JPH0789022A - ポリプロピレン積層フィルム - Google Patents
ポリプロピレン積層フィルムInfo
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- JPH0789022A JPH0789022A JP23473393A JP23473393A JPH0789022A JP H0789022 A JPH0789022 A JP H0789022A JP 23473393 A JP23473393 A JP 23473393A JP 23473393 A JP23473393 A JP 23473393A JP H0789022 A JPH0789022 A JP H0789022A
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- Japan
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- film
- polypropylene
- propylene
- laminated film
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Abstract
(57)【要約】
【構成】シンジオタクチックペンタッド分率が0.6〜
0.9の範囲にあるプロピレンの単独重合体あるいはプ
ロピレンと少量の他のオレフィンとの共重合体をアイソ
タクチックポリプロピレンよりなる基材層の少なくとも
片面に積層してなるポリプロピレン積層フィルム。 【効果】ヒートシール性が極めて良好であり、しかも寸
法安定性と耐スクラッチ性に優れたポリプロピレン積層
フィルム。
0.9の範囲にあるプロピレンの単独重合体あるいはプ
ロピレンと少量の他のオレフィンとの共重合体をアイソ
タクチックポリプロピレンよりなる基材層の少なくとも
片面に積層してなるポリプロピレン積層フィルム。 【効果】ヒートシール性が極めて良好であり、しかも寸
法安定性と耐スクラッチ性に優れたポリプロピレン積層
フィルム。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ポリプロピレン積層フ
ィルムに関し、詳しくはヒートシール性に優れたポリプ
ロピレン積層フィルムに関する。
ィルムに関し、詳しくはヒートシール性に優れたポリプ
ロピレン積層フィルムに関する。
【0002】
【従来の技術】一般にアイソタクチックポリプロピレン
は、比較的安価で剛性、成形品の外観及び成形性に優れ
ているところから広汎な用途に使用されている。例え
ば、フィルム分野おいても広く使用され、特にフィルム
のヒートシール性が重要視される分野においては、プロ
ピレン−エチレン共重合体フィルムが好ましく用いられ
てきた。
は、比較的安価で剛性、成形品の外観及び成形性に優れ
ているところから広汎な用途に使用されている。例え
ば、フィルム分野おいても広く使用され、特にフィルム
のヒートシール性が重要視される分野においては、プロ
ピレン−エチレン共重合体フィルムが好ましく用いられ
てきた。
【0003】ヒートシール性を改善するためには用いら
れるプロピレン−エチレン共重合体のエチレンの共重合
量を増加させるとか、エチレンに加えて、ブテン−1な
どの高級α−オレフィンを共重合させることが知られて
いる。また、これら共重合体に高級αオレフィン重合体
や非晶性のオレフィン系共重合体をブレンドすることも
有効な手段として知られている。
れるプロピレン−エチレン共重合体のエチレンの共重合
量を増加させるとか、エチレンに加えて、ブテン−1な
どの高級α−オレフィンを共重合させることが知られて
いる。また、これら共重合体に高級αオレフィン重合体
や非晶性のオレフィン系共重合体をブレンドすることも
