JPH078583U - ポンプ装置 - Google Patents

ポンプ装置

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JPH078583U
JPH078583U JP3578193U JP3578193U JPH078583U JP H078583 U JPH078583 U JP H078583U JP 3578193 U JP3578193 U JP 3578193U JP 3578193 U JP3578193 U JP 3578193U JP H078583 U JPH078583 U JP H078583U
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JP
Japan
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pump mechanism
discharge passage
pressure
vane
pump
Prior art date
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Application number
JP3578193U
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English (en)
Inventor
繁二 國本
Original Assignee
株式会社ユニシアジェックス
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  • Details And Applications Of Rotary Liquid Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 トルク損失を少なくする。キャビテーション
の発生を防止する。電子部品等を用いない単純な構造と
する。 【構成】 第2ポンプ機構部9のサイドプレート13b
をベーン10の側端部に対して近接離反可能に配設す
る。カムリング11bとサイドプレート13bの間に弾
性リング28を介装する。サイドプレート13bの背部
の圧力導入室29に合流吐出通路21の圧力を導入す
る。アクチュエータの作動圧が小さく、合流吐出通路2
1の作動圧が設定値に達するまでは、サイドプレート1
3bが弾性リング28の弾発力でベーン10の側端部か
ら離反し、第2ポンプ機構部9はポンプ作用を為さな
い。アクチュエータの作動圧が大きくなり、合流吐出通
路21の作動圧が設定値以上になると、サイドプレート
13bがベーン10の側端部に近接して第2ポンプ機構
部9がポンプ作用を開始する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、自動車のパワーステアリング装置等の動力源として用いられるベー ンポンプ機構部を備えたポンプ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、ベーンポンプは、略放射方向に複数個のベーンを出没自在に取り付け たロータがカムリング内に収容されると共に、このカムリングの両側部がケーシ ングや別体のサイドプレート等の側壁部材によって閉塞され、カムリング、ロー タ及び側壁部材と、隣接する各ベーンとによってポンプ室が形成されている。そ して、ロータが回転すると、各ベーンがカムリングの略楕円状の内周面に摺接し つつ出没動作を行い、それによって各ポンプ室が連続的に容積を変化させ、作動 油を膨張領域で吸入して圧縮領域で吐出するようになっている。
【0003】 ところで、自動車のパワーステアリング装置等に用いられるポンプ装置として 、ポンプ機構部をケーシング内に複数個設け、各ポンプ機構部の吐出通路を互い に合流接続すると共に、使用に供するポンプ機構部の組み合わせをポンプ回転数 やアクチュエータの作動圧に応じて適宜変えるようにしたものが案出されている 。
【0004】 従来のこの種のポンプ装置は、各ポンプ機構部の吐出通路を合流吐出通路で互 いに接続する一方で、少なくとも一つの吐出通路の途中に、一端が吸入通路に連 通する還流通路を分岐接続し、この吐出通路から合流吐出通路へ向かう作動油の 流れと、吐出通路から還流通路を通って吸入通路に戻る作動油の流れを電磁弁に よって適宜切り換えるようになっている。そして、ポンプ装置は、電磁弁の切り 換えによって吐出通路の作動油を吸入通路に戻す構造であるために、吐出通路を 還流通路側に切り換えたポンプ機構部にはアクチュエータ側の大きな負荷がかか らず、そのために必要外のトルクの消費を削減することができる。
