JPH0791710B2 - ポリエステル太細加工糸の製造方法 - Google Patents

ポリエステル太細加工糸の製造方法

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JPH0791710B2
JPH0791710B2 JP61012748A JP1274886A JPH0791710B2 JP H0791710 B2 JPH0791710 B2 JP H0791710B2 JP 61012748 A JP61012748 A JP 61012748A JP 1274886 A JP1274886 A JP 1274886A JP H0791710 B2 JPH0791710 B2 JP H0791710B2
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JP
Japan
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thick
polyester
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thin
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順雄 大田
忠人 小野寺
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Toyobo Co Ltd
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Toyobo Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、ポリエステル太細加工糸の製造方法に関し、
さらに詳しくは糸の長手方向に太さ斑が存在し濃淡染着
能力差が糸の長手方向において極めて少なくドライでシ
ヤリ感に富んだポリエステル太細加工糸を安定して製造
する方法に関する。
(従来の技術) 従来、ポリエステル太細加工糸を供給原糸として仮撚加
工する方法が提案されている(特公昭53−27387号公
報、特公昭53−45418号公報参照)。
まず、特公昭53−27387号公報の方法は、太糸部の複屈
折率が15×10-3〜80×10-3で細糸部の複屈折率が100×1
0-3〜200×10-3であるポリエステル糸条を供給原糸とし
て、加工温度180℃以上、加撚張力0.05〜0.15g/dで仮撚
加工するものである。しかしながら、この方法によって
製造された加工糸は、太さ斑を有しかつ自然な風合を有
するものの、染色後において強い濃淡コントラストを有
し、それ故嗜好に左右されることが多く用途展開に少な
からず支障をきたしていた。もっとも、この方法によっ
ても染色条件の改良で濃淡コントラストをある程度下げ
ることが可能であるものの十分とはいえず、また、仮撚
条件のうちフイード率をアンダーフイード側にして太糸
部を延ばすことによって濃淡コントラストを下げること
も可能であるものの、太細斑が減少し、風合が損なわれ
るという欠点が生じる。また、この方法によると仮撚数
が高いために部分捲縮部が発生しこれがために染色後に
おいて強い濃淡コントラストの原因となり、また、単糸
で仮撚加工するためにシヤリ感、ドライ感にも欠けると
いった欠点があった。
次に、特公昭53−45418号公報の方法は、所定の太糸部
を有するポリエステルマルチフイラメントを加撚しなが
ら130〜190℃で熱処理し、次いて解撚することを特徴と
する抗スナッキング性ポリエステル捲縮加工糸の製造方
法である。この方法は、抗スナッキング性の優れたポリ
エステル捲縮加工糸の製造には好適ではあるものの、ド
ライ感、シヤリ感に欠け、しかも未延伸部が濃染される
ことにより、また部分捲縮部が発生することにより濃淡
コントラストの問題が生ずるなどの欠点があった。
(発明が解決しようとする問題点) 本発明は、かかる従来の方法を改良し、太細糸部を有
し、しかも糸の長手方向においてほぼ均一な染着能力差
を有し、ドライ感、シヤリ感に富んだポリエステル太細
加工糸の安定した製造方法を提供することを目的とする
ものである。
(問題点を解決するための手段) 本発明は、かかる目的を達成するために、次の構成をと
るものである。すなわち、本発明は、太糸部の複屈折率
が15×10-3〜50×10-3であり糸の長手方向に太細糸部を
有するポリエステル系マルチフイラメント糸の少なくと
も2本以上を供給原糸として下記(1)〜(3)式を同
時に満足する条件で仮撚加工することを特徴とするポリ
エステル太細加工糸の製造方法である。
さらに本発明を以下において詳細に説明する。本発明で
いうポリエステル系マルチフイラメント糸とは、エチレ
ンテレフタレート単位を85モル%以上含有するポリエス
テル繊維のマルチフイラメント糸をいい、共重合成分と
して、例えば、アジピン酸、セバシン酸、イソフタル
酸、ジフエニルジカルボン酸、ナフタリンジカルボン酸
の二塩基類、オキシ安息香酸の如きオキシ酸類およびジ
エチレングリコール、プロピレングリコール、ネオペン
チルグリコール、ペンタエリスリトール、ポリエチレン
グリコールモノメチルエーテル等のグリコール類、5−
ナトリウムスルホイソフタル酸などの内から一種または
2種以上のものを使用することが出来る。また、フイラ
メントの断面形状については、特に限定されず、円形、
三角形、その他多葉断面などの異形であっても良い。さ
らに、糸の繊度(デニール)としては、一般衣料用途に
使用される範囲のものすなわち30〜300デニールのもの
が好ましく、フイラメント数としてもフイラメントの繊
度が0.5〜5デニールになるようなフイラメント数のも
のが好ましい。供給原糸としてのポリエステル系マルチ
フイラメント糸の太糸部の複屈折率Δnについては、Δ
nが15×10-3未満では仮撚時に太糸部の熱劣化による糸
切れや毛羽発生の問題が生じ、他方、50×10-3を超える
ときには容易に仮撚加工することができるものの、糸全
体としての太細斑の発生が少なく、特徴ある風合を得る
ことができなくなり、より一般的なウーリーライクなも
のしか得られなくなる。このため、供給原糸としてのポ