有効な手段として知られている。
【0004】一方、シンジオタクチックポリプロピレン
については、古くよりその存在は知られていたが、従来
のバナジウム化合物とエーテル及び有機アルミニウムか
らなる触媒で低温重合する方法はシンジオタクティシテ
ィーが悪く、シンジオタクチックなポリプロピレンの特
徴を表わしているとは言い難いものであった。
については、古くよりその存在は知られていたが、従来
のバナジウム化合物とエーテル及び有機アルミニウムか
らなる触媒で低温重合する方法はシンジオタクティシテ
ィーが悪く、シンジオタクチックなポリプロピレンの特
徴を表わしているとは言い難いものであった。
【0005】これに対して、J.A.EWENらにより
非対称な配位子を有する遷移金属触媒成分とアルミノキ
サンからなる触媒によってシンジオタクチックペンタッ
ド分率が0.7を越えるようなタクティシティーの良好
なポリプロピレンも得られることが発見された(J,Am.C
hem.Soc.,1988,110,6255-6256 )。このシンジオタクチ
ックポリプロピレンよりなる透明性に優れた押出しシー
ト、フィルム及びインフレーションフィルムも提案され
ている(特開平3−81128号、同3−81130
号)。
非対称な配位子を有する遷移金属触媒成分とアルミノキ
サンからなる触媒によってシンジオタクチックペンタッ
ド分率が0.7を越えるようなタクティシティーの良好
なポリプロピレンも得られることが発見された(J,Am.C
hem.Soc.,1988,110,6255-6256 )。このシンジオタクチ
ックポリプロピレンよりなる透明性に優れた押出しシー
ト、フィルム及びインフレーションフィルムも提案され
ている(特開平3−81128号、同3−81130
号)。
【0006】
【発明が解決しょうとする課題】前述の実質的にアイソ
タクチック構造を有するプロピレン−エチレン共重合体
のヒートシール性を改善すべくエチレンの共重合量を増
大させると重合媒体中に可溶な利用価値のない成分が多
く生じ、スラリー重合の場合には目的とする共重合体の
収率が低下するとともにスラリー性状が悪化し、取り扱
いが困難となる。また気相重合においてもポリプロピレ
ンパウダーの流動性が悪化し、やはり取り扱いが困難と
なる。そのため生産性は低下し、製造コストが上昇す
る。
タクチック構造を有するプロピレン−エチレン共重合体
のヒートシール性を改善すべくエチレンの共重合量を増
大させると重合媒体中に可溶な利用価値のない成分が多
く生じ、スラリー重合の場合には目的とする共重合体の
収率が低下するとともにスラリー性状が悪化し、取り扱
いが困難となる。また気相重合においてもポリプロピレ
ンパウダーの流動性が悪化し、やはり取り扱いが困難と
なる。そのため生産性は低下し、製造コストが上昇す
る。
【0007】さらにエチレンに加えて高価な高級α−オ
レフィンを共重合させたり、また、高価な非晶性のオレ
フィン系共重合体をブレンドしてヒートシール性を一段
と改善しようとした場合には著しい製造コストの上昇を
招くことになる。また、ポリプロピレンフィルムの特徴
である耐スクラッチ性も損われてしまう。そのため、高
価な高級α−オレフィンや非晶性のオレフィン系共重合
体を多量に使うことなく、比較的安価でなお且つヒート
シール性と耐スクラッチ性に優れたポリプロピレンフィ
ルムが望まれていた。
レフィンを共重合させたり、また、高価な非晶性のオレ
フィン系共重合体をブレンドしてヒートシール性を一段
と改善しようとした場合には著しい製造コストの上昇を
招くことになる。また、ポリプロピレンフィルムの特徴
である耐スクラッチ性も損われてしまう。そのため、高
価な高級α−オレフィンや非晶性のオレフィン系共重合
体を多量に使うことなく、比較的安価でなお且つヒート
シール性と耐スクラッチ性に優れたポリプロピレンフィ
