JPH078479Y2 - 表面被膜が生じやすい水性液状物の容器 - Google Patents
表面被膜が生じやすい水性液状物の容器Info
- Publication number
- JPH078479Y2 JPH078479Y2 JP15145789U JP15145789U JPH078479Y2 JP H078479 Y2 JPH078479 Y2 JP H078479Y2 JP 15145789 U JP15145789 U JP 15145789U JP 15145789 U JP15145789 U JP 15145789U JP H078479 Y2 JPH078479 Y2 JP H078479Y2
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- Japan
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- liquid material
- container
- lid
- aqueous liquid
- film
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Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、貯蔵や輸送中に表面被膜を生じやすい水性液
状物、例えば、水性接着剤のための容器に関する。
状物、例えば、水性接着剤のための容器に関する。
(従来の技術) 例えば、水性接着剤は、水系の分散媒に樹脂等の固形分
を溶解又は分散させて製造されている。このような水性
液状物を容器に充填して長期間貯蔵したり、或いは輸送
する場合、液状物から水分が蒸発して、液状物の表面で
固形分濃度が高くなり、やがて液状物が被膜を形成する
ため、液状物の品質を低下させるほか、液状物の容器か
らの速やかな取出しに支障をきたすことがある。
を溶解又は分散させて製造されている。このような水性
液状物を容器に充填して長期間貯蔵したり、或いは輸送
する場合、液状物から水分が蒸発して、液状物の表面で
固形分濃度が高くなり、やがて液状物が被膜を形成する
ため、液状物の品質を低下させるほか、液状物の容器か
らの速やかな取出しに支障をきたすことがある。
そこで、このような問題を解決するために、例えば、実
公昭61−31993号公報には、上下の二層のフイルムの間
に多数の中空突起を有する中間のフイルム層を積層して
なる落とし蓋を用いる容器が提案されている。この容器
によれば、おとし蓋を液状物の表面に浮かばせて、表面
を被覆し、液状物からの分散媒の蒸発を防止するので、
表面被膜が形成されない。
公昭61−31993号公報には、上下の二層のフイルムの間
に多数の中空突起を有する中間のフイルム層を積層して
なる落とし蓋を用いる容器が提案されている。この容器
によれば、おとし蓋を液状物の表面に浮かばせて、表面
を被覆し、液状物からの分散媒の蒸発を防止するので、
表面被膜が形成されない。
しかし、一般に、水性液状物を容器に移す場合、液状物
中に空気を巻き込むことが多く、しかも、この空気は、
経時的に液状物の表面に浮上する。従つて、前述したよ
うな落とし蓋を用いる容器であつても、液状物に巻き込
まれた空気が経時的に浮上して、落とし蓋と液状物の表
面との間で空気溜まりを生じるのは避けられず、その空
気溜まりが生じた部分で液状物が被膜を形成する。特
に、このような被膜形成は、液状物が比較的低粘性であ
る場合に著しい。
中に空気を巻き込むことが多く、しかも、この空気は、
経時的に液状物の表面に浮上する。従つて、前述したよ
うな落とし蓋を用いる容器であつても、液状物に巻き込
まれた空気が経時的に浮上して、落とし蓋と液状物の表
面との間で空気溜まりを生じるのは避けられず、その空
気溜まりが生じた部分で液状物が被膜を形成する。特
に、このような被膜形成は、液状物が比較的低粘性であ
る場合に著しい。
(考案が解決しようとする課題) 本考案は、従来の水性液状物のための容器における上記
したような問題を解決するためになされたものであつ
て、比較的低粘性の水性液状物の長期間にわたる貯蔵や
輸送において、液状物の表面での被膜形成を有効に防止
することができる容器を提供することを目的とする。
したような問題を解決するためになされたものであつ
て、比較的低粘性の水性液状物の長期間にわたる貯蔵や
輸送において、液状物の表面での被膜形成を有効に防止
することができる容器を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 本考案は、上方開口部と、この開口部を閉塞し得る蓋
