JPH0790691B2 - 自動車のドア内への窓ガラス案内装置の取付方法及びその方法の実施に直接使用する仮止め用クリツプ - Google Patents

自動車のドア内への窓ガラス案内装置の取付方法及びその方法の実施に直接使用する仮止め用クリツプ

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JPH0790691B2
JPH0790691B2 JP61030741A JP3074186A JPH0790691B2 JP H0790691 B2 JPH0790691 B2 JP H0790691B2 JP 61030741 A JP61030741 A JP 61030741A JP 3074186 A JP3074186 A JP 3074186A JP H0790691 B2 JPH0790691 B2 JP H0790691B2
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淳一 前川
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Nissan Motor Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、自動車のドア内に、窓ガラス案内装置を取付
ける方法、及びその方法の実施に直接使用する仮止め用
クリップに関する。
(従来の技術) 例えば、特公昭55−14231号公報に開示されているよう
に、従来の自動車のドアには、その内部にほぼ上下方向
を向く前後1対のガイドレールを固着し、各ガイドレー
ルのそれぞれに、窓ガラスの下端部に適宜の結合手段を
もって結合されたキャリヤプレートを摺動自在に装着
し、かつ各キャリヤプレートをウインドレギュレータに
連結することにより、ウインドレギュレータにより、キ
ャリヤプレートと窓ガラスを昇降させるとともに、各ガ
イドレールとキャリヤプレートとからなる窓ガラス案内
装置により、窓ガラスの昇降を案内させるようにしたも
のがある。
このような窓ガラス案内装置をドア内に取付ける場合、
従来は、各ガイドレールにキャリヤプレートを摺動自在
に装着した状態で、それらをドアの上端に設けられた窓
ガラス昇降用の開口か、又は、ドアのインナーパネルに
穿設された作業孔等からドア内に挿入し、各ガイドレー
ルの上下の端部を、作業孔を利用して、ドア内に固着し
た後、各キャリヤプレートを、ウインドレギュレータ
や、その後にドア内に挿入される窓ガラス等に、適宜の
結合手段をもって結合していた。
(発明が解決しようとする問題点) 上述のような従来のドア内への窓ガラス案内装置の取付
け方法によると、各キャリヤプレートを、ウインドレギ
ュレータや窓ガラス等に結合する際に、各キャリヤプレ
ートが作業孔から見える位置に停止しているのが望まし
いが、キャリヤプレートはガイドレールに摺動自在に装
着されているので、望ましくない位置で停止しているこ
とが多く、特に自重によりガイドレートの最下端まで落
下していることが多い。
それに対して、作業孔は、ドアの強度を維持するため、
インナーパネルの下端部より若干上方の位置に穿設され
ているので、キャリヤプレートがガイドレールの最下端
まで落下しているときは、作業者が作業孔から手を挿入
して、キャリヤプレートを適当な高さまで持ち上げなけ
ればならず、またキャリヤプレートが作業孔より上方の
位置で停止している場合には、同様にして手さぐりでキ
ャリヤプレートを適当な高さまで引き降ろさなければな
らないという問題点がある。
しかも、キャリヤプレートをウインドレギュレータや窓
ガラス等に結合する場合、キャリヤプレートを、自重に
より落下しないように、常に作業者の一方の手で支えて
おかなければなないので、結合作業をもう一方の手だけ
で行なわなければならず、結合作業が煩雑で、熟練を要
するという問題点がある。
本発明は、上述のような問題点を解決し、熟練を要する
