JPH0778641B2 - 電子写真感光体 - Google Patents

電子写真感光体

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JPH0778641B2
JPH0778641B2 JP16282786A JP16282786A JPH0778641B2 JP H0778641 B2 JPH0778641 B2 JP H0778641B2 JP 16282786 A JP16282786 A JP 16282786A JP 16282786 A JP16282786 A JP 16282786A JP H0778641 B2 JPH0778641 B2 JP H0778641B2
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    • G03G5/00Recording-members for original recording by exposure, e.g. to light, to heat or to electrons; Manufacture thereof; Selection of materials therefor
    • G03G5/14Inert intermediate or cover layers for charge-receiving layers
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Description

【発明の詳細な説明】 [技術分野] 本発明は電子写真感光体に関し、詳しくは、PPC複写
機、レーザービームプリンター、ディジタルコピア(コ
ピアはコピア株式会社の登録商標である)等で繰り返し
使用される電子写真用感光体における中間層の改良に関
する。
[従来技術] 一般に、電子写真感光体であって繰り返し使用されるも
の(以降単に「感光体」と称することがある)は良好な
帯電性と得ること(不必要な電荷注入を阻止し適当な電
荷受容を維持すること)のため、更には、感光層の基体
への接着を良好ならしめるため等から、基体と感光層と
の間に比較的抵抗の低い樹脂で中間層が設けられてい
る。
中間層用樹脂として従来(a)カゼイン、ポリビニルア
ルコールなどの水溶性樹脂、(b)ナイロン、共重合ナ
イロンなどのポリアミド樹脂、(c)光又は熱硬化性樹
脂などが用いられてきたが、これらによって中間層が形
成された感光体は、低湿時中間層が高抵抗となって残留
電性が上昇し、その結果として感度が低下するといった
傾向がみられる。
こうした不都合を解消する手段として、中間層に酸化イ
ンジウム、酸化スズ、カーボンなどの導電性顔料を添加
すること(特開昭58−93063号公報)あるいは導電性ポ
リマーを添加すること(特開昭58−95744号公報)など
が提案されている。だが、前者にあっては帯電性が低下
するため、導電性顔料入り中間層と感光層とに間に樹脂
だけからなる第二の中間層を形成しなければならず、後
者にあっては帯電性は悪くならないが感度低下等が認め
られ実用上問題がある。
更に、感光層が電荷発生層を電荷輸送層との積層構成で
あるいわゆる積層型感光体では、基板と電荷輸送層表面
との間で多重反射によりモアレが生じやすくこれを防止
するために、中間層に光を散乱させる物質を含有させる
ことも提案されている。しかし、この感光体においても
繰り返し使用で帯電性の低下及び残留電位の上昇が認め
られ、前記感光体と同様改良することが求められてい
る。
[目的] 本発明の目的は、感光体特性に影響を及ぼすことなく湿
度依存性(低湿時の残留電位上昇)を解消せしめ、更
に、繰り返し使用における特性劣化を改良した電子写真
感光体を提供するものである。本発明の他の目的は、中
間層を介して感光層と基体とが強固に接着しそれ故機械
的強度が強く、更にモアレを生じさせることのない、繰
り返し使用に有効な有機系感光体(特に積層型感光体)
を提供するものである。
[構成] 本発明は導電性基体と感光層との間に中間層を有してな
り繰り返し使用される電子写真感光体において、前記中
間層がアニオン系導電性ポリマー及び表面処理していな
い酸化チタン顔料を含有していることを特徴とする。
ちなみに、本発明者は中間層樹脂にアニオン系導電性ポ
リマーを添加した際に低湿環境での残留電位上昇は押え
られるものの、その一方で認められる感度の低下が表面
処理していない酸化チタン顔料を更に含有させることに
よって解消しうることを確めた。また、そうした特定の
酸化チタンの添加によってモアレ発生も防止できること
を確めた。本発明はかかる知見に基づいて完成されたも
のである。
以下に本発明をさらに詳細に説明すると、既述のよう
に、本発明感光体は導電性基板上に中間層、感光層を順
次積層した構成が採られている。導電性基体としてはア
ルミニウム、ニッケル、ステンレスなどの金属;カーボ
ン等の導電性顔料を分散したプラスチック;絶縁性支持
体(プラスチック又はプラスチックフィルムのごときも
の)上に金属を蒸着した又は導電性塗料を塗工したもの
等が例示できる。
中間層に用いられるアニオン系導電性ポリマーとして
は、スルホン酸又はスルホン酸のアルカリ金属塩、アン
モニウム塩を含む重合物などがあげられる。
また、中間層に用いられる「表面処理していない酸化チ
タン顔料」とはJIS−K5116に記載のアナタース形I類に
分類されるものである。
中間層は上記のアニオン系導電性ポリマー、表面処理し
ていない酸化チタン顔料だけで構成されていてもよいが
従来から用いられてきたバインダー(低抵抗樹脂)が含
まれていてもかまわない。もっとも、ここで用いられて
もよいバインダーは、アニオン系導電性ポリマーの溶解
溶媒にも溶け及び中間層上に塗布される感光層形成液に
侵されないという条件を考慮すると、水又はアルコール
可溶性のものが好ましい。具体的にはポリビニルアルコ
ール、ポリアクリル酸ソーダ、CMC、カゼイン、アルギ
ン酸ソーダ、ナイロン、非重合ナイロン、アルコキシメ
チル化ナイロンなどである。
これらの材料により中間層を形成するには、アニオン系
導電性ポリマー、表面処理していない酸化チタン顔料、
溶剤、そして必要に応じて前記バインダーをボールミル
等に入れ顔料をよく分散し、得られた分散液を導電性基
体上に塗布し乾燥すればよい。中間層の厚さは0.3〜20
μm程度である。
アニオン系導電性ポリマーと表面処理していない軟化チ
タン顔料とバインダーとの割合は使用される材料によっ
て異ってくるため画一的に決められないが、アニオン系
導電性ポリマーとバインダーとの合計を1部とした場合
表面処理していない酸化チタン顔料は重量比で0.05〜10
部くらいが適当である。また、アニオン系導電性ポリマ
ーとバインダーとの割合はこれも画一的に決められない
が、アニオン系導電性ポリマーを1部とした場合バイン
ダーは重量比で0〜200部好ましくは10〜200部くらいが
適当である。
感光層は(1)電子供与性化合物と電子受容性化合物と
の組合せにより電荷移動錯体を形成したもの(USP34842
37に記載)、(2)有機光導電体に染料を添加して増感
したもの(特公昭48−25658号公報に記載)、(3)正
孔あるいは電子活性マトリックスに顔料を分散したもの
(特開昭47−30328号、特開昭47−18545号などの公報に
記載)、(4)電荷発生層と電荷輸送層とに機能分離し
たもの(特開昭49−105537号公報に記載)、(5)染料
及び樹脂からなる共晶鎖体を主成分とするもの(特開昭
47−10785号公報に記載)、(6)電荷移動錯体中に有
機顔料ないしは無機電荷発生材料を添加したもの(特開
昭49−91648号公報に記載)など従来から知られている
有機光導電体のいずれで形成されていてもかまわない。
しかし、これらの中でも特に(4)のタイプの積層型感
光体は高感度であり、かつ、機能にあわせて多様に材料
が選択できる等から有利である。
電荷発生層はアゾ系顔料、フタロシアニン系顔料、スク
エアリック顔料、インジゴ系顔料、ペリレン系顔料、セ
レン粉末、セレン合金粉末、アモルファスシリコン粉
末、酸化亜鉛粉末、硫化カドミウム粉末のごとき電荷発
生物をポリエステル、ポリカーボネート、ポリビニルブ
チラール、アクリル樹脂などの結着樹脂溶液中に分散
し、これを中間層上に塗工することにより形成される。
電荷発生層の厚さは0.01〜2μmくらいが適当である。
電荷輸送層はα−フェニルスチルベン化合物(特開昭58
−198043号公報に記載)、ヒドラゾン化合物(特開昭55
−46760号公報に記載)などの電荷輸送性物質を成膜性
のある樹脂例えばポリエステル、ポリサルホン、ポリカ
ーボネート、ポリメタクリル酸エステル類、ポリスチレ
ンなどに溶解させ、これを電荷発生層上に厚さ10〜30μ
m程度に塗工すればよい。ここで成膜性樹脂が用いられ
るのは、電荷輸送性物質が一般に低分子量でそれ自身で
は成膜性に乏しいためである。
かくして製造された感光体は繰り返し使用に適してお
り、必要であれば、感光層表面に従来と同様な保護層を
設けることが可能である。
次に、実施例及び比較例を示す。
実施例1 ポリビールアルコール(クラレ社製 PVA−217)に水を
加え攪拌しながら加熱し、ポリビニルアルコール水溶液
をつくり、固型分濃度が5.0重量%となるように調整し
た。
ボールミルにこのポリビニルアルコール水溶液200gと、
アニオン系導電性ポリマー〔ポリスチレンスルホン酸ア
ンモニウム(カネボウ NSC社製 VERSA−LC125)〕1.0
gと、表面処理していない酸化チタン(帝国化工社製 J
A−1)8.0gとを入れ、5時間分散を行ない中間層用塗
工液を調整した。この液を厚さ0.2mmのアルミニウム板
の表面に浸漬塗布を行い120℃で5分間乾燥を行った。
このようにして得られた中間層は膜厚が約2.5μmであ
った。
次にポリエステル樹脂(東洋紡績社製)5gをシクロヘキ
サノン150gに溶解し、これに下記構造式 のトリスアゾ顔料10gを加えボールミルにて、48時間分
散し、更にシクロヘキサノン210gを加え、3時間分散を
行なった。これを容器に取り出し固型分が1.5重量%に
なるようにし、攪拌しながらシクロヘキサノンで希釈し
た。こうして得られた、電荷発生層用塗工液を前記を行
ない120℃で5分間乾燥を行なって約0.2μm厚の電荷発
生層を形成した。
更に、ポリカーボネート樹脂(帝人社製パンライトK−
1300)12gを90gのテトラヒドロフランに溶解し、更に下
記構造式の電荷輸送物質7gに溶解した。こうして得られ
た電荷輸送層用塗工液を前記電荷発生層上に、浸漬布
し、120℃15分間乾燥を行なって約18μm厚の電荷輸送
層を形成し積層型電子写真感光体を作成した。
比較例1−a 実施例1のアニオン系導電性ポリマーをカチオン系導電
性ポリマー〔ポリジメチルアリールアンモニウムクロラ
イド(米国カルゴン社製 CP−280)〕に変えた以外は
実施例1とまったく同様にして比較の感光体を作成し
た。
比較例1−b 実施例1の表面処理していない酸化チタンを表面処理し
た酸化チタン(石原産業社タイペークR−670)に変え
た以外は実施例1とまったく同様にして比較の感光体を
作成した。
実施例2 アルコール可溶性共重合ナイロン(CM−8000、東レ社
製)10gをメタノール100gに溶解した。これにアニオン
系導電性ポリマー〔ポリスチレンスルホン酸ナトリウム
(三洋化成社製ケミスタット6120)〕1gと表面処理して
いない酸化チタン(富士チタレ工業社製 TA−100)8g
とを加え、ボールミルにて8時間分散し、中間層用塗工
液を調整した。
この液を厚さ0.2mmのアルミニウム板の表面に、浸漬塗
工を行い120℃で5分間乾燥を行なった。こうして得ら
れた中間層は膜厚が約3.5μmであった。
次にブチラール樹脂(積水化学社製)5gをシクロヘキサ
ノン150gに溶解しこれに実施例1と同じトリスアゾ顔料
15gを加えボールミルにて48時間分散し、更にシクロヘ
キサノン210gを加え3時間分散を行なった。これを容器
に取り出し、固型分が2.0重量%になるように、攪拌し
ながらシクロヘキサノンで希釈した。こうして得られた
電荷発生層用塗工液を前記中間層上に浸漬塗布し120℃
で5分間乾燥を行ない厚さ約0.2μmの電荷発生層を形
成した。
更に、ポリカーボネート樹脂(帝人社製パンライトK−
1300)12gをテトラヒドロフラン90gに溶解しこれに下記
構造式 で表わされる電荷輸送物質7gを溶解したものを前記電荷
発生層上に浸漬塗布し、120℃で15分間乾燥して約20μ
m厚の電荷輸送層を形成して積層型電子写真感光体を作
成した。
比較例2−a 実施例のアニオン系導電性ポリマーをカチオン系導電性
ポリマー〔ポリジメチルアリールアンモニウムクロライ
ド(米国カルゴン社製CP−280)〕に変えた以外は実施
例2とまったく同様にして比較の感光体を作成した。
比較例2−b 実施例2の表面処理していない酸化チタンを表面処理し
た酸化チタン(帝国化工社製JRNC)に変えた以外は実施
例2とまったく同様にして比較の感光体を作成した。
これらサンプル(本発明感光体2種、比較感光体4種)
の感光体特性をエレクトロスタティックペーパーアナラ
イザーSP−428(川口電機製作所社製)を用い次の条件
で測定した。
また、上記条件の帯電及び露光を同時に30分間行なって
感光体を疲労させた後、さらに感光体特性を測定した。
以上の結果を表−1に示す。ただし (2)感度:露光後電位が1/10に低下するのに必要な露
光量 (3)残留電位:露光15秒後の電位 である。
[効果] 実施例の記載から明らかなように、中間層に特定の表面
処理していない酸化チタンとアニオン系導電性ポリマー
とを組み合わせて含有させることにより、低湿環境でも
常温環境でも高感度で疲労の少ない感光体が得られる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】導電性基体と感光層との間に中間層を有し
    てなり繰り返し使用される電子写真用感光体において、
    前記中間層がアニオン系導電性ポリマー及び表面処理し
    ていない酸化チタン顔料を含有していることを特徴とす
    る電子写真感光体。
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