JPH0777977B2 - 防火性能に優れた人造大理石およびその製造方法 - Google Patents

防火性能に優れた人造大理石およびその製造方法

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JPH0777977B2 JP25580086A JP25580086A JPH0777977B2 JP H0777977 B2 JPH0777977 B2 JP H0777977B2 JP 25580086 A JP25580086 A JP 25580086A JP 25580086 A JP25580086 A JP 25580086A JP H0777977 B2 JPH0777977 B2 JP H0777977B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、防止性能に優れた水酸化アルミニウム粉末充
填メチルメタクリレート系人造大理石およびその製造方
法に関する。
(従来の技術) 水酸化アルミニウム粉末を充填したメチルメタクリレー
トを主成分とする重合体成形品は、深み感のある美しい
表面性を有すること、機械的強度に優れること、耐候性
に優れること、耐蝕性に優れること、難燃性に優れるこ
となどの特性を有することから、人造大理石製品として
各種天板やカウンタートップ、洗面化粧台、流し台、浴
槽、シャワートレー、防水パン、床材、壁材、間仕切り
板、美術工芸品などに広く使用されている。この人造大
理石製品の難燃性は、充填材として含有している水酸化
アルミニウム粉末が34.5重量%もの多量の結合水を有
し、それが200℃付近で急激な脱水分解反応を起こすと
同時に多量の熱を吸収するためであって、通常の可燃性
のプラスチックでも水酸化アルミニウム粉末を多量に配
合すれば、UL規格94,V−Oに合格する難燃性を付与する
ことも可能である。しかし、水酸化アルミニウム粉末充
填メチルメタクリレート系人造大理石は、火炎にさらさ
れた場合の燃焼速度が大きくて、火炎が裏面に貫通し易
いという欠点を有しているので、間仕切り板や壁材に使
用すると、火炎の場合に炎の伝播が速く初期消火上問題
となる。
火炎が裏面まで貫通するのを遅らせるには人造大理石製
品の厚さを増せばよいが、そのために材料費や輸送費が
高くなって経済的に不利となる。また、燐系やハロゲン
系、三酸化アンチモンなどの難燃化剤を多量添加する方
法も知られているが、この方法では多量の難燃化剤のた
めに水酸化アルミニウム粉末充填メチルメタクリレート
系人造大理石製品の優れた深み感や、耐熱性、耐候性、
耐蝕性、強度などの特性が損なわれる。したがって、水
酸化アルミニウム粉末を充填したメチルメタクリレート
系人造大理石の優れた特性を損ねることなく、安価に火
炎に対する耐貫通性を向上させることが望まれている。
(発明が解決しようとする問題点) 本発明は、水酸化アルミニウム粉末充填メチルメタクリ
レート系人造大理石製品の優れた特性を損ねることな
く、しかも安価に防火性能を向上させようとするもの、
すなわち火炎にさらされても炎が貫通し難くしようとす
るものである。
(問題点を解決するための手段) 本発明者等は上記問題点を解決すべく鋭意検討した結果
本発明をなすに至った。すなわち、(A)アクリロニト
リルとスチレン、α‐メチルスチレンおよびp-メチルス
チレンよりなる群から選ばれた少なくとも1種のスチレ
ン類とよりなるアクリロニトリル/スチレン系共重合樹
脂(ただし、アクリロニトリル/スチレン共重合樹脂を
除く)5〜40重量%と、メチルメタクリレートを主成分
とする重合体95〜60重量%とからなる樹脂相20〜80重量
部と、(B)水酸化アルミニウム粉末80〜20重量部とか
らなる人造大理石(ただし樹脂相と水酸化アルミニウム
粉末との総和は100重量部である。)が優れた防火性能
を有しており、火炎が裏面へ貫通し難いことを見出した
のである。
このような人造大理石は種々の方法で製造可能である
が、好ましくはアクリロニトリルとスチレン、α‐メチ
ルスチレンおよびp-メチルスチレンよりなる群から選ば
