JPH0782096A - 表面被覆された繊維状物質 - Google Patents
表面被覆された繊維状物質Info
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- JPH0782096A JPH0782096A JP5180593A JP18059393A JPH0782096A JP H0782096 A JPH0782096 A JP H0782096A JP 5180593 A JP5180593 A JP 5180593A JP 18059393 A JP18059393 A JP 18059393A JP H0782096 A JPH0782096 A JP H0782096A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】繊維状の形態において、ホウ硫酸アルミニウム
またはホウ酸アルミニウムの優れた特性を利用する新た
な技術を提供することを目的とする。 【構成】表面がホウ硫酸アルミニウムまたはホウ酸アル
ミニウムにより被覆された繊維状物質およびその製造方
法。
またはホウ酸アルミニウムの優れた特性を利用する新た
な技術を提供することを目的とする。 【構成】表面がホウ硫酸アルミニウムまたはホウ酸アル
ミニウムにより被覆された繊維状物質およびその製造方
法。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、表面がホウ硫酸アルミ
ニウムあるいはホウ酸アルミニウムにより被覆された繊
維状物質およびその製造方法に関する。
ニウムあるいはホウ酸アルミニウムにより被覆された繊
維状物質およびその製造方法に関する。
【0002】本発明により得られる表面にホウ硫酸アル
ミニウムの被覆層を有する繊維状物質は、イオン交換
能、抗菌性、中性子吸収能などに優れているので、吸着
剤、触媒、防腐剤、防臭剤、固体酸、中性子吸収剤など
として有用である。
ミニウムの被覆層を有する繊維状物質は、イオン交換
能、抗菌性、中性子吸収能などに優れているので、吸着
剤、触媒、防腐剤、防臭剤、固体酸、中性子吸収剤など
として有用である。
【0003】また本発明により得られる表面にホウ酸ア
ルミニウムの被覆層を有する繊維状物質は、耐熱性、耐
薬品性、電気絶縁性、中性子吸収能などに優れているの
で、耐熱材、断熱材、絶縁材、強化複合材用の繊維配合
材、中性子吸収材などとして有用である。
ルミニウムの被覆層を有する繊維状物質は、耐熱性、耐
薬品性、電気絶縁性、中性子吸収能などに優れているの
で、耐熱材、断熱材、絶縁材、強化複合材用の繊維配合
材、中性子吸収材などとして有用である。
【0004】
【従来の技術とその問題点】繊維状物質は、その形状の
特異性、表面特性などに応じて、様々な分野で使用され
ている。
特異性、表面特性などに応じて、様々な分野で使用され
ている。
【0005】これらの繊維状物質としては、繊維状チタ
ン酸アルカリ金属、繊維状ホウ酸遷移金属塩、繊維状ホ
ウ酸アルカリ土類金属塩、酸化亜鉛ウイスカー、酸化チ
タンウイスカー、酸化マグネシウムウイスカー、石膏ウ
イスカー、珪酸アルミニウム(鉱物名ムライト)ウイス
カー、珪酸カルシウム(鉱物名ウォラストナイト)ウイ
スカー、炭化珪素ウイスカー、炭化チタンウイスカー、
窒化珪素ウイスカー、窒化チタンウイスカー、炭素繊
維、アルミナ繊維、アルミナ−シリカ繊維、ジルコニア
繊維、石英繊維などがあげられる。繊維状チタン酸アル
カリ金属、繊維状ホウ酸遷移金属塩および繊維状ホウ酸
アルカリ土類金属塩の代表的な繊維として、チタン酸カ
リウム繊維、ホウ酸アルミニウム繊維およびホウ酸マグ
ネシウム繊維があげられる。
ン酸アルカリ金属、繊維状ホウ酸遷移金属塩、繊維状ホ
ウ酸アルカリ土類金属塩、酸化亜鉛ウイスカー、酸化チ
タンウイスカー、酸化マグネシウムウイスカー、石膏ウ
イスカー、珪酸アルミニウム(鉱物名ムライト)ウイス
カー、珪酸カルシウム(鉱物名ウォラストナイト)ウイ
スカー、炭化珪素ウイスカー、炭化チタンウイスカー、
窒化珪素ウイスカー、窒化チタンウイスカー、炭素繊
維、アルミナ繊維、アルミナ−シリカ繊維、ジルコニア
繊維、石英繊維などがあげられる。繊維状チタン酸アル
カリ金属、繊維状ホウ酸遷移金属塩および繊維状ホウ酸
アルカリ土類金属塩の代表的な繊維として、チタン酸カ
リウム繊維、ホウ酸アルミニウム繊維およびホウ酸マグ
ネシウム繊維があげられる。
【0006】特にホウ酸アルミニウムについては、多く
の研究がなされており、この化合物は、耐熱性、熱衝撃
性、耐薬品性、中性子吸収能などの特性に優れているこ
とが知られている。また、2Al2O3・B2O3およ
び9Al2O3・2B2O3で表される化合物の常圧下
における状態図は、すでに完成され〔P.J.M.Gi
elisse;Nature,4836,69〜70
(1962)〕、またウイスカー形状においても、同じ
化合物が得られている〔C.Reynard;Bul
l.,Soc.fr.Mineral.Cristal
logr,100,28〜32(1977)〕。
の研究がなされており、この化合物は、耐熱性、熱衝撃
性、耐薬品性、中性子吸収能などの特性に優れているこ
とが知られている。また、2Al2O3・B2O3およ
び9Al2O3・2B2O3で表される化合物の常圧下
における状態図は、すでに完成され〔P.J.M.Gi
elisse;Nature,4836,69〜70
(1962)〕、またウイスカー形状においても、同じ
化合物が得られている〔C.Reynard;Bul
l.,Soc.fr.Mineral.Cristal
logr,100,28〜32(1977)〕。
【0007】一方、ホウ硫酸アルミニウムは、本願発明
者らにより完成されており、特願平4−108275号
として特許出願中である。
者らにより完成されており、特願平4−108275号
として特許出願中である。
【0008】式;2Al2O3・B2O3および9Al
2O3・2B2O3で示されるホウ酸アルミニウムのウ
イスカーは、その特性は優れているものの、製造コスト
が高いのが難点である。即ち、公知の製造法(特公平4
−21640号公報、特公平4−22880号公報、特
公平4−76356号公報、特公平4−76954号公
報、特公平4−76955号公報などを参照)において
は、合成時に非常に多量の硫酸塩、アルカリ金属のハロ
ゲン化物などを融剤として使用する必要があり、これら
は、コストの増大とともに焼成工程および後処理工程で
の効率の低下を招く。また、式2Al2O3・B2O3
および9Al2O3・2B2O3で示されるホウ酸アル
ミニウムのウイスカーは、比較的長い繊維の形成が困難
であり、仮に長繊維を得ることができたとしても、多結
晶化によるウイスカー強度の低下があることが報告され
ている(特公平4−21640号公報、特公平4−22
880号公報参照)。
2O3・2B2O3で示されるホウ酸アルミニウムのウ
イスカーは、その特性は優れているものの、製造コスト
が高いのが難点である。即ち、公知の製造法(特公平4
−21640号公報、特公平4−22880号公報、特
公平4−76356号公報、特公平4−76954号公
報、特公平4−76955号公報などを参照)において
は、合成時に非常に多量の硫酸塩、アルカリ金属のハロ
ゲン化物などを融剤として使用する必要があり、これら
は、コストの増大とともに焼成工程および後処理工程で
の効率の低下を招く。また、式2Al2O3・B2O3
および9Al2O3・2B2O3で示されるホウ酸アル
ミニウムのウイスカーは、比較的長い繊維の形成が困難
であり、仮に長繊維を得ることができたとしても、多結
晶化によるウイスカー強度の低下があることが報告され
ている(特公平4−21640号公報、特公平4−22
880号公報参照)。
【0009】一方、ホウ硫酸アルミニウムは、本願発明
者らにより完成されており、特願平4−108275号
として特許出願中である。この新規な化合物も、耐熱
性、耐薬品性、電気絶縁性、中性子吸収能などに優れて
いる
者らにより完成されており、特願平4−108275号
として特許出願中である。この新規な化合物も、耐熱
性、耐薬品性、電気絶縁性、中性子吸収能などに優れて
いる
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、繊維状の形
態において、ホウ硫酸アルミニウムまたはホウ酸アルミ
ニウムの優れた特性を利用する新たな技術を提供するこ
とを目的とする。
態において、ホウ硫酸アルミニウムまたはホウ酸アルミ
ニウムの優れた特性を利用する新たな技術を提供するこ
とを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記の様な
技術の現状に鑑みて鋭意研究を重ねた結果、繊維状物質
の表面にホウ硫酸アルミニウムまたはホウ酸アルミニウ
ムの被覆層を形成させる場合には、上記の目的を達成し
得ることを見出した。即ち、本発明は、表面がホウ硫酸
アルミニウムまたはホウ酸アルミニウムにより被覆され
た繊維状物質を提供するものである。
技術の現状に鑑みて鋭意研究を重ねた結果、繊維状物質
の表面にホウ硫酸アルミニウムまたはホウ酸アルミニウ
ムの被覆層を形成させる場合には、上記の目的を達成し
得ることを見出した。即ち、本発明は、表面がホウ硫酸
アルミニウムまたはホウ酸アルミニウムにより被覆され
た繊維状物質を提供するものである。
【0012】以下に、ホウ硫酸アルミニウムの被覆層を
備えた繊維状物質(本願第1発明という)、ホウ酸アル
ミニウムの被覆層を備えた繊維状物質(本願第2発明と
いう)およびそれらの製造方法(本願第3発明乃至本願
第5発明という)について詳細に説明する。なお、これ
らの発明に共通する事項について言及する場合には、単
に本願発明という。
備えた繊維状物質(本願第1発明という)、ホウ酸アル
ミニウムの被覆層を備えた繊維状物質(本願第2発明と
いう)およびそれらの製造方法(本願第3発明乃至本願
第5発明という)について詳細に説明する。なお、これ
らの発明に共通する事項について言及する場合には、単
に本願発明という。
【0013】本願第1発明は、表面にホウ硫酸アルミニ
ウムが被覆されていることを特徴とする繊維状物質であ
る。即ち、繊維状物質の表面には、一般式AlX・B
(OH)3X+3−2Y(SO4)Y・mH2O(但
し、0.4≦X≦10.0、0.1≦Y≦5.0、X/
Y≧2.0、0≦m≦4.0)で表されるホウ硫酸アル
ミニウムが被覆されている。
ウムが被覆されていることを特徴とする繊維状物質であ
る。即ち、繊維状物質の表面には、一般式AlX・B
(OH)3X+3−2Y(SO4)Y・mH2O(但
し、0.4≦X≦10.0、0.1≦Y≦5.0、X/
Y≧2.0、0≦m≦4.0)で表されるホウ硫酸アル
ミニウムが被覆されている。
【0014】本願第2発明は、表面にホウ酸アルミニウ
ムが被覆されていることを特徴とする繊維状物質であ
る。即ち、繊維状物質の表面には、式2Al2O3・B
2O3または9Al2O3・2B2O3で表されるホウ
酸アルミニウムが被覆されている。
ムが被覆されていることを特徴とする繊維状物質であ
る。即ち、繊維状物質の表面には、式2Al2O3・B
2O3または9Al2O3・2B2O3で表されるホウ
酸アルミニウムが被覆されている。
【0015】本願第3発明は、繊維状物質の存在下にお
いて、(イ)アルミニウムの硫酸塩と(ロ)アルミニウ
ムの水酸化物、アルカリ金属の水酸化物、アルカリ金属
の炭酸塩、アンモニウムの炭酸塩およびアンモニウムの
水酸化物の少なくとも1種とを反応させて繊維状物質の
表面に塩基性硫酸アルミニウムを被覆させた後、ホウ素
化合物をさらに反応させることにより、繊維状物質表面
にホウ硫酸アルミニウムの被覆層を形成させることを特
徴とする繊維状物質の製造方法乃至繊維状物質の表面改
質方法である。
いて、(イ)アルミニウムの硫酸塩と(ロ)アルミニウ
ムの水酸化物、アルカリ金属の水酸化物、アルカリ金属
の炭酸塩、アンモニウムの炭酸塩およびアンモニウムの
水酸化物の少なくとも1種とを反応させて繊維状物質の
表面に塩基性硫酸アルミニウムを被覆させた後、ホウ素
化合物をさらに反応させることにより、繊維状物質表面
にホウ硫酸アルミニウムの被覆層を形成させることを特
徴とする繊維状物質の製造方法乃至繊維状物質の表面改
質方法である。
【0016】本願第4発明は、繊維状物質の存在下にお
いて、(イ)アルミニウムの硫酸塩、ハロゲン化物、硝
酸塩および水酸化物の少なくとも1種と(ロ)ホウ素化
合物とを反応させることにより、繊維状物質の表面にホ
ウ酸アルミニウム水和物を形成させ、次いで該ホウ酸ア
ルミニウム水和物と硫酸および/または硫酸アルミニウ
ムとを反応させることにより、該表面にホウ硫酸アルミ
ニウムの被膜層を形成させることを特徴とする繊維状物
質の製造方法乃至繊維状物質の表面改質方法である。
いて、(イ)アルミニウムの硫酸塩、ハロゲン化物、硝
酸塩および水酸化物の少なくとも1種と(ロ)ホウ素化
合物とを反応させることにより、繊維状物質の表面にホ
ウ酸アルミニウム水和物を形成させ、次いで該ホウ酸ア
ルミニウム水和物と硫酸および/または硫酸アルミニウ
ムとを反応させることにより、該表面にホウ硫酸アルミ
ニウムの被膜層を形成させることを特徴とする繊維状物
質の製造方法乃至繊維状物質の表面改質方法である。
【0017】本願第5発明は、表面にホウ硫酸アルミニ
ウムの被覆層を形成させた繊維状物質を熱処理し、その
表面にホウ酸アルミニウムの被覆層を形成させる繊維状
物質の製造方法乃至繊維状物質の表面改質方法である、
この熱処理は、600乃至1200℃程度の温度で5分
乃至し8時間程度焼成した後、冷却することにより行な
う。なお、熱処理時の雰囲気は、特に限定されず、必要
に応じて、還元雰囲気或いは非酸化雰囲気で行なっても
良い。
ウムの被覆層を形成させた繊維状物質を熱処理し、その
表面にホウ酸アルミニウムの被覆層を形成させる繊維状
物質の製造方法乃至繊維状物質の表面改質方法である、
この熱処理は、600乃至1200℃程度の温度で5分
乃至し8時間程度焼成した後、冷却することにより行な
う。なお、熱処理時の雰囲気は、特に限定されず、必要
に応じて、還元雰囲気或いは非酸化雰囲気で行なっても
良い。
【0018】以下、本発明を詳細に説明する。
【0019】本願第1発明において、繊維状物質表面に
被覆されるホウ硫酸アルミニウムは、一般式AlX・B
(OH)3X+3−2Y(SO4)Y・mH2O(但
し、0.4≦X≦10.0、0.1≦Y≦5.0、X/
Y≧2.0、0≦m≦4.0)で表される。このホウ硫
酸アルミニウムは、水に不溶性で、安定な化合物であ
り、イオン交換能、抗菌性、中性子吸収能などに優れて
いるので、それ自体も、特に吸着剤、触媒、防腐剤、防
臭剤、固体酸、中性子吸収剤などとして有用である。こ
のホウ硫酸アルミニウムが繊維状物質表面に被覆層とし
て存在する場合には、これらの特性は、特に繊維状物質
の形状特性と組み合わされて、相乗的にさらに一層改善
された効果を発揮する。従って、本願第1発明による繊
維状物質の用途として、具体的には、例えばイオン交換
能を利用し、アンモニア、トリメチルアミンなどの悪臭
物質の吸着剤として、粉末状、顆粒状などの形態で使用
できる。或いは、これを単独または樹脂、紙およびバイ
ンダーなどを添加し、プリフォーム状、シート状或いは
フィルム状などのフィルターとすれば、包装材料、濾過
材料などとして利用できる。また、抗菌性を利用して、
壁材、塗料、履き物、衣服、木材などに防腐性、防菌性
などを付与することもできる。
被覆されるホウ硫酸アルミニウムは、一般式AlX・B
(OH)3X+3−2Y(SO4)Y・mH2O(但
し、0.4≦X≦10.0、0.1≦Y≦5.0、X/
Y≧2.0、0≦m≦4.0)で表される。このホウ硫
酸アルミニウムは、水に不溶性で、安定な化合物であ
り、イオン交換能、抗菌性、中性子吸収能などに優れて
いるので、それ自体も、特に吸着剤、触媒、防腐剤、防
臭剤、固体酸、中性子吸収剤などとして有用である。こ
のホウ硫酸アルミニウムが繊維状物質表面に被覆層とし
て存在する場合には、これらの特性は、特に繊維状物質
の形状特性と組み合わされて、相乗的にさらに一層改善
された効果を発揮する。従って、本願第1発明による繊
維状物質の用途として、具体的には、例えばイオン交換
能を利用し、アンモニア、トリメチルアミンなどの悪臭
物質の吸着剤として、粉末状、顆粒状などの形態で使用
できる。或いは、これを単独または樹脂、紙およびバイ
ンダーなどを添加し、プリフォーム状、シート状或いは
フィルム状などのフィルターとすれば、包装材料、濾過
材料などとして利用できる。また、抗菌性を利用して、
壁材、塗料、履き物、衣服、木材などに防腐性、防菌性
などを付与することもできる。
【0020】本願発明で用いる繊維状物質としては、特
に制限されず、種々のものが挙げられる。これらの繊維
状物質には、例えば、繊維状チタン酸アルカリ金属、繊
維状ホウ酸遷移金属塩、繊維状ホウ酸アルカリ土類金属
塩、酸化亜鉛ウイスカー、酸化チタンウイスカー、酸化
マグネシウムウイスカー、石膏ウイスカー、珪酸アルミ
ニウム(鉱物名ムライト)ウイスカー、珪酸カルシウム
(鉱物名ウォラストナイト)ウイスカー、炭化珪素ウイ
スカー、炭化チタンウイスカー、窒化珪素ウイスカー、
窒化チタンウイスカー、炭素繊維、アルミナ繊維、アル
ミナ−シリカ繊維、ジルコニア繊維、石英繊維などが包
含される。繊維状チタン酸アルカリ金属、繊維状ホウ酸
遷移金属塩および繊維状ホウ酸アルカリ土類金属塩の代
表的な繊維としては、それぞれチタン酸カリウム繊維、
ホウ酸アルミニウム繊維およびホウ酸マグネシウム繊維
があげられる。
に制限されず、種々のものが挙げられる。これらの繊維
状物質には、例えば、繊維状チタン酸アルカリ金属、繊
維状ホウ酸遷移金属塩、繊維状ホウ酸アルカリ土類金属
塩、酸化亜鉛ウイスカー、酸化チタンウイスカー、酸化
マグネシウムウイスカー、石膏ウイスカー、珪酸アルミ
ニウム(鉱物名ムライト)ウイスカー、珪酸カルシウム
(鉱物名ウォラストナイト)ウイスカー、炭化珪素ウイ
スカー、炭化チタンウイスカー、窒化珪素ウイスカー、
窒化チタンウイスカー、炭素繊維、アルミナ繊維、アル
ミナ−シリカ繊維、ジルコニア繊維、石英繊維などが包
含される。繊維状チタン酸アルカリ金属、繊維状ホウ酸
遷移金属塩および繊維状ホウ酸アルカリ土類金属塩の代
表的な繊維としては、それぞれチタン酸カリウム繊維、
ホウ酸アルミニウム繊維およびホウ酸マグネシウム繊維
があげられる。
【0021】表面にホウ硫酸アルミニウムの被覆層を形
成した繊維状物質の製造方法には、前記の様に本願第3
発明と本願第4発明の2つの方法がある。以下に、両方
法を説明する。
成した繊維状物質の製造方法には、前記の様に本願第3
発明と本願第4発明の2つの方法がある。以下に、両方
法を説明する。
【0022】まず、本願第3発明において、使用するア
ルミニウムの硫酸塩としては、例えば、硫酸アルミニウ
ムが挙げられる。この場合、必要に応じて、アルミニウ
ムのハロゲン化物、硝酸塩および水酸化物の少なくとも
1種を併用しても良く、これにより、反応系中の硫酸塩
の含量を容易に調節することができる。この様なアルミ
ニウムのハロゲン化物、硝酸塩および水酸化物(併用ア
ルミニウム化合物という)としては、例えば、塩化アル
ミニウム、硝酸アルミニウム、水酸化アルミニウムなど
が挙げられ、さらに水可溶性の化合物である限り、その
他のものも使用可能であり、特に制限されない。なお、
これらは、総アルミニウム塩における硫酸アルミニウム
の割合が4〜100%程度となるような範囲で併用する
ことができる。本願第2発明の実施に際しては、繊維状
物質を分散した水中で、上記のアルミニウムの硫酸塩
(必要ならば併用アルミニウム化合物)とアルミニウム
の水酸化物、アルカリ金属塩の水酸化物、アルカリ金属
の炭酸塩、アルカリ金属のアルミン酸塩、アンモニウム
の炭酸塩およびアンモニウムの水酸化物の少なくとも1
種とを当量比で1:4.5〜1:6.0程度の割合で反
応させる。この際、繊維状物質100重量部(以下単に
“部”という)対して、ホウ硫酸アルミニウムとして3
〜300部に相当する反応原料を使用する。アルミニウ
ムの水酸化物としては、例えば水酸化アルミニウムが挙
げられる。またアルカリ金属の水酸化物、炭酸塩及びア
ルミン酸塩並びにアンモニウムの炭酸塩及び水酸化物
(以下「アルカリ金属塩」という)としては、例えば水
酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、炭
酸水素ナトリウム、炭酸カリウム、アルミン酸ナトリウ
ム、アルミン酸カリウム、炭酸アンモニウム、重炭酸ア
ンモニウム、水酸化アンモニウムなどが例示されるが、
水可溶性の化合物であれば、特に制限されない。反応条
件は、通常5〜80℃程度、好ましくは20〜60℃程
度の温度で1〜5時間程度とする。この反応により、繊
維状物質の表面に塩基性硫酸アルミニウムの被膜が形成
される。次いで、繊維状物質を必要ならば水などで洗浄
した後、ホウ素化合物を添加し、水中で両者を反応させ
る。ホウ素化合物は、水可溶性である限り得に限定され
ず、例えば、オルトホウ酸、メタホウ酸、四ホウ酸ナト
リウム、ホウ酸カリウム、ホウ酸アンモニウムなどが例
示される。ホウ素化合物の添加量は、通常塩基性硫酸ア
ルミニウム100部に対し、オルトホウ酸として7〜2
50部程度、好ましくは7〜180部程度とする。ま
た、反応温度は、通常10〜200℃程度、好ましくは
50〜150℃程度とし、反応時間は1〜8時間程度と
する。反応終了後、繊維状物質を取り出し、水により洗
浄して不純物を除去し、乾燥することにより、本願第1
発明のホウ硫酸アルミニウムの被覆層を有する繊維状物
質が得られる。
ルミニウムの硫酸塩としては、例えば、硫酸アルミニウ
ムが挙げられる。この場合、必要に応じて、アルミニウ
ムのハロゲン化物、硝酸塩および水酸化物の少なくとも
1種を併用しても良く、これにより、反応系中の硫酸塩
の含量を容易に調節することができる。この様なアルミ
ニウムのハロゲン化物、硝酸塩および水酸化物(併用ア
ルミニウム化合物という)としては、例えば、塩化アル
ミニウム、硝酸アルミニウム、水酸化アルミニウムなど
が挙げられ、さらに水可溶性の化合物である限り、その
他のものも使用可能であり、特に制限されない。なお、
これらは、総アルミニウム塩における硫酸アルミニウム
の割合が4〜100%程度となるような範囲で併用する
ことができる。本願第2発明の実施に際しては、繊維状
物質を分散した水中で、上記のアルミニウムの硫酸塩
(必要ならば併用アルミニウム化合物)とアルミニウム
の水酸化物、アルカリ金属塩の水酸化物、アルカリ金属
の炭酸塩、アルカリ金属のアルミン酸塩、アンモニウム
の炭酸塩およびアンモニウムの水酸化物の少なくとも1
種とを当量比で1:4.5〜1:6.0程度の割合で反
応させる。この際、繊維状物質100重量部(以下単に
“部”という)対して、ホウ硫酸アルミニウムとして3
〜300部に相当する反応原料を使用する。アルミニウ
ムの水酸化物としては、例えば水酸化アルミニウムが挙
げられる。またアルカリ金属の水酸化物、炭酸塩及びア
ルミン酸塩並びにアンモニウムの炭酸塩及び水酸化物
(以下「アルカリ金属塩」という)としては、例えば水
酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、炭
酸水素ナトリウム、炭酸カリウム、アルミン酸ナトリウ
ム、アルミン酸カリウム、炭酸アンモニウム、重炭酸ア
ンモニウム、水酸化アンモニウムなどが例示されるが、
水可溶性の化合物であれば、特に制限されない。反応条
件は、通常5〜80℃程度、好ましくは20〜60℃程
度の温度で1〜5時間程度とする。この反応により、繊
維状物質の表面に塩基性硫酸アルミニウムの被膜が形成
される。次いで、繊維状物質を必要ならば水などで洗浄
した後、ホウ素化合物を添加し、水中で両者を反応させ
る。ホウ素化合物は、水可溶性である限り得に限定され
ず、例えば、オルトホウ酸、メタホウ酸、四ホウ酸ナト
リウム、ホウ酸カリウム、ホウ酸アンモニウムなどが例
示される。ホウ素化合物の添加量は、通常塩基性硫酸ア
ルミニウム100部に対し、オルトホウ酸として7〜2
50部程度、好ましくは7〜180部程度とする。ま
た、反応温度は、通常10〜200℃程度、好ましくは
50〜150℃程度とし、反応時間は1〜8時間程度と
する。反応終了後、繊維状物質を取り出し、水により洗
浄して不純物を除去し、乾燥することにより、本願第1
発明のホウ硫酸アルミニウムの被覆層を有する繊維状物
質が得られる。
【0023】本願第4発明による製造方法において、使
用するアルミニウムの硫酸塩、ハロゲン化物、硝酸塩及
び水酸化物(以下、「アルミニウム塩」という)は、本
願第3発明の場合と同様である。また、ホウ素化合物
も、本願第3発明の場合と同様である。本願第4発明に
おいては、繊維状物質の分散された水中で、アルミニウ
ム塩とホウ素化合物とをモル比で1:0.1〜1:2.
5程度の割合で、反応させる。反応条件は、通常5〜8
0℃程度、好ましくは20〜60℃程度の温度で1〜5
時間程度とする。この反応により、繊維状物質表面にホ
ウ酸アルミニウム水和物が生成する。次いで、ホウ酸ア
ルミニウム水和物被覆を有する繊維状物質を含む水に硫
酸および硫酸アルミニウムの少なくとも1種を添加す
る。硫酸および/または硫酸アルミニウムの添加量は、
通常ホウ酸アルミニウム水和物100部に対し、4〜1
00部程度、好ましくは4〜40部程度とする。硫酸お
よび/または硫酸アルミニウムの添加後の反応条件は、
通常温度10〜200℃程度、好ましくは50〜150
℃程度であり、反応時間は1〜8時間程度である。反応
終了後、繊維状物質を取り出し、水により洗浄して不純
物を除去し、乾燥することにより、本願第1発明のホウ
硫酸アルミニウムの被覆層を有する繊維状物質が得られ
る。
用するアルミニウムの硫酸塩、ハロゲン化物、硝酸塩及
び水酸化物(以下、「アルミニウム塩」という)は、本
願第3発明の場合と同様である。また、ホウ素化合物
も、本願第3発明の場合と同様である。本願第4発明に
おいては、繊維状物質の分散された水中で、アルミニウ
ム塩とホウ素化合物とをモル比で1:0.1〜1:2.