ルムが望まれていた。
【0008】一方、実質的にシンジオタクチック構造を
有するプロピレン単独重合体を例えばT−ダイ押出成形
法により成形加工して得られるフィルムはアイソタクチ
ックポリプロピレンから得られるフィルムに比べヒート
シール性及び透明性に優れており、その用途展開が期待
されているが、フィルムの寸法安定性が悪く、また製膜
時に冷却ロール及び巻取りロールにフィルムが粘着した
り、巻き取られたフィルムが収縮してフィルム同志がく
っついて剥れ難くなったりするため実用上はフィルム成
形が出来ない問題があった。
有するプロピレン単独重合体を例えばT−ダイ押出成形
法により成形加工して得られるフィルムはアイソタクチ
ックポリプロピレンから得られるフィルムに比べヒート
シール性及び透明性に優れており、その用途展開が期待
されているが、フィルムの寸法安定性が悪く、また製膜
時に冷却ロール及び巻取りロールにフィルムが粘着した
り、巻き取られたフィルムが収縮してフィルム同志がく
っついて剥れ難くなったりするため実用上はフィルム成
形が出来ない問題があった。
【0009】本発明の課題は、上記問題点を解決し、比
較的安価でなお且つヒートシール性及び耐スクラッチ性
に優れたポリプロピレンフィルムを提供することにあ
る。
較的安価でなお且つヒートシール性及び耐スクラッチ性
に優れたポリプロピレンフィルムを提供することにあ
る。
【0010】
【課題を解決する手段】本発明者らは、上記課題を解決
すべく鋭意検討を重ねた結果、アイソタクチックポリプ
ロピレンよりなる基材層の表面に特定の立体規則性を有
するシンジオタクチックポリプロピレンを積層すること
により比較的安価でヒートシール性、耐スクラッチ性及
び寸法安定性に優れたフィルムが得られることを見出
し、本発明を完成するに致った。すなわち本発明は、シ
ンジオタクチックペタッド分率が0.6〜0.9の範囲
にあるプロピレンの単独重合体あるいは、プロピレンと
少量の他のオレフィンとの共重合体をアイソタクチック
ポリプロピレンよりなる基材層の少なくとも片面に積層
してなるポリプロピレン積層フィルムである。
すべく鋭意検討を重ねた結果、アイソタクチックポリプ
ロピレンよりなる基材層の表面に特定の立体規則性を有
するシンジオタクチックポリプロピレンを積層すること
により比較的安価でヒートシール性、耐スクラッチ性及
び寸法安定性に優れたフィルムが得られることを見出
し、本発明を完成するに致った。すなわち本発明は、シ
ンジオタクチックペタッド分率が0.6〜0.9の範囲
にあるプロピレンの単独重合体あるいは、プロピレンと
少量の他のオレフィンとの共重合体をアイソタクチック
ポリプロピレンよりなる基材層の少なくとも片面に積層
してなるポリプロピレン積層フィルムである。
【0011】本発明においてシンジオタクチックポリプ
ロピレンを製造する触媒としては、例えば、特開平2−
41303号、特開平2−41305号、特開平2−2
74703号、特開平2−274704号、特開平3−
179005号、特開平3−179006号、特開平4
−69394号公報に記載されているような互いに非対
称な配位子を有する架橋型遷移金属化合物および助触媒
からなるような触媒を挙げることができるが、異なる構
造の触媒であっても13C−NMRによって測定されるシ
ンジオタクチックペンタッド分率が0.6〜0.9の範
囲のポリプロピレンを製造できるものであれば利用で
き、その重合方法としては特に制限はなく不活性溶媒を
用いる溶媒重合法、あるいは実質的に不活性溶媒の存在
しない塊状重合法、気相重合法も利用できる。
ロピレンを製造する触媒としては、例えば、特開平2−
41303号、特開平2−41305号、特開平2−2
74703号、特開平2−274704号、特開平3−
179005号、特開平3−179006号、特開平4
−69394号公報に記載されているような互いに非対
称な配位子を有する架橋型遷移金属化合物および助触媒
からなるような触媒を挙げることができるが、異なる構
造の触媒であっても13C−NMRによって測定されるシ
ンジオタクチックペンタッド分率が0.6〜0.9の範
囲のポリプロピレンを製造できるものであれば利用で
き、その重合方法としては特に制限はなく不活性溶媒を
用いる溶媒重合法、あるいは実質的に不活性溶媒の存在
しない塊状重合法、気相重合法も利用できる。
【0012】また、本発明において用いられるシンジオ
タクチックポリプロピレンは、13C−NMRによって測
定される。シンジオタクチックペンタッド分率が0.6
〜0.9の範囲に入る限り、プロピレン以外のコモノマ
ー、例えばエチレン、1−ブテン、1−ヘキセン、1−
デセン、1−ヘキサデセン、シクロペンテン、ノルボル
ネン等のオレフィン類や、ヘキサジエン、オクタジエ
ン、デカジエン、ジシクロペンタジエン、5−エチリデ
ン、2−ノルボルネンなどのジエン類を少量含有する共
重合体であっても差し支えない。そのような共重合体
は、前記のシンジオタクティシティーの良好なポリ−α
−オレフィンを与える公知の触媒の存在下にプロピレン
と少量のコモノマーを共重合することによって得ること
ができる。
タクチックポリプロピレンは、13C−NMRによって測
定される。シンジオタクチックペンタッド分率が0.6
〜0.9の範囲に入る限り、プロピレン以外のコモノマ
ー、例えばエチレン、1−ブテン、1−ヘキセン、1−
デセン、1−ヘキサデセン、シクロペンテン、ノルボル
ネン等のオレフィン類や、ヘキサジエン、オクタジエ
ン、デカジエン、ジシクロペンタジエン、5−エチリデ
ン、2−ノルボルネンなどのジエン類を少量含有する共
重合体であっても差し支えない。そのような共重合体
は、前記のシンジオタクティシティーの良好なポリ−α
−オレフィンを与える公知の触媒の存在下にプロピレン
と少量のコモノマーを共重合することによって得ること
ができる。
【0013】本発明で使用されるシンジオタクチックポ
リプロピレンは、その13C−NMRにより求められるシ
ンジオタクチックペンタッド分率が0.6〜0.9であ
る。シンジオタクチックペンタッド分率が0.9を越え
るとヒートシール性が不充分となり、一方0.6を下回
ると耐スクラッチ性及び耐ブロッキング性が不充分とな
る。
リプロピレンは、その13C−NMRにより求められるシ
ンジオタクチックペンタッド分率が0.6〜0.9であ
る。シンジオタクチックペンタッド分率が0.9を越え
るとヒートシール性が不充分となり、一方0.6を下回
ると耐スクラッチ性及び耐ブロッキング性が不充分とな
る。
【0014】シンジオタクチックポリプロピレンの分子
量は、135℃のテトラリン溶液中で測定される極限粘
度として0.1〜10dl /g、好ましくは0.5〜
5.0dl /gの範囲である。
量は、135℃のテトラリン溶液中で測定される極限粘
度として0.1〜10dl /g、好ましくは0.5〜
5.0dl /gの範囲である。
【0015】本発明で使用されるシンジオタクチックポ
リプロピレンには必要に応じて他の樹脂、例えばポリオ
レフィン共重合体、ポリエチレン、高級α−オレフィン
重合体及び、それらの混合物等や添加剤、例えばブロッ
キング防止剤、滑剤、結晶核剤、紫外線吸収剤、熱安定
剤、耐候安定剤、耐放射線剤、顔料、染料等を添加して
もよい。
リプロピレンには必要に応じて他の樹脂、例えばポリオ
レフィン共重合体、ポリエチレン、高級α−オレフィン
重合体及び、それらの混合物等や添加剤、例えばブロッ
キング防止剤、滑剤、結晶核剤、紫外線吸収剤、熱安定
剤、耐候安定剤、耐放射線剤、顔料、染料等を添加して
もよい。
【0016】本発明において基層として使用されるアイ
ソタクチックポリプロピレンとしては市場で入手できる
ような公知のプロピレン単独重合体、エチレン−プロピ
レンブロック共重合体、及び結晶性エチレン−プロピレ
ンランダム共重合体のいずれも使用できるが、そのう
ち、特に結晶性エチレン−プロピレン共重合体、あるい
はプロピレン単独重合体を用いることにより透明性に優
れたポリプロピレン積層体を得ることができる。また、
その他に例えば特開昭61−130314号、特開平3
−13406号公報等に記載されているような、いわゆ
るメタロセン化合物を主成分とする触媒を用いて製造さ
れるアイソタクチックポリプロピレンも利用できる。
ソタクチックポリプロピレンとしては市場で入手できる
ような公知のプロピレン単独重合体、エチレン−プロピ
レンブロック共重合体、及び結晶性エチレン−プロピレ
ンランダム共重合体のいずれも使用できるが、そのう
ち、特に結晶性エチレン−プロピレン共重合体、あるい
はプロピレン単独重合体を用いることにより透明性に優
れたポリプロピレン積層体を得ることができる。また、
その他に例えば特開昭61−130314号、特開平3
−13406号公報等に記載されているような、いわゆ
るメタロセン化合物を主成分とする触媒を用いて製造さ
れるアイソタクチックポリプロピレンも利用できる。
【0017】シンジオタクチックポリプロピレンの単層
フィルムは寸法安定性が悪いが、上記のアイソタクチッ
クポリプロピレンフィルムと積層することにより、この
問題が解決される。
フィルムは寸法安定性が悪いが、上記のアイソタクチッ
クポリプロピレンフィルムと積層することにより、この
問題が解決される。
【0018】積層の方法として以下が可能である。 (1) シンジオタクチックポリプロピレンとアイソタクチ
ックポリプロピレンとを共押出しにより積層し、必要で
あれば少なくとも一軸延伸もしくは二軸延伸する方法。 (2) 基材であるアイソタクチックポリプロピレンフィル
ムにシンジオタクチックポリプロピレンを溶融状態で押
出して積層する方法。この場合、基材であるアイソタク
チックポリプロピレンフィルムは、一軸延伸もしくは二
軸延伸されていてもよい。 (3) 基材であるアイソタクチックポリプロピレンフィル
ムとシンジオタクチックポリプロピレンフィルムとを接
着剤により積層する方法。
ックポリプロピレンとを共押出しにより積層し、必要で
あれば少なくとも一軸延伸もしくは二軸延伸する方法。 (2) 基材であるアイソタクチックポリプロピレンフィル
ムにシンジオタクチックポリプロピレンを溶融状態で押
出して積層する方法。この場合、基材であるアイソタク
チックポリプロピレンフィルムは、一軸延伸もしくは二
軸延伸されていてもよい。 (3) 基材であるアイソタクチックポリプロピレンフィル
ムとシンジオタクチックポリプロピレンフィルムとを接
着剤により積層する方法。
【0019】特に、(1) 、(2) の方法は製膜時に冷却ロ
ールや巻き取りロールにフィルムが粘着したり、巻き取
られたフィルムが収縮して、フィルム同志がくっついて
剥れ難くなったりする問題を解決できるため好ましい。
ールや巻き取りロールにフィルムが粘着したり、巻き取
られたフィルムが収縮して、フィルム同志がくっついて
剥れ難くなったりする問題を解決できるため好ましい。
【0020】本発明の積層フィルムのシンジオタクチッ
クポリプロピレン層は、厚さが1〜100μm、好まし
くは2〜30μmの範囲であり、アイソタクチックポリ
プロピレン層は4〜200μm、好ましくは10〜60
μmの範囲である。
クポリプロピレン層は、厚さが1〜100μm、好まし
くは2〜30μmの範囲であり、アイソタクチックポリ
プロピレン層は4〜200μm、好ましくは10〜60
μmの範囲である。
【0021】
【実施例】本発明をさらに詳細に説明するため、以下に
実施例を示すが、本発明はこれらに限定されるものでは
ない。尚、実施例において各測定項目は次の方法に基づ
いて測定した。 (1) メルトフローインデックス:ASTM D−123
8に準拠した。 (2) ヘイズ:ASTM D−1003に準拠した。 (3) ヒートシール温度:東洋精機 (株) 社製、熱傾斜式
ヒートシール試験機を使用し、数点の温度にてヒートシ
ール面同志のヒートシールを行う。ヒートシールした2
枚のフィルム試験片につき剥離強度試験を行い各温度に
おける剥離強度を求める。グラフ上より剥離強度が30
0g/25mm巾になる温度を求めてヒートシール温度
とした。 (4) アンチブロッキング性:所定の大きさに切り取った
フィルムを2枚重ね合わせ、加重を20g/cm2 かけ、
50℃の恒温室に24時間放置した後、恒温室から取り
出し、フィルムの密着面積比率を目視で求めた。 (5) 滑り性(tanθ):ASTM D1894に準拠
した。 (6) 熱収縮率:120℃の雰囲気中の30分間保持して
JISK−6782に準拠し、測定した。 (7) 耐スクラッチ性:積層フィルムのシンジオタクチッ
クポリプロピレンが積層されている面同志を重ね合せ、
2kgの鉄ブロックを荷重として2回こすり合わせた後、
試料3枚のヘイズを(2) の方法で測定し、こすり合わせ
る前の試料3枚のヘイズとの差(△ヘイズ)を求めて判
定した。
実施例を示すが、本発明はこれらに限定されるものでは
ない。尚、実施例において各測定項目は次の方法に基づ
いて測定した。 (1) メルトフローインデックス:ASTM D−123
8に準拠した。 (2) ヘイズ:ASTM D−1003に準拠した。 (3) ヒートシール温度:東洋精機 (株) 社製、熱傾斜式
ヒートシール試験機を使用し、数点の温度にてヒートシ
ール面同志のヒートシールを行う。ヒートシールした2
枚のフィルム試験片につき剥離強度試験を行い各温度に
おける剥離強度を求める。グラフ上より剥離強度が30
0g/25mm巾になる温度を求めてヒートシール温度
とした。 (4) アンチブロッキング性:所定の大きさに切り取った
フィルムを2枚重ね合わせ、加重を20g/cm2 かけ、
50℃の恒温室に24時間放置した後、恒温室から取り
出し、フィルムの密着面積比率を目視で求めた。 (5) 滑り性(tanθ):ASTM D1894に準拠
した。 (6) 熱収縮率:120℃の雰囲気中の30分間保持して
JISK−6782に準拠し、測定した。 (7) 耐スクラッチ性:積層フィルムのシンジオタクチッ
クポリプロピレンが積層されている面同志を重ね合せ、
2kgの鉄ブロックを荷重として2回こすり合わせた後、
試料3枚のヘイズを(2) の方法で測定し、こすり合わせ
る前の試料3枚のヘイズとの差(△ヘイズ)を求めて判
定した。
【0022】実施例1 メルトフローインデックス(以下、MFIと略記する)
が8.8g/10min、135℃のテトラリン溶液中
で測定した極限粘度(以下、[η]と略記する)が1.
1dl/g、GPCで測定したMw/Mnが2.4、13C
−NMRで測定したシンジオタクチックペンタッド分率
が0.79であるシンジオタクチック構造を有するプロ
ピレン単独重合体(以下、SPP−1と略記する)を40
mmφの押出機で溶融し、樹脂温230℃でダイ外接着形
二層同時押出しダイに供給した。一方、別の50mmφ押出
機でアイソタクチックポリプロピレン(三井東圧化学
(株)製、FL−400:MFI 7.5g/10mi
n)を溶融し、樹脂温230℃で前記ダイに供給した。
以上の方法により、製膜上何の問題もなく基材30μ、
SPP−1の層(以下、ヒートシール層と略記する。)
の厚さが10μの積層フィルムを得た。そのフィルム物
性を表1に示す。
が8.8g/10min、135℃のテトラリン溶液中
で測定した極限粘度(以下、[η]と略記する)が1.
1dl/g、GPCで測定したMw/Mnが2.4、13C
−NMRで測定したシンジオタクチックペンタッド分率
が0.79であるシンジオタクチック構造を有するプロ
ピレン単独重合体(以下、SPP−1と略記する)を40
mmφの押出機で溶融し、樹脂温230℃でダイ外接着形
二層同時押出しダイに供給した。一方、別の50mmφ押出
機でアイソタクチックポリプロピレン(三井東圧化学
(株)製、FL−400:MFI 7.5g/10mi
n)を溶融し、樹脂温230℃で前記ダイに供給した。
以上の方法により、製膜上何の問題もなく基材30μ、
SPP−1の層(以下、ヒートシール層と略記する。)
の厚さが10μの積層フィルムを得た。そのフィルム物
性を表1に示す。
【0023】実施例2 実施例1中のSPP−1の代わりにMFIが7.3g/
10min、[η]が1.1dl/g、Mw/Mnが2.
4、シンジオタクチックペンタッド分率が0.65であ
るプロピレン単独重合体(以下、SPP−2と略記す
る)を用いた以外は実施例1と同様に行い、製膜上何の
問題もなく積層フィルムを得た。そのフィルム物性を表
1に示す。
10min、[η]が1.1dl/g、Mw/Mnが2.
4、シンジオタクチックペンタッド分率が0.65であ
るプロピレン単独重合体(以下、SPP−2と略記す
る)を用いた以外は実施例1と同様に行い、製膜上何の
問題もなく積層フィルムを得た。そのフィルム物性を表
1に示す。
【0024】実施例3 実施例1中のSPP−1の代わりにMFIが10.3g
/10min、[η]が1.0dl/g、Mw/Mnが
2.4、シンジオタクチックペンタッド分率が0.85
であるプロピレン単独重合体(以下、SPP−3と略記
する)を用いた以外は実施例1と同様に行い、製膜上何
の問題もなく積層フィルムを得た。そのフィルム物性を
表1に示す。
/10min、[η]が1.0dl/g、Mw/Mnが
2.4、シンジオタクチックペンタッド分率が0.85
であるプロピレン単独重合体(以下、SPP−3と略記
する)を用いた以外は実施例1と同様に行い、製膜上何
の問題もなく積層フィルムを得た。そのフィルム物性を
表1に示す。
【0025】比較例1 実施例1中のSPP−1の代わりに市販のアイソタクチ
ックプロピレン−エチレン−ブテン−1三元重合体(三
井東圧化学(株)製、TPFL−4831;MFI=
5.3g/10min、エチレン単位含有率3.7wt
%、ブテン−1単位含有率3.5wt%)を用いた以外
は実施例1と同様に行い、積層フィルムを得た。そのフ
ィルム物性を表1に示す。
ックプロピレン−エチレン−ブテン−1三元重合体(三
井東圧化学(株)製、TPFL−4831;MFI=
5.3g/10min、エチレン単位含有率3.7wt
%、ブテン−1単位含有率3.5wt%)を用いた以外
は実施例1と同様に行い、積層フィルムを得た。そのフ
ィルム物性を表1に示す。
【0026】比較例2 TPFL−4831を70重量部に対してプロピレン−
ブテン−1共重合体(三井石油化学(株)製、M345
0)30重量部をヘンシェルミキサーにより混合し、6
5mmφ押出機にて溶融混練してペレット(以下、EP
BCと略記する)を得た。そしてSPP−1の代わりに
EPBCを用いる以外は、実施例1と同様に行い積層フ
ィルムを得た。そのフィルム物性を表1に示す。
ブテン−1共重合体(三井石油化学(株)製、M345
0)30重量部をヘンシェルミキサーにより混合し、6
5mmφ押出機にて溶融混練してペレット(以下、EP
BCと略記する)を得た。そしてSPP−1の代わりに
EPBCを用いる以外は、実施例1と同様に行い積層フ
ィルムを得た。そのフィルム物性を表1に示す。
【0027】比較例3 実施例1中のSPP−1の代わりにMFIが2.8g/
10min、[η]が1.4dl/g、Mw/Mnが2.
2、シンジオペンタッド分率が0.93であるプロピレ
ン単独重合体(以下、SPP−4と略記する)を用いた
以外は実施例1と同様に行い、積層フィルムを得た。そ
のフィルム物性を表1に示す。
10min、[η]が1.4dl/g、Mw/Mnが2.
2、シンジオペンタッド分率が0.93であるプロピレ
ン単独重合体(以下、SPP−4と略記する)を用いた
以外は実施例1と同様に行い、積層フィルムを得た。そ
のフィルム物性を表1に示す。
【0028】比較例4 実施例1中のSPP−1の代わりにMFIが5.3g/
10min、[η]が1.3dl/g、Mw/Mnが2.
3、シンジオペンタッド分率が0.55であるプロピレ
ン単独重合体(以下、SPP−5と略記する)を用いた
以外は実施例1と同様に行い、積層フィルムを得た。製
膜時にはワイパーロールへのフィルムの粘着が認められ
た。また巻き取られたフィルム同志が粘着していた。そ
のフィルム物性を表1に示す。
10min、[η]が1.3dl/g、Mw/Mnが2.
3、シンジオペンタッド分率が0.55であるプロピレ
ン単独重合体(以下、SPP−5と略記する)を用いた
以外は実施例1と同様に行い、積層フィルムを得た。製
膜時にはワイパーロールへのフィルムの粘着が認められ
た。また巻き取られたフィルム同志が粘着していた。そ
のフィルム物性を表1に示す。
【0029】比較例5 実施例と製膜性を比較する為、SPP−1を溶融し、樹
脂温度240℃で単層フィルム用ダイに供給し、40μ
mの単層フィルムを製膜した。製膜時には冷却ロールへ
のフィルムの粘着が認められた。また巻き取られたフィ
ルム同志が粘着していた。そのフィルム物性を表1に示
す。
脂温度240℃で単層フィルム用ダイに供給し、40μ
mの単層フィルムを製膜した。製膜時には冷却ロールへ
のフィルムの粘着が認められた。また巻き取られたフィ
ルム同志が粘着していた。そのフィルム物性を表1に示
す。
【0030】
【表1】
【0031】
【発明の効果】本発明のポリプロピレン積層フィルム
は、ヒートシール性が極めて良好であり、しかも寸法安
定性と耐スクラッチ性に優れ工業的に極めて価値があ
る。
は、ヒートシール性が極めて良好であり、しかも寸法安
定性と耐スクラッチ性に優れ工業的に極めて価値があ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 井上 武夫 大阪府高石市高砂1丁目6番地 三井東圧 化学株式会社内
Claims (1)
- 【請求項1】シンジオタクチックペンタッド分率が0.
6〜0.9の範囲にあるプロピレンの単独重合体あるい
はプロピレンと少量の他のオレフィンとの共重合体をア
イソタクチックポリプロピレンよりなる基材層の少なく
とも片面に積層してなるポリプロピレン積層フィルム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23473393A JPH0789022A (ja) | 1993-09-21 | 1993-09-21 | ポリプロピレン積層フィルム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23473393A JPH0789022A (ja) | 1993-09-21 | 1993-09-21 | ポリプロピレン積層フィルム |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0789022A true JPH0789022A (ja) | 1995-04-04 |
Family
ID=16975515
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23473393A Pending JPH0789022A (ja) | 1993-09-21 | 1993-09-21 | ポリプロピレン積層フィルム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0789022A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2001034389A1 (en) * | 1999-11-08 | 2001-05-17 | Mobil Oil Corporation | Metallized multi-layer film |
| JP2001191465A (ja) * | 1999-12-03 | 2001-07-17 | Fina Technol Inc | 熱接合性フィルム |
-
1993
- 1993-09-21 JP JP23473393A patent/JPH0789022A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2001034389A1 (en) * | 1999-11-08 | 2001-05-17 | Mobil Oil Corporation | Metallized multi-layer film |
| US6503635B1 (en) | 1999-11-08 | 2003-01-07 | Exxon Mobil Oil Corporation | Metallized multi-layer film |
| JP2001191465A (ja) * | 1999-12-03 | 2001-07-17 | Fina Technol Inc | 熱接合性フィルム |
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