JPH079029B2 - 連続焼鈍設備における極薄硬質ぶりき原板の製造方法 - Google Patents
連続焼鈍設備における極薄硬質ぶりき原板の製造方法Info
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- JPH079029B2 JPH079029B2 JP63149408A JP14940888A JPH079029B2 JP H079029 B2 JPH079029 B2 JP H079029B2 JP 63149408 A JP63149408 A JP 63149408A JP 14940888 A JP14940888 A JP 14940888A JP H079029 B2 JPH079029 B2 JP H079029B2
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Landscapes
- Heat Treatment Of Steel (AREA)
- Heat Treatment Of Sheet Steel (AREA)
- Heat Treatment Of Strip Materials And Filament Materials (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は連続焼鈍設備における極薄硬質ぶりき原板の
製造方法に関する。
製造方法に関する。
〔従来の技術〕 一般に、ぶりき原板,ティンフリースチール用鋼板など
の表面処理原板を焼鈍する場合、調質度がT-1乃至T-3の
ような軟質材は箱焼鈍で行い、T-4乃至T-6の硬質材は連
続焼鈍により行っている。
の表面処理原板を焼鈍する場合、調質度がT-1乃至T-3の
ような軟質材は箱焼鈍で行い、T-4乃至T-6の硬質材は連
続焼鈍により行っている。
そして調質度がT-4以上の硬質表面処理原板を連続焼鈍
する際、その連続焼鈍作業において採り得る最高速度
は、該焼鈍炉の加熱能力を除けば、ほとんど鋼板のヒー
トバックル発生の有無に左右される。即ち、連続焼鈍炉
内には多数のハースロールが炉内上下部に設けられてお
り、表面処理原板はこれらのハースロールに順次巻掛け
られながら所定の熱処理を施されることになるが、これ
らのハースロールには上記原板の蛇行を防止するために
該ロールの両端から中央に向かってわずかに拡径された
所謂クラウンが設けられている。そして特に、高温に加
熱された原板を冷却する連続焼鈍炉の冷却帯において
は、ハースロールの原板と接触している部分は高温を保
ち、接触していない両端部は低温であることからサーマ
ルクラウンが発生して、ハースロールのトータルクラウ
ンは大きくなる。従って原板の幅方向に働く力が大きく
なりその結果、原板が幅方向で座屈して所謂ヒートバッ
クルが発生することになる。この状況は原板の通板速度
が高くなる程、また板厚が薄くなるほど発生しやすく、
とくに板厚が0.2mm以下の極薄原板では発生頻度が大と
なる。
する際、その連続焼鈍作業において採り得る最高速度
は、該焼鈍炉の加熱能力を除けば、ほとんど鋼板のヒー
トバックル発生の有無に左右される。即ち、連続焼鈍炉
内には多数のハースロールが炉内上下部に設けられてお
り、表面処理原板はこれらのハースロールに順次巻掛け
られながら所定の熱処理を施されることになるが、これ
らのハースロールには上記原板の蛇行を防止するために
該ロールの両端から中央に向かってわずかに拡径された
所謂クラウンが設けられている。そして特に、高温に加
熱された原板を冷却する連続焼鈍炉の冷却帯において
は、ハースロールの原板と接触している部分は高温を保
ち、接触していない両端部は低温であることからサーマ
ルクラウンが発生して、ハースロールのトータルクラウ
ンは大きくなる。従って原板の幅方向に働く力が大きく
なりその結果、原板が幅方向で座屈して所謂ヒートバッ
クルが発生することになる。この状況は原板の通板速度
が高くなる程、また板厚が薄くなるほど発生しやすく、
とくに板厚が0.2mm以下の極薄原板では発生頻度が大と
なる。
ここで、極薄鋼板の連続焼鈍作業において、通板の最高
速度をその板厚と材質との関係において明確に整理した
公知データはないが、一般にはぶりき原板の一般的材質
である低炭素鋼においては、板厚は0.200mm程度、最高
速度は毎分650〜720m程度を基準として操業されてい
る。
速度をその板厚と材質との関係において明確に整理した
公知データはないが、一般にはぶりき原板の一般的材質
である低炭素鋼においては、板厚は0.200mm程度、最高
速度は毎分650〜720m程度を基準として操業されてい
る。
上記のような従来の製造方法にあっては、板厚が薄くな
ればなるほどヒートバックルが発生しやすく、たとえ炉
の加熱能力に余裕があったとしても、製造能率を阻害す
る大きな要因となるという問題点があった。
ればなるほどヒートバックルが発生しやすく、たとえ炉
の加熱能力に余裕があったとしても、製造能率を阻害す
る大きな要因となるという問題点があった。
この発明は、このような従来の問題点にかんがみてなさ
れたものであって、連続焼鈍炉の入側における板厚が製
品板厚より25%以上厚い炭素含有量100ppm以下の極低炭
素鋼板を使用する等により、上記問題点を解決すること
を目的としている。
れたものであって、連続焼鈍炉の入側における板厚が製
品板厚より25%以上厚い炭素含有量100ppm以下の極低炭
素鋼板を使用する等により、上記問題点を解決すること
を目的としている。
この発明は、ラインスピードが毎分800m以上の連続焼鈍
設備により、製品板厚が0.170mm以下で且つ調質度がT-4
以上の極薄硬質ぶりき原板を製造するにあたり、連続焼
鈍炉入側における板厚が製品板厚より25%以上厚い炭素
含有量100ppm以下の極低炭素鋼板を連続焼鈍するととも
に、前記連続焼鈍炉の出側に配設した2スタンド以上の
構成を有する冷間圧延機により20%以上の圧下率を付与
して圧延することを特徴とした連続焼鈍設備における極
薄硬質ぶりき原板の製造方法である。
設備により、製品板厚が0.170mm以下で且つ調質度がT-4
以上の極薄硬質ぶりき原板を製造するにあたり、連続焼
鈍炉入側における板厚が製品板厚より25%以上厚い炭素
含有量100ppm以下の極低炭素鋼板を連続焼鈍するととも
に、前記連続焼鈍炉の出側に配設した2スタンド以上の
構成を有する冷間圧延機により20%以上の圧下率を付与
して圧延することを特徴とした連続焼鈍設備における極
薄硬質ぶりき原板の製造方法である。
すでに前述のごとく、連続焼鈍時におけるヒートバック
ルの発生は、原板の通板速度の他に、主としてその板厚
の薄さに左右される事実に基づき、炉内を通板する原板
の板厚を大きくすることによりこの不具合の発生を防止
することができることになる。
ルの発生は、原板の通板速度の他に、主としてその板厚
の薄さに左右される事実に基づき、炉内を通板する原板
の板厚を大きくすることによりこの不具合の発生を防止
することができることになる。
そこで、通板速度を800mpm以上と限定した場合、製品板
厚が0.170mm以下で且つ調質度T-4以上の極薄硬質ぶりき
原板を得るには、製品板厚より25%以上厚い原板を炉に
通板することによってヒートバックルを防ぎ、この原板
の素材として炭素含有量100ppm以下の極低炭素鋼を使用
し、これを炉の出側に配設した2スタンド以上の構成を
有する冷延機によって20%以上の圧下率を付与して調質
圧延を施せば、上記所定の製品板厚と加工硬化による調
質度が得られる。
厚が0.170mm以下で且つ調質度T-4以上の極薄硬質ぶりき
原板を得るには、製品板厚より25%以上厚い原板を炉に
通板することによってヒートバックルを防ぎ、この原板
の素材として炭素含有量100ppm以下の極低炭素鋼を使用
し、これを炉の出側に配設した2スタンド以上の構成を
有する冷延機によって20%以上の圧下率を付与して調質
圧延を施せば、上記所定の製品板厚と加工硬化による調
質度が得られる。
以下、本発明を図面を参照して説明する。第1図は本発
明を実施するための連続焼鈍設備の一例を示す概要図で
ある。
明を実施するための連続焼鈍設備の一例を示す概要図で
ある。
図において、1は製品である極薄硬質ぶりき原板15の板
厚よりも25%以上厚い板厚のコイルを装着したペイオフ
リールであり、ここから払い出されるコイル(原板)の
先端は先行コイルの末端とウエルダ2により接合され
る。この接合時においても先行原板は通板を停止するこ
となく入側No.1ルーパ3から脱脂,酸洗,水洗等のクリ
ーニング設備4を経て入側No.2ルーパ5へ送られる。次
いで、このNo.2ルーパ5から予熱帯6,No.1加熱帯7,No.2
加熱帯8,均熱帯9,冷却帯10からなる連続焼鈍炉内をライ
ンスピード800mpmを保つ速さで通板されるが、原板の板
厚が厚いために途中でヒートバックルを生じることな
く、出側ルーパ11へ送られ、さらに2基のスタンド12,1
2からなる冷延機(調質圧延機)において20%以上の圧
下率で圧延されることにより、調質度T-4以上の加工硬
化による硬さを付与され、精整設備13を経て極薄硬質ぶ
りき原板15となり、テンションリール14に巻取られるよ
うになっている。また、ペイオフリール1からテンショ
ンリール14に至る間の原板のラインスピードは毎分800m
以上を維持される。
厚よりも25%以上厚い板厚のコイルを装着したペイオフ
リールであり、ここから払い出されるコイル(原板)の
先端は先行コイルの末端とウエルダ2により接合され
る。この接合時においても先行原板は通板を停止するこ
となく入側No.1ルーパ3から脱脂,酸洗,水洗等のクリ
ーニング設備4を経て入側No.2ルーパ5へ送られる。次
いで、このNo.2ルーパ5から予熱帯6,No.1加熱帯7,No.2
加熱帯8,均熱帯9,冷却帯10からなる連続焼鈍炉内をライ
ンスピード800mpmを保つ速さで通板されるが、原板の板
厚が厚いために途中でヒートバックルを生じることな
く、出側ルーパ11へ送られ、さらに2基のスタンド12,1
2からなる冷延機(調質圧延機)において20%以上の圧
下率で圧延されることにより、調質度T-4以上の加工硬
化による硬さを付与され、精整設備13を経て極薄硬質ぶ
りき原板15となり、テンションリール14に巻取られるよ
うになっている。また、ペイオフリール1からテンショ
ンリール14に至る間の原板のラインスピードは毎分800m
以上を維持される。
ここで、上記冷間圧延機の、一般の、例えば特開昭51-4
9116号公報に示されたぶりき用のスキンパスミルとの相
違は、本発明は(1)エマルジョンタイプの圧延油を使
用するのに対し、ソリューションタイプの調質液を使用
し、(2)本発明は少なくともNo.1スタンド12は上下の
ワークロール駆動、もしくは上下のパックアップロール
駆動であるのに対し、スキンパスは下ワークロールの
み、もしくは下バックアップロールのみの1本駆動であ
ることが多い、といった特徴がある。
9116号公報に示されたぶりき用のスキンパスミルとの相
違は、本発明は(1)エマルジョンタイプの圧延油を使
用するのに対し、ソリューションタイプの調質液を使用
し、(2)本発明は少なくともNo.1スタンド12は上下の
ワークロール駆動、もしくは上下のパックアップロール
駆動であるのに対し、スキンパスは下ワークロールの
み、もしくは下バックアップロールのみの1本駆動であ
ることが多い、といった特徴がある。
次に、本発明において示した製品板厚0.200mm以下の、
例えば0.170mm及び0.150mmの板厚で調質度T-4以上の製
品を製造するための圧下率(リダクション,減厚率)、
連続焼鈍炉(CAL)通板板厚は、以下に示す表のように
なる。
例えば0.170mm及び0.150mmの板厚で調質度T-4以上の製
品を製造するための圧下率(リダクション,減厚率)、
連続焼鈍炉(CAL)通板板厚は、以下に示す表のように
なる。
なお、上表は製品板厚が0.170mmと0.150mmとの2水準に
ついてのみ例示したものであって、他の製品板厚要求に
対しても、同様にして炭素含有量100ppm以下の極低炭素
鋼を素材とすることにより、圧下率を加減して所望の調
質度を得ることができる。但し一般の低炭素鋼では加工
硬化の関係上、所望の製品は得られない。
ついてのみ例示したものであって、他の製品板厚要求に
対しても、同様にして炭素含有量100ppm以下の極低炭素
鋼を素材とすることにより、圧下率を加減して所望の調
質度を得ることができる。但し一般の低炭素鋼では加工
硬化の関係上、所望の製品は得られない。
以上説明したように、本発明によれば、製缶メーカーに
おけるコストダウン指向により推進されるより薄く且つ
より硬い極薄ぶりき原板の要求に対応できると共に、ラ
インスピードアップ及びヒートバックルの減少に伴う生
産性の大幅な向上が得られ、さらに連続的に冷間圧延が
行われるため、単独工程のためのリードタイム増大、納
