JPH0783913B2 - エンジンのマフラ用金網製多孔質体及びその製造方法 - Google Patents

エンジンのマフラ用金網製多孔質体及びその製造方法

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JPH0783913B2
JPH0783913B2 JP2100782A JP10078290A JPH0783913B2 JP H0783913 B2 JPH0783913 B2 JP H0783913B2 JP 2100782 A JP2100782 A JP 2100782A JP 10078290 A JP10078290 A JP 10078290A JP H0783913 B2 JPH0783913 B2 JP H0783913B2
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吉隆 阿部
昭文 三谷
哲秋 白井
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Kawasaki Motors Ltd
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Kawasaki Jukogyo KK
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、主として汎用エンジンのマフラ音を低減する
ために用いるエンジンのマフラ用金網製多孔質体及びそ
の製造方法に関する。
〔従来の技術〕
従来、汎用のエンジンのマフラ音を低減させるために、
第3図に示すようにマフラ本体1の出口2に金属発泡体
3を取付けカバー4にて保持して装着する手段が採られ
ている。また他の実施例としては実開昭62-18323号公報
に見られるようにマフラのテールパイプの出口にバッフ
ル(金網)1枚を取付ける手段が採られている。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところで、前者の手段は、金属発泡体3のコストが高
く、またエンジンの振動,ガス圧等に対する耐衝撃性が
乏しいため、取付方法に制約があった。
後者の手段は、厚さが薄いため十分な消音効果が得られ
ない。
マフラ音は、多孔質体の多孔率を小さくすれば低減する
が、小さ過ぎると排圧が上がり、エンジン性能が低下す
る。そのためエンジン性能を犠牲にせず、即ち、高い多
孔率でもって十分な消音性能を確保するにはその厚さを
増して三次元網目状に形成する必要がある。しかし単に
金網を重ね合わせただけでは十分な三次元網目が得られ
ず、また金網に剛性が乏しいため、第3図に示すような
取付方法では金網が脱落する恐れがある。従って、何ら
かの方法で金網をカバー4に固着する必要性があった。
そこで本発明は、前記の金属発泡体と同等以上の消音性
能を有し、且つ耐衝撃性及び剛性に優れたエンジンのマ
フラ用金網製多孔質体及びその製造方法を提供しようと
するものである。
〔課題を解決するための手段〕
上記課題を解決するための本発明のエンジンのマフラ用
金網製多孔質は、一枚のフラットなメリヤス編み金網が
枚数重積圧縮され、各メリヤス編み金網の線材がランダ
ムに絡み合って三次元方向に連通した微小の隙間が均一
に分散形成されて成るものである。
このエンジンのマフラ用金網製多孔質体を作る本発明に
よる製造方法は、一枚のフラットなメリヤス編み金網を
波付け加工し、次にこの波付け金網を数枚波の方向を交
差させて重積し、次いでこの重積した波付け金網をプレ
ス成形して一定の厚さになし、然る後所要の形状にプレ
ス抜きすることを特徴とするものである。
〔作用〕
上記構造の本発明のエンジンのマフラ用金網製多孔質体
は、三次元方向に連通した微小の隙間が均一に分散形成
され、多孔率が高いので、マフラ出口に取付けた場合に
十分な消音効果が得られる。またメリヤス編み金網の線
材がランダムに絡み合っているので、弾性を有し、エン
ジンの振動やガス圧等の衝撃に十分に耐え得る。さらに
十分な剛性を有するので、マフラ出口への取付けを強固
にできて脱落を防止できる。
また本発明のエンジンのマフラ用金網製多孔質体の製造
方法によれば、上記のような作用効果を奏する金網製多
孔質体を容易に低コストで得ることができるばかりでは
なく、金網の線径,線数,メリヤス編目サイズ、波付け
サイズ,重ね枚数,プレス厚さ等を適宜変えることによ
り、多孔率を任意に選択,変更できるので、種々の使用
態様に応じた金網製多孔質体を得ることができる。また
メリヤス編み金網の材質を自由に選べるので、マフラ音
低減用以外の用途にも適用できる金網製多孔質体を得る
ことができる。
〔実施例〕
本発明のエンジンのマフラ用金網製多孔質体及びその製
造方法の一実施例を説明する。先ず製造方法から説明す
ると、例えば第1図(a)に示す線径0.35mm,線数1
本,編目サイズ1平方インチ当り60〜70目のSUS304から
成る一枚のフラットな矩形のメリヤス編み金網10を、編
線方向と直角の方向で、第1図(b)に示すように約5m
mピッチで高さ約2.5mmの波付け加工する。次にこの波付
け金網11を数枚、本例では5枚波の方向を交差させて第
1図(c)に示すように重積する。次いでこの重積した
波付け金網11をプレス成形して第1図(d)に示すよう
に厚さ約8mmの金網製多孔質体12とする。然る後、用途
に応じ所要の形状、本例では第1図(e)に示すように
直径約35mmの円形にプレス抜きして成形する。
このようにして製造された金網製多孔質体12′は、メリ
ヤス編み金網10が5枚重積圧縮されて、各メリヤス編み
金網10の線材10′が第2図に示すようにランダムに絡み
合って、三次元方向に連通した微小の隙間13が均一に分
散形成されている。従って、この金網製多孔質体12′
は、多孔率が約90%と高いので、第3図の金属発泡体3
と同様に、マフラ本体1の出口2に金網製多孔質体12′
をカバー4にて保持して装着すると、十分な消音効果が
得られる。またメリヤス編み金網10の線材10′がランダ
ムに絡み合っているので、弾性を有し、エンジンの振動
やガス圧等の衝撃に十分耐え得る。さらに前記のとおり
メリヤス編み金網10の線材10′がランダムに絡み合っ
て、各金網10どうしが補強され且つ一体化され、十分な
剛性を有するので、マフラ本体1の出口2への取付けを
強固にでき、脱落を防止することができる。
本発明のエンジンのマフラ用金網製多孔質体の製造方法
において、メリヤス編み金網10の線径,線の数,メリヤ
ス編目サイズ,波付けサイズ,重積枚数,プレス厚さ等
を適宜選択変更すれば、多孔率を任意に変更できるの
で、種々の使用態様に応じた金網製多孔質体を得ること
ができる。またメリヤス編み金網10の材質を自由に選べ
るので、マフラ音低減用以外の用途にも適用できる金網
製多孔質体を得ることができる。
〔発明の効果〕
以上のとおり本発明のエンジンのマフラ用金網製多孔質
体は、多孔率が高いので、マフラ音低減用として十分な
消音効果が得られる。また弾性を有するのでエンジンの
振動やガス圧等の衝撃に十分耐え得る。さらに十分な剛
性を有するので、強固に取付けることができ、脱落する
ことがない。
また本発明のエンジンのマフラ用金網製多孔質体の製造
方法によれば、上記の優れた金網製多孔質体を容易に低
コストで得ることができ、しかもメリヤス編み金網の諸
元,重ね枚数,プレス厚さ等を適宜選択,変更すること
により、多孔率を任意に変更でき、種々の使用態様に応
じた金網製多孔質体を得ることができる。その上メリヤ
ス編み金網の材質を自由に選べるので、マフラ音低減用
以外の用途にも適用できる金網製多孔質体を得ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)乃至(e)は本発明の金網製多孔質体の製
造方法の工程を示す図、第2図は本発明のエンジンのマ
フラ用金網製多孔質体の断面図、第3図は従来の金属発
泡体をマフラ音低減のためにマフラ本体の出口に設けた
状態を示す図である。 10…メリヤス編み金網、10′…線材 11…波付け金網、12,12′…金網製多孔質体 13…隙間
フロントページの続き (72)発明者 白井 哲秋 兵庫県明石市川崎町1番1号 川崎重工業 株式会社明石工場内 (56)参考文献 特公 昭55−21172(JP,B2)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一枚のフラットなメリヤス編み金網が波付
    けの上、その波の方向が交差されて数枚重積圧縮され、
    各メリヤス編み金網の線材がランダムに絡み合って三次
    元方向に連通した微小の隙間が均一に分散形成されて成
    るエンジンのマフラ用金網製多孔質体。
  2. 【請求項2】一枚のフラットなメリヤス編み金網を波付
    け加工し、次にこの波付け金網数枚を波の方向を交差さ
    せて重積し、次いでこの重積した波付け金網をプレス成
    形して一定の厚さになし、然る後所要の形状にプレス抜
    きすることを特徴とするエンジンのマフラ用金網製多孔
    質体の製造方法。
JP2100782A 1990-04-17 1990-04-17 エンジンのマフラ用金網製多孔質体及びその製造方法 Expired - Fee Related JPH0783913B2 (ja)

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