JPH0794047B2 - アルミ被覆鋼線の湿式強制潤滑伸線方法 - Google Patents
アルミ被覆鋼線の湿式強制潤滑伸線方法Info
- Publication number
- JPH0794047B2 JPH0794047B2 JP16669287A JP16669287A JPH0794047B2 JP H0794047 B2 JPH0794047 B2 JP H0794047B2 JP 16669287 A JP16669287 A JP 16669287A JP 16669287 A JP16669287 A JP 16669287A JP H0794047 B2 JPH0794047 B2 JP H0794047B2
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- die
- coated steel
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- Metal Extraction Processes (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はアルミ被覆鋼線の湿式強制潤滑伸線方法に関
し、特に潤滑不良による断線などの不良を防止した伸線
方法に係るものである。
し、特に潤滑不良による断線などの不良を防止した伸線
方法に係るものである。
従来アルミ被覆鋼線は芯材と被覆材との変形抵抗の差が
大きいため、通常の伸線加工を行なった場合不可能か、
或いはできたとしても極短尺のものであった。このため
強制潤滑伸線法の適用が検討されている。この方法には
基本的に2ダイ法と1ダイ法があり、また使用する潤滑
剤の種類により湿式(油)と乾式(パウダー)とがあ
る。2ダイ法は2個のダイス間に潤滑剤を高圧で供給し
て潤滑効果を高め伸線する方法であるが、装置が大型と
なり、複雑化し作業性が悪いなどの欠点がある。一方1
ダイ法は縮径ダイスの直前にインレットチューブ(潤滑
剤導入管)を設置し、その内部を通して線材を高速引抜
きすることにより高圧を発生させ潤滑性を高めて伸線す
る方法で、装置が簡単で作業性が良いなどの特徴があり
多く利用されている。一般に上記の湿式1ダイ法におい
ては潤滑剤としてポリブデン(商品名、日本石油社製)
或いはマスタードロウ(商品名、昭和シェル社製)など
の潤滑油が使用されている。しかしこの潤滑油を使用し
てアルミ被覆鋼線を伸線する場合、潤滑不良が生じダイ
ス焼付きを引起し、線材の表面欠陥や断線するなどの事
故が発生し、長尺の品質の良いアルミ被覆鋼線が得られ
ない問題があった。
大きいため、通常の伸線加工を行なった場合不可能か、
或いはできたとしても極短尺のものであった。このため
強制潤滑伸線法の適用が検討されている。この方法には
基本的に2ダイ法と1ダイ法があり、また使用する潤滑
剤の種類により湿式(油)と乾式(パウダー)とがあ
る。2ダイ法は2個のダイス間に潤滑剤を高圧で供給し
て潤滑効果を高め伸線する方法であるが、装置が大型と
なり、複雑化し作業性が悪いなどの欠点がある。一方1
ダイ法は縮径ダイスの直前にインレットチューブ(潤滑
剤導入管)を設置し、その内部を通して線材を高速引抜
きすることにより高圧を発生させ潤滑性を高めて伸線す
る方法で、装置が簡単で作業性が良いなどの特徴があり
多く利用されている。一般に上記の湿式1ダイ法におい
ては潤滑剤としてポリブデン(商品名、日本石油社製)
或いはマスタードロウ(商品名、昭和シェル社製)など
の潤滑油が使用されている。しかしこの潤滑油を使用し
てアルミ被覆鋼線を伸線する場合、潤滑不良が生じダイ
ス焼付きを引起し、線材の表面欠陥や断線するなどの事
故が発生し、長尺の品質の良いアルミ被覆鋼線が得られ
ない問題があった。
本発明は上記の潤滑油を用いたアルミ被覆鋼線の伸線方
法について検討の結果、潤滑油の粘度とインレットチュ
ーブのクリアランスが潤滑性に関係があることを見出
し、これを調整することにより、ダイス焼付きが生じな
い伸線方法を開発したものである。
法について検討の結果、潤滑油の粘度とインレットチュ
ーブのクリアランスが潤滑性に関係があることを見出
し、これを調整することにより、ダイス焼付きが生じな
い伸線方法を開発したものである。
本発明は、縮径ダイスとその直前に設置したインレット
チューブとからなるダイスホルダーを使用してアルミ被
覆鋼線を湿式強制潤滑伸線する方法において、潤滑剤の
粘度μ(P)と、線材とインレットチューブの片側クリ
アランスh(cm)との関係を2×103<μ/h2<3×105