ことなく、誰もが簡単に作業できるようにした自動車の
ドア内への窓ガラス案内装置の取付方法を提供すること
を目的としている。
また、本発明は、上記方法の実施に直接使用するもので
あって、上記方法を実施する上で便利な仮止め用クリッ
プを提供することを目的としている。
(問題点を解決するための手段) 本発明の第1発明である自動車のドア内への窓ガラス案
内装置の取付方法は、ガイドレールと、該ガイドレール
に摺動自在に装着されたキャリヤプレートとからなる窓
ガラス案内装置を、自動車のドア内に挿入した後、前記
ガイドレールをほぼ上下方向を向くようにしてドア内に
固着し、次いで前記ドア内に窓ガラスを挿入し、該窓ガ
ラスの適所と前記キャリヤプレートとを、結合手段をも
って結合する自動車のドア内への窓ガラス案内装置の取
付方法において、 窓ガラス案内装置を自動車のドア内に挿入する前に、ガ
イドレールとキャリヤプレートとの所要の重合部分の両
側に位置するガイドレールの側部とキャリヤプレートの
側部とに穿設した係合孔に、先端部に突起部が形成され
た弾性撓曲可能な1対の把持片を有する仮止め用クリッ
プにおける前記各突起部を係合することにより、前記キ
ャリヤプレートをガイドレールの長手方向の所要の位置
に仮止めし、その仮止め状態で、窓ガラス案内装置を自
動車のドア内に挿入し、その後、ガイドレールをドア内
に固着し、かつドア内に挿入した窓ガラスの適所と前記
キャリヤプレートとを結合手段をもって結合した後、前
記仮止め用クリップをガイドレール及びキャリヤプレー
トから外し、さらにドアのインナーパネルに設けた作業
孔と、ガイドレールをドア内に固定したときのガイドレ
ールに対する仮止め用クリップの取付け位置と、ガイド
レールに仮止めされたキャリヤプレートへの窓ガラスの
取付け位置とを、予め一致させておくことを特徴として
いる。
また、本発明の第2発明である仮止め用クリップは、上
記方法の実施に直接使用するものであって、基片の両端
に弾性撓曲可能な1対の把持片を有するとともに、各把
持片の先端部に、ガイドレールとキャリヤプレートとの
所要の重合部分の両側に位置するガイドレールの側部と
キャリヤプレートの側部とに穿設した係合孔に係合しう
る突起部を設け、かつ少なくとも一方の把持片の先端
に、引き剥し用の指掛け片を連設したことを特徴として
いる。
(作用) 本発明の方法によると、ガイドレールに対するキャリヤ
プレートの仮止め位置を、ドアの作業孔の位置に対応さ
せて予め定めておくことにより、ガイドレールをドア内
に固着したとき、キャリヤプレートが作業孔に臨むよう
にすることができ、その状態で、キャリヤプレートに窓
ガラスを簡単に結合させることができる。
しかも、この結合作業の際、キャリヤプレートは仮止め
手段により仮止めされたままの状態であるので、キャリ
ヤプレートを落下しないように支える必要がなく、作業
性を向上することができる。
また、本発明の方法を実施する際に、第2発明の仮止め
用クリップを用いると、このクリップを、ガイドレール
とキャリヤプレートとの重合部分に押しつけ、その各突
起部をガイドレール及びキャリヤプレートに穿設された
係合孔に係合させるだけで、キャリヤプレートを簡単か
つ妄りに移動することのないように確実に仮止めするこ
とができ、さらにこのクリップを引っ張るだけで、キャ
リヤプレートの仮止めを簡単に解除することができる。
(実施例) 以下、本発明の実施例を、添付図面に基づいて説明す
る。
第1図乃至第5図は、本発明の方法の一実施要領を説明
するためのものであるが、まず第1図を参照して、ドア
内における窓ガラス案内装置等の取付完了後の構造につ
いて説明する。
(1)は自動車のドアで、公知のように、インナーパネ
ル(2)とアウターパネル(3)とからなっている。
インナーパネル(2)とアウターパネル(3)との上端
部間には、窓ガラス(4)が昇降するための開口(5)
が形成されている(第5図参照)。
また、インナーパネル(2)の上下部には、作業孔
