDバルブ26によつて急制動時の
沈込みの防止と、突き上げ時の衝撃吸収の要求を
同時に満足させることは、リリーフ設定圧力が異
なるために困難なのである。
沈込みの防止と、突き上げ時の衝撃吸収の要求を
同時に満足させることは、リリーフ設定圧力が異
なるために困難なのである。
これに対して、加速度感応スプール23によ
り、付きあげ加速度を感知してスプール23自体
を相対変位させるようにすると、ANDバルブ2
6が開かない小さな突き上げに対しても、スプー
ル23の変位により対応でき、小さな突き上げの
連続による「ゴツゴツ」感が伝達されるのを効果
的に防止できるのである。
り、付きあげ加速度を感知してスプール23自体
を相対変位させるようにすると、ANDバルブ2
6が開かない小さな突き上げに対しても、スプー
ル23の変位により対応でき、小さな突き上げの
連続による「ゴツゴツ」感が伝達されるのを効果
的に防止できるのである。
ところで、加速度感応スプール23はソレノイ
ド21のアーマチユア22と別体に構成して、セ
リなどによる作動不良が起きないようにしたので
ソレノイド21は小型でも安定したAND効果及
びGキヤンセル効果が得られる。
ド21のアーマチユア22と別体に構成して、セ
リなどによる作動不良が起きないようにしたので
ソレノイド21は小型でも安定したAND効果及
びGキヤンセル効果が得られる。
この場合、スプール23のキヤンセルストロー
ク(つまりスプリング30の撓み量)は Xv=(G−α0)mv/Kv となり、突き上げ加速度Gに対応したバルブ開度
が得られ、かつ可動マスもmvのみと小さいため、
良好な応答性が確保される。また、スプール23
の材質はソレノイド機能に関係なく、非磁性体な
どを選択できると共に、スプール23の可動マス
mvを調整マス34の交換によつて加減すること
により、スプール23の開き始める設定加速度α0
の調整が可能となる。
ク(つまりスプリング30の撓み量)は Xv=(G−α0)mv/Kv となり、突き上げ加速度Gに対応したバルブ開度
が得られ、かつ可動マスもmvのみと小さいため、
良好な応答性が確保される。また、スプール23
の材質はソレノイド機能に関係なく、非磁性体な
どを選択できると共に、スプール23の可動マス
mvを調整マス34の交換によつて加減すること
により、スプール23の開き始める設定加速度α0
の調整が可能となる。
ところで、この実施例ではフロントフオークZ
に対するアンチノーズダイブ機構Yの取付角を変
えることによつて設定加速度α0の調整を図つてい
る。すなわち、アンチノーズダイブ機構Yは第2
図でも示すように、スプール23の軸線がフロン
トフオークZの作動軸線と平行になるように取り
付けられ、フロントフオークZの作動軸線方向に
突き上げを受けたときに最もスプール23が感応
しやすく設定してある。
に対するアンチノーズダイブ機構Yの取付角を変
えることによつて設定加速度α0の調整を図つてい
る。すなわち、アンチノーズダイブ機構Yは第2
図でも示すように、スプール23の軸線がフロン
トフオークZの作動軸線と平行になるように取り
付けられ、フロントフオークZの作動軸線方向に
突き上げを受けたときに最もスプール23が感応
しやすく設定してある。
この場合、垂直方向の突き上げ加速度Gが働い
たときには、スプール23の軸方向加速度は
Gcosθ(θ:フロントフオークZのキヤスタ角)
で、その軸垂直方向にはGsinθの加速度が作用す
る。スプール23の摺動摩擦係数をμとすると、 ΔFv+μ・mv・Gsinθ=mv・Gcosθ の関係となり、 G=ΔFv/mv(cosθ−μ・sinθ) の加速度を越えたときに、スプール23が開方向
に移動し始めることになる。
たときには、スプール23の軸方向加速度は
Gcosθ(θ:フロントフオークZのキヤスタ角)
で、その軸垂直方向にはGsinθの加速度が作用す
る。スプール23の摺動摩擦係数をμとすると、 ΔFv+μ・mv・Gsinθ=mv・Gcosθ の関係となり、 G=ΔFv/mv(cosθ−μ・sinθ) の加速度を越えたときに、スプール23が開方向
に移動し始めることになる。
第3図は垂直方向の突き上げ加速度に最もスプ
ール23が感応しやすく、アンチノーズダイブ機
