JPH0781104A - 熱転写型印刷装置 - Google Patents
熱転写型印刷装置Info
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- JPH0781104A JPH0781104A JP18924793A JP18924793A JPH0781104A JP H0781104 A JPH0781104 A JP H0781104A JP 18924793 A JP18924793 A JP 18924793A JP 18924793 A JP18924793 A JP 18924793A JP H0781104 A JPH0781104 A JP H0781104A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 被印刷物が硬い基材からなり、厚く、熱容量
が大きく、表面に凹凸を有する場合でも、精細な画像を
形成できる熱転写型印刷装置を得る。 【構成】 インク層を有する転写シート17と被印刷
物13とを重ね合わせ、画像情報に応じて転写シート1
7を選択的に加熱することにより転写シート17のイン
ク層から被印刷物13へインクを転写させて画像を形成
する熱転写型印刷装置10に、転写シート17を被印刷
物13上に供給し回収する転写シート搬送手段、転写シ
ート17と被印刷物13とを静電気力によって密着させ
る静電吸着ユニット12、及び転写シート17を非接触
的に加熱する加熱手段21を設ける。このような熱転写
型印刷装置の転写シート搬送手段には、転写シートの非
加熱部分を冷却する冷却機構を設けることが好ましい。
が大きく、表面に凹凸を有する場合でも、精細な画像を
形成できる熱転写型印刷装置を得る。 【構成】 インク層を有する転写シート17と被印刷
物13とを重ね合わせ、画像情報に応じて転写シート1
7を選択的に加熱することにより転写シート17のイン
ク層から被印刷物13へインクを転写させて画像を形成
する熱転写型印刷装置10に、転写シート17を被印刷
物13上に供給し回収する転写シート搬送手段、転写シ
ート17と被印刷物13とを静電気力によって密着させ
る静電吸着ユニット12、及び転写シート17を非接触
的に加熱する加熱手段21を設ける。このような熱転写
型印刷装置の転写シート搬送手段には、転写シートの非
加熱部分を冷却する冷却機構を設けることが好ましい。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、転写シートを使用し
て被印刷物に画像を形成する熱転写型印刷装置に関す
る。さらに詳しくは、この発明は、被印刷物が硬い材質
からなる場合、被印刷物の厚さが大きい場合、被印刷物
の表面に凹凸がある場合でも良好に画像を形成すること
ができる熱転写型印刷装置に関する。
て被印刷物に画像を形成する熱転写型印刷装置に関す
る。さらに詳しくは、この発明は、被印刷物が硬い材質
からなる場合、被印刷物の厚さが大きい場合、被印刷物
の表面に凹凸がある場合でも良好に画像を形成すること
ができる熱転写型印刷装置に関する。
【0002】
【従来の技術】カラー受像管として使用される陰極線管
のパネル内面には、一般に図3に示したように、パネル
1上に赤、緑及び青の各色の蛍光体層2がストライプ状
またはドット状に形成され、各蛍光体層2の間にカーボ
ンブラック等からなる光吸収層3が形成され、その上に
メタルバック層4が形成された構造を有している。
のパネル内面には、一般に図3に示したように、パネル
1上に赤、緑及び青の各色の蛍光体層2がストライプ状
またはドット状に形成され、各蛍光体層2の間にカーボ
ンブラック等からなる光吸収層3が形成され、その上に
メタルバック層4が形成された構造を有している。
【0003】ここで、メタルバック層4は、蛍光体層2
が電子ビームにより励起されて発した蛍光のうち背面に
向かった成分を前方に反射させて画面の輝度を向上させ
るなどのために設けられており、通常、このメタルバッ
ク層4としては電子ビームの透過率が高く、且つ反射率
も高いアルミニウム薄膜が形成される。
が電子ビームにより励起されて発した蛍光のうち背面に
向かった成分を前方に反射させて画面の輝度を向上させ
るなどのために設けられており、通常、このメタルバッ
ク層4としては電子ビームの透過率が高く、且つ反射率
も高いアルミニウム薄膜が形成される。
【0004】このような機能を担うメタルバック層4は
蛍光体層2上に高い平滑性で形成することが重要とな
る。そこでパネル内面の形成方法としては、例えば図4
に示したように、パネル1内面にストライプ状に光吸収