(6)がそれぞれ穿設されている。
(7)は、窓ガラス案内装置(8)を一体的に組み込ん
だウインドレギュレータで、概ね次のような主要部材か
らなっている。すなわち、このウインドレギュレータ
(7)は、横断面形状がほぼコ字状をなし、かつ全体が
後上方に向かって若干傾斜する互いに平行な前後1対の
ガイドレール(9)(9)と、前後の端部が両ガイドレ
ール(9)(9)の上部、中位部に及び下部にそれぞれ
固着された上中下3段の支持板(10)(11)(12)と、
各ガイドレール(9)内に沿って転動するようにした適
数個のローラ(13)をもって、ガイドレール(9)に摺
動自在に装着された前後1対のキャリヤプレート(14)
と、中位部の支持板(11)に軸(15)をもって枢着さ
れ、かつ同支持板(11)に設けられたモータ(16)及び
減速装置(17)により正逆回転させられるようにした巻
取りドラム(18)と、一端が後方のキャリヤプレート
(14)に止着され、かつそこからガイドレール(9)と
平行に立上がった後、上方の支持板(10)に軸(19)を
もって枢支されたガイドプーリ(20)のまわりをほぼ半
回し、かつ他端が巻取りドラム(18)に巻取られた上昇
用ワイヤ(21)と、一端が後方のキャリヤプレート(1
4)に止着され、かつそこからガイドレール(9)と平
行に垂下した後、下方の支持板(12)に軸(22)をもっ
て枢支されたガイドプーリ(23)のまわりをほぼ半回
し、かつ他端が上記上昇用ワイヤ(21)の巻回方向と逆
向きに巻取りドラム(18)に巻取られた下降ワイヤ(2
4)とからなっている。
このウインドレギュレータ(7)は、上下の支持板(1
0)(12)を適宜のボルト・ナット(25)をもってイン
ナーパネル(2)側に固着することにより、ドア(1)
内に固定されている。
また、両キャリヤプレート(14)(14)には、窓ガラス
(4)の下端部が、結合手段であるボルト・ナット(2
6)をもって、結合されている。
なお、第5図に明示するように、両ガイドレール(9)
(9)の正面形は、ウインドレギュレータ(7)全体が
ドア(1)内に取付けられたとき、ドア(1)のアウタ
ーパネル(3)の曲面とほぼ平行な曲面をなすように若
干湾曲している。
また、第2図に示すように、各ガイドレール(9)の開
口部分の両側縁は、ローラ(13)がガイドレール(9)
から脱落しないように、互いに内方に向けて若干折曲さ
れている。
かくして、モータ(16)を作動させて、巻取りドラム
(18)を、第1図における反時計方向に回転させること
により、巻取りドラム(18)に上昇用ワイヤ(21)を巻
取り、かつ下降用ワイヤ(24)をくり出して、後方のキ
ャリヤプレート(14)とともに、窓ガラス(4)を上昇
させることができ、また巻取りドラム(18)を上述の場
合と逆方向と回転させることにより、巻取りドラム(1
8)に、下降用ワイヤ(24)を巻取り、かつ上昇用ワイ
ヤ(21)をくり出して、後方のキャリヤプレート(14)
とともに、窓ガラス(4)を下降させることができるよ
うになっている。
また、前方のキャリヤプレート(14)は、窓ガラス
(4)の昇降に追従して、前方のガイドレール(9)に
沿って摺動し、窓ガラス(4)の昇降を円滑に案内す
る。
この実施例においては、前方のガイドレール(9)とキ
ャリヤプレート(14)とにより一つの窓ガラス案内装置
(8)が形成され、後方のガイドレール(9)とキャリ
ヤプレート(14)とにより、別の窓ガラス案内装置
(8)が形成されている。
このうち、本発明が適用されるのは、後の説明から明ら
かなように、前方の窓ガラス案内装置(8)だけであ
る。
次に、第1図乃至第5図に基づいて、本発明の方法の一
実施要領について説明する。
まず、ドア(1)とは別個に、ウインドレギュレータ
(7)を製造する。このときの製造工程は本発明に直接
関係しないので、その詳細な説明は省略する。
ただ、この製造工程の途中において、第2図に示すよう
に、前方のキャリヤプレート(14)の適所に係合孔(2
