JPH077989B2 - 加入者回線の遠隔切り分け回路 - Google Patents
加入者回線の遠隔切り分け回路Info
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- JPH077989B2 JPH077989B2 JP6086491A JP6086491A JPH077989B2 JP H077989 B2 JPH077989 B2 JP H077989B2 JP 6086491 A JP6086491 A JP 6086491A JP 6086491 A JP6086491 A JP 6086491A JP H077989 B2 JPH077989 B2 JP H077989B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は通信加入者回線の試験に
利用する。
利用する。
【0002】本発明は、電話加入者回線その他加入者回
線の端末近傍に設置挿入する加入者回線の切り分け回路
およびこの切り分け回路を利用した遠隔測定方法に関す
る。
線の端末近傍に設置挿入する加入者回線の切り分け回路
およびこの切り分け回路を利用した遠隔測定方法に関す
る。
【0003】
【従来の技術】加入者回線に接続される端末が利用者に
開放されることになり、加入者回線を管理する者(例え
ばNTT)では、端末として電話機が接続されるかファ
クシミリ装置などの通信機器が接続されるかは関知しな
いことになった。したがって、加入者回線に異常が発生
した場合に、それが回線を管理する者の責任であるか、
端末利用者の責任であるかを切り分けることが必要であ
る。
開放されることになり、加入者回線を管理する者(例え
ばNTT)では、端末として電話機が接続されるかファ
クシミリ装置などの通信機器が接続されるかは関知しな
いことになった。したがって、加入者回線に異常が発生
した場合に、それが回線を管理する者の責任であるか、
端末利用者の責任であるかを切り分けることが必要であ
る。
【0004】このために、加入者回線の端末近傍、例え
ば宅内保安器の中に電話局から加入者回線を介して操作
できるリレーによる切り分け回路を設けておく方法が提
案された(実開昭63−140744号公報)。この回
路は、所定以上の一極性の高電圧が加入者回線に印加さ
れるとリレーが作動して回線と端末とを切り離し、逆極
性の高電圧が加入者線に印加されるとリレーが逆方向に
作動して回線と端末との接続を復旧させるものである。
すなわち、電話局から一極性の高電圧を送りリレーを作
動させてその接点を開放状態に設定して端末を切り離し
ておいてから、電話局から各種の試験を実行する。その
試験が終了してから、その加入者回線に逆極性の高電圧
を送って、リレーを復旧させ端末が利用できる状態とす
るものである。
ば宅内保安器の中に電話局から加入者回線を介して操作
できるリレーによる切り分け回路を設けておく方法が提
案された(実開昭63−140744号公報)。この回
路は、所定以上の一極性の高電圧が加入者回線に印加さ
れるとリレーが作動して回線と端末とを切り離し、逆極
性の高電圧が加入者線に印加されるとリレーが逆方向に
作動して回線と端末との接続を復旧させるものである。
すなわち、電話局から一極性の高電圧を送りリレーを作
動させてその接点を開放状態に設定して端末を切り離し
ておいてから、電話局から各種の試験を実行する。その
試験が終了してから、その加入者回線に逆極性の高電圧
を送って、リレーを復旧させ端末が利用できる状態とす
るものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この方法は電話局から
遠隔操作により、端末近傍の保守分界点で回線を切り分
けできる優れた方法であるが、雷その他の短くかつ高い
電圧が加入者回線に誘導されたときに、リレーが誤って
動作することがある。さらに、通信線が電灯線と混触し
てリレーが誤って動作し、切り分け回路が作動すると、
その回線の通信が不能になることがある。
遠隔操作により、端末近傍の保守分界点で回線を切り分
けできる優れた方法であるが、雷その他の短くかつ高い
電圧が加入者回線に誘導されたときに、リレーが誤って
動作することがある。さらに、通信線が電灯線と混触し
てリレーが誤って動作し、切り分け回路が作動すると、
