JPH0778123B2 - ポリオルガノシロキサン油濃厚物 - Google Patents

ポリオルガノシロキサン油濃厚物

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JPH0778123B2
JPH0778123B2 JP4210322A JP21032292A JPH0778123B2 JP H0778123 B2 JPH0778123 B2 JP H0778123B2 JP 4210322 A JP4210322 A JP 4210322A JP 21032292 A JP21032292 A JP 21032292A JP H0778123 B2 JPH0778123 B2 JP H0778123B2
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oil
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surfactant
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はポリオルガノシロキサン
の微細なエマルジョンの製造に有用な油濃厚物に関す
る。上記油濃厚物から得られる微細エマルジョン中のポ
リオルガノシロキサンの平均粒径が0.3ミクロンより
小さいことを特徴とする
【0002】小粒径液滴または集合体を有する上記エマ
ルジョンは外観上一般に実質的に透明であって好ましく
は全く透明である。
【0003】
【従来技術】一般に半透明または透明のエマルジョンを
造ることは難かしい。水中油型のミクロエマルジョンは
油中水型のミクロエマルジョンよりも一般には造るのが
難しい。かかる半透明または透明なエマルジョン中の油
相としてポリオルガノシロキサンの僅かな限られた例の
みが知られている。米国特許第4,146,499(1
979年3月27日発行)においてロサノ(Rosano)は
水中油型のミクロエマルジョンの製造方法を教示してい
る。ロサノは前述のようなミクロエマルジョンを4工程
方法で造ったが、それは(1)ほんのわずかに油相に溶
解性である第1の界面活性剤の選択、(2)この選択さ
れた第1の界面活性剤を、水性相中に乳化された油の牛
乳状もしくは乳白色のエマルジョンを生成するのに有効
な量で乳化さるべき油中に溶解すること、(3)この溶
解された第1の界面活性剤を有する油を水相に添加して
攪拌すること、そして(4)最後に、第1の界面活性剤
よりも若干一層水に溶解性である第2の界面活性剤を前
記水相中に供給して水中油型の実質上清澄なミクロエマ
ルジョンを形成することを包含する。この第2の界面活
性剤は溶解された第1の界面活性剤剤含有油の添加に先
立って水性相中に添加されるか、あるいは第3工程で造
られた乳白色のエマルジョンに、所望の実質上清澄なミ
クロエマルジョンが得られるまで滴下するように使用す
るかいずれでもよい。水性媒質中に容易には分散しない
疎水性の油がロサノ方法に使用される場合には、該水性
媒質に分散されうる溶媒中にまず前記疎水性油を溶解す
ることが必要である。この溶媒中に溶解された疎水性油
はついでロサノ方法における油相として処理される。ロ
サノ(例5)はポリオキシエチレン(20)ソルビタン
モノラウレートを第1の界面活性剤として、そしてノニ
ルフェノールポリエチレングリコールエーテルを第2の
界面活性剤として使用して、トリクロロトリフルオロエ
タン中に溶解された疎水性油であるジメチルポリシロキ
サンのミクロエマルジョンの調製を記述した。他のポリ
オルガノシロキサンを含有するミクロエマルジョンはロ
サノにより記述も教示されていない。またポリオルガノ
シロキサンミクロエマルジョンが、水性媒質に分散され
うる溶媒にまずポリオルガノシロキサンを溶解しなくと
も調製できることも教示されていない。
【0004】米国特許第3,975,294号(197
6年8月17日発行)および第4,052,331号
(1977年10月4日発行)においてデュモウリン
(Dumoulin)は次の表面活性組成物を使用する
ポリオルガノシロキサン ミクロエマルジョン調製を教
示しているが、それは(a)4〜9−CH2 CH2 O−
単位を含有するポリエチレングリコールの少くとも1種
のn−アルキル モノエーテルの45〜90重量%(該
n−アルキル ラジカルは5〜15炭素原子を含有す
る)、(b)ナトリウム ジアルキルスルホサクシネー
トの5〜35重量%(線状または分枝状アルキル ラジ
カルは6〜12炭素原子を含有する)、(c)オレイン
酸、リノレイン酸、リノレニン酸およびリシノレイン酸
から選択される少くとも1種の酸の2〜17重量%、お
よび(d)トリエタノールアミンおよびn−ヒドロキシ
エチルモルフォリンから選択される少くとも1種のアミ
ンの1.5〜12重量%を含む。ここに述べた表面活性
組成物以外の界面活性剤を以てポリオルガノシロキサン
からミクロエマルジョンを造ろうとする企ては失敗し
た。デュモウリンのこの方法はポリオルガノシロキサン
最高15重量%を含有するミクロエマルジョンを造るこ
とができる。またデュモウリンのこの方法は満足なミク
ロエマルジョンを調製するために前記の表面活性組成物
の大量を一般に必要とする。典型的には、必要とされる
表面活性組成物の量はミクロエマルジョン化さるべきポ
リオルガノシロキサンの100重量部当り約200〜1
000重量部の範囲であった。
【0005】米国特許第3,433,780号(196
9年3月18日発行)においてセカダ(Cekada)
およびウエイエンベルグ(Weyenberg)は単位
式RsiO3/2 (式中、Rは1〜7炭素原子を含有する
炭化水素または置換炭化水素である)のシルセスキオキ
サンのコロイド サスペンジョン(0.1ミクロンより
小さい粒径)の調製を教示している。これらのサスペン
ジョンまたはミクロエマルジョンは適当なシランを水−
界面活性剤混合物に攪拌下添加することによって造られ
たが、その際シランの量は(1)10重量%より小、ま
たは(2)シランは時間当り、リットル当りシランの1
0モルより小の速度で添加された。このセカダらの方法
は一般式RSiO3/2 のみのシロキサンの調製に限定さ
れる。セカダらの手法はエマルジョン重合の一例であ
る。
【0006】
【本発明の目的および構成】本発明は水中油型のポリオ
ルガノシロキサンエマルジョンの製造に有用な油濃厚物
に関するものであって、この油濃厚物は (A)一般式 RSiO(4−a−b)/2 および場合により RSiO(4−c)/2 (式中、aは0〜2であり、bは1〜3であり、cは1
〜3であり、そして和(a+b)は1〜3であり、また
式中、Rは1価の炭化水素または置換炭化水素基であ
り、そしてQはSi−C結合を通じて珪素に結合する極
性基であって、その場合Qは
【化2】 を表わす)のシロキサン単位を含有するポリオルガノシ
ロキサン、 (B) 該ポリオルガノシロキサンに不溶性でありそし
、これと混合して不透明な混合物を形成する界面活性
であって、該ポリオルガノシロキサン100重量部あ
たり10〜200重量部の界面活性剤、および (C)実質的に透明な混合物を生成するのに十分な量
あり且つ該ポリオルガノシロキサン100重量部あたり
4〜30重量部の水、 を含み、 該油濃厚物は水中に急速に分散される時に、0.3ミク
ロンより小さいエマルジョン中の前記ポリオルガノシロ
キサンの平均粒径を有する透明な水中油型のポリオルガ
ノシロキサン エマルジョンを生成することを特徴とす
る。
【0007】本発明の実質的に透明そして好ましくは全
く透明の濃厚物は少くとも一つの特定の極性基を有する
ポリオルガノシロキサン、ポリオルガノシロキサンに不
溶性である界面活性剤および混合物を実質的に透明にす
るのに十分な水を含有する。一般にこの実質的に透明な
油濃厚物を形成するための成分の添加順序は限界的では
ない。一つの方法はポリオルガノシロキサンと不溶性界
面活性剤との不透明混合物を造り、次いで所望の実質的
に透明であって、好ましくは全く透明の油濃厚物を得る
のに十分な水を添加することである。一旦所定のポリオ
ルガノシロキサン/界面活性剤の組合せに必要な水の量
が知られれば、三成分の所望量を一緒に単に混合するこ
とによって油濃厚物を造ることが好ましい。本発明者は
理論に拘束されるのを好まないけれども、油濃厚物は小
平均粒径を有する油中水型のエマルジョンであると信じ
