JPH0794104A - マイクロ真空増幅素子及びその製造方法 - Google Patents

マイクロ真空増幅素子及びその製造方法

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JPH0794104A
JPH0794104A JP17707194A JP17707194A JPH0794104A JP H0794104 A JPH0794104 A JP H0794104A JP 17707194 A JP17707194 A JP 17707194A JP 17707194 A JP17707194 A JP 17707194A JP H0794104 A JPH0794104 A JP H0794104A
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interlayer insulating
insulating film
emitter
gate
layer
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JP17707194A
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Masaaki Kawamura
雅明 川村
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Toshiba Lighting and Technology Corp
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Toshiba Lighting and Technology Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】この発明は、高放射効率で、製造が容易で、再
現性が良好で,エミッタ抵抗,ゲート電流が小さく,更
にアノード放熱性が良好であることを主要な目的とす
る。 【構成】キャビテイ(50)形成予定部に対応する箇所が開
口され、高融点金属からなる下層(82a) 及びこの下層(8
2a) 上に形成された上層(83a) からなる2層構造のエミ
ッタ(90)と、このエミッタ(90)と隣接して形成された層
間絶縁膜(84a)と、この層間絶縁膜(84a) に隣接して設
けられたゲート(85a) と、エミッタ(90)及びゲート(85
a) と電気的に絶縁されたアノード(87a) とを具備し、
前記キャビテイ(50)内における前記エミッタ(90)の下層
の先端が上層の端面より内側に突出し、かつ前記ゲート
(85a) の先端が前記層間絶縁膜(84a) の端面より後退し
ていることを特徴とする電界放射エミッタ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はマイクロ真空増幅素子
及びその製造方法に関し、特に超高速ダイオード,3極
増幅管等エレクトロニクス全般に適用可能なマイクロ真
空増幅素子及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、マイクロ真空増幅素子の製造方法
としては、次の4つの方法が提案されている。 (イ)アパチャー自己閉塞型2元蒸着法(図4参照) この方法は、例えば高濃度にドープしたSi等の導電性
基板1上にSiO2 等からなる第1層間絶縁膜2,ゲー
ト3を形成した後、上層よりセルフアラインメント法で
エッチングしてキャビティを形成し、更に2元蒸着法に
より第2層間絶縁膜(Al23 等)4及びエミッタコ
ーン(Mo,W等)5を同時に形成した(図4(A))
後、最上層にアノード層6を堆積し、このアノード層6
と第2層間絶縁膜4を再びセルフアラインメント法で窓
明けし(図4(B))、マイクロ真空増幅素子を製造す
る方法である。なお、図4(A)では、便宜上エミッタ
コーン5になる直前の状態を示している。
【0003】(ロ)単結晶Si異方性エッチング法(図
5参照) この方法は、高濃度に不純物をドープしたN型(10
0)Si基板11表面を熱酸化し、キャビティ形成予定上
部以外のSiO2 をエッチング除去した後、これをマス
クとして Si基板11をKOHなどにより異方性エッチ
ングし、更に熱酸化,真空蒸着による第1層間絶縁膜
2,ゲート3,第2層間絶縁膜4,アノード層6を形成
し(図5(A))、この後熱酸化SiO2 をスライトエ
ッチングしてマスク層と,エミッタ錐12上のSiO2
除去してエミッタ錐を露出させ(図5(B))、マイク
ロ真空増幅素子を製造する方法である。
【0004】(ハ)カスプモールド型法(図6参照) この方法は、(100)Si基板20を選択的に異方性エ
ッチングした後、全面にアノード材料層21,SiO2
の層間絶縁膜22,ゲート材料層23,SiO2 等の層間絶
縁膜24及びエミッタと最終的な基板となる多結晶シリコ
ン層25(又は金属層)を順次形成し(図6(A))、前
記基板20を表側に多結晶シリコン層25を裏側にしてSi
基板20を全面エッチングし,更にフォトレジスト26を塗
布し(図6(B))、その後O2 プラズマによる尖端部
レジスト灰化除去,及びセルフアライメントエッチング
によりキャビティを形成し(図6(C))、マイクロ真
空増幅素子を製造する方法である。
【0005】(ニ)ディスクエッジ型薄膜エミッタの製
造方法(図7参照) この方法は、(100)Si基板20上にエミッタとな
る,例えばノンドープSi層(又はW層)31,フォトレ
ジスト層32を形成した後、異方性エッチングにより基板
20をエッチングし(図7(A))、更に全面に層間絶縁
膜となる,例えば(SiO2 +Al23 )複合層33,
ゲートとなる,例えばNb層34を形成し(図7
(B))、しかる後フォトレジスト層32を除去(リフト
オフ)し(図7(C))、マイクロ真空増幅素子を製造
する方法である。なお、この場合、金属製アノード35は
キャビティ上方空間に配置されるのが一般である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来技
術によれば、以下に述べる問題点を有する。 上記(イ)の方法:有効な放射電流密度を得るには、エ
ミッタ尖端曲率半径2nm以下程度必要である。この方法
では5nm以下にすることが極めて困難で、かつエミッタ
・ゲート間距離を常に一定に再現することは困難であ
る。また、エミッタ・ゲート間に遮蔽物もない。従っ
て、ゲート電流を減らすことが困難である。更に、アノ
ードは最上層にあるため、アノードの放熱性が良くな
い。また、製造プロセスが複雑である。
【0007】上記(ロ)の方法:尖端材料がSiのた
め、表面仕事関数が大きい。従って、放射効率上不利で
ある。また、尖端金属コーティング法は現在の技術では
問題がある(表面移動,蒸発等)。更に、Si錐内部抵
抗,即ちエミッタ内部抵抗が高い。更には、エミッタ・
ゲート間距離微調整が困難である。また、エミッタ・ゲ
ート間に遮蔽物がなく、更にアノードの放熱性も良くな
い。
【0008】上記(ハ)の方法:塗布フォトレジストの
膜厚を均一にすることは困難である。従って、ゲートア
パチャー形状が不均一になりやすい。また、アノードが
最上層にあるため、アノードの放熱性が良くない。ま
た、製造プロセスが複雑である。
【0009】上記(ニ)の方法:エミッタが単層膜であ
るため、強度と内部抵抗の問題からあまり薄くできず、
従ってエミッタ断面曲率半径を2nm以下にすることが困
難である。また、エミッタ・ゲート間距離を精度良く制
御することが困難である。
【0010】この発明はこうした事情を考慮してなされ
たもので、高放射効率であるとともに、製造が容易であ
り、かつ再現性が良好で,エミッタ抵抗,ゲート電流が
小さく,更にアノード放熱性が良好なマイクロ真空増幅
素子及びその製造方法を提供することを目的とする
【0011】
【課題を解決するための手段】本願第1の発明は、キャ
ビテイ形成予定部に対応する箇所が開口され、高融点金
属からなる下層及びこの下層上に形成された上層からな
る2層構造のエミッタと、このエミッタと隣接して形成
された層間絶縁膜と、この層間絶縁膜に隣接して設けら
れたゲートと、エミッタ及びゲートと電気的に絶縁され
たアノードとを具備し、前記キャビテイ内における前記
エミッタの下層の先端が上層の端面より内側に突出し、
かつ前記ゲートの先端が第2層間絶縁膜の端面より後退
していることを特徴とするマイクロ真空増幅素子であ
る。
【0012】本願第2の発明は、導電性基板と、この導
電性基板上に設けられ,キャビテイ形成予定部に対応す
る箇所が開口された第1層間絶縁膜と、この第1層間絶
縁膜上に形成されたゲートと、このゲート上に形成され
た第2層間絶縁膜と、この第2層間絶縁膜上に形成さ
れ,高融点金属からなる下層及びこの下層上に形成され
た上層からなる2層構造のエミッタとを具備し、前記キ
ャビテイ内における前記エミッタの下層の先端が上層の
端面より内側に突出し、かつ前記ゲートの先端が前記層
間絶縁膜の端面より後退していることを特徴とするマイ
クロ真空増幅素子である。
【0013】本願第3の発明は、電気絶縁性基板と、こ
の電気絶縁性基板上に設けられキャビテイ形成予定部に
対応する箇所が開口され、かつ高融点金属からなる下層
及びこの下層上に形成された上層からなる2層構造のエ
ミッタと、このエミッタ上に形成された層間絶縁膜と、
この層間絶縁膜上に形成されたゲートと、このゲートと
電気的に絶縁されて設けられたアノードとを具備し、前
記キャビテイ内における前記エミッタの下層の先端が上
層の端面より内側に突出し、かつ前記ゲートの先端が前
記層間絶縁膜の端面より後退していることを特徴とする
マイクロ真空増幅素子である。
【0014】本願第4の発明は、導電性基板上に第1層
間絶縁膜,ゲート材料層,第2層間絶縁膜,高融点金属
からなるエミッタ用下層材料膜及び上層材料膜を順次形
成する工程と、前記上層材料膜上にキャビティ形成予定
部に対応する箇所が開口されたエッチング用マスク材を
形成する工程と、前記マスク材を用いて前記上層材料膜
を選択的に除去して上層を形成する工程と、前記上層を
マスクとして前記下層材料膜を選択的に除去し、前記上
層とエミッタを構成するとともに先端が上層の端面より
内側に突出した下層を形成する工程と、前記上層及び下
層をマスクとして前記第2層間絶縁膜を選択的に除去す
る工程と、前記第2層間絶縁膜をマスクとして前記ゲー
ト材料層を選択的に除去し、先端が第2層間絶縁膜の端
面より後退したゲートを形成する工程と、前記第2層間
絶縁膜をマスクとして第1層間絶縁膜を選択的に除去す
る工程とを具備することを特徴とするマイクロ真空増幅
素子の製造方法である。
【0015】この発明において、前記導電性基板の材質
としては、例えば金属基板,半導体基板,表面に金属を
被覆した半導体基板,表面に金属を被覆した絶縁性基板
が挙げられる。この発明において、前記層間絶縁膜の材
質としては、SiO2 ,Si34 ,Al23 ,又は
TaOx等の高絶縁性材料が挙げられる。また、これら
層間絶縁膜の形成方法としては、CVD法,スパッタリ
ング法,又は真空蒸着法等が挙げられる。更に、第1層
間絶縁膜のエッチングレートに対し第2層間絶縁膜のそ
れを小さくするか,または両者の選択的なエッチングを
可能にさせうる組合わせとしては、例えば第1層間絶縁
膜の材質をSiO2 とするとともに,第2層間絶縁膜を
Si34 とし,かつ弗酸と弗化アンモニウムとの混合
液と熱リン酸を選択的に用いる手段が挙げられる。更
に、CF4 +O2 +N2 ガス等によるプラズマドライエ
ッチングを組み合わせても良い。
【0016】この発明において、前記ゲートの材料とし
ては、例えばCr,Pt,NiCr,W,Ti又は高導
電性(高濃度ドープ)アモルファスSiが挙げられる。
又、前記ゲートの形成方法としては、CVD法,スパッ
タリング法,又は真空蒸着法等が挙げられる。
【0017】この発明において、前記エミッタの一構成
である下層の材料としては、例えばCr,Pt,NiC
r,W,Yi又は高導電性(高濃度ドープ)アモルファ
スSiが挙げられる。又、前記下層の形成方法として
は、CVD法,スパッタリング法,又は真空蒸着法等が
挙げられる。一方、前記エミッタの一構成である上層の
材料としては、比較的膜厚を大きくでき,かつ低応力な
低融点であり,下層との選択的なエッチング可能な金属
例えばAl,Au等が挙げられる。
【0018】
【作用】この発明によれば、高放射効率であるととも
に、製造が容易であり、かつ再現性が良好で,エミッタ
抵抗,ゲート電流が小さく,更にアノード放熱性が良好
なマイクロ真空増幅素子が得られる。
【0019】
【実施例】以下、この発明の実施例について図面を参照
して説明する。 (実施例1)図1(A)〜(C)及び図2(A),
(B)を参照して説明する。まず、この発明に係るマイ
クロ真空増幅素子の製造方法について説明する。 (1)まず、アノードを兼ねる高濃度ドープSi基板41
上に、SiO2 からなる第1層間絶縁膜42,金属層43,
SiO2 らなる第2層間絶縁膜44,NiCrからなる下
層45,Alからなる上層46,及びキャビティ形成予定部
に対応する箇所が開口したフォトレジスト47を形成した
(図1(A)参照)。
【0020】(2)次に、前記フォトレジスト47をマス
クとして硝酸+リン酸+酢酸によるウェットエッチン
グ,又はCCl4 ガスによるリアクティブドライエッチ
ング等により、前記上層46を選択的にエッチング除去し
た。つづいて、前記フォトレジスト47を除去した後、パ
ターニングした上層46をマスクとしてArガス等を用い
たスパッタエッチングなどにより前記下層45を硝酸セリ
ウム系混酸等により選択的にエッチング除去し、パター
ニングした上層46及び下層45からなるエミッタ48を形成
した(図1(B)参照)。ここで、前記下層45の先端
は、上層46の端面と略同一か,若干後退している。
【0021】(3)次に、前記下層45をマスクとして前
記第2層間絶縁膜44をフッ酸とフッ化アンモニウム混液
を用いて選択的に除去した。つづいて、ポジ型フォトレ
ジストを全面塗布し,露光,現像した後、前記第2層間
絶縁膜44をマスクとして前記金属層43を選択的に除去
し、更にフッ酸,フッ化アンモニウム混液を用いて第1
層間絶縁膜43をエッチングし、先端が第2層間絶縁膜44
の端面より後退したゲート49と基板の露出したキャビテ
ィ50を形成した。更に、上記ポジ型フォトレジストを除
去した後、リン酸と酢酸及び硝酸の混液を用いて上層46
をスライトエッチングして、上層46の端部を下層の端部
より後退させて最終的なマイクロ真空増幅素子を形成し
た(図1(C)参照)。なお、図1(C)の要部Xの拡
大図は図2(A)に、図1(C)の要部Yの拡大図は図
2(B)に示した。なお、図2(B)において、点線は
上層のエッチング前の状態を示す。また、図2(B)に
おいて、下層の膜厚をdとすれば、先端の曲率半径をr
とした場合、r≦d/2となる。
【0022】しかして、上記実施例1に係るマイクロ真
空増幅素子は、図1(C)及び図2に示すように、エミ
ッタ48の一構成である下層45の先端を上層46の端面より
キャビティ形成予定部側に突出するとともに、ゲート49
の先端を第2層間絶縁膜44の端面より後退した構成した
ことを特徴とする。従って、高放射効率であるととも
に、製造が容易であり、かつ再現性が良好で,エミッタ
抵抗,ゲート電流が小さく,更にアノード放熱性が良好
なマイクロ真空増幅素子が得られる。また、上記のよう
にして得られたマイクロ真空増幅素子を、例えば図3の
ような接続をすることにより、従来の三極真空菅と類似
の電圧(又は電力)増幅特性を得られる。
【0023】また、上記実施例では、最上層(上層46)
からセルフアラインメントにより順次エッチング及び最
上層スライトエッチングを行なうことにより、下層45の
膜厚を5nm以下に比較的に容易に実現できる。即ち、下
層45の先端の曲率半径rを略2nm以下に無理なく実現で
きる。また、エミッタ(下層)・ゲート間の膜厚を数オ
ングストローム(A)オーダーで制御可能である。更
に、セルファアラインメント法により、ゲート,下層,
上層の幾何学的位置を正確に設定できる。更には、第2
層間絶縁膜44の膜厚を数10nm〜数100nmにする事
で、数V〜数十Vの低ゲート電圧動作が可能になる。
【0024】(実施例2)図8〜図11を参照して説明す
る。まず、この発明に係る電界放射エミッタの製造方法
について説明する。
【0025】(1)まず、高濃度にボロンをドープした
p型のシリコン(Si)単結晶基板81上に、厚さ約5nm
のNiCr層82、厚さ約100nmの第1のAl層83、厚
さ約200nmの第1のSi34 層84、厚さ約100nm
の第2のAl層85、厚さ約400nmの第1のSiO2
86、厚さ約200nmの第3のAl層87、厚さ約100nm
の第2のSiO2 層88、厚さ約100nmの第2のSi3
4 層89を順次形成した。つづいて、前記第2のSi3
4 層89上に、露光,現像によりキャビティ形成予定部
に対応する箇所が開口したフォトレジスト90を形成した
(図8参照)。なお、図8において、第1のSi34
層84は第1の層間絶縁膜となり、第1のSiO2 層86は
第2の層間絶縁膜となる。
【0026】(2)次に、前記フォトレジストパターン
90をマスクとして最上層の第2のSi34 層89を、C
4 +N2 (+O2 )を用いた平行平板プラズマエッチ
ング又はSiF4 を用いた反応性イオンエッチングによ
り、選択的にエッチングした。つづいて、前記フォトレ
ジスト90をO2 プラズマ又はUV光による灰化あるいは
剥離液により除去した。更に、第2のSiO2 層88をH
F+NH4 F(Buffered HF)により選択的にウェッ
トエッチングした(図9参照)。
【0027】(3)次に、前記第3のAl層87を、CC
4 +Ar又はSiCl4 を用いた平行平板式プラズマ
エッチングにより選択的にドライエッチングし、アノー
ド87aを形成した。ここで、エッチング速度は約100
〜200nm/min である。つづいて、前記第1のSiO
2 層86を、HF+NH4 F(Buffered HF)により選
択的にウェットエッチングし、第2の層間絶縁膜86aを
形成した。ひきつづき、前記第2のAl層85をCCl4
+Ar又はSiCl4 を用いた平行平板式プラズマエッ
チングにより選択的にドライエッチングし、ゲート85a
を形成した(図10参照)。ここで、エッチング速度は
約100〜200nm/min である。
【0028】(4)次に、第1のSi34 層84及び第
2のSi34 層89を、CF4 +N2 (+O2 )又はS
iF4 を用いたバレルプラズマエッチングにより、ドラ
イエッチングし、第1の層間絶縁膜84aを形成した。つ
づいて、第1のAl層83をCCl4 +Ar又はSiCl
4 を用いた平行平板式プラズマエッチングにより選択的
にドライエッチングした後、前記NiCr層82をArを
用いたスパッタエッチングにより選択的にドライエッチ
ングし、Al層パターン(上層)83aとNiCr層パタ
ーン(下層)82aからなるエミッタ90を形成した。ひき
つづき、前記基板81をN24 +CH3 CHOHCH3
を用いて選択的にウェットエッチングした。次に、Al
をH3 PO4 +HNO3 +CH3 COOHを用いてウェ
ットエッチングした。つづいて、SiO2 をHF+NH
4 F(Buffered HF)によりウェットエッチングした
(図11参照)。
【0029】上記実施例2に係る電界放射エミッタによ
れば、図11に示すように、エミッタ90の下層82aの先
端がアノード87aの端面よりキャビティ形成予定部側に
突出するとともに、ゲート85aの先端を第1の層間絶縁
膜84aの端面より後退した構成となっている。従って、
高放射効率であるとともに、製造が容易であり、かつ再
現性が良好で,エミッタ抵抗,ゲート電流が小さく,更
にアノード放熱性が良好な電界放射エミッタがえられ
る。
【0030】
【発明の効果】以上詳述したようにこの発明によれば、
高放射効率であるとともに、製造が容易であり、かつ再
現性が良好で,エミッタ抵抗,ゲート電流が小さく,更
にアノード放熱性が良好なマイクロ真空増幅素子及びそ
の製造方法を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1に係るマイクロ真空増幅素
子の製造方法を工程順に示す断面図。
【図2】図1(C)の要部の拡大図であり、図2(A)
は図1(C)の要部Xの拡大図、図2(B)は図1
(C)の要部Yの拡大図。
【図3】マイクロ真空増幅素子を組込んだ回路の説明
図。
【図4】アパチャー自己閉塞型2元蒸着法の説明図。
【図5】単結晶Si異方性エッチング法の説明図。
【図6】カスプモールド型法の説明図。
【図7】ディスクエッジ型薄膜エミッタの製造方法の説
明図。
【図8】この発明の実施例2に係る電界放射エミッタの
製造方法の一工程を示し、フォトレジストの形成までの
断面図。
【図9】この発明の実施例2に係る電界放射エミッタの
製造方法の一工程を示し、第2のSiO2 層をエッチン
グしてフォトレジストを剥離するまでの断面図。
【図10】この発明の実施例2に係る電界放射エミッタ
の製造方法の一工程を示し、ゲートの形成までの断面
図。
【図11】この発明の実施例2に係る電界放射エミッタ
の製造方法の最終工程を示す断面図。
【符号の説明】
41…金属基板(導電性基板)、 42,84a
…第1層間絶縁膜、43…高融点金属層(ゲート電極
層)、 44,86a…第2層間絶縁膜、45…下層、
46…上層、 47,90…フォトレジ
スト、48,90…エミッタ、 49,85a…ゲート、 50
…キャビティ、81…Si単結晶基板、 87a…アノー
ド。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キャビテイ形成予定部に対応する箇所が
    開口され、高融点金属からなる下層及びこの下層上に形
    成された上層からなる2層構造のエミッタと、このエミ
    ッタと隣接して形成された層間絶縁膜と、この層間絶縁
    膜に隣接して設けられたゲートと、エミッタ及びゲート
    と電気的に絶縁されたアノードとを具備し、 前記キャビテイ内における前記エミッタの下層の先端が
    上層の端面より内側に突出し、かつ前記ゲートの先端が
    前記層間絶縁膜の端面より後退していることを特徴とす
    るマイクロ真空増幅素子。
  2. 【請求項2】 導電性基板と、この導電性基板上に設け
    られ,キャビテイ形成予定部に対応する箇所が開口され
    た第1層間絶縁膜と、この第1層間絶縁膜上に形成され
    たゲートと、このゲート上に形成された第2層間絶縁膜
    と、この第2層間絶縁膜上に形成され,高融点金属から
    なる下層及びこの下層上に形成された上層からなる2層
    構造のエミッタとを具備し、 前記キャビテイ内における前記エミッタの下層の先端が
    上層の端面より内側に突出し、かつ前記ゲートの先端が
    第2層間絶縁膜の端面より後退していることを特徴とす
    るマイクロ真空増幅素子。
  3. 【請求項3】 電気絶縁性基板と、この電気絶縁性基板
    上に設けられキャビテイ形成予定部に対応する箇所が開
    口され、かつ高融点金属からなる下層及びこの下層上に
    形成された上層からなる2層構造のエミッタと、このエ
    ミッタ上に形成された層間絶縁膜と、この層間絶縁膜上
    に形成されたゲートと、このゲートと電気的に絶縁され
    て設けられたアノードとを具備し、 前記キャビテイ内における前記エミッタの下層の先端が
    上層の端面より内側に突出し、かつ前記ゲートの先端が
    前記層間絶縁膜の端面より後退していることを特徴とす
    るマイクロ真空増幅素子。
  4. 【請求項4】 導電性基板上に第1層間絶縁膜,ゲート
    材料層,第2層間絶縁膜,高融点金属からなるエミッタ
    用下層材料膜及び上層材料膜を順次形成する工程と、前
    記上層材料膜上にキャビティ形成予定部に対応する箇所
    が開口されたエッチング用マスク材を形成する工程と、
    前記マスク材を用いて前記上層材料膜を選択的に除去し
    て上層を形成する工程と、前記上層をマスクとして前記
    下層材料膜を選択的に除去し、前記上層とエミッタを構
    成するとともに先端が上層の端面より内側に突出した下
    層を形成する工程と、前記上層及び下層をマスクとして
    前記第2層間絶縁膜を選択的に除去する工程と、前記第
    2層間絶縁膜をマスクとして前記ゲート材料層を選択的
    に除去し、先端が第2層間絶縁膜の端面より後退したゲ
    ートを形成する工程と、前記第2層間絶縁膜をマスクと
    して第1層間絶縁膜を選択的に除去する工程とを具備す
    ることを特徴とするマイクロ真空増幅素子の製造方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006049290A (ja) * 2004-07-30 2006-02-16 Samsung Sdi Co Ltd 電子放出素子及びその製造方法
US7719201B2 (en) 2003-10-03 2010-05-18 Ngk Insulators, Ltd. Microdevice, microdevice array, amplifying circuit, memory device, analog switch, and current control unit

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