【0005】 尚、この類似技術は、例えば、特開昭61−55388号公報等に示されてい る。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、上記従来のポンプ装置の場合、吐出通路を還流通路側に切り換えた ポンプ機構部にはアクチュエータ側の大きな負荷がかからなくなるものの、その ポンプ機構部は作動油を吸入通路から吐出通路、還流通路、再び、吸入通路へと 送出するポンプ作用を常時続けているため、摩擦等の機械損失以外の損失が相変 わらずあり、動力の効率利用の面からはその点のより一層の改善が望まれている 。また、電磁弁を還流通路側に切り換えた場合に、作動油が低圧状態で通路(吸 入通路、吐出通路、還流通路)内を流動するため、ポンプの回転速度が高速にな ると通路内にキャビテーションが生じ易くなるという不具合を招く。
【0007】 さらに、上記従来のポンプ装置においては、電磁弁によって通路の切り換えを 行う構造であるため、アクチュエータの作動圧等の検出信号を取り出すためのセ ンサや、このセンサの信号に基づいて電磁弁を制御するためのコントローラを付 設しなければならず、部品点数が多く構造が複雑であるということも問題となっ ている。
【0008】 そこで本考案は、部品点数が少なく単純な構造でありながら、トルク消費がよ り少なく、しかも、キャビテーションの生じにくいポンプ装置を提供しようとす るものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本考案は上述した課題を解決するための手段として、各吐出通路が合流吐出通 路で接続される複数個のポンプ機構部を備え、少なくとも一つのポンプ機構部が 、カムリングと、このカムリング内で回転するロータと、このロータに略放射方 向に出没自在に取り付けられてロータの回転時にカムリングの内周面に摺接する 複数個のベーンと、前記カムリングの側部を閉塞して、隣接するベーン間にポン プ室を形成する側壁部材とから成るベーンポンプ機構部であるポンプ装置におい て、前記ベーンポンプ機構部の側壁部材を、ベーンの側端部に対して近接離反可 能に配設し、前記合流吐出通路の圧力が設定値以上になった場合にだけポンプ室 を形成するよう、この側壁部材を合流吐出通路の圧力に応動させるようにした。
【0010】
【作用】
アクチュエータ側の負荷が小さく、合流吐出通路の圧力が設定値に達しない間 は、ベーンポンプ機構部の側壁部材がベーンの側端部から離反し、カムリング内 の吸入領域と吐出領域が導通した状態、つまり、ポンプ機能を為さない状態とな っている。このとき、合流吐出通路には他のポンプ機構部からのみ作動油が吐出 される。また、アクチュエータ側の負荷の増大によって合流吐出通路の圧力が設 定値以上になると、前記側壁部材がベーンの側端部に近接してポンプ室を形成す る。このため、このときすべてのポンプ機構部から合流吐出通路に作動油が吐出 される。
【0011】
【実施例】
次に、本考案の一実施例を図1〜図4に基づいて説明する。
【0012】 図面において、1は、ケーシングであり、このケーシング1に形成された軸孔 2には、一端に動力入力用のプーリー3を備えた駆動軸4が軸受5,6を介して 支持されている。この駆動軸4には、第1ポンプ機構部7を構成するロータ8a と、第2ポンプ機構部9を構成するロータ8bが軸方向に所定間隔をあけた位置 でスプライン結合されている。第1ポンプ機構部7と第2ポンプ機構部9は、図 2に示すようにほぼ同一の構成であって、外周に放射状にベーン取付溝22a, 22bを有する前記ロータ8a,8bと、このロータ8a,8bのベーン取付溝 22a,22bに出没自在に取り付けられた複数のベーン10と、ケーシング1 内に固定されると共に、ベーン10の先端が摺接する略楕円状の内周面を持つカ ムリング11a,11bと、このカムリング11a,11bの側部を閉塞する側 壁部材としてのケーシング内部壁12a,12b及びサイドプレート13a,1 3bとから成っている。各ポンプ機構部7,9は、カムリング11a,11b、 ロータ8a,8b、ケーシング内部壁12a,12b及びサイドプレート13a ,13bと、各ロータ8a,8b上で隣接するベーン10,10とによってポン プ室が形成され、ロータ8a,8bの回転に伴って、このポンプ室が膨張と圧縮 を繰り返してポンプ作用を為すようになっている。そして、各ポンプ機構部7, 9は、ケーシング内部壁12a,12bに吸入ポート14a,14bを、サイド プレート13a,13bに吐出ポート15a,15bを夫々備えており、吸入ポ ート14a,14bは吸入通路16a,16bに直接連通し、吐出ポート15a ,15bは、ケーシング1の凹部17a,17b底面とサイドプレート13a, 13bの間に形成された圧力室18a,18bを介して吐出通路19a,19b に夫々連通している。吸入通路16a,16bはケーシング1の吸入口20で一 本に合流し、吐出通路19a,19bは合流吐出通路21で合流接続されてケー シング1の図外の吐出口に連通している。また、各ポンプ機構部7,9のサイド プレート13a,13bには、圧力室18a,18bとベーン取付溝22a,2 2bの底部を連通する導入孔23a,23bが設けられ、圧力室18a,18b 内の作動油が各ベーン10を径方向外方に突出させる力として働くようになって いる。尚、24は、各ポンプ機構部7,9の構成部材間の隙間から駆動軸4回り に供給された作動油を吸入通路16aに戻す戻し通路である。
