JPH078246U - 回転式小物ケース - Google Patents

回転式小物ケース

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JPH078246U
JPH078246U JP3831793U JP3831793U JPH078246U JP H078246 U JPH078246 U JP H078246U JP 3831793 U JP3831793 U JP 3831793U JP 3831793 U JP3831793 U JP 3831793U JP H078246 U JPH078246 U JP H078246U
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真一 増永
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株式会社エーワ
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Abstract

(57)【要約】 【目的】回転保持具を樹脂製の単体構造とすることによ
り、蓋体および本体に対する回転保持具の取付作業を容
易にし、コストの低廉化、取付状態の均一化を図り、物
品に損傷を与えないようにする。 【構成】回転保持具6を、薄板状の基部11と、基部1
1から垂直に突出して孔部4,5に嵌入する突出部12
と、を一体に樹脂成形して構成し、突出部12の先端側
の所定範囲を孔部4,5の内径よりも大きい外径の大径
部12aにするとともに、大径部12aより基部11側
で孔部4、5の長さに略等しい長さの範囲を孔部4,5
の内径に略等しい外径の小径部12bにし、かつ、先端
から小径部12bに至るスリット13を形成した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、時計、貴金属製品、宝飾品またはアクセサリ等を収納する小物ケ ースに関し、特に、蓋体および本体を回転保持具により軸支した回転式小物ケー スに関する。
【0002】
【従来の技術】
時計、貴金属製品、宝飾品またはアクセサリー等を収納する小物ケースとして 、ケース内の物品を前後左右から目視できるようにすべく、本体の上面を被覆す る蓋体を本体から完全に分別することなく本体の下面側に回転移動するようにし た回転式小物ケースがある。かかる回転式小物ケースは、蓋体を本体に対して回 転移動させるために、蓋体および本体を軸支する回転保持具を備えている。
【0003】 従来の回転保持具は、図4に示すように、金属平板をプレス加工した基体51 の2箇所に孔部52を形成し、この孔部52に挿入される金属製の鋲53を備え ている。この鋲53を基体51の孔部52と小物ケースの蓋体54および本体5 5の孔部56,57とに嵌入し、蓋体54および本体55の内側に露出した鋲5 3の脚部をかしめて鋲53が孔部56,57から抜けないようにし、蓋体54と 本体55とを基体51により連結するようにしている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の回転式小物ケースでは、金属製の基体および鋲からなる 回転保持具を用いていたため、回転保持具を蓋体および本体に取り付ける際に、 ハンマ等の小道具または作業機械による鋲のかしめ作業が必要であり、回転保持 具の取付作業は、個々の部品が微細なことと相まって技術的熟練を要するととも に長時間化を招き、コストの上昇を招来する問題があった。
【0005】 また、取付状態が不揃いになりがちで、品質の安定性に欠け、蓋体および本体 が回転し難くなったり鋲の脱落を生じる問題があった。
【0006】 さらに、鋲のかしめ部分が収納される物品に当接して損傷を与え、商品価値を 低下させる問題もあった。
【0007】 この考案の目的は、回転保持具を樹脂製の単体構造とすることにより、蓋体お よび本体に対する回転保持具の取付作業を容易にし、コストの低廉化を図ること ができるとともに、均一な取付状態を実現して回転の不具合等の発生を防止でき 、収納される物品に損傷を与えることのない回転式小物ケースを提供することに ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この考案の回転式小物ケースは、所定距離だけ離間した2点で蓋体および本体 のそれぞれを軸支する回転保持具を備えた回転式小物ケースにおいて、 蓋体および本体のそれぞれに孔部を形成し、前記回転保持具が、薄板状の基部 と、この基部の一方の平面の前記所定距離だけ離間した2箇所で該平面から垂直 に突出して前記孔部に嵌入する突出部と、を一体に樹脂成形したものであって、 突出部の先端側の所定範囲を前記孔部の内径よりも大きい外径の大径部にすると ともに、この大径部より基部側で前記孔部の長さに略等しい長さの範囲を前記孔 部の内径に略等しい外径の小径部にし、かつ、先端から前記小径部に至るスリッ トを形成したことを特徴とする。
【0009】
【作用】
この考案においては、回転保持具が、基部と基部から突出する2個の突出部と が一体的に樹脂成形される。この突出部は、先端側の大径部と基部側の小径部と からなり、大径部の外径は蓋体および本体の孔部の内径より大きく、小径部の外 径は孔部の内径に略等しい。また、先端から小径部に至る間にスリットが形成さ れている。即ち、大径部の全範囲についてスリットが存在する。
【0010】 したがって、回転保持具の2個の突出部を蓋体および本体の孔部に対向させて 押し込むと、孔部の内径よりも外径が大きい大径部は、孔部の内周面によりスリ ットの両側から押圧されて弾性変形により小径化し、孔部内に嵌入する。さらに 基部を蓋体および本体方向に押し込むと、大径部は蓋体および本体の内側に露出 し、孔部内には小径部が位置する。蓋体および本体の内側に露出した大径部は孔 部からの押圧を受けなくなって弾性力により復元し、その外径は孔部の内径より も大きくなり、突出部は孔部から抜けなくなる。
【0011】
【実施例】
図1は、この考案の実施例である回転式小物ケースの組立図である。回転式小 物ケース1は、蓋体2と本体3とに分割して構成されており、蓋体2および本体 3のそれぞれにおいて互いに対向する2側面に孔部4,5が形成されている。蓋 体2において孔部4は側面の略中央部に形成されており、本体3において孔部5 は側面の後端近傍に形成されている。この孔部4,5のそれぞれに回転保持具6 の2個の突出部12のそれぞれが嵌入する。これによって、蓋体2と本体3とが 回転保持具6により連結されるとともに、蓋体2および本体3は回転保持具6に 対して相対的に回転自在にされ、蓋体2は本体3の上面を被覆する位置から図中 二点鎖線で示す本体3の下面に当接する位置まで回転移動することができる。
【0012】 図2(A)〜(C)は、上記回転式小物ケースに用いられる回転保持具の正面 図、底面図および背面図である。回転保持具6は、充分な強度および弾力性を備 えることを条件として選択されたナイロン樹脂等を素材として、公知の樹脂成形 技術により一体成形されている。回転保持具6は、基部11と、この基部11の 背面において所定距離だけ離間した2箇所から垂直に突出した突出部12により 構成されている。この所定距離は、回転式小物ケース1において本体3の孔部5 と、本体3の上面を被覆する位置にある蓋体2の孔部4との間の距離に等しくさ れている。基部11は、回転式小物ケース1の側面からの突出量を極力少なくす るために薄板状に形成されており、正面には美観を考慮して装飾的模様が施され ている。この模様は樹脂成形時に基部11および突出部12の外形と同時に形成 される。
【0013】 突出部12は、先端側の半球面状の大径部12aと、基部11側の小径部12 bとからなり、先端から小径部12bの中間に至る間にスリット13が形成され ている。小径部12bの長さLは、蓋体2および本体3の肉厚に等しいか、また は、若干長くされている。小径部12bは先端側で細く、基部11側で太いテー パ状に形成されており、後述するように、蓋体2および本体3の孔部4,5も外 側で広く、内側で狭いテーパ状に形成されており(図3参照)、小径部12bの 外径は孔部4,5の内径より若干小さくされている。これに対して大径部12a の最大径は、孔部4,5の外側の内径より小さく、内側の内径より大きくされて いる。したがって、大径部12aと小径部12bとの接合部分には、段部12c が形成される。スリット13の幅は、スリット13の両側に位置する大径部12 aがスリット13側に変形した際に、大径部12aの最大径が、孔部4,5の内 側の内径より小さくなる程度にされている。
【0014】 図3は、上記回転式小物ケースにおける蓋体および本体に対する回転保持具の 取付状態を示す要部の断面図である。蓋体2および本体3に回転保持具6を取り 付ける際には、まず、同図(A)に示すように回転保持具6の突出部12を蓋体 2および本体3の孔部4,5に対向させ、こののち、突出部12が孔部4,5内 に嵌入するようにして回転保持具6の基部11を蓋体2および本体3側に押圧す る。これによって同図(B)に示すように突出部12の半球面状の先端が、孔部 4,5内に嵌入する。さらに、基部11を継続して蓋体2および本体3側に押圧 すると、同図(C)に示すように突出部12の大径部12aが孔部4,5の内周 面に当接し、孔部4,5の内周面に押圧されてスリット13側に弾性変形する。
【0015】 この変形により大径部12aの外径は孔部4,5の内側の内径に一致し、基部 11の押圧をさらに継続することにより、大径部12aは同図(D)に示すよう に蓋体2および本体3の内側に露出する。蓋体2および本体3の内側に露出した 大径部12aは、孔部4,5の内周面による押圧から解除され、弾性力により元 の寸法形状に復元する。これによって大径部12aの最大径は孔部4,5の内側 の内径よりも大きくなり、孔部4,5の内側の縁部は大径部12aと小径部12 bとの間の段部12cに当接する。この当接により突出部12は、孔部4,5の 外側方向に抜けることがない。
【0016】 以上のようにこの実施例によれば、蓋体2および本体3に対する回転保持具6 の取付作業が、回転保持具6の突出部12を蓋体2および本体3の孔部4,5に 対向させた後に基部11を蓋体2および本体3側に押圧するという操作だけで、 きわめて容易に行うことができ、専用の作業機械または小道具の使用や技術的熟 練を必要とせず、作業時間の短縮を図ることができるとともに、部品点数の削減 と相まって回転式小物ケースの大幅なコストダウンを実現できる。また、回転保 持具6の取付状態の均質化を図ることができ、回転に不具合を来したり、取付後 に脱落することもない。さらに、小物ケース1の内部に金属部分が露出すること がなく、収納する物品が損傷することもない。
【0017】
【考案の効果】
この考案によれば、蓋体および本体に対する回転保持具の取付作業を、きわめ て容易に行うことができ、専用の作業機械または小道具の使用や技術的熟練を必 要とせず、作業時間の短縮を図ることができるとともに、部品点数の削減と相ま って回転式小物ケースの大幅なコストダウンを実現できる。また、回転保持具の 取付状態の均質化を図ることができ、回転に不具合を来したり、取付後に脱落す ることもない。さらに、小物ケースの内部に金属部分が露出することがなく、収 納する物品が損傷して商品価値の低下を招くことを未然に防止できる利点がある 。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の実施例である回転式小物ケースの組
立図である。
【図2】同回転式小物ケースに用いられる回転保持具の
正面図、底面図および背面図である。
【図3】同回転保持具の蓋体および本体に対する取付状
態を説明する図である。
【図4】従来の回転式小物ケースに用いられる回転保持
具を示す図である。
【符号の説明】
1−回転式小物ケース 2−蓋体 3−本体 4,5−孔部 6−回転保持具 11−基部 12−突出部 12a−大径部 12b−小径部 13−スリット

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定距離だけ離間した2点で蓋体および本
    体のそれぞれを軸支する回転保持具を備えた回転式小物
    ケースにおいて、 蓋体および本体のそれぞれに孔部を形成し、前記回転保
    持具が、薄板状の基部と、この基部の一方の平面の前記
    所定距離だけ離間した2箇所で該平面から垂直に突出し
    て前記孔部に嵌入する突出部と、を一体に樹脂成形した
    ものであって、突出部の先端側の所定範囲を前記孔部の
    内径よりも大きい外径の大径部にするとともに、この大
    径部より基部側で前記孔部の長さに略等しい長さの範囲
    を前記孔部の内径に略等しい外径の小径部にし、かつ、
    先端から前記小径部に至るスリットを形成したことを特
    徴とする回転式小物ケース。
JP1993038317U 1993-07-13 1993-07-13 回転式小物ケース Expired - Fee Related JP2563277Y2 (ja)

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS418919Y1 (ja) * 1964-04-06 1966-04-28
JPS5379283A (en) * 1976-12-23 1978-07-13 Matsushita Electric Works Ltd Seeesaw switch

Patent Citations (2)

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