JPH078208B2 - 固型化粥または雑炊及びその製造法 - Google Patents

固型化粥または雑炊及びその製造法

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JPH078208B2
JPH078208B2 JP2412957A JP41295790A JPH078208B2 JP H078208 B2 JPH078208 B2 JP H078208B2 JP 2412957 A JP2412957 A JP 2412957A JP 41295790 A JP41295790 A JP 41295790A JP H078208 B2 JPH078208 B2 JP H078208B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、固型化粥または固型化
雑炊及びその製造法に関する。本発明の固型化粥、固型
化雑炊は、これを電子レンジ等で短時間加熱すると容易
に粥や雑炊に復元し、温い状態で食用に供することがで
きる。
【0002】
【従来の技術】従来市販されている粥や雑炊の水分は、
7分粥の場合は87〜90%、雑炊の場合は70〜80
%でその水分の大半は液状である。そのために輸送、包
装、保存等に特別の設備を要し、また水分が流出しない
ように細心の注意を払う必要があった。また、乾燥粥、
乾燥雑炊等も知られているが、これらは粥、雑炊等が乾
燥されているので輸送や保存中に砕け易く、また多孔質
となっているので酸化し易くその保存あるいはそのため
に必要な酸素不透過性の容器の使用等に格別注意を払わ
ねばならなかった。また復元後の風味においてもいまひ
とつ満足のできるものではなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来の粥や
雑炊のこのような問題点について着目し、これらの点を
解決しようとしてなされたものである。すなわち、本発
明は、粥、雑炊の輸送、包装、保存等を簡便にすること
ができるような粥あるいは雑炊製品を提供しようとする
もんである。また、本発明は、保存中酸化したりあるい
は変質したりすることのない製品を提供しようとするも
のである。さらに、本発明は、その風味及び栄養価のす
ぐれた製品を提供しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者は、このような
問題を解決するために検討したところ、澱粉がα化され
乾燥圧扁された圧扁乾燥米と水とを加熱炊飯して粥また
は雑炊を調製された粥、雑炊等の水分の液体をゼラチン
およびカラギナンの粉末を添加して固定することによっ
て輸送、包装、保存を簡便にし、しかも保存中製品が酸
化することがほとんどなく、またこれらの添加によって
風味が向上できることを見出し、本発明を完成するに至
った。すなわち、本発明は、(1)粥または雑炊の水分
ゼラチンとカラギナンの粉末で固型化してなる固型化
粥または固型化雑炊に関する。また、(2)圧扁乾燥米
と水とを加熱炊飯して粥または雑炊を調製するに当た
り、ゼラチンとカラギナンの粉末を併用添加して水分を
吸収固化させる固型化粥または固型化雑炊の製造法に関
する。
【0005】本発明における米としては圧扁乾燥米を用
いる。圧扁乾燥米は、精白米を炊飯し、水分含量13〜
20重量%になるように乾燥し、これを0.5乃至1.
3mm程度の厚さになるように圧扁したものであって、
このような圧扁米を使用すると粥、雑炊等を短時間に簡
単に調製することができ、また復元も容易に行うことが
できる。この圧扁米を用いて粥または雑炊を調製するに
当たり、加熱炊飯の前または後でゼラチンおよびカラギ
ナンの粉末を添加して炊飯後冷却することにより、全体
として固化した粥または雑炊を得ることができ、やわら
かい感じの粥または雑炊を復元することができる。ゼラ
チンおよびカラギナンは圧扁米に対し約20〜70%、
好適には約50%、粥、雑炊全体に対し約3〜10%、
好適には約5%が用いられる。これらは添加する。
【0006】本発明の固型化粥及び固型化雑炊は、次の
ようにして製造することができる。まず、圧扁米に飯を
つくるより多い目の量の水、例えば圧扁米に対して7倍
〜10倍の水を加え7〜8分程度の時間加熱炊飯を行っ
て粥や雑炊を調製することができ、この加熱炊飯の前ま
たは後にゼラチンとカラギナンの粉末を加え、この粥ま
たは雑炊を冷却して固化させる。冷却は常温乃至冷蔵庫
の温度(5〜0℃前後)で行うとよい。圧扁米にゼラチ
ンとカラギナンを添加して得られる製品電子レンジ等
で加熱して復元したときに短時間にもとの粥や雑炊と全
く同様の状態に復元することができる。
【0007】また、特に、雑炊の場合は、飯を熱湯で洗
い粘りをとり除くことが「コツ」とされているが、最初