リエステル系マルチフイラメント糸の太糸部のΔnは15
×10-3〜50×10-3の範囲にする。かかるポリエステル系
マルチフイラメント糸の少なくとも2本以上を供給原糸
として仮撚加工するものであるが、少なくとも2本以上
とするのは、ドライ感、シヤリ感を出すとともに糸の長
手方向における染着能力差による濃淡コントラストを下
げるためであり、この意味から、引揃え、先撚(200T/M
以下)、又は交絡(いわゆるインターレース)のいずれ
によって2本以上としてもよい。なお、2本以上とする
のは連続的でも、一旦巻取ってから引き出す際に行って
もよい。また、本数は、好ましくは4本以下、さらに好
ましくは3本以下とする。
次に、仮撚加工条件についてであるが、ヒータ温度H
1(℃)が220℃未満では太糸部の融着状態が甘く、染色
後において染着差による濃淡コントラストが強く出るの
で、H1(℃)は220℃以上とする。また、H1(℃)は240
℃を超えるとポリエステル繊維の融点近くになるため、
ポリエステルフイラメントの溶融による糸切れや毛羽が
多発するので、H1(℃)は240℃以下とする。
さらに、仮撚数Tw(T/M)についてであるが、Tw(T/M)
になると捲縮の発現が悪くなり、融着状態での嵩高性が
劣るため著しく布帛での風合を損う結果となる。また、
w(T/M)を超えると、ヒータ温度H1(℃)をあげても部分捲縮部
が発生し、染色後に染着差が生じ、濃淡コントラストが
強く出るため、Tw(T/M)の範囲としては 以上でしかも 以下とする。ここにDは供給原糸の繊度(デニール)で
ある。
またさらに、オーバフイード率F1(%)についてである
が、F1(%)が−5.0%未満すなわち引張った状態にな
るにしたがい太糸部が延ばされすぎて染着能力差は少な
くなる方向に移行するが、目的とする太細斑を残しつつ
染着能力差を少なくすることは得られにくくなる。他
方、オーバフイード率F1(%)が+1.0%を超えると仮
撚加工が安定して行なわれがたくなるのでF1(%)は+
1.0%以下とする。
(実施例) 実施例1 複屈折率Δnが21.5×10-3であるポリエチレンテレフタ
レート未延伸糸(36フイラメント)を不均一延伸して太
糸部の複屈折率Δnが22×10-3、細糸部の複屈折率Δn
が145×10-3である太細糸部を有するポリエステル系マ
ルチフイラメント糸(75デニール)を製造した。このポ
リエステル系マルチフイラメント糸を2本引揃えてスピ
ンドルタイプの仮撚機に供給し、種々条件を変更して仮
撚加工糸を製造した。ついで、経糸密度112本/吋、緯
糸密度80本/吋で162cm幅の ツイルを織成し、染色仕上加工を行なった。この際の仮
撚性、製織性、織物について評価を行なって第1表に示
す。なお、比較のために前記の太細糸部を有するポリエ
ステル系マルチフイラメント糸を単糸のままで仮撚加工
して織成し染色仕上加工を行なったものについても同様
に評価した。この際の単糸の密度は、経糸で150本/
吋、緯糸で110本/吋であった。
こゞで第1表の織物評価欄のうち、ドライタッチについ
ては◎はドライタッチの風合に非常に富む、○はドライ
タッチの風合に富む、△はやや富む、×はドライタッチ
の風合に欠ける、ことを示し、また、シヤリ感について
は◎は非常にあり、○はあり、△はややあり、×は乏し
い、ことを示す。濃淡斑については◎は濃淡染着差が極
めて少ないことを、○は濃淡染着差が少ないことを、△
は濃淡染着差が若干目立つことを、×は濃淡染着差が目
立つことを示す。
なお、仮撚性、製織性については◎は工程通過性良好
を、×は工程通過性不良を示す。
さて、第1表でNo2、7、8は本発明に係り、No1、3、
4、5、6、9、10は比較例に係る。No2、7、8は本
発明の条件を充たしているので、仮撚性、製織性とも工
程通過性が良好であり、また織物特性もドライ感、シヤ
リ感、濃淡斑のすべてについて好ましい結果を示した。
他方、No1は余りにも引張った状態で仮撚加工するため
に太糸部が延ばされすぎて染着差が目立たなくなるが、
風合的にドライ感、シヤリ感とも本発明のものから離れ
てしまう。No3はヒータ温度が低いためにドライ感、濃
淡斑の点で問題が生じ、No4はヒータ温度が高すぎるた
め仮撚性、製織性、ドライ感とも問題があった。No5は
仮撚数が低いために捲縮の発現が悪くなり、ドライ感が
悪くなった。No6は、逆に仮撚数が高いために部分捲縮
部が発生し、濃淡斑が目立った。No9は、オーバフイー
ド率が高いために安定した操業性が得られなかった。No
10は供給原糸として単糸を用いているためにドライ感に
乏しく、また濃淡染着差が目立った。
(発明の効果) このように本発明によれば、糸の長手方向に太さ斑が存
在ししかも濃淡染着能力差が糸の長手方向において極め
て少なく、ドライ感、シヤリ感に富んだポリエステル太
細加工糸が安定して製造されるという顕著な効果が奏さ
れる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】太糸部の複屈折率が15×10-3〜50×10-3
    あり糸の長手方向に太細糸部を有するポリエステル系マ
    ルチフイラメント糸の少なくとも2本以上を供給原糸と
    して下記(1)〜(3)式を同時に満足する条件で仮撚
    加工することを特徴とするポリエステル太細加工糸の製
    造方法。
JP61012748A 1986-01-22 1986-01-22 ポリエステル太細加工糸の製造方法 Expired - Lifetime JPH0791710B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6059136A (ja) * 1983-09-05 1985-04-05 ユニチカ株式会社 ポリエステルシックアンドシンヤ−ンの製造法
JPS60162820A (ja) * 1984-02-01 1985-08-24 ユニチカ株式会社 ポリエステル太細加工糸の製造方法
JPS60252730A (ja) * 1984-05-24 1985-12-13 ユニチカ株式会社 複合加工糸の製造方法

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