と、液状物より軽く柔軟性を有する落とし蓋とを具備し
てなる表面被膜が生じやすい液状物の容器において、上
記落とし蓋が保水性を有する発泡シートからなる下層と
水分を透過させない樹脂フイルムからなる上層とが積層
されていることを特徴とする。
と、液状物より軽く柔軟性を有する落とし蓋とを具備し
てなる表面被膜が生じやすい液状物の容器において、上
記落とし蓋が保水性を有する発泡シートからなる下層と
水分を透過させない樹脂フイルムからなる上層とが積層
されていることを特徴とする。
以下に本考案の実施例を図面に基づいて説明する。第1
図は、本考案の容器の一例の使用態様を示す一部破断正
面図であつて、容器は、その角筒状胴部1の上端より上
方に縮小されて上方開口部4が形成され、この開口部4
には内蓋5及び外蓋6が設けられている。胴部1の下方
は縮小されて排出管2に接続され、排出管2の先端には
弁3が設けられている。7は容器内の水性液状物、例え
ば、水性接着剤である。8は胴部1の内法より僅かに小
さい方形の落とし蓋である。
図は、本考案の容器の一例の使用態様を示す一部破断正
面図であつて、容器は、その角筒状胴部1の上端より上
方に縮小されて上方開口部4が形成され、この開口部4
には内蓋5及び外蓋6が設けられている。胴部1の下方
は縮小されて排出管2に接続され、排出管2の先端には
弁3が設けられている。7は容器内の水性液状物、例え
ば、水性接着剤である。8は胴部1の内法より僅かに小
さい方形の落とし蓋である。
第2図は、本考案による落とし蓋8の部分断面図であつ
て、容器に充填した水性液状物より軽く、且つ、柔軟性
を有する。この落とし蓋8は、下層9と上層10とが積層
されて構成されている。水性液状物に接触する下層9
は、保水性を有する発泡シート、例えば、発泡ポリウレ
タン樹脂シートからなる。上層10は、水分を透過させな
い樹脂フイルム、例えば、塩化ビニル樹脂やポリエチレ
ンのフイルムからなる。このような積層体は、例えば、
通常のラミネート法によつて製造することができる。
て、容器に充填した水性液状物より軽く、且つ、柔軟性
を有する。この落とし蓋8は、下層9と上層10とが積層
されて構成されている。水性液状物に接触する下層9
は、保水性を有する発泡シート、例えば、発泡ポリウレ
タン樹脂シートからなる。上層10は、水分を透過させな
い樹脂フイルム、例えば、塩化ビニル樹脂やポリエチレ
ンのフイルムからなる。このような積層体は、例えば、
通常のラミネート法によつて製造することができる。
特に、本考案においては、落とし蓋8の下層9は、予め
水分を含有していることが好ましい。
水分を含有していることが好ましい。
下層の発泡シートの厚さは、通常、0.5〜5mmの範囲が好
適であり、上層の樹脂フイルムの厚さは、通常、30〜20
0μmの範囲が好適である。
適であり、上層の樹脂フイルムの厚さは、通常、30〜20
0μmの範囲が好適である。
(考案の効果) 以上のように、本考案の容器によれば、落とし蓋は、水
性液状物よりも軽いので、水性液状物の表面に浮かん
で、表面を被覆するので、水性液状物からの水分の蒸発
を防止する。更に、落とし蓋は、液状物に接触する下層
が発泡シートからなるので、前述したように、液状物に
巻き込まれた空気が経時的に液状物の表面に浮上してき
ても、発泡体中に吸収されるので、落とし蓋と液状物と
の間に空気溜まりが形成されることがなく、従つて、液
状物が被膜を形成することもない。
性液状物よりも軽いので、水性液状物の表面に浮かん
で、表面を被覆するので、水性液状物からの水分の蒸発
を防止する。更に、落とし蓋は、液状物に接触する下層
が発泡シートからなるので、前述したように、液状物に
巻き込まれた空気が経時的に液状物の表面に浮上してき
ても、発泡体中に吸収されるので、落とし蓋と液状物と
の間に空気溜まりが形成されることがなく、従つて、液
状物が被膜を形成することもない。
特に、本考案に従つて、下層に予め水分を含有させるこ
とによつて、液状物の表面と落とし蓋の上層との間に水
膜が形成されるので、液状物が空気に接触することがな
く、従つて、液状物の被膜形成が一層有効に防止され
る。
とによつて、液状物の表面と落とし蓋の上層との間に水
膜が形成されるので、液状物が空気に接触することがな
く、従つて、液状物の被膜形成が一層有効に防止され
る。
更に、本考案におけるように、落とし蓋を発泡シートか
らなる下層と水分を透過させない樹脂フイルムからなる
上層とを積層して形成することによつて、樹脂フイルム