期遅れ等の問題も一切発生しなくなるといった効果が得
られる。
おけるコストダウン指向により推進されるより薄く且つ
より硬い極薄ぶりき原板の要求に対応できると共に、ラ
インスピードアップ及びヒートバックルの減少に伴う生
産性の大幅な向上が得られ、さらに連続的に冷間圧延が
行われるため、単独工程のためのリードタイム増大、納
期遅れ等の問題も一切発生しなくなるといった効果が得
られる。
第1図は本発明を実施するための連続焼鈍設備の例を示
す概要図である。 6,7,8,9,10……連続焼鈍炉、12……冷延機スタンド、15
……製品(極薄硬質ぶりき原板)。
す概要図である。 6,7,8,9,10……連続焼鈍炉、12……冷延機スタンド、15
……製品(極薄硬質ぶりき原板)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 清野 芳一 千葉県千葉市川崎町1番地 川崎製鉄株式 会社千葉製鉄所内 (56)参考文献 特開 昭61−69928(JP,A) 特開 昭61−207520(JP,A) 特開 昭60−262918(JP,A)
Claims (1)
- 【請求項1】ラインスピードが毎分800m以上の連続焼鈍
設備により、製品板厚が0.170mm以下で且つ調質度がT-4
以上の極薄硬質ぶりき原板を製造するにあたり、連続焼
鈍炉入側における板厚が製品板厚より25%以上厚い炭素
含有量100ppm以下の極低炭素鋼板を連続焼鈍するととも
に、前記連続焼鈍炉の出側に配設した2スタンド以上の
構成を有する冷間圧延機により20%以上の圧下率を付与
して圧延することを特徴とする連続焼鈍設備における極
薄硬質ぶりき原板の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63149408A JPH079029B2 (ja) | 1988-06-17 | 1988-06-17 | 連続焼鈍設備における極薄硬質ぶりき原板の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63149408A JPH079029B2 (ja) | 1988-06-17 | 1988-06-17 | 連続焼鈍設備における極薄硬質ぶりき原板の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01319628A JPH01319628A (ja) | 1989-12-25 |
| JPH079029B2 true JPH079029B2 (ja) | 1995-02-01 |
Family
ID=15474474
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP63149408A Expired - Lifetime JPH079029B2 (ja) | 1988-06-17 | 1988-06-17 | 連続焼鈍設備における極薄硬質ぶりき原板の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH079029B2 (ja) |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS60262918A (ja) * | 1984-06-08 | 1985-12-26 | Kawasaki Steel Corp | ストレツチヤ−ストレインの発生しない表面処理原板の製造方法 |
| JPS6169928A (ja) * | 1984-09-12 | 1986-04-10 | Kawasaki Steel Corp | 連続焼鈍によるしごき加工用鋼板の製造方法 |
| JPS61207520A (ja) * | 1985-03-13 | 1986-09-13 | Kawasaki Steel Corp | 軟質の非時効性表面処理用鋼板の製造方法 |
-
1988
- 1988-06-17 JP JP63149408A patent/JPH079029B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01319628A (ja) | 1989-12-25 |
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