その回線の通信が不能になることがある。
【0006】本発明はこれを改良するもので、回線切り
分け回路を人為的に作動させる時以外に回線切り分け回
路が誤って作動することがない方法および回路を提供す
ることを目的とする。
分け回路を人為的に作動させる時以外に回線切り分け回
路が誤って作動することがない方法および回路を提供す
ることを目的とする。
【0007】さらに本発明はかりに、通信線に電灯線と
の混触することがあっても誤って作動することがない回
線切り分け回路を提供することを目的とする。
の混触することがあっても誤って作動することがない回
線切り分け回路を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、加入者回線に
一極性の高電圧を送り、その回線の端末近傍に設置され
た切り分け回路を作動させてその回線と加入者端末とを
切り離した状態を設定する開放ステップと、その回線に
試験信号を送信してその回線の電気定数の測定を行う試
験ステップと、その回線に逆極性の高電圧を送り、前記
切り分け回路を復旧させてその回線と前記加入者端末と
が接続された状態とする復旧ステップとを含む加入者回
線の遠隔測定方法において、前記切り分け回路に前記逆
極性の高電圧で充電される充電回路を設けておき、前記
開放ステップに先立ってその回線に逆極性の高電圧を送
りその充電回路を充電させ、前記開放ステップでは、そ
の充電回路に充電させた電荷により前記切り分け回路を
作動させる方法に関するものである。
一極性の高電圧を送り、その回線の端末近傍に設置され
た切り分け回路を作動させてその回線と加入者端末とを
切り離した状態を設定する開放ステップと、その回線に
試験信号を送信してその回線の電気定数の測定を行う試
験ステップと、その回線に逆極性の高電圧を送り、前記
切り分け回路を復旧させてその回線と前記加入者端末と
が接続された状態とする復旧ステップとを含む加入者回
線の遠隔測定方法において、前記切り分け回路に前記逆
極性の高電圧で充電される充電回路を設けておき、前記
開放ステップに先立ってその回線に逆極性の高電圧を送
りその充電回路を充電させ、前記開放ステップでは、そ
の充電回路に充電させた電荷により前記切り分け回路を
作動させる方法に関するものである。
【0009】本発明は前記方法に使用する切り分け回路
の発明であって、前記充電回路を構成するコンデンサの
接続およびそのコンデンサから電荷を第一の半導体スイ
ッチ回路の制御電極に与え、リレーを作動させる切り分
け回路を提供することを特徴とする。
の発明であって、前記充電回路を構成するコンデンサの
接続およびそのコンデンサから電荷を第一の半導体スイ
ッチ回路の制御電極に与え、リレーを作動させる切り分
け回路を提供することを特徴とする。
【0010】
【作用】切り分け試験をするために、端末近傍に設置し
たリレーを作動させて回線の開放状態を設定するために
開放ステップで一極性の高電圧を送るが、その開放ステ
ップに先立って、前置ステップを設け、回線を復旧させ
る方向の極性(逆極性)の高電圧を回線に送り、接点を
確実に閉成状態とするとともに、その切り分け回路に設
けた充電回路に充電を行う。次の開放ステップではこの
充電回路に充電した電荷を利用してリレーを駆動させて
回線に直列に接続された接点を開放させる。
たリレーを作動させて回線の開放状態を設定するために
開放ステップで一極性の高電圧を送るが、その開放ステ
ップに先立って、前置ステップを設け、回線を復旧させ
る方向の極性(逆極性)の高電圧を回線に送り、接点を
確実に閉成状態とするとともに、その切り分け回路に設
けた充電回路に充電を行う。次の開放ステップではこの
充電回路に充電した電荷を利用してリレーを駆動させて
回線に直列に接続された接点を開放させる。
【0011】すなわち、単に開放ステップに相当する電
圧が印加されても、充電回路に充電された電荷がなけれ
ばリレー接点は開放されない。つまり、人為的に先づ逆
極性の高電圧を印加し、つづいて一極性の高電圧を送る
場合にかぎりリレーが作動する。
圧が印加されても、充電回路に充電された電荷がなけれ
ばリレー接点は開放されない。つまり、人為的に先づ逆
極性の高電圧を印加し、つづいて一極性の高電圧を送る
場合にかぎりリレーが作動する。
【0012】さらに、この充電回路にはその充電された
電荷を緩やかに放電させる抵抗器が接続される。したが
って、充電のための前置ステップから時間が経過してか
ら開放ステップで電圧を印加しても、この放電用の抵抗
器により充電された電荷が放電されてしまい開放ステッ
プは無効になる。
電荷を緩やかに放電させる抵抗器が接続される。したが
って、充電のための前置ステップから時間が経過してか
ら開放ステップで電圧を印加しても、この放電用の抵抗
器により充電された電荷が放電されてしまい開放ステッ
プは無効になる。
【0013】さらに本発明の回路では、何らかの原因、
例えば通信線の商用電源との混触などの場合に、前記高
電圧を弁別する電圧弁別回路の弁別電圧を越える交流電
圧が流入する場合には、第二の半導体スイッチ回路(T
r2 )が導通して大容量のコンデンサ(C2)を放電さ
せてしまうから、リレーが誤って作動することがなくな
る。
例えば通信線の商用電源との混触などの場合に、前記高
電圧を弁別する電圧弁別回路の弁別電圧を越える交流電
圧が流入する場合には、第二の半導体スイッチ回路(T
r2 )が導通して大容量のコンデンサ(C2)を放電さ
せてしまうから、リレーが誤って作動することがなくな
る。
【0014】このようにして、加入者回線に直列に挿入
された接点が誤って動作することがないように、かつ人
為的に動作させる場合にはこれを確実に動作させること
ができる。
された接点が誤って動作することがないように、かつ人
為的に動作させる場合にはこれを確実に動作させること
ができる。
【0015】
【実施例】つぎに本発明の実施例を図面を参照して説明
する。
する。
【0016】図1は、本発明の遠隔切り分け回路の第一
実施例の回路構成図である。この回路は図のように加入
者保安器内部に実装される。
実施例の回路構成図である。この回路は図のように加入
者保安器内部に実装される。
【0017】図1において、遠隔切り分け回路1には、
電話局の交換機2に収容された加入者回線3を引込む一
対の線路端子L1 、L2 と端末4に接続する一対の端末
端子T1 、T2 とが設けられる。遠隔切り分け回路1
は、線路端子L1 、L2 側に三極放電管TPDおよび保
安用電流制限素子PTC1、PTC2 を含む保安部1P
が配置され、この保安部1Pと端末端子T1 、T2 との
間に切り分け部1Rが配置される。
電話局の交換機2に収容された加入者回線3を引込む一
対の線路端子L1 、L2 と端末4に接続する一対の端末
端子T1 、T2 とが設けられる。遠隔切り分け回路1
は、線路端子L1 、L2 側に三極放電管TPDおよび保
安用電流制限素子PTC1、PTC2 を含む保安部1P
が配置され、この保安部1Pと端末端子T1 、T2 との
間に切り分け部1Rが配置される。
【0018】この切り分け部1Rには、交換機2に接続
された試験台5により線路端子L1 、L2 に印加される
電圧が所定電圧、例えば110vを越える115〜120vの高電
圧であるとき導通状態となる定電圧ダイオードZD1 、
ZD2 を含む電圧弁別回路と、この電圧弁別回路の弁別
出力にしたがってこの高電圧(115 〜120v) の一極性の
電圧(ここでは線路端子L1 に負極性が印加され、線路
端子L2 には正極性の電圧が印加される)で、駆動され
る駆動用巻線RL1 と、逆極性の電圧(線路端子L1 に
正極性が印加され線路端子L2 に負極性が印加される)
で復旧する復旧用巻線RL2 とを含むリレーとを備えて
いる。また線路端子L1 、L2 と端末端子T1 、T2 と
のそれぞれの間にリレーの駆動状態で開放され復旧状態
で閉成されるリレーの接点a、bが挿入されている。
された試験台5により線路端子L1 、L2 に印加される
電圧が所定電圧、例えば110vを越える115〜120vの高電
圧であるとき導通状態となる定電圧ダイオードZD1 、
ZD2 を含む電圧弁別回路と、この電圧弁別回路の弁別
出力にしたがってこの高電圧(115 〜120v) の一極性の
電圧(ここでは線路端子L1 に負極性が印加され、線路
端子L2 には正極性の電圧が印加される)で、駆動され
る駆動用巻線RL1 と、逆極性の電圧(線路端子L1 に
正極性が印加され線路端子L2 に負極性が印加される)
で復旧する復旧用巻線RL2 とを含むリレーとを備えて
いる。また線路端子L1 、L2 と端末端子T1 、T2 と
のそれぞれの間にリレーの駆動状態で開放され復旧状態
で閉成されるリレーの接点a、bが挿入されている。
【0019】ここに本発明の特徴とするところは、切り
分け部1Rにおいて、線路端子L1 、L2 の対間に逆極
性(L1 が正、L2 が負)の電圧が印加されたとき、リ
レーの復旧用巻線RL2に供給する動作電流の通路を閉
成する第一のダイオードD1 を備え、この動作電流の通
路に並列に第一の抵抗器R1 および大容量のコンデンサ
C2 の直列回路が接続され、第一の半導体スイッチ回路
であるトランジスタTr1 を設け、大容量のコンデンサ
C2 はその端子電圧がトランジスタTr1 の制御電極に
前記動作電流により充電された電荷がこのトランジスタ
Tr1 を導通させる極性に接続され、このトランジスタ
Tr1 と直列に駆動用巻線RL1 および線路端子L1 、
L2 の対間に一極性(L1 が負、L2 が正)の電圧が印
加されたとき閉成する第二のダイオードD2 が接続さ
れ、前記大容量のコンデンサC2 にはその充電電荷を緩
やかに放電させる値の第二の抵抗器R2 が並列に接続さ
れたことにある。
分け部1Rにおいて、線路端子L1 、L2 の対間に逆極
性(L1 が正、L2 が負)の電圧が印加されたとき、リ
レーの復旧用巻線RL2に供給する動作電流の通路を閉
成する第一のダイオードD1 を備え、この動作電流の通
路に並列に第一の抵抗器R1 および大容量のコンデンサ
C2 の直列回路が接続され、第一の半導体スイッチ回路
であるトランジスタTr1 を設け、大容量のコンデンサ
C2 はその端子電圧がトランジスタTr1 の制御電極に
前記動作電流により充電された電荷がこのトランジスタ
Tr1 を導通させる極性に接続され、このトランジスタ
Tr1 と直列に駆動用巻線RL1 および線路端子L1 、
L2 の対間に一極性(L1 が負、L2 が正)の電圧が印
加されたとき閉成する第二のダイオードD2 が接続さ
れ、前記大容量のコンデンサC2 にはその充電電荷を緩
やかに放電させる値の第二の抵抗器R2 が並列に接続さ
れたことにある。
【0020】さらに大容量のコンデンサC2 に並列に第
二の半導体スイッチ回路であるトランジスタTr2 が接
続され、このトランジスタTr2 の制御電極には、線路
端子L1 、L2 に電圧弁別回路(ZD1、ZD2 )の弁
別電圧以上の交流電圧が印加されたときこの交流電圧を
通過させる小容量のコンデンサC1 が接続されたことに
も特徴がある。
二の半導体スイッチ回路であるトランジスタTr2 が接
続され、このトランジスタTr2 の制御電極には、線路
端子L1 、L2 に電圧弁別回路(ZD1、ZD2 )の弁
別電圧以上の交流電圧が印加されたときこの交流電圧を
通過させる小容量のコンデンサC1 が接続されたことに
も特徴がある。
【0021】また復旧用巻線RL2 と並列に小容量のコ
ンデンサC3 を備える。
ンデンサC3 を備える。
【0022】図2は前記第一実施例を用いて行う測定方
法のタイムチャートであり、図3は同じくシークエンス
図である。
法のタイムチャートであり、図3は同じくシークエンス
図である。
【0023】図2において、交換機に接続された試験台
から被試験回線の回線捕捉を行ったのち、切り分け回路
の開放を行う。前置ステップにおいて逆極性の高電圧を
回線に送りこのコンデンサC2 を充電させ、開放ステッ
プではこのコンデンサC2 に充電させた電荷により、ト
ランジスタTr1 を導通状態としリレーを開放状態とし
て、回線の切り分けが可能となる。このリレーの開放状
態のまま試験ステップで回線に試験信号を送信して回線
の電気定数の測定、すなわち試験が行われる。この試験
の所要時分は15〜30秒である。試験終了後復旧ステップ
において回線に逆極性の高電圧を送る。すなわち線路端
子L1 に正極性、線路端子L2 に負極性の電圧を印加す
る。このときリレーは復旧状態となり回線は端末に接続
される。こののち回線を解放して加入者回線の遠隔測定
方法は終了し通信に利用できる状態とする。
から被試験回線の回線捕捉を行ったのち、切り分け回路
の開放を行う。前置ステップにおいて逆極性の高電圧を
回線に送りこのコンデンサC2 を充電させ、開放ステッ
プではこのコンデンサC2 に充電させた電荷により、ト