は、水性液状物からの水分の蒸発を防止するのみなら
ず、発泡シートを補強して、例えば、落とし蓋を液状物
から除去する際の作業性を容易にする利点も有する。
らなる下層と水分を透過させない樹脂フイルムからなる
上層とを積層して形成することによつて、樹脂フイルム
は、水性液状物からの水分の蒸発を防止するのみなら
ず、発泡シートを補強して、例えば、落とし蓋を液状物
から除去する際の作業性を容易にする利点も有する。
(実施例) 第1図に示したような胴部断面積約1m2の容器に固形分
45%、粘度10000cpsの水性接着剤を充填し、第1表に示
す構成を有し、面積が約1m2である落とし蓋で接着剤の
表面を被覆して、接着剤の表面における被膜の形成状況
を調べた。また、作業性として、落とし蓋を接着剤の表
面から除去する際の支障の有無を調べた。結果を第1表
に示す。
45%、粘度10000cpsの水性接着剤を充填し、第1表に示
す構成を有し、面積が約1m2である落とし蓋で接着剤の
表面を被覆して、接着剤の表面における被膜の形成状況
を調べた。また、作業性として、落とし蓋を接着剤の表
面から除去する際の支障の有無を調べた。結果を第1表
に示す。
本考案の落とし蓋によれば、長期間にわたつて接着剤の
表面に被膜が形成されず、更に、作業性もすぐれてい
る。
表面に被膜が形成されず、更に、作業性もすぐれてい
る。
これに対して、ポリウレタンフオームのみを落とし蓋と
して用いるときは、接着剤の被膜形成が比較的早期に起
こると共に、作業性が悪い。
して用いるときは、接着剤の被膜形成が比較的早期に起
こると共に、作業性が悪い。
第1図は、本考案の容器の一例の使用の態様を示す一部
破断正面図、第2図は、本考案の容器で用いる落とし蓋
を示す要部断面図である。 1…容器胴部、4…上方開口部、5…内蓋、6…外蓋、
7…水性液状物、8…落とし蓋、9…下層、10…上層。
破断正面図、第2図は、本考案の容器で用いる落とし蓋
を示す要部断面図である。 1…容器胴部、4…上方開口部、5…内蓋、6…外蓋、
7…水性液状物、8…落とし蓋、9…下層、10…上層。
Claims (1)
- 【請求項1】上方開口部と、この開口部を閉塞し得る蓋
と、液状物より軽く柔軟性を有する落とし蓋とを具備し
てなる表面被膜が生じやすい液状物の容器において、上
記落とし蓋が保水性を有する発泡シートからなる下層と
水分を透過させない樹脂フイルムからなる上層とが積層
されていることを特徴とする容器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15145789U JPH078479Y2 (ja) | 1989-12-26 | 1989-12-26 | 表面被膜が生じやすい水性液状物の容器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15145789U JPH078479Y2 (ja) | 1989-12-26 | 1989-12-26 | 表面被膜が生じやすい水性液状物の容器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0387698U JPH0387698U (ja) | 1991-09-06 |
| JPH078479Y2 true JPH078479Y2 (ja) | 1995-03-01 |
Family
ID=31697756
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15145789U Expired - Lifetime JPH078479Y2 (ja) | 1989-12-26 | 1989-12-26 | 表面被膜が生じやすい水性液状物の容器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH078479Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4523467B2 (ja) * | 2005-02-28 | 2010-08-11 | 實 平野 | 船釣り用しゃくり装置 |
-
1989
- 1989-12-26 JP JP15145789U patent/JPH078479Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0387698U (ja) | 1991-09-06 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |