JPH0794631A - セラミック回路基板 - Google Patents
セラミック回路基板Info
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- JPH0794631A JPH0794631A JP5239840A JP23984093A JPH0794631A JP H0794631 A JPH0794631 A JP H0794631A JP 5239840 A JP5239840 A JP 5239840A JP 23984093 A JP23984093 A JP 23984093A JP H0794631 A JPH0794631 A JP H0794631A
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- H05K—PRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
- H05K1/00—Printed circuits
- H05K1/02—Details
- H05K1/03—Use of materials for the substrate
- H05K1/0306—Inorganic insulating substrates, e.g. ceramic, glass
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- H—ELECTRICITY
- H05—ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H05K—PRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
- H05K3/00—Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
- H05K3/38—Improvement of the adhesion between the insulating substrate and the metal
-
- H—ELECTRICITY
- H10—SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H10W—GENERIC PACKAGES, INTERCONNECTIONS, CONNECTORS OR OTHER CONSTRUCTIONAL DETAILS OF DEVICES COVERED BY CLASS H10
- H10W90/00—Package configurations
- H10W90/701—Package configurations characterised by the relative positions of pads or connectors relative to package parts
- H10W90/751—Package configurations characterised by the relative positions of pads or connectors relative to package parts of bond wires
- H10W90/754—Package configurations characterised by the relative positions of pads or connectors relative to package parts of bond wires between a chip and a stacked insulating package substrate, interposer or RDL
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- Parts Printed On Printed Circuit Boards (AREA)
- Manufacturing Of Printed Wiring (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】セラミック基板上に微細な薄膜パターンを形成
し、高密度化、高集積化を図るとともに信頼性の高いセ
ラミック回路基板を提供するにある。 【構成】セラミック基板11に薄膜成膜法によりCu導
体膜層12を形成したセラミック回路基板16におい
て、前記セラミック基板11とCu導体膜層12の間に
Cu酸化物層13またはCu窒化物層を介装させたセラ
ミック回路基板16である。
し、高密度化、高集積化を図るとともに信頼性の高いセ
ラミック回路基板を提供するにある。 【構成】セラミック基板11に薄膜成膜法によりCu導
体膜層12を形成したセラミック回路基板16におい
て、前記セラミック基板11とCu導体膜層12の間に
Cu酸化物層13またはCu窒化物層を介装させたセラ
ミック回路基板16である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体素子実装用回路基
板として用いられるAlN回路基板等のセラミック回路
基板およびその製造方法に関する。
板として用いられるAlN回路基板等のセラミック回路
基板およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年半導体素子の高集積化、高密度化、
高速化に伴い、半導体素子の消費電力が増大している。
このため、半導体素子の高発熱化が問題となってきてい
る。
高速化に伴い、半導体素子の消費電力が増大している。
このため、半導体素子の高発熱化が問題となってきてい
る。
【0003】従来、LSIなどの半導体素子は、プラス
チックや金属、セラミックなどでパッケージされていた
が、半導体素子の発熱化に伴う半導体素子の劣化の問題
に充分対応できず、限界となってきている。
チックや金属、セラミックなどでパッケージされていた
が、半導体素子の発熱化に伴う半導体素子の劣化の問題
に充分対応できず、限界となってきている。
【0004】半導体素子の劣化の問題を解決する方法の
1つとして、半導体パッケージの基板に高熱伝導性のセ
ラミックを用いる方法が開発されている。中でも、熱伝
導率の大きなセラミックであるAlNを半導体素子実装
用回路基板として用いることが注目されている。AlN
回路基板は現在大電力パワーモジュール基板やスーパー
コンピュータ用パッケージとして実用化されている。