られている。透明な油濃厚物は油中水型のミクロエマル
ジョンでありうる。
【0008】この油濃厚物はその調製後まもなく、ある
いは多くの場合その調製数ケ月後または数年後でさえ、
いずれでも水中油型のポリオルガノシロキサンを含有す
る微細エマルジョン製造のために使用できる。一般に、
水と容易に反応するポリオルガノシロキサンを含有する
油濃厚物は長期間の安定性を保たない。かかる油濃厚物
はその調製直後に使用さるべきである。微細エマルジョ
ンないしミクロエマルジョンを調製するために、本発明
の実質的に透明であって好ましくは全く透明な油濃厚物
は水中に迅速に分散される。一般に、油濃厚物の水中で
の分散が速かであればある程、得られるエマルジョンの
平均粒径は一層小さい。一般に、かすんで見える実質的
に透明の油濃厚物は、急速に水に分散されると、0.3
ミクロンよりも小さい平均粒径を有する微細エマルジョ
ンを与える。より好ましくは全く透明または清澄であ
る、実質的に透明の油濃厚物は水に迅速に分散される時
に平均粒径が0.14ミクロンよりも小さいミクロエマ
ルジョンを一般に生成する。油濃厚物は全く透明または
清澄であって、そのような油濃厚物から得られるエマル
ジョンが0.14ミクロンまたはより小さい平均粒径を
有することが望ましい。このようなエマルジョンは一般
に「ミクロエマルジョン」と呼ばれる。
【0009】実質的に透明であって好ましくは全く透明
な油濃厚物は迅速に水に分散されて所望の微細エマルジ
ョンまたはミクロエマルジョンを形成することができ
る。この油濃厚物は当業界に知られている多数の方法で
水に急速に分散させることができる。たとえば、小規模
には、油濃厚物は単に水中に注いで混合物を手で迅速に
振盪するだけでよい。大規模の生産のために、特に商業
規模では、油濃厚物を水中に急速分散させる機械的手段
が望ましい。かかる機械的手段には各種の動力駆動攪拌
機による攪拌、超音波ミキサー、プレンダー、コロイド
ミル、ホモジナイザー、インラインミキサーおよびポン
プがある。本発明の油濃厚物より微細エマルジョンおよ
びミクロエマルジョンはバッチ法、半連続法または連続
法によって造ることができる。油濃厚物および油濃厚物
から得られるエマルジョンのいずれも室温でもしくはそ
の近くで造られることが一般に好ましい。液状水と一致
するより高いおよびより低い温度も使用でき、そしてあ
る種のポリオルガノシロキサン/界面活性剤の組合せで
は事実好ましいことである。
【0010】本発明においてポリオルガノシロキサンは 一般式 Ra b SiO(4-a-b)/2 (式中、R,Q,aおよびbは前に定義したとおりであ
る)のシロキサンの単位を含有することを必須とし、場
合により Rc SiO(4-C)/2 (式中、Rおよびcは前に定義したとおりである)の追
加のシロキサン単位を含有することができる。存在でき
るR基の例としてはメチル、エチル、プロピル、ブチ
ル、アミル、ヘキシル、オクチル、デシル、ドデシル、
オクタデシル、およびミリシル基のようなアルキル基;
ビニル、アルリルおよびヘキセニル基のようなアルケニ
ル基;シクロブチルおよびシクロヘキシルラジカルのよ
うなシクロアルキル基;フェニル、キセニルおよびナフ
チル基のようなアリール基;ベンジルおよび2−フェニ
ルエチル基のようなアルアルキル基;トリル、キシリル
およびメジチル基のようなアルカリール基;3−クロロ
プロピル、4−ブロモブチル、3,3,3−トリフルオ
ロプロピル、クロロシクロヘキシル、ブロモフェニル、
クロロフェニル、α,α,α−トリフルオロトリルおよ
びジクロロキセニル基のような対応するハロ炭化水素
基;2−シアノエチル、3−シアノプロピルおよびシア
ノフェニル基のような対応するシアノ炭化水素基;およ
びメルカプトエチル、メルカプトプロピル、メルカプト
ヘキシルおよびメルカプトフェニルのような対応するメ
ルカプト炭化水素基がある。Rは1〜18炭素原子を含
有する炭化水素基であることが好ましい。特に好ましい
R基はメチル、フェニル、およびビニル基である。
【0011】好適なポリオルガノシロキサンは次の一般
式によって説明できる:
【化3】 R(3-d) d Si(R2 SiO)x (RQSiO)y SiR(3-d')Q′d' 式中、RおよびQは前に定義したおりであり、そしてd
およびd′は独立に0,1,2または3である。xおよ
びyの値は(y+d+d′)が少くとも1であり、かつ
合計(x+y)が、油濃厚物が0.3ミクロンより小さ
い平均粒径を得るのに十分に迅速に水中に分散され得な
い程大きくない限り、特に限定されない。しかしながら
合計(x+y)は油濃厚物を水中に分散し易い約500
よりも小さいことが好ましい。0.3ミクロンよりも小
さい平均粒径を有するエマルジョンを得るために、粘稠
な油濃厚物が急速に水中に分散できる程十分な機械的手
段による攪拌をもし与えることができるならば、(x+
y)のより大きな値を有するポリオルガノシロキサンで
も本発明において使用できる。dおよびd′のいずれも
が0でそれ故ポリオルガノシロキサンがトリオルガノシ
ロキシ単位を以て末端封鎖されていることもまた好まし
い。再言するが、特に好ましいRラジカルはメチル、フ
ェニルおよびビニル基である。
【0012】本発明における使用に適するポリオルガノ
シロキサンは分子中に一つより多いタイプの前記Qの極
性基を有しうることも当業者により理解されよう。当業
者はまた単一の置換基中に一つより多いタイプの前記Q
の極性基を有するポリオルガノシロキサンもまた本発明
における使用に適するであろうことも理解すべきであ
る。さきに示されたように、ポリオルガノシロキサンは
少くとも一つの前記Qの極性基を有しなければならな
い。ポリオルガノシロキサンは好ましくは約1〜15モ
ル%の前述の極性基を有すること、そして約2〜10モ
ル%の前述の極性基を有することが最も好ましい。15
モル%より多くの前記Qの極性基を含有するポリオルガ
ノシロキサンのエマルジョンは本発明の方法によって造
ることができるが、しかしかかるエマルジョンの価格は
その商業上の使用を大いに低下させるであろう。
【0013】本発明において有用な前記Qの極性基含有
ポリオルガノシロキサンは当業界に周知の手法で製造で
きる。これらのポリオルガノシロキサンは商業的に入手
できる。それ故ここではその製造については述べない。
前記Qの極性基を含有しないポリオルガノシロキサンも
また本発明の油濃厚物から極性基含有ポリオルガノシロ
キサンの存在下にエマルジョン化できる。エマルジョン
化できる非極性基含有ポリオルガノシロキサンの量は存
在する全ポリオルガノシロキサン基準で最高30重量%
に通常限定される。もしかかる非極性基含有ポリオルガ
ノシロキサンが本発明のエマルジョン中に混入されるべ
きならば、それらは極性基含有ポリオルガノシロキサン
と共にかつ同時に油濃厚物中に添加されるべきである。
【0014】油濃厚物は所望の前記Qの極性基含有ポリ
オルガノシロキサン、この極性基含有ポリオルガノシロ
キサンに不溶性である少くとも一つの界面活性剤、およ
び実質的に透明であって、好ましくは全く透明な混合物
を得るのに十分な水を混合することによって造られる。
この不溶性の界面活性剤はアニオン性、カチオン性、ノ
ニオン性または両性の性状であることができる。一般に
ノニオン性界面活性剤が好ましい。溶解性は簡単なテス
トにより測定できる。界面活性剤の少量(1グラムの数
分の一)がポリオルガノシロキサン油の数mlに添加さ
れる。もし界面活性剤が不溶性であれば、曇ったサスペ
ンジョンが生じる;もし界面活性剤が溶解性であれば、
溶液は清澄になる。一般に、大抵の極性基含有ポリオル
ガノシロキサン油に界面活性剤が不溶性であるために
は、その界面活性剤の親水性−親油性バランス(HL
B)は約8よりも大きくあるべきである。このHLBは
適当な界面活性剤の最初の選択の指針としてのみ与えら
れるので、本発明の限定としてではない。ある種の極性
基含有ポリオルガノシロキサンに対して8より小さいH
LB値を有する界面活性剤はそれに不溶性であることも
あって、本発明の手法によって0.3ミクロンよりも小
さい平均粒径を有するエマルジョンを生成する。換言す
れば、ポリオルガノシロキサン油中の界面活性剤の不溶
解性はHLB値よりもむしろ臨界的因子である。
【0015】本発明において有用な不溶性界面活性剤は
一般に良く知られており、かつ商業的に入手可能であ
る。これら周知の界面活性剤には10〜22炭素原子を
