JPH0778212B2 - 耐熱ガスケット類およびその製造方法 - Google Patents

耐熱ガスケット類およびその製造方法

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JPH0778212B2
JPH0778212B2 JP3163120A JP16312091A JPH0778212B2 JP H0778212 B2 JPH0778212 B2 JP H0778212B2 JP 3163120 A JP3163120 A JP 3163120A JP 16312091 A JP16312091 A JP 16312091A JP H0778212 B2 JPH0778212 B2 JP H0778212B2
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graphite
pressure
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vermiculite
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隆久 上田
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Nippon Pillar Packing Co Ltd
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  • Carbon And Carbon Compounds (AREA)
  • Sealing Material Composition (AREA)
  • Gasket Seals (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、流体機械の軸封部やガ
ス器具のシール部などに使用される耐熱ガスケット類お
よびその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、この種のガスケット類では、ゴ
ムやアスベストなどを主体としたものを使用している。
しかし、最近では、これらのものよりも耐熱性、耐摩耗
性および潤滑性に優れた構成材、たとえば特開昭60−
60174号公報などに示されている膨脹処理された黒
鉛、あるいは特公昭58−9304号公報などに示され
ている膨脹処理されたバーミキュライトがとくに注目さ
れている。すなわち、チそれは、図18に示すように、
たとえば膨脹処理された黒鉛101を加圧成形してシー
ト状のガスケット102を作成したり、図19に示すよ
うに、膨脹処理された黒鉛101を加圧成形したシート
状基体102A,102B間金属箔103を介在させ
たガスケット104などである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記膨脹処
理された黒鉛101などを使用したガスケットは、従
来、図20に示すように、膨脹処理された黒鉛101を
ホッパ105から供給器106を介して搬送路107上
に供給し、この搬送路107で一方向へ搬送される黒鉛
101を、搬送方向をはさんで上下に配設された複数の
加圧ローラ108,109間に通過させることにより、
所望の厚さに調整している。すなわち、上記黒鉛101
を長手方向(X方向)に対して直交方向から加圧成形し
ているので、当然のように、従来のこの種のガスケット
102,104においては、黒鉛101の粒子配向が図
18の拡大部Bに示すように、上記長手方向へ沿った層
状構造となっている。したがって、摺動に対して層間強
度が弱くて剥離しやすく、また、長手方向と直交方向で
の放熱性も劣っている。とくに、加圧時にも横すべりし
て塑性変形するので、復元性が極めて小さく、適正機能
が長期間にわたって発揮されにくい。また、補強材など
を添設した場合にも、横ずれによってその効果が半減さ
れることがある。
【0004】本発明は上記のような問題点を解消するた
めになされたもので、摺動に対してのせん断強さを強化
でき、放熱性にも優れ、とくに加圧復元率を大きくする
ことができ、補強効果なども有効に現出させることがで
きるガスケット類およびそ製造方法を提供することを目
的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明に係る耐熱ガスケット類は、膨脹処理された
黒鉛もしくはバーミキュライトを一方向へ加圧して長手
状に成形するとともに、上記黒鉛もしくはバーミキュラ
イトの粒子配向を上記長手方向と直交方向へ設定したも
のである。
【0006】上記黒鉛もしくはバーミキュライトの粒子
配向に垂直な面内で上記長手方向へ沿った補強材を付設
するとよい。
【0007】また、本発明に係る耐熱ガスケット類の製
造方法は、膨脹処理された黒鉛もしくはバーミキュライ
トをホッパから加圧シリンダへ供給しながら上記加圧シ
リンダに嵌合されている加圧ロッドを断続的に往復直線
運動させて上記黒鉛もしくはバーミキュライトを一方向
へ加圧成形して加圧シリンダから連続的に排出させるも
のである。
【0008】
【作用】上記構成によれば、膨脹処理された黒鉛もしく
はバーミキュライトの粒子配向が長手方向と直交方向と
なるので、摺動によるせん断強度が増し、長手方向と直
交方向での放熱性も向上する。とくに、耐圧縮強度が増
強されるとともに、加圧復元力が大となる。また、せん
断強度等が増大することによって補強材と複合的に使用
する際の効果が十分に発揮される。
【0009】また、粒子配向に垂直な面内で、長手方向