からゼラチンとカラギナンとを添加して圧扁米と一緒に
炊飯するとゼラチンとカラギナンとが圧扁米の周囲に弱
い防壁をつくり粘りの少ない飯となるので雑炊として最
適のものとなる。また、みそ、スープ等の調味料、野
菜、食肉等の副食物を原料の圧扁米と一緒に、または加
熱炊飯中あるいは炊飯後に加えることもできる。得られ
た製品の復元は、水を加えまたは加えることなく電子レ
ンジで2〜3分間加熱するだけでもとの温かい粥や雑炊
となり、簡単に復元することができる。
【0008】
【発明の効果】本発明で得られた製品はプリン状でかた
まっており、運搬、輸送が容易で形の崩れない安定なも
のとなる。また、米や副食物はゼラチン及びカラギナン
で覆われているので空気に触れることなく閉じこめられ
ており、保存中変質することがなく、長期間保存するこ
とができる。さらに、本発明の製品は耐熱性合成樹脂等
の容器に一食分づつ材料を入れて調製すると個々に食す
ることができ、病人用、小児用あるいは災害、登山、ピ
クニック時の食品として好適である。またカルシウム等
のミネラル、ビタミンあるいはアミノ酸等を簡単に強化
することもできるし、ゼラチンを用いていることにより
米加工品に不足しているタンパク質の補強にもなる。ま
た、副食物の添加もきわめて容易であり、病人には病状
に応じた副食、栄養素の添加も容易に行うことができ
る。また、容器の形をリンゴ型等夢のある形にすると幼
児の嗜好に適したものとなる。従って、本発明は即席に
供する粥あるいは雑炊として有用である。
【0009】次に本発明の実施例を示して本発明を説明
する。
【実施例】
【0010】
【実施例1】(1)圧扁米の調製精白米を炊飯し、これ
を常法によって乾燥して水分含有量14重量%程度の乾
燥米とした。この乾燥米を圧扁ロールで圧扁して厚さ
0.5〜1.0mmの圧扁米を得た。この圧扁米は煮沸
水に浸漬すると2〜6分で炊飯に復元することができ
る。
【0011】(2)固型化粥の調製前記(1)で得られ
た圧扁米40g、水300cc及び食塩少量を耐熱性合
成樹脂容器に入れ、電子レンジで8分加熱して粥を作
り、これにゼラチン10gとカラギナン10gを添加し
て、さらにその上に煮小豆を入れ、冷蔵庫で冷却し、容
器を密封してプリン状の小豆粥を得た。これを冷蔵庫で
5日保存した後とり出し電子レンジで3分間加熱したと
ころ温かな小豆粥に復元し、おいしく食することができ
た。
【0012】
【実施例2】実施例1(1)で得られた圧扁米40g、
水300cc、ゼラチン10g、カラギナン10g及び
みそ13gを耐熱性合成樹脂製容器に入れ、電子レンジ
で8分間加熱した。これに青菜、油揚及びなめこ少量を
加え冷蔵庫に入れて冷却固化し、容器を密封して製品を
得た。これを冷蔵庫に入れ5日間保存し、とり出して電
子レンジで3分間加熱したところ温かなみそ味雑炊を得
ることができた。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 澱粉がα化され乾燥圧扁された圧扁乾燥
    米から調製された粥または雑炊の水分をゼラチンとカラ
    ギナンの粉末を併用添加して固化させてなる固型化粥ま
    たは固型化雑炊。
  2. 【請求項2】 澱粉がα化され乾燥圧扁された圧扁乾燥
    米と水とを加熱炊飯して粥または雑炊を調製するに当た
    り、ゼラチンとカラギナンの粉末を併用添加して水分を
    吸収固化させる固型化粥または固型化雑炊の製造法。
  3. 【請求項3】 澱粉がα化され乾燥圧扁された圧扁乾燥
    米を耐熱性容器に水とともに加えて加熱炊飯して粥また
    は雑炊を調製し、その加熱の前または後にゼラチンとカ
    ラギナンの粉末を添加し、さらに加熱されあるいは加熱
    されていない副食品を添加しあるいは添加することな
    く、冷却して固型化し、容器を密封することを特徴とす
    る固型化粥または固型化雑炊の製造法。
JP2412957A 1990-12-25 1990-12-25 固型化粥または雑炊及びその製造法 Expired - Fee Related JPH078208B2 (ja)

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WO2008006546A3 (de) * 2006-07-11 2008-05-15 G C Hahn & Co Stabilisierungst Verfahren zur herstellung von gegarten lebensmitteln in der verkaufsverpackung und dafür geeignete lebensmittelprodukte

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