1つとして、半導体パッケージの基板に高熱伝導性のセ
ラミックを用いる方法が開発されている。中でも、熱伝
導率の大きなセラミックであるAlNを半導体素子実装
用回路基板として用いることが注目されている。AlN
回路基板は現在大電力パワーモジュール基板やスーパー
コンピュータ用パッケージとして実用化されている。
【0005】半導体素子実装用回路基板としてAlNを
用いる際には、AlN基板をメタライズする必要があ
る。セラミックのAlN基板をメタライズする方法とし
て、一般に厚膜印刷法と薄膜成膜法とが存在する。しか
し、厚膜印刷法は厚さが100μm以下の配線を形成す
ることが困難であるため、高密度な配線を行なうことが
できない。高密度な配線を行なう必要がある場合には1
00μm以下の配線が可能な薄膜成膜法が適している。
用いる際には、AlN基板をメタライズする必要があ
る。セラミックのAlN基板をメタライズする方法とし
て、一般に厚膜印刷法と薄膜成膜法とが存在する。しか
し、厚膜印刷法は厚さが100μm以下の配線を形成す
ることが困難であるため、高密度な配線を行なうことが
できない。高密度な配線を行なう必要がある場合には1
00μm以下の配線が可能な薄膜成膜法が適している。
【0006】従来、薄膜成膜法でメタライズされたAl
N基板の場合には、基板上に異種の金属薄膜を多層構造
に形成し、その後、フォトリソグラフィーを用いて回路
パターン(配線パターン)を形成する方法が用いられて
きた。
N基板の場合には、基板上に異種の金属薄膜を多層構造
に形成し、その後、フォトリソグラフィーを用いて回路
パターン(配線パターン)を形成する方法が用いられて
きた。
【0007】一例として研磨されたAlN基板上にスパ
ッタ法または蒸着法などの薄膜成膜法を用いてTi,C
r,Zrなどの薄膜を、セラミック基板と金属薄膜との
接合層として形成し、この薄膜上に拡散バリア層として
のNi,Ptなどの膜を中間層として積層する。積層さ
れた膜上に配線導体層としてAu,Cuなどを成膜して
多層膜構造に形成する。
ッタ法または蒸着法などの薄膜成膜法を用いてTi,C
r,Zrなどの薄膜を、セラミック基板と金属薄膜との
接合層として形成し、この薄膜上に拡散バリア層として
のNi,Ptなどの膜を中間層として積層する。積層さ
れた膜上に配線導体層としてAu,Cuなどを成膜して
多層膜構造に形成する。
【0008】AlN基板の多層膜上にレジスト塗布、露
光、現像、エッチングの一連のフォトリソグラフィープ
ロセスにより100μm以下の配線パターンを形成して
パッケージや回路基板などを得るようになっている。
光、現像、エッチングの一連のフォトリソグラフィープ
ロセスにより100μm以下の配線パターンを形成して
パッケージや回路基板などを得るようになっている。
【0009】図8は従来のAlN回路基板の一例を示す
もので、このAlN回路基板1はAlN基板2上に接合
層としてTi層3を、このTi層3上に拡散バリア層と
してNi層4を、Ni層4上に導体配線層としてAu層
5を施し、多層金属薄膜構造に構成したものである。
もので、このAlN回路基板1はAlN基板2上に接合
層としてTi層3を、このTi層3上に拡散バリア層と
してNi層4を、Ni層4上に導体配線層としてAu層
5を施し、多層金属薄膜構造に構成したものである。
【0010】この多層金属薄膜構造のAlN回路基板1
において、接合層として使用されるTi,Cr,Zrな
どは活性度が高く、セラミック基板であるAlN基板2
への密着性が良好であるが、熱処理後の電気抵抗率が大
きいため薄膜配線上にAuメッキをしなければならず、
配線材料には向かない性質がある。
において、接合層として使用されるTi,Cr,Zrな
どは活性度が高く、セラミック基板であるAlN基板2
への密着性が良好であるが、熱処理後の電気抵抗率が大
きいため薄膜配線上にAuメッキをしなければならず、
配線材料には向かない性質がある。
【0011】また、導体配線層5に使用されるAu,C
uなどは抵抗率が低く導体配線に適しているが、活性度
が低いためにAlN基板への接合性が悪い。
uなどは抵抗率が低く導体配線に適しているが、活性度
が低いためにAlN基板への接合性が悪い。
【0012】そこでAlN回路基板1では接合層3と導
体配線層5を重ね、その間に拡散バリア層4としてN
i,Ptなどを中間層を介在して多層金属薄膜構造を採
用している。拡散バリア層4は、接合層3および導体配
線層5の金属が相互に拡散し、接合層3と導体配線層5
の密着性の低下を防止し、かつ電気抵抗の増加を防止す
る役割を備えている。
体配線層5を重ね、その間に拡散バリア層4としてN
i,Ptなどを中間層を介在して多層金属薄膜構造を採
用している。拡散バリア層4は、接合層3および導体配
線層5の金属が相互に拡散し、接合層3と導体配線層5
の密着性の低下を防止し、かつ電気抵抗の増加を防止す
る役割を備えている。
【0013】従来は、このような多層金属薄膜構造をも
つAlN回路基板1を半導体実装用回路基板として用い
ていた。
つAlN回路基板1を半導体実装用回路基板として用い
ていた。
【0014】また、AlN基板2へのCuの導体配線層
5のメタライズは、多層金属薄膜による成膜方法以外で
も作製されている。例えば表面酸化したAlN基板上に
Cu厚板を載置し、1000℃以上の温度でCu酸化物
の液相を形成し、Cu厚板とAlN基板を接合するDB
C法(ダイレクトボンデングカッパ法)がある。このD
BC法は、Cu導体を単独で用いることができる利点が
あるが、Cu板厚が300μmと大きいため配線の微細
化に対応できず、Cu配線を高密度に形成することがで
きなかった。
5のメタライズは、多層金属薄膜による成膜方法以外で
も作製されている。例えば表面酸化したAlN基板上に
Cu厚板を載置し、1000℃以上の温度でCu酸化物
の液相を形成し、Cu厚板とAlN基板を接合するDB
C法(ダイレクトボンデングカッパ法)がある。このD
BC法は、Cu導体を単独で用いることができる利点が
あるが、Cu板厚が300μmと大きいため配線の微細
化に対応できず、Cu配線を高密度に形成することがで
きなかった。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】従来のAlN回路基板
1は、多層金属薄膜構造であり、AlN基板2上に接合
層3、拡散バリア層4、導体配線層5として異なった金
属の薄膜を形成しなければならなかった。そのため、ス
パッタリング、蒸着等の薄膜形成プロセスが多くなり、
また、配線パターン作成の際のエッチング工程も長いの
で、製造プロセスが長く、コスト高になっていた。
1は、多層金属薄膜構造であり、AlN基板2上に接合
層3、拡散バリア層4、導体配線層5として異なった金
属の薄膜を形成しなければならなかった。そのため、ス
パッタリング、蒸着等の薄膜形成プロセスが多くなり、
また、配線パターン作成の際のエッチング工程も長いの
で、製造プロセスが長く、コスト高になっていた。
【0016】また、多層金属薄膜構造のAlN回路基板
は、異種の金属薄膜を多層化しなければならないため
に、後工程での高温処理により、金属相互拡散が生じ、
密着性の低下や抵抗の増加などが生じ、回路基板として
の信頼性の低下の原因となっていた。
は、異種の金属薄膜を多層化しなければならないため
に、後工程での高温処理により、金属相互拡散が生じ、
密着性の低下や抵抗の増加などが生じ、回路基板として
の信頼性の低下の原因となっていた。
【0017】さらに、従来のCu配線基板は、厚膜印刷
やDBC法により作製されるために、100μm以下の
Cu配線を形成することが困難であった。また、AlN
基板にCu膜を直接形成する場合には、Cuの活性度が
低いため、AlN基板へのCuの密着不良が生じる恐れが
あった。
やDBC法により作製されるために、100μm以下の
Cu配線を形成することが困難であった。また、AlN
基板にCu膜を直接形成する場合には、Cuの活性度が
低いため、AlN基板へのCuの密着不良が生じる恐れが
あった。
【0018】本発明は、上述した事情を考慮してなされ
たもので、セラミック基板上に微細な薄膜パターンを形
成し、高密度化、高集積化を図るとともに信頼性の高い
セラミック回路基板およびその製造方法を提供すること
を目的とする。
たもので、セラミック基板上に微細な薄膜パターンを形
成し、高密度化、高集積化を図るとともに信頼性の高い
セラミック回路基板およびその製造方法を提供すること
を目的とする。
【0019】本発明の他の目的は、微細な薄膜パターン
を形成する薄膜法を用い、導体層と異なる金属の接合層
を必要としないメタライズを可能にし、短い製造プロセ
スでの製造が可能なセラミック回路基板およびその製造
方法を提供するにある。
を形成する薄膜法を用い、導体層と異なる金属の接合層
を必要としないメタライズを可能にし、短い製造プロセ
スでの製造が可能なセラミック回路基板およびその製造
方法を提供するにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明に係るセラミック
回路基板は、上述した課題を解決するために請求項1に
記載したようにセラミック基板に薄膜成膜法によりCu
導体膜層を形成したセラミック回路基板において、前記
セラミック基板とCu導体膜層の間にCu酸化物層また
はCu窒化物層を介在させたものである。
回路基板は、上述した課題を解決するために請求項1に
記載したようにセラミック基板に薄膜成膜法によりCu
導体膜層を形成したセラミック回路基板において、前記
セラミック基板とCu導体膜層の間にCu酸化物層また
はCu窒化物層を介在させたものである。
【0021】上述した課題を解決するために、本発明に
係るセラミック回路基板は、請求項1の記載内容に加え
て、請求項2に記載したようにCu酸化物層のCuと酸
素の比率あるいはCu窒化物層のCuと窒素の比率を層
内で連続的あるいはステップ状に変化させたものであ
る。
係るセラミック回路基板は、請求項1の記載内容に加え
て、請求項2に記載したようにCu酸化物層のCuと酸
素の比率あるいはCu窒化物層のCuと窒素の比率を層
内で連続的あるいはステップ状に変化させたものであ
る。
【0022】また、上述した課題を解決するために、セ
ラミック回路基板の製造方法では、セラミック基板上に
Cuターゲットを用いて不活性ガスおよびO2 またはN
2 ガス中で薄膜成膜法によりCu酸化物層またはCu窒
化物層を成膜し、このCu酸化物層またはCu窒化物層
上にCu導体膜層を形成し、このCu導体膜層に配線パ
ターンを形成する製造方法を用いることができる。
ラミック回路基板の製造方法では、セラミック基板上に
Cuターゲットを用いて不活性ガスおよびO2 またはN
2 ガス中で薄膜成膜法によりCu酸化物層またはCu窒
化物層を成膜し、このCu酸化物層またはCu窒化物層
上にCu導体膜層を形成し、このCu導体膜層に配線パ
ターンを形成する製造方法を用いることができる。
【0023】
【作用】本発明に係るセラミック回路基板は、請求項1
に記載したように構成し、セラミック基板とCu導体膜
層の間にCu酸化物層またはCu窒化物層を介在させる
ことにより、AlN基板等のセラミック基板とCu導体
膜層を接合するとき、中間にCu酸化物層あるいはCu
窒化物層が存在すると、Ti,Cr,Zr等の活性な接
合金属を用いなくても、Cu導電体層をセラミック基板
に接合させ、良好な密着性が得られ、接合層として異種
の活性金属を介在させることなく、メタライズすること
ができる。Cu導電体層は薄膜法を用いセラミック基板
上に100μm以下の微細な薄膜パターンを形成でき、
高密度化、高集積化が図れ、信頼性の高いセラミック回
路基板を提供できる。
に記載したように構成し、セラミック基板とCu導体膜
層の間にCu酸化物層またはCu窒化物層を介在させる
ことにより、AlN基板等のセラミック基板とCu導体
膜層を接合するとき、中間にCu酸化物層あるいはCu
窒化物層が存在すると、Ti,Cr,Zr等の活性な接
合金属を用いなくても、Cu導電体層をセラミック基板
に接合させ、良好な密着性が得られ、接合層として異種
の活性金属を介在させることなく、メタライズすること
ができる。Cu導電体層は薄膜法を用いセラミック基板
上に100μm以下の微細な薄膜パターンを形成でき、
高密度化、高集積化が図れ、信頼性の高いセラミック回
路基板を提供できる。
【0024】また、請求項2に記載したように、セラミ
ック回路基板に用いられるCu酸化物層あるいはCu窒
化物層は、Cuと酸素の比率あるいはCuと窒素の比率
を連続的あるいはステップ状に変化させることにより、
AlN基板等のセラミック基板とCu導体膜層の密着強
度をより一層向上させることができる。
ック回路基板に用いられるCu酸化物層あるいはCu窒
化物層は、Cuと酸素の比率あるいはCuと窒素の比率
を連続的あるいはステップ状に変化させることにより、
AlN基板等のセラミック基板とCu導体膜層の密着強
度をより一層向上させることができる。
【0025】さらに、セラミック回路基板の製造方法
は、通常のスパッタ法、蒸着法等の薄膜成膜法で高温に
晒すことなく、密着性の優れたCu導体膜層を、薄膜成
形でき、100μm以下の配線パターンを形成できるの
で、高密度化、高集積化が図れる。
は、通常のスパッタ法、蒸着法等の薄膜成膜法で高温に
晒すことなく、密着性の優れたCu導体膜層を、薄膜成
形でき、100μm以下の配線パターンを形成できるの
で、高密度化、高集積化が図れる。
【0026】
【実施例】以下、本発明に係るセラミック回路基板の一
実施例について説明する。
実施例について説明する。
【0027】図1は本発明のセラミック回路基板を備え
た半導体パッケージとしてのクワドフラットパッケージ
(Quad Flat Package ;以下、QFPという。)10を
示すものである。
た半導体パッケージとしてのクワドフラットパッケージ
(Quad Flat Package ;以下、QFPという。)10を
示すものである。
【0028】このQFP10はセラミック基板であるA
lN基板11上にCu導体膜層12を図2に示すように
Cu酸化物層であるCuxO膜層13を介して形成し、
このCu導体膜層12に配線パターンを施す。Cu導体
膜層12は拡散バリア層を形成するNi、Ptなどの薄
膜層14および活性度が低いAuの表面層15が必要に
応じて順次積層されてセラミック回路基板であるAlN
回路基板16が構成される。なお、符号17はAlN基
板11の酸化により形成されるAl2 O3 の薄膜層であ
る。
lN基板11上にCu導体膜層12を図2に示すように
Cu酸化物層であるCuxO膜層13を介して形成し、
このCu導体膜層12に配線パターンを施す。Cu導体
膜層12は拡散バリア層を形成するNi、Ptなどの薄
膜層14および活性度が低いAuの表面層15が必要に
応じて順次積層されてセラミック回路基板であるAlN
回路基板16が構成される。なお、符号17はAlN基
板11の酸化により形成されるAl2 O3 の薄膜層であ
る。
【0029】AlN回路基板16はセラミックキャップ
であるAlNキャップ18で被覆され、保護される。A
lN回路基板16はAg−Cu等からなるろう材19を
介してCu等の外部リード20が四方に接続され、QF
P10が得られる。
であるAlNキャップ18で被覆され、保護される。A
lN回路基板16はAg−Cu等からなるろう材19を
介してCu等の外部リード20が四方に接続され、QF
P10が得られる。
【0030】製造されたQFP10のAlN回路基板1
6を構成するAlN基板11と薄膜成膜の界面付近の元
素組成成分を示す分析図を図3に示す。
6を構成するAlN基板11と薄膜成膜の界面付近の元
素組成成分を示す分析図を図3に示す。
【0031】次に、QFP10の製造手順を説明する。
【0032】このQFP10を構成するセラミック回路
基板16はY2 O3 を焼結助剤として用いてAlN基板
11上に単層配線をCu薄膜で形成したものである。
基板16はY2 O3 を焼結助剤として用いてAlN基板
11上に単層配線をCu薄膜で形成したものである。
【0033】QFP10の製造に際しては、初めにAl
N基板11を用意し、このAlN基板11の反りをなく
す一方、薄膜配線のパターニングを容易にするために研
磨を行なう。AlN基板11の研磨は、Al2 O3 やS
iCなどの粉末を研磨剤として用いる。
N基板11を用意し、このAlN基板11の反りをなく
す一方、薄膜配線のパターニングを容易にするために研
磨を行なう。AlN基板11の研磨は、Al2 O3 やS
iCなどの粉末を研磨剤として用いる。
【0034】AlN基板11を研磨した後、AlN基板
11にスパッタリングを行なうため、AlN基板11を
中性洗剤や純水などの洗浄剤を用いて超音波洗浄する。
AlN基板11へのスパッタリングはRFスパッタを使
用し、ターゲットにCuを用い、不活性ガスであるAr
とO2 を使用ガスに用いる。
11にスパッタリングを行なうため、AlN基板11を
中性洗剤や純水などの洗浄剤を用いて超音波洗浄する。
AlN基板11へのスパッタリングはRFスパッタを使
用し、ターゲットにCuを用い、不活性ガスであるAr
とO2 を使用ガスに用いる。
【0035】AlN基板11上への薄膜成膜は、初めに
O2 とArの混合比が体積割合で90:10で5分間ス
パッタリングして成膜し、続いてO2 とArの混合比を
50:50で5分間スパッタ成膜し、最後に100%A
rで10分間のスパッタ成膜を行ない、AlN基板11
上にCu酸化物層13等の被膜形成を行なう。RFスパ
ッタのパワーは1kwで行なう。
O2 とArの混合比が体積割合で90:10で5分間ス
パッタリングして成膜し、続いてO2 とArの混合比を
50:50で5分間スパッタ成膜し、最後に100%A
rで10分間のスパッタ成膜を行ない、AlN基板11
上にCu酸化物層13等の被膜形成を行なう。RFスパ
ッタのパワーは1kwで行なう。
【0036】このRFスパッタによりAlN基板11上
に成膜される薄膜層の膜厚は下層のCu酸化物層13の
厚さが約100nm、上層のCu導体膜層12を構成す
るCu膜層厚が約1μmであり、層内は下層から上層に向
ってCuとO2 の比率が連続的あるいはステップ状に変
化する。
に成膜される薄膜層の膜厚は下層のCu酸化物層13の
厚さが約100nm、上層のCu導体膜層12を構成す
るCu膜層厚が約1μmであり、層内は下層から上層に向
ってCuとO2 の比率が連続的あるいはステップ状に変
化する。
【0037】Cu膜層に配線を形成するため、ポジ型レ
ジストを使用して配線パターンを約10μmの厚さに形
成し、Cuの電気メッキを行ない、Cu酸化物層13上
にCu導体膜層12を形成した。Cuメッキの厚さは約1
0μmである。AlN基板11上に形成される薄膜成膜
により形成される膜層12,13の厚さは約10μmで
ある。
ジストを使用して配線パターンを約10μmの厚さに形
成し、Cuの電気メッキを行ない、Cu酸化物層13上
にCu導体膜層12を形成した。Cuメッキの厚さは約1
0μmである。AlN基板11上に形成される薄膜成膜
により形成される膜層12,13の厚さは約10μmで
ある。
【0038】その後、ポジ型レジストをAlN基板11
から剥離し、配線パターン以外のCu導体膜層12とCu
酸化物層13を塩化第2鉄でエッチング処理し、AlN
回路基板16を構成した。配線パターンの配線幅は約4
0μmで、線間は約60μmであり、100μm以下の
Cu配線を容易に形成できる。
から剥離し、配線パターン以外のCu導体膜層12とCu
酸化物層13を塩化第2鉄でエッチング処理し、AlN
回路基板16を構成した。配線パターンの配線幅は約4
0μmで、線間は約60μmであり、100μm以下の
Cu配線を容易に形成できる。
【0039】AlN回路基板16への外部Cuリード2
0の接続は、Ag−Cuシート2mm幅を外部リード2
0とAlN回路基板16の間に挾んだ形でC治具に入れ
て例えば830℃で熱処理する。この熱処理により、A
g−Cuシートは溶解し、Cu製の外部リード20と配線
間を接続する。その際、1000℃以上に加熱する必要
がないので、Cu酸化物が液化することもない。酸化銅
層13の代りに窒化物層を用いる場合、Ag−Cuシー
トの代りにSn−Pbシートからなる外部リードを用い
ればよい。このとき、230℃程度と比較的低温の熱処
理でもよいので、窒化物の還元を防ぐことができる。
0の接続は、Ag−Cuシート2mm幅を外部リード2
0とAlN回路基板16の間に挾んだ形でC治具に入れ
て例えば830℃で熱処理する。この熱処理により、A
g−Cuシートは溶解し、Cu製の外部リード20と配線
間を接続する。その際、1000℃以上に加熱する必要
がないので、Cu酸化物が液化することもない。酸化銅
層13の代りに窒化物層を用いる場合、Ag−Cuシー
トの代りにSn−Pbシートからなる外部リードを用い
ればよい。このとき、230℃程度と比較的低温の熱処
理でもよいので、窒化物の還元を防ぐことができる。
【0040】第1実施例では、超音波洗浄されたAlN
基板11にRFスパッタを用いてスパッタリングした例
を示したが、この変形例として洗浄されたAlN基板1
1に通常の蒸着法による蒸着を行なって、薄膜成膜を行
なってもよい。
基板11にRFスパッタを用いてスパッタリングした例
を示したが、この変形例として洗浄されたAlN基板1
1に通常の蒸着法による蒸着を行なって、薄膜成膜を行
なってもよい。
【0041】この場合には、洗浄されたAlN基板11
に蒸着を行なう。AlN基板11へのスパッタリングに
Eガンを使用し、ターゲットにCuを用い、使用ガスに
不活性ガスであるArとO2 を用いた。
に蒸着を行なう。AlN基板11へのスパッタリングに
Eガンを使用し、ターゲットにCuを用い、使用ガスに
不活性ガスであるArとO2 を用いた。
【0042】AlN基板11へのCu酸化物層(Cux
O)層13の成膜は、初めにO2 とArの混合比が8
0:20で30秒間行ない、続けてO2 とArの混合比
を50:50で30秒間成膜し、最後に100%Arで
1分間成膜した。Eガンの入力は500Wである。
O)層13の成膜は、初めにO2 とArの混合比が8
0:20で30秒間行ない、続けてO2 とArの混合比
を50:50で30秒間成膜し、最後に100%Arで
1分間成膜した。Eガンの入力は500Wである。
【0043】この場合にも、AlN基板11上の下層に
成膜されるCu酸化物(CuxO)層13の厚さが約1
00nm、上層のCu導体膜層12を構成するCu膜層
の厚さが約1μmであり、Cu酸化物層13内は下層か
ら上層に向ってCuとO2 の比率が連続的あるいはステ
ップ状に変化する。
成膜されるCu酸化物(CuxO)層13の厚さが約1
00nm、上層のCu導体膜層12を構成するCu膜層
の厚さが約1μmであり、Cu酸化物層13内は下層か
ら上層に向ってCuとO2 の比率が連続的あるいはステ
ップ状に変化する。
【0044】Cu膜層上に配線を形成するためのCuの
電気メッキや配線パターンを形成する塩化第2鉄による
エッチング処理、外部リードの接続は、第1実施例と異
ならないので説明を省略する。この場合にも、配線パタ
ーンの配線幅は約40μmで、線間は約60μmのAl
N回路基板16が得られた。
電気メッキや配線パターンを形成する塩化第2鉄による
エッチング処理、外部リードの接続は、第1実施例と異
ならないので説明を省略する。この場合にも、配線パタ
ーンの配線幅は約40μmで、線間は約60μmのAl
N回路基板16が得られた。
【0045】図4および図5は本発明の第2実施例を示
すもので、セラミック回路基板を備えた半導体パッケー
ジ10Aを示すものである。
すもので、セラミック回路基板を備えた半導体パッケー
ジ10Aを示すものである。
【0046】この半導体パッケージ10Aは、セラミッ
ク基板であるAlN基板11上にCu導体膜層21をCu
酸化物層であるCu2 O層22を介して薄膜成膜し、こ
のCu導体膜層21に配線パターンを施してAlN回路基
板23をセラミック回路基板として構成する。Cu導体
膜層21上にはSnやSn−Pbからなるバンプ26を
介してチップコンデンサ24が所要部に載せられる。
ク基板であるAlN基板11上にCu導体膜層21をCu
酸化物層であるCu2 O層22を介して薄膜成膜し、こ
のCu導体膜層21に配線パターンを施してAlN回路基
板23をセラミック回路基板として構成する。Cu導体
膜層21上にはSnやSn−Pbからなるバンプ26を
介してチップコンデンサ24が所要部に載せられる。
【0047】AlN回路基板23はキャップ25で覆わ
れる一方、AlN回路基板23の配線にCu等からなる
外部リード20がろう材19を介して接続され、半導体
パッケージ10Aが構成される。ろう材19は例えばA
g−Cuシートで形成される。
れる一方、AlN回路基板23の配線にCu等からなる
外部リード20がろう材19を介して接続され、半導体
パッケージ10Aが構成される。ろう材19は例えばA
g−Cuシートで形成される。
【0048】次に、半導体パッケージ10Aを構成する
セラミック回路基板23の製造手順を説明する。
セラミック回路基板23の製造手順を説明する。
【0049】この半導体パッケージ10Aを構成するセ
ラミック回路基板23は、Y2 O3を焼結助剤として用
い、AlN基板11に単層配線をCu薄膜で形成したも
のである。
ラミック回路基板23は、Y2 O3を焼結助剤として用
い、AlN基板11に単層配線をCu薄膜で形成したも
のである。
【0050】セラミック回路基板23の製造には、セラ
ミック基板であるAlN基板11を用意してこのAlN
基板11の反りをなくす一方、薄膜配線のパターニング
を容易にするために、Al2 O3 やSiCなどの粉末を
用いて研磨を行なう。
ミック基板であるAlN基板11を用意してこのAlN
基板11の反りをなくす一方、薄膜配線のパターニング
を容易にするために、Al2 O3 やSiCなどの粉末を
用いて研磨を行なう。
【0051】AlN基板11を研磨した後、AlN基板
11にスパッタリングを行なうために、AlN基板11
を中性洗剤や純水などを用いて超音波洗浄する。AlN
基板11へのスパッタリングは、RFスパッタを使用し
てターゲットにCuを用い、使用ガスにO2 と不活性ガ
ス、例えばArを用いる。
11にスパッタリングを行なうために、AlN基板11
を中性洗剤や純水などを用いて超音波洗浄する。AlN
基板11へのスパッタリングは、RFスパッタを使用し
てターゲットにCuを用い、使用ガスにO2 と不活性ガ
ス、例えばArを用いる。
【0052】AlN基板11への薄膜成膜は、初めにO
2 とArの混合比が体積割合で90:10で5分間スパ
ッタリングして成膜し、続いてO2 とArの混合比を5
0:50で5分間薄膜成膜し、最後に100%Arで1
0分間のスパッタ成膜を行なう。RFスパッタのパワー
は1kwである。
2 とArの混合比が体積割合で90:10で5分間スパ
ッタリングして成膜し、続いてO2 とArの混合比を5
0:50で5分間薄膜成膜し、最後に100%Arで1
0分間のスパッタ成膜を行なう。RFスパッタのパワー
は1kwである。
【0053】AlN基板11へのスパッタリングにより
下層にCu酸化物層22が、上層にCu導体膜層21を
構成するCu膜層が形成される。下層のCu酸化物層2
2の膜厚は約100nm、上層のCu膜層は約1μmで
ある。
下層にCu酸化物層22が、上層にCu導体膜層21を
構成するCu膜層が形成される。下層のCu酸化物層2
2の膜厚は約100nm、上層のCu膜層は約1μmで
ある。
【0054】Cu膜層上に配線を形成するため、ポジ型
レジストを用いて配線パターンを約10μm厚に形成
し、Cuの電気メッキを行なった。Cuメッキの厚さは
約10μmである。
レジストを用いて配線パターンを約10μm厚に形成
し、Cuの電気メッキを行なった。Cuメッキの厚さは
約10μmである。
【0055】Cuメッキ後、ポジ型レジストを剥離し、
配線パターン以外のCu導体膜層21とCu酸化物層2
2を塩化第2鉄でエッチング処理してAlN回路基板2
3を構成した。この場合にも、AlN基板11上の薄膜
成膜により形成される膜厚は約10μm程度とすること
ができる。
配線パターン以外のCu導体膜層21とCu酸化物層2
2を塩化第2鉄でエッチング処理してAlN回路基板2
3を構成した。この場合にも、AlN基板11上の薄膜
成膜により形成される膜厚は約10μm程度とすること
ができる。
【0056】得られたAlN回路基板23の配線パター
ンの線幅は約40μmで、線間は約60μmであり、1
00μm以下のCu配線を容易に得ることができる。
ンの線幅は約40μmで、線間は約60μmであり、1
00μm以下のCu配線を容易に得ることができる。
【0057】この第2実施例の変形例として、AlN基
板11を超音波洗浄した後、AlN基板11表面に酸化
膜(Al2 O3 )を形成するため、AlN基板11を純
水中に浸漬させて約100℃に加熱する。これによりA
lN基板11表面に酸化膜を形成した状態で、AlN基
板11にRFスパッタを用いてスパッタリングを行なっ
てもよい。AlN基板11のスパッタリング以降の製造
工程は、第2実施例で示すものと異ならないので説明を
省略する。
板11を超音波洗浄した後、AlN基板11表面に酸化
膜(Al2 O3 )を形成するため、AlN基板11を純
水中に浸漬させて約100℃に加熱する。これによりA
lN基板11表面に酸化膜を形成した状態で、AlN基
板11にRFスパッタを用いてスパッタリングを行なっ
てもよい。AlN基板11のスパッタリング以降の製造
工程は、第2実施例で示すものと異ならないので説明を
省略する。
【0058】この変形例によっても、配線パターンの配
線幅が約40μmで、線間は約60μmのAlN回路基
板が得られた。
線幅が約40μmで、線間は約60μmのAlN回路基
板が得られた。
【0059】図6は本発明の第3実施例を示すもので、
セラミック回路基板を備えた半導体パッケージとしての
ピングリッドアレイパッケージ(Pin Grid Array Packa
ge:以下PGAという。)10Bを示すものである。
セラミック回路基板を備えた半導体パッケージとしての
ピングリッドアレイパッケージ(Pin Grid Array Packa
ge:以下PGAという。)10Bを示すものである。
【0060】このPGA10Bは、Y2 O3 を焼結助剤
としてセラミック基板であるAlN同時焼成基板30に
単層配線をCu薄膜で形成したものである。
としてセラミック基板であるAlN同時焼成基板30に
単層配線をCu薄膜で形成したものである。
【0061】図5に示すPGA10Bは、パッケージ下
面からリードピン31を取り出すLSIパッケージの一
種であり、セラミック基板であるAlN同時焼成基板3
0上にCu酸化物層22を介して配線パターンを形成し
たCu導体膜層21が積層されてAlN回路基板33が
セラミック回路基板として構成される。
面からリードピン31を取り出すLSIパッケージの一
種であり、セラミック基板であるAlN同時焼成基板3
0上にCu酸化物層22を介して配線パターンを形成し
たCu導体膜層21が積層されてAlN回路基板33が
セラミック回路基板として構成される。
【0062】AlN回路基板33はAg−Cuろう材3
4を介してキャップで一体に被覆されてPGA10Bが
構成され、このPGA10Bはパッケージ下面からリー
ドピン31が取り出される構成となっている。
4を介してキャップで一体に被覆されてPGA10Bが
構成され、このPGA10Bはパッケージ下面からリー
ドピン31が取り出される構成となっている。
【0063】次に、PGA10Bを構成するセラミック
回路基板33の製造手順を説明する。
回路基板33の製造手順を説明する。
【0064】このPGA10Bは、Y2 O3 を焼結助剤
として用い、セラミック基板であるAlN同時焼成基板
30に単層配線をCu薄膜で形成したものである。
として用い、セラミック基板であるAlN同時焼成基板
30に単層配線をCu薄膜で形成したものである。
【0065】このPGA10Bの製造に際して、初めに
AlN同時焼成基板30の反りをなくす一方、薄膜配線
のパターニングを容易にするために研磨を行なう。Al
N同時焼成基板30の研磨は、Al2 O3 やSiCなど
の粉末を研磨剤として用いる。
AlN同時焼成基板30の反りをなくす一方、薄膜配線
のパターニングを容易にするために研磨を行なう。Al
N同時焼成基板30の研磨は、Al2 O3 やSiCなど
の粉末を研磨剤として用いる。
【0066】AlN同時焼成基板30を研磨した後、A
lN同時焼成基板30にスパッタリングを行なうため、
基板を中性洗剤や純水などで超音波洗浄する。AlN同
時焼成基板30へのスパッタリングは、RFスパッタを
使用し、ターゲットにCuを用いて使用ガスにO2 と不
活性ガスであるArを用いて薄膜形成を行なう。
lN同時焼成基板30にスパッタリングを行なうため、
基板を中性洗剤や純水などで超音波洗浄する。AlN同
時焼成基板30へのスパッタリングは、RFスパッタを
使用し、ターゲットにCuを用いて使用ガスにO2 と不
活性ガスであるArを用いて薄膜形成を行なう。
【0067】AlN同時焼成基板30への薄膜成膜は、
初めにO2 とArの混合比が体積割合で90:10で5
分間スパッタリングして成膜し、続いてO2 とArの混
合比を50:50で5分間スパッタ成膜し、最後に10
0%Arで10分間のスパッタ成膜を行ない、AlN同
時焼成基板30上に薄膜成膜を行なう。RFスパッタの
パワーは1kwで行なう。
初めにO2 とArの混合比が体積割合で90:10で5
分間スパッタリングして成膜し、続いてO2 とArの混
合比を50:50で5分間スパッタ成膜し、最後に10
0%Arで10分間のスパッタ成膜を行ない、AlN同
時焼成基板30上に薄膜成膜を行なう。RFスパッタの
パワーは1kwで行なう。
【0068】このRFスパッタにより、AlN同時焼成
基板30上に下層のCu酸化物層22と上層にCu導体
膜層21で構成するCu膜層が薄膜成膜される。薄膜成
膜の膜厚は、下層のCu酸化物層22が約100nm
厚、上層のCu膜層が約1μm厚である。Cu膜層上に
配線を形成するため、ポジ型レジストを用いて配線パタ
ーンを約10μm厚形成してCuの電気メッキを行な
う。Cuメッキの厚さは、例えば約10μmである。
基板30上に下層のCu酸化物層22と上層にCu導体
膜層21で構成するCu膜層が薄膜成膜される。薄膜成
膜の膜厚は、下層のCu酸化物層22が約100nm
厚、上層のCu膜層が約1μm厚である。Cu膜層上に
配線を形成するため、ポジ型レジストを用いて配線パタ
ーンを約10μm厚形成してCuの電気メッキを行な
う。Cuメッキの厚さは、例えば約10μmである。
【0069】Cuメッキ後、AlN同時焼成基板30か
らポジ型レジストを剥離し、配線パターン以外のCu導
体膜層21とCu酸化物層22をエッチング処理液とし
て塩化第2鉄でエッチング処理し、AlN回路基板33
をセラミック回路基板として構成する。配線パターンの
配線幅が約40μm、線間が約60μmのAlN回路基
板33を得ることができた。
らポジ型レジストを剥離し、配線パターン以外のCu導
体膜層21とCu酸化物層22をエッチング処理液とし
て塩化第2鉄でエッチング処理し、AlN回路基板33
をセラミック回路基板として構成する。配線パターンの
配線幅が約40μm、線間が約60μmのAlN回路基
板33を得ることができた。
【0070】AlN回路基板33へのリードピン31は
コバール製で、棒端に皿がついたヘッド形状に構成され
る。リードピン31のヘッド36には、例えばAg−C
uのろう材34が付着され、リードピン31のヘッド3
5とAlN同時焼成基板30を合せる形で、C製治具に
納め、例えば830℃で熱処理を行なう。ろう材34は
熱処理により溶解して薄膜配線とリードピンの接合が行
なわれ、PGA10Bが作られる。
コバール製で、棒端に皿がついたヘッド形状に構成され
る。リードピン31のヘッド36には、例えばAg−C
uのろう材34が付着され、リードピン31のヘッド3
5とAlN同時焼成基板30を合せる形で、C製治具に
納め、例えば830℃で熱処理を行なう。ろう材34は
熱処理により溶解して薄膜配線とリードピンの接合が行
なわれ、PGA10Bが作られる。
【0071】なお、本発明によるセラミック回路基板の
各実施例では、セラミック基板であるAlN基板上に薄
膜成膜されるCu導体膜層の間にCu酸化物(Cux
O)層を一体に介装し、このCu酸化物層によりCu導
体膜層の密着性を高めた例を示したが、このCu酸化物
層に代えてCu窒化物層を一体に介在して接合層として
利用し、Cu導体膜層の密着性を改善してもよい。
各実施例では、セラミック基板であるAlN基板上に薄
膜成膜されるCu導体膜層の間にCu酸化物(Cux
O)層を一体に介装し、このCu酸化物層によりCu導
体膜層の密着性を高めた例を示したが、このCu酸化物
層に代えてCu窒化物層を一体に介在して接合層として
利用し、Cu導体膜層の密着性を改善してもよい。
【0072】いずれにしても、AlN基板とCu導体膜
層との間にCu酸化物(CuxO)層あるいはCu窒化
物層を一体に介装させることにより、接合層として活性
なZr、Ti等の異種金属を用いる必要がない。Cu窒化
物層の形成には使用ガスとしてN2 ガスとAr等の不活
性ガスが用いられる。
層との間にCu酸化物(CuxO)層あるいはCu窒化
物層を一体に介装させることにより、接合層として活性
なZr、Ti等の異種金属を用いる必要がない。Cu窒化
物層の形成には使用ガスとしてN2 ガスとAr等の不活
性ガスが用いられる。
【0073】
【発明の効果】以上に述べたように本発明に係るセラミ
ック回路基板は、請求項1に記載したように構成し、セ
ラミック基板とCu導体膜層の間にCu酸化物層または
Cu窒化物層を介装させることにより、AlN基板等の
セラミック基板とCu導体膜層を接合するとき、中間に
Cu酸化物層あるいはCu窒化物層が存在すると、T
i,Cr,Zr等の活性な接合金属を用いなくても、C
u導電体層をセラミック基板に接合させ、良好な密着性
が得られ、接合層として異種の活性金属を介在させるこ
となく、メタライズすることができる。Cu導電体層は
セラミック基板上に100μm以下の厚さの薄膜にて成
形できるので、微細な薄膜パターンを形成でき、高密度
化、高集積化が図れ、信頼性の高いセラミック回路基板
を提供できる。
ック回路基板は、請求項1に記載したように構成し、セ
ラミック基板とCu導体膜層の間にCu酸化物層または
Cu窒化物層を介装させることにより、AlN基板等の
セラミック基板とCu導体膜層を接合するとき、中間に
Cu酸化物層あるいはCu窒化物層が存在すると、T
i,Cr,Zr等の活性な接合金属を用いなくても、C
u導電体層をセラミック基板に接合させ、良好な密着性
が得られ、接合層として異種の活性金属を介在させるこ
となく、メタライズすることができる。Cu導電体層は
セラミック基板上に100μm以下の厚さの薄膜にて成
形できるので、微細な薄膜パターンを形成でき、高密度
化、高集積化が図れ、信頼性の高いセラミック回路基板
を提供できる。
【0074】また、請求項2に記載したように、セラミ
ック回路基板に用いられるCu酸化物層あるいはCu窒
化物層は、Cuと酸素の比率あるいはCuと窒素の比率
を連続的あるいはステップ状に変化させることにより、
AlN基板等のセラミック基板とCu導体膜層の密着強
度をより一層向上させることができる。
ック回路基板に用いられるCu酸化物層あるいはCu窒
化物層は、Cuと酸素の比率あるいはCuと窒素の比率
を連続的あるいはステップ状に変化させることにより、
AlN基板等のセラミック基板とCu導体膜層の密着強
度をより一層向上させることができる。
【0075】さらに、本発明に係るセラミック回路基板
の製造方法を、請求項3に記載したようにした場合に
は、通常のスパッタ法、蒸着法等の薄膜成膜法で高温に
晒すことなく、密着性の優れたCu導体膜層を、薄膜成
形でき、100μm以下の配線パターンを形成できるの
で、高密度化、高集積化が図れる。
の製造方法を、請求項3に記載したようにした場合に
は、通常のスパッタ法、蒸着法等の薄膜成膜法で高温に
晒すことなく、密着性の優れたCu導体膜層を、薄膜成
形でき、100μm以下の配線パターンを形成できるの
で、高密度化、高集積化が図れる。
【図1】本発明の第1実施例を示すもので、セラミック
回路基板を備えたQFPの一例を示す図。
回路基板を備えたQFPの一例を示す図。
【図2】図1のQFPを構成するセラミック回路基板の
A部の断面構造を示す図。
A部の断面構造を示す図。
【図3】セラミック回路基板のセラミック基板と薄膜成
膜部の界面付近の組成分析図。
膜部の界面付近の組成分析図。
【図4】本発明の第2実施例を示すもので、セラミック
回路基板を備えた半導体パッケージの一例を示す図。
回路基板を備えた半導体パッケージの一例を示す図。
【図5】図4の半導体パッケージを構成するセラミック
回路基板のB部の断面図。
回路基板のB部の断面図。
【図6】本発明の第3実施例を示すもので、セラミック
回路基板を備えたPGAの一例を示す図。
回路基板を備えたPGAの一例を示す図。
【図7】図6のPGAを構成するセラミック回路基板の
C部の断面図。
C部の断面図。
【図8】従来のセラミック回路基板を示す図。
10 QFP(Quad Flat Package ) 10A 半導体パッケージ 10B PGA(Pin Grid Array Package) 11 AlN基板(セラミック基板) 12,21 Cu導体膜層 13,22 Cu酸化物層 16,23,33 AlN回路基板(セラミック回路基
板) 18 AlNキャップ 20 リード 25 キャップ 31 リードピン 35 ヘッド
板) 18 AlNキャップ 20 リード 25 キャップ 31 リードピン 35 ヘッド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 安本 恭章 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝研究開発センター内 (72)発明者 岩瀬 暢男 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝研究開発センター内
Claims (2)
- 【請求項1】 セラミック基板に薄膜成膜法によりCu
導体膜層を形成したセラミック回路基板において、前記
セラミック基板とCu導体膜層の間にCu酸化物層また
はCu窒化物層を介装させたことを特徴とするセラミッ
ク回路基板。 - 【請求項2】 Cu酸化物層のCuと酸素の比率あるい
はCu窒化物層のCuと窒素の比率を層内で連続的あるい
はステップ状に変化させた請求項1に記載のセラミック
回路基板。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5239840A JPH0794631A (ja) | 1993-09-27 | 1993-09-27 | セラミック回路基板 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5239840A JPH0794631A (ja) | 1993-09-27 | 1993-09-27 | セラミック回路基板 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0794631A true JPH0794631A (ja) | 1995-04-07 |
Family
ID=17050652
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5239840A Pending JPH0794631A (ja) | 1993-09-27 | 1993-09-27 | セラミック回路基板 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0794631A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2017201686A (ja) * | 2016-04-28 | 2017-11-09 | 三ツ星ベルト株式会社 | メタライズ基板及びその製造方法 |
| JP2023539423A (ja) * | 2020-07-30 | 2023-09-14 | ロジャーズ ジャーマニー ゲーエムベーハー | 金属‐セラミック基板を製造するためのプロセスおよびそのような方法を用いて製造された金属‐セラミック基板 |
-
1993
- 1993-09-27 JP JP5239840A patent/JPH0794631A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| JP2025123391A (ja) * | 2020-07-30 | 2025-08-22 | ロジャーズ ジャーマニー ゲーエムベーハー | 金属‐セラミック基板を製造するためのプロセスおよびそのような方法を用いて製造された金属‐セラミック基板 |
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