層3を形成し(同図a)、各光吸収層3で隔てられた間
に各色の蛍光体層2R、2G、2Bを形成し(同図
b)、この光吸収層3及び各蛍光体層2R、2G、2B
上に直接メタルバック層を形成することなく、まず、こ
れらの表面を平滑化するために中間膜形成用塗布材料を
塗布して中間膜5を形成し(同図c)、その後中間膜5
上にメタルバック層4を形成する(同図d)。次いで中
間膜5を焼成により熱分解除去し、光吸収層3及び各色
の蛍光体層2R、2G、2B上にメタルバック層4が形
成されるようにする(同図e)。
蛍光体層2上に高い平滑性で形成することが重要とな
る。そこでパネル内面の形成方法としては、例えば図4
に示したように、パネル1内面にストライプ状に光吸収
層3を形成し(同図a)、各光吸収層3で隔てられた間
に各色の蛍光体層2R、2G、2Bを形成し(同図
b)、この光吸収層3及び各蛍光体層2R、2G、2B
上に直接メタルバック層を形成することなく、まず、こ
れらの表面を平滑化するために中間膜形成用塗布材料を
塗布して中間膜5を形成し(同図c)、その後中間膜5
上にメタルバック層4を形成する(同図d)。次いで中
間膜5を焼成により熱分解除去し、光吸収層3及び各色
の蛍光体層2R、2G、2B上にメタルバック層4が形
成されるようにする(同図e)。
【0005】この場合、光吸収層3や各蛍光体層2R、
2G、2Bをストライプ状に形成する方法としては、通
常、光吸収層形成用塗布材料や蛍光体層形成用塗布材料
を全面に塗布する工程を含む所謂スラリー法が用いられ
ている。例えば、ストライプ状に形成すべき光吸収層の
形成に先立ってパネル上に感光性樹脂層を形成し、この
感光性樹脂層を露光、現像することによりパターニング
し、その上に光吸収層を形成し、次いでリフトオフする
ことにより光吸収層をパターニングする。また、ストラ
イプ状に形成すべき蛍光体層自体に感光性をもたせ、光
吸収層を形成したパネル上に蛍光体層形成用塗布材料を
塗布後、露光、現像してパターニングする(特開昭61
−68827号等)。
2G、2Bをストライプ状に形成する方法としては、通
常、光吸収層形成用塗布材料や蛍光体層形成用塗布材料
を全面に塗布する工程を含む所謂スラリー法が用いられ
ている。例えば、ストライプ状に形成すべき光吸収層の
形成に先立ってパネル上に感光性樹脂層を形成し、この
感光性樹脂層を露光、現像することによりパターニング
し、その上に光吸収層を形成し、次いでリフトオフする
ことにより光吸収層をパターニングする。また、ストラ
イプ状に形成すべき蛍光体層自体に感光性をもたせ、光
吸収層を形成したパネル上に蛍光体層形成用塗布材料を
塗布後、露光、現像してパターニングする(特開昭61
−68827号等)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ようにスラリー法により陰極線管のパネル内面を形成す
る場合、パネル内面を形成する各層を所定のパターンに
形成するために、各層ごとに露光、現像操作を行なわな
くてはならないので、工程数が多くなり操作も複雑であ
るという問題を有している。
ようにスラリー法により陰極線管のパネル内面を形成す
る場合、パネル内面を形成する各層を所定のパターンに
形成するために、各層ごとに露光、現像操作を行なわな
くてはならないので、工程数が多くなり操作も複雑であ
るという問題を有している。
【0007】また、近年、陰極線管に高い解像度が要求
され、蛍光体層2R、2G、2Bのストライプのピッチ
が狭まるに従って次のような問題も生じている。即ち、
各蛍光体層2R、2G、2Bの表面を平滑化するために
十分な量の中間膜形成用塗布材料を塗布すると、結果的
に光吸収層3上を覆う中間膜の量が多くなり、後に行う
中間膜5の焼成による分解除去時に中間膜5から多量の
分解ガスが発生してメタルバック層4を押上げ、メタル
バック層4に浮きや剥がれを生じさせる。これに対し
て、中間膜5の分解ガス量を低減させるために中間膜形
成用塗布材料の塗布量を減らすと、各蛍光体層2R、2
G、2B上を十分に平滑化できず、メタルバック層4の
反射率が低下する。そこで、中間膜形成用塗布材料自体
に感光性をもたせ、中間膜形成用塗布材料を塗布後、露
光、現像することにより、中間膜5を各蛍光体層2R、
2G、2B上に選択的に形成するという試みもなされて
いる。しかしながら、この方法によればアパーチャグリ
ルやシャドウマスクの着脱を要する露光工程や現像工程
が必要となり、作業工程が複雑になるという問題が生じ
る。
され、蛍光体層2R、2G、2Bのストライプのピッチ
が狭まるに従って次のような問題も生じている。即ち、
各蛍光体層2R、2G、2Bの表面を平滑化するために
十分な量の中間膜形成用塗布材料を塗布すると、結果的
に光吸収層3上を覆う中間膜の量が多くなり、後に行う
中間膜5の焼成による分解除去時に中間膜5から多量の
分解ガスが発生してメタルバック層4を押上げ、メタル
バック層4に浮きや剥がれを生じさせる。これに対し
て、中間膜5の分解ガス量を低減させるために中間膜形
成用塗布材料の塗布量を減らすと、各蛍光体層2R、2
G、2B上を十分に平滑化できず、メタルバック層4の
反射率が低下する。そこで、中間膜形成用塗布材料自体
に感光性をもたせ、中間膜形成用塗布材料を塗布後、露
光、現像することにより、中間膜5を各蛍光体層2R、
2G、2B上に選択的に形成するという試みもなされて
いる。しかしながら、この方法によればアパーチャグリ
ルやシャドウマスクの着脱を要する露光工程や現像工程
が必要となり、作業工程が複雑になるという問題が生じ
る。
【0008】一方、従来より簡便に印刷することができ
る装置として、インク層を有する転写シートと被印刷物
を重ね合わせ、サーマルヘッド等により転写シートを画
像情報に応じて選択的に加熱し、転写シートから被印刷
物にインクを転写させて画像を形成する熱転写型印刷装
置が知られており、ワープロやパーソナルコンピュータ
ー等のプリンターとして広く使用されている。そこで、
陰極線管のパネル内面を形成する各層を熱転写型印刷装
置を使用して形成することが考えられる。
る装置として、インク層を有する転写シートと被印刷物
を重ね合わせ、サーマルヘッド等により転写シートを画
像情報に応じて選択的に加熱し、転写シートから被印刷
物にインクを転写させて画像を形成する熱転写型印刷装
置が知られており、ワープロやパーソナルコンピュータ
ー等のプリンターとして広く使用されている。そこで、
陰極線管のパネル内面を形成する各層を熱転写型印刷装
置を使用して形成することが考えられる。
【0009】しかしながら、従来の熱転写型印刷装置
は、通常、被印刷物の所定の位置に印刷するための手段
として被印刷物をプラテンローラに巻き付けて搬送す
る。そのため、硬く厚いガラス基材などからなる被印刷
物はプラテンローラに巻き付かせることができないので
搬送できない。また、転写時には対向するプラテンロー
ラ間で被印刷物と転写シートを挟持して被印刷物と転写
シートとを密着させ、そこにサーマルヘッド等の加熱手
段を接触させる。そのため、被印刷物の表面に凹凸があ
ると良好に転写することができない。したがって、従来
の熱転写型印刷装置の被印刷物は、実際上、薄い紙やプ
ラスチックシートのように、薄く表面の平面性のよいも
のに限定され、陰極線管のパネルのように硬いガラス基
材からなり、厚く、表面に凹凸を有するものには印刷す
ることができない。
は、通常、被印刷物の所定の位置に印刷するための手段
として被印刷物をプラテンローラに巻き付けて搬送す
る。そのため、硬く厚いガラス基材などからなる被印刷
物はプラテンローラに巻き付かせることができないので
搬送できない。また、転写時には対向するプラテンロー
ラ間で被印刷物と転写シートを挟持して被印刷物と転写
シートとを密着させ、そこにサーマルヘッド等の加熱手
段を接触させる。そのため、被印刷物の表面に凹凸があ
ると良好に転写することができない。したがって、従来
の熱転写型印刷装置の被印刷物は、実際上、薄い紙やプ
ラスチックシートのように、薄く表面の平面性のよいも
のに限定され、陰極線管のパネルのように硬いガラス基
材からなり、厚く、表面に凹凸を有するものには印刷す
ることができない。
【0010】また、従来の熱転写型印刷装置に使用され
ているサーマルヘッドは、通常、Ta−SiO2、Ta
−Si等の小型発熱抵抗体からなっているので、陰極線
管のパネルのように熱容量の大きな被印刷物への印刷は
基本的に困難となる。また、被印刷物の熱容量が大きい
とサーマルヘッドと転写シートと被印刷物との間の熱応
答の管理が難しいので、サーマルヘッドに画像情報にし
たがって加熱信号を送っても被印刷物上の転写シートを
その画像情報にしたがって加熱することができない。そ
のため、誤転写が生じ、所期の画像を正確に得ることが
できない。したがって、蛍光体層等について精細なパタ
ーンを形成することが必要とされる陰極線管のパネルの
形成には、この点からも従来の熱転写型印刷装置は利用
することができない。
ているサーマルヘッドは、通常、Ta−SiO2、Ta
−Si等の小型発熱抵抗体からなっているので、陰極線
管のパネルのように熱容量の大きな被印刷物への印刷は
基本的に困難となる。また、被印刷物の熱容量が大きい
とサーマルヘッドと転写シートと被印刷物との間の熱応