構Yの取付角を設定した他の実施例で、この場
合、所定のキヤスタ角θをもつて車軸を連結する
フロントフオークZに対し、スプール23の軸線
が垂直になるようにアンチノーズダイブ機構Zが
取り付けられる。
ール23が感応しやすく、アンチノーズダイブ機
構Yの取付角を設定した他の実施例で、この場
合、所定のキヤスタ角θをもつて車軸を連結する
フロントフオークZに対し、スプール23の軸線
が垂直になるようにアンチノーズダイブ機構Zが
取り付けられる。
これによれば、前記実施例において例えばキヤ
スタ角θ=45°、摩擦係数μ=0.25とした場合、
これに比較して垂直方向の突き上げ加速度Gに対
するスプール21の感応度は1.88倍に向上する。
スタ角θ=45°、摩擦係数μ=0.25とした場合、
これに比較して垂直方向の突き上げ加速度Gに対
するスプール21の感応度は1.88倍に向上する。
第4図はアンチノーズダイブ機構の他の実施例
でANDバルブ26Aにはバルブシート25Aの
ポート部35にラツプ量δをもつて挿入するラン
ド部36が形成される。
でANDバルブ26Aにはバルブシート25Aの
ポート部35にラツプ量δをもつて挿入するラン
ド部36が形成される。
ソレノイド21Aは図示しない制動力を検出す
る手段からの検出信号に基づいて、制動力に応じ
駆動電流が比例的に制御されるようになつてい
る。
る手段からの検出信号に基づいて、制動力に応じ
駆動電流が比例的に制御されるようになつてい
る。
これによれば、制御力の大きさに応じてスプー
ル23が変位するので、突き上げを受けたときの
スプール23の設定加速度と、ANDバルブ26
Aのリリーフ圧は制動力に応じて可変となる。
ル23が変位するので、突き上げを受けたときの
スプール23の設定加速度と、ANDバルブ26
Aのリリーフ圧は制動力に応じて可変となる。
第5図は第2発明の実施例を示し、基本的な構
成は第1図の第1発明の実施例と同様で、同一部
分については同一符号を用いる。
成は第1図の第1発明の実施例と同様で、同一部
分については同一符号を用いる。
この場合、スプール23の軸受摺動部径D1は
バルブシート径D2よりも大きく設定される。
バルブシート径D2よりも大きく設定される。
即ち、スプール23に作用する力の釣り合いは
D1>D2に基づく受圧面積差 ΔA=A1−A2 とすれば、ΔA(PH−PL)がスプール23の閉じ
方向に働くため、スプール23の保持力Ftとし
ては、この分がスプリング30のバネ力に加わる
ため、 Ft=Kv・Xv+ΔA(PH−PL) (PH:油室A側の圧力、PL:油溜室側の圧
力)となる。
D1>D2に基づく受圧面積差 ΔA=A1−A2 とすれば、ΔA(PH−PL)がスプール23の閉じ
方向に働くため、スプール23の保持力Ftとし
ては、この分がスプリング30のバネ力に加わる
ため、 Ft=Kv・Xv+ΔA(PH−PL) (PH:油室A側の圧力、PL:油溜室側の圧
力)となる。
制動時に突き上げを受けたときにスプール23
が開方向に移動し始める設定加速度は α0=Ft/mv となる。
が開方向に移動し始める設定加速度は α0=Ft/mv となる。
これによれば、ANDバルブ26の閉位置での
保持力は前記の第1発明の場合に比べてΔA(PH
−PL)の分だけアツプする。換言すれば、ΔA
(PH−PL)の分だけソレノイド28の負担が軽
減できる。
保持力は前記の第1発明の場合に比べてΔA(PH
−PL)の分だけアツプする。換言すれば、ΔA
(PH−PL)の分だけソレノイド28の負担が軽
減できる。
尚、この発明の他の実施例として、第1の発明
で記載した実施例(第2〜4図)の適用はもちろ
ん可能である。
で記載した実施例(第2〜4図)の適用はもちろ
ん可能である。
(発明の効果)
以上要するに第1の発明によれば、加速度感応
スプールにより突き上げ加速度を感知してスプー
ル自体を相対変位させるようにしたので、AND
バルブが開かない小さな突き上げに対してもスプ
ールの変位により対応でき、小さな突き上げの連
続による「ゴツゴツ感」が伝達されるのを効果的
に防止できるため、乗り心地が向上する。
スプールにより突き上げ加速度を感知してスプー
ル自体を相対変位させるようにしたので、AND
