JPH0780618A - シリンダ作動用油圧回路 - Google Patents

シリンダ作動用油圧回路

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JPH0780618A
JPH0780618A JP22347193A JP22347193A JPH0780618A JP H0780618 A JPH0780618 A JP H0780618A JP 22347193 A JP22347193 A JP 22347193A JP 22347193 A JP22347193 A JP 22347193A JP H0780618 A JPH0780618 A JP H0780618A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 シリンダ作動用油圧回路での増減速度制御時
の機械的衝撃の解消による制御信頼性の確保並びに昇降
用油圧シリンダの場合における高速昇降の実現による生
産性の向上を図らせる。 【構成】 昇降装置における自重負荷の昇降動作を行う
油圧シリンダ16A,16Bと、パイロット圧力が所定
値に保持され、前記油圧シリンダ16A,16Bに対し
圧油を供給して上昇・下降動作させる昇降制御弁9と、
前記自重負荷の下降時に油圧シリンダ16A,16Bか
らタンクラインへの圧油流量を絞る流量制御弁9と、同
じく下降時に前記昇降制御弁9よりも負荷側において油
圧シリンダ16A,16Bのヘッド側油室とロッド側油
室とを接続する制御弁10,12と、同じく下降時に油
圧ポンプ1A,1Bから油圧シリンダ16A,16Bへ
の圧油の流れを制限する制御弁8とがシリンダ作動用油
圧回路に設けられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高圧鋳造機、射出成形
機、プレス機等におけるシリンダ作動用油圧回路に関す
る。
【0002】
【従来の技術】この種の装置の一例である縦形高圧鋳造
機の概要構造が図7に示される。上金型を取付けたスラ
イド41が4本のコラム42に案内されて、左右2本の
昇降用の油圧シリンダ16A,16Bによって昇降動作
される。上金型を下降して、下方で固定される図示しな
い下金型に押し付け、ハーフナット43をコラム42に
係合し、4個の型締めシリンダ44をハーフナット43
に当接し油圧をかけることによって、所定の型締め力を
得た後に下方に設けられる射出シリンダ45で、両金型
内にアルミニウム溶湯を射出する。油圧シリンダ16
A,16Bの昇降は、図8に示される油圧回路によって
行われる。上昇に際しては、電磁比例方向流量制御弁か
らなる昇降制御弁9により流量制御され、油圧シリンダ
16A,16Bの位置を位置センサ或いはリミットスイ
ッチにより計測して、その位置信号により加速、定常、
減速の制御と停止位置の制御が行われる。
【0003】上述する流量制御あるいは速度制御の方法
は、上記の方法以外に可変ポンプによる流量制御方法、
複数のポンプのオンロードを順次制御する流量制御方
法、あるいは特公平 3-35019号公報に開示される先行技
術のように、電磁切換弁と流量制御弁とを併用する方法
もある。また、昇降速度を高速にするために、再生回路
方式とすることによってシリンダからの戻り油を送り側
に合流する方法も実施されている。昇降シリンダの下降
側は上記流量制御に加えて、スライド41と上金型の自
重負荷による自走を防止するため、図8に示されるよう
に、カウンタバランス弁39を使用して圧力制御し、供
給流量に見合った流量で下降を行っている。また、電磁
油圧切換弁のパイロット圧は、パイロット圧専用のポン
プを持つ方法と自己圧をパイロット圧とする方法とがあ
るが、自己圧方式とすればパイロット専用ポンプや、パ
イロット配管が必要となり、装置コスト面で有利であ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところでこの種の昇降
装置の場合、昇降用シリンダの下降速度はポンプ流量に
見合った値以上には速く出来ない。そこで、その対策と
して、仮にカウンタバランス弁38を省略し自重負荷に
より昇降シリンダのヘッド側の油を流出させ、ポンプ流
量に見合った速度以上にした場合、ロッド側への供給
流量が不足して、該ロッド側にキャビテーションが発生
する。その結果、下降限度で上金型と下金型とが接触し
て昇降シリンダが停止し、ロッド側の圧力が上昇するの
に時間がかかってしまい、また、シリンダ内に気泡が充
満するのも好ましくない、ロッド側への供給流量不足
のため、ポンプ圧が低下し、電磁油圧切換弁の必要パイ
ロット圧力よりも低下し、弁の切換えが出来なくなる。
特に、電磁比例流量制御弁の場合、パイロット圧力は30
Kg/cm2程度の圧力が必要であるから、ポンプ圧が低下す
ることは制御面で困る、等の種々の問題がある。
【0005】一方、図8に示される油圧回路において、
昇降用シリンダの上昇速度を増速させる場合には、昇降
制御弁9を上昇側に切換えるとともに、再生(差動)制
御弁10を図示動作位置から切換えることによって、ロ
ッド側油室の圧油を管路 104を通じてヘッド側油室に戻
して速度増加を行うことができるが、再生制御弁10
は、この切換えの途中で3つのポートが導通するもの、
3つのポートがそれぞれブロックされるものとがあり、
前者の導通形では、管路 101をヘッド側に流れる油が管
路 104から再生制御弁10を経て管路 103に流れてタン
クにつながり、昇降用シリンダの速度が瞬間的に停止ま
たは減速してショックを起こす。後者のブロック形で
は、管路 102→再生制御弁10→管路 103→昇降制御弁
9→タンクと流れていた油が、切換えの間、瞬間的に遮
断されて、昇降用シリンダの動きが停止し、大きなショ
ックを引き起こす。このようなショックは、減速方向へ
の切換えの際にも同じように発生する。尚、このような
ショックは、昇降用油圧シリンダに限らず、油圧シリン
ダの伸縮動作に伴い、一般的に発生するものである。
【0006】本発明は、このような問題点の解消を図る
ために成されたものであり、本発明の目的は、シリンダ
作動用油圧回路での増減速度制御時の機械的衝撃の解
消、ならびに昇降用油圧シリンダ内でのキャビテーショ
ンの防止による制御信頼性の確保並びに高速昇降の実現
による生産性の向上を図らせることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を
達成するため以下に述べる構成としたものである。即
ち、本発明は、昇降装置における自重負荷の昇降動作を
行う油圧シリンダと、パイロット圧力が所定値に保持さ
れ、前記油圧シリンダに対し圧油を供給して上昇・下降
動作させる昇降制御弁と、前記自重負荷の下降時に油圧
シリンダからタンクラインへの圧油流量を絞る流量制御
弁と、同じく下降時に前記昇降制御弁よりも負荷側にお
いて油圧シリンダのヘッド側油室とロッド側油室とを接
続する制御弁と、同じく下降時に油圧ポンプから油圧シ
リンダへの圧油の流れを制限する制御弁とを含むことを
特徴とするシリンダ作動用油圧回路である。
【0008】また本発明は、油圧シリンダが、前記自重
負荷の下降時にロッド側油室を容積増加するように昇降
装置に接続され、油圧ポンプが、自重負荷の下降時に吐
出圧を昇降制御弁のパイロット圧力に比し高く保持する
ように駆動され、昇降制御弁が、自己圧方式の制御弁に
形成されることを特徴とするシリンダ作動用油圧回路で
ある。 また本発明は、油圧ポンプの吐出圧が、前記自
重負荷の下降途中では、油圧回路中に設けられるリリー
フ弁の設定圧最高値よりも低い値に設定され、下降完了
後では、前記設定圧最高値に設定替えされることを特徴
とするシリンダ作動用油圧回路である。
【0009】また本発明は、油圧シリンダに対して圧源
およびタンクを切換え接続しピストンロッドを伸長・縮
小させる油圧複動回路と、前記自重負荷を増速・上昇さ
せる際、油圧シリンダにおける前記自重負荷を受ける容
積増加側油室を圧源に接続し、かつ、容積減少側油室か
ら容積増加側油室への圧油の流れだけを許容する差動回
路と、油圧複動回路と差動回路とを切換える切換え装置
とを有し、この切換え装置には、油圧複動回路と差動回
路の切換え途中において、容積減少側油室、容積増加側
油室およびタンクの3系統の管路を接続した後、容積減
少側油室からタンクへの圧油の流れを絞りながら遮断さ
せる切換制御手段が設けられることを特徴とするシリン
ダ作動用油圧回路である。
【0010】
【作用】本発明に従えば、昇降装置における自重負荷の
下降時には、油圧シリンダの容積減少側油室からタンク
へ流出する流量は流量制御弁で絞られるため、下降速度
が制御できる。その場合、容積減少側油室と容積増加側
油室とが接続されているので、静的には同圧力となり容
積増加側油室には容積減少側油室から高圧の油が流れ込
み、その結果、キャビテーションは起こらない。また、
ポンプ吐出油は容積増加側油室への流入が制御弁によっ
て制限されて、昇降制御弁のパイロット圧力よりも高圧
に保持されるため、昇降制御弁によって方向の切換えお
よび開度の制御が確実に行える。その結果、ポンプ流量
に見合った速度よりも高速で下降ができる。
【0011】また、本発明によれば、油圧ポンプの吐出
圧が、前記自重負荷の下降途中では、油圧回路中に設け
られるリリーフ弁の設定圧最高値よりも低い値に設定さ
れ、下降完了後では、前記設定圧最高値に設定替えされ
ることによって、加工停止後の油圧シリンダによる型締
め力をポンプ圧上昇により容易に大きくさせることがで
きる。
【0012】また、本発明に従えば、油圧回路の切換え
の途中において油圧シリンダの容積減少側油室、容積増
加側油室およびタンクの3系統管路を接続した後、容積
減少側油室からタンクへの圧油の流れを絞りながら遮断
させるようにすることによって、圧源から流れ込む圧油
は常に容積増加側油室に安定して流れ、一方、容積減少
側油室からの戻り油は、タンクへの流れと容積増加側油
室への回流とがスムーズに切換えられて、ショックが無
い円滑な変速が可能である。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例について添付図面を参
照しながら説明する。図1は、本発明の1実施例に係る
縦型アルミニュウム高圧鋳造機の油圧回路図である。図