れた少なくとも1種のスチレン類とよりなるアクリロニ
トリル/スチレン系共重合樹脂(ただし、アクリロニト
リル/スチレン共重合樹脂を除く)5〜40重量%と、メ
チルメタクリレートを主成分とする重合性単量体95〜5
重量%とからなるシラップ20〜80重量部と、水酸化アル
ミニウム粉末80〜20重量部とを、総量が100重量部とな
るように混合し、型へ導入して成形硬化することにより
製造される。
本発明でいうメチルメタクリレートを主成分とする重合
体とは、メチルメタクリレートを主成分とする重合性単
量体の重合体を指す。ここでいうメチルメタクリレート
を主成分とする重合性単量体とは、メチルメタクリレー
ト単独またはその50重量%未満を他のα,β‐不飽和化
合物で置換したものである。メチルメタクリレートを置
換し得るα,β‐不飽和化合物は、メチルメタクリレー
トと相溶しかつメチルメタクリレートと共重合し得るも
のであれば特に制限はなく、そのようなものの例として
はアクリル酸、メタクリル酸、炭素原子数1〜18の一価
アルコールとアクリル酸とのエステル、炭素原子数2〜
18の一価アルコールとメタクリル酸とのエステル、アク
リロニトリルやメタクリロニトリルなどのオレフィン系
ニトリル、アクリルアミドやメタクリルアミドなどのオ
レフィン系アミド、スチレンやα‐メチルスチレンなど
のスチレン系化合物、酢酸ビニルや安息香酸ビニルなど
のビニルエステルのような一官能性単量体、およびアク
リル酸やメタクリル酸とエチレングリコールやポリエチ
レングリコール、ポリプロピレングリコール、1,3-ブタ
ンジオール、ネオペンチルグリコール、1,6-ヘキサンジ
オール、トリメチロールエタン、トリメチロールプロパ
ン、テトラメチロールメタン、ペンタエリスリトール、
ジペンタエリスリトールなどの多価アルコールとの、1
分子中に2以上のアクリル酸エステル基および/または
メタクリル酸エステル基を有するエステルやジビニルベ
ンゼン、ジアリルフタレート、トリアリルシアヌレート
などのような多官能性単量体などをあげることができる
が、これらに限定されるものではない。メチルメタクリ
レートを置換し得るα,β‐不飽和化合物は、2種類以
上用いられていてもかまわない。またメチルメタクリレ
ートを主成分とする重合性単量体は、その組成の一部を
予め重合してポリマー溶液として用いることも可能であ
る。なお、多官能性単量体は、既に知られているよう
に、人造大理石製品の耐熱性や耐蝕性能を高めるばかり
でなく、耐火炎貫通性も高めるのでその使用が望ましい
が、多量に用いると人造大理石製品を脆くするので、そ
の使用量はメチルメタクリレートを主成分とする重合性
単量体の総和を基準にして、好ましくは0.5〜20重量%
である。
本発明に使用されるアクリロニトリル/スチレン系共重
合樹脂は、具体的には、アクリロニトリル/α‐メチル
スチレン共重合樹脂、アクリロニトリル/p-メチルスチ
レン共重合樹脂、アクリロニトリル/α‐メチルスチレ
ン/p-メチルスチレン共重合樹脂、アクリロニトリル/
α‐メチルスチレン/スチレン共重合樹脂、アクリロニ
トリル/p-メチルスチレン/スチレン共重合樹脂、アク
リロニトリル/α‐メチルスチレン/p-メチルスチレン
/スチレン共重合樹脂等である。しかして、メチルメタ
クリレートを主成分とする重合体とのブレンド品が、人
造大理石製品に深み感を与えるために、透明性または乳
半性となることが必要であって、透明性となることが最
も好ましい。このような性質を有するアクリロニトリル
/スチレン系共重合樹脂の組成は、メチルメタクリレー
トを主成分とする重合体の組成によって異なるが、アク
リロニトリル/スチレン系共重合樹脂組成で、アクリロ
ニトリル含有率15〜50重量%で、その分子量は20,000〜
1,000,000、好ましくは50,000〜300,000である。例えば
メチルメタクリレートを主成分とする重合体がメタクリ
ル樹脂であって、アクリロニトリル/スチレン系共重合
樹脂のアクリロニトリル含有率が30重量%の樹脂組成を
有するアクリロニトリル/α‐メチルスチレン共重合樹
脂の場合は、ブレンド品は透明になる。
アクリロニトリル/スチレン系共重合樹脂のメチルメタ
クリレートを主成分とする重合体への添加量は、樹脂相
の総量を基準にして5〜40重量%、好ましくは10〜25重
量%である。アクリロニトリル/スチレン系共重合樹脂
の添加量が5重量%未満であると、防火性能は殆ど向上
しないし、40重量%を越えると人造大理石製品の耐候性
などの特性が低下するので好ましくない。
本発明に使用される水酸化アルミニウム粉末に関しては
特に制限はないが、粒子径は200μm以下、好ましくは1
00μm以下、より好ましくは50μm以下である。樹脂相
に対する水酸化アルミニウム粉末の添加量は、目的とす
る人造大理石製品の深み感や比重、硬度、強度、耐熱
性、価格などによって自ずと定まるものであるが、両者
の総量を基準にして20〜80重量%、好ましくは40〜75重
量%である。水酸化アルミニウム粉末の添加量が80重量
%を越えると、人造大理石製品の深み感が失われ強度な
どの特性が低下するので好ましくない。添加量が20重量
%未満であると、硬度や耐熱性、難燃性などの特性が劣
るので好ましくない。
本発明において各成分を混合して製品を得る方法には特
に制限はない。例えば、メチルメタクリレートを主成分
とする重合体とアクリロニトリル/スチレン系共重合樹
脂を溶融下に混合し、これへさらに水酸化アルミニウム
粉末を加えて混合して賦形することもできるし、また注
型成形で製品を得ることも可能である。すなわち、メチ
ルメタクリレートを主成分とする重合性単量体にアクリ
ロニトリル/スチレン系共重合樹脂を溶解したシラップ
に、水酸化アルミニウム粉末を添加したスラリーを型へ
導入して、成形硬化させて製品を得るものであって、注
型成形法は製造コストが安価で操作が簡単で、しかも人
造大理石製品の耐汚染性や耐熱性、耐火炎貫通性向上の
ための架橋構造の導入が容易であるという利点を有して
いる。なお、ここでシラップやスラリーを得る方法には
特に制限はなく、例えばメチルメタクリレートを主成分
とする重合性単量体に、撹拌下にアクリロニトリル/ス
チレン系共重合樹脂を加え、加熱下または冷却下に溶解
するまで撹拌を継続してシラップとすることができる
し、シラップと水酸化アルミニウム粉末の混合は、攪拌
機を具えた槽やニーダーを用いて行うことができる。得
られたスラリーはそのまま型へ導入して成形硬化しても
よいが、その前に増粘操作を施したり硬化反応を一部進
めて、SMCやBMCなどにしてから型へ導入して成形硬化さ
せることも可能である。従って、本発明による成形硬化
は、密閉式セル装置や有蓋開口式セル装置、開口型など
による成形ばかりでなく、連続流し込み成形装置による
成形および圧縮成形装置や射出成形装置などによる前記
SMCやBMCなどの成形も含むのである。
なお、注型成形では、アクリロニトリル/スチレン系共
重合樹脂の添加量が、シラップの総量を基準にして5重
量%未満であると、スラリーに粘りがなくて型への導入
時に流れ難かったり、水酸化アルミニウム粉末が沈降分
離したりするし、40重量%を越えるとスラリー粘度が高
くなって混合や型へ導入が難しくなるので好ましくな
い。またシラップと水酸化アルミニウム粉末の総量に対
する水酸化アルミニウム粉末の添加量が80重量%を越え
ると、やはりスラリー粘度が高くなるので好ましくな
い。
本発明による硬化方法には特に制限はなく、例えば、ラ
ジカル重合開始剤の存在下または不存在下に加熱する方
法、ラジカル重合開始剤と促進剤よりなるいわゆるレド
ックス系による方法、紫外線または放射線を照射する方
法など任意の方法で行うことができるが、これらに限定
されるものではない。注型成形を行う場合には、通常、
ラジカル重合開始剤の存在下に20〜130℃、好ましくは5
0〜90℃の温度に加熱して行なわれる。ラジカル重合開
始剤としては、2,2′‐アゾビスイソブチロニトリル、
2,2′‐アゾビス(2,4-ジメチルバレロニトリル)など
のアゾ化合物、ジイソプロピルパーオキシジカーボネー
ト、ジ(メトキシイソプロピル)パーオキシジカーボネ
ート、t-ブチルパーオキシネオデカノエート、ラウロイ