バルブが開かない小さな突き上げに対してもスプ
ールの変位により対応でき、小さな突き上げの連
続による「ゴツゴツ感」が伝達されるのを効果的
に防止できるため、乗り心地が向上する。
また、加速度感応スプールはソレノイドのアー
マチユアを別体に構成して、セリなどによる作動
不良が起きないようにしたので、ソレノイドは小
型でも安定したAND効果及びGキヤンセル効果
が得られる。
マチユアを別体に構成して、セリなどによる作動
不良が起きないようにしたので、ソレノイドは小
型でも安定したAND効果及びGキヤンセル効果
が得られる。
さらに、第2の発明によれば、特に加速度感応
スプールの摺動軸受径をバルブシート径よりも大
きく設定したので、この受圧面積差に基づいて作
動油圧がスプールの閉方向に作用するため、その
分ソレノイドの負担も軽減できるという効果が得
られる。
スプールの摺動軸受径をバルブシート径よりも大
きく設定したので、この受圧面積差に基づいて作
動油圧がスプールの閉方向に作用するため、その
分ソレノイドの負担も軽減できるという効果が得
られる。
第1図は第1発明の実施例を示すアンチノーズ
ダイブ機構の断面図、第2図はその取付状態図、
第3図は他の実施例の取付状態図、第4図はアン
チノーズダイブ機構の他の実施例を示す断面図、
第5図は第2発明の実施例を示すアンチノーズダ
イブ機構の断面図、第6図は従来技術を示すアン
チノーズダイブ機構の断面図である。 20……バルブハウジング、21……ソレノイ
ド、23……加速度感応スプール、24……摺動
軸受部、25……バルブシート、26……AND
バルブ、29……リターンスプリング、31……
導通孔、Y……アンチノーズダイブ機構、Z……
フロントフオーク。
ダイブ機構の断面図、第2図はその取付状態図、
第3図は他の実施例の取付状態図、第4図はアン
チノーズダイブ機構の他の実施例を示す断面図、
第5図は第2発明の実施例を示すアンチノーズダ
イブ機構の断面図、第6図は従来技術を示すアン
チノーズダイブ機構の断面図である。 20……バルブハウジング、21……ソレノイ
ド、23……加速度感応スプール、24……摺動
軸受部、25……バルブシート、26……AND
バルブ、29……リターンスプリング、31……
導通孔、Y……アンチノーズダイブ機構、Z……
フロントフオーク。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 フロントフオークの圧側作動時に作動油の流
れる通路に制動時に閉じるアンチノーズダイブバ
ルブを介装したフロントフオークのアンチノーズ
ダイブ機構において、前記通路の一部を構成する
バルブハウジングに、制動時に励磁されるソレノ
イドによりリターンスプリングに抗して駆動され
るアーマチユアと、このアーマチユアと同軸的に
配置されかつアーマチユアに圧接するように付勢
された加速度感応スプールとを摺動自在に内装す
ると共に、このスプールが挿通するバルブシート
を設け、このバルブシートにフロントフオークの
下方から着座するバルブをスプールに設け、さら
には前記スプールに、一端開口部が前記バルブよ
りも下方に位置し、他端開口部が摺動軸受部より
も上方に位置する導通孔を設けてこのスプールの
上下両端の圧力を同一にしたことを特徴とするフ
ロントフオークのアンチノーズダイブ機構。 2 フロントフオークの圧側作動時に作動油の流
れる通路に作動時に閉じるアンチノーズダイブバ
ルブを介装したフロントフオークのアンチノーズ
ダイブ機構において、前記通路の一部を構成する
バルブハウジングに、制動時に励磁されるソレノ
イドによりリターンスプリングに抗して駆動され
るアーマチユアと、このアーマチユアと同軸的に
配置されかつアーマチユアに圧接するように付勢
された加速度感応スプールとを摺動自在に内装す
ると共に、このスプールが挿通するバルブシート
を設け、このバルブシートにフロントフオークの
下方から着座するバルブをスプールに設け、さら
には前記スプールに、一端開口部が前記バルブよ
りも下方に位置し、他端開口部が摺動軸受部より
も上方に位置する導通孔を設けてこのスプールの
上下両端の圧力を同一とし、かつ前記スプールの
摺動軸受部を前記バルブシートよりも上流側とな