7)を穿設し、かつ前方のガイドレール(9)における
予め定められた位置、すなわち、ウインドレギュレータ
(7)をドア(1)内に取付けた後、前方のキャリヤプ
レート(14)がインナーパネル(7)における前下方の
作業孔(6)に臨む位置に停止したとき、上記係合孔
(27)と等高をなす位置に、係合孔(28)を穿設してお
く。
ウインドレギュレータ(7)の完成後、前方のキャリヤ
プレート(14)を、上述の両係合孔(27)(28)が互い
に対向する位置までガイドレール(9)に沿って摺動さ
せ、その位置でキャリヤプレート(14)を、第2図に示
すような仮止め手段である仮止め用クリップ(29)をも
って、ガイドレール(9)に仮止めする。
この仮止め用クリップ(29)は、1本の硬鋼線を折曲す
ることにより形成されており、直線状の基片(30)と、
この基片(30)の両端より同一方向に向けてほぼ直角に
形成され、かつ前方のキャリヤプレート(14)とガイド
レール(9)との重合部分を把持する弾性撓曲可能な1
対の把持片(31)(31)と、各把持片(31)の先端より
外側方に向けて円弧状に湾曲し、かつ先端が各把持片
(31)と基片(30)との連接部分に接するようにした引
き剥し用の指掛け片(32)とからなっている。
さらに、各把持片(31)の先端部分には、互いに内方に
向かって山形に屈曲する突起部(31a)が形成されてい
る。
この仮止め用クリップ(29)は各把持片(31)の突起部
(31a)を、前方のキャリヤプレート(14)側の係合孔
(27)及び前方のガイドレール(9)側の係合孔(28)
にそれぞれ係合させ、両把持片(31)(31)で、上記キ
ャリヤプレート(14)とガイドレール(9)との重合部
分を、両側方より弾圧力をもって把持することにより、
そのキャリヤプレート(14)をガイドレール(9)の長
手方向の所望位置に仮止めすることができる。
後方のキャリヤプレート(14)は、モータ(16)を作動
させて、後方のガイドレール(9)に沿って適宜摺動さ
せることにより、このガイドレール(9)に対して予め
定められた位置、すなわちウインドレギュレータ(7)
をドア(1)内に取付けたとき、このキャリヤプレート
(14)がインナーパネル(2)における後下方の作業孔
(6)に臨むような位置に停止させておく。
なお、このときの後方のキャリヤプレート(14)の停止
位置と、前方のキャリヤプレート(14)の仮止め位置と
は、ウインドレギュレータ(7)をドア(1)内に取付
けたとき、互いにほぼ等高となるようにしておくのが好
ましい。
次に、上述のようにして両キャリヤプレート(14)(1
4)をそれぞれ位置決めした状態で、第3図に示すよう
に、ウインドレギュレータ(7)全体を、開口(5)よ
りドア(1)内に挿入し、その後上下の作業孔(6)を
利用して、第4図に示すように、上下の支持板(10)
(12)を、ボルト・ナット(25)をもって、インナーパ
ネル(2)側に固着することにより、ガイドレール
(9)(9)がほぼ上下方向を向くようにして、ウイン
ドレギュレータ(7)全体をドア(1)内に固着する。
次いで、第4図に示すように、窓ガラス(4)を開口
(5)よりドア(1)内に挿入し、窓ガラス(4)の下
端部が各キャリヤプレート(14)と重合する位置で、窓
ガラス(4)の挿入を停止し、かつその位置で、適宜の
治具等(図示略)をもって窓ガラス(4)を保持する。
この状態で、下方の前後の作業孔(6)を利用して、窓
ガラス(4)の下端部を、各キャリヤプレート(14)
に、ボルト・ナット(26)等の結合手段をもってそれぞ
れ互いに結合する。
このとき、窓ガラス(4)は治具等により保持されてお
り、かつ前方のキャリヤプレート(14)は仮止め用クリ
ップ(29)により仮止めされており、さらに後方のキャ
リヤプレート(14)はモータ(16)等の昇降機構により
停止させられているので、それらを作業者の手で支える
必要がなく、このときの結合作業は誰にでも簡単に行な
える。