として伸線することを特徴とするアルミ被覆鋼線の湿式
強制潤滑伸線方法である。
チューブとからなるダイスホルダーを使用してアルミ被
覆鋼線を湿式強制潤滑伸線する方法において、潤滑剤の
粘度μ(P)と、線材とインレットチューブの片側クリ
アランスh(cm)との関係を2×103<μ/h2<3×105
として伸線することを特徴とするアルミ被覆鋼線の湿式
強制潤滑伸線方法である。
すなわち本発明は、例えば第1図に示す1ダイ法におい
て、縮径ダイス(1)の直前にインレットチューブ
(2)およびガイドダイス(3)が直列に配置されダイ
スホルダー(4)に収納されている。このダイスホルダ
ーは潤滑油(5)中に浸漬されており複合線材(6)は
ガイドダイス、インレットチューブを経て縮径ダイスに
より縮径されるものである。この際線材が高速でインレ
ットチューブを通過するため後方の潤滑油がインレット
チューブの内径と線材とのクリアランス(h)に引き込
まれて縮径ダイスを潤滑するものである。なおダイス周
辺は高温になるのを防止するため、水などの冷却剤
(7)により冷却されている。
て、縮径ダイス(1)の直前にインレットチューブ
(2)およびガイドダイス(3)が直列に配置されダイ
スホルダー(4)に収納されている。このダイスホルダ
ーは潤滑油(5)中に浸漬されており複合線材(6)は
ガイドダイス、インレットチューブを経て縮径ダイスに
より縮径されるものである。この際線材が高速でインレ
ットチューブを通過するため後方の潤滑油がインレット
チューブの内径と線材とのクリアランス(h)に引き込
まれて縮径ダイスを潤滑するものである。なおダイス周
辺は高温になるのを防止するため、水などの冷却剤
(7)により冷却されている。
本発明は、上記の潤滑油の粘度(μ:単位ポアズP)と
線材とインレットチューブとのクリアランス(h:単位c
m)との関係を2×103<μ/h2<3×105として伸線する
ものである。なおμは常温常圧下における値であり、h
は片側クリアランスの値である。上記条件においてμ/h
2が2×103未満であると縮径ダイス内に発生する圧力が
低くなり潤滑性が低下し、また3×105を越えると潤滑
油がインレットチューブ内および縮径ダイス内に引込ま
れ難しくなり潤滑効果が低下するからである。例えば第
1図に示す1ダイ法におけるダイスホルダーを使用し、
マスタードロウ568(P25)を潤滑油として使用する場
合、クリアランスhは0.09〜1.12mmに設定すると良好に
伸線できる。本発明において潤滑油としては上記マスタ
ードロウおよびポリプデンの他スーパードロウ(ファー
ベスト化成、商品名)、メタルフォーム(エッソ、商品
名)などが適用できる。また1ダイ法に限らず2ダイ法
および、この種の縮径ダイスとインレットチューブを有
するダイスホルダーを使用する伸線方法に適用できる。
線材とインレットチューブとのクリアランス(h:単位c
m)との関係を2×103<μ/h2<3×105として伸線する
ものである。なおμは常温常圧下における値であり、h
は片側クリアランスの値である。上記条件においてμ/h
2が2×103未満であると縮径ダイス内に発生する圧力が
低くなり潤滑性が低下し、また3×105を越えると潤滑
油がインレットチューブ内および縮径ダイス内に引込ま
れ難しくなり潤滑効果が低下するからである。例えば第
1図に示す1ダイ法におけるダイスホルダーを使用し、
マスタードロウ568(P25)を潤滑油として使用する場
合、クリアランスhは0.09〜1.12mmに設定すると良好に
伸線できる。本発明において潤滑油としては上記マスタ
ードロウおよびポリプデンの他スーパードロウ(ファー
ベスト化成、商品名)、メタルフォーム(エッソ、商品
名)などが適用できる。また1ダイ法に限らず2ダイ法
および、この種の縮径ダイスとインレットチューブを有
するダイスホルダーを使用する伸線方法に適用できる。
以下に本発明の一実施例について説明する。
第1図に示す装置により、外径4.5mmφ、被覆率62%の
アルミ被覆鋼線を、インレットチューブ長さ60mm、縮径
ダイス孔径4.0mmφ(減面率約20%)、伸線速度130m/mi
nとし、潤滑油としてポリブテンおよびマスタードロウ
(粘度2〜123P)用いて線材とインレットチューブのク
リアランスを変えて伸線実験を行なった。この結果を第
2図に示す。図中○印は線表が5000以上にわたって伸線
が可能であった場合、×印は200〜300mの伸線後断線し
た場合を示すものである。この図から明らかなように伸
線可能な範囲は潤滑油の粘度をμ(P)、線材とインレ
ットチューブとのクリアランスの片側をh(cm)とすれ