有する脂肪酸のソルビタンエステル;95%までのエチ
レンオキサイドを有するC10〜C22脂肪酸のポリオキシ
エチレンソルビタンエステル;C10〜C22脂肪酸のポリ
オキシエチレンソルビトールエステル、6〜20炭素原
子および95%までのエチレンオキサイドを有する脂肪
族フェノールのポリオキシエチレン誘導体;10〜22
炭素原子を有する脂肪族アミノおよびアミドベタイン;
95%までのエチレンオキサイドを有するC10〜C22
肪酸または脂肪族アルコールのポリオキシエチレン縮合
物;イオン性界面活性剤たとえばアルキル基中6〜20
炭素のアルキルアリールスルホネート;C10〜C22脂肪
酸石鹸;C10〜C22脂肪族スルフェート;C10〜C22
ルキルスルホネート;ジアルキルスルホサクシネートの
アルカリ金属塩;C10〜C22脂肪族アミンオキサイド;
6 〜C20炭素原子の脂肪族イミダゾリン;10〜22
炭素原子を有する脂肪族アミドスルホベタイン;第4級
界面活性剤たとえば10〜22炭素原子を有する脂肪族
アンモニウム化合物;C10〜C22脂肪族モルホリンオキ
サイド;95%までのエチレンオキサイドを有するカル
ボキシル化エトキシル化C10〜C22アルコールのアルカ
リ金属塩;95%までのエチレンオキサイドを有するグ
リセリンのC10〜C22脂肪酸モノエステルのエチレンオ
キサイド縮合物;C10〜C22脂肪酸のモノ−またはジエ
タノールアミド;およびエチレンオキサイド単位および
(または)プロピレンオキサイド単位を含有するアルコ
キシル化シロキサン界面活性剤;およびフォスフェート
エステルなどがある。界面活性剤の分野で良く知られて
いるように、アニオン性界面活性剤の場合のカウンタ−
イオンはアルカリ金属、アンモニア、または置換アンモ
ニアたとえばトリメチルアミンまたはトリエタノールア
ミンのいずれでもよい。通常アンモニウム、ナトリウム
およびカリウムが好ましい。カチオン性界面活性剤の場
合に、カウンタ−イオンは通常ハライド、スルフェート
またはメソスルフェートであり、クロライドは最も普通
に工業的に入手可能な化合物である。上述の化合物は脂
肪族誘導体に特に関して記述された。それは親脂性部分
を通常形成する脂肪族部分である。通常の脂肪族基は天
然または合成源のアルキル基である。大抵の場合、アル
キル基は性質上普通起るよう一つまたはそれ以上のエチ
レン結合を有する対応するエチレン系飽和基によってお
きかえられることができる。通常の不飽和基はオレイ
ル、リノレイル、デセニル、ヘキサデセニル、ドデセニ
ルなどである。当業界に知られているように、適当な場
合に、アルキル基は環式、即ちシクロアルキルであるこ
ともでき、あるいは直鎖または分枝鎖であることもでき
る。単一のノニオン性界面活性剤が不溶性界面活性剤と
して使用される場合に、この界面活性剤の曇り点エマル
ジョン調製温度よりも高くあるべきである。そのような
界面活性剤(即ち、低い曇り点を有する)は、もし不溶
性でもありかつ高い曇り点を有する他の界面活性剤も存
在するならば使用できる。他の適当な界面活性剤の例と
してはソルビトールモノラウレート−エチレンオキサイ
ド縮合物;ソルビトールモノミリステート−エチレンオ
キサイド縮合物;ソルビトールモノステアレート−エチ
レンオキサイド縮合物;ドデシルフェノール−エチレン
オキサイド縮合物;ミリスチルフェノール−エチレンオ
キサイド縮合物;オクチルフェニル−エチレンオキサイ
ド縮合物;ノニルフェニル−エチレンオキサイド縮合
物;ステアリルフェノール−エチレンオキサイド縮合
物;ラウリルアルコール−エチレンオキサイド縮合物;
ステアリルアルコール−エチレンオキサイド縮合物;第
2級アルコール−エチレンオキサイド縮合物たとえばエ
チレンオキサイドと縮合したC14〜C15第2級アルコー
ル;ドデシルアミノベタイン;ココアミドスルホベタイ
ン;オレイルアミドベタイン;ココイミダゾリン;ココ
スルホイミダゾリン;セチルイミダゾリン;1−ヒドロ
キシエチル−2−ヘプタデセニルイミダゾリン;1−ヒ
ドロキシエチル−2−混合ヘプタデセニルヘプタデカジ
エニルイミダゾリン;n−ココモルホリンオキサイド;
デシルジメチルアミンオキサイド;エチレンオキサイド
と縮合したソルビタントリステアレート;エチレンオキ
サイドと縮合したソルビタントリオレエート;ソルビタ
ントリオレエート;ナトリウムまたはカリウムドデシル
スルフェート;ナトリウムまたはカリウムステアリルス
ルフェート;ナトリウムまたはカリウムドデシルベンゼ
ンスルフェート;ナトリウムまたはカリウムステアリル
スルホネート;ドデシルスルフェートのトリエタノール
アミン塩;トリメチルドデシルアンモニウムクロライ
ド;トリメチルステアリルアンモニウムメソスルフェー
ト;ナトリウムラウレート;ナトリウムまたはカリウム
ミリステート;およびナトリウムまたはカリウムステア
レートがある。
【0016】本発明の実施に好適な界面活性剤としては
オクチルフェノキシポリエトキシエタノール(エチレン
オキサイド単位の色々の量を有するノニオン性界面活性
剤で米国ペンシルバニア州フィラデルフィア所在のロー
ム・アンド・ハースカンパニーから一般商品名「トリト
ン」(Triton)で入手できる);トリメチルノニ
ルポリエチレングリコールエーテルおよび線状11−1
5炭素原子含有アルコールのポリエチレングリコールエ
ーテル(米国ニューヨーク州ニューヨーク所在のユニオ
ン・カーバイド・コーポレーションから一般商品名「テ
ルジトール」(Tergitol)で入手できる);ノ
ニオン性エトキシル化トリデシルエーテル(米国サウス
カロライナ州、モウルジン所在エメリー・インダストリ
ーズ(Emery Industries)から一般商
品名「トリコール」(Trycol)で入手できる);
ジアルキルスルホサクシネートのアルカリ金属塩(米国
ニュージャージー州ウエイン所在「アメリカン・サイア
ナミド・カンパニーから一般商品名「エアロゾル」(A
erosol)で入手できる);ポリエトキシル化第4
級アンモニウム塩および第1級脂肪族アミンのエチレン
オキサイド縮合生成物(米国、イリノイ州シカゴ所在ア
ルマク・カンパニー(Armak Co.)からそれぞ
れ一般商品名「エトクワド」(Ethoquad)およ
び「エトミーン」(Ethomeen)で入手でき
る);およびエチレンオキサイドおよび(または)プロ
ピレンオキサイド基を含有するアルコキシル化シロキサ
ン界面活性剤がある。これらの好ましい界面活性剤はま
た他の供給会社から異る商品名で得ることができる。
【0017】当業者が分るであろうように、上述の一定
種類の界面活性剤のすべてが本発明の実施における第1
の界面活性剤として適するのではない。一定系列の界面
活性剤の若干が関心のあるシロキサン油中に溶解性であ
りうる、そしてそれ故、エマルジョン中の唯一の界面活
性剤もしくは第1の界面活性剤として使用に適しないで
あろう。他の界面活性剤は低過ぎる曇り点を持ちあるい
は半透明の油濃縮物の生成のために許せないその他の性
質を有することがある。「トリトン」系列のノニオン性
界面活性剤はこの点を例証するために使用できる。「ト
リトンX15」および「X35」は本発明のポリオルガ
ノシロキサン油の大部分に、全部ではないとしても、溶
解性であって、それ故油濃厚物中の唯一の界面活性剤と
して適当ではない。「トリトンX100」はこの系列の
他の物と共に本発明の大抵のポリオルガノシロキサン油
に不溶解であり、それで本発明の実施における使用に非
常に満足なものである。
【0018】ポリオルガノシロキサン油中に不溶解性で
ある一つの必要とされた界面活性剤に加えて、他の界面
活性剤もまた本発明の油濃厚物または微細エマルジョン
ないしミクロエマルジョン中に存在しうる。必要な不溶
解性界面活性剤は“プライマリー・サーファクタン
ト”、第1の界面活性剤と呼ばれ、一方他の界面活性剤
はセカンダリー・サーファクタント、第2の界面活性剤
と呼ばれる。これらの第2の界面活性剤は、なかんずく
油濃厚物の安定性を改良するために、微細エマルジョン
ないしミクロエマルジョンの安定性を改良するために、
あるいは最終エマルジョンのより小さい平均粒径を可能
にするために使用できる。この第2の界面活性剤は第1
の界面活性剤が油濃厚物を形成するために添加されると
同時に添加されてよく、あるいは油濃厚物が造られた後
にそれに添加されてもよく、または油濃厚物が稀釈水中
に迅速に分散される前にそれに添加してもよく、さらに