窓ガラス(4)の両キャリヤプレート(14)(14)への
結合作業の完了後、第5図に示すように、仮止め用クリ
ップ(29)におけるいずれかの指掛け片(32)に指を挿
入して、手前に引張ることにより、仮止め用クリップ
(29)を前方のキャリヤプレート(14)及びガイドレー
ル(9)から容易に外すことができる。
なお、このとき外した仮止め用クリップ(29)は、保存
しておいて、他の同様のドアの製造時に再利用すること
ができる。その後、窓ガラス(4)保持用の治具等を外
し、その他の付属部品(図示略)をドア(1)に装着す
る。
上述の仮止め用クリップ(29)は、尖先部がないので、
作業者の指等を負傷させるおそれがないという利点があ
る。
上述の本発明の方法の一実施要領で用いた仮止め用クリ
ップ(29)は、本発明の第2発明に相当する仮止め用ク
リップであるが、第6図に示すような、仮止め用クリッ
プ(40)を用いることもできる。
この仮止め用クリップ(40)は、上述の仮止め用クリッ
プ(29)の構成から、両指掛け片(32)を除去したもの
と同一の構成としてある。
すなわち、仮止め用クリップ(40)は、自動車のドア
(1)内に取付けられる窓ガラス案内装置(8)におけ
るガイドレール(9)の長手方向の所望の位置に、キャ
リヤプレート(14)を仮止めしておくためのものであっ
て、基片(41)の両端に、ガイドレール(9)とキャリ
ヤプレート(14)との重合部分を把持する弾性撓曲可能
な1対の把持片(42)を備える単純な構成としてある。
また、各把持片(42)の先端部には、上述の仮止め用ク
リップ(29)における突起部(31a)と同様の突起部(4
2a)を設けてある。
この仮止め用クリップ(40)を用いる場合には、基片
(41)をつまんでガイドレール(9)等から引き剥す
か、又は基片(41)とガイドレール(9)等との間に尖
先状の工具等を挿入して引き剥せばよい。
その他の作用、効果は、仮止め用クリップ(29)を用い
る場合と同一である。
なお、第6図以降において、第1図乃至第5図における
のと同一の符号は、同一の部材を示し、それらについて
の説明は省略する。
第7図及び第8図は、本発明の第2発明のそれぞれ別の
変形例を示す。
第7図に示す仮止め用クリップ(50)は、指掛け片(5
3)を、一方の把持片(52)のみに連設し、かつその形
状を、仮止め用クリップ(29)の場合と異ならせ、曲率
中心がキャリヤプレート(14)側に位置するような半円
状としてある。
基片(51)、両把持片(52)及びその突起部(52a)の
形状及び構造は上述の仮止め用クリップ(29)のものと
同一としてある。
第8図に示す仮止め用クリップ(60)は、一方の把持片
(62)の先端を内方に向けて折曲して折曲部(62a)を
形成し、この折曲部(62a)をガイドレール(9)の係
合孔(28)と、ローラ(13)の枢軸(64)の先端に固着
した端板(65)に穿設された係合孔(66)とに連続して
嵌合させることにより、キャリヤプレート(14)の仮止
め時に、キャリヤプレート(14)の位置ずれを確実に阻
止し得るようにしてある。
仮止め用クリップ(60)における基片(61)、他方の把
持片(62)、その突起部(62b)及び指掛け片(63)等
の形状及び構造は、第7図に示す仮止め用クリップ(5
0)のものと同一としてある。
上記両変形例を用いた場合のその他の作用、効果は、上
述の仮止め用クリップ(29)を用いた場合のものと同一
である。
さらに、上述の「従来の技術」として述べた特公昭55−
14231号公報に開示されているような構成の窓ガラス案
内装置をドア内に取付ける際にも、本発明の方法を適用
し得ることはもちろんである。
(発明の効果) 本発明によると、次のような効果を奏することができ
る。
(a)窓ガラス案内装置を自動車のドア内に挿入する前
に、ガイドレールとキャリヤプレートとの所要の重合部
分の両側に位置するガイドレールの側部とキャリヤプレ
ートの側部とに穿設した係合孔に、先端部に突起部が形
成された弾性撓曲可能な1対の把持片を有する仮止め用
クリップにおける前記各突起部を係合することにより、
キャリヤプレートをガイドレールの長手方向の所要の位
置に仮止めするようにしたので、仮止め用クリップの各
突起部が、ガイドレールとキャリヤプレートとの係合孔
に係合し、キャリヤプレートは、ガイドレールの長手方
向の所要の位置に確実に仮止めされ、キャリヤプレート
がガイドレールの長手方向に妄りに位置ずれすることは
ない。
(b)仮止め状態で、窓ガラス案内装置を自動車のドア
内に挿入し、その後、ガイドレールをドア内に固着し、
かつドア内に挿入した窓ガラスの適所と前記キャリヤプ
レートとを結合手段をもって結合した後、仮止め用クリ
ップをガイドレール及びキャリヤプレートから外すこ
と、及びドアのインナーパネルに設けた作業孔と、ガイ
ドレールをドア内に固定したときのガイドレールに対す
る仮止め用クリップの取付け位置と、ガイドレールに仮
止めされたキャリヤプレートへの窓ガラスの取付け位置
とを、予め一致させておくことにより、窓ガラスとキャ
リヤプレートとの結合作業と、その後のガイドレール及
びキャリヤプレートから仮止め用クリップを外す作業と
を、作業孔を通じて簡単に行なうことができ、作業性が
よい。
(c)仮止め用クリップを、基片の両端に弾性撓曲可能
な1対の把持片を有するとともに、各把持片の先端部
に、ガイドレールとキャリヤプレートとの所要の重合部
分の両側に位置するガイドレールの側部とキャリヤプレ
ートの側部とに穿設した係合孔に係合しうる突起部を設
け、かつ少なくとも一方の把持片の先端に、引き剥し用
の指掛け片を連設したものとしたことにより、ガイドレ
ールとキャリヤプレートとの係合孔に突起部を係合さ
せ、かつガイドレールとキャリヤプレートとを両把持片
により挾んで、キャリヤプレートを、妄り位置ずれする
ことなく確実にガイドレールに仮止めすることができる
とともに、引き剥し用の指掛け片を、少なくとも一方の
把持片の先端に連設したことにより、指掛け片を引っ張
るだけで、一方の把持片が弾性撓曲し、その先端部の突
起部を、ガイドレール又はキャリヤプレートの係合孔か
ら容易に離脱させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第5図は、本発明の方法の一実施要領を示す
もので、 第1図は、ドア内の窓ガラス案内装置その他の部材の取
付け作業の完了直前の状態を示す一部破断側面図、 第2図は、第1図のX−X線に沿う拡大断面図であっ
て、本発明の第2発明を適用した仮止め用クリップを外
す直前の状態を示す図、 第3図乃至第5図は、それぞれ本発明の方法の一実施要
領にしたがって、ドア内に窓ガラス案内装置その他を取
付ける際の状態を順次示す概略縦断正面図、 第6図は、本発明の方法の実施に用いることのできる仮
止め用クリップの変形例と、それを用いてキャリヤプレ
ートをガイドレールに仮止めしたときの状態を示す要部
の横断面図、 第7図及び第8図は、本発明の第2発明のそれぞれ別の
変形例を示す、第6図と同様の部分の横断面図である。 (1)ドア、(2)インナーパネル (3)アウターパネル、(4)窓ガラス (5)開口、(6)作業孔 (7)ウインドレギュレータ (8)窓ガラス案内装置 (9)ガイドレール、(14)キャリヤプレート (26)ボルト・ナット(結合手段) (27)(28)係合孔 (29)(40)(50)(60)仮止め用クリップ(仮止め手
段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 武田 義充 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内 (56)参考文献 実開 昭60−137614(JP,U)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ガイドレールと、該ガイドレールに摺動自