ばμ/h2で整理でき2×103<μ/h2<3×105の条件にお
いて伸線が可能であることが判る。またそれを以外の条
件で伸線した場合はいずれもダイス焼付きが生じ断線し
た。
アルミ被覆鋼線を、インレットチューブ長さ60mm、縮径
ダイス孔径4.0mmφ(減面率約20%)、伸線速度130m/mi
nとし、潤滑油としてポリブテンおよびマスタードロウ
(粘度2〜123P)用いて線材とインレットチューブのク
リアランスを変えて伸線実験を行なった。この結果を第
2図に示す。図中○印は線表が5000以上にわたって伸線
が可能であった場合、×印は200〜300mの伸線後断線し
た場合を示すものである。この図から明らかなように伸
線可能な範囲は潤滑油の粘度をμ(P)、線材とインレ
ットチューブとのクリアランスの片側をh(cm)とすれ
ばμ/h2で整理でき2×103<μ/h2<3×105の条件にお
いて伸線が可能であることが判る。またそれを以外の条
件で伸線した場合はいずれもダイス焼付きが生じ断線し
た。
以上に説明したように本発明によれば、潤滑不良による
ダイス焼付きの発生がなく、断線がなく品質のよい長尺
アルミ被覆鋼線の伸線を可能としたもので、工業上顕著
な効果を奏するものでる。
ダイス焼付きの発生がなく、断線がなく品質のよい長尺
アルミ被覆鋼線の伸線を可能としたもので、工業上顕著
な効果を奏するものでる。
第1図は本発明の一実施例を示す側面図、第2図は潤滑
油粘度とクリアランスとの関係を示す図である。 1……縮径ダイス、2……インレットチューブ、3……
ガイドダイス、4……ホルダー、5……潤滑剤、6……
複合線材、7……冷却剤。
油粘度とクリアランスとの関係を示す図である。 1……縮径ダイス、2……インレットチューブ、3……
ガイドダイス、4……ホルダー、5……潤滑剤、6……
複合線材、7……冷却剤。
Claims (1)
- 【請求項1】線径ダイスとその直前に設置したインレッ
トチューブとからなるダイスホルダーを使用してアルミ
被覆鋼線を湿式強制潤滑伸線する方法において、潤滑剤
の粘度μ(P)と、線材とインレットチューブとの片側
クリアランスh(cm)との関係を2×103<μ/h2<3×
105として伸線することを特徴とするアルミ被覆鋼線の
湿式強制潤滑伸線方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16669287A JPH0794047B2 (ja) | 1987-07-03 | 1987-07-03 | アルミ被覆鋼線の湿式強制潤滑伸線方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16669287A JPH0794047B2 (ja) | 1987-07-03 | 1987-07-03 | アルミ被覆鋼線の湿式強制潤滑伸線方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0215819A JPH0215819A (ja) | 1990-01-19 |
| JPH0794047B2 true JPH0794047B2 (ja) | 1995-10-11 |
Family
ID=15835970
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16669287A Expired - Lifetime JPH0794047B2 (ja) | 1987-07-03 | 1987-07-03 | アルミ被覆鋼線の湿式強制潤滑伸線方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0794047B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102847740B (zh) * | 2012-09-28 | 2014-12-10 | 李维生 | 主动螺旋挤压式强迫润滑拉拔模盒 |
| CN115188544B (zh) * | 2022-08-03 | 2025-08-15 | 湖北长天通信科技有限公司 | 一种铝包钢线用拉拔系统 |
-
1987
- 1987-07-03 JP JP16669287A patent/JPH0794047B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0215819A (ja) | 1990-01-19 |
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