ルパーオキサイド、過酸化ベンゾイル、2,2-ビス(t-ブ
チルパーオキシ)ブタンなどの過酸化物をあげることが
できるが、これらに限定されるものではない。なお、ラ
ジカル重合開始剤は、2種類以上併用することも可能で
ある。ラジカル重合開始剤の添加量は、シラップ総量に
対して0.005〜3重量%、好ましくは0.01〜1重量%で
ある。
本発明の人造大理石製品には、必要に応じて、特性を損
ねない範囲で以上に説明したメチルメタクリレートを主
成分とする重合性単量体の全組成および一部組成の重合
体およびアクリロニトリル/スチレン系共重合樹脂以外
のポリマーや水酸化アルミニウム粉末以外の充填材、染
顔料、補強材、改質材、安定剤、離型剤、滑剤、難燃化
剤、重合促進剤、重合開始剤残基、重合調節剤残基など
を含むことも可能である。
(実施例) 以下実施例によって本発明をさらに詳しく説明するが、
本発明はこれら実施例によって何んら制限されるもので
はない。
実施例1〜6 表1に示す量のメチルメタクリレートおよびトリメチロ
ールプロパントリメタクリレートに、表1に示す量のア
クリロニトリル/α‐メチルスチレン共重合樹脂(Lura
n KR 2566U,BASF社製)を溶解して得られたシラップ35
重量部に、水酸化アルミニウム粉末(ハイジライトH−
310,昭和軽金属(株)製)65重量部を混合してスラリー
を得た。このスラリー100重量部にステアリン酸0.02重
量部、2,2′‐アゾビスイソブチロニトリル0.02重量部
および2,2-ビス(t-ブチルパーオキシ)ブタン0.05重量
部を混合して、2枚のガラス板の間にU字型に配した柔
らかいガスケットを挟んで組み立てた型に注ぎ込み、型
ごと60℃の水中に5時間、ついで120℃の空気浴中に5
時間保持して厚さ15mmの注型板を得た。これらはいずれ
も深み感に優れた美しい表面性を呈していた。またフェ
ードオーメーターによって1000時間促進暴露を行った
が、黄変は感じられなかった。これとは別に注型板を鉛
直に保持し、板面から50mm離して設置したガスバーナー
より、一定の大きさに調節した火炎を注型板面に垂直に
放射して、火炎によって注型板が燃え厚さが減少する速
度を測定した。結果を表1に示した。これより本発明の
人造大理石は、火炎による燃焼速度が小さくて火炎が裏
面まで貫通し難いことがわかる。
比較例1 メチルメタクリレートを部分重合して得たシラップ(25
℃での粘度は2.5ポイズ)95重量%とトリメチロールプ
ロパントリメタクリレート5重量%からなるシラップ35
重量部を使用すること以外は、実施例1〜6と同じ方法
によって注型板を得た。実施例1〜6と同じ条件で測定
した火炎による厚さ減少速度は表1に示すように1.68mm
/minであった。
比較例2 メチルメタクリレート50重量部とトリメチロールプロパ
ントリメタクリレート5重量部からなる混合モノマー
に、実施例1〜6と同じアクリロニトリル/α‐メチル
スチレン共重合樹脂45重量部を溶解してシラップを得
た。このシラップ35重量部を用いること以外は実施例1
〜6と同じ操作によって注型板を得た。ただし、本比較
例ではスラリー粘度が高くて型へ注入できなかったの
で、型を開いてガラス板の間にスラリーを設置し所定の
厚さに押しつぶした。そのためスラリーは型全体に行き
わたらず、しかも、得られた注型板は脱泡が不完全で気
泡を含んでいた。この注型板をフェードオーメーターを
用いて1000時間促進暴露を行ったところ黄変が認められ
た。
実施例7 アクリロニトリル22重量%、スチレン60重量%およびp-
メチルスチレン18重量%からなる混合モノマー100重量
部にラウロイルメルカプタンおよびラウロイルパーオキ
サイドをそれぞれ0.3重量部混合し、75℃の水浴中で重
合してアクリロニトリル/p-メチルスチレン/スチレン
共重合樹脂を得た。
メチルメタクリレート44.45重量部と1,3-ブタンジオー
ルジメタクリレート1.75重量部とからなる混合モノマー
に上記、アクリロニトリル/p-メチルスチレン/スチレ
ン共重合樹脂粉砕品12重量部およびメタクリル樹脂(パ