ランジスタTr1 を導通状態としリレーを開放状態とし
て、回線の切り分けが可能となる。このリレーの開放状
態のまま試験ステップで回線に試験信号を送信して回線
の電気定数の測定、すなわち試験が行われる。この試験
の所要時分は15〜30秒である。試験終了後復旧ステップ
において回線に逆極性の高電圧を送る。すなわち線路端
子L1 に正極性、線路端子L2 に負極性の電圧を印加す
る。このときリレーは復旧状態となり回線は端末に接続
される。こののち回線を解放して加入者回線の遠隔測定
方法は終了し通信に利用できる状態とする。
【0024】図2では、図の表現を明確にするため、各
ステップ等における時間軸の長さは実際の時間の長短と
比例していない。
ステップ等における時間軸の長さは実際の時間の長短と
比例していない。
【0025】図3は、本実施例のシークエンス図であ
り、本図中に破線で示す各信号は、加入者回線の遠隔測
定時に行うそれぞれの操作用の信号であり、実線で示す
信号は遠隔切り分け回路の切り分けを行うための信号で
ある。1本の実線は一極性の高電圧の印加を示し、2本
の実線は逆極性の高電圧の印加を示す。
り、本図中に破線で示す各信号は、加入者回線の遠隔測
定時に行うそれぞれの操作用の信号であり、実線で示す
信号は遠隔切り分け回路の切り分けを行うための信号で
ある。1本の実線は一極性の高電圧の印加を示し、2本
の実線は逆極性の高電圧の印加を示す。
【0026】次に前述の測定方法にしたがって、図1に
示す第一実施例の各素子の動作を説明する。
示す第一実施例の各素子の動作を説明する。
【0027】前置ステップで、線路端子L1 に正極性、
線路端子L2 に負極性である逆極性の電圧が、試験台5
により印加される。この線路端子L1 に印加された正極
性の電圧は、 L1 −PTC1 −ZD1 −R1 −C2 −D3 −ZD2 −
PTC2 −L2 に流れる。したがって大容量のコンデンサC2 の時定数
C2 R1 で充電される。一方、これと並列に ZD1 −RL2 −D1 −ZD2 となり、第一のダイオードD1 が閉成するので、この回
路に電流が流れ、復旧用巻線RL2 が付勢され、リレー
の接点a、bは確実に閉成される。
線路端子L2 に負極性である逆極性の電圧が、試験台5
により印加される。この線路端子L1 に印加された正極
性の電圧は、 L1 −PTC1 −ZD1 −R1 −C2 −D3 −ZD2 −
PTC2 −L2 に流れる。したがって大容量のコンデンサC2 の時定数
C2 R1 で充電される。一方、これと並列に ZD1 −RL2 −D1 −ZD2 となり、第一のダイオードD1 が閉成するので、この回
路に電流が流れ、復旧用巻線RL2 が付勢され、リレー
の接点a、bは確実に閉成される。
【0028】つぎに開放ステップでは、回線に送出され
た一極性(L1 が負、L2 が正)の電圧が印加され、
L2 −PTC2 −ZD2 −RL1 −Tr1 −D2 −ZD
1 −PTC1 −L1 に電流が流れる。第一の半導体スイッチ回路であるトラ
ンジスタTr1 には、前置ステップで充電された大容量
のコンデンサC2 に蓄積されていた充電電荷が、C2 の
+極−Tr1 のベース−同エミッタ−C2 の−極のよう
に流れているから、トランジスタTr1 は導通状態にな
っている。したがってリレーの駆動用巻線RL1 が駆動
され、接点a、bは開放される。
た一極性(L1 が負、L2 が正)の電圧が印加され、
L2 −PTC2 −ZD2 −RL1 −Tr1 −D2 −ZD
1 −PTC1 −L1 に電流が流れる。第一の半導体スイッチ回路であるトラ
ンジスタTr1 には、前置ステップで充電された大容量
のコンデンサC2 に蓄積されていた充電電荷が、C2 の
+極−Tr1 のベース−同エミッタ−C2 の−極のよう
に流れているから、トランジスタTr1 は導通状態にな
っている。したがってリレーの駆動用巻線RL1 が駆動
され、接点a、bは開放される。
【0029】ここで、コンデンサC2 には並列にその電
荷を緩やかに放電させる抵抗器R2 が接続されている。
前置ステップが終了してから時間が経過するにしたが
い、コンデンサC2 の電荷はトランジスタTr1 のベー
ス回路を介して急速に(例えば3〜5秒で)減少する。
トランジスタTr1 のベースが導通する電圧(例えば0.
7V)以下になると、この抵抗器R2 を介してコンデンサ
C2 が放電する。したがってコンデンサC2 の端子電圧
がトランジスタTr1 のベースが導通する電圧以下にな
ってから後に開放ステップの高電圧印加があってもこれ
は無効になる。すなわち、雷などの自然現象ではこのよ
うな極性が反転した連続電圧の印加はめったに起こらな
いから、雷などによりこの切り分け回路が誤動作するこ
とを避けることができる。また、前述の第二の半導体ス
イッチ回路であるトランジスタTr2 の制御電極に接続
された小容量(例えば0.01μF)のコンデンサC 1 には、
電圧弁別回路ZD1 、ZD2 の弁別電圧を越える電圧の
交流電圧(例えば通信線の商用電源との混触、あるいは
呼出電流(16Hz)の振幅が異常に大きい場合など)によ
り、 ZD1 −C1 −Tr2 −D3 −ZD2 の回路に電流が生じトランジスタTr1 のコレクタ・エ
ミッタ間を導通するから、短時間で C2 の正極−Tr2 −C2 の負極 のループができて、大容量のコンデンサC2 の両極間に
は短絡回路が形成される。したがってコンデンサC2 に
は、この時点でなんらかの電荷が蓄積されていた場合に
も、この電荷は短時間に放電される。このため前述のよ
うに第一の半導体スイッチ回路であるトランジスタTr
1 は導通しないから、駆動用巻線RL1 が付勢されるこ
とがない。コンデンサC3 はきわめて短い時間の高電圧
(例えば雷サージ)で復旧用巻線RL2 が反応しないよ
うにしたバイパス用である。
荷を緩やかに放電させる抵抗器R2 が接続されている。
前置ステップが終了してから時間が経過するにしたが
い、コンデンサC2 の電荷はトランジスタTr1 のベー
ス回路を介して急速に(例えば3〜5秒で)減少する。
トランジスタTr1 のベースが導通する電圧(例えば0.
7V)以下になると、この抵抗器R2 を介してコンデンサ
C2 が放電する。したがってコンデンサC2 の端子電圧
がトランジスタTr1 のベースが導通する電圧以下にな
ってから後に開放ステップの高電圧印加があってもこれ
は無効になる。すなわち、雷などの自然現象ではこのよ
うな極性が反転した連続電圧の印加はめったに起こらな
いから、雷などによりこの切り分け回路が誤動作するこ
とを避けることができる。また、前述の第二の半導体ス
イッチ回路であるトランジスタTr2 の制御電極に接続
された小容量(例えば0.01μF)のコンデンサC 1 には、
電圧弁別回路ZD1 、ZD2 の弁別電圧を越える電圧の
交流電圧(例えば通信線の商用電源との混触、あるいは
呼出電流(16Hz)の振幅が異常に大きい場合など)によ
り、 ZD1 −C1 −Tr2 −D3 −ZD2 の回路に電流が生じトランジスタTr1 のコレクタ・エ
ミッタ間を導通するから、短時間で C2 の正極−Tr2 −C2 の負極 のループができて、大容量のコンデンサC2 の両極間に
は短絡回路が形成される。したがってコンデンサC2 に
は、この時点でなんらかの電荷が蓄積されていた場合に
も、この電荷は短時間に放電される。このため前述のよ
うに第一の半導体スイッチ回路であるトランジスタTr
1 は導通しないから、駆動用巻線RL1 が付勢されるこ
とがない。コンデンサC3 はきわめて短い時間の高電圧
(例えば雷サージ)で復旧用巻線RL2 が反応しないよ
うにしたバイパス用である。
【0030】試験ステップで行う試験は、一例として線
路端子L1 と接地間、線路端子L2 と接地間および線路
端子L1 とL2 との間の絶縁試験にあわせて、静電容量
試験を行い、回線の品質判定を行うことである。その終
了後に復旧ステップとして、前記前置ステップと同様に
逆極性の電圧をそれぞれ線路端子L1 、L2 に印加する
(L1 が正、L2 が負)。この場合は、前置ステップで
説明したような電流が流れ、リレーの復旧用巻線RL2
に動作電流が流れ、開放ステップおよび試験ステップで
は開放されていたリレーの接点a、bは閉成され復旧状
態となる。
路端子L1 と接地間、線路端子L2 と接地間および線路
端子L1 とL2 との間の絶縁試験にあわせて、静電容量
試験を行い、回線の品質判定を行うことである。その終
了後に復旧ステップとして、前記前置ステップと同様に
逆極性の電圧をそれぞれ線路端子L1 、L2 に印加する
(L1 が正、L2 が負)。この場合は、前置ステップで
説明したような電流が流れ、リレーの復旧用巻線RL2
に動作電流が流れ、開放ステップおよび試験ステップで
は開放されていたリレーの接点a、bは閉成され復旧状
態となる。
【0031】図4は、本発明の加入者回線の遠隔切り分
け回路の第二実施例の回路構成図を示す。
け回路の第二実施例の回路構成図を示す。