    在に装着されたキャリヤプレートとからなる窓ガラス案
    内装置を、自動車のドア内に挿入した後、前記ガイドレ
    ールをほぼ上下方向を向くようにしてドア内に固着し、
    次いで前記ドア内に窓ガラスを挿入し、該窓ガラスの適
    所と前記キャリヤプレートとを、結合手段をもって結合
    する自動車のドア内への窓ガラス案内装置の取付方法に
    おいて、 窓ガラス案内装置を自動車のドア内に挿入する前に、ガ
    イドレールとキャリヤプレートとの所要の重合部分の両
    側に位置するガイドレールの側部とキャリヤプレートの
    側部とに穿設した係合孔に、先端部に突起部が形成され
    た弾性撓曲可能な1対の把持片を有する仮止め用クリッ
    プにおける前記各突起部を係合することにより、前記キ
    ャリヤプレートをガイドレールの長手方向の所要の位置
    に仮止めし、その仮止め状態で、窓ガラス案内装置を自
    動車のドア内に挿入し、その後、ガイドレールをドア内
    に固着し、かつドア内に挿入した窓ガラスの適所と前記
    キャリヤプレートとを結合手段をもって結合した後、前
    記仮止め用クリップをガイドレール及びキャリヤプレー
    トから外し、さらにドアのインナーパネルに設けた作業
    孔と、ガイドレールをドア内に固定したときのガイドレ
    ールに対する仮止め用クリップの取付け位置と、ガイド
    レールに仮止めされたキャリヤプレートへの窓ガラスの
    取付け位置とを、予め一致させておくことを特徴とする
    自動車のドア内への窓ガラス案内装置の取付方法。
  2. 【請求項2】ガイドレールと、該ガイドレールに摺動自
    在に装着されたキャリヤプレートとからなる窓ガラス案
    内装置を、自動車のドア内に挿入した後、前記ガイドレ
    ールをほぼ上下方向を向くようにしてドア内に固着し、
    次いで前記ドア内に窓ガラスを挿入し、該窓ガラスの適
    所と前記キャリヤプレートとを、結合手段をもって結合
    する自動車のドア内への窓ガラス案内装置の取付方法に
    おいて、窓ガラス案内装置を自動車のドア内に挿入する
    前に、ガイドレールとキャリヤプレートとの所要の重合
    部分の両側に位置するガイドレールの側部とキャリヤプ
    レートの側部とに穿設した係合孔に、先端部に突起部が
    形成された弾性撓曲可能な1対の把持片を有する仮止め
    用クリップにおける前記各突起部を係合することによ
    り、前記キャリヤプレートをガイドレールの長手方向の
    所要の位置に仮止めし、その仮止め状態で、窓ガラス案
    内装置を自動車のドア内に挿入し、その後、ガイドレー
    ルをドア内に固着し、かつドア内に挿入した窓ガラスの
    適所と前記キャリヤプレートとを結合手段をもって結合
    した後、前記仮止め用クリップをガイドレール及びキャ
    リヤプレートから外し、さらにドアのインナーパネルに
    設けた作業孔と、ガイドレールをドア内に固定したとき
    のガイドレールに対する仮止め用クリップの取付け位置
    と、ガイドレールに仮止めされたキャリヤプレートへの
    窓ガラスの取付け位置とを、予め一致させておくことを
    特徴とする自動車のドア内への窓ガラス案内装置の取付
    方法の実施に直接使用する仮止め用クリップであって、 基片の両端に弾性撓曲可能な1対の把持片を有するとと
    もに、各把持片の先端部に、ガイドレールとキャリヤプ
    レートとの所要の重合部分の両側に位置するガイドレー
    ルの側部とキャリヤプレートの側部とに穿設した係合孔
    に係合しうる突起部を設け、かつ少なくとも一方の把持
    片の先端に、引き剥し用の指掛け片を連設したことを特
    徴とする仮止め用クリップ。
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