あるいは最終の微細エマルジョンないしミクロエマルジ
ョンに添加されてもよい。もし第2の界面活性剤が実質
的に透明な油濃厚物に添加されて得られた油濃厚物がく
もりになるならば、その時には追加の水が実質的に透明
な油濃厚物をもう一度形成するために添加されるべきで
ある。第2の界面活性剤はアニオン性、カチオン性、ノ
ニオン性あるいは両性であってよい。第2の界面活性剤
(単数または複数)はポリオルガノシロキサン油に溶解
性または不溶解性のいずれでもよい。一般に第2の界面
活性剤は第1の界面活性剤の前述のかなり広汎なリスト
中に与えられた界面活性剤の同じ一般タイプのものであ
る。もし不溶解性の界面活性剤が油濃厚物中の第2の界
面活性剤として使用されるならば、第1のまたは第2の
界面活性剤として界面活性剤にレッテルを貼るかは重要
ではない。必要なのは少くとも一つの不溶解性の界面活
性剤が清澄な油濃厚物中に存在することだけである。
【0019】油濃厚物中の第1の界面活性剤の量は分散
相中のポリオルガノシロキサンに対して界面活性剤の少
くとも単分子相を与える量で通常あるべきである。第1
の界面活性剤の低水準、単分子相の約80%への落込み
は使用できるけれども、そのような油濃厚物から造られ
たエマルジョンは満足な程度が低い。当然のことなが
ら、一つの単分子相より過剰の第1の界面活性剤の水準
は使用してもよく、また事実好ましい。当業者が理解す
るように、単分子相カバーのために十分な第1の界面活
性剤の量はポリオルガノシロキサンの粒径、粒径分布、
および水性相と分散相との界面で界面活性剤分子により
占められる表面積によって決まる。一般に、エマルジョ
ン中のポリオルガノシロキサンの平均粒径が小であれば
ある程、単分子相を形成するために必要とする界面活性
剤は多い。界面活性剤はポリオルガノシロキサンの10
0重量部当り、10ないし200重量部の範囲にあるべ
きである。好ましくは、界面活性剤の量はポリオルガノ
シロキサン100重量部当り約20ないし40重量部の
範囲であるべきである。
【0020】油濃厚物中に使用される水の量は実質的に
透明の油濃厚物を生成するのに十分な量である。清澄な
油濃厚物を形成するのに必要な水の量は使用される特定
のシロキサンおよひ界面活性剤ならびにそれらの相対的
な量によって決まる。代表的には、実質的に透明の油濃
厚物を形成するために必要な水の量はポリオルガノシロ
キサン100重量部当り4ないし30重量部の範囲にな
る。特定のポリオルガノシロキサンと界面活性剤との組
合せはこれらの一般的指針が示唆するよりも実質的に透
明であって好ましくは全く透明の油濃厚物を形成するた
めに多少水を必要とする。
【0021】実質的に透明であって、好ましくは全く透
明な油濃厚物は水に迅速に分散されて0.3ミクロンよ
りも小さい平均粒径を有する微細エマルジョン、あるい
は0.14ミクロンより小さい平均粒径を有するミクロ
エマルジョンを生成する。油濃厚物が急速に中に分散さ
れる稀釈水の量は、(1)得られるエマルジョンが水中
油型であるように十分な稀釈水があり、かつ(2)得ら
れるエマルジョンがその意図する用途のため十分な安定
性を有する限り臨界的なものではない。エマルジョン
は、エマルジョンの全重量に基づき、ポリオルガノシロ
キサン約5ないし55重量%を含有する本発明の方法に
よって造ることができる。好ましくは本発明のエマルジ
ョンは全エマルジョンの重量に基づきポリオルガノシロ
キサン約10ないし40重量%を含有する。エマルジョ
ンはポリオルガノシロキサンのより少ないものでも造れ
るが、そのようなエマルジョンは経済的な魅力がないも
のとなろう。
【0022】本発明の油濃厚物から造られる微細エマル
ジョンは本来一般的に実質的に透明で0.3ミクロンよ
り小さい平均粒径を有する。本発明の油濃厚物から造ら
れるミクロエマルジョンは外観上一般に全く透明であっ
て0.14ミクロンより小さい平均粒径を有する。非常
に小さい粒径のため、これらのエマルジョンは清澄なシ
リコーン含有製品の製造において清澄な水溶液に対する
添加剤として、またすぐれたエマルジョン安定性が望ま
れる場合に利点があるはずである。本発明のエマルジョ
ンは化粧品および身廻り手入れ品、たとえば手や顔用の
ローション、クリーム、シャンプー、ヘアリンスおよび
コンディショナー、ひげ剃り用ローションおよびクリー
ムなどに、つや出し剤およびワックスに、また床みがき
剤や消毒剤に使用できる。このようなエマルジョンは皮
革および繊維商品の手入れにも使用できる。その他の用
途は当業者にとって明らかであろう。
【0023】
【実施例】以下の例は例証のため記載されるのであっ
て、限定のつもりではない。実施例中、「部」は特に断
りない限り「重量部」を意味する。%は特に断りない限
り重量%である。粒径の測定はM2000コーリレータ
ー(相関計)および632.8nmレーザー光源を備え
たマルバーン(Malvern)RR102スペクトロ
メーターで、準弾性光分散の原理およびD.E.コッペ
ル(Koppel)の累積方法〔J.Chem.Phy
57 4814(1972)〕を用いておこなわ
れた。油濃厚物およびエマルジョンの両方共視覚による
観察のため一オンス硝子びん中で試験された。
【0024】<例1>本例は数種の異るやり方によるア
ミノ−官能性シリコーンのミクロエマルジョンの調製を
示す。このアミノ−官能性シリコーンは次の一般式によ
り記述することができる: (CH3 3 SiO[( CH3 2 SiO 〕96〔CH3 QSi 〕2 Si(CH3 3 式中、Qは1価の極性基 −CH2 CH(CH3 )CH2 NHCH2 CH2 NH2
である。
【0025】第1の方法において、水18部とノニオン
性界面活性剤トリトンX405〔オクチルフェノキシポ
リエトキシ(40)エタノール、水中70%、米国ペン
シルバニア州フィラデルフィア所在ローム・アンド・ハ
ース カンパニー製〕1.4部との混合物を空気攪拌機
で350rpmで攪拌した。この攪拌された混合物にア
ミノ官能性シリコーン100部を4分間にわたって添加
し不透明の混合物を生成した。この不透明の混合物にノ
ニオン性界面活性剤タージトールTMN−6(トリメチ
ルノニル ポリエチレン グリコール エーテル 米国
ニューヨーク所在ユニオン・カーバイト コーポレーシ
ョン製)を注射器ポンプにより0.4ml/分の速度で
添加した。攪拌は添加の過程を通じて続けられた。TM
N−6約20部の追加後、溶液は実質的に透明となっ
た。TMN−6の29部が添加されるまで添加をつづけ
た。最後溶液(油濃厚物)は実質的に透明に留まり、そ
して約67%シリコーン油を含有した。この油濃厚物は
多量の水(約2000部)に、油濃厚物を硝子びん中の
水に添加しかつ手でびんを振盪することにより、急速に
分散された。約0.09ミクロンの平均粒径を有する約
5%のシロキサン油を含有する実質的に透明の青色ミク
ロエマルジョンが得られた。
【0026】第2の方法は同一のシリコーン油および界
面活性剤を使用して同様なミクロエマルジョンを造るた
めに使用された。アミノ官能シリコーンの100部を3
50rpmで運転する空気攪拌機を備えたビーカー中に
入れた。タージトールTMN−6界面活性剤(29部)
を1分間にわたって添加した。得られた混合物は不透明
であった。トリトンX405界面活性剤(1.4部)を
不透明となっている混合物に添加した。油濃厚物はこの
シリコーン油/界面活性剤混合物に18部の水を2分間
にわたり添加することにより造られた。水の約半分が添
加された後、混合物は清澄になり始め、水を約 12
いし 13 追加した後、油濃厚物は清澄であり、全部の
水が添加された後も清澄のままであった。この清澄な油
濃厚物は上述の第1の方法で造られた油濃厚物と視覚的
には同一であった。15分間油濃厚物を攪した後、この
油濃厚物数滴を硝子びん中の水に(シリコーン油100
部当り2000部の水に等しい)添加してから手で混合
した。半透明なミクロエマルジョンが得られた。この第
2の方法によって造られた油濃厚物は清澄で、少くとも
2ケ月間の室温での貯蔵後ミクロエマルジョンを形成す
ることができた。約4ケ月貯蔵後、この油濃厚物は三層
に分離して、もはやミクロエマルジョンを形成すること
ができなかった。
【0027】<例2>例1に記載したシリコーン油の1
00部、タージトールTMN−6の29部およびトリト
ンX405の1.4部を混合して不透明混合物を造っ