示の油圧回路は、可変容量形の2基の油圧ポンプ1A,
1B、油タンク2、フィルタ21、冷却器22を含んで
構成される油圧源装置3と、電磁パイロット式のアンロ
ードリリーフ弁4A,4B、チェック弁5、合流制御弁
装置6を含んで構成される油圧制御ユニット7と、チェ
ック弁8、電磁比例方向流量制御弁で実現される昇降制
御弁9、電磁切換弁で実現される再生制御弁10、チェ
ック弁11、チェック弁12、リリーフ弁13、パイロ
ットチェック弁14を含んで構成される負荷側制御ユニ
ット15と、自重負荷である上金型の昇降動作を行う2
基の並列接続された油圧シリンダ16A,16Bとを備
える。
【0014】油圧ポンプ1Aは吐出容量が例えば最大80
l/min で、210K(Kgf/cm2)系統の圧源として用いら
れ、油圧ポンプ1Bは吐出容量が例えば最大130l/min
で、150K(Kgf/cm2)系統の圧源として用いられる。
油圧制御ユニット7は、回路圧力が150K(B) 系と
210K(A) 系の2系統のシステムの圧力、流量及び
両システム間の合流の各制御を行わせる制御装置に構成
される。なお、150K(B) 系は、主として射出回
路、金型クランプ回路を形成し、図示しないアキュムレ
ータに圧油を蓄圧して、圧源に用いられる。一方、21
0K(A) 系は、金型の昇降、型締め、製品のノックア
ウト等を行わせる回路を形成する。直圧方式や、ハーフ
ナット方式の型締めでは、昇降シリンダ、型締めシリン
ダの容量が大きくなるため、210K系の油圧ポンプ1
Aだけでは対応できず、150K系の油圧ポンプ1Bか
らの合流により流量を増やして負荷に適応させるように
なっている。
【0015】上記油圧制御ユニット3において、電磁切
換弁17,18によりパイロット操作されるアンロード
リリーフ弁4Aは、定常時では210 Kgf/cm2の圧力状
態に配管路Aを保持し、スタンバイではリリーフ弁20
により35 Kgf/cm2の圧力状態に配管路Aを保持するよ
うに作動し、また、電磁切換弁19によりパイロット操
作されるアンロードリリーフ弁4Bは、定常時では15
0 Kgf/cm2の圧力状態に配管路Bを保持するように作動
する。一方、チェック弁5は、150K系の送り側油圧
配管路の途中に、圧源側への逆流を抑止するように介設
されるが、その配設個所としては、油圧ポンプ1B吐出
側と合流制御弁装置6との接続個所(合流ライン接続個
所)にできるだけ近い送り側配管路部B2 が好適であ
る。
【0016】前記合流制御弁装置6は、本実施例ではパ
イロット操作型のポペット弁23と、パイロット操作用
の電磁切換弁24と、シャトル弁25とを備える。ポペ
ット弁23は、入口側となるポートP1が油圧ポンプ1
Bの吐出側に接続される配管路Bに、出口側となるポー
トP2が油圧ポンプ1Aの吐出側に接続される配管路A
に、それぞれ分岐接続される。電磁切換弁24は、Pポ
ートがポペット弁23のポートP1に接続され、Tポー
トがタンクラインに接続され、一方の切換ポートAがシ
ャトル弁25の一方の流入側ポートに接続され、他方の
切換ポートBがブロックされる。シャトル弁25は、他
方の流入側ポートがポペット弁23のポートP2に接続
され、共通の流出側ポートがポペット弁23のパイロッ
ト操作部であるスプリング室内に接続される。
【0017】負荷側制御ユニット15において、昇降制
御弁9は、タンクポートがタンクラインに、圧源ポート
が配管路Aの端末部にチェック弁8を直列に介してそれ
ぞれ接続される。また、一方の切換えポートがパイロッ
トチェック弁14を直列に介して両油圧シリンダ16
A,16Bのヘッド側油室に接続され、他方の切換えポ
ートが再生制御弁10を介して両油圧シリンダ16A,
16Bのロッド側油室に接続される。チェック弁8は、
圧油が油圧ポンプ1Aから昇降制御弁9に向けて流動す
るのを許容するように介設される。
【0018】再生制御弁10は、圧源側の一方のポート
が、前述する通り、昇降制御弁9の他方の切換えポート
に接続され、同じく他方のポートが、チェック弁11を
直列に介して昇降制御弁9の一方の切換えポートに接続
される。また、負荷側の一方のポートが、前述する通
り、両油圧シリンダ16A,16Bのロッド側油室に接
続され、同じく他方のポートが、チェック弁12を直列
に介して昇降制御弁9の一方の切換えポートに接続され
る。なお、チェック弁11は、圧油が両油圧シリンダ1
6A,16Bのロッド側油室から再生制御弁10側を介
し昇降用の油圧シリンダ16A,16Bのヘッド側油室
に向けて流動するのを許容するように介設され、チェッ
ク弁12は、圧油が両油圧シリンダ16A,16Bのヘ
ッド側からパイロットチェック弁14および再生制御弁
10を介してロッド側油室に向けて流動するのを許容す
るように介設される。
【0019】昇降制御弁9、再生制御弁10、電磁切換
弁27によりパイロット操作されるパイロットチェック
弁14の各弁は、配管路Aの圧力である自己圧をパイロ
ット圧力として作動するように設けられていて、パイロ
ットチェック弁14は、昇降制御弁9と両油圧シリンダ
16A,16Bのヘッド側油室とを接続する配管路中に
介設される。また、オーバーロードリリーフ弁13は、