【0013】 この実施例においては、第2ポンプ機構部9の吐出容量が第1ポンプ機構部7 の吐出容量よりも大きく設定されており、この吐出容量の大きい第2ポンプ機構 部9側を合流吐出通路21の圧力に応じてON,OFF制御するようになってい る。以下、この第2ポンプ機構部9をON,OFF制御するための機構について 詳述する。
【0014】 ケーシング1の凹部17bは、図1に示すように底壁に向かって階段状に大径 段部25と小径段部26が設けられており、サイドプレート13bがこの両段部 25,26にまたがって軸方向移動可能に、つまり、ロータ8bのベーン10の 側端部に対して近接離反可能に収容されている。そして、カムリング11bのサ イドプレート13b側の外端部には段部27が環状に形成されており、この段部 27とサイドプレート13bの端面との間には、サイドプレート13bをベーン 10の側端部から離反させる方向に付勢する弾性リング28が介装されている。 尚、この弾性リング28はシールリングの機能をも兼ねている。また、前記大径 段部25とサイドプレート13bとの間には、パイロット通路30と吐出通路1 9bの一部を通して合流吐出通路21の圧力が導入される圧力導入室29が形成 されており、この圧力導入室29に導入される合流吐出通路21の圧力によって サイドプレート13bの軸方向の位置を変え、それによって第2ポンプ機構部9 をON,OFF制御するようになっている。つまり、合流吐出通路21の圧力が 設定値に達するまでは、サイドプレート13bが弾性リング28の弾発力によっ てベーン10の側端部から離反して、隣接するベーン10,10間がポンプ室を 成さないようになっているが、合流吐出通路21の圧力が設定値以上になると、 サイドプレート13bがこの圧力を受けてベーン10の側端部に近接し、隣接す るベーン10,10間にポンプ室を形成してポンプ作用を開始する。尚、小径段 部26とサイドプレート13bの間にはシールリング31が介装され、このシー ルリング31によって圧力室18bと圧力導入室29の間が密閉されている。
【0015】 また、吐出通路19bの途中には、図3に示すような逆止弁32が介装され、 合流吐出通路21から圧力室18bへの作動油の逆流を防止するようになってい る。この逆止弁32は、弁穴35の底部に、駆動軸4回りの低圧の作動油が導入 されると共にリターンスプリング33が収容されており、圧力室18bの圧力が 設定値以上になると、スプール弁34がその圧力によって移動して圧力室側ポー ト36と合流吐出通路側ポート37を連通させるようになっている。
【0016】 さらにまた、合流吐出通路21には、図4に示すような流量制御弁38が介装 され、ポンプ回転数が設定値以上になったときに、常時一定流量の作動油がアク チュエータ(図示せず。)側に吐出されるようになっている。この流量制御弁3 8は、合流吐出通路21内に直列に設けられたオリフィス39と、このオリフィ ス39の前後差圧に応動してドレーン通路40a,40bを開閉するスプール弁 41とを備え、オリフィス39の前後差圧が設定圧値以上になるとその差圧に応 じて作動油をドレーン通路40a,40bから吸入通路16a,16bに戻すよ うになっている。尚。図4中42は、オリフィス39の後部圧力を弁穴43底部 に導入する導入通路であり、44は、リターンスプリングである。また、この実 施例においては、両ポンプ機構部7,9の吐出通路19a,19bが流量制御弁 38の弁穴43に直接連通しており、そのために、前記第2ポンプ機構部9の圧 力導入室29には、合流吐出通路21のうちのオリフィス39の前部の圧力が導 入される。
【0017】 このベーンポンプは以上のような構成であるため、吐出口に接続したアクチュ エータの作動圧が小さく、合流吐出通路21の圧力(オリフィス39の前部の圧 力)が設定値に達するまでは、サイドプレート13bがベーン10の側端部から 離間して第2ポンプ機構部9がポンプ作用を為さない状態となっている。このた め、合流吐出通路21には吐出容量の小さい第1ポンプ機構部7からのみ作動油 が吐出され、このうちアクチュエータには流量制御弁38によって制御された所 定流量が吐出される。このときに、第2ポンプ機構部9はベーン10の先端部に よる通常のポンプ作用を為さないのは勿論であるが、サイドプレート13bがベ ーン10の側端部から完全に離間するため、ベーン10とベーン取付溝22b底 部との間でも容積変化が生じない。したがって、第2ポンプ機構部9では摩擦等 の機械損失以外にはほとんどトルクの損失が生じない。また、第2ポンプ機構部 9に連通する通路内を低圧の作動油が流動することもないため、ポンプの回転速 度が高まってもキャビテーションを発生する心配もない。