た。水を18部の水が添加されるまでゆっくり攪拌しな
がら添加したが混合物は清澄であった。この油濃厚物の
数滴を硝子びん中の水にゆっくり添加して約5%シリコ
ーン油エマルジョンを得た。この油濃厚物の添加後、時
間の遅延を変えた後に硝子びんを手により振盪した。シ
リコーン油滴の平均粒径は、油濃厚物の水への添加と油
濃厚物の水中の分散との間時間のおくれの函数として測
定された。
【表1】 時間遅延(秒) 粒径(ミクロン) 5 0.075 10 0.102 45 0.181
【0028】10秒より短かいか等しい時間のおくれで
ミクロエマルジョンが得られた。45秒の時間のおくれ
でさえ微細エマルジョンが得られた。即ち、油濃厚物の
水への添加と油濃厚物の水中の分散との間のおくれが最
小に保たれる場合に最小平均粒径が得られると思われ
る。
【0029】<例3>例2の油濃厚物(2.2g)を、
23℃および31℃の両方とで、水の27.8g中に迅
速に分散した。23℃で平均粒径0.079ミクロンの
ミクロエマルジョンが得られた。31℃でもミクロエマ
ルジョンが得られたが、しかし23℃で形成されたもの
程は清澄ではなかった。
【0030】<例4>例1のアミノ官能性シリコーン油
の100部およびタージトールTMN−6界面活性剤の
28.6部で不透明の混合物を得た。この不透明混合物
に種々の量の水を添加することにより油濃厚物を調製し
た。得られた油濃厚物の外観が記録された。次いでこの
油濃厚物を攪拌下水の2000部に添加し、エマルジョ
ンを調製した。この得られたエマルジョンの平均粒径が
測定された。
【表2】 実験No. 油濃厚物に添加 油濃厚物の外観 平均粒径 された水の部 (ミクロン) 1 0 不透明 −− 2 3 不透明 1.8 3 6 不透明 0.290 4 10 かすんだ青色 0.115 5 15 清澄 0.048 6 20 清澄 0.048 7 25 清澄 0.099 8 30 澄んだ青色 0.153 9 35 不透明 0.218 10 45 白色 0.216 11 1871 白色 0.219
【0031】実験No. 11において5%シリコーンエマ
ルジョン形成に必要な水のすべてを油濃厚物に連続的に
添加した。それ故実験No. 11では、最終5%シリコー
ンエマルジョンを形成するように油濃厚物は水中に迅速
に分散しなかった。
【0032】<例5>清澄(無色)油濃厚物が例1のア
ミノ官能性シリコーンの100部およびタージトールT
MN−6の25部を含有する不透明混合物を水の15部
を以て処理することにより調製された。油濃厚物の分割
分を種々の量の水に急速な分散を伴って添加して種々の
量のシリコーンを含有するエマルジョンを造った。
【表3】 最終エマルジョン中の 平均粒径 シリコーン油 % (ミクロン) 5 0.088 10 0.082 20 0.082 30 0.080 40 0.087 全試料がミクロエマルジョンを形成したが、その場合粒
径は系中のシリコーンの量と事実上無関係であるように
思われた。
【0033】<例6> 例5に記載されたものと同様な数種のエマルジョンが、
ただし界面活性剤量が著しく減らされたことを除いて、
調製された。例のアミノ官能シリコーンの100部およ
びタージトールTMN−6界面活性剤の13部を含有す
る不透明混合物に水の23部を添加することにより清澄
な油濃厚物を調製した。この油濃厚物は水の2000部
に迅速な分散を伴って添加された。得られた清澄な青色
エマルジョン(約5%シリコーン)は0.110ミクロ
ンの平均粒径を有した。例1のアミノ官能性シリコーン
の100部、タージトールTMN−6の10部および水
22部から実質的に透明の油濃厚物を調製した。この実
質的に透明の油濃厚物を約2000部の水中に急速に分
散させると、平均粒径0.19ミクロンを有する実質的
に透明の微細エマルジョンが得られた。
【0034】<例7> 例1のアミノ官能性シリコーン油の100部およびノニ
オン性界面活性剤 トリコールTDA−6(エトキシル
化 トリデシル エーテル、米国サウス・カロライナ州
モウデリン所在、エメリー・インダストリーズ製)の2
9部の不透明混合物に種々の量の水を添加することによ
り数種の油濃厚物が調製された。この油濃厚物の外観が
記録された後、この油濃厚物の数滴を水に迅速に分散さ
せて5%シリコーン油エマルジョンを造った。
【表4】 清澄な油濃厚物のみが水に稀釈された時に満足すべき微
細エマルジョンまたはミクロエマルジョンを与えた。
【0035】<比較例1>例1のアミノ官能性シリコー
ン(100部)、トリトンX100〔ノニオン性界面活
性剤、オクチルフェノキシ ポリエトキシ(9−10)
エタノール、ローム・アンド・ハース・カンパニー製〕
およびトリトンX405の1.4部を使用して、小粒径
エマルジョンを調製する試みがなされた。シリコーン油
および界面活性剤は不透明混合物を形成したが、これは
水の添加時に清澄にならなかった。前述の諸例と同じや
り方で不透明油濃厚物の(5%シリコーンエマルジョン
を形成するための稀釈はただ粗い乳状ジスパージョンを
与えるに過ぎなかった。トリトンX100の代りにトリ
トンX45(ノニオン性界面活性剤、オクチルフェノキ
シ ポリエトキシ(5)エタノール、ローム・アンド・
ハースカンパニー製)を使用したが同様な粗いジスパー
ジョンを与えた。本発明において記述されたような適当
なエマルジョンを形成するためには、界面活性剤は水の
添加に際して清澄な油濃厚物の形成を可能とすることが
必要である。
【0036】<比較例2>例1に記載されたシリコーン
油とタージトールTMN−3(ノニオン性界面活性剤、
トリメチル ノニル ポリエチレン グリコール エー
テル、ユニオン・カーバイト製)とを使用して小粒径エ
マルジョンを調製しようとする企てがなされた。タージ
トールTMN−3は前記シリコーン油に溶解性である。
このシリコーン油の100部とこの界面活性剤の29部
との混合物は水の添加なしに清澄な混合物を与えた。約
2000部の水で稀釈すると、白色の粗エマルジョンが
得られた。このシリコーン油/界面活性剤混合物に添加
される水の2部および5部の場合でも約2000部の水
における稀釈の際に乳状エマルジョンが得られた。適当
な微細エマルジョンまたはミクロエマルジョンを形成す
るためには、界面活性剤はシリコーン油に不溶解性でな
ければならない。
【0037】<例8>本例はカルボン酸官能性ポリオル
ガノシリコーンを用いるミクロエマルジョンの調製を説
明する。使用されたポリオルガノシロキサンは平均式 (CH3 3 SiO[( CH3 2 SiO]95〔CH3 QSiO〕3 Si(CH3 3 (式中、Qは式−CH2 CH2 SCH2 COOHの1価
の極性基である)によって記述できる。清澄な油濃厚物
はポリオルガノシロキサンの100部とノニオン性界面
活性剤トリトンX100の29部との白色不透明混合物
に水の5部を添加することにより調製された。この清澄
な油濃厚物は種々の量の水に迅速に分散された。水の2
000部中に分散された時に0.063ミクロンの平均
粒径の約5%シリコーン油を含有する清澄な青色のミク
ロエマルジョンが得られた。水のわずか66部中に分散
された時に約50%シリコーン油を含有する清澄な青色
ミクロエマルジョンが得られた。50%ミクロエマルジ
ョンは5%シリコーン油を含有したミクロエマルジョン
よりもほんのわずか粘稠であった。12ケ月の貯蔵後、
この油濃厚物は依然清澄で、2000部の水中に迅速に
分散した時0.053ミクロンの平均粒径を有する清澄
な青色のミクロエマルジョンを形成した。
【0038】<例9>本例は例8の同一ポリオルガノシ
ロキサンをトリトン系列からのノニオン性界面活性剤と
共に使用するエマルジョンの調製を示す。使用された界
面活性剤はすべて、ポリエトキシ(EO)基の数が変る
オクチルフェノキシ ポリエトキシエタノールであっ
た。使用された界面活性剤はEO単位の平均数およびそ
れらの曇り点と共に以下に与えられている。
【表5】 界面活性剤 EO単位の 曇り点(℃) HLB 平均数 X15 1 不溶解性 3.6 X35 3 不溶解性 7.8 X45 5 0 10.4 X114 7−8 22 12.4 X100 9−10 65 13.5 X102 12−13 88 14.6 X165 16 100 15.8
【0039】カルボン酸シリコーン油の100部と各界
面活性剤(X35を除く)の30部との混合物を造った
がすべての場合に不透明混合物を生成した。添加した界
