JPH0780465B2 - 乗用トラクタ - Google Patents

乗用トラクタ

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JPH0780465B2
JPH0780465B2 JP10523587A JP10523587A JPH0780465B2 JP H0780465 B2 JPH0780465 B2 JP H0780465B2 JP 10523587 A JP10523587 A JP 10523587A JP 10523587 A JP10523587 A JP 10523587A JP H0780465 B2 JPH0780465 B2 JP H0780465B2
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vehicle body
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宣安 古市
俊幸 北澤
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Honda Motor Co Ltd
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Honda Motor Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 A.発明の目的 (1) 産業上の利用分野 本発明は、農作業等に用いられる乗用トラクタ特に、前
後方向に延びる左右一対の縦枠を複数のクロスメンバを
介して相互に連結して車体フレームを構成し、この車体
フレームの前部にエンジンを搭載し、このエンジンのフ
ライホイールに駆動軸を介して連結する変速機の収容し
たミッションケースを車体フレームの後端に結着したも
のの改良に関する。
(2) 従来の技術 かかる乗用トラクタは、例えば特開昭60−78876号公報
に開示されているように公知である。
(3) 発明が解決しようとする問題点 かかる乗用トラクタにおいて、ミッションケース前方の
車体フレームの内側には、ミッションケースの前面から
突出する各種伝動軸が配設される関係から、スペースを
広く確保することが望まれる。
そこで本発明は、車体フレームの、ミッションケース前
方に位置する左右縦枠間のスペースが広く、しかもそれ
ら縦枠に充分な強度を付与し得る乗用トラクタを提供す
ることを目的とする。
B.発明の構成 (1) 問題点を解決するための手段 上記目的を達成するために、本発明は、車体フレームの
各縦枠の、エンジン及びミッションケース間に位置する
部分を、上方の水平板部を車体内方へ向けたアングル状
に形成し、このアングル状部分の内側に、それと共に閉
断面構造体を構成する補強板を溶接し、この補強板の下
端部を、縦枠の下縁から垂下し且つ車体内方へ屈曲する
L字状部となしたことを特徴とする。
(2) 作用 上記構成によれば、各縦枠のエンジン及びミッションケ
ース間に位置するアングル状部分では、閉断面構造体と
L字状部間に広いスペースが生じ、それだけミッション
ケースの前方における左右両縦枠間のスペースが拡張す
る。また各縦枠のアングル状部分は、閉断面構造体及び
L字状部を形成する補強板により効果的に補強される。
(3) 実施例 以下、図面により本発明の一実施例について説明する
と、第1図及び第2図において、1は乗用型の農用トラ
クタを示し、その車体フレーム2上には、前方から順
に、バッテリ3、ラジエータ4及びエンジン5が搭載さ
れ、ラジエータ4及びエンジ5間に、エンジン5のクラ
ンク軸6から伝動ベルト7を介して駆動される冷却フア
ン8が配設される。
また車体フレーム2には、一対の前輪9,9を操向可能に
軸支するフロントアクスルハウジング10がエンジン5の
下方において懸架される。このフロントアクスルハウジ
ング10には前輪9,9を駆動するための差動装置(図示せ
ず)が収容される。
さらに車体フレーム2上には、エンジン5の直後で操向
ハンドル11を支持するハンドルコラム(図示せず)が固
着され、車体フレーム2の後端にミッションケース12が
固着される。このミッションケース12の左右両側面に
は、一対の後輪13,13を駆動する車軸14,14を支承するリ
ヤアクスルハウジング15,15が固着される。
ミッションケース12内には、前方から順にクラッチ16、
変速機17及び車軸14,14に連なる差動装置18が収容さ
れ、クラッチ16の入力軸19、並びに変速機17の第1及び
第2出力軸20,21をミッションケース12の前面から突出
させ、また後部動力取出軸48を該ケース12の後面から突
出させている。
入力軸19には、エンジン5のクランプ軸6後端に付設し
たフライホイール22が駆動軸23及びその両端の自在継手
24,25を介して連結される。また第1出力軸20は、前記
フロントアクルスハウジング10内の差動装置に駆動軸26
及びその両端の自在継手27,28を介して連結され、第2
出力軸21は、車体フレーム2の前方へ突出する前部動力
取出軸29に駆動軸30及びその両端の自在継手43,44を介
して連結される。
而して、エンジン5の運転時、その動力は、フライホイ
ール22からクラッチ16を経て変速機17に導かれ、そして
この変速機17から前,後輪9,9;13,13と、前,後部動力
取出軸29,29とへ伝達される。
フライホイール22の直後には第1ステアリングギヤボッ
クス31が配設され、このギヤボックス31の上面より延出
する第1操向入力軸33に自在継手34を介して前記操向ハ
ンドル11が連結され、また第1ステアリングギヤボック
ス31の前面より延出する第1操向出力軸35は、前記フロ
ントアクスルハウジング10の前方に配設される第2ステ
アリングギヤボックス32の第2操向入力軸36に連動軸37
及びその両端の自在継手38,39を介して連結され、第2
ギヤボックス32の第2操向出力軸40に固着されたピット
マンアーム41が前輪9,9のドラッグリンク(図示せず)
に連結される。
第5図ないし第10図において、前記車体フレーム2は、
その前後方向に延びる左右一対の縦枠50,50と、この両
縦枠50,50の前端間を接続する第1クロスメンバ51、両
縦枠50,50の中間部2個所を相互に接続する第2,第3ク
ロスメンバ52,53とからラダー型に構成される。第3ク
ロスメンバ53には、前記3本の駆動軸23,26,30がそれぞ
れ貫通する透孔45及び切欠46,47が設けられている(第
9図参照)。
各縦枠50は、略全長にわたり上下方向幅を略一定に、且
つエンジン5及びミッションケース12間に位置する部分
50bを除いて、開放面を車体内方へ向けたチャンネル状
に形成され(第7図参照)、そしてその後端部の上部及
び下部の水平板部には上下に延びる帯状突片54,55が屈
曲形成される(第11図参照)。前記部分50bは、上記チ
ャンネル状部分の下方の水平板部を切除したアングル状
(第9図及び第10図参照)に形成される。
左右両縦枠50,50の前後方向中間部には、それぞれ外側
方へ膨出する膨出部50aが形成され、これら膨出部50a,5
0a間に前記エンジン5のフライホイール22の下部が受容
される(第2図及び第8図参照)。したがって、大径の
フライホイール22と車体フレーム2との干渉を回避しつ
つ、エンジン5を低い位置で車体フレーム2に搭載する
ことが可能となる。
また、左側の縦枠50の膨出部50aの内側には前記第1ス
テアリングギヤボックス31が受容され、右側の縦枠50の
膨出部50aの内側には前記前部動力取出軸29の自在継手3
0が受容され、これらステアリングギヤボックス31及び
自在継手44間に前記駆動軸23が配置される(第2図及び
第8図参照)。こうすることによりステアリングギヤボ
ックス31及び自在継手30を、それらの間を通る駆動軸23
から充分離隔して配置し得、それらの干渉を避けること
ができる。
さらに各縦枠50には第1及び第2補強板56,57が溶接さ
れる。第1補強板56は、縦枠50の長さの前方略4分の1
の位置から膨出部50aまでの範囲で縦枠50と共に閉断面
構造体を構成するように、縦枠50の内方開放端に溶接さ
れる。第2補強板57は、縦枠50の膨出部50aから後端ま
での範囲で縦枠50と共に閉断面構造体を構成するよう
に、縦枠50の内方開放端及び前記突片54,55に溶接さ
れ、しかも両補強板56,57は隣接部を相互に重合して溶
接される。
第2補強板57は、上下方向幅が縦枠50よりも充分に大き
く形成され、そして、特に縦枠50の前記アングル状部分
50bにおいて、第2補強板57の下端部は縦枠50の下縁か
ら垂下し且つ車体内方へ屈曲するL字状部57aに形成さ
れる。
而して、各縦枠50のエンジン5及びミッションケース12
間に位置するアングル状部分50bでは、閉断面構造体と
L字状部57a間に広いスペースsが生じ、それだけミッ
ションケース12の前方における左右両縦枠50,50間のス
ペースが拡張したことになり、ミッションケース12の前
面から突出する各種伝動軸の配置が容易となる。図示例
では、第9図に示すように、前部駆動軸23,26,30が配置
され、特に前記動力取出軸29に連なる駆動軸30が右側の
L字状部57a内に配置される。しかも、各アングル状部
分50bは、前記閉断面構造体及びL字状部57aを形成する
第2補強板57により効果的に補強される。
また、各第2補強板57の中間部には上下両端部に長手方
向と直交する方向に延びる上下一対の支承部58,58が設
けられる。そして、左右両縦枠50,50の後端部間に前記
ミッションケース12の前端部が挿入されると共に、左右
の第2補強板57,57の支承部58,58;58,58にミッションケ
ース12の前方肩部12aが衝合され、そして各支承部58及
び肩部12aはボルト59により相互に結着され、また左右
の第2補強板57,57及びミッションケース12の両側壁は
複数本のボルト60…により相互に結着される。かくして
ミッションケース12は両縦枠50,50の後端部間を連結
し、車体フレーム2の強度メンバとして機能する。
而して、車体フレーム2の両縦枠50,50は、全長に亘り
上下方向幅が略一定で、且つチャンネル状を基本形状に
しているから、製作時歩留が良く、比較的安価に得るこ
とができる。しかも、各縦枠50は、第1及び第2補強板
56,57によって、前部よりも中間部が強く、また中間部
よりも後部が強く補強されるので、各縦枠50には、それ
に加わる曲げモーメントに対応した強度が与えられ、合