るようバルブハウジングに設け、その摺動軸受径
を前記バルブシート径よりも大きく設定したこと
を特徴とするフロントフオークのアンチノーズダ
イブ機構。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10786685A JPS61263883A (ja) | 1985-05-20 | 1985-05-20 | フロントフオ−クのアンチノ−ズダイブ機構 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10786685A JPS61263883A (ja) | 1985-05-20 | 1985-05-20 | フロントフオ−クのアンチノ−ズダイブ機構 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61263883A JPS61263883A (ja) | 1986-11-21 |
| JPH0584276B2 true JPH0584276B2 (ja) | 1993-12-01 |
Family
ID=14470061
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10786685A Granted JPS61263883A (ja) | 1985-05-20 | 1985-05-20 | フロントフオ−クのアンチノ−ズダイブ機構 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS61263883A (ja) |
-
1985
- 1985-05-20 JP JP10786685A patent/JPS61263883A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61263883A (ja) | 1986-11-21 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US12377699B2 (en) | Method and apparatus for an adjustable damper | |
| US4295658A (en) | Front end shock absorbing apparatus for wheeled vehicle | |
| JPH0134814B2 (ja) | ||
| EP0397702B1 (en) | A variable rate shock absorber and system therefor | |
| JP5207573B2 (ja) | 自動車制動装置 | |
| US6206152B1 (en) | Vibration damper with variable damping force | |
| JPH0584276B2 (ja) | ||
| JPH0584275B2 (ja) | ||
| JP2839319B2 (ja) | 減衰力調整バルブ | |
| JPH0584278B2 (ja) | ||
| JPH0584277B2 (ja) | ||
| JPH0327776B2 (ja) | ||
| JPH0221627Y2 (ja) | ||
| JPS6058075B2 (ja) | 二輪車用緩衝器 | |
| JP2905530B2 (ja) | 減衰力調整機構 | |
| JPS6333569B2 (ja) | ||
| JP2954974B2 (ja) | 減衰器の減衰力制御装置 | |
| JPH0310979A (ja) | 二輪車の制動及び緩衝機構 | |
| JPH0424583B2 (ja) | ||
| US3966268A (en) | Inertia load sensing brake valve | |
| KR100234216B1 (ko) | 플로우 벨브를 가진 자동차의 abs용 완충밸브 | |
| JPS6233675Y2 (ja) | ||
| JPH0775995B2 (ja) | フロントフォークの沈込防止装置 | |
| JPS6121348Y2 (ja) | ||
| JPH0224995Y2 (ja) |