【0018】 また、この状態からアクチュエータの作動圧が大きくなり、それに伴って合流 吐出通路21の圧力が設定値以上になると、圧力導入室29内の圧力が弾性リン グ28の弾発力に打ち勝ち、サイドプレート13bがベーン10の側端部に近接 して吐出容量の大きい第2ポンプ機構部9がポンプ作用を開始する。すると、圧 力室18bの圧力上昇に伴って逆止弁32が開き、第2ポンプ機構部9で吐出さ れた作動油が合流吐出通路21に導入され、第1ポンプ機構部7で吐出された作 動油と合わせて流量制御弁38で所定流量に制御された後にアクチュエータに供 給される。
【0019】 したがって、このベーンポンプにおいては、第2ポンプ機構部9を使用しない 場合のトルクの損失が極めて小さいことと、ON,OFF制御する第2ポンプ機 構部9側の吐出容量が大きいことから、自動車のパワーステアリング装置等に用 いた場合にエンジンの動力を極めて効率良く利用することができる。
【0020】 尚、本考案の実施例は以上で説明したものに限るものでなく、例えば、ポンプ 機構部を3つ以上設け、その少なくとも一つポンプ機構部の側壁部材を合流吐出 通路の圧力に応動させるようにしても良い。また、第1ポンプ機構部はベーンポ ンプ機構に限るものではなく、プランジャポンプ等の他のポンプ機構であっても 良い。
【0021】
【考案の効果】
以上のように本考案は、ベーンポンプ機構部の側壁部材を、ベーンの側端部に 対して近接離反可能に配設し、合流吐出通路の圧力が設定値以上になった場合に だけポンプ室を形成するよう、この側壁部材を合流吐出通路の圧力に応動させ、 アクチュエータ側の負荷が小さい間はそのポンプ機構部がポンプ機能を為さない ようにしたため、側壁部材が離反したポンプ機構部でのトルク消費がほとんどな くなるうえ、ポンプ回転速度が高まってもキャビテーションを生じる心配がない 。また、本考案のポンプ装置においては、センサやコントローラ等の複雑な部品 を多数必要としない簡単な構造であるため、従来のものに比較して製造コストを 削減することができるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の要部を示す断面図。
【図2】同実施例を示す断面図。
【図3】図2のA−A線に沿う断面図。
【図4】図2のB−B線に沿う断面図。
【符号の説明】
7…第1ポンプ機構部、 8a,8b…ロータ、 9…第2ポンプ機構部(ベーンポンプ機構部)、 10…ベーン、 11a,11b…カムリング、 13a,13b…サイドプレート(側壁部材)、 19a,19b…吐出通路、 21…合流吐出通路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各吐出通路が合流吐出通路で接続される
    複数個のポンプ機構部を備え、少なくとも一つのポンプ
    機構部が、カムリングと、このカムリング内で回転する
    ロータと、このロータに略放射方向に出没自在に取り付
    けられてロータの回転時にカムリングの内周面に摺接す
    る複数個のベーンと、前記カムリングの側部を閉塞し
    て、隣接するベーン間にポンプ室を形成する側壁部材と
    から成るベーンポンプ機構部であるポンプ装置におい
    て、前記ベーンポンプ機構部の側壁部材を、ベーンの側
    端部に対して近接離反可能に配設し、前記合流吐出通路
    の圧力が設定値以上になった場合にだけポンプ室を形成
    するよう、この側壁部材を合流吐出通路の圧力に応動さ
    せたことを特徴とするポンプ装置。
JP3578193U 1993-06-30 1993-06-30 ポンプ装置 Pending JPH078583U (ja)

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JP3578193U JPH078583U (ja) 1993-06-30 1993-06-30 ポンプ装置

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JP3578193U JPH078583U (ja) 1993-06-30 1993-06-30 ポンプ装置

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