理的で軽量な車体フレーム2が得られる。
前記両第2補強板57,57の下端部には、これらを相互に
連結するように軸受筒61の両端が溶接され(第10図参
照)、この軸受筒61により図示しないブレーキペダル軸
が回動自在に支承される。したがって、軸受筒61はクロ
スメンバとしても機能する。
次に第1図,第3図及び第4図において、前記エンジン
5は、その振動を車体フレーム2に極力伝えないように
するために、左右の縦枠50,50上面に弾性支持部材62,62
を介して支持され、また車体フレーム2に対するエンジ
ン5の重心位置を極力下げるために、エンジン5の下部
のオイルパン63は両縦枠50,50間に配置される。
このオイルパン63の底壁は、前半部63aが浅く、後半部6
3bが深く形成され、その前半部63aに可及的近接して配
設された額縁状のブラケット64が複数本のボルト65,65
により両縦枠50,50の下面に着脱可能に固着される。ブ
ラケット64は鋳鉄製である。
ブラケット64は左右中央部には、軸線を前後方向に延ば
す前後一対の軸受部66,66が一体に形成されており、こ
れら軸受部66,66に両端を支承される水平のピボット軸6
7により前記フロントアクスルハウジング10が上下方向
揺動自在に支承される。フロントアクスルハウジング10
の揺動角度は、該ハウジング上面に隆起させた円形特記
68,68がブラケット64の下面に当接することにより規制
される。
而して、フロントアクスルハウジング10内のメンテナン
スを行うために、これを車体フレーム2から分離する際
には、ボルト65,65…を外してブラケット64と共に分離
する。
こうすることによりピボット軸67は、軸受部66,66及び
フロントアクスルハウジング10に常に装着状態に置か
れ、他物から損傷を受けたり塵埃等に曝されたりするこ
ともないので、良好なピボット機能を長期間確保するこ
とができる。
一方、ブラケット64の車体フレーム2への取付状態で
は、ピボット軸67は、オイルパン63の浅い前半部63aの
底部に近接して両縦枠50,50間に配置されるので、これ
によって車体フレーム2及びエンジン5の重心が下が
り、農用トラクタ1の安定性を増すことになる。しか
も、ブラケット64は、両縦枠50,50間を連結するクロス
メンバの役割をも果たし、車体フレーム2の強度を増強
する。
C.発明の効果 以上のように本発明によれば、車体フレームの各縦枠
の、エンジン及びミッションケース間に位置する部分
を、上方の水平板部を車体内方へ向けたアングル状に形
成し、このアングル状部分の内側に、それと共に閉断面
構造体を構成する補強板を溶接し、この補強板の下端部
を、縦枠の下縁から垂下し且つ車体内方へ屈曲するL字
状部となしたので、ミッションケース前方における左右
両縦枠間に広いスペースを確保することができ、ミッシ
ョンケースの前面から突出する各種伝動軸の配置が容易
となる。しかも、縦枠のアングル状部分は補強板により
効果的に補強されるから、大なる曲げ荷重にも充分耐え
ることができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を示すもので、第1図は乗用型
の農用トラクタの側面図、第2図はその平面図、第3図
は第1図のIII−III線断面図、第4図は第3図のIV矢視
図、第5図は上記農用トラクタの車体フレームの平面
図、第6図は第5図のVI−VI線断面図、第7図、第8
図、第9図、第10図及び第11図は第6図のVII−VII線、
VIII−VIII線、IX−IX線、X−X線及びXI−XI線断面図
である。 1……乗用トラクタとしての農用トラクタ、2……車体
フレーム、5……エンジン、12……ミッションケース、
22……フライホイール、30……駆動軸、50……縦枠、50
b……アングル状部分、51,52,53……クロスメンバ、57
……補強板、57a……L字状部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】前後方向に延びる左右一対の縦枠を複数の
    クロスメンバを介して相互に連結して車体フレームを構
    成し、この車体フレームの前部にエンジンを搭載し、こ
    のエンジンのフライホイールに駆動軸を介して連結する
    変速機を収容したミッションケースを車体フレームの後
    端に結着した乗用トラクタにおいて、車体フレームの各
    縦枠の、エンジン及びミッションケース間に位置する部
    分を、上方の水平板部を車体内方へ向けたアングル状に
    形成し、このアングル状部分の内側に、それと共に閉断
    面構造体を構成する補強板を溶接し、この補強板の下端
    部を、縦枠の下縁から垂下し且つ車体内方へ屈曲するL
    字状部となしたことを特徴とする乗用トラクタ。
  2. 【請求項2】特許請求の範囲第(1)項記載のものにお
    いて、前記L字状部内にはミッションケースの前面から
    突出する動力取出用駆動軸を配設した乗用トラクタ。
JP10523587A 1987-04-29 1987-04-29 乗用トラクタ Expired - Lifetime JPH0780465B2 (ja)

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