答の管理が難しいので、サーマルヘッドに画像情報にし
たがって加熱信号を送っても被印刷物上の転写シートを
その画像情報にしたがって加熱することができない。そ
のため、誤転写が生じ、所期の画像を正確に得ることが
できない。したがって、蛍光体層等について精細なパタ
ーンを形成することが必要とされる陰極線管のパネルの
形成には、この点からも従来の熱転写型印刷装置は利用
することができない。
【0011】この発明は以上のような従来技術の課題を
解決しようとするものであり、熱転写型印刷装置を使用
して、陰極線管の蛍光面を形成する各層を少ない作業工
程で容易に形成できるようにするなどのため、被印刷物
が硬い基材からなり、厚く、熱容量が大きく、表面に凹
凸を有する場合でも、精細な画像を形成できる熱転写型
印刷装置を得ることを目的としている。
解決しようとするものであり、熱転写型印刷装置を使用
して、陰極線管の蛍光面を形成する各層を少ない作業工
程で容易に形成できるようにするなどのため、被印刷物
が硬い基材からなり、厚く、熱容量が大きく、表面に凹
凸を有する場合でも、精細な画像を形成できる熱転写型
印刷装置を得ることを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明者は、熱転写型
印刷装置において、被印刷物の所定の位置に印刷するた
めに被印刷物をプラテンローラで搬送するのではなく転
写シートを被印刷物上で搬送させ、また転写時に被印刷
物と転写シートとをプラテンローラで挟持して密着させ
るのではなく静電気力により両者を密着させ、さらに、
転写シートを非接触型の加熱手段で加熱すると上記の目
的を達成することのできる熱転写型印刷装置となること
を見出し、この発明を完成させるに至った。
印刷装置において、被印刷物の所定の位置に印刷するた
めに被印刷物をプラテンローラで搬送するのではなく転
写シートを被印刷物上で搬送させ、また転写時に被印刷
物と転写シートとをプラテンローラで挟持して密着させ
るのではなく静電気力により両者を密着させ、さらに、
転写シートを非接触型の加熱手段で加熱すると上記の目
的を達成することのできる熱転写型印刷装置となること
を見出し、この発明を完成させるに至った。
【0013】即ち、この発明は、インク層を有する転写
シートと被印刷物とを重ね合わせ、画像情報に応じて転
写シートを選択的に加熱することにより転写シートのイ
ンク層から被印刷物へインクを転写させて画像を形成す
る熱転写型印刷装置において、転写シートを被印刷物上
に供給し回収する転写シート搬送手段、転写シートと被
印刷物とを静電気力によって密着させる静電吸着ユニッ
ト、転写シートを非接触的に加熱する加熱手段を有する
ことを特徴とする熱転写型印刷装置を提供する。
シートと被印刷物とを重ね合わせ、画像情報に応じて転
写シートを選択的に加熱することにより転写シートのイ
ンク層から被印刷物へインクを転写させて画像を形成す
る熱転写型印刷装置において、転写シートを被印刷物上
に供給し回収する転写シート搬送手段、転写シートと被
印刷物とを静電気力によって密着させる静電吸着ユニッ
ト、転写シートを非接触的に加熱する加熱手段を有する
ことを特徴とする熱転写型印刷装置を提供する。
【0014】特に、このような熱転写型印刷装置の好ま
しい態様として、転写シート搬送手段が、転写シートの
非加熱部分を冷却する冷却機構を備えているものを提供
する。
しい態様として、転写シート搬送手段が、転写シートの
非加熱部分を冷却する冷却機構を備えているものを提供
する。
【0015】
【作用】この発明の熱転写型印刷装置によれば、被印刷
物の所定の位置に印刷する手段として、転写シートを被
印刷物上に供給し回収する転写シート搬送手段を有する
ので、被印刷物がプラテンローラに巻き付けて搬送する
ことができないような硬く厚い基材からなる場合でも所
定の位置に印刷することが可能となる。
物の所定の位置に印刷する手段として、転写シートを被
印刷物上に供給し回収する転写シート搬送手段を有する
ので、被印刷物がプラテンローラに巻き付けて搬送する
ことができないような硬く厚い基材からなる場合でも所
定の位置に印刷することが可能となる。
【0016】また、転写時に転写シートと被印刷物とを
密着させる手段として、両者を静電気力によって密着さ
せる静電吸着ユニットを有する。したがって、被印刷物
の厚さが厚く、表面に凹凸があり、被印刷物と転写シー
トとを対向するプラテンローラ間で挟持しただけでは両
者を密着させることができない場合でも、両者を密着さ
せることが可能となる。また、画像情報に応じて転写シ
ートを選択的に加熱する手段として、転写シートを非接