両油圧シリンダ16A,16Bのヘッド側油室とパイロ
ットチェック弁14とを接続する配管路に分岐接続され
る。
【0020】図1に示される油圧回路による自重負荷の
昇降作動の態様について以下説明する。ここで両油圧シ
リンダ16A,16Bのシリンダヘッド側油室とシリン
ダロッド側油室との面積比を2:1、負荷圧を50Kgf/
cm2(再生作動時では100 Kgf/cm2になる) とする。 (1) 昇降停止時: 油圧ポンプ1Aは、電磁切換弁18
がオンされ、電磁切換弁17がオフされて、アンロード
リリーフ弁4Aによって35 Kgf/cm2でリリーフする。
一方、図示しないアキュムレータの充圧(チャージ)が
完了して、油圧ポンプ1Bはアンロードリリーフ弁4B
によってリリーフ状態になる。合流制御弁装置6は、電
磁切換弁24がオフであり、配管路Aは低圧35 Kgf/c
m2でスタンバイ状態であり、配管路B1,2 は150 K
gf/cm2である。
【0021】(2) 上昇時: 昇降制御弁9を(c) 位置に
切換えると共に、電磁切換弁17をオンさせてアンロー
ドリリーフ弁4Aをオンロードに作動させる。昇降制御
弁9での (b)→(c) の位置切換えに際しては、両油圧シ
リンダ16A,16Bからなる昇降シリンダが所定の速
度パターンで上昇するように電流制御する。前記アンロ
ードリリーフ弁4Aの設定圧力が35 Kgf/cm2から21
0 Kgf/cm2に昇圧し、配管路A及び前記負荷側制御ユニ
ット15から油圧シリンダ16A,16Bまでの油圧回
路の圧力が負荷に見合った圧力の50 Kgf/cm2に上昇
し、パイロットチェック弁14を介してヘッド側油室に
油が流れ、ロッド側油室の油はタンクに戻り、油圧シリ
ンダ16A,16Bが動き始め、油圧ポンプ1Aの吐出
量に見合った速度になる。ここで、再生制御弁10を
(e)→(d) に位置切換えさせると、ロッド側油室からの
戻り油は、チェック弁11を介してヘッド側油室に流入
し、速度が2倍となる。油圧ポンプ1Aの吐出圧は、各
部での圧損を無視した単純計算で、50 Kgf/cm2から1
00 Kgf/cm2に上昇する。この場合、チェック弁11の
存在により、再生制御弁10の切換え途中においてポン
プ吐出油が該再生制御弁10を介してタンクラインに流
動することはない。
【0022】短時間経過した後に電磁切換弁24を励磁
し切換える。ポペット弁23のスプリング室内の油は、
シャトル弁25を通って、タンクに流れ、ポペット弁2
3がストロークされて開く。ポペット弁23の開度が急
に大きくなり、油圧ポンプ1Bの吐出油が油圧シリンダ
16A,Bに合流して最高速に上昇する。ところで、ポ
ペット弁23が開いた時は、配管路B1 の圧油は配管路
A側に合流するが、配管路B2 側はチェック弁5の抑止
作用によって高圧のままとなる。従って、合流部分とな
る高圧部は、配管路B1 の短い部分だけで、合流部の油
の体積が小さくなり、切換え時のショックが小さく、そ
のため、切換時間を短くでき、当然、その分サイクルタ
イムも短くなる。なお、減速・停止時は上記の逆とな
る。即ち、ポペット弁23開→閉で速度低下、再生制御
弁10 (d)→(e) で速度低下、アンロードリリーフ弁4
Aがアンロードで更に速度低下→停止、負荷側の昇降制
御弁9が (c)→(b) に中立位置に復帰することで停止保
持となる。なお、減速制御は、所定の速度パターンにな
るように昇降制御弁9の電流制御を行う。流量制御は、
この昇降制御弁9で行っても良いし、可変ポンプの吐出
量制御で、またはそれぞれ複数ポンプの組合せとしてポ
ンプの合流順序の制御で行っても良い。また、再生回路
制御と合流制御とは順序が逆になってもよい。
【0023】(3) 下降時:配管路Aは低圧35 Kgf/cm2
でスタンバイ状態になっている。再生制御弁10を (e)
→(f) に位置切換えさせるとともに、パイロットチェッ
ク弁14の電磁切換弁27をオンさせて、昇降制御弁9
を (b)→(a) に位置切換えさせる。この場合、ポンプ圧
は35 Kgf/cm2であるから、電磁切換弁27の切換えに
よるパイロットチェック弁14の切換えは勿論可能であ
る。再生制御弁10を切換えることによって、ヘッド側
圧力は50 Kgf/cm2から100 Kgf/cm2に、一方、ロッ
ド側圧力は0 Kgf/cm2から100 Kgf/cm2に上昇し、昇
降制御弁10が位置(a) になると、ヘッド側油室の圧油
は、該弁10を通ってタンクラインに流れる。油圧シリ
ンダ16A,16Bが下降した分だけ、ヘッド側油室か
らチェック弁12、再生制御弁10を介してロッド側油
室に油が流れ、従って、ロッド側油室でのキャビテーシ
ョンは起きない。
【0024】ヘッド側油室からの流出流量は、昇降制御
弁9のスプールの絞りで流量制御されてタンクに流れ、
下降速度が制御される。昇降制御弁9が位置(a) では、
油圧シリンダ16A,16Bのロッド側油室と油圧ポン
プ1Aとはチェック弁8を介して接続されているが、ロ
ッド側油室が100 Kgf/cm2、ポンプ吐出油は35 Kgf
/cm2のままであり、従って、ロッド側油室の油はポンプ
側へは逆流しなく、ポンプ吐出油はロッド側油室へは流
入しない。この場合、ポンプ圧が35 Kgf/cm2であり、
昇降制御弁9のパイロット圧として十分利用可能であ
り、かつ、低圧でリリーフしているので、省エネルギー
の回路となっている。なお、可変ポンプの場合、ポンプ
傾転量を小さくして吐出量を小さくすれば、より省エネ
ルギーとなる。また、電磁切換弁17をオン位置に切換
えて、アンロードリリーフ弁4Aの設定値を210 Kgf
/cm2にすると、ポンプ吐出油はチェック弁8を介してシ
リンダロッド側油室に流入し、シリンダの下降速度が上
昇するようになるのは勿論である。
【0025】昇降制御弁9の絞りの替わりとして、ヘッ
ド側油室からの流出油を絞らせるスローリターンチェッ
ク弁を図1における配管Iの個所に介設し使用しても良
い。また、昇降制御弁9として、比例弁の代わりに電磁
油圧切換弁を使用し、加速,減速の流量制御はこの電磁
油圧切換弁のパイロットラインの絞りによって切換弁の
切換え速度を制御するようにしたものでも良い。下降速
度は負荷圧と制御用絞りの開度で決まり、ポンプ吐出量
の影響を受けなく、負荷圧は略一定なので制御用絞りの
最大開度で下降速度の最大値が決まる。
【0026】(4) 下降終了時:昇降制御弁9の電流制御
により、上金型と下金型とを衝撃が起きないように低速
で接触させると、油圧シリンダ16A,16Bの下降が
停止し、ヘッド圧が低下する。このときリリーフ弁4A
を210 Kgf/cm2に切換えるとポンプ圧力が上昇し、1
00 Kgf/cm2以上になるとチェック弁8を押し上げて圧
油がロッド側油室に流入し、210 Kgf/cm2まで昇圧し
て上金型と下金型とを締め付ける。次いで図5を参照し
て型締めシリンダ44A,44Bの作動に移るのである
が、この時点で既に油圧シリンダ16A,16Bによる
予型締めが行われており、次の射出工程も同時に開始で
きる。型締めシリンダ44A,44Bを動かすときにポ
ンプ圧が一旦低下するが、チェック弁8によって油圧シ
リンダ16A,16Bのロッド側油室の圧力は保持され
る(バルブリークにより若干の圧力低下はあるが)。
【0027】上述するように、油圧ポンプ1Aの吐出圧
が、前記油圧シリンダ16A,16Bの下降途中では油
圧回路中に設けられるリリーフ弁4Aの設定圧最高値よ
りも低値に設定され、下降完了の直前から下降完了時点
までの間において前記設定圧最高値に設定替えされる一
方、チェック弁12が下降時にヘッド側油室とロッド側
油室とを接続してロッド側油室からヘッド側油室への逆
流を阻止するように設けられることによって、下降停止
直後に油圧シリンダ16A,16Bによる型締め力の付
加が可能となる。 さらに、チェック弁8が設けられる
ことによって、ポンプ圧力を油圧シリンダ16A,16
Bの負荷圧よりも低くしても逆流することがなく、ポン
プ圧力の低下による省エネルギー効果が高い。
【0028】なお、以上説明した実施例は、昇降制御弁
のパイロット圧力として自己圧力を用いる制御方法につ
いての例であるが、パイロット圧源として油圧ポンプ1
Aとは別個の油圧ポンプを用いた外部圧源の態様のもの
でも、昇降シリンダの下降の制御を実施例と同様に行
い、また、同様の作用・効果を発揮させ得るものであっ
て、このような変型もまた、本発明の範囲に包含される
ことは言う迄もない。
【0029】次に、図2,3,4は、本発明の他の各実
施例に係る要部を示してなる油圧回路図である。それら
各実施例において、図1図示の実施例に類似し対応する
部材については同一の参照符号を付している。先ず図2
に示される例は、ポペット弁23Aと、パイロット操作
用の電磁切換弁24Aと、シャトル弁25Aとからなる
制御弁装置29、即ち、合流制御弁装置6と同じ構造の
装置を、チェック弁12に替えて設けている点が注目さ
れるところである。この例では、ポペット弁23Aのス
プリング室の圧力を制御することにより、油圧シリンダ
の下降時のみチェック機能を発揮させ、その他は閉鎖状
態とすることができ、図1図示実施例と実質的に同じ機
能を果たすことができる。
【0030】図3に示される例で注目する点は、ポペッ
ト弁23Bと、パイロット操作用の電磁切換弁24B
と、チェック弁31と、チェック弁32とからなる制御
弁装置30を、チェック弁11およびチェック弁12に
替えて設けるとともに、ポペット弁23Cと、パイロッ
ト操作用の電磁切換弁24Cと、チェック弁26,3
4,35と、絞り36とからなる制御弁装置33を再生
制御弁10に替えて設けてなることである。電磁切換弁
24Bが図示の中立位置 (m)で、ポペット弁23Bが閉
となり、電磁切換弁24Cが図示のオフ位置で、ポペッ
ト弁23Cが開となる状態で、昇降制御弁9を位置 (c)
にセットすることによって、油圧シリンダ16A,16
Bは上昇作動する。
【0031】電磁切換弁24Bを位置 (n)にセットする
ことによって、ポペット弁23Bはロッド側からヘッド
側への流れを許容するチェック弁となり、チェック弁1
1と同機能を発揮し、同時に電磁切換弁24Cをオン位
置に切換えてポペット弁23Cを閉じることにより、再
生回路として機能する。下降時は、昇降制御弁9を位置
(a)に切換え、電磁切換弁24Cをオフ位置としポペッ