ラビーズHR.協和ガス化学工業(株)製)1.8重量部を溶
解して得たシラップに、実施例1〜6と同じ水酸化アル
ミニウム粉末40重量部を混合してスラリーを得た。これ
より実施例1〜6と同じ操作によって得られた注型板
の、実施例1〜6と同じ条件で測定した火炎による厚さ
減少速度は1.85mm/minであった。
比較例3 メチルメタクリレート43.25重量部と1,3-ブタンジオー
ルジメタクリレート1.75重量部からなる混合モノマー
に、実施例7と同じメタクリル樹脂15重量部を溶解して
得たシラップを用いること以外は、実施例7と同じ操作
によって得られた注型板の実施例1〜6と同じ条件で測
定した火炎による厚さ減少速度は2.05mm/minであった。
(発明の効果) 本発明は、水酸化アルミニウム粉末を充填したメチルメ
タクリレートを主成分とする重合体成形品、すなわち人
造大理石製品に、アクリロニトリル/スチレン系共重合
樹脂を加えることによって、その防火性能すなわち火炎
にさらされた時の火炎への耐貫通性を向上せしむるもの
である。
本発明によるアクリロニトリル/スチレン系共重合樹脂
を加える方法は、従来の製品の厚さを増す方法や難燃化
剤を多量添加する方法に比べて、厚さを増す必要がない
ので材料費や輸送費の高騰を防止することができ、また
アクリロニトリル/スチレン系共重合樹脂は難燃化剤と
異なり、深み感や強度、硬度、耐候性、耐蝕性などの諸
特性を低下させないので、アクリル系人造大理石の優れ
た特性を保持したまま、耐火炎貫通性を向上させること
が可能となったのである。
また注型成形法によって本発明にかかわる人造大理石製
品を製造する場合には、メチルメタクリレートを主成分
とする重合性単量体に、アクリロニトリル/スチレン系
共重合樹脂を溶解することによってシラップ粘度が適度
になるために、水酸化アルミニウム粉末を加えて得られ
るスラリーに粘りが生じて、スラリーの流動性が適度に
保持されるために操作が容易で、かつ成形途中で水酸化
アルミニウム粉末が沈降分離したりすることがない、と
いう利点も併せ有するのである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 坂東 智 新潟県北蒲原郡中条町協和町4−7 協和 ガス化学工業株式会社中条工場内 (72)発明者 荒川 興二 新潟県北蒲原郡中条町協和町4−7 協和 ガス化学工業株式会社中条工場内 (56)参考文献 特開 昭58−90922(JP,A) 特開 昭61−44747(JP,A) 特開 昭61−7310(JP,A)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(A)アクリロニトリルとスチレン、α‐
    メチルスチレンおよびp-メチルスチレンよりなる群から
    選ばれた少なくとも1種のスチレン類とよりなるアクリ
    ロニトリル/スチレン系共重合樹脂(ただし、アクリロ
    ニトリル/スチレン共重合樹脂は除く)5〜40重量%
    と、メチルメタクリレートを主成分とする共重合体95〜
    60重量%とからなる樹脂相20〜80重量部と、 (B)水酸化アルミニウム粉末80〜20重量部と、 からなる〔ただし、(A)と(B)の総和を100重量部
    とする〕人造大理石。
  2. 【請求項2】(A)アクリロニトリルとスチレン、α‐
    メチルスチレンおよびp-メチルスチレンよりなる群から
    選ばれた少なくとも1種のスチレン類とよりなるアクリ
    ロニトリル/スチレン系共重合樹脂(ただし、アクリロ
    ニトリル/スチレン共重合樹脂は除く)5〜40重量%
    と、メチルメタクリレートを主成分とする重合性単量体
    95〜60重量%とからなるシラップ20〜80重量部と、 (B)水酸化アルミニウム粉末80〜20重量部とを、総量
    が100重量部となるように混合し、型へ導入して成形硬
    化することを特徴とする人造大理石の製造方法。
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