触的に加熱する加熱手段を有するので、加熱種手段と転
写シートが接触していなくても良好に転写することが可
能となる。
密着させる手段として、両者を静電気力によって密着さ
せる静電吸着ユニットを有する。したがって、被印刷物
の厚さが厚く、表面に凹凸があり、被印刷物と転写シー
トとを対向するプラテンローラ間で挟持しただけでは両
者を密着させることができない場合でも、両者を密着さ
せることが可能となる。また、画像情報に応じて転写シ
ートを選択的に加熱する手段として、転写シートを非接
触的に加熱する加熱手段を有するので、加熱種手段と転
写シートが接触していなくても良好に転写することが可
能となる。
【0017】したがって、この発明の熱転写型印刷装置
によれば、厚く、表面に凹凸を有するものも被印刷物と
することができ、例えば、陰極線管のパネルにも所望の
転写画像を良好に形成することが可能となる。
によれば、厚く、表面に凹凸を有するものも被印刷物と
することができ、例えば、陰極線管のパネルにも所望の
転写画像を良好に形成することが可能となる。
【0018】さらに、この発明の熱転写型印刷装置にお
いて、転写シート搬送手段に転写シートの非加熱部分を
冷却する冷却機構を設けると、転写シートの当該印刷箇
所だけでなくその周囲が不要に加熱されることにより生
じる誤転写を防止できるので、被印刷物の熱容量が大き
い場合でも、精細な画像を精密に形成することが可能と
なる。
いて、転写シート搬送手段に転写シートの非加熱部分を
冷却する冷却機構を設けると、転写シートの当該印刷箇
所だけでなくその周囲が不要に加熱されることにより生
じる誤転写を防止できるので、被印刷物の熱容量が大き
い場合でも、精細な画像を精密に形成することが可能と
なる。
【0019】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて詳
細に説明する。
細に説明する。
【0020】図1はこの発明の熱転写型印刷装置の一態
様の全体図であり、図2はその加熱手段付近の説明図で
ある。
様の全体図であり、図2はその加熱手段付近の説明図で
ある。
【0021】図1の熱転写型印刷装置10は、ベーステ
ーブル11上に静電吸着ユニット12が設けられてお
り、この静電吸着ユニット12に被印刷物13が載置さ
れる。ベーステーブル11には、X軸、Y軸、Z軸及び
R軸方向に移動させることができるロボット14も設け
られている。ロボット14には、転写シート架台15及
び転写シートカセット16が取り付けられており、この
転写シートカセット16内に転写シート17が巻き回さ
れて収容されている。また、転写シート架台15には、
転写シートカセット16から供給される転写シート17
を被印刷物13に向けて案内する送りローラ18、転写
シートを被印刷物の近傍に案内すると共に転写シートの
非加熱部分を冷却する冷却ユニット19、及び使用済み
の転写シート17を転写シートカセット16内に回収す
るための巻取ローラ20が設けられている。この場合、
冷却ユニット19は、静電吸着ユニット12の作用によ
り転写シート17が被印刷物13に吸着できる程度に、
転写シート17を被印刷物13上に案内する。また、転
写シート17の当該転写部分の上方には、転写シート1
7を画像情報に応じて選択的に加熱する加熱手段21が
設けられており、この加熱手段21が上述の転写シート
17等と一体となって所謂転写ヘッドを構成している。
ーブル11上に静電吸着ユニット12が設けられてお
り、この静電吸着ユニット12に被印刷物13が載置さ
れる。ベーステーブル11には、X軸、Y軸、Z軸及び
R軸方向に移動させることができるロボット14も設け
られている。ロボット14には、転写シート架台15及
び転写シートカセット16が取り付けられており、この
転写シートカセット16内に転写シート17が巻き回さ
れて収容されている。また、転写シート架台15には、
転写シートカセット16から供給される転写シート17
を被印刷物13に向けて案内する送りローラ18、転写
シートを被印刷物の近傍に案内すると共に転写シートの
非加熱部分を冷却する冷却ユニット19、及び使用済み
の転写シート17を転写シートカセット16内に回収す
るための巻取ローラ20が設けられている。この場合、
冷却ユニット19は、静電吸着ユニット12の作用によ
り転写シート17が被印刷物13に吸着できる程度に、
転写シート17を被印刷物13上に案内する。また、転
写シート17の当該転写部分の上方には、転写シート1
7を画像情報に応じて選択的に加熱する加熱手段21が
設けられており、この加熱手段21が上述の転写シート