ト弁23Cを開かせるとともに、電磁切換弁24Bを位
置 (l)に切換えポペット弁23Bを開かせることによっ
て、該ポペット弁23Bはチェック弁12と同機能を発
揮する。従って、図3の例は、図1図示の実施例と同一
機能を果たすことが明らかである。
【0032】図4に示される例で注目することは、図1
に図示の実施例において再生制御弁10,チェック弁1
1,12を省略して、代わってパイロットチェック弁3
7をヘッド側管路とロッド側管路とに亘らせて接続し、
パイロット操作用の電磁切換弁38によって、パイロッ
トチェック弁14とパイロットチェック弁37とを交互
にチェック作動、開放に切換え得るようにした点であ
る。この例は、上昇時は、パイロットチェック弁37を
パイロット圧で開き、昇降制御弁9は位置(C1)にセット
することによって、再生回路として機能させることがで
きる。下降時は、パイロットチェック弁37はヘッド側
→ロッド側のチェック弁12として作用し、従って、下
降時の機能については図1図示の実施例と同じである。
【0033】次いで、図5は、本発明の他の実施例に係
る要部の負荷側制御ユニット15が示される油圧回路図
である。この他の実施例において、図1図示の実施例に
類似し対応する部材については同一の参照符号を付して
いる。図5に示される例において、昇降装置の自重負荷
を昇降動させる油圧シリンダ16Aは、ピストンロッド
によって自重負荷を下から支えるように設けられてい
て、自重負荷を受ける側の上昇時容積増加側油室である
ヘッド側油室の受圧面積AH と、上昇時容積減少側油室
であるロッド側油室の受圧面積AR と、ピストンロッド
の断面積AD との比が2:1:1の構造のものが用いら
れるとする。図5に示される油圧回路では、図1におけ
る再生制御弁10に替えて差動制御弁10Bが使用され
る。この差動制御弁10Bは、3ポート間接作動形パイ
ロット方式の切換弁が用いられて、電磁切換弁51と、
絞り付チェック弁52,53とを備える。3つのポート
X,Y,Zは、ポートXが管路 103を介して昇降制御弁
9の負荷側切換えポートに接続され、ポートYが管路 1
05を介してチェック弁11の順流側ポートに接続され、
それらの各ポートX,Yに切換わり導通させるポートZ
が管路 102を介して前記ロッド側油室に接続される。
【0034】上記差動制御弁10Bは、通常の昇降速度
で油圧シリンダ16Aを作動させる時には、位置 (g)に
切換えられてポートXとポートZとが導通し、ポートY
がブロックする。一方、増速して上昇作動させる時に
は、位置 (e)に切換えられてポートYとポートZとが導
通し、ポートXがブロックする。この場合において、位
置 (g)から位置 (e)に切換わる例えば0.4秒間の動作
途中においては、3つのポートX,Y,Zが連通する位
置(f2)から位置(f1)に順次換わってポートY,Zは導通
したままで、ポートX,Z間が絞られ、この絞りが漸次
大きくなってきたところで位置 (e)に切換わるようにな
る。逆に、増速上昇を通常の上昇にするための位置 (e)
から位置 (g)に切換わる動作途中においては、位置(f1)
でポートY,Zは導通し、ポートX,Z間は絞りが徐々
に緩やかになり0から流量が漸増してきて、3つのポー
トX,Y,Zが連通する位置(f2)に換わった後、位置
(g)に切換わるようになる。
【0035】図5に示される油圧回路による自重負荷の
昇揚作動の態様について以下説明する。差動制御弁10
Bを位置 (g)にセットして、昇降制御弁9を中立位置
(b)から位置 (c)に切換えると、油圧シリンダ16Aに
係る油圧回路は、複動回路になり、圧源よりの圧油はヘ
ッド側に流入し、ロッド側の油はタンクに流出しピスト
ンロッドが伸長する。昇降制御弁9を電磁比例方向流量
制御弁とすれば、電流値でスプールストローク、即ち弁
開度を制御することにより、シリンダへの流入・出油量
を制御できる。位置 (c)に完全に切換えると、圧源より
の圧油は全量がヘッド側に流入し、負荷を50 Kgf/cm2
の圧力で上昇させる。
【0036】差動制御弁10B制御用の電磁切換弁51
をオンして切換えると、そのパイロット室に圧油が流れ
込み、一方、スプリング室の油は絞り付チェック弁53
の絞りを介して緩やかに排出され、差動制御弁10B
は、前述のように、0.4秒で位置 (g)→位置(f2)→位
置(f1)→位置 (e)へと連続的に切換わる。位置(f2)の状
態では、ポートZはポートX,Yに通じるが、管路 104
はたとえば100 Kgf/cm2であってロッド側からの油は
低圧たとえば5 Kgf/cm2の圧力で管路 103を介してタン
クに全量流れる。この場合、チェック弁11があるた
め、管路 104から管路 105へと圧油が流れることはな
い。続く位置(f1)になると、ポートZ→ポートXへの通
路が絞られるため、管路 102内の圧力が上昇する。この
管路 102内の圧力上昇に見合う分、管路 101内の圧力も
上昇する。ポートZ→ポートXへの通路の絞りが漸次小
さくなり、管路 102内の圧力が100 Kgf/cm2に上昇す
ると、このときの管路 101の圧力も、負荷圧50 Kgf/c
m2とヘッド側油室の圧力である100 Kgf/cm2÷2との
和に相当する100 Kgf/cm2であって、チェック弁11
が押し開けられて圧油が管路 105から管路 104に流入し
始める(但し、チェック弁11のばね力は無視され
る)。
【0037】ポートZ→ポートXへの通路への絞りがさ
らに小さくなると、管路 102から管路 103に流れる油量
が減少し、逆に管路 102から管路 105に流れる油量が増
加して、その結果、油圧シリンダ16Aのピストンロッ
ドの上昇速度が増加する。そして、位置 (e)に完全に切
換わると、ロッド側油室からの戻り油は全量がヘッド側
に回流し、油圧シリンダ16Aのピストンロッドの上昇
速度は複動回路の場合の2倍になり、圧力は回路の圧損
等を無視すると100 Kgf/cm2になって、所謂差動回路
として作動する。逆に、差動回路から複動回路への切換
えは、電磁切換弁51をオフにすると差動制御弁10B
主弁内のリターンスプリングによりスプールが押し戻さ
れて、パイロット室内の油は絞り付チェック弁52の絞
りを介して緩やかに排出され、差動制御弁10Bの切換
わり速度が制御されて、ポートZ→ポートYへの油量が
次第に減少して油圧シリンダ16Aの上昇速度がスムー
ズに減速する。このように、通常速度での上昇と倍速度
での上昇との切換えに際しては、ロッド側からの戻り油
は、タンクへの流れとヘッド側への回流とがスムーズに
切換えられて、ショックがない円滑な変速が可能であ
る。
【0038】図6は、本発明の他の実施例に係る要部の
負荷側制御ユニット15が示される油圧回路図である。
この他の実施例に係る油圧回路においては、差動ロジッ
ク弁23B、ヘッド側メータアウトロジック弁54、ヘ
ッド側メータインロジック弁55、ロッド側メータイン
ロジック弁56、ロッド側メータアウトロジック弁57
の5個のポペット弁と、3個の電磁切換弁24B,5
8,59と、カウンタバランス用リリーフ弁60と、シ
ャトル弁25Bと、3個のチェック弁61,62,63
とを備える。差動ロジック弁23Bと、パイロット操作
用の電磁切換弁24Bと、シャトル弁25Bとからなる
制御弁装置29、即ち図1に示す合流制御弁装置6と同
じ構造の装置は、図5における差動制御弁10Bの開閉
機能とチェック弁11の倍速上昇時のチェック機能とを
併せ持つ装置として設けられたものであって、差動ロジ
ック弁23Bのスプリング室の圧力を制御することによ
り、油圧シリンダの倍速上昇時のみチェック機能を発揮
させ、その他は閉鎖状態とすることができる。
【0039】一方、ヘッド側メータアウトロジック弁5
4、ヘッド側メータインロジック弁55、ロッド側メー
タインロジック弁56、ロッド側メータアウトロジック
弁57の4個のポペット弁は、油圧シリンダ16Aのピ
ストンロッドを伸長させるときには、ヘッド側メータイ
ンロジック弁55とロッド側メータアウトロジック弁5
7とを開かせ、かつ、ヘッド側メータアウトロジック弁
54とロッド側メータインロジック弁56とを閉じさ
せ、逆にピストンロッドを縮小させるときには、ヘッド
側メータアウトロジック弁54とロッド側メータインロ
ジック弁56とを開かせ、かつ、ヘッド側メータインロ
ジック弁55とロッド側メータアウトロジック弁57と
を閉じさせるように作動させるものであって、電磁切換
弁58,59の切換え操作を行わせることによって可能
である。なお、4個のロジック弁54〜57と、2個の
電磁切換弁58,59とを組合わせた構造によって、昇
降制御弁9と同じ機能を持つ制御弁装置に形成され、こ
の場合に切換え機能に加えて流量制御機能を持たせるに
は、ロジック弁54とロジック弁57とに、ノッチ付の
絞り機構を有する構造のものを使用すれば良い。以上説
明した図6に示す実施例は、先の図5図示実施例と実質
的に同じ機能を果たさせることができることは言うまで
もない。また、図5,6に示す実施例は、昇降以外の目
的の油圧シリンダにも用いられる。
【0040】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、昇
降装置における自重負荷の下降時には、昇降用のシリン
ダ側からタンクへ流出する流量は流量制御弁で絞られる
ため、下降速度が制御できる。その場合、油圧シリンダ
ヘッド側油室とロッド側油室とが接続されているので静
的には同圧力となり、シリンダにおける容積増加側には
容積減少側から高圧の油が流れ込み、その結果、キャビ
テーションは起きない。
【0041】さらに、容積減少側油室からの流出油が一
部容積増加側油室に流れるため、昇降制御弁に流れる流
量が減じる結果、昇降制御弁の小型化が可能である。ま
た、ポンプ吐出油は昇降用の油圧シリンダ側への流入が
制御弁によって制限されて、昇降制御弁のパイロット圧
力よりも高圧に保持されるため、昇降制御弁が自己圧源
パイロット圧方式、外部圧源パイロット圧方式のいずれ
を問わず、方向の切換えおよび開度の制御が確実に行え
る。このように本発明によれば、ポンプ流量に見合った
速度よりも高速で上昇・下降ができ、昇降装置全体のサ
イクルタイムの逓減、生産性の向上が高安全性の下で図
れる。
【0042】本発明は更に、油圧シリンダを通常の速度
から倍速などに増速操作させる場合、また、その逆の場
合に、圧源から流れ込む圧油を常に容積増加側油室に安
定して流し、容積減少側油室からの戻り油をタンクへの
流れと、容積増加側油室への回流とにスムーズに切換え
て流すことができるため、ショックが無く円滑に変速さ
せることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例に係る縦型アルミニュウム高
圧鋳造機の油圧回路図である。
【図2】本発明の他実施例に係る油圧回路図部分図であ
る。
【図3】本発明の他実施例に係る油圧回路図部分図であ
る。
【図4】本発明の他実施例に係る油圧回路図部分図であ
る。
【図5】本発明の他実施例に係る油圧回路部分図であ
る。
【図6】本発明の他実施例に係る油圧回路部分図であ
る。
【図7】縦形高圧鋳造機の概要構造図である。
【図8】先行技術の縦型アルミニュウム高圧鋳造機用油
圧回路図である。
【符号の説明】
1A,1B…油圧ポンプ 3…油圧源装置 7…油圧制御ユニット 8…チェック弁 9…昇降制御弁 10,10A,…再生制御弁 10B…差動制御弁 11…チェック弁 12…チェック弁 15…負荷側制御ユニット 16A,16B…油圧シリンダ。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年9月14日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】また本発明は、油圧シリンダに対して圧源
およびタンクを切換え接続しピストンロッドを伸長・縮
小させる油圧複動回路と、油圧シリンダにおける容積増
加側油室を圧源に接続し、かつ、容積減少側油室から容
積増加側油室への圧油の流れだけを許容する差動回路
と、油圧複動回路と差動回路とを切換える切換え装置と
を有し、この切換え装置には、油圧複動回路と差動回路
の切換え途中において、容積減少側油室、容積増加側油
室およびタンクの3系統の管路を接続した後、容積減少
側油室からタンクへの圧油の流れを絞りながら遮断させ
る切換制御手段が設けられることを特徴とするシリンダ
作動用油圧回路である。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0042
【補正方法】変更
【補正内容】
【0042】また、本発明は、油圧シリンダを通常の速
度から倍速などに増速操作させる場合、また、その逆の
場合に、圧源から流れ込む圧油を常に容積増加側油室に
安定して流し、容積減少側油室からの戻り油をタンクへ
の流れと、容積増加側油室への回流とにスムーズに切換
えて流すことができるため、ショックが無く円滑に変速
させることが可能である。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 昇降装置における自重負荷の昇降動作を
    行う油圧シリンダと、パイロット圧力が所定値に保持さ
    れ、前記油圧シリンダに対し圧油を供給して上昇・下降
    動作させる昇降制御弁と、前記自重負荷の下降時に油圧
    シリンダからタンクラインへの圧油流量を絞る流量制御
    弁と、同じく下降時に前記昇降制御弁よりも負荷側にお
    いて油圧シリンダのヘッド側油室とロッド側油室とを接
    続する制御弁と、同じく下降時に油圧ポンプから油圧シ
    リンダへの圧油の流れを制限する制御弁とを含むことを
    特徴とするシリンダ作動用油圧回路。
  2. 【請求項2】 油圧シリンダが、前記自重負荷の下降時
    にロッド側油室を容積増加するように昇降装置に接続さ
    れ、油圧ポンプが、自重負荷の下降時に吐出圧を昇降制
    御弁のパイロット圧力に比し高く保持するように駆動さ
    れ、昇降制御弁が、自己圧方式の制御弁に形成されるこ
    とを特徴とする請求項1記載のシリンダ作動用油圧回
    路。
  3. 【請求項3】 油圧ポンプの吐出圧が、前記自重負荷の
    下降途中では油圧回路中に設けられるリリーフ弁の設定
    圧最高値よりも低い値に設定され、下降完了後では前記
    設定圧最高値に設定替えされることを特徴とする請求項
    2記載のシリンダ作動用油圧回路。
  4. 【請求項4】 油圧シリンダに対して圧源およびタンク
    を切換え接続しピストンロッドを伸長・縮小させる油圧
    複動回路と、前記自重負荷を増速・上昇させる際、油圧
    シリンダにおける前記自重負荷を受ける容積増加側油室
    を圧源に接続し、かつ、容積減少側油室から容積増加側
    油室への圧油の流れだけを許容する差動回路と、油圧複
    動回路と差動回路とを切換える切換え装置とを有し、こ
    の切換え装置には、油圧複動回路と差動回路の切換え途
    中において、容積減少側油室、容積増加側油室およびタ
    ンクの3系統の管路を接続した後、容積減少側油室から
    タンクへの圧油の流れを絞りながら遮断させる切換制御
    手段が設けられることを特徴とするシリンダ作動用油圧
    回路。
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