へ沿った補強材を付設するものでは、その耐久性が一層
向上する。
【0010】また、加圧シリンダと加圧ロッドを使用し
た製造方法により、所望の特質をもったガスケット類を
連続的に生産することができる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面にもとずいて説
明する。図1は本発明の一実施例による耐熱ガスケット
を示す斜視図である。
【0012】図1において、1は膨脹処理された黒鉛2
を加圧成形してなるシート状基体で、ガスケット3を構
成している。このシート状基体1は、黒鉛2を一方向、
すなわち長手方向(矢印X方向)へ加圧成形して該黒鉛
3の粒子配向を拡大部分Aに示すように、上記長手方向
と直交方向へ向かわせている。
【0013】上記耐熱ガスケット1は、図2に示す製造
装置Mにより製造される。まず、図3に示すように、箱
形の加圧シリンダ4を用意する。この加圧シリンダ4は
ホッパ5が嵌着される材料供給口6と、加圧ロッド7が
断続的に往復直線運動可能に嵌合される嵌合孔8と、排
出口9とを有している。上記加圧シリンダ4の前方に
は、厚さ制御用の複数の上下の加圧ローラ10,11が
配置されている。
【0014】図2において、ホッパ5内に膨脹処理され
た黒鉛2を収容し、この黒鉛2を上記加圧シリンダ4内
に連続供給する。この状態で加圧ロッド7を前後方向
(矢印X方向)へ断続的に往復直線運動させると、上記
加圧シリンダ4内の黒鉛2が上記X方向、つまり、長手
方向へ圧縮成形されて黒鉛2の粒子配向が上記長手方向
と直交方向へ向いた状態で加圧シリンダ4の排出口9か
ら排出される。加圧された黒鉛2は、上記排出口9から
出た後、加圧ローラ10,11によって厚さが制御さ
れ、これにより、上記シート状基体1を連続的に得るこ
とができる。
【0015】このようなガスケット3では、膨脹処理さ
れた黒鉛2の粒子配向が長手方向と直交方向へ向いて加
圧成形されているので、摺動に対するせん断力が強まる
とともに、上記長手方向と直交方向の放熱性に優れたも
のとなる。とくに、耐圧縮強度が高められるとともに、
黒鉛2の粒子が長手方向へずれにくく、圧縮復元率が高
くなり、使用状態でのガスケット3の長寿命化を図るこ
とができる。
【0016】上記ガスケット3としては、シート状基体
1で構成したものに限らず、たとえば図4に示すような
角柱形のガスケット12なども同様にして成形すること
ができる。
【0017】図5は上下1対のシート状基体1A,1B
間に補強材として金属箔13を介在したガスケット14
を示すものである。この金属箔13は上記黒鉛2の粒子
配向に垂直な面にあり、上記シート状基体1A,1Bの
長手方向へ沿って設けられている。この場合、上記シー
ト状基体1A,1Bの作成方法は前述の通りであり、図
6に示すように別途設けた金属箔供給スプール15によ
り、上記金属箔13を加圧ローラ10,11側へ送り出
すようにしてやればよい。
【0018】ところで、上記膨脹黒鉛2は加圧成形で
0.9〜1.9g/cm3 程度まで密度を上げられる
が、この密度において、断続的に形成された膨脹黒鉛2
の各層は互いに接着されず、長手方向に直交する層間で
剥離するおそれがあるので、この密度より小密度、たと
えば0.5g/cm3 程度の低密度層と前述の高密度層
とが交互に形成されるようにホッパーからの供給量と加
圧ロッドのストロークを調整すれば、バインダーなどを
一切要することなく、剥離しない上記シート状基体1
A,1Bを形成することができる。そして、特に上記シ
ート状基体1A,1Bにおいては、黒鉛2の粒子配向が
長手方向と直交しており、粒子の長手方向の横すべりが
起こりにくいので、上記金属箔13を介在した補強効果
が有効に発揮される。
【0019】図7は上記シート状基体1A,1Bに幾何
学的形状、たとえばくの字形の加圧面16を形成したシ
ート状ガスケット17を示すものである。この場合、上
記加圧面16の形成によって機械的強度、とくに黒鉛2
の粒子間のすべりが阻止されて曲げ強度が高められる。
上記加圧面16は、前述した加圧ロッド7の先端面を図
8に示すように鋸歯形面18で構成したり、図9に示す
ようにくの字形面19で構成することにより、容易に形
成することができる。
【0020】図10は膨脹処理されたバーミキュライト
20を使用して上下1対のシート状基体21A,21B
を前述したと同様の方法で加圧成形し、両者21A,2
1B間に補強材として鋼板22を介在するとともに、こ
の鋼板22に切り起しなどによる爪片23を形成したも
のである。このように構成された耐熱ガスケット24
は、上記爪片23による食い込みにより、曲げ強度が高
く、上記バーミキュライト20を積極的に使用すること
ができる。
【0021】図11は膨脹処理された黒鉛2と、膨脹処
理された黒鉛2にPTFE樹脂を含浸させた複合物25
を長手方向で交互に加圧成形した複合柱状ガスケット2
6を示すものである。この場合、加圧により一様の密度
分布となるが、上記PTFE樹脂を含む部位が補強作用
として働き、しかも加圧面27を図示のようにくの字形
状にすれば、曲げ強度等が高められる。このようなガス
ケット26を製作するには、図12に示すように膨脹処
理された黒鉛2を収容するホッパ5と、黒鉛2にPTF
E樹脂を含んだもの25を収容するホッパ28とを並置
して、これら両者2,25を、開口29,30をもった
シャッタ部材31のスライド操作にともない、加圧シリ
ンダ4内に交互に供給することにより容易に成形するこ
とができる。上記PTFE樹脂の代りにフェノール樹
脂、あるいはバーミキュライトを使用することも可能で
ある。
【0022】また、上記複合形のものを使用して図13