17等と一体となって所謂転写ヘッドを構成している。
【0022】この熱転写型印刷装置10においては、ロ
ボット14、送りローラ18、冷却ユニット19及び巻
取ローラ20が、転写シート17を被印刷物13上に供
給し回収する転写シート搬送手段を構成する。
ボット14、送りローラ18、冷却ユニット19及び巻
取ローラ20が、転写シート17を被印刷物13上に供
給し回収する転写シート搬送手段を構成する。
【0023】即ち、印刷を行う場合には、まず、被印刷
物13を静電吸着ユニット12上に載置する。その後は
所定の位置に印刷するために被印刷物13を搬送するこ
とは不要である。次いで、ロボット14が転写シート架
台15を被印刷物13上の所定の位置に移動させる。そ
して、送りローラ18、冷却ユニット19及び巻取ロー
ラ20がそれぞれ印刷速度に同期するように回転し、転
写シート17が転写シートカセット16から被印刷物1
3上へ供給されるようにし、さらに転写シートカセット
16へ回収されるようにする。この場合、既にのべたよ
うに、転写シート17が被印刷物13に接触するように
供給することは不要であり、被印刷物13の近傍に供給
されるようにすればよい。
物13を静電吸着ユニット12上に載置する。その後は
所定の位置に印刷するために被印刷物13を搬送するこ
とは不要である。次いで、ロボット14が転写シート架
台15を被印刷物13上の所定の位置に移動させる。そ
して、送りローラ18、冷却ユニット19及び巻取ロー
ラ20がそれぞれ印刷速度に同期するように回転し、転
写シート17が転写シートカセット16から被印刷物1
3上へ供給されるようにし、さらに転写シートカセット
16へ回収されるようにする。この場合、既にのべたよ
うに、転写シート17が被印刷物13に接触するように
供給することは不要であり、被印刷物13の近傍に供給
されるようにすればよい。
【0024】このように動作するロボット14として
は、画像情報にしたがってロボットのアームをX、Y、
Z方向に動かすことができ、被印刷物13上の所定の位
置に動かすことができる限り、従来のロボットを使用す
ることができる。また、送りローラ18や巻取ローラ2
0も印刷速度にしたがって回転し、転写シート17を搬
送できる限り、従来のローラを使用することができる。
は、画像情報にしたがってロボットのアームをX、Y、
Z方向に動かすことができ、被印刷物13上の所定の位
置に動かすことができる限り、従来のロボットを使用す
ることができる。また、送りローラ18や巻取ローラ2
0も印刷速度にしたがって回転し、転写シート17を搬
送できる限り、従来のローラを使用することができる。
【0025】この熱転写型印刷装置10においては、印
刷時に上述のように転写シート17が被印刷物13上に
供排されるが、このとき転写シート17の転写部分及び
その近傍が静電吸着ユニット12の作用により被印刷物
13に密着する。よって、後述するように加熱手段21
で転写シート17を加熱することにより転写シート17
から被印刷物13へインクを転写させることが可能とな
る。このような静電吸着ユニット12としては、被印刷
物13に少なくとも一部が接触しており、被印刷物13
と転写シート17との間に電位差が生じて両者が静電吸
着するように、被印刷物13に電圧を印加できるものを
使用することができ、例えば従来よりXYプロッター等
に利用されているものを使用することができる。
刷時に上述のように転写シート17が被印刷物13上に
供排されるが、このとき転写シート17の転写部分及び
その近傍が静電吸着ユニット12の作用により被印刷物
13に密着する。よって、後述するように加熱手段21
で転写シート17を加熱することにより転写シート17
から被印刷物13へインクを転写させることが可能とな
る。このような静電吸着ユニット12としては、被印刷
物13に少なくとも一部が接触しており、被印刷物13
と転写シート17との間に電位差が生じて両者が静電吸
着するように、被印刷物13に電圧を印加できるものを
使用することができ、例えば従来よりXYプロッター等
に利用されているものを使用することができる。
【0026】この熱転写型印刷装置10において、加熱
手段21は転写シート17に接触することなく転写シー
トを加熱できるものを設ける。これにより、上述の静電
吸着ユニット12の作用とあいまって、被印刷物13の
表面に凹凸がある場合でも良好に転写シート17から被
印刷物13へインクを転写させ、所期の画像を印刷する
ことが可能となる。またこの場合、加熱手段と転写シー
トとが接触していないので、それらが相互の摩擦により
損傷することもない。
手段21は転写シート17に接触することなく転写シー
トを加熱できるものを設ける。これにより、上述の静電
吸着ユニット12の作用とあいまって、被印刷物13の
表面に凹凸がある場合でも良好に転写シート17から被
印刷物13へインクを転写させ、所期の画像を印刷する
ことが可能となる。またこの場合、加熱手段と転写シー
トとが接触していないので、それらが相互の摩擦により
損傷することもない。
【0027】このような加熱手段21としては、使用す
る当該転写シート17や被印刷物13に応じて、適宜赤
外線照射装置、レーザ光照射装置等を設けることができ
る。このような照射装置は、微小スポットに高エネルギ
ーを出力することが可能であるため、被印刷物13の熱
容量が大きい場合でも転写シート17からインクを被印
刷物13に容易に転写させることが可能となる。また、
照射装置のON−OFFに対して熱応答性よく転写シー
ト17を加熱することが可能となるので好ましい。
る当該転写シート17や被印刷物13に応じて、適宜赤
外線照射装置、レーザ光照射装置等を設けることができ
る。このような照射装置は、微小スポットに高エネルギ
ーを出力することが可能であるため、被印刷物13の熱
容量が大きい場合でも転写シート17からインクを被印
刷物13に容易に転写させることが可能となる。また、
照射装置のON−OFFに対して熱応答性よく転写シー
ト17を加熱することが可能となるので好ましい。
【0028】転写シート17の非加熱部分を冷却する冷
却ユニット19は、この発明の装置において必ずしも必
要ではないが、被印刷物13の熱容量が大きく、また加
熱手段21の出力が大きい場合には設けることが好まし
い。即ち、被印刷物13の熱容量が大きいために、転写
シート17が加熱手段21により直接的に加熱された部
分の周囲の非加熱部分まで加熱され、それによる誤転写
が問題となる場合に、この冷却ユニット19を設けると
そのような誤転写を防止することができ、精細な画像も
正確に印刷できるようになる。例えば、ガラスを被印刷
物とした場合でも幅100μm以下のストライプを正確
に印刷することが可能となる。
却ユニット19は、この発明の装置において必ずしも必
要ではないが、被印刷物13の熱容量が大きく、また加
熱手段21の出力が大きい場合には設けることが好まし
い。即ち、被印刷物13の熱容量が大きいために、転写
シート17が加熱手段21により直接的に加熱された部
分の周囲の非加熱部分まで加熱され、それによる誤転写
が問題となる場合に、この冷却ユニット19を設けると
そのような誤転写を防止することができ、精細な画像も
正確に印刷できるようになる。例えば、ガラスを被印刷
物とした場合でも幅100μm以下のストライプを正確
に印刷することが可能となる。
【0029】冷却ユニット19の具体的構成としては、
種々の態様をとることができる。例えば、冷却ユニット
19を中空の筒状体から構成し、その内部に冷媒が循環
するようにしたものを使用することができる。また、冷
却ユニット19としては、気化熱を利用したものを設け
てもよい。
種々の態様をとることができる。例えば、冷却ユニット
19を中空の筒状体から構成し、その内部に冷媒が循環
するようにしたものを使用することができる。また、冷
却ユニット19としては、気化熱を利用したものを設け
てもよい。
【0030】この熱転写型印刷装置10により印刷する
ことができる被印刷物13の硬さや形状について特に制
限はなく、薄い紙やプラスチックシートのように、薄く
平面性のよいものの他、陰極線管のパネルのように硬
く、厚く、表面に凹凸を有するものも被印刷物とするこ
とができる。
ことができる被印刷物13の硬さや形状について特に制
限はなく、薄い紙やプラスチックシートのように、薄く
平面性のよいものの他、陰極線管のパネルのように硬
く、厚く、表面に凹凸を有するものも被印刷物とするこ
とができる。
【0031】また、この熱転写型印刷装置10に使用で
きる転写シート17についても種々のものを使用でき、
基材シート上に単層あるいは複数層のインク層が設けら
れているものを使用することができる。またインク層を
形成するインクの種類も必要に応じて適宜選択すること
ことができる。
きる転写シート17についても種々のものを使用でき、
基材シート上に単層あるいは複数層のインク層が設けら
れているものを使用することができる。またインク層を
形成するインクの種類も必要に応じて適宜選択すること
ことができる。
【0032】したがって、転写シートのインク層の形成
材料を適宜選択することにより、この熱転写型印刷装置
10を使用して、陰極線管のパネルの蛍光面を形成する
光吸収層、蛍光層、中間膜等の各層を転写シートから陰