面活性剤の量は不透明混合物を生成する溶解度の限度を
越えた。清澄な油濃厚物を得ようとする試みで水を添加
し、次いで5%シリコーン油エマルジョンを造るために
2000部の水中にそれを迅速に分散させた。以下の結
果が得られた。
【表6】
【0040】*トリトンX165は70%水溶液であ
る。油濃厚物中のすべての水は界面活性剤から来た。
【0041】界面活性剤X15は、(1)この界面活性
剤がシリコーン油に溶解性であったこと、そして(2)
清澄な油濃厚物が得られなかったので、適当な微細エマ
ルジョンを生成しなかった。高水準の水を有するこの油
濃厚物(X15を含有する)は清澄さが少なくかつ満足
すべきものではなかった。界面活性剤X45は清澄な油
濃厚物を形成したけれども、その曇り点(0℃)がエマ
ルジョンが造られる温度よりも低いので適当なエマルジ
ョンを生成しなかった。界面活性剤X114、X100
およびX102を含有する油濃厚物はすべて本発明の方
法を使用してミクロエマルジョンを生成した。X165
を有する油濃厚物は本発明の方法を使用して微細エマル
ジョンを与えた。しかしながら、もし油濃厚物中の水含
有量を減らすならば、ミクロエマルジョンを造るために
X165は使用できるであろう。
【0042】数種の油濃厚物が上述のトリトン界面活性
剤の数種とカルボン酸シリコーン油との組合せを使用し
て造られた。シリコーン油の100部、トリトンX45
の15部およびトリトンX165の21.5部(界面活
性剤15部と水6.5部)から清澄な油濃厚物を調製し
た。この油濃厚物を約2000部の水の中に急速に分散
させると、平均粒径0.051ミクロンを有する清澄な
青色のミクロエマルジョンが得られた。カルボン酸シリ
コーン油の100部、トリトンX35(油に溶解性であ
る)の15部およびトリトンX165(油に不溶解性で
ある)の21.5部を混合することにより別の清澄な油
濃厚物を調製した。トリトンX165の21.5部は界
面活性剤15部と水6.5部とを含有した。この清澄な
油濃厚物を水の2000部中に急速に分散させると、清
澄な青色ミクロエマルジョン(平均粒径0.072ミク
ロン)が得られた。
【0043】<例10>本例はアニオン性界面活性剤に
よるミクロエマルジョンの調製を示す。アニオン性界面
活性剤はエアロゾルMA−80(ナトリウム スルホこ
はく酸のジヘキシル エステルの水中80%、米国ニュ
ージャージー州ウエイン所在、アメリカン・サイアナミ
ッド・カンパニー製)であった。例8のカルボン酸含有
ポリオルガノシロキサンの100部およびエアロゾルM
A−80溶液の36部を組合せて清澄な油濃厚物を形成
した。この油濃厚物は実際の界面活性剤の28.8部お
よびこの界面活性剤溶液からの水の7.2を含有した。
急速な分散を保証する条件下に水の2000部中に稀釈
された時に、約5%シリコーンを含有するすぐれたミク
ロエマルジョンが得られた。
【0044】室温貯蔵の11ケ月後、この油濃厚物はな
お清澄であった。そしてこの油濃厚物を約2000部の
水の中に稀釈すると、清澄な青色のミクロエマルジョン
が得られた(0.088ミクロンの平均粒径)。
【0045】<例11>本例はエマルジョン調製のため
のアニオン性フォスヘート エステル界面活性剤の使用
を示す。ポリオルガノシロキサンは例8に述べたような
カルボン酸官能性シロキサンを使用した。上記フォスヘ
ート エステルはGAFAC LO−529(米国ニュ
ーヨーク州ニューヨーク所在のGAFコーポレーション
製)であった。このフォスヘートエステルは一般式 RO(CH2CH2O) n -PO(ONa)2 および〔RO(CH2CH2O) n ]2-PO(ONa) (式中、Rはアルキルアリール基である)の複雑な有機
フォスヘート エステルのナトリウム塩である。このG
AFAC LO−529界面活性剤は約12%の水を含
有する。ポリオルガノシロキサン油の100部およびG
AFAC−LO−529の40部(35.2部の界面活
性剤と4.8部の水)から清澄な油濃厚物を調製した。
この油濃厚物を約2000部の水の中に急速に分散させ
ると、清澄な青色のミクロエマルジョンが得られた。
【0046】<例12>本例は広汎に異る重合度を有す
るシリコーン油を使用して、0.3ミクロンより小な平
均粒径を有するエマルジョンの調製を説明する。使用さ
れたシリコーン油は一般式 (CH)3 SiO[( CH3 2 SiO]x 〔CH3 QSiO〕y Si(CH3 3 (式中、Qはアミノ官能性基−CH2 CH(CH3 )C
2 NHCH2 CH2 NH2 である)を有した。このシ
リコーン油の100部をトリトンX100ノニオン性界
面活性剤の30部と混合して不透明混合物を与えた。十
分な水をこのシリコーン油と界面活性剤との混合物に添
加して清澄な油濃厚物を与えた。この油濃厚物を水20
00部中に手による振盪によって急速に分散させて、約
5%のシリコーン油含量を有するエマルジョンを形成し
た。
【0047】第1のシリコーン油は重合度50、即ち
(x+y)=48、そしてアミノ官能性基約4.5モル
%を有した。第2のシリコーン油は重合度200および
アミノ官能性基約5モル%を有した。第3のシリコーン
油は重合度300、アミノ官能性基約5モル%および2
5℃における粘度32,000を有した。重合度300
のシロキサンから造られた油濃厚物は非常に粘稠でゲル
様であった。以下の結果を有するエマルジョンが得られ
た。
【表7】
【0048】50および200の重合度を有するシリコ
ーン油は両方共優秀なミクロエマルジョンを形成した。
重合度300のシリコーン油のみが微細エマルジョンを
形成した。300の重合度のシロキサン油濃厚物の粘稠
性のために、混合物の手による振盪によって、それを水
中に急速に分散させるのは非常に困難であった。この3
00の重合度のシリコーン油濃厚物の別の試料を水に添
加してから、直ちに超音波浴中に5分間置いた。得られ
たエマルジョンは平均粒径0.145ミクロンを有し
た。この同じ油濃厚物(300重合度のシロキサン)の
試料室温で6週間保ったが、その時には油濃厚物はなお
清澄で著しく減少した粘度を有した。この経時した油濃
厚物を水中に急速に稀釈しかつ手で振盪すると、ミクロ
エマルジョン(0.038ミクロンの平均粒径)が得ら
れた。
【0049】<例13> まず、平均式 (CHSiO[(CHSiO]
47.5〔CHQSiO〕0.5Si(CH (式中、Qは一般構造−CHCH(CH)CH
HCHCHNHのアミノ官能性1価の基である)
のアミノ官能性ポリオルガノシロキサンの100部とノ
ニオン性界面活性剤タージトール15−S−5〔線状ア
ルコール(1l−15炭素原子)のポリエチレン グリ
コール エーテル、ユニオン・カーバイト・コーポレー
ション製〕の25部とを混合して不透明混合物を形成
し、それに水17部を加えることにより清澄な油濃厚物
を調製した。(CHQSiO)の僅か1/2単位を含
有する上述の平均式から当業者が理解するように、本例
はまた極性基を含有するポリオルガノシロキサンをその
ような極性基を含有しないポリオルガノシロキサンと組
合せて含有するミクロエマルジョンの調製を説明もす
る。清澄な油濃厚物の一部分を約2000部の水の中に
急速に分散させて実質的に透明のエマルジョンを形成し
た。清澄な油濃厚物の別の部分を、トリトンX405界
面活性剤の93部を含有する水1765部に急速に分散
させた。0.106ミクロンの平均粒径で約5%シリコ
ーンを含有するミクロエマルジョンが形成した。
【0050】別のミクロエマルジョンは一般式 (CH3 3 SiO[( CH3 2 SiO]40.5〔CH3 QSiO〕7.5 Si(CH3 3 (式中、Qはアミノ官能性基−CH2 CH(CH3 )C
2 NHCH2 CH2 NH2 である)のポリオルガノシ
ロキサンを使用して造られた。このシリコーン油の10
0部をトリトンX305ノニオン界面活性剤(オクチル
フェノキシ ポリエトキシ エタノールの70%水溶
液、ローム・アンド・ハース・カンパニー製)と混合し
て白色の不透明混合物を形成した。次いで水(10.6
部)を添加して清澄な油濃厚物を形成した。この油濃厚
物は全部で23.4部の水を含有した。この油濃厚物を
水の約2000部中に急速に分散させて、0.085ミ
クロンの平均粒径を有する清澄で青色のミクロエマルジ
ョンを形成した。
【0051】<例14>本例は数種の反応性シリコーン
またはシランを冷間配合することにより得られた反応生
成物のミクロエマルジョンの調製を示す。このシリコー
ン油は25℃で粘度約35csの75%ヒドロキシル末
端封鎖ポリジメチルシロキサン流体(約4%SiOH基
を含有する)、(CH3 O)3 Si(CH2 3 NH
(CH2 2 NH2 の15%およびCH3 Si(OCH
3 3 の10%の反応生成物である。このシリコーン油
の100部をトリトンX100ノニオン性界面活性剤の
29部と混合して白色不透明の混合物を形成した。水の
12部を添加すると、この白色不透明混合物は清澄な油
濃厚物を生成した。この油濃厚物を水の種々の量(ある
場合にはトリトンX405界面活性剤も含んだ)の中に
迅速に分散させた。
【表8】 水 X405 平均粒径 大略のシリコーン (部) (部) (ミクロン) 含有量(%) 1860 0 0.065 5 1812 48 0.049 5 1764 96 0.046 5 764 96 0.047 10 330 30 0.049 20 300 27 0.1* 20
【0052】*清澄なミクロエマルジョンの外観から評
価した。
【0053】330部の水および30部のトリトンX4
05を以て造られた20%シリコーン ミクロエマルジ
ョンは更に試験された。このミクロエマルジョンを7日
間55℃に保ったが、0.053ミクロンの最終平均粒
径で外見上何の変化もなかった。エチレン グリコール
(1%)の添加時に、このミクロエマルジョンは最小の
5氷結/融解サイクルを通じて安定であった。5氷結/
融解サイクル後、平均粒径は0.052ミクロンであっ
た。エチレングリコールの存在なしでは、ミクロエマル
ジョンは僅か1氷結/融解サイクル後に破壊した。1氷
結/融解サイクルは−20℃で約18時間エマルジョン
を氷らせ、次いでそれを約6時間室温で融解させること
からなる。
【0054】同様な5%シリコーン ミクロエマルジョ
ンはシリコーン油の100部、トリトンX100の57
部および水の26部からなる油濃厚物を水の1721部
およびトリトンX405の96部を含有する混合物に添
加することにより造られたが、それは0.031ミクロ
ンの平均粒径を有した。
【0055】<例15>本例はアミノ官能性シロキサン
からミクロエマルジョンを調製するためのカチオン性界
面活性剤の使用を示す。使用されたポリオルガノシロキ
サンは次の平均一般式 (CH3 3 Si[( CH32 SiO]45.75[CH3 QSiO〕2.25Si(CH3 3 (式中、Qは−CH2 CH(CH3 )CH2 NHCH2
CH2 NH2 である)のものであった。このアミノ官能
性シロキサン(100部)とカチオン性界面活性剤エソ
クアドC/12(30部)との混合物は若干のフロキュ
レーションを伴って不透明であった。エソクワドC/1
2(Ethoquad C/12)は米国イリノイ州シ
カゴ所在のアルマク・カンパニー(Armak C
o.)製のポリエトキシル化第4級アンモニウム塩であ
る。水の4部を添加すると清澄な油濃厚物が得られた。
この油濃厚物を約2000部の水の中に急速に稀釈する
と、ややにごりのある透明青色のミクロエマルジョンが
得られた。同じ油濃厚物をトリトンX405の100部
を含有する水の約2000部中に稀釈した時に、0.0
57ミクロンの平均粒径を有する清澄な青色のミクロエ
マルジョンが得られた。この清澄青色の油濃厚物は室温
で少くとも5ケ月間清澄のままであった。この経時した
清澄の油濃厚物は約2000部の水の中に急速に分散さ
せた時に、平均粒径0.061ミクロンを有する清澄青
色のミクロエマルジョンを生成した。
【0056】アミノ官能性シロキサンの100部とカチ
オン性界面活性剤エソミーンC/15(Ethomee
n C/15、第1級脂肪族アミンのエチレンオキサイ
ド縮合生成物として得られる第3級アミン、アルマク・
カンパニー製)の30部との不透明混合物に水の3部を
添加することにより別の清澄な油濃厚物を調製した。こ
の油濃厚物は約100部のトリトンX405を含有する
水の約2000部中に急速に分散させた時に清澄な青色
のミクロエマルジョンを生成した。
【0057】<例16>本例はアミド基を含有するポリ
オルガノシロキサンによるミクロエマルジョンの調製を
説明する。使用された第1のポリオルガノシロキサンは
平均式 (CH3 3 SiO[( CH3 2 SiO]96[CH3 QSiO 〕2Si (CH3 3
【0058】〔式中、Qは
【化4】 を有した。清澄な油濃厚物は24部の水を、アミド官能
性シロキサン(100部)およびトリトンX100(3
0部)を含有する粘稠な不透明(白味がかった)の混合
物に添加することにより得られた。この油濃厚物は水の
約2000部中に急速に分散された時に、0.084ミ
クロンの平均粒径を有する約5%シロキサンを含有する
ミクロエマルジョンを与えた。この油濃厚物を845部
の水の中に急速に分散させると、得られた10%シロキ
サン ミクロエマルジョンは0.076ミクロンの平均
粒径を有した。
【0059】第2のポリオルガノシロキサンは次の一般
式を有した。 (CH3 3 SiO[( CH3 2 SiO]95[CH3 QSiO 〕2Si (CH3 3 (式中、
【化5】 このポリオルガノシロキサンの100部とタージトール
15−S−7(線状アルコールのポリエチレン グリコ
ール エーテル、ユニオン・カーバイド・コーポレーシ
ョン製)の30部との混合物は不透明混合物を形成し
た。13部の水を添加すると、清澄な油濃厚物が得られ
た。この油濃厚物の7.2gを1.6gのトリトンX4
05界面活性剤含有水の16.2g中へ稀釈すると、清
澄な黄青色ミクロエマルジョンが得られた。このミクロ
エマルジョンは0.042ミクロンの平均粒径を有し
た。
【0060】<例17>本例はカルボン酸のリチウム塩
を含有するポリオルガノシロキサンのミクロエマルジョ
ンの形成を説明する。本例はまた油濃厚物中のシリコー
ングリコール界面活性剤の使用も説明する。前記ポリオ
ルガノシロキサンは次の平均式により記述できる。 (CH3 3 SiO[( CH3 2 SiO]97[CH3 QSiO]1Si (CH3 3 ここに、Qは1価の基−CH2 CH2 SCH2 COOL
iである。またシリコーングリコール界面活性剤はポリ
エチレン(7)ビス(トリメチルシロキシ)メチルシリ
ル プロピル エーテルである。清澄な油濃厚物はポリ
オルガノシロキサンの100部とシリコーン グリコー
ル界面活性剤の30部との不透明混合物に水の8部を添
加することにより造られた。この油濃厚物を約2000
部の水の中に急速に分散させると、清澄な青色のミクロ
エマルジョンが得られた。
【0061】<例18>本例はポリカルビノール基を含
有するポリオルガノシロキサンからのミクロエマルジョ
ンの調製を説明する。このポリオルガノシロキサンは次
の平均式によって表わすことができる。 (CH3 3 SiO[( CH3 2 SiO]67[CH3 QSiO]3Si (CH3 3 ここに、Qは−(CH2 3 O〔CH2 CH(CH3
O〕2.5 Hである。
【0062】このポリオルガノシロキサンの100部と
例17に記載したシリコーン グリコール界面活性剤の
43部を混合することにより白色不透明の混合物が得ら
れた。この不透明混合物に水の10部を添加することに
より清澄な油濃厚物が得られた。1799部の水と48
部のトリトンX405とを含有する混合物中にこの油濃
厚物を急速分散させると、実質的に透明のミクロエマル
ジョンが得られた。
【0063】<例19>本例において、ヒドロキシル末
端封鎖ポリジメチルシロキサン含有ミクロエマルジョン
が調製される。このポリジメチルシロキサンは式−Si
(CH3 2 OHのシラノール基で末端封鎖された。ヒ
ドロキシル末端封鎖ポリジメチルシロキサン(25℃に
おける粘度約65cs)の100部と例17に記載した
シリコーングリコール界面活性剤の40部とを混合して
かすんだ混合物が得られた。水の20部を添加すると清
澄な油濃厚物が得られた。この油濃厚物を、トリトンX
405の約80部含有する水約1500部中に迅速に分
散させると平均粒径0.095ミクロンを有するミクロ
エマルジョンが得られた。また油濃厚物をトリトンX4
05の約80部含有する水約65部中に急速に分散させ
ると、0.090ミクロンの平均粒径を有する約10%
シリコーンを含有するミクロエマルジョンが得られた。
【0064】<例20>本例は二つの異る極性置換基を
有する極性基を含有するポリオルガノシロキサンの使用
を説明する。このポリオルガノシロキサンは次の平均式
により表わされる。 (CH3 3 SiO[( CH3 2 SiO]96[CH3 QSiO]2Si (CH3 3
【0065】ここに、Qは
【化6】 このポリオルガノシロキサンの100部およびタージト
ール15−S−7ノニオン性界面活性剤を含有する混合
物は不透明であった。18部の水を添加すると、清澄な
油濃厚物が得られた。この油濃厚物を320部の水およ
び31部のトリトンX405中に迅速に分散させた。約
20%のポリオルガノシロキサンを含有した清澄な黄青
色のミクロエマルジョン(0.041ミクロンの平均粒
径)が得られた。
【0066】<例21>本例はモノ−オルガノシロキサ
ン単位を含有するポリオルガノシロキサンからのミクロ
エマルジョンの調製を説明する。このポリオルガノシロ
キサンは15部の(CH3 O)3 Si(CH2 3 NH
(CH2 2 NH2 と、22%CH3 SiO3/2 単位、
77%(CH3 2 SiO単位および1.5%SiOH
基を含有したシロキサン(粘度:120cs)の85部
とを配合することにより調製された。この配合混合物は
約2時間エージ(age)された。得られた反応生成物
は平均して、約10%NH2 CH2 CH2 NH(C
2 3 SiO3/2 単位、20%CH3 SiO3/2 単位
および70%(CH3 2 SiO単位を含有した。この
ポリオルガノシロキサン反応生成物の100部およびト
リトンX100の30部は不透明白色混合物を形成し
た。14部の水を添加すると清澄な油濃厚物が得られ
た。この油濃厚物を約2000部の水の中に急速に分散
させた時に、清澄な青色のミクロエマルジョンが形成し
た。
【0067】<例22>本例はアミノ官能性ビニルメチ
ルポリシロキサンからのミクロエマルジョンの調製を示
す。ビニルメチルシロキサン流体HO〔CH3 (CH2
=CH)SiO〕x H(式中、xは平均約8である)の
85部(25℃で約30csの粘度のもの)と(CH3
O)3 Si(CH2 3 NH(CH2 2 NH2 の15
部とを混合することによりポリシロキサンが調製され
た。得られたアミノ官能性ビニルメチルポリシロキサン
(100部)をトリトンX102界面活性剤の30部と
混合して不透明混合物を形成した。5部の水を添加する
と清澄な無色の油濃厚物が得られた。この清澄な油濃厚
物を2000部の水に迅速に分散させた時に、0.03
2ミクロンの平均粒径を有する清澄な青色のミクロエマ
ルジョンが得られた。
【0068】<例23>本例は極性基を含有しないポリ
オルガノシロキサンを以て稀釈されている極性基含有ポ
リオルガノシロキサンを使用する微細エマルジョンおよ
びミクロエマルジョンの調製を示す。極性基含有ポリオ
ルガノシロキサンは次の平均式により記述である。 (CH3 3 SiO[( CH3 2 SiO]96[CH3 QSiO]2Si (CH3 3
【0069】ここに、Qは−CH2 CH(CH3 )CH
2 NHCH2 CH2 NH2 である。
【0070】実験の最初の系列において、極性基なしの
ポリオルガノシロキサン稀釈剤は主として環状四量体
〔(CH3 2 SiO〕4 からなったジメチルシロキサ
ン環状体であった。アミノ官能性シロキサンの90部、
ジメチルシロキサン環状体の10部およびタージトール
TMN−6の30部の混合物は不透明な混合物を与えた
が、それは18部の水を添加すると清澄な油濃厚物を与
えた。この油濃厚物を水の約2000部中に急速に分散
させると、清澄な青色のミクロエマルジョンが得られ
た。
【0071】別の清澄な油濃厚物はアミノ官能性シロキ
サンの80部、ジメチルシロキサン環状体の20部およ
びタージトールTMN−6の30部を含有する白色不透
明混合物に水の18部を添加することによって調製され
た。この油濃厚物を水中に急速分散させると微細エマル
ジョンが得られた。
【0072】極性基のない別のポリオルガノシロキサン
稀釈剤は約60%(CH3 3 SiO1/2 単位および約
40%C6 5 SiO1/2 単位を含有したフェニル含有
シロキサンであった。アミノ官能性シロキサンの80
部、フェニル含有シロキサンの20部およびタージトー
ルTMN−6の30部は不透明白色混合物を生成した。
12部の水を添加すると、清澄な油濃厚物が得られた。
この清澄な油濃厚物を約2000部の水および100部
のトリトンX405に添加すると約0.1ミクロンの平
均粒径(見積り)を有する半透明のミクロエマルジョン
が得られた。
【0073】<例24>本例はシャープのベース中に混
入されたまたは諸種の処理を受けた場合の本発明の種々
のミクロエマルジョンの安定性を説明する。使用したシ
ャンプー ベースは「スタンダポールES−3」(St
andapol)、米国ニュージャージー州ホボケン所
在ヘンケルインコーポレーテッド製のナトリウム ラウ
リル エーテル スルフェートの28%水溶液であっ
た。数種のミクロエマルジョンをシャンプーベースと容
積比1:1で混合し、次いで延長された長さの時間環境
温度で貯蔵した。例5(20%シロキサン)、例8(5
%シロキサン)および例14(10%シロキサン)のミ
クロエマルジョンを使用して造られた混合物は最小7ケ
月間安定であった。例3のミクロエマルジョン(23℃
で調製)とスタンダポールES−3とで造られた混合物
は最小4ケ月間安定であった。
【0074】例14のミクロエマルジョン(5%シロキ
サン、平均粒径0.031ミクロン)を「メトセルE4
M」(Methocel)〔米国ミシガン州ミドランド
所在、ダウ・ケミカル・カンパニー製ヒドロキシプロピ
ル メチルセルロース 粘稠化剤〕の2%水溶液と混合
(1:1容量比)した。このミクロエマルジョンはなる
ほどより粘稠性であったが、しかし清澄のままであっ
た。この粘稠化されたミクロエマルジョンは最小限7ケ
月間変化せずかつ安定であった。
【0075】濃塩酸の数滴を例14のミクロエマルジョ
ン(平均粒径0.031ミクロンを有する5%シロキサ
ン)の少量に添加した。数日後でさえ、このミクロエマ
ルジョンに変化がなかった。
【0076】例1のアミノ官能性シリコーンおよびター
ジトールTMN−6から電解質MgCl2 の存在下でも
またミクロエマルジョンが調製された。清澄な油濃厚物
はこのアミノ官能性シリコーンの100部、タージトー
ルTMN−6の30部および17部の水から調製され
た。この清澄な油濃厚物が約1900部の水または2%
MgCl2 を含有する約1900部の水のいずれかに急
速に分散される時に、清澄な青色のミクロエマルジョン
が得られた。別の清澄な油濃厚物は同じアミノ官能性の
シリコーンの100部、30部のタージトールTMN−
6、16.7部の水および0.3部のMgCl2 から造
られた。このMgCl2 含有油濃厚物を約1900部の
水の中に迅速に稀釈すると、清澄な青色のミクロエマル
ジョンが得られた。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)一般式 RSiO(4−a−b)/2 および場合により RSiO(4−c)/2 (式中、aは0〜2であり、bは1〜3であり、cは1
    〜3であり、そして和(a+b)は1〜3であり、また
    式中、Rは1価の炭化水素または置換炭化水素基であ
    り、そしてQはSi−C結合を通じて珪素に結合する極
    性基であって、その場合Qは 【化1】 を表わす)のシロキサン単位を含有するポリオルガノシ
    ロキサン、 (B) 該ポリオルガノシロキサンに不溶性でありそし
    これと混合して不透明混合物を形成する界面活性剤
    あって、該ポリオルガノシロキサン100重量部あたり
    10〜200重量部の界面活性剤、および (C)実質的に透明である混合物を生成するのに十分な
    であり且つ該ポリオルガノシロキサン100重量部あ
    たり4〜30重量部の水、 を含む油濃厚物であって、 該油濃厚物は水中に急速に分散される時に、0.3ミク
    ロンより小さいエマルジョン中の前記ポリオルガノシロ
    キサンの平均粒径を有する水中油型のポリオルガノシロ
    キサン エマルジョンを生成することを特徴とする前記
    油濃厚物。
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