に示すようなリング状パッキング32を構成してもよ
い。
【0023】図14は本発明のさらに別の例として、膨
脹処理された黒鉛2を加圧成形するとともに、補強芯材
として線状の繊維33を埋設した糸状体34を示すもの
である。このような糸状体34は、図15および図16
に示すように、補強用芯材挿通孔35を有する円形加圧
ロッド36と、これが嵌合される嵌合孔37や排出口3
8を有する加圧シリンダ39を使用し、上記黒鉛2を加
圧する際に、スプール40から繰り出された補強用芯材
33を上記挿通孔35を通して加圧シリンダ39内に送
給させることにより、容易に製作される。この場合も、
加圧ロッド36の先端面を、たとえば図17に示すよう
に、菊状凹凸面41で構成して上記黒鉛2の加圧面を食
い込み状にして強度を高めることが可能である。また、
この糸状体34は織りまたは編組が可能であり、布や編
組紐状体に形成することで、ガスケットやグランドパッ
キンとすることが可能である。
【0024】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、膨脹処理
された黒鉛もしくはバーミキュライトを、その粒子配向
が長手方向と直交方向へ向くように加圧成形したので、
耐圧縮強度が増強されるとともに、加圧復元率を高める
ことができ、さらに摺動に対してせん断強度が増し、長
手方向と直交方向の放熱性を向上させることができ、ま
た、補強材を使用した際の効果も有効に発揮させること
ができる。
【0025】本発明の請求項2によれば、膨脹処理され
た黒鉛もしくはバーミキュライトの粒子配向に垂直な面
で長手方向に沿って補強材を設けたので、より一層機械
的強度に優れたガスケットを得ることができる。
【0026】また、本発明の請求項3によれば、加圧復
元性などに優れたガスケットを連続的に生産性よく製造
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるシート状ガスケットを
示す斜視図である。
【図2】図1のガスケットを製造するための装置を示す
構成図である。
【図3】図2の製造装置で使用される加圧シリンダおよ
び加圧ロッドを示す斜視図である。
【図4】本発明の他の例としての角柱形ガスケットを示
す斜視図である。
【図5】本発明の他の例としてのシート状ガスケットを
示す斜視図である。
【図6】図5のものを製造するための装置を示す構成図
である。
【図7】本発明のさらに他の例としてのガスケットを示
す斜視図である。
【図8】加圧ロッドのさらに別の例を示す図である。
【図9】加圧ロッドのさらに別の例を示す図である。
【図10】本発明の別の例としてのガスケットを示す斜
視図である。
【図11】本発明のさらに別の例としてのガスケットを
示す斜視図である。
【図12】図11のものを製造するための装置を示す構
成図である。
【図13】図11のものから得られたリングパッキンを
示す斜視図である。
【図14】本発明のさらに別の実施例を示す斜視図であ
る。
【図15】図14のものを製造するための装置を示す構
成図である。
【図16】図15における装置に使用する加圧ロッドお
よび加圧シリンダを示す斜視図である。
【図17】加圧ロッドの他の例を示す図である。
【図18】従来の耐熱ガスケットを示す斜視図である。
【図19】従来の他の耐熱ガスケットを示す斜視図であ
る。
【図20】従来の耐熱ガスケットを製造するための装置
を示す構成図である。
【符号の説明】
2 膨脹処理された黒鉛 4,39 加圧シリンダ 5,28 ホッパ 7,36 加圧ロッド 13,22,25,33,補強材 20 膨脹処理されたバーミキュライト X 長手方向

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 膨脹処理された黒鉛もしくはバーミキュ
    ライトを一方向へ加圧して長手状に成形するとともに、
    上記黒鉛もしくはバーミキュライトの粒子配向を上記長
    手方向と直交方向へ設定したことを特徴とする耐熱ガス
    ケット類。
  2. 【請求項2】 上記黒鉛もしくはバーミキュライトの粒
    子配向に垂直な面内で上記長手方向へ沿った補強材を付
    設したことを特徴とする請求項1の耐熱ガスケット類。
  3. 【請求項3】 膨脹処理された黒鉛もしくはバーミキュ
    ライトをホッパから加圧シリンダへ供給しながら、上記
    加圧シリンダに嵌合されている加圧ロッドを断続的に往
    復直線運動させて、上記黒鉛もしくはバーミキュライト
    を一方向へ加圧成形して加圧シリンダから連続的に排出
    させることを特徴とする耐熱ガスケット類の製造方法。
JP3163120A 1991-07-03 1991-07-03 耐熱ガスケット類およびその製造方法 Expired - Lifetime JPH0778212B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS589304B2 (ja) * 1979-12-15 1983-02-19 ニチアス株式会社 耐熱ガスケツトおよびその製造方法
JPS6060174A (ja) * 1983-09-13 1985-04-06 Nichias Corp パツキン用黒鉛質複合シ−ト材およびその製造方法
JPS6095228A (ja) * 1983-10-29 1985-05-28 Matsushita Electric Ind Co Ltd プラスチツクブレ−キシユ−

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