極線管のパネルへ転写により形成することが可能とな
る。この場合、陰極線管のパネルにおいて積層される複
数種の層を同時にインク層として有する転写シートを使
用することにより、一度の印刷操作で複数種の層を陰極
線管のパネルに形成することが可能となる。
材料を適宜選択することにより、この熱転写型印刷装置
10を使用して、陰極線管のパネルの蛍光面を形成する
光吸収層、蛍光層、中間膜等の各層を転写シートから陰
極線管のパネルへ転写により形成することが可能とな
る。この場合、陰極線管のパネルにおいて積層される複
数種の層を同時にインク層として有する転写シートを使
用することにより、一度の印刷操作で複数種の層を陰極
線管のパネルに形成することが可能となる。
【0033】以上、図示した熱転写型印刷装置10につ
いて説明したが、この発明の印刷装置は図示した態様に
限らず種々の態様をとることができる。例えば、図示し
た印刷装置は、ベーステーブル11上に一つの転写ヘッ
ドを設けた例であるが、一つのベーステーブル上に複数
の転写ヘッドを設け、同時に広範囲の印刷が行えるよう
にしてもよい。
いて説明したが、この発明の印刷装置は図示した態様に
限らず種々の態様をとることができる。例えば、図示し
た印刷装置は、ベーステーブル11上に一つの転写ヘッ
ドを設けた例であるが、一つのベーステーブル上に複数
の転写ヘッドを設け、同時に広範囲の印刷が行えるよう
にしてもよい。
【0034】
【発明の効果】この発明の熱転写型印刷装置によれば、
硬い基材からなり、厚く、熱容量が大きく、表面に凹凸
を有する被印刷物に対しても、精細な画像を形成するこ
とが可能となる。
硬い基材からなり、厚く、熱容量が大きく、表面に凹凸
を有する被印刷物に対しても、精細な画像を形成するこ
とが可能となる。
【図1】この発明の熱転写型印刷装置の概略斜視図であ
る。
る。
【図2】この発明の熱転写型印刷装置の加熱手段付近の
説明図である。
説明図である。
【図3】陰極線管のパネル断面の説明図である。
【図4】陰極線管のパネル内面の形成方法の説明図であ
る。
る。
1 パネル 2、2R、2G、2B 蛍光体層 3 光吸収層 4 メタルバック層 5 中間膜 10 インクジェット型印刷装置 11 ベーステーブル 12 静電吸着ユニット 13 被印刷物 14 ロボット 15 転写シート架台 16 転写シートカセット 17 転写シート 18 送りローラ 19 冷却ユニット 20 巻取ローラ 21 加熱手段
Claims (2)
- 【請求項1】 インク層を有する転写シートと被印刷物
とを重ね合わせ、画像情報に応じて転写シートを選択的
に加熱することにより転写シートのインク層から被印刷
物へインクを転写させて画像を形成する熱転写型印刷装
置において、転写シートを被印刷物上に供給し回収する
転写シート搬送手段、転写シートと被印刷物とを静電気
力によって密着させる静電吸着ユニット、転写シートを
非接触的に加熱する加熱手段を有することを特徴とする
熱転写型印刷装置。 - 【請求項2】 転写シート搬送手段が、転写シートの非
加熱部分を冷却する冷却機構を備えている請求項1記載
の熱転写型印刷装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18924793A JPH0781104A (ja) | 1993-06-30 | 1993-06-30 | 熱転写型印刷装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18924793A JPH0781104A (ja) | 1993-06-30 | 1993-06-30 | 熱転写型印刷装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0781104A true JPH0781104A (ja) | 1995-03-28 |
Family
ID=16238096
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18924793A Pending JPH0781104A (ja) | 1993-06-30 | 1993-06-30 | 熱転写型印刷装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0781104A (ja) |
-
1993
- 1993-06-30 JP JP18924793A patent/JPH0781104A/ja active Pending
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