5程度の割合で、反応させる。反応条件は、通常5〜8
0℃程度、好ましくは20〜60℃程度の温度で1〜5
時間程度とする。この反応により、繊維状物質表面にホ
ウ酸アルミニウム水和物が生成する。次いで、ホウ酸ア
ルミニウム水和物被覆を有する繊維状物質を含む水に硫
酸および硫酸アルミニウムの少なくとも1種を添加す
る。硫酸および/または硫酸アルミニウムの添加量は、
通常ホウ酸アルミニウム水和物100部に対し、4〜1
00部程度、好ましくは4〜40部程度とする。硫酸お
よび/または硫酸アルミニウムの添加後の反応条件は、
通常温度10〜200℃程度、好ましくは50〜150
℃程度であり、反応時間は1〜8時間程度である。反応
終了後、繊維状物質を取り出し、水により洗浄して不純
物を除去し、乾燥することにより、本願第1発明のホウ
硫酸アルミニウムの被覆層を有する繊維状物質が得られ
る。
【0024】このようにして生成した繊維状物質表面の
ホウ硫酸アルミニウムは、水に不溶性であり、常温では
極めて安定した物質である。なお、繊維状物質表面のホ
ウ硫酸アルミニウムは、50〜100℃程度の比較的低
温で合成した場合には、非晶質の形態で得られ、また1
50〜200℃の比較的高温で長時間反応させて合成し
た場合には、低結晶化したものが得られる。
ホウ硫酸アルミニウムは、水に不溶性であり、常温では
極めて安定した物質である。なお、繊維状物質表面のホ
ウ硫酸アルミニウムは、50〜100℃程度の比較的低
温で合成した場合には、非晶質の形態で得られ、また1
50〜200℃の比較的高温で長時間反応させて合成し
た場合には、低結晶化したものが得られる。
【0025】本願第2発明による繊維状物質は、その表
面にホウ酸アルミニウムの被覆層を備えている。このホ
ウ酸アルミニウム被覆層は、式2Al2O3・B2O3
または9Al2O3・2B2O3で示される。これらの
ホウ酸アルミニウム被覆層は、いずれも耐薬品性、耐熱
性、耐熱衝撃性、中性子吸収能、電気絶縁性などに優れ
ている。これらのホウ酸アルミニウム被覆層を繊維状物
質表面に存在させる場合には、その特性と繊維状物質の
形状特性とが組み合わされて、相乗的な効果を発揮し
て、耐熱材、断熱材、強化複合材用の繊維材料などとし
て、極めて有用である。
面にホウ酸アルミニウムの被覆層を備えている。このホ
ウ酸アルミニウム被覆層は、式2Al2O3・B2O3
または9Al2O3・2B2O3で示される。これらの
ホウ酸アルミニウム被覆層は、いずれも耐薬品性、耐熱
性、耐熱衝撃性、中性子吸収能、電気絶縁性などに優れ
ている。これらのホウ酸アルミニウム被覆層を繊維状物
質表面に存在させる場合には、その特性と繊維状物質の
形状特性とが組み合わされて、相乗的な効果を発揮し
て、耐熱材、断熱材、強化複合材用の繊維材料などとし
て、極めて有用である。
【0026】表面にホウ酸アルミニウムを被覆した本願
第2発明の繊維状物質は、下記の本願第5発明により製
造される。
第2発明の繊維状物質は、下記の本願第5発明により製
造される。
【0027】即ち、本願第5発明は、本願第3発明また
は本願第4発明により作成した表面にホウ硫酸アルミニ
ウムの被覆層を有する繊維状物質を熱処理することによ
り、ホウ硫酸アルミニウムの被覆層をホウ酸アルミニウ
ムの被覆層に変換させる。
は本願第4発明により作成した表面にホウ硫酸アルミニ
ウムの被覆層を有する繊維状物質を熱処理することによ
り、ホウ硫酸アルミニウムの被覆層をホウ酸アルミニウ
ムの被覆層に変換させる。
【0028】繊維状物質表面の被覆層を均一な2Al2
O3・B2O3とする場合には、予め本願第3発明また
は本願第4発明による製造方法を実施する際に、形成さ
れる被覆層のホウ硫酸アルミニウム中のアルミニウムと
ホウ素とのモル比が1:0.5〜2.5となる様に合成
を行なっておく。ホウ硫酸アルミニウムの被覆層を備え
た繊維状物質の熱処理は、通常温度600〜1050℃
程度、好ましくは700〜1000℃程度で通常5分〜
8時間程度、好ましくは30分〜6時間程度で行なう。
加熱温度が600℃未満の場合には、ホウ硫酸アルミニ
ウム中のOH基、硫黄酸化物などが完全に遊離しないの
で、均一な2Al2O3・B2O3層を得ることが出来
ない。これに対し、加熱温度が1050℃を上回る場合
には、ホウ素成分の脱離、9Al2O3・2B2O3の
析出などを生じて、やはり均一な2Al2O3・B2O
3層を得ることが出来ない。
O3・B2O3とする場合には、予め本願第3発明また
は本願第4発明による製造方法を実施する際に、形成さ
れる被覆層のホウ硫酸アルミニウム中のアルミニウムと
ホウ素とのモル比が1:0.5〜2.5となる様に合成
を行なっておく。ホウ硫酸アルミニウムの被覆層を備え
た繊維状物質の熱処理は、通常温度600〜1050℃
程度、好ましくは700〜1000℃程度で通常5分〜
8時間程度、好ましくは30分〜6時間程度で行なう。
加熱温度が600℃未満の場合には、ホウ硫酸アルミニ
ウム中のOH基、硫黄酸化物などが完全に遊離しないの
で、均一な2Al2O3・B2O3層を得ることが出来
ない。これに対し、加熱温度が1050℃を上回る場合
には、ホウ素成分の脱離、9Al2O3・2B2O3の
析出などを生じて、やはり均一な2Al2O3・B2O
3層を得ることが出来ない。
【0029】また、繊維状物質表面の被覆層を均一な9
Al2O3・2B2O3とする場合には、予め本願第3
発明または本願第4発明による製造方法を実施する際
に、形成される被覆層のホウ硫酸アルミニウム中のアル
ミニウムとホウ素とのモル比が1:0.22〜1.50
となる様に合成を行なっておく。この様にして得られた
ホウ硫酸アルミニウムの被覆層を備えた繊維状物質の熱
処理は、通常温度900〜1200℃程度、好ましくは
1000〜1150℃程度で5分〜8時間程度、好まし
くは30分〜6時間程度の条件で行なう。この際加熱温
度が900℃未満では、2Al2O3・B2O3層が析
出したり、OH基、硫黄酸化物などが完全に遊離しなか
ったりして、均一な9Al2O3・2B2O3層を得る
ことが出来ない。一方、加熱温度が1200℃を上回る
場合には、ホウ素成分の脱離が起こり、やはり均一な9
Al2O3・2B2O3層を得ることが出来ない。
Al2O3・2B2O3とする場合には、予め本願第3
発明または本願第4発明による製造方法を実施する際
に、形成される被覆層のホウ硫酸アルミニウム中のアル
ミニウムとホウ素とのモル比が1:0.22〜1.50
となる様に合成を行なっておく。この様にして得られた
ホウ硫酸アルミニウムの被覆層を備えた繊維状物質の熱
処理は、通常温度900〜1200℃程度、好ましくは
1000〜1150℃程度で5分〜8時間程度、好まし
くは30分〜6時間程度の条件で行なう。この際加熱温
度が900℃未満では、2Al2O3・B2O3層が析
出したり、OH基、硫黄酸化物などが完全に遊離しなか
ったりして、均一な9Al2O3・2B2O3層を得る
ことが出来ない。一方、加熱温度が1200℃を上回る
場合には、ホウ素成分の脱離が起こり、やはり均一な9
Al2O3・2B2O3層を得ることが出来ない。
【0030】
【発明の効果】本発明によれば、繊維状物質表面にホウ
硫酸アルミニウムまたはホウ酸アルミニウム被覆層を備
えた繊維状物質が容易且つ安価に得られる。
硫酸アルミニウムまたはホウ酸アルミニウム被覆層を備
えた繊維状物質が容易且つ安価に得られる。
【0031】また、この繊維状物質は、ホウ硫酸アルミ
ニウムまたはホウ酸アルミニウムの優れた特性をそのま
ま発揮するのみならず、繊維状物質との相乗的効果によ
り、その有用性がより高いものとなる。
ニウムまたはホウ酸アルミニウムの優れた特性をそのま
ま発揮するのみならず、繊維状物質との相乗的効果によ
り、その有用性がより高いものとなる。
【0032】
【実施例】以下に本発明の実施例を示し、本発明の特徴
とするところをさらに詳しく説明する。以下の各実施例
は、本発明の一部を示すものに過ぎず、本発明は、これ
ら実施例により限定されるものではない。
とするところをさらに詳しく説明する。以下の各実施例
は、本発明の一部を示すものに過ぎず、本発明は、これ
ら実施例により限定されるものではない。
【0033】なお、実施例1〜8における反応生成物の
収量、チタン酸カリウム繊維に対するホウ硫酸アルミニ
ウムの被覆量、前記式で表わされるホウ硫酸アルミニウ
ム中のX、Yおよびmの値、分析値を表1に示し、実施
例9〜11および比較例1についての同様の結果を表2
に示し、実施例12〜13および比較例2における同様
の結果を表3に示す。 実施例1 6チタン酸カリウム繊維(大塚化学(株)製,TISM
O−N)200gを水2.5lに分散した後、硫酸アル
ミニウム18水塩41.1gを水に溶解させて115m
lとした溶液を20〜30℃の温度で攪拌しながらゆっ
くりと加えた。さらに、得られた溶液にアルミン酸ソー
ダ(Na2O・Al2O3)13.0gと苛性ソーダ
4.1gとを水に溶かして80mlとした溶液を20〜
30℃の温度で攪拌しながらゆっくりと加えて、反応混
合液とした。次いで、上記混合液のpHが3.5〜4.
0になるように希硫酸を添加しつつ、反応を5時間行な
った。次いで、上記で得られた反応生成液にオルトホウ
酸5.8gを加え、60℃で2時間反応させた後、生成
物を濾過分離し、水で洗浄して不純物を除去し、乾燥し
て、反応乾燥物228gを得た。
収量、チタン酸カリウム繊維に対するホウ硫酸アルミニ
ウムの被覆量、前記式で表わされるホウ硫酸アルミニウ
ム中のX、Yおよびmの値、分析値を表1に示し、実施
例9〜11および比較例1についての同様の結果を表2
に示し、実施例12〜13および比較例2における同様
の結果を表3に示す。 実施例1 6チタン酸カリウム繊維(大塚化学(株)製,TISM
O−N)200gを水2.5lに分散した後、硫酸アル
ミニウム18水塩41.1gを水に溶解させて115m
lとした溶液を20〜30℃の温度で攪拌しながらゆっ
くりと加えた。さらに、得られた溶液にアルミン酸ソー
ダ(Na2O・Al2O3)13.0gと苛性ソーダ
4.1gとを水に溶かして80mlとした溶液を20〜
30℃の温度で攪拌しながらゆっくりと加えて、反応混
合液とした。次いで、上記混合液のpHが3.5〜4.
0になるように希硫酸を添加しつつ、反応を5時間行な
った。次いで、上記で得られた反応生成液にオルトホウ
酸5.8gを加え、60℃で2時間反応させた後、生成
物を濾過分離し、水で洗浄して不純物を除去し、乾燥し
て、反応乾燥物228gを得た。
【0034】この反応乾燥物を分析したところ、繊維状
物質としての6チタン酸カリウム繊維は、酸化アルミニ
ウムとして5.79%、酸化ホウ素として1.37%お
よび硫酸塩として2.63%を含み、強熱減量が4.2
8%であり、式Al2.88・B(OH)10.2(S
O4)0.70・0.9H2Oで表わされるホウ硫酸ア
ルミニウム化合物で被覆されていることが確認された。
物質としての6チタン酸カリウム繊維は、酸化アルミニ
ウムとして5.79%、酸化ホウ素として1.37%お
よび硫酸塩として2.63%を含み、強熱減量が4.2
8%であり、式Al2.88・B(OH)10.2(S
O4)0.70・0.9H2Oで表わされるホウ硫酸ア
ルミニウム化合物で被覆されていることが確認された。
【0035】さらに、上記のホウ硫酸アルミニウムによ
り被覆された6チタン酸カリウム繊維を1100℃で3
時間焼成することにより、6チタン酸カリウム繊維表面
にホウ酸アルミニウム(9Al2O3・2B2O3)の
被覆層が形成されていることを確認した。 <走査型電子顕微鏡>上記ホウ硫酸アルミニウムが被覆
されたチタン酸カリウム繊維を試料として、走査型電子
顕微鏡により、写真撮影を行なった。その結果を図1と
して示す。 <X線回折分析>また、上記のホウ酸アルミニウム(9
Al2O3・2B2O3)により被覆されたチタン酸カ
リウム繊維を試料として、X線回折分析を行なった。そ
の結果を図2として示す。 実施例2 6チタン酸カリウム繊維(大塚化学(株)製,TISM
O−N)50gを水1.5lに分散した後、これに硫酸
アルミニウム18水塩152.7gを水に溶解させて4
20mlとした溶液を20〜30℃の温度で攪拌しなが
らゆっくりと加えた。さらに、得られた溶液にアルミン
酸ソーダ(Na2O・Al2O3)48.3gと苛性ソ
ーダ15.0gとを水に溶かして320mlとした溶液
を20〜30℃の温度で攪拌しながらゆっくりと加え
て、反応混合液とした。次いで、上記反応混合液のpH
が3.5〜4.0になる様に、希硫酸を添加しつつ、反
応を5時間行なった。次いで、上記の反応終了後の生成
物にオルトホウ酸43.2gを加え、さらに60℃で2
時間反応させた後、生成物を濾過分離し、水で洗浄して
不純物を除去し、乾燥して反応乾燥物195.2gを得
た。
り被覆された6チタン酸カリウム繊維を1100℃で3
時間焼成することにより、6チタン酸カリウム繊維表面
にホウ酸アルミニウム(9Al2O3・2B2O3)の
被覆層が形成されていることを確認した。 <走査型電子顕微鏡>上記ホウ硫酸アルミニウムが被覆
されたチタン酸カリウム繊維を試料として、走査型電子
顕微鏡により、写真撮影を行なった。その結果を図1と
して示す。 <X線回折分析>また、上記のホウ酸アルミニウム(9
Al2O3・2B2O3)により被覆されたチタン酸カ
リウム繊維を試料として、X線回折分析を行なった。そ
の結果を図2として示す。 実施例2 6チタン酸カリウム繊維(大塚化学(株)製,TISM
O−N)50gを水1.5lに分散した後、これに硫酸
アルミニウム18水塩152.7gを水に溶解させて4
20mlとした溶液を20〜30℃の温度で攪拌しなが
らゆっくりと加えた。さらに、得られた溶液にアルミン
酸ソーダ(Na2O・Al2O3)48.3gと苛性ソ
ーダ15.0gとを水に溶かして320mlとした溶液
を20〜30℃の温度で攪拌しながらゆっくりと加え
て、反応混合液とした。次いで、上記反応混合液のpH
が3.5〜4.0になる様に、希硫酸を添加しつつ、反
応を5時間行なった。次いで、上記の反応終了後の生成
物にオルトホウ酸43.2gを加え、さらに60℃で2
時間反応させた後、生成物を濾過分離し、水で洗浄して
不純物を除去し、乾燥して反応乾燥物195.2gを得
た。
【0036】この乾燥物を分析した結果、6チタン酸カ
リウム繊維は、酸化アルミニウムとして27.40%、
酸化ホウ素として12.47%および硫酸塩として1
2.75%を含み、強熱減量が24.11%であり、式
Al1.50・B(OH)6.7(SO4)0.37・
0.4H2Oで表わされるホウ硫酸アルミニウム化合物
により被覆されていることを確認した。
リウム繊維は、酸化アルミニウムとして27.40%、
酸化ホウ素として12.47%および硫酸塩として1
2.75%を含み、強熱減量が24.11%であり、式
Al1.50・B(OH)6.7(SO4)0.37・
0.4H2Oで表わされるホウ硫酸アルミニウム化合物
により被覆されていることを確認した。
【0037】さらに、上記のホウ硫酸アルミニウムによ
り被覆された6チタン酸カリウム繊維を850℃で3時
間焼成することにより、6チタン酸カリウム繊維表面に
ホウ酸アルミニウム(2Al2O3・B2O3)の被覆
層が形成されていることを確認した。 <X線回折分析>上記ホウ酸アルミニウム(2Al2O
3・B2O3)により被覆された6チタン酸カリウム繊
維についてX線回折分析を行なった。その結果を図3に
示す。 実施例3 6チタン酸カリウム繊維(大塚化学(株)製,TISM
O−N)200gを水2.5lに分散した後、硫酸アル
ミニウム18水塩8.2gを水に溶解させて25mlと
した溶液を20〜30℃の温度で攪拌しながらゆっくり
と加えた後、アルミン酸ソーダ(Na2O・Al
2O3)2.6gと苛性ソーダ0.8gとを水に溶かし
てそれぞれ20mlとした2種の溶液を20〜30℃の
温度で攪拌しながらゆっくりと加え、反応混合液とし
た。次いで、上記混合液のpHが3.5〜4.0となる
様に希硫酸により調整しつつ、反応を5時間行なった。
反応終了後、反応生成物にオルトホウ酸0.4gを加
え、60℃で2時間反応させた後、生成物を濾過分離
し、水で洗浄して不純物を除去し、乾燥して反応乾燥物
205.9gを得た。
り被覆された6チタン酸カリウム繊維を850℃で3時
間焼成することにより、6チタン酸カリウム繊維表面に
ホウ酸アルミニウム(2Al2O3・B2O3)の被覆
層が形成されていることを確認した。 <X線回折分析>上記ホウ酸アルミニウム(2Al2O
3・B2O3)により被覆された6チタン酸カリウム繊
維についてX線回折分析を行なった。その結果を図3に
示す。 実施例3 6チタン酸カリウム繊維(大塚化学(株)製,TISM
O−N)200gを水2.5lに分散した後、硫酸アル
ミニウム18水塩8.2gを水に溶解させて25mlと
した溶液を20〜30℃の温度で攪拌しながらゆっくり
と加えた後、アルミン酸ソーダ(Na2O・Al
2O3)2.6gと苛性ソーダ0.8gとを水に溶かし
てそれぞれ20mlとした2種の溶液を20〜30℃の
温度で攪拌しながらゆっくりと加え、反応混合液とし
た。次いで、上記混合液のpHが3.5〜4.0となる
様に希硫酸により調整しつつ、反応を5時間行なった。
反応終了後、反応生成物にオルトホウ酸0.4gを加
え、60℃で2時間反応させた後、生成物を濾過分離
し、水で洗浄して不純物を除去し、乾燥して反応乾燥物
205.9gを得た。
【0038】この乾燥物を分析した結果、6チタン酸カ
リウム繊維の表面は、酸化アルミニウムとして1.47
%、酸化ホウ素として0.12%および硫酸塩として
0.23%を含み且つ強熱減量が0.88%であり、式
Al8.33・B(OH)26.6(SO4)0.7・
0.9H2Oで表わされるホウ硫酸アルミニウム化合物
で被覆されていることを確認した。 実施例4〜5 6チタン酸カリウム繊維(大塚化学(株)製,TISM
O−N)150gを水2.0lに分散した後、硫酸アル
ミニウム18水塩48.3g(または102.4g)を
水に溶解させて135ml(または285ml)とした
溶液を20〜30℃の温度で攪拌しながらゆっくりと加
えた後、アルミン酸ソーダ(Na2O・Al2O3)1
5.3g(または32.5g)と苛性ソーダ4.7g
(または10.0g)を水に溶かして100mlおよび
(200ml)とした溶液を20〜30℃の温度で攪拌
しながらゆっくりと加えて反応混合液とした。次いで、
上記反応混合液のpHが3.5〜4.0となる様に希硫
酸を添加しつつ、反応を5時間行なった。上記の反応終
了後の生成物にオルトホウ酸41.1g(または4.4
g)を加え、60℃で2時間反応させた後、生成物を濾
過分離し、水で洗浄して不純物を除去し、乾燥すること
により、反応乾燥物205.6g(または209.7
g)を得た。
リウム繊維の表面は、酸化アルミニウムとして1.47
%、酸化ホウ素として0.12%および硫酸塩として
0.23%を含み且つ強熱減量が0.88%であり、式
Al8.33・B(OH)26.6(SO4)0.7・
0.9H2Oで表わされるホウ硫酸アルミニウム化合物
で被覆されていることを確認した。 実施例4〜5 6チタン酸カリウム繊維(大塚化学(株)製,TISM
O−N)150gを水2.0lに分散した後、硫酸アル
ミニウム18水塩48.3g(または102.4g)を
水に溶解させて135ml(または285ml)とした
溶液を20〜30℃の温度で攪拌しながらゆっくりと加
えた後、アルミン酸ソーダ(Na2O・Al2O3)1
5.3g(または32.5g)と苛性ソーダ4.7g
(または10.0g)を水に溶かして100mlおよび
(200ml)とした溶液を20〜30℃の温度で攪拌
しながらゆっくりと加えて反応混合液とした。次いで、
上記反応混合液のpHが3.5〜4.0となる様に希硫
酸を添加しつつ、反応を5時間行なった。上記の反応終
了後の生成物にオルトホウ酸41.1g(または4.4
g)を加え、60℃で2時間反応させた後、生成物を濾
過分離し、水で洗浄して不純物を除去し、乾燥すること
により、反応乾燥物205.6g(または209.7
g)を得た。
【0039】得られた2種の乾燥物を分析した結果、酸
化アルミニウムとして8.13%(または15.94
%)、酸化ホウ素として9.85%(または1.09
%)および硫酸塩として2.71%(または0.94
%)を含有し、強熱減量が11.50%(または9.8
7%)であり、式Al0.56・B(OH)4.5(S
O4)0.10・0.06H2O(またはAl9.98
・B(OH)32.3(SO4)0.31・1.4H2
O)で表わされるホウ硫酸アルミニウム化合物により、
6チタン酸カリウム繊維表面が被覆されていることを確
認した。 実施例6〜7 6チタン酸カリウム繊維(大塚化学(株)製,TISM
O−N)100gを水1.5lに分散した後、硫酸アル
ミニウム18水塩64.6g(または137.0g)を
水に溶解させて180ml(または380ml)とした
溶液を20〜30℃の温度で攪拌しながらゆっくりと加
えた。さらに、アルミン酸ソーダ(Na2O・Al2O
3)20.4g(または43.3g)と苛性ソーダ6.
3g(または13.4g)を水に溶かして135ml
(または285ml)とした溶液を20〜30℃の温度
で攪拌しながらゆっくりと加えて反応混合液とした。次
いで、希硫酸を添加して上記反応混合液のpHが3.5
〜4.0となるように調整しつつ、反応を5時間行なっ
た。次いで、上記の反応による生成物にオルトホウ酸5
4.8g(または5.8g)を加え、60℃で2時間反
応させた後、生成物を濾過分離し、水洗して不純物を除
去し、乾燥することにより、反応乾燥物203.6g
(または217.1g)を得た。
化アルミニウムとして8.13%(または15.94
%)、酸化ホウ素として9.85%(または1.09
%)および硫酸塩として2.71%(または0.94
%)を含有し、強熱減量が11.50%(または9.8
7%)であり、式Al0.56・B(OH)4.5(S
O4)0.10・0.06H2O(またはAl9.98
・B(OH)32.3(SO4)0.31・1.4H2
O)で表わされるホウ硫酸アルミニウム化合物により、
6チタン酸カリウム繊維表面が被覆されていることを確
認した。 実施例6〜7 6チタン酸カリウム繊維(大塚化学(株)製,TISM
O−N)100gを水1.5lに分散した後、硫酸アル
ミニウム18水塩64.6g(または137.0g)を
水に溶解させて180ml(または380ml)とした
溶液を20〜30℃の温度で攪拌しながらゆっくりと加
えた。さらに、アルミン酸ソーダ(Na2O・Al2O
3)20.4g(または43.3g)と苛性ソーダ6.
3g(または13.4g)を水に溶かして135ml
(または285ml)とした溶液を20〜30℃の温度
で攪拌しながらゆっくりと加えて反応混合液とした。次
いで、希硫酸を添加して上記反応混合液のpHが3.5
〜4.0となるように調整しつつ、反応を5時間行なっ
た。次いで、上記の反応による生成物にオルトホウ酸5
4.8g(または5.8g)を加え、60℃で2時間反
応させた後、生成物を濾過分離し、水洗して不純物を除
去し、乾燥することにより、反応乾燥物203.6g
(または217.1g)を得た。
【0040】この乾燥生成物を分析した結果、下記構成
のホウ硫酸アルミニウム化合物で被覆された2種の6チ
タン酸カリウム繊維を得た。 (イ)実施例6;酸化アルミニウムとして10.86
%、酸化ホウ素として14.25%、硫酸塩として5.
20%を含有し、強熱減量が18.44%であり、式A
l0.52・B(OH)4.3(SO4)0.13・
0.4H2Oで表わされるホウ硫酸アルミニウム化合物
で被覆されている。 (ロ)実施例7;酸化アルミニウムとして21.54
%、酸化ホウ素として1.63%および硫酸塩として,
11.43%を含有し、強熱減量が15.51%であ
り、式Al9.02・B(OH)24.9(SO4)
2.54・3.9H2Oで表わされるホウ硫酸アルミニ
ウム化合物で被覆されている。 実施例8〜9 6チタン酸カリウム繊維(大塚化学(株)製,TISM
O−N)50gを水1.5lに分散した後、硫酸アルミ
ニウム18水塩97.2g(または204.9g)を水
に溶解させて270ml(または570ml)とした溶
液を20〜30℃の温度で攪拌しながらゆっくりと加え
た後、アルミン酸ソーダ(Na2O・Al2O3)3
0.5g(または64.8g)と苛性ソーダ9.5g
(または20.1g)を水に溶かして200ml(また
は430ml)とした溶液を20〜30℃の温度で攪拌
しながらゆっくりと加えて、反応混合液とした。次い
で、希硫酸を添加して上記反応混合液のpHが3.5〜
4.0となる様に調整しながら反応を5時間行なった。
次いで、上記反応の生成物にオルトホウ酸82.2g
(または8.7g)を加え、60℃で2時間反応させた
後、反応生成物を濾過分離し、水洗して不純物を除去
し、乾燥することにより、反応乾燥物196.3g(ま
たは191.0g)を得た。
のホウ硫酸アルミニウム化合物で被覆された2種の6チ
タン酸カリウム繊維を得た。 (イ)実施例6;酸化アルミニウムとして10.86
%、酸化ホウ素として14.25%、硫酸塩として5.
20%を含有し、強熱減量が18.44%であり、式A
l0.52・B(OH)4.3(SO4)0.13・
0.4H2Oで表わされるホウ硫酸アルミニウム化合物
で被覆されている。 (ロ)実施例7;酸化アルミニウムとして21.54
%、酸化ホウ素として1.63%および硫酸塩として,
11.43%を含有し、強熱減量が15.51%であ
り、式Al9.02・B(OH)24.9(SO4)
2.54・3.9H2Oで表わされるホウ硫酸アルミニ
ウム化合物で被覆されている。 実施例8〜9 6チタン酸カリウム繊維(大塚化学(株)製,TISM
O−N)50gを水1.5lに分散した後、硫酸アルミ
ニウム18水塩97.2g(または204.9g)を水
に溶解させて270ml(または570ml)とした溶
液を20〜30℃の温度で攪拌しながらゆっくりと加え
た後、アルミン酸ソーダ(Na2O・Al2O3)3
0.5g(または64.8g)と苛性ソーダ9.5g
(または20.1g)を水に溶かして200ml(また
は430ml)とした溶液を20〜30℃の温度で攪拌
しながらゆっくりと加えて、反応混合液とした。次い
で、希硫酸を添加して上記反応混合液のpHが3.5〜
4.0となる様に調整しながら反応を5時間行なった。
次いで、上記反応の生成物にオルトホウ酸82.2g
(または8.7g)を加え、60℃で2時間反応させた
後、反応生成物を濾過分離し、水洗して不純物を除去
し、乾燥することにより、反応乾燥物196.3g(ま
たは191.0g)を得た。
【0041】この乾燥物を分析した結果、下記構成のホ
ウ硫酸アルミニウム化合物で被覆された2種の6チタン
酸カリウム繊維を得た。 (イ)実施例8;酸化アルミニウムとして13.67
%、酸化ホウ素として17.80%、硫酸塩として6.
51%を含有し、強熱減量が45.24%であり、式A
l0.52・B(OH)4.3(SO4)0.13・
2.8H2Oで表わされるホウ硫酸アルミニウム化合物
で被覆されている。 (ロ)実施例9;酸化アルミニウムとして32.66
%、酸化ホウ素として2.23%および硫酸塩として、
18.20%を含有し、強熱減量が19.49%であ
り、式Al10.00・B(OH)27.1(SO4)
2.96・3.9H2Oで表わされるホウ硫酸アルミニ
ウム化合物で被覆されている。 実施例10 6チタン酸カリウム繊維(大塚化学(株)製,TISM
O−N)200gを水2.5lに分散し、重炭酸アンモ
ニウム72.8gを添加した後、塩化アルミニウム6水
塩61.1gを水に溶解して145mlとした溶液を攪
拌しながらゆっくりと加え、温度を30〜40℃に保持
して3時間反応させた。反応終了後、反応生成物を濾過
し、水洗して不純物を除去することにより、スラリー8
80gを得た。このスラリーに水1lを加えて希釈した
後、オルトホウ酸2.6gを加え、130℃に加温して
6時間反応を行なった。得られた反応生成物に30%希
硫酸15mlを加えて100℃で3時間反応を行なっ
た。反応生成物を濾過し、水洗し、乾燥して、生成物2
14.0gを得た。
ウ硫酸アルミニウム化合物で被覆された2種の6チタン
酸カリウム繊維を得た。 (イ)実施例8;酸化アルミニウムとして13.67
%、酸化ホウ素として17.80%、硫酸塩として6.
51%を含有し、強熱減量が45.24%であり、式A
l0.52・B(OH)4.3(SO4)0.13・
2.8H2Oで表わされるホウ硫酸アルミニウム化合物
で被覆されている。 (ロ)実施例9;酸化アルミニウムとして32.66
%、酸化ホウ素として2.23%および硫酸塩として、
18.20%を含有し、強熱減量が19.49%であ
り、式Al10.00・B(OH)27.1(SO4)
2.96・3.9H2Oで表わされるホウ硫酸アルミニ
ウム化合物で被覆されている。 実施例10 6チタン酸カリウム繊維(大塚化学(株)製,TISM
O−N)200gを水2.5lに分散し、重炭酸アンモ
ニウム72.8gを添加した後、塩化アルミニウム6水
塩61.1gを水に溶解して145mlとした溶液を攪
拌しながらゆっくりと加え、温度を30〜40℃に保持
して3時間反応させた。反応終了後、反応生成物を濾過
し、水洗して不純物を除去することにより、スラリー8
80gを得た。このスラリーに水1lを加えて希釈した
後、オルトホウ酸2.6gを加え、130℃に加温して
6時間反応を行なった。得られた反応生成物に30%希
硫酸15mlを加えて100℃で3時間反応を行なっ
た。反応生成物を濾過し、水洗し、乾燥して、生成物2
14.0gを得た。
【0042】この生成物を分析したところ、6チタン酸
カリウム繊維は、酸化アルミニウムとして2.71%、
酸化ホウ素として0.31%および硫酸塩として0.1
2%を含有し、強熱減量が1.73%であり、Al
5.97・B(OH)20.6(SO4)0.14・
0.5H2Oで表わされるホウ硫酸アルミニウム化合物
により、被覆されていることを確認した。 実施例11 6チタン酸カリウム繊維(大塚化学(株)製,TISM
O−N)200gを水2.5lに分散した後、硝酸アル
ミニウム9水塩73.6gを水250mlに溶解した溶
液をゆっくりと加え、さらにホウ酸アンモニウム8水塩
4.6g及び濃アンモニア水20mlを水40mlに加
えた溶液をゆっくりと加えて、反応混合液を調製した。
次いで、アンモニア水を添加して反応混合液のpHを7
〜8に調整しつつ、70〜80℃に加熱して3時間反応
させた。得られた反応液を濾過し、得られた濾過物を水
洗して不純物を除去し、脱水することにより、スラリー
580gを得た。このスラリーを水1lで希釈し、これ
に硫酸アルミニウム18水塩18.9gを水25mlに
溶解させた溶液を添加混合し、pHを3〜4に調整して
70〜80℃に加温し、3時間反応を続行した。反応生
成物を水洗し、脱水し、乾燥することにより、乾燥生成
物218.0gを得た。
カリウム繊維は、酸化アルミニウムとして2.71%、
酸化ホウ素として0.31%および硫酸塩として0.1
2%を含有し、強熱減量が1.73%であり、Al
5.97・B(OH)20.6(SO4)0.14・
0.5H2Oで表わされるホウ硫酸アルミニウム化合物
により、被覆されていることを確認した。 実施例11 6チタン酸カリウム繊維(大塚化学(株)製,TISM
O−N)200gを水2.5lに分散した後、硝酸アル
ミニウム9水塩73.6gを水250mlに溶解した溶
液をゆっくりと加え、さらにホウ酸アンモニウム8水塩
4.6g及び濃アンモニア水20mlを水40mlに加
えた溶液をゆっくりと加えて、反応混合液を調製した。
次いで、アンモニア水を添加して反応混合液のpHを7
〜8に調整しつつ、70〜80℃に加熱して3時間反応
させた。得られた反応液を濾過し、得られた濾過物を水
洗して不純物を除去し、脱水することにより、スラリー
580gを得た。このスラリーを水1lで希釈し、これ
に硫酸アルミニウム18水塩18.9gを水25mlに
溶解させた溶液を添加混合し、pHを3〜4に調整して
70〜80℃に加温し、3時間反応を続行した。反応生
成物を水洗し、脱水し、乾燥することにより、乾燥生成
物218.0gを得た。
【0043】この生成物を分析した結果、酸化アルミニ
ウムとして4.56%、酸化ホウ素として0.44%お
よび硫酸塩として0.47%を含有し、強熱減量が2.
97%であり、式Al7.10・B(OH)
23.5(SO4)0.39・1.3H2Oで表わされ
るホウ硫酸アルミニウム化合物により、6チタン酸カリ
ウム繊維が被覆されていることを確認した。 実施例12 アルミナ繊維(ICI(株)製,サフィル)60gを水
1.0lに分散した後、硫酸アルミニウム18水塩1
1.6gを水に溶解して30mlとした溶液と、アルミ
ン酸ソーダ(Na2O・Al2O3)4.1gおよび苛
性ソーダ1.3gを水に溶かして25mlとした溶液と
を中性pH域で且つ20〜30℃の温度で攪拌しながら
ゆっくりと同時に加え、1時間攪拌を行なって反応混合
液を得た。上記上記の混合生成物にオルトホウ酸1.1
gを加え、70℃で4時間反応させた後、生成物を濾過
分離し、水洗して不純物を除去し、乾燥することによ
り、反応乾燥物67.4gを得た。
ウムとして4.56%、酸化ホウ素として0.44%お
よび硫酸塩として0.47%を含有し、強熱減量が2.
97%であり、式Al7.10・B(OH)
23.5(SO4)0.39・1.3H2Oで表わされ
るホウ硫酸アルミニウム化合物により、6チタン酸カリ
ウム繊維が被覆されていることを確認した。 実施例12 アルミナ繊維(ICI(株)製,サフィル)60gを水
1.0lに分散した後、硫酸アルミニウム18水塩1
1.6gを水に溶解して30mlとした溶液と、アルミ
ン酸ソーダ(Na2O・Al2O3)4.1gおよび苛
性ソーダ1.3gを水に溶かして25mlとした溶液と
を中性pH域で且つ20〜30℃の温度で攪拌しながら
ゆっくりと同時に加え、1時間攪拌を行なって反応混合
液を得た。上記上記の混合生成物にオルトホウ酸1.1
gを加え、70℃で4時間反応させた後、生成物を濾過
分離し、水洗して不純物を除去し、乾燥することによ
り、反応乾燥物67.4gを得た。
【0044】この乾燥物を分析した結果、酸化アルミニ
ウムとして6.25%、酸化ホウ素として0.91%お
よび硫酸塩として1.35%を含み、強熱減量が3.9
%である式Al4.69・B(OH)16.0(S
O4)0.54・0.4H2Oで表わされるホウ硫酸ア
ルミニウム化合物により、アルミナ繊維が被覆されてい
ることを確認した。
ウムとして6.25%、酸化ホウ素として0.91%お
よび硫酸塩として1.35%を含み、強熱減量が3.9
%である式Al4.69・B(OH)16.0(S
O4)0.54・0.4H2Oで表わされるホウ硫酸ア
ルミニウム化合物により、アルミナ繊維が被覆されてい
ることを確認した。
【0045】さらに、上記のホウ硫酸アルミニウムによ
り被覆されたアルミナ繊維を1100℃で2時間焼成し
た後、1Nの塩酸水溶液中にて5時間煮沸し、脱水し、
洗浄し、乾燥させることにより、ホウ酸アルミニウム9
Al2O3・2B2O3により被覆されたアルミナ繊維
を得た。 実施例13 炭化珪素繊維(東海カーボン(株)製,トーカウイスカ
ー)60gを水1.0lに分散した後、硫酸アルミニウ
ム18水塩11.6gを水に溶解して30mlとした溶
液と、アルミン酸ソーダ(Na2O・Al2O3)4.
1gおよび苛性ソーダ1.3gを水に溶かして25ml
とした溶液を中性pH域で且つ20〜30℃の温度で攪
拌しながらゆっくりと同時に加え、1時間攪拌を行なっ
て、反応混合液を得た。上記反応混合物にオルトホウ酸
1.4gを加え、70℃で4時間反応させた後、生成物
を濾過分離し、水洗して不純物を除去し、乾燥すること
により、反応乾燥物68.4gを得た。
り被覆されたアルミナ繊維を1100℃で2時間焼成し
た後、1Nの塩酸水溶液中にて5時間煮沸し、脱水し、
洗浄し、乾燥させることにより、ホウ酸アルミニウム9
Al2O3・2B2O3により被覆されたアルミナ繊維
を得た。 実施例13 炭化珪素繊維(東海カーボン(株)製,トーカウイスカ
ー)60gを水1.0lに分散した後、硫酸アルミニウ
ム18水塩11.6gを水に溶解して30mlとした溶
液と、アルミン酸ソーダ(Na2O・Al2O3)4.
1gおよび苛性ソーダ1.3gを水に溶かして25ml
とした溶液を中性pH域で且つ20〜30℃の温度で攪
拌しながらゆっくりと同時に加え、1時間攪拌を行なっ
て、反応混合液を得た。上記反応混合物にオルトホウ酸
1.4gを加え、70℃で4時間反応させた後、生成物
を濾過分離し、水洗して不純物を除去し、乾燥すること
により、反応乾燥物68.4gを得た。
【0046】この乾燥物を分析した結果、酸化アルミニ
ウムとして6.39%、酸化ホウ素として1.19%お
よび硫酸塩として1.37%を含有し、強熱減量が3.
75%であり、式Al3.68・B(OH)
10.2(SO4)0.42・1.0H2Oで表わされ
るホウ硫酸アルミニウム化合物により、炭化珪素繊維が
被覆されていることを確認した。 <走査型電子顕微鏡>上記生成物について走査型電子顕
微鏡により写真撮影を行なった。その結果を図4に示
す。
ウムとして6.39%、酸化ホウ素として1.19%お
よび硫酸塩として1.37%を含有し、強熱減量が3.
75%であり、式Al3.68・B(OH)
10.2(SO4)0.42・1.0H2Oで表わされ
るホウ硫酸アルミニウム化合物により、炭化珪素繊維が
被覆されていることを確認した。 <走査型電子顕微鏡>上記生成物について走査型電子顕
微鏡により写真撮影を行なった。その結果を図4に示
す。
【0047】さらに、ホウ硫酸アルミニウムにより被覆
された炭化珪素繊維を1000℃で2時間焼成した後、
1Nの塩酸水溶液中にて5時間煮沸し、脱水し、洗浄
し、乾燥することにより、表面にホウ酸アルミニウム
(9Al2O3・2B2O3)が被覆された炭化珪素繊
維を得た。 <X線回折分析>上記のホウ酸アルミニウム(9Al2
O3・2B2O3)により表面を被覆された炭化珪素繊
維についてX線回折分析を行なった。その結果を図5に
示す。 <走査型電子顕微鏡>上記のホウ酸アルミニウム(9A
l2O3・2B2O3)により表面を被覆された炭化珪
素繊維について、走査型電子顕微鏡にて写真撮影を行な
った。その結果を図6に示す。 比較例1 6チタン酸カリウム繊維(大塚化学(株)製,TISM
O−N)200gを水2.5lに分散した後、実施例1
と同様に20〜30℃の温度で5時間攪拌を行なった。
さらに60℃で2時間反応させた後、生成物を濾過分離
し、水洗し、乾燥することにより、乾燥品200gが得
られた。 <X線回折分析>上記生成物について、X回折分析を行
なった。その結果を図7に示す。 <走査型電子顕微鏡>上記生成物について、走査型電子
顕微鏡で写真撮影を行なった。その結果を図8に示す。 比較例2 炭化珪素繊維(東海カーボン(株)製,トーカウイスカ
ー)20gを水0.5lに分散した後、実施例13と同
様に20〜30℃の温度で1時間攪拌を行なった。さら
に70℃で4時間反応させた後、生成物を濾過分離し、
水洗し、乾燥することにより、乾燥品が20g得られ
た。 <X線回折分析>上記生成物について、X線回折分析を
行なった。その結果を図10に示す。
された炭化珪素繊維を1000℃で2時間焼成した後、
1Nの塩酸水溶液中にて5時間煮沸し、脱水し、洗浄
し、乾燥することにより、表面にホウ酸アルミニウム
(9Al2O3・2B2O3)が被覆された炭化珪素繊
維を得た。 <X線回折分析>上記のホウ酸アルミニウム(9Al2
O3・2B2O3)により表面を被覆された炭化珪素繊
維についてX線回折分析を行なった。その結果を図5に
示す。 <走査型電子顕微鏡>上記のホウ酸アルミニウム(9A
l2O3・2B2O3)により表面を被覆された炭化珪
素繊維について、走査型電子顕微鏡にて写真撮影を行な
った。その結果を図6に示す。 比較例1 6チタン酸カリウム繊維(大塚化学(株)製,TISM
O−N)200gを水2.5lに分散した後、実施例1
と同様に20〜30℃の温度で5時間攪拌を行なった。
さらに60℃で2時間反応させた後、生成物を濾過分離
し、水洗し、乾燥することにより、乾燥品200gが得
られた。 <X線回折分析>上記生成物について、X回折分析を行
なった。その結果を図7に示す。 <走査型電子顕微鏡>上記生成物について、走査型電子
顕微鏡で写真撮影を行なった。その結果を図8に示す。 比較例2 炭化珪素繊維(東海カーボン(株)製,トーカウイスカ
ー)20gを水0.5lに分散した後、実施例13と同
様に20〜30℃の温度で1時間攪拌を行なった。さら
に70℃で4時間反応させた後、生成物を濾過分離し、
水洗し、乾燥することにより、乾燥品が20g得られ
た。 <X線回折分析>上記生成物について、X線回折分析を
行なった。その結果を図10に示す。
【0048】
【表1】
【0049】
【表2】
【0050】
【表3】
【図1】実施例1で得られたホウ硫酸アルミニウムによ
り被覆されたチタン酸カリウム繊維の走査型電子顕微鏡
写真である。
り被覆されたチタン酸カリウム繊維の走査型電子顕微鏡
写真である。
【図2】実施例1で得られたホウ酸アルミニウム(9A
l2O3・2B2O3)により被覆されたチタン酸カリ
ウム繊維のX線回折分析結果を示すチャートである。
l2O3・2B2O3)により被覆されたチタン酸カリ
ウム繊維のX線回折分析結果を示すチャートである。
【図3】実施例2で得られたホウ酸アルミニウム(2A
l2O3・B2O3)により被覆されたチタン酸カリウ
ム繊維のX線回折分析結果を示すチャートである。
l2O3・B2O3)により被覆されたチタン酸カリウ
ム繊維のX線回折分析結果を示すチャートである。
【図4】実施例13で得られたホウ硫酸アルミニウムに
より被覆されたチタン酸カリウム繊維の走査型電子顕微
鏡写真である。
より被覆されたチタン酸カリウム繊維の走査型電子顕微
鏡写真である。
【図5】実施例13で得られたホウ酸アルミニウム(9
Al2O3・2B2O3)により被覆された炭化珪素繊
維のX線回折分析結果を示すチャートである。
Al2O3・2B2O3)により被覆された炭化珪素繊
維のX線回折分析結果を示すチャートである。
【図6】実施例13で得られたホウ酸アルミニウム(9
Al2O3・2B2O3)により被覆された炭化珪素繊
維の走査型電子顕微鏡写真である。
Al2O3・2B2O3)により被覆された炭化珪素繊
維の走査型電子顕微鏡写真である。
【図7】比較例1で得られたチタン酸カリウム繊維のX
線回折分析結果を示すチャートである。
線回折分析結果を示すチャートである。
【図8】比較例1で得られたチタン酸カリウム繊維の走
査型電子顕微鏡写真である。
査型電子顕微鏡写真である。
【図9】比較例2で得られた炭化珪素繊維のX線回折分
析結果を示すチャートである。
析結果を示すチャートである。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C04B 35/80 (72)発明者 溝渕 治恵 徳島県徳島市川内町加賀須野463番地 大 塚化学株式会社徳島研究所内 (72)発明者 亀和 利広 徳島県鳴門市撫養町小桑島字前浜202
Claims (8)
- 【請求項1】 表面がホウ硫酸アルミニウムまたはホウ
酸アルミニウムにより被覆された繊維状物質。 - 【請求項2】 ホウ硫酸アルミニウムが、式AlX・B
(OH)3X+3−2Y(SO4)Y・mH2O(但
し、0.4≦X≦10.0、0.1≦Y≦5.0、X/
Y≧2.0、0≦m≦4.0)で表される請求項1に記
載の繊維状物質。 - 【請求項3】 ホウ酸アルミニウムが、式2Al2O3
・B2O3および/または9Al2O3・2B2O3で
表される請求項1に記載の繊維状物質。 - 【請求項4】 繊維状物質が、繊維状チタン酸アルカリ
金属、繊維状ホウ酸遷移金属塩、繊維状ホウ酸アルカリ
土類金属塩、酸化亜鉛ウイスカー、酸化チタンウイスカ
ー、酸化マグネシウムウイスカー、石膏ウイスカー、珪
酸アルミニウム(ムライト)ウイスカー、珪酸カルシウ
ム(ウォラストナイト)ウイスカー、炭化珪素ウイスカ
ー、炭化チタンウイスカー、窒化珪素ウイスカー、窒化
チタンウイスカー、炭素繊維、アルミナ繊維、アルミナ
−シリカ繊維、ジルコニア繊維及び石英繊維のいずれか
である請求項1に記載の繊維状物質。 - 【請求項5】 繊維状物質の存在下において、(イ)ア
ルミニウムの硫酸塩と(ロ)アルミニウムの水酸化物、
アルカリ金属の水酸化物、アルカリ金属の炭酸塩、アル
カリ金属のアルミン酸塩、アンモニウムの炭酸塩及びア
ンモニウムの水酸化物の少なくとも1種類とを反応させ
た後、ホウ素化合物を加え、さらに反応させることを特
徴とする、表面がホウ硫酸アルミニウムにより被覆され
た繊維状物質の製造方法。 - 【請求項6】 繊維状物質の存在下において、(イ)ア
ルミニウムの硫酸塩、ハロゲン化物、硝酸塩及び水酸化
物の少なくとも1種と(ロ)ホウ素化合物とを反応させ
て繊維状物質表面にホウ酸アルミニウム水和物を形成さ
せた後、該ホウ酸アルミニウム水和物と硫酸及び/又は
硫酸アルミニウムとを反応させることにより繊維状物質
表面にホウ硫酸アルミニウムを形成させることを特徴と
する、表面がホウ硫酸アルミニウムにより被覆された繊
維状物質の製造方法。 - 【請求項7】 表面がホウ硫酸アルミニウムにより被覆
された繊維状物質を熱処理することを特徴とする、表面
がホウ酸アルミニウムにより被覆された繊維状物質の製
造方法。 - 【請求項8】 熱処理操作を600℃乃至1200℃で
5分乃至8時間焼成した後冷却することにより行なう請
求項7に記載の繊維状物質の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5180593A JPH0782096A (ja) | 1993-06-14 | 1993-06-14 | 表面被覆された繊維状物質 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5180593A JPH0782096A (ja) | 1993-06-14 | 1993-06-14 | 表面被覆された繊維状物質 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0782096A true JPH0782096A (ja) | 1995-03-28 |
Family
ID=16085980
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5180593A Pending JPH0782096A (ja) | 1993-06-14 | 1993-06-14 | 表面被覆された繊維状物質 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0782096A (ja) |
-
1993
- 1993-06-14 JP JP5180593A patent/JPH0782096A/ja active Pending
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