【0032】本実施例では、リレーの復旧用巻線RL2
は第一の半導体スイッチ回路であるトランジスタTr1
と直列に接続され、この復旧用巻線RL2 に直列に逆流
防止用ダイオードD3 が挿入されている。大容量の充電
回路を構成するコンデンサC2 はこのトランジスタTr
1 のベースに接続される。この第二の実施例回路は、故
障に対する安全性をさら高めたものである。すなわち、
雷サージその他の原因により定電圧ダイオードZD1 が
短絡する故障が発生した場合に、半導体スイッチ回路で
あるトランジスタTr1 が導通状態となるが、このとき
リレーの復旧用巻線RL2 がその電流通路に入るように
した。すなわち図1に戻って考えると、何らかの原因で
リレーの復旧用巻線RL2 に連続的に電流が流れると交
換機にきわめて不都合な影響を与えることになる。
は第一の半導体スイッチ回路であるトランジスタTr1
と直列に接続され、この復旧用巻線RL2 に直列に逆流
防止用ダイオードD3 が挿入されている。大容量の充電
回路を構成するコンデンサC2 はこのトランジスタTr
1 のベースに接続される。この第二の実施例回路は、故
障に対する安全性をさら高めたものである。すなわち、
雷サージその他の原因により定電圧ダイオードZD1 が
短絡する故障が発生した場合に、半導体スイッチ回路で
あるトランジスタTr1 が導通状態となるが、このとき
リレーの復旧用巻線RL2 がその電流通路に入るように
した。すなわち図1に戻って考えると、何らかの原因で
リレーの復旧用巻線RL2 に連続的に電流が流れると交
換機にきわめて不都合な影響を与えることになる。
【0033】図4に示す第二実施例では、その電流通路
にトランジスタTr1 のコレクタ回路が挿入され、線路
端子L1 、L2 間に直接短絡電流が流れることはなくな
る。
にトランジスタTr1 のコレクタ回路が挿入され、線路
端子L1 、L2 間に直接短絡電流が流れることはなくな
る。
【0034】この第二実施例回路のその他の動作は第一
実施例回路と同様に理解できるので詳しい説明は省略す
る。この回路の駆動用巻線および復旧用巻線RL1、R
L2 には、それぞれ直列に逆流防止用ダイオードD3 お
よびD4 が接続され、二つの巻線が同時に付勢されない
ように配慮されている。
実施例回路と同様に理解できるので詳しい説明は省略す
る。この回路の駆動用巻線および復旧用巻線RL1、R
L2 には、それぞれ直列に逆流防止用ダイオードD3 お
よびD4 が接続され、二つの巻線が同時に付勢されない
ように配慮されている。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
加入者回線を開放させる動作の前に加入者回線を閉成さ
せるための手段を行い、この動作により充電回路に充電
を行い、この充電回路の電荷を利用して次の開放動作を
行わせるから、人為的に加入者回線に与えた電圧以外の
電圧で誤って切り分け回路が作動することを回避でき
る。また、通信線と電灯線との混触などによっても誤動
作しない。したがって遠隔的に試験を行うさいには確実
にリレーを開放もしくは閉成させることができる効果が
ある。
加入者回線を開放させる動作の前に加入者回線を閉成さ
せるための手段を行い、この動作により充電回路に充電
を行い、この充電回路の電荷を利用して次の開放動作を
行わせるから、人為的に加入者回線に与えた電圧以外の
電圧で誤って切り分け回路が作動することを回避でき
る。また、通信線と電灯線との混触などによっても誤動
作しない。したがって遠隔的に試験を行うさいには確実
にリレーを開放もしくは閉成させることができる効果が
ある。
【図1】 本発明の第一実施例の回路構成図。
【図2】 前記実施例回路による遠隔測定方法のタイム
チャート。
チャート。
【図3】 前記遠隔測定方法のシークエンス図。
【図4】 本発明第二実施例の回路構成図。
1 遠隔切り分け回路 1P 保安部 1R 切り分け部 2 交換機 3 加入者回線 4 端末 5 試験台 C1 〜C3 コンデンサ D1 〜D4 ダイオード L1 、L2 線路端子 PTC1 、PTC2 保安用電流制限素子 R1 〜R3 抵抗器 RL1 、RL2 それぞれリレーの駆動用巻線、復旧用
巻線 T1 、T2 端末端子 TPD 三極放電管 Tr1 、Tr2 それぞれ第一および第二の半導体スイ
ッチ回路であるトランジスタ a、b リレーの接点
巻線 T1 、T2 端末端子 TPD 三極放電管 Tr1 、Tr2 それぞれ第一および第二の半導体スイ
ッチ回路であるトランジスタ a、b リレーの接点
フロントページの続き (72)発明者 関戸 俊郎 埼玉県蕨市中央3丁目12番15号 株式会社 日興電機製作所内 (72)発明者 元満 民生 東京都千代田区内幸町一丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 江間 恒尊 東京都千代田区内幸町一丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内 (56)参考文献 特開 平2−155348(JP,A) 実開 昭63−140744(JP,U) 実開 昭62−201554(JP,U)
Claims (3)
- 【請求項1】 一対の線路端子(L1 、L2 )と、 一対の端末端子(T1 、T2 )と、 この線路端子に印加される電圧の絶対値が所定電圧を越
える電圧であるとき導通状態となる電圧弁別回路(ZD
1 、ZD2 )と、 この電圧弁別回路の弁別出力にしたがって前記電圧の一
極性で駆動し前記電圧の逆極性で復旧するリレーとを備
え、 前記線路端子と前記端末端子との間に前記リレーの駆動
状態で開放され前記リレーの復旧状態で閉成されるこの
リレーの接点(a,b)が挿入された加入者回線の遠隔
切り分け回路において、 前記線路端子(L1 、L2 )の対間に前記逆極性の電圧
が印加されたとき前記リレーの復旧用巻線(RL2 )に
供給する動作電流の通路を閉成する第一のダイオード
(D1 )を備え、 この動作電流の通路に並列に第一の抵抗器(R1 )およ
び大容量のコンデンサ(C2 )の直列回路が接続され、 第一の半導体スイッチ回路(Tr1 )を設け、 前記大容量のコンデンサ(C2 )はその端子が前記第一
の半導体スイッチ回路(Tr1 )の制御電極に、前記動
作電流により充電された電荷がこの半導体スイッチ回路
(Tr1 )を導通させる極性に接続され、 この半導体スイッチ回路(Tr1 )と直列に、前記リレ
ーの駆動用巻線(RL1 )および前記線路端子(L1 、
L2 )の対間に前記一極性の電圧が印加されたとき閉成
する第二のダイオード(D2 ) が接続され、 前記大容量のコンデンサ(C2 )にはその充電電荷を緩
やかに放電させる値の第二の抵抗器(R2 ) が並列に接
続されたことを特徴とする加入者回線の遠隔切り分け回
路。 - 【請求項2】 前記大容量のコンデンサ(C2 )には並
列に、第二の半導体スイッチ回路(Tr2 )が接続さ
れ、 この第二の半導体スイッチ回路(Tr2 )の制御電極に
は、前記線路端子(L1 、L2 )に前記電圧弁別回路
(ZD1 、ZD2 )の弁別電圧を越える電圧の交流電圧
が印加されたときにこの交流電圧を通過させる小容量の
コンデンサ(C1 )が接続された請求項1記載の加入者
回線の遠隔切り分け回路。 - 【請求項3】 前記リレーの復旧用巻線(RL2 )は前
記第一の半導体スイッチ回路(Tr1 )と直列に接続さ
れ、かつこのリレーの復旧用巻線(RL2 )に直列に逆
流防止用ダイオード(D3 )が挿入された請求項1記載
の加入者回線の遠隔切り分け回路。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6086491A JPH077989B2 (ja) | 1991-02-01 | 1991-02-01 | 加入者回線の遠隔切り分け回路 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6086491A JPH077989B2 (ja) | 1991-02-01 | 1991-02-01 | 加入者回線の遠隔切り分け回路 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05130225A JPH05130225A (ja) | 1993-05-25 |
| JPH077989B2 true JPH077989B2 (ja) | 1995-01-30 |
Family
ID=13154684
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6086491A Expired - Fee Related JPH077989B2 (ja) | 1991-02-01 | 1991-02-01 | 加入者回線の遠隔切り分け回路 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH077989B2 (ja) |
-
1991
- 1991-02-01 JP JP6086491A patent/JPH077989B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH05130225A